カテゴリ:故郷の風景( 14 )

 

<2016年5月>日本遺産「信濃川火焔街道」(中編):北越雪譜の山里(津南・塩沢)

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                 日本遺産「信濃川火焔街道」(前編):新潟・三条・十日町の記事から続く 




★新潟県初の「日本遺産」指定、信濃川沿いの発展文化を巡る旅 (続き)


文化庁が昨年から「日本遺産」(世界遺産の日本版)を各地観光振興の一環で指定していますが今年4月新潟県でも「信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」が初登録され、5月故郷帰省の折に巡りました。わが故郷・新潟県には縄文遺跡が沢山存在するのです。今回は南魚沼編の紹介


   ......今年4月「日本遺産」(新潟県初)に認定、「信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化」.....
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                            2016年4月に新たに「日本遺産」指定された案件
                            2015年4月(第1回目)に「日本遺産」指定された案件
  
      .....長野県境に近い南魚沼エリア「津南町」にも縄文遺跡跡が多く存在する.....
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5月に「お袋傘寿祝い家族旅行」(魚沼・奥只見)を企画しましたが、柏崎帰省の途中(関越自動車道・湯沢ICで下り)、津南町(縄文文化の魅力)と塩沢宿(雪国文化の魅力)を訪問してみました。

               <2016年5月>お袋傘寿祝い家族旅行(魚沼・奥只見)の記事はコチラから


   .....(左)津南段丘(信濃川沿いに形成)の風景 (右)湯沢ICから道の駅・南魚沼へ....
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魚沼の田園風景はいつも心が癒されます。当時は田んぼに水は張られてはいませんでしたが土は耕され田植えの準備の時期。全国の美味しいお米・2016年度ランキングで「特A」に輝いたのは各県優秀46銘柄でしたが4割以上がコシヒカリ、その中で最も人気があるのが越後・魚沼産です。


    .....日本一旨いお米のブランドを誇る「魚沼産こしひかり」の水田、田植え前の準備.....
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魚沼産コシヒカリの中でも最高級の美味しさと評価が高いお米の産地(津南・塩沢)の風景を走り抜けて信濃川の河岸段丘へと上がっていきます。縄文文化の魅力を発信する「津南なじょもん」へ!




★「津南なじょもん」で縄文アートを満喫


「なじょもん」の名前は町民の応募により選ばれ、当地の方言で「なじょも(是非)来てくんねエかい」と「縄文」とを組合せた造語らしい。季節ごとの楽しい企画展示や体験実習、「縄文」「農業・食」「民俗」「自然」「クラフトアート」等をテーマにした催事が定期的に開催される新しい形態の博物館です。


     .....(左)「津南なじょもん」の入口 (右)縄文土器の数々が陳列されている.....
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    .....「津南なじょもん」は縄文芸術展や野外展示アートがありユニークな郷土PR展示館.....
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津南町の主な産業である「農業」と津南町の重要な文化遺産である「縄文時代」をキーワードとして歴史的自然環境を守り後世に伝えていくコンセプトが明確な展示姿勢です。凡庸な常設展示はなく、縄文土器や土偶の現代芸術など様々なテーマに合わせた個性的な企画展示が常に催されます。


  ....縄文スパイラル・ノヴァ(村上原野展)、縄文土器や土偶を模した現代芸術品が沢山展示.....
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津南の人々は昔から自然と向き合い上手に利用し共生してきました。当館は、消えつつある「自然と人との繋がり」に焦点を当て、自然素材のクラフト・わら細工伝統工芸実習など色々な体験実習ができます。8月は秋篠宮ご夫妻と悠仁様が夏休みの親子旅行で当館訪問ニュースもありました。


   .....8月3日、秋篠宮夫妻と悠仁様が来訪、縄文文化や体験実習で夏休みを楽しむ.....
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悠仁様は縄文土器の中を覗き込んだり持ち上げたりと可愛い姿が報道されており実に微笑ましい。我々が庭に出てみると個性的な縄文テイストのウッドアートが沢山展示されていました。コリャ、面白い~!


   .....芝生広場には縄文イメージ造詣クラフトが展示されている!実に手が込んでいるネ~....
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さらに芝生を進んでいくと何とマンモスが待っている!「何故ここに?」と思ったら、この近くに穴藤という川原から古型マンモスの左顎臼歯化石の出土したことに由来。本当に生きているみたい!


     .....オオッ、マンモス君発見!我々が近寄ると嬉しそうに反応!(・・と思えた)......
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古型マンモスは日本には120万年前頃、中国大陸から渡ってきたと考えられ70万年前まで生息していたとのこと。115万年前の榛名山大噴火で火山灰に埋まったらしい。これも古代ロマンだネ~!


     .....火山灰層からマンモスの左顎臼歯化石が出土した穴藤川原が近くにある.....
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   .....正面から脇からパチリパチリ、おすまし姿でポーズを取る可愛いマンモス・ラッピー君.....
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なじょもん館の反対側に縄文遺跡定番の茅葺き住居跡があります。しかし一般パターンと違うのは途中にお洒落な縄文アートモニュメントが点在。芸術への拘りが感じられ実に面白いテーマ遺跡でした。


   .....今度は縄文住居ゾーンを廻る。豪雪過疎の山村も昔は人口密集地区だったんだ!.....
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        .....最後は野外の縄文芸術も楽しんで.「津南なじょもん」に別れを告げる....
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お洒落な縄文文化を満喫した後、再び関越道方面(六日町・塩沢)へ戻り三国街道・塩沢宿を訪問しました。ここは世界有数の豪雪地帯で生き抜く人々の物語・雪国文化を知ることができます。





★江戸時代の名著「北越雪譜」(鈴木牧之bokushi)、奥深き雪国・秘境風景

     .....縄文文化の次は、雪国文化の視点から越後・南魚沼の魅力を辿ってみよう.....
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「塩沢宿」は三国街道(群馬高崎~新潟寺泊)の途上にある宿場町。「雪国の歴史と文化を活かす街創り」というコンセプトの美しき風情ある「牧之通り」は「北越雪譜」著者「鈴木牧之」(江戸期文人)が生涯を過ごした地の由来命名・・。雁木・切妻屋根が続く雪国宿場町が再現されており素晴しい!


