キングクリムゾン 「21世紀の精神異常者」

★(040):キングクリムゾン 「21世紀の精神異常者」  (1969年)  (2012.7.10公開)


c0119160_613397.jpgビートルズ解散前のLAST金字塔「アビーロード」をNO1の座から蹴落とし、ビートルズ時代を終焉させたといわれる2枚のアルバムがあります。「クリムゾンキングの宮殿」&「レッドツェッペリンⅡ」まさにハードロック&プログレの夜明け、1969年の象徴的な主役交代の節目となりました。 無名の新人バンド「キング・クリムゾン」の1stアルバム(鼻の穴を広げた驚愕の顔の絵が描かれた印象的なジャケット)はまさに狂気と混乱に満ちたロック史上最高の衝撃的な登場でした。オープニング曲「21世紀の精神異常者」(21st Century Schizoid Man)は極度に歪んだメタリックギター、複雑な超絶ドラミング、電子音効果で処理されたスクリーミングヴォイス、まさにプログレシッブロックの萌芽期を代表する強烈かつ完璧な作品と言えましょう。この映像は1969年クリムゾンがデビューしたての頃、ローリングストーンズの前座としてロンドンのハイドパークに出演した貴重なる映像です。電子音にかぶされたグレッグレイク(のちにEL&P・エイジアで活躍、この映像は若々しいネ~!)の荒々しいボーカル、イアンマクドナルドの激烈サックス、細かく切れ込み畳掛けるマイケルジャイルズのドラム、クリムゾンの連綿たるリーダーとなったロバートフィリップのハードプレイギター、曲作詞を担ったのはピートシンフィールド。JAZZ・クラシックとの融合を目指した新鋭グループは斬新なチャレンジ精神を前面に押し出しながらも、ベトナム戦争への反骨姿勢・反体制の熱気も十分に感じられます。クリムゾンはその後ロバートフィリップを中心にしてメンバー変遷と音楽性の変化を積み重ねていきますが、やはりこの衝撃的なデビューアルバムはロック史の金字塔として永遠に語り続けられていくことでしょう。そして名盤は「墓標:エピタフ」「ムーンチャイルド」を経て、最後はアルバムとグ゙ループ名を冠した曲「クリムゾンキング゙の宮殿」で壮大な展開と余韻を織りなしながら激しい曲調の中で幕を閉じていきます。

  by rollingwest | 2002-11-01 00:16 | 洋楽(ロック・POPS)

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