<2009年9月5日>盤越国境の200名山「御神楽岳」


★新潟県の山

           .....新潟県の地図、御神楽岳(クリックすると拡大で見られます。).....
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新潟県は南北に長く広大であり、山形・福島・群馬・長野・富山の5県と隣接しています。県境には奥深い山々が数多く鎮座して山が豊富な県です。今回訪ねた「御神楽岳」は東蒲原郡(福島県境)に鎮座する200名山。先日登った雨飾山(糸魚川)も同じ新潟県ですが150㎞も離れています。


       .....御神楽岳の上空立体地図(今回、我々はラクチンな室谷コースから登った).....

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RWの同郷県内とはいえ、磐越国境あたりの山は殆ど未知の領域です。御神楽岳は昨年秋Fツアーで企画されたものの、天候悪化で延期となった経緯(あの時は手違いで集合予定の夜に、小生は待ちぼうけを食らってしまった因縁あり・・・笑)から今回は2年越しのリベンジ山行となりました。




★雨中の出発

9月4日(金)22時、参加者は赤羽駅に集合し夜行バスで出発。東北道で会津方面から新潟県の旧・津川町(現・東蒲原郡阿賀町)に入ります。眠っている間に室谷登山口に到着。(これがFツアーの素晴しさ!) 目覚めて出発準備を始めたら、突然の大雨!天気予報は悪くなかったのに・・。
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               ......登山開始時は激しい大雨、小降りになってから出発.....
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今回の室谷コースは平成9年に再整備された新道で、傾斜は終始穏やかで楽なルート。物足りなさを感じますが、もう一つの蝉ケ平コース(以前の主道)は長くて険しく、こちらの方は相当厳しいかも・・。


         .....「老木下の沢」の流れに沿って登る。ちょっとしたミニ滝も出現。.....
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   .....(左)高貴な紫・ミヤマトリカブト (中)山葡萄の真っ赤な蔓 (右)鮮やかなピンクのガクアジサイ....
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「老木下の沢」や「最後の水場」で一息を入れて、東西に延びる木立の尾根を越えていきます。
朝降っていた雨は完全に止み、少しずつ晴れ間が覗いてきた!今回も♪「いけそうな気がする~」




★頂上付近にて

        ......(左)御神木のような大樹 (右)御神楽岳の頂上。(入)の漢字の如し.....
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大森山を通過すると、蝉ケ平コース(長く険しいルート)と頂上との分岐点「雨乞峰」に到着。雨乞いなんかしてないっチューに・・!(晴れ乞いを念願) その願いが通じたのか、どんどん青空が開ける!

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  ......(左)「雨乞峰」で晴れてきた!(右)登頂したが展望は開けず、ブヨだらけ~。早く退散!....
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あと約10分!もう頂上は間近だ・・。ようやく待望の場所に立ってみたら落胆・・、そこは全く展望が利かずに、ブヨの大群が渦巻いている。コリャ、堪らん!登頂写真を撮った後は逃げるように下山~


 ......(左)峻険な岩峰が本来見えるはず (右)雲の合間から岩壁の一部が見えたがチョットだけ.....c0119160_10141556.jpg




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Fツアーの皆も頂上からそそくさ先程の分岐点「雨乞峰」へ逃れてホッと安堵!ビールで乾杯&昼食。
雲量はどんどん鎮まり、高気圧に覆われ始めて蝉ケ平コースから望めるはずの大岩峰の片鱗も垣間見えてきた!そして遠くには日本海の眺望も開けてきたぞ。前回・雨飾山に続いてのJapan・sea!