    ....江戸時代に雪国の暮らしを紹介した「鈴木牧之」の冠名街並が魅力的な「塩沢宿」.....
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塩沢町で生まれ育った江戸期文人・鈴木牧之の記念館を訪問。40年の歳月を費やし出版され、江戸時代のベストセラーとなった「北越雪譜」は、雪国の暮らしを最初に紹介した文献として国内外で高く評価されます。初版本や牧之の遺墨・遺品を展示し、雪国越後の生活を紹介していました。


    .....江戸時代の名著「北越雪譜」は全国的ベストセラー!「鈴木牧之記念館」を覗いて見よう.....
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鈴木牧之は当時の有名文人・十返舎一九(弥次・喜多の東海道中膝栗毛の作者)と交友があり、薦められて書いたのが「秋山記行」(豪雪地の奥深い秘境「秋山郷」への旅行記)。「秋山郷」は平家の落人伝説でも有名。源頼朝に敗れた平氏一族が逃れて遥かこの奥地に隠れ住んだと云う・・


     .....鈴木牧之の「秋山紀行」も有名、奥地秘境「秋山郷」(平家落人の里)の旅日記.....
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    .....(左)豪雪地帯に暮らす人々の雪国文化や生活の知恵などが沢山紹介されている.....
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日本200名山「鳥甲山」と「佐武流山」に登った時の前泊地や下山後の温泉休憩で、RWは「秋山郷」を過去3回訪れています。2名峰は豪雪に浸食されたワイルドな姿で堂々と鎮座していました。


   .....「秋山郷」は過去3回訪問、名峰「鳥甲山」に登り「小赤沢温泉」で疲れを癒す(2005).....
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      .....2010年に「佐武流山」を登山した時も「秋山郷」(長野県栄村は隣接)に宿泊.....
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「佐武流山」登山の前泊宿「ヒュッテひだまり」は料理も美味しく気さくなオーナー夫妻も好印象で実にいい宿でした。「2006年の豪雪は大変でしたね」と聞いたら意外な答えが・・.!.「イヤ~あの時ヤ~、全国注目でマスコミが取材にドンドン来て村は活気づいたヨ」「秋山郷は雪が降らんと駄目なんだヨ。」


    .....(左)宿泊した「ヒュッテひだまり」 (右)気さくなオーナー夫妻が豪雪地区の暮しぶりを語る.....
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「除雪仕事は地元の大事な現金収入さ」「村の年寄りは長寿で元気、80後半の人も常に働いてるから皆ピンピンだ」「豪雪で不便だが、地縁・血縁が深いから犯罪もなく警察もいらん!皆お互いを心配し合い助けながら楽しく生きているよ。」、・・オソレイリマシタ~。ご夫婦のコメントが再び蘇りました。

                  <2010年10月>上信越国境の名峰「佐武流山」の記事はコチラから 


   .....2006年大豪雪、新潟津南村・長野県栄村は4m豪雪に埋まり交通遮断で陸の孤島に.....
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我々が楽しく語らった秋の翌年早春3月12日(東日本大震災の翌日)に秋山郷と長野県栄村に震度6強の大地震(2百棟が全半壊)が襲いました。報道の中心は東北の地震被害と原発事故ばかりで豪雪地の地震被害は全く注目されませんでした。あのご夫妻は大丈夫だったのだろうか?


 .....東日本大震災の翌日(2011.3.12)、栄村・秋山郷に大地震(マスコミは殆ど取り上げなかった).....
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この数年で豪雪・大地震が続き本当に災難でしたが、豪雪地に生まれ育った人達は実に辛抱強い!こんなことに負けていられるかと皆と力を合わせながら元気に頑張っていると信じています。


    .....子供達は明るく元気に過ごしているでしょう!ヒュッテひだまりの猫はノーテンキに・・(笑)....
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★雪国の新潟県・魚沼エリア・・、魅力溢れる見所多し


南魚沼市には上越新幹線浦佐駅(幹線駅で最も利用者が少ない)の駅前にはわが故郷柏崎市が生んだ不世出の英雄「田中角栄」の銅像があります。左手をポケットに入れ右手を「よっ」と上げた独特ポーズで越後三山を見上げている。地元利益誘導型の金権政治家と非難されながらも当地では神様的存在。銅像上には雪が被らぬようルーフも設置され地元民からの尊敬の高さが窺えます。


  .....(左)上越新幹線・浦佐駅前に立つ田中角栄像 (右)雪国の未来を訴える角栄・辻説法.....
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                  「田中角栄記念館」(ふるさと「柏崎」の魅力再発見)の記事はコチラから 

越後魚沼の観光は比較的地味なイメージがありますが隠れた穴場スポットが沢山あります。先に紹介した奥只見湖、その他にも上杉景勝・直江兼続が幼き日を過した「雲洞庵」、越後のミケラッジェロと絶賛された石川雲蝶「道元禅師猛虎調伏図」の西福寺開山堂、浦佐毘沙門堂等が必見SOPTです!


  .....魚沼は上杉景勝・直江兼続の故郷 (左)兼続公伝世館 (右)修行に励んだ「雲洞庵」.....
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                  <2009年1月>「天地人」(上杉景勝・直江兼続)ルーツの記事はコチラから 

   .....(左)石川雲蝶「道元禅師猛虎調伏の図」 (中)坂戸城跡 (下)越後浦佐毘沙門堂.....
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                  <2011年GW>石川雲蝶の大傑作(越後路旅行)の記事はコチラから 


雪国で暮すことは本当に大変なこと。新潟県に生まれ高校生までの雪体験はあるものの、その後は太平洋側の生活に慣れてしまったRW・・、たまに帰省する立場での言葉は軽々しくて申し訳なし・・。雪を克服し積み重ねて来たご先祖様のお陰で今の我々の暮しがあるものと感謝致します。


     .....魚沼の田園風景を行く・・。雪国越後の春風景は何度観ても心が癒されるネ~.....
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                                                        おわり

  by rollingwest | 2016-10-01 22:11 | 故郷の風景 | Comments(108)

<2016年5月>故郷名峰登山(八石山)&お袋傘寿祝い家族旅行(魚沼・奥只見)

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★3つの名峰に囲まれた故郷柏崎の風景を再認識


今年5月は柏崎に2回帰省し、故郷新潟県の山の魅力をタップリと味わいました。また最近10年間で登った越後(魚沼・尾瀬)の秘境名峰に登山した思い出も噛みしめ直してレビューができました。新潟県は海・山の大自然に恵まれた県ですが今回は山の魅力に焦点を絞ったレポート記事をお届けします。

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RWの故郷・柏崎の魅力は海のイメージが強いですが、実は3つの低山名峰に囲まれており山でも掘出しのお宝名所があります。一番有名な名峰は三階節で有名な「米山」(993m)、次に貫録風貌の鎮座「刈羽黒姫山」(891m)、3つ目はRWの未踏峰で丸みを帯びた双コブ山「八石山」(518m)


 .....(左)名峰「米山」(右)「刈羽黒姫山」(下)「八石山」(hachikokusan)3名峰に囲まれる柏崎....
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                          <2010GW>米山登山(35年ぶり)の記事はコチラから

柏崎で一人暮しのお袋(今年80歳、元気で助かります)には最近何度も顔を見に行くようにしており今年もGWに帰省しました。今回こそ登頂未体験だった八石山を登ってみようと思い立ち、早速調べてみると実家から登山口までは車で30分、登りは山頂まで1時間半、何とお手軽ではないか!


