ビートルズ 「リボルバー」発売50周年特集

★(149)ビートルズ 「フォー・ノーワン」 (1966年) (2016.6.23公開)

(名盤「リボルバー」発売50周年・記念特集)


c0119160_19131864.jpg今年夏は「ビートルズ来日・武道館公演50周年」(6月29日~7月3日)を迎え、さらに秋はライヴ映像映画『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK - The Touring Years』が公開予定。リンゴスターも来日公演もあり今から楽しみですね~。またもビートルズのミニブームが再燃し盛り上ってきそうな気がしています。半世紀前の日本中が大フィーバーした様子は、2016年元旦に公開した「ビートルズ来日・私設資料館訪問」記事で再度振り返って見て下さい。ちょうど50年前・1966年は彼らにとって音楽性や活動内容を大転換させた画期的な年でもありました。日本公演の2ケ月後に彼らは「今後公演活動を一切中止する」と宣言、以後はスタジオミュージシャンとしての音楽活動に徹していきました。遊び心で録音テープを逆回転させ重層的な曲編集、インド音楽を取り入れた幻想的な世界への挑戦、スタジオに籠って新・音楽境地を開いていく活動スタイルはその後ロック界全体に広く深く影響を与えていく契機となったのです。その変化を象徴する歴史的な名盤が【リボルバー】・・、今年8月で発売50周年を迎えるのでこのアルバムから数々の名曲をお届けしたいと思います。冒頭曲「フォーノーワン」はポールが淡々と歌い上げ美しいホルンの響きがコラボする癒しの名曲・・、RWお薦めのお宝ナンバーを今回記事のTOPとして選択いたしました。名盤「リボルバー」の第1曲目はジョージがリードボーカルを取ったアップテンポ曲(英国の税金制度を諷刺)「タックスマン」でした。デビュー以来、一番目立たなかったジョージがアルバム冒頭を飾り3曲がフューチャーしているとは・・、彼が徐々に実力を積み上げ前面に出て来た時期だったのかとあらためて再認識されます。当時のジョージはインド音楽魅力に傾倒しており「ラブ・ユー・トゥ」はその真骨頂、シタール楽器の音色・魔法の打楽器タブラ・シンプルなコード進行などビートルズの他メンバーも独特な世界に触れ大きな衝撃を受けていたのです。次に紹介する曲は、ひょうきんなアニメ演出で遊び心で重層録音編集を楽しんでいる「アイム・オンリー・スリーピング」、気だるさを醸し出す味わい深いさには彼らの余裕が感じられます。実験的・先進性の曲が多い名盤の中には、従来路線の美しいバラード曲も随所に健在!ポールの声で織りなす歴史的な名曲「エリナーリグビー」「ヒア・ゼア・アンド・エヴリウエア」等でバランスを取っており、このアルバムの魅力をより一層際立たせていると思います。ヒアゼアのユーチューブを見ると、ポールが婚約発表(1967年)したものの翌年婚約破棄されてしまったジェーン・アッシャー(4年越しの恋人)と仲良く写っているではないか!ポールの結婚生活は本当に波乱に満ちているなア・・。ジェーンとの破局後は、リンダ・イーストマンと1969年結婚しウイングスで仲良く黄金時代を築きましたが、リンダが乳ガンに侵され1998年に逝去。その後、若いモデルと結婚と離婚を繰り返し、最近では50億円慰謝料など武勇伝を繰り返すポールのお元気さには頭が下がります。さて次は有名曲の一つ「イエローサブマリン」の登場です!リンゴがほのぼの調で歌う日本でも馴染み深い曲は、のちに同名でアニメ映画化されたサウンドトラックでも大ヒット。おとぼけ雰囲気が相変わらずいいですね~!そして最後に紹介する曲は当然「トモロウ・ネバー・ノウズ」、テープ式のループ(繰返し音)が鳴り、ミニマルなドラムやベース・ギター、カモメの声が絡み合う曲はやがてLSDの世界に誘うような宇宙的展開、この曲こそ画期的な名盤「リボルバー」(ジャズ゙・クラシック・インド音楽への接近、LSD麻薬体験での幻想的なエレクトロ技術の曲が続々登場)の象徴的な曲といえましょう。この名盤から、ロック史の最高名盤と称賛される「サージェント・ペッパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド」へと受け継がれていくのです。

(追伸):皆様から多くのコメントを頂戴し誠にありがとうございます。今回、皆様からこの曲は是非掲載してほしかったという強いリクエストが寄せられた2つの名曲「and yourbirds can sing」「got to get you into my life」を追加させて頂きます。このような嬉しい反応を頂くと記事の書き甲斐があるなあと相互の切磋琢磨ができる感謝の気持で一杯でございます。

  by rollingwest | 2002-11-01 00:21 | 洋楽(ロック・POPS)

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