        ...... 沸き立つ芸術的な雲の小島群、遥かなる向こうの青は日本海.....
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★光り輝く瑞々しい下山路


頂上パノラマを楽しんで下山、ピストンで同じルートを戻ります。やはり太陽光が豊富だと沢の水や森林はどんどん眩しく輝くね~!雨上がり後だけに、木々の水摘が一層に反射しているためかな・・

             .....光りが溢れてくるとブナ林は一層Vividに輝きを増す。.....c0119160_10223337.jpgc0119160_1023189.jpgc0119160_10231449.jpg



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              ......下山路の水場、美味しい水に疲れが癒される。.....
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そして最後は定番の温泉。今回山自体はルートの面白みが少なかっただけにこれが最大の楽しみ。


         ......無事下山!御神楽温泉の露天風呂で心は豊かに~!.....
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     ......御神楽岳は上川村(新潟、旧・津川町の近く、西会津の県境付近)に鎮座する。.....
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★越後から会津国境の風景


            ......阿賀野川の上流付近の光景、奥深い山に清流がユッタリと.....
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バスから見た帰路光景は実に感動しました。山奥深い渓谷&水田風景、いい雰囲気があります。魚沼付近も好きですが、この辺りの光景は人が殆ど入らない場所だけに一段と風情が深い・・。


        ......(左)バス車窓から見る激流  (右)新潟・阿賀町の水田風景を見ながら往く.....
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            ......旧・津川町(現・阿賀町)の国道から見る磐越国境の山々.....
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車窓風景は平坦で広大な田園風景に変わってきた!バスはもう福島県に入っています。遥かには名峰「磐梯山」が見えるではないか!野口英世が生まれ育った会津の農村。磐梯山はこちらから見ると鋭角でなだらかな稜線ですが、裏に廻ると明治大噴火(1888)の爆裂火口に姿を変えます。


          ......福島県に入ると、緑に輝く西会津の稲田。遥かには名峰「磐梯山」.....
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越後から会津に国替えとなった上杉景勝・直江兼続もこの風景を見ながら会津若松に入ったはず。この道は義経・弁慶も北陸~平泉への逃避時に通過しており、歴史的には古からのメイン幹線ルート


                             リンク記事:天地人(景勝・兼続)のルーツを訪ねて

         .....会津に転封となった景勝・兼続(NHK「天地人:さらば越後」の場面より)....c0119160_1315494.jpg
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           ......(左)磐梯山の優美なシルエットが迫ってきた。 (左)会津の川風景.....c0119160_11234544.jpgc0119160_11273439.gif



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余程のことがなければ、このルートを通過することは殆どありません。今回の「御神楽岳」山行自体は楽チンコースを選んだので印象は薄かった(山のパノラマの方は、登った御神楽岳より磐梯山の方がよかった)けれど、風情と雰囲気がある会津国境の風景を見ることができ素晴しかったね~!


       .......再び、「御神楽岳」のスラブ岩壁、下越の谷川岳とも呼ばれる(ネット写真より).....
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今夏は雨に悩まされ、岳人は満足な山旅を味わえないことが多かったですが、9月に入ると安定的な秋晴れの日が続きました。さ~て次は秋の大型連休(シルバーウィーク)に向け北海道の山に挑戦!

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次回記事は、「日高山脈の遥かなる難関峰:ペテガリ岳」(前編)を紹介します。
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  by rollingwest | 2009-09-12 08:05 | Comments(27)

Commented by nature21-plus at 2009-10-02 08:44
おはようございます。
通りすがりのなまぐさです。
>下越も谷川岳とも呼ばれる
この意味がわからなのですけど…!?。
Commented by nature21-plus at 2009-10-02 08:51
しかし…!
涙がこぼれるほど、羨ましい山を歩かれます!!。(笑)
雨飾りは梶山親湯からですか…!?。
Commented by rollingwest at 2009-10-02 23:32
nature21-plus様、初めてお越しいただきましてありがとうございます。一番上のご質問、小生の誤植でございました。(下越も谷川岳→下越の谷川岳に修正)
この険しい岩峰が下越(新潟県の北部地域)における谷川岳(数々の遭難を生んだ魔の山)の如し・・という意味です。
これからもお越しください。次回は日高山脈の記事をお届けします。