   .....(左)八石山登山ルート (右)柏崎市と小国町(長岡市)の境に聳える癒しの名低山....
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八石山は500m程の連峰を総称する山で全貌はお釈迦様が伏せている姿ともいわれ、歴史や民話の多い山なので神秘的な一面も多いのです。今回はメインの南条・赤尾登山口から登ってみました。


   .....(左)八石山登山口をいざ出発 (中)茅刈場分岐 (右)新緑の道を楽しみながら歩く....
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     ....八石山は幾つものバリエーションルートがある。今回は沢コースを登り下山は峰コース.....
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新緑に輝く気持ちいい道を歩いて行くと早速に米山が見えて来た!こんなアングルから柏崎の名峰を仰いだのは初めてだ・・!暫くするとニリンソウの群生地が出現!快晴の中で軽快な登りが続きます。


 .....(左)ニリンソウは実に可憐な花、一面の群生にビックリ (右)新緑の輝きが眩しい爽やかな日.....
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登山口から歩き始めて1時間半、見晴し展望台を経てあっという間に頂上へと立ちました。背後にはわが故郷・柏崎の街、素晴しい景色が広がっています。イヤ~、実に楽チンな登りじゃないか~(笑)


    ....ユキツバキ(新潟県の花)の自生地を通過し、展望台・山頂へ!眼下に望む柏崎の街....
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眼前には故郷の名峰「米山」&「黒姫山」、南側には越後三山も俯瞰できるではないか!こんな素晴しい絶景が自宅出発後3時間弱で味わえるとは!目から鱗、ここは完全に死角穴場だった~!


   .....(左)米山 (右)黒姫山、両山とも中学時代に登ったけど当時は本当にキツかったナア....
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  .....(左)頂上の風景(やまぼうし休憩所) (右)越後三山(駒ケ岳・中ノ岳・八海山)が見える....
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八石山下山後は、善根の名滝(不動滝)に寄ってみました。小さい頃から名前だけは知っていましたが実は初対面!柏崎市民も見たことある人は少ない穴場ですが、噂通りの素晴しい名瀑でした~!


     .....善根(zegon)の不動滝!マイナスイオン溢れまくりで心洗われるような気分に!....
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  .....滝壺へ下りて見ると、岩の祠には不動明王と白蛇が祀られている。カナヘビも発見!....
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   .....♪米山さんから雲がア出た~♪ イヤ雲は全く出ておらず快晴の名峰を楽しめました!....
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★お袋の傘寿祝い・家族旅行:(魚沼・大湯温泉~奥只見)

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    .....魚沼・大湯温泉の源泉かけ流し湯「かいり」でお袋・弟ファミリーと一緒の家族旅行....
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今年はわが家族にとってお目出度き事が4つ重なりました。お袋が元気に傘寿を迎え、娘も無事就職し社会人デビュー、両夫婦も結婚30周年、秋には姪の結婚も決まり四重奏の喜事となったことから合同での家族旅行を企画提案。弟ファミリーとの旅行も15年ぶりだったので大いに盛り上りました!


   .....傘寿おめでとう!孫に囲まれてお袋も喜びの笑顔、花束贈呈式を完了し皆で祝杯!....
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2日目は越後名峰が沢山聳える秘境「奥只見」(世界的豪雪地帯)のダム湖へ向い観光を楽しむ日です。朝もかけ流し温泉に浸かり部屋に戻ると、窓からは越後駒ケ岳が素晴しい姿を見せているぞ!


  .....翌日は奥只見観光へ向う!朝の宿から見た越後駒ケ岳(越後三山の雄峰)、荘厳なる姿....
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                          <2013年8月>「越後三山」(駒ケ岳)の記事はコチラから

「奥只見湖」は何とあの黒部ダムをも凌ぎ、国内最大の総貯水量(6億m³)を誇ります。「奥只見トンネル」は高度成長期に国家電源開発事業として完成した資源開発用隧道、道路全長22km・各隧道部は合計18km、他に類を見ない電源開発管理目的のトンネルが連続する道。実に幻想的なトンネルだ!


      ....奥只見シルバーライン(長い長い山岳トンネル)の幻想光景、昔はダム開発の専用道路....
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国営電源開発の施工(3年間で延180万人の労働力が投入)で昭和32年に開通し、ダム完成後は電源開発から新潟県へ譲渡され昭和46年に観光有料道路「奥只見シルバーライン」として開通しました。中学生時代の家族旅行、2013年の越後三山登山、今回旅行でRWにとっては3度目の通過体験


          .....(左)秘境奥只見に到着 (右)奥只見湖の遊覧船乗り場へと向う....
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秘境・奥只見は紅葉名所で有名ですが新緑時期も切り立つ2千m級名峰に湖が囲まれた北欧のような風景が広がり日本とは思えない景勝地です。実はここは新潟県側の尾瀬登山口でもあります。


   .....奥只見は尾瀬への新潟県側ルート出発地、今年の尾瀬・山開きは当湖畔にて開催された....
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朝9:30出発の奥只見胡遊覧船に乗り込みいざ出発!湖面にそそり立つ名峰群は豪雪に削られて荒々しい山容、まさに北欧のフィヨルド湖にいるような雰囲気があります。しかし例年5月の奥只見の山々は残雪がもっとあるはずなのに今年は殆ど残っていない!今夏の水不足が懸念されるなア・・


    .....奥只見湖遊覧船に乗り込み出発~!豪雪に削られた山容の迫力が次々迫ってくる!...
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おお「荒沢岳」が見えて来た!2013年に登った絶壁が連続する凄く危険な山!梯子・鎖の連続で気が抜けない危険ルートの垂直登攀が繰り返す10時間近いピストン(途中、山小屋も水場もなし)です。景色は北アルプス岩稜光景かと思わせる程に王者風格(越後の山には珍しい)を漂わせていました。

       
  ...2013年に9時間近くかけて登った奥只見の峻嶮峰「荒沢岳」、断崖絶壁を登る凄い山だった!....
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                       <2013年8月>奥只見の峻嶮峰「荒沢岳」の記事はコチラから

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今度は奥只見系の最高峰「平ケ岳」が出現!その名のとおり緩やかな優しい弧を描いた稜線・残雪を抱いた包容力のある山容です。2005年Fツアーで登りましたが、平坦な山頂部には鏡の如く水面を輝かせた多くの湿原・地塘が眠っており、まさに秘境の中で静かに佇む夢の世界の様な山でした。


   ....2005年に11時間近くも歩き苦労して登った百名山「平ケ岳」も雄大な山容で鎮座している!....
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大湿原池「姫ノ池」に映る平ケ岳は美しい絵画の様な大絶景だったなア。深き群青色の水面と同じ高さで、鏡の如く残雪山が緩やかに横たわる構図!奇岩「玉子石」も玉子型花崗岩が台座に乗る不思議な自然の造形。背景には美しい湿原と残雪の越後名山が連なり、ロストワールド・秘境の雰囲気


...2005年に登った平ケ岳、平坦山頂部には鏡の様な湿原・地塘が眠る秘境、奇岩「玉子石」に感動....
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                          「平ケ岳」&「燧ケ岳」(尾瀬)登山の記事はコチラから

湖の最奥部まで行くと、尾瀬の主峰「燧ケ岳」が出現!東北の最高峰・尾瀬のシンボル名峰を新潟県側の湖上から見られるとはビックリ!尾瀬も2005年に大周遊の山旅をしましたが11年前の感動が蘇る!


   ....何と尾瀬主峰「燧ケ岳」がここから見られるとは・・!双耳峰の秀麗な姿が湖上に聳える....
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 ....2005年秋・尾瀬の旅、鳩待峠⇒至仏山⇒尾瀬ケ原⇒燧ケ岳⇒尾瀬沼と大周遊の道が懐かしい....
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遊覧船周遊を終え、次は奥只見ダム堤路を散策してみよう。黒部ダムの3倍という国内最大の総貯水量と水力発電能力(56万KW)。やはり世界有数の豪雪地帯であるだけに膨大なる雪解け水は、山国日本が誇る大きな自然エネルギー資産なのであります。これこそ究極のエコ電源と思うのだが・・


     ....雪って凄いエネルギー源になっているんだネ~!ダムの真下を覗いてみると目が眩む....
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    .....おばあちゃんを囲んで・・楽しい旅行をありがとうございました(奥只見・土下座女子)....
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奥只見家族旅行のラスト締めは魚沼越後へぎ板蕎!地元の方が教えてくれた「いたや」は田んぼのはずれの民家で探しづらい場所でしたが行列をなしている。美味しくてお値段もリーズナブルで最高!


      .....旅行の最後は、魚沼蕎麦で締めましょう!「いたや」は地元で最も有名な名店....
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                          <2016年GW>信濃川火焔街道(前編)の記事はコチラから

再び柏崎実家に戻りお袋を送り届け、故郷名峰(米山・黒姫山・八石山)にも別れを告げて帰京。次回も米寿祝いや兄弟慶事で合同家族旅行ができればと願い、その日まで皆健康でいたいものだ。


           ....5月の故郷名峰は田植え前の水田に優美な姿を映し出していた....
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              ふるさと「柏崎」の魅力再発見!の記事はコチラから
             



                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-07-17 18:00 | 故郷の風景 | Comments(118)

<2014年5月>越後長岡の風景・歴史探訪(後編)

★前編は長岡市内の見所紹介、後編は郊外中心に・・


昨年GW(柏崎帰省時)に、隣接「長岡市」の歴史見所(主に市内部)を巡り、前編レポートで纏めましたが久しぶりに続編公開・・。後編は長岡市郊外と近隣穴場スポットをピックアップして紹介致します。市町村合併で寺泊(弥彦山近く)まで長岡エリアが拡大したことで良寛・芭蕉史蹟も登場!


     ......(左)信濃川の夜空に上がる三尺玉大花火(8月) (右)長生橋冬景色......
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前編は旧市街をメインとした歴史探訪で「山本五十六」「小林虎三郎」「河井継之助」の3大ビッグ゙ネーム(長岡出身)の史蹟巡り。戊辰戦争・太平洋戦争の戦火に巻きまれた長岡の歴史悲劇を綴りました。

                                    越後長岡の風景・歴史探訪(前編)


    .......(左)海軍総司令官「山本五十六」肖像 (右) 小林虎三郎米百俵の群像」......
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  .......(左)「河井継之助」記念館の入口  (右)継之助が購入した最新武器「ガトリング砲」......
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後編最初は「戊辰北越戦争」の「大黒古戦場跡」にある「北越戦争伝承館」を訪ねました。広大な水田遥か先には河井継之助が長岡城奪還で新政府軍と交戦した「八丁沖古戦場」も俯瞰できる!


         .......長岡郊外の田んぼに佇む「北越戦争伝承館」(激戦地跡)......
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長岡城を奪われた河井継之助は、城の北部に広がる沼地(八丁沖)を縦断し城に迫る作戦を立てました。八丁沖は底無し沼で通行不可能と言われ、突然攻撃に驚いた山県有朋・西園寺公望が率いる新政府軍は裏をかかれ一斉退却、継之助は奇襲攻撃で長岡城の再奪還に一時的に成功しました。


    .......(左)「八丁沖古戦場」を遥か望む (右)「北越戦争」の藩別対峙図・攻防経路......
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しかし戦いの中で河井継之助は流れ弾を足に受け重傷となり長岡藩兵の指揮能力・士気は一挙に低下、新政府軍は再び体制を立て直し反撃攻勢開始。その勢いに長岡軍はなすすべなく城を再び奪われ会津藩へ敗走していきます。河井継之助は只見で死去、北越戦争の終止符は打たれました。


        .......(左)「大黒古戦場」跡の石碑  (右八丁沖古戦場」跡の赤鳥居.......
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北越戦争伝承館に飾ってある幕末維新の志士達の若き日の集合写真を見てビックリしました。歴史教科書に乗るビッグネームの名前が続々!西郷隆盛・勝海舟・坂本竜馬・中岡慎太郎・大久保利通・桂小五郎・高杉晋作・大隈重信・伊藤博文・後藤象二郎他・・・、そして明治天皇も!何と貴重な写真だ~


    .....明治天皇を囲む各藩・勤王党志士達、錚々たるビッグネーム!(クリックで拡大閲覧).....
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  ↑上記写真は、「フルベッキ写真」と呼ばれ「明治天皇暗殺・すり替え説」があるらしい~!(驚)





★縄文時代から続く由緒深い「宝徳大社稲荷」・・(旧・越路町)


JR信越線の越後岩塚駅近くの小高い丘陵に真っ赤な大神殿が浮き立つごとく目に飛び込んできます。ごく普通の田舎風景の中にまるで巨大な宇宙船が舞い降りたかのような不思議な光景!地元では岩塚のお稲荷さんと親しまれる「宝徳山稲荷大社」の巨大神殿、鳥居も巨大でド派手~!


    ......立派な千木が張り出す「宝徳稲荷大社」の神殿群全景、旧越路町は今は長岡市......
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そのスケール・デザインからすると新興宗教臭がプンプンとしますが、その歴史は古く縄文の昔まで遡るらしい。解説には「殷帝大王の命により物部美万玉女命が瓊名の里に日宮の御社を建て・・」とありますが、ムム・・誰のことかさっぱり解りません。でもそんな由緒正しき神社だったとは知りませんでした。


     .......(左)鳥居越しに仰ぐ「宝徳大社」奥宮 (右)宝徳・大提灯、菊花御紋の天井......
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社殿に入ると金ピカ本殿に巨大提灯、やはり新興宗教っぽいなア・・。でも蝋燭が立ち並ぶ本殿の光景が実に幻想的!毎年11月の夜に開催される夜祭大祭(別名ろうそく祭り)では全国の神々が一堂に集まり国家隆昌・人民安泰・諸産業発展が多くの参拝者に祈念され火の鳥となって姿を現すらしい。


              ......絢爛豪華!「宝徳稲荷」の光り輝く神殿内部......
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★市町村合併で巨大化した新「長岡市」