Commented by trial05 at 2009-10-03 00:44
こんばんは~。
通りましたとも、この広大な新潟県内から、これも広大な会津の土地を!!
大阪から仙台は近いような(笑)気がしましたが、
新潟から会津までの山越えは長いこと長いこと!! (爆)
凄いなぁ~~、RW山男さんて!
Commented by rollingwest at 2009-10-03 06:17
トラさん、ご無沙汰してましたね~!
ETC導入の恩恵をフル活用されている日本人ベスト100には絶対入りそうなロングドライバー!新潟県の広さ・長さを一番よく知っているのは貴女かもしれません。
また関西バージョンの名SHOTを楽しみにしております。
Commented by 葛飾のオヤジ at 2009-10-03 08:09 x
山の上からの日本海写真・・・まるで空から見ているみたいで素敵でした!!

岩山を登っている時に「ブヨの大群」なんて来ちゃったら・・・・おぉ、怖っ!!

今回の記事では、
登っている時の昂揚と素敵な景色、そして下山した時の安堵感。。。

なんだか、その2つの気持ちを思い起こしました♪
Commented by rollingwest at 2009-10-03 10:16
葛飾オヤジ様、山の記事が続くとあきられるかもしれませんので、この週末にオヤジさんの縄張りを少しずつ荒らしにいこうと思っています。まずは周辺の濠から徐々に攻める形で、南千住~北千住~足立区辺りを・・(笑)
Commented by masaok15 at 2009-10-03 16:37
2度目の挑戦で200名山の御神楽岳に登頂されたとのこと。どうもオメデトウございます。朝の登山口では大雨だったようですが、ツアーバスで行ったような場合には判断が難しいですね。(余程のことでない限りは強行ということになるのでしょうが・・・)何はともあれ、天気が回復して何よりでした。
Commented by しむけん at 2009-10-03 17:05 x
ご無沙汰です。今年の夏は岳人の皆様にとってはまさしく試練の夏でしたね。小生のおふくろの故郷は、北蒲原郡でした。ちなみに、近くの三国山地から採って祖父が付けた名前は「みくに」です。今は市町村合併で無くなってしまったようで淋しいです。
意外と御神楽岳というのは距離的には会津・喜多方に近いんですね。驚きました。
Commented by わかこ at 2009-10-03 18:54 x
「わしは、こんなとこに 居とうなかった。」とそぼふる雨のバス停に、佇むRW一人・・・・・
しみじみ・・・・・・もう一年経つのだねぇ。( ̄∀ ̄)
Commented by shingo at 2009-10-03 23:58 x
久々のねこわか様との連記ですね。恐れ多いことです・・・。
山の記事はどんなに多くても、それぞれの感慨と爽快感があり、決して飽きるものではございませんぞ。
いつも、イメージのなかで追体験させてもろうております。
Commented by rollingwest at 2009-10-04 06:49
マサオ様、雨飾山も雨乞峰も名前に反して晴れてくれてよかったです。やはり山の写真はおてんとう様の光りがないと全く映えませんね。そろそろヒマラヤですね。準備は万端でしょうか?
Commented by rollingwest at 2009-10-04 06:55
しむけん様、大変大変ご無沙汰でしたが、お仕事の方はケリがつきましたか?お忙しい中でのご来訪ありがとうございました。(嬉!)
しむかんさんも新潟にルーツがあると聞いておりましたが、お母様が越後・会津国境出身だったんですね。おじいちゃんも山が好きだったのか・・。
Commented by rollingwest at 2009-10-04 06:58
猫わか様、本当につまらんエピソードをよう覚えているね。(確か旦那様がマンガにしてくれていたような記憶がある)
>そぼふる雨のバス停・・ ← これは脚色の世界ですな。
俺は、被害者ですからね・・!(笑)
Commented by rollingwest at 2009-10-04 07:01
H井様、イメージの追体験が朗読劇に生かされたら光栄ですね。