先程紹介した宝徳稲荷は一応長岡市ですが昔の越路町です。2005年度の平成大合併で長岡は9つの市町村(栃尾・山古志・寺泊・越路、等)を呑みこみ面積841k㎡(3倍強)、人口28万人(1.5倍)と巨大化。栃尾や寺泊といえばそれだけでイメージした文化や風景があったのに何か寂しい気持ちも・・


  ......(左)平成大合併で「長岡」は一挙拡大! (右)あぶらげ・雁木で有名な旧「栃尾市」も編入....
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雪深い栃尾は「雁木」(がんぎ)の街でもあります。古い建物・各家々の仕様によって屋根の高さが違い、冬の生活に工夫した特徴ある柱や格子戸等が歴史の重みを感じさせてくれます。栃尾名物は巨大「油揚げ」。随所に「あぶらげ」の看板が見られ、古い雁木街並の風景に溶け込んでいる感じです。


   ....(左)上杉謙信が少年時代に過ごした常安寺 (右)栃尾城から長尾景虎として初陣!......
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「栃尾」は「上杉謙信」所縁の地。幼少時代「常安寺」で過ごし元服後、栃尾城主「長尾景虎」となり、この地で初陣を果たしました。寺裏手の長い階段を上がれば「火除け神社」で名高い「秋葉神社」が鎮座しています。奥ノ院の彫刻は越後のミケランジェロと呼ばれた「石川雲蝶」実に精密な作品で名高い!

                  「越後のミケランジェロ」と称された「石川雲蝶」記事

    .......(左)秋葉神社の「石川雲蝶」彫刻は必見! (右)栃尾には静御前の墓」もあった......
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         ......魚沼の「山古志村」は素晴らしい棚田が多くあり、闘牛・錦鯉で有名......
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棚田・闘牛・錦鯉で静かな山合い生活を送っていた「山古志村」も今や長岡市の一部です。「山古志村」といえば2004年「中越地震」で大きな被害を被った場所、あれからもう10年の月日が経つのか・・


  .....2004年「中越地震」は大規模な土砂崩れ・新幹線も脱線、防災意識の高まりの契機.....
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ところでわが故郷・柏崎もその3年後に大地震に見舞われ液状化被害で多くの家屋が倒壊しました。「中越地震」と「中越沖地震」・・、県民さえ間違えやすいのに他県の方は全く頭がゴチャゴチャ状態でしょう。もっと解り易い命名をすべきでした。「2004小千谷・魚沼地震」「2007柏崎・刈羽沖地震」を推奨!


  ......(左)故郷「柏崎」は2007年「中越沖地震」で被害  (右)2つの地震の呼び名が紛らわしい......
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     .......長岡市は「寺泊」(海産物ツアーや佐渡航路で有名)も編入、海をついに手に入れた......
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国道402号線沿いに鮮魚専門店が並び競い合っている「魚の市場通り」は、通称「魚のアメ横」と呼ばれている全国的に有名な「寺泊の観光スポット」!海の恵みの宝庫で豊富な種類の鮮魚がオンパレード、浜焼きの人気が特に高い!全国から観光バスが続々と乗り付けて市場はいつも大賑わい状態です。


       ......(左)バスツアーで大人気の「魚のアメ横市場」 (右)干物「デ゙ルフィッシュ」はエイです......
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★日本最古の即身仏ミイラ「弘智法印」が眠る古刹「西生寺」


寺泊の野積地区(弥彦山のすぐ脇)にある真言宗智山派寺院が「西生寺」。ここは「日本海の鎌倉」と称され1300年近い歴史を持つ即身仏霊場、733年に僧行基が開いた越後では屈指の古刹です。


     .......寺泊・野積にヒッソリ佇む即身仏霊場「西生寺」(奈良時代・行基が開創)......
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即身仏とは、穀類を断つ三千日の厳しい「木喰修行」で身体を浄化し腐りにくい体質に変え、地中祠で経を唱えながら往生を遂げていったミイラのこと。全国24体ある即身仏の大半が新潟・山形に存在


     .......当寺には日本最古の即身仏ミイラとなった「弘智法印」(立像)が眠っている......
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                  <2008年>山形の即身仏ミイラ記事:「出羽三山」

上記山形記事で掲載した全国の即身仏は江戸時代以降のものですが、当地に眠る「弘智法印即身仏」は唯一鎌倉時代のミイラ。文部省学術調査(1959年)で本物と認められた最古の即身仏なのです。 


           ......(左)水子供養菩薩のスケールに圧倒 (右)本堂(阿弥陀堂)......
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     ......(左)弘智法印ミイラが安置される霊堂 (右)巨大な弘智立像を下から仰ぎ見る......
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弘智法印は諸国や高野山で修行し「迷える民の憐れみ・救済」を目的に長い伝道旅を行っていましたが、高野山を去り越後で自ら即身仏になろうと決心。1363年座禅を組んだまま当地で入定しました。


          .......(左)霊堂祭壇にミイラが眠る (右)本堂の阿弥陀仏......
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         .......(左)これぞ、弘智法印の即身仏 (右)客殿には木像ミイラも鎮座......
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2010年「弘智法印御伝記」という古浄瑠璃を蘇らせる上演がドナルドキーン先生(米国から帰化した日本文化研究の第一人者)によって実現しました。古浄瑠璃物語の舞台はわが故郷・柏崎ですが、当時中越沖地震で壊滅状態になっていた柏崎に復興と希望の光を持ってもらおうという企画でした。


   .....柏崎の地元文化財団がD・キーン先生とコラボし蘇らせた古浄瑠璃「弘智法印御伝記」......
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この企画で大いに活躍された方が我がブログをスタート時期(2007)から応援してくれているハンドルネーム「小石ペガサス」様です。彼女は小生の中学同級生で、地元文化財団(ブルボン・オーナー家)から柏崎文化をPR発信する熱心な方。当縁で2013年に柏崎に「ドナルドキーンセンター」が目出度くオープンしたのです。


  .....縁を取りもったブ゙ログメイト「小石ペガサス様」(同級生)がキーン先生と2ショット!(本人掲載了承済).....
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      .......2013年9月、故郷柏崎に「ドナルドキーンセンター」がオープン!キーン先生の書斎・居間......
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昨年秋オープンの直後、小石ペガサス理事様に館内を案内してもらいました。キーン先生のNY時代の書斎が復元されており1800冊の蔵書や貴重な資料が保存されています。充実した映像ライブラリーも必見!


   .....2013年10月、小石ペガサス理事様に案内して頂きキーン先生気分で椅子に座りました......
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現代も我々に素晴らしい縁を与えてくれた有難き「弘智法印」(即身仏)様に感謝!西生寺は芭蕉の弟子・「曾良の旅日記」や鈴木牧之「北越雪譜」にも記され、松尾芭蕉や良寛もここを訪れています。


      ......西生寺には松尾芭蕉や良寛も来訪、歴史的な名刹だったことが窺い知れる......
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           .....「弘智法印」(即身仏)様に再度参拝して「西生寺」を後にした.....
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★寺泊・弥彦山の周辺にある良寛や芭蕉の史蹟紹介

市町村合併以前は寺泊町でしたが長岡市に併合されちゃったので「長岡歴史紀行」の一環として周辺にある良寛所縁史蹟、芭蕉「奥の細道」の越後ルートを紹介し最後の締め括りとしたいと思います。


   ......西生寺近くには越後名峰「弥彦山」(日本三彦山)が越後平野に堂々鎮座......
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西生寺訪問後は弥彦山の麓「旧・分水町」(現・燕市)にある「良寛資料館」にも立ち寄ってみました。当地で良寛と関わった家々に残る家宝(良寛の遺墨や資料)を公開させてもらう施設としてオープン


     .....1980年開館の旧・分水町「良寛資料館」、良寛遺墨等が多く展示.....
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        .......資料館では様々な良寛の表情・姿が人形でリアルに再現......
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良寛は出雲崎に生まれ、倉敷の円通寺で修行後、諸国行脚を経て少年期に過ごした懐かしい当地に戻り「国上山」(kugamiyama)の五合庵で「只管打坐」修行の日々を送りました。「国上寺」は山の中腹に建っており709年に弥彦大神のご託宣によって創建された県内でも格式が最高位の古刹です。

                               <2008年>秋の越後路を訪ねて(その1) 

   ......旧・分水町の国上山「国上寺」、良寛は20年間「五合庵」で過ごし修行・句・書道に励む......
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この古刹は「良寛和尚」が約20年過ごした寺として全国的に有名!諸国行脚を終え越後に戻った良寛が住んだ「五合庵」や展望公園に子供と遊ぶ「良寛像」を見ることができます。また出雲崎にある生家跡には「良寛堂」があり、堂前には渋い雰囲気の「良寛和尚」が佐渡を見渡すように座しています。


   ......(左)良寛生誕地の出雲崎「良寛堂」  (右)国上寺、良寛と子供達の戯れる銅像......
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                               <2008年>秋の越後路を訪ねて(その2) 


出雲崎では「荒海や佐渡に横たふ天の河」・・、ご存知「松尾芭蕉」の「奥の細道」で有名な俳句が生まれました。芭蕉が弟子・曽良と山形から海岸線を南下し、当地「出雲崎」に歩き着いた時の句ですが、「荒海」というと季節風が吹きつける悪天候日・・、こんな時に天の川が見えたのかなあ・・?(笑)


      .......芭蕉が辿った越後「奥の細道」ルート、出雲崎で詠まれた有名な一句......
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                       <2013年GW>山形歴史紀行:奥の細道「山寺・立石寺」 


長岡市は元々新潟県中部にある中核都市ですが、市町村合併によるエリア拡大で歴史的史蹟も当然増加しています。かくも価値の高い見所が多いのですからもっとPRすればいいのに・・と思います。歴史・文化・自然・食に恵まれた越後の魅力をもっと発信してもらいましょう!小石様、柏崎もヨロシク!


        .......長岡名物、「笹団子」「柿の種」「赤飯」、山本五十六も愛した「水饅頭」......
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                                                        おわり

  by rollingwest | 2014-05-13 00:00 | 故郷の風景 | Comments(86)

 <2013年8月>越後長岡の風景・歴史探訪(前編)

★馴染み深い「越後長岡」をあらためて探訪


柏崎に生まれ育った小生にとって「長岡市」(中越エリア中心地:人口28万人)は幼い頃から馴染み深い街、上京帰省時の乗換駅でもあり、昭和40年代(小学生)は長岡のデパートに買い物に出ることは都会に出る高揚感がありました。よく家族旅行で成願寺温泉に泊まり悠久山公園に行ったもんだナア・・


         .......長岡市はわが故郷の隣接都市、日本三大花火の街として有名.....
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長岡で全国的に知名度の高いものは「長岡三尺玉花火」(日本三大花火)、「山本五十六・河井継之助の故郷」「米百俵の精神」、歴史的史蹟については殆ど訪問していなかったことに気づき、今年GWの帰省時に再発見の一日旅に出てみました。近くて知らなかった隣接の街をジックリ探訪してみよう!


  .....【2013GW帰省時】いざ長岡へ!わが故郷柏崎の名峰「米山」(左)と「刈羽黒姫山」(右)......
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GW帰省時の故郷名峰(米山&刈羽黒姫山)はまだ残雪ある雄姿を見せていました。朝早く出発し田園に聳える山をカメラに収めた後、国道8号線(曽地峠)を経由して長岡へと車を走らせていきます。長岡に入るには信濃川を越えなければなりません。市民のシンボル「長生橋」がいよいよ見えてきた!


  .......(左)信濃川を渡り長岡へ!市のシンボル「長生橋」 (右)海音寺潮五郎の信濃川紀行の碑......
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「信濃川」は全長367kmの日本一番長い川です。上流(長野県)では「千曲川」と呼ばれ、演歌でも有名!日本人の郷愁を誘う心の原風景や川中島合戦場があることでも知られています。


       ........(左)日本一の長さを誇る「信濃川」流域 (右)冬の長生橋(ネット写真)......
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「信濃川」と呼ぶのは新潟県域のみ(河川法上は千曲川を含めた信濃川水系本流を信濃川と規定)。長野県人が信濃川と呼ばないのかい!越後人はちゃんと信州の川だと尊称しているにね~!


   ........(左)信濃川からも柏崎の「米山」が見えるとは知らなかった! (右)長生橋クローズアップ......
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長岡市内で信濃川に架かる橋は幾つかありますが、何と言っても市民のシンボルは「長生橋」です。2012年に75周年(現在は3代目)を迎えた歴史ある850m鋼橋は、長岡の大花火大会(毎年8/2-3開催)において仕掛け花火「ナイアガラ」が豪華に繰り広げられる舞台橋として全国的に有名です。





★長岡の英雄・偉人三傑



       .......(左)長岡駅周辺の観光SPOT地図  (右)「山本五十六記念館」の入口.....
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長岡出身の英雄と言えば、やはり一番が連合艦隊総司令官「山本五十六」!その次は戊辰北越戦争で薩長と対峙した「河井継之助」(司馬遼太郎著「峠」の主人公)、3番目は「米百俵精神」で有名な「小林虎三郎」といったところでしょうか。実はRW、このお三方の史蹟訪問は初デビュー(灯台下暗し?)


    ........山本五十六記念館には、国民人気が高い総司令官姿の肖像画や数々の遺品が・・......
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記念館の近くには、山本五十六の生家と記念公園がひっそりと佇んでいました。生家の中に入ってみると実に狭く天井も低いではないか!日本の連合艦隊の総司令長官が生れ育ったのはこんな小さな家だったのかと意外!居間の中には山本五十六の胸像(役所広司様も含め)の威厳ある姿が・・


       ........(左)「山本記念公園」の胸像  (右)山本五十六の生家、結構狭いネ~......
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太平洋戦争の軍人で何故に彼だけが今も高評価なのかな・・?(生きていたら東京裁判でA級戦犯処刑かも)という疑問が残りますが、奇襲とはいえ真珠湾攻撃でアジアの小国が大国アメリカに一泡吹かした功績、ソロモン海の機上戦死の悲劇性、下記の名言などが人々の心を捉えているのかもしれない。


    ........(左)居間の中にも真っ白な胸像が鎮座 (右)役所広司主演の映画ポスター(2011年)....
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五十六史蹟から少し歩いた所に幕末ラストサムライ「河井継之助」の記念館があります。幕末期に長岡藩家老・事総督に任命され、新政府軍と直談判。武装中立を目指しましたが、願いは叶わず北越戦争(戊辰戦争の最大激戦)に突入。僅か7万軍勢で薩長軍を苦しめましたが結果は敗戦、河井も奥只見で戦死・・


   .....(左)河井継之助記念館の入口  (右)北越戊辰戦争の経緯と新潟県内の激戦地......
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戊辰戦争は終盤に近づき、新政府(薩長)につくか朝敵とされた会津藩を取るか選択を迫られる中で、継之助はあくまでも中立を守るために、新鋭武器ガトリング砲2門を買い入れ、藩軍を洋式化していました。しかし結果的には、奥羽越列藩同盟で戦わざるをえず北越戦争へと突入して行ったのです。


  .....(左)牧野家の旗・家紋 (右)「」(司馬遼太郎)の主人公「河井継之助」銅像(意外と小柄).....
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 ........(左)戊辰戦争は鳥羽伏見に始まり函館五稜郭で終焉 (右)継之助が購入したガトリング砲......
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河井継之助記念館がオープンしたのはつい最近(7年前)のこと。意外な気もしましたが、実は長岡では継之助評価は2分しており、北越戦争で地元長岡を戦火に晒した張本人という感情も市民の間に長く残っていたそうです。その次は、戊辰戦争後「米百俵」エピソードで有名な「小林虎三郎」の史蹟を訪問


 .....「米百俵」の群像と記念碑(国漢学校跡地)、小林虎三郎は佐久間象山塾で吉田松陰と同期....
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敗戦した長岡藩は明治初期に厳しい窮乏となり、藩救援のためにと米百俵が届けられました。しかし大参事・小林虎三郎は飢えを耐えても明日の人づくりを行うべしとこれを学校設立資金に充てたとのこと。小泉元首相は小林虎三郎を大いに尊敬しており、日本は彼を範とすべしと演説していましたネ。






★長岡市民の憩いの地「悠久山公園」


   .......「悠久山公園」、懐かしい~!小さい頃に、家族旅行や花見でよく来たものだ......
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長岡市民から「お山」の愛称で親しまれる「悠久山公園」は、長岡藩3代藩主(牧野氏)が松や桜などを植えて育てられたのがその起源でした。その後、9代目藩主が祖先を祀り「蒼柴神社」を造営。大正6年の長岡開府300年記念に公園化が計画されて徐々に整備され今の姿へと発展してきました。


           ........悠久山からは長岡市内が一望、米山や弥彦山も遠くに見える!......
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久しぶりに公園を散策、小動物園やお花見広場など懐かしい~!悠久山から長岡市内眺望を満喫し、「長岡市郷土資料博物館」(天守閣が立派)を訪ねて長岡の歴史や文化にジックリ触れてみることにしました。ここでも河井継之助の足跡(石碑・ガトリング砲台)や北越戦争の歴史を知ることができます。


      ........(左)お城を模した「長岡市郷土資料博物館」 (右)河井継之助の碑......
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         ....... ここにも「ガトリング砲」、戊辰北陸戦争の詳細な解説が展示......
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郷土資料館には長岡近世・近代の精神文化の礎を築いた先人達(紹介した3偉人も含め)の遺品・資料が多く展示されています。その他にも、雪国の暮らし風景が民家復元・炉端での昔話語りが再現されており、雪国育ちのRWは幼少期に本家宅で見た道具が多く展示されており実に懐かしかったネ~


         .......雪国の防寒具(腰蓑・藁靴)や囲炉裏端の生活風景が再現......
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さらに展示コーナーを進んでいくと、長岡花火は日本一有名なだけあって、名物「三尺玉」内部構造や太い火薬筒も展示されている!因みに「日本三大花火」とは長岡・土浦・大曲の花火大会をいいます。


     .......(左)火薬筒や三尺玉の内部構造も展示 (右)長生橋に上がる三尺玉大花火......
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全国には数々の花火大会がありますが、長岡のは鎮魂の花火大会・・。1945年8月1日に米軍の空襲によって壊滅的な爆撃を受けた被災者達の魂を慰霊する「戦災復興祭」として開催されたことが起源でありました。毎年必ず8月1日に前夜祭(大空襲の日)、2日・3日に花火大会が行われています。


      .......昭和20年8月1日に長岡は米軍空襲を受けて焼け野原となってしまった......
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軍需工場も港もなかった長岡市を何故米国はこれ程までに徹底的した空襲を行ったのでしょうか?やはり真珠湾攻撃を指揮し米国をどん底に陥れた山本五十六に対する復讐の気持に他ならなかったのでは・・。原爆を落とそうとしていたという説もあったと知り、今さらながら背筋がぞっとしました。


    ........空襲被害者の鎮魂のため「長岡花火」は開催された。「この空の花」という映画も......
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先程「日本三大花火」の紹介をしましたが、「越後三大花火」という分類があることも付け加えておきます。「長岡花火」がその一つに入るのは当然ですが、残りの2つは隣接・小千谷市の「片貝まつり」(世界一の四尺玉」、そして3つ目は我が故郷の「ぎおん柏崎まつり海の花火大会」なのであります。

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柏崎・海のスターマインは、今や全国ベスト10にも入り、観光バスが各地から集結する程の有名な大会となりました。全国屈指のハイレベルな花火大会が越後の中越地区に凝縮、絶対に必見でゴザイマスゾ!


                              「柏崎崎まつり海の花火大会」の記事はコチラから






★悠久山の鎮守「蒼紫神社を参拝して再び故郷柏崎へと戻る


悠久山を久しぶりに満喫し、最後は公園内の「蒼柴神社」を参拝し長岡市内の見納めとしました。当神社の創始は、長岡藩3代藩主が神道を深く信じ、没後京都の吉田管領家から蒼柴明神・神号を贈られたことに始まるとのこと。日光東照宮を模して権現造りの社殿を完成させこの神社を移しました。


         .......長岡市民の鎮守「蒼紫(aoshi)神社」、悠久山に堂々と聳える......
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蒼柴神社の拝殿・本殿は実に立派なつくり!そして裏手に回ってみると戊辰戦争の戦死した長岡藩士者の慰霊殿があり、その脇には何と魚雷と機雷がある!山本五十六元帥ゆかりの魚雷と機雷?


      ...... 蒼柴神社本社の左裏には魚雷と機雷がほぼ野晒しのような状態で展示........
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社殿は戊辰戦争にも太平洋戦争の戦火にも燃えることなく当時の姿をそのまま残しています。この様な歴史的に古い建物が戦火で失った長岡には実に珍しい・・。まさに長岡の鎮守神社かもしれない。


   ........(左) 蒼紫(aoshi)神社の拝殿  (下)彫刻が見事な本殿の上には雪よけ二重建築......
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今日は長岡の知らなかった一面を十分味わうことができました。戊辰戦争・太平洋戦争・・と悲しき歴史に生き抜いた市民、英傑・偉人の歴史が刻まれている長岡。花火は戦死者の鎮魂の象徴・・・


        ........(左)長岡の魅力を十分満喫し、再び信濃川・長生橋へ......
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雄大なる信濃川を再び渡り長岡に別れを告げます。長岡と柏崎の風景と歴史、隣接する街なのにかなり対照的だな・・と思いつつ越後の歴史の深さ、違った一面がまたあらたに脳裏に刻まれたなあ・・


       ........広大な水の流れ、日本一長い信濃川を渡り、再び故郷柏崎へ......
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       ..........柏崎実家へ戻る。故郷の名峰・米山さんはいつ見ても秀麗だ......
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長岡探訪記事(後篇)は来年頃に長岡郊外の風景を紹介したいと思っています。平成の市町村合併により寺泊・栃尾・小国の町村は長岡市に吸収されてしまいました。古い歴史に彩られた見所が多いエリアなので歴史的な価値発見としてはコチラ方が魅力満載のような気もします。次回お楽しみに~!




                                                       おわり

  by rollingwest | 2013-08-12 00:00 | 故郷の風景 | Comments(87)

<10年8月13-14日>柏崎お盆帰省&久しぶりの海水浴


※急遽、掲載変更: 「伊勢・奈良の旅」シリーズは次回に延期し、「お盆帰省の記事」を入れました。


                         【Four・Seasons・Topics】


★柏崎・青海川海岸で海水浴

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今年のお盆は久しぶりに柏崎の海で泳ぎました。高2の娘も親と海水浴に付き合ってくれるのもこれで最後だろうと思ってイトコ家族を誘ってみたら快諾OK! 柏崎の海で泳ぐなんて何年ぶりだろう・・


   ......(左)米山大橋を望む青海川海岸、ハトコ同士で楽しく泳ぐ (右)弁天岩で海を楽しむ人々.....
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8月12日台風が日本海を通過、14日は台風一過の真夏の太陽!と期待したものの雨予報で断念。しかし午前中に日差しが戻ったので、急遽計画を再開。米山さんが海越しに見える青海川海岸へ!
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   ........名峰「米山」を海越しに望む、手前は「米山大橋」&日本一海に近いJR「青海川駅」.....
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このGW(5月4日)、35年ぶりで「米山」さんに登ったので、海に浸かりながら故郷の名峰を望むのも感慨ひとしお。この突兀なる頂上から長い右肩がなだらかに傾斜して海に沈むシルエットがいいのだ!

                          リンク:米山大橋周辺の光景⇒「35年ぶりの米山登山」



           .......「何だろう?」「あっ!カニだ!」「つかまえた!」.....
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青海川海岸には「弁天岩」という独立岩が海に聳えており、海岸から繋がっており歩いて行けます。
この岩に登ってみようと思いつき、青松と鳥居が座する頂上に皆で上がって海を眺望!初体験~!


       ........(左)弁天岩の上に登ってみよう! (右)弁天岩の頂上から見下ろす岩礁風景.....
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    .......... 水上バイクのおじさんがワイルドに海をぶっ飛ばし観光ボートを曳航する.....
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天候はやや不安定で時たま雨に見舞われましたが、イトコの旦那・M松さんの持参したイベント用簡易テントで快適!お弁当を食べながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。再び日差しが戻り海に遊ぶ。


      ............「恋人岬」には、柵に愛の鍵が沢山懸けられている。(プッ!笑、oyaji赤面).....
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     ..........(左)イトコ家族(M松ファミリー)と集合写真  (右)「弁天岩」を恋人岬から見下ろす.....
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海水浴を終えてイベントテントを撤収、駐車場に戻り帰りの支度。隣には「恋人岬」と呼ばれる若者の人気SPOTがあり、ここで皆で集合写真。見下ろせば、先程テッペンに登った「弁天岩」が下に見える・・




       
★お盆の風景


今年10月は親父の一周忌なのでお袋と段取りを確認し、新盆の墓参り。そのあとは墓苑の前にある「夢の森公園」を家族で散策。GW来訪時は花盛りでしたが、今日は台風通過後で夏の湿気がムンムン


           .........親父の新盆墓参りを済ませて、墓苑の向かいにある「夢の森公園」を散策.....
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この公園は、柏崎の豊かな里山を復元し、動植物の連鎖・循環の仕組みを紹介する目的で07年6月にオープン。春は花が咲きほこり、夏は昆虫・秋はキノコ等が沢山。サギやカルガモ、カワセミも姿を見せます。


         ............(左)竹筒竹馬ポックリに挑戦  (右)蒲の穂畑から「夢の森大池」を望む.....
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お盆の夜なので、夜風に当たりながら本町通り(柏崎中心部)を家族4人で散策してみました。ここにはストリート沿いに「絵あんどん」が沢山飾られています。なかなかの風情が漂っているんだよなあ・・。


            ........夜の柏崎本町通りに飾られている「絵あんどん」の数々.....
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耳を澄ませば「柏崎甚句」が聞こえる。小さな櫓が設けられささやかな人数ながら、盆踊りの輪ができています。でも昔は各町内でも多くの人達が集まり盆踊りの輪ができ、子供がはしゃいだり花火で遊んだりしていたものだ。最近は少子化・地域コミュニティ希薄化で、こういう光景も少なくなった気がする・・


      ........本町通りのささやかな盆踊り(昔はあちこちで賑やかに行われていたものだが・・).....
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   ..........「絵あんどん」の希望購入者は入札エントリー、入札用紙に希望買価を記入する老夫婦.....
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「絵あんどん」の出来栄えは中々のもので、お気に入りのものがあれば市民も入札制で購入することができます。この風情ある催し物も皆にもっと知られ大いに賑ってほしい。閻魔堂周辺のえんま通りも寂しい状態ですが、将来は復興が予定されており、その時にはこの催しともに有名になればいいネ。


                 ........芸術性の高いあんどんも数多く観られた。.....
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                 ..........ダンスミュージックのパフォーマンスを見せる若者たち。.....
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8月15日に朝早く出て東京に戻りましたが、何と関越道はガラガラで予想もしない程早い時間に帰宅することができました。不思議~!嬉しい肩透かしでしたね~!今回のお盆は、高速1000円が土日限定でかつてない大渋滞とマスコミが煽ってくれたおかげで皆さん車の外出を控えたのかな・・?(笑)
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次回はまた10月3連休に一周忌帰省しますが・・、今回のようにラッキーになれば・・。いつも柳の下に泥鰌はいないか(笑) お袋も元気そうでしたし