11月公演の練習に余念がないと思いますが、頑張ってください!
Commented by 神楽坂 at 2009-10-04 09:56 x
「わしは、こんなところで飯など食いとうはなかった」と一人さびしく、大きなザックを背負い、電車のなかで、泣きながら、お握りを食べる姿が異様で、職務質問されてから、もう一年たつのかのう。
ソニーのK瀬がビートルズのリマスター盤は素人が聞いても違いがわかるほど、音がいいと力説しておったぞ。そうそう、ルーシー・イン・ザ・スカイ~のモデルになった、ルーシーさんが亡くなったねえ…
Commented by rollingwest at 2009-10-04 19:29
御神楽岳様、あっもとい神楽坂様。一条・吉永さゆりの偽名でご登場以来のご無沙汰ですな。
猫わか・神楽坂のタイアッップした逸話の捏造は、他人に誤解を与えますので自粛を~・・。
「wasi  wa  konnatokorode  iiwake nado  wa  sitouwa  nakatta!」
ビートルズリマスター盤どうしようかなあ・・。レンタルCDになるまで待つかなあ・・(迷)
Commented by Soul Mate at 2009-10-04 21:02 x
雨の中お疲れさんでした。天気に左右されるスポーツ(苦行?)は大変じゃなあ。電車の中で泣きながら握り飯食べとるRW想像するとちと怖いのう。なんか嫌なことでもあったん?
Commented by rollingwest at 2009-10-04 21:09
聖二殿、ありがたいお言葉じゃが、神楽坂様の捏造シナリオを事実の如く真に受けてコメント返さんでもエエからな・・。
Commented by shingo at 2009-10-04 21:19 x
RWさんの十五夜の月の写真、さすがじゃあ~!わしの携帯写真とはものが違うでのう。
Commented by TARA at 2009-10-05 00:30 x
また何かやらかしていたの?それにしても、どんなに真面目に行動しようとしてもすぐにギャグになってしまうローりンの中身って何?
まことに珍しくも貴重な存在でありますね。
Commented by rollingwest at 2009-10-05 05:52
H井殿、あの日の月は本当にきれいだったな。いろいろな人が見上げていたようじゃ。
Commented by rollingwest at 2009-10-05 05:57
TARA様、「貴女ほどに珍重・貴重な存在はいない」と言うのが衆目一致した意見でございます。私などは、とtrもとても・・
Commented by akiotakahashi at 2009-10-05 05:58
山頂では天気に恵まれて何よりでした。矢張り山は景色眺望と温泉が一番ですね。
RWさんの故郷は北から南まで長い自然に恵まれた、また人材豊かな国だと改めて思いました。
Commented by rollingwest at 2009-10-05 12:26
アキタカ様、御礼申し上げます。
Commented by matsu at 2009-10-05 17:07 x
この山は、2年前の9月に、RWさんらと同じコースで登りましたが、土曜日の夜、新津のビジネスホテルに泊まって、翌朝朝一番の列車で津川まで行き、そこから前夜予約していたタクシーで登山口まで行くという大変面倒なアクセスを余儀なくされました。今では、ほとんどの人が楽な室谷コース往復で登るようですが、このコースが整備される数年前までは、登山者は戸隠山の蟻の戸渡りのような厳しい岩稜コースが延々と続く蝉ケ平コース(往復8時間)を行くしかなかったようです。山頂から長い岩場のコース(蝉ケ平コース)を眺めただけで、大変な難コースであることが推察されます。先のペテガリ岳といい、この山といい、山の登頂の難易度は標高ではないなと痛感させられます。
Commented by rollingwest at 2009-10-17 09:04
マツ殿、日高の山を登ったあとだけに、登頂難易度は標高ではな区アプローチ・プロセスの困難さだということがよくわかりました。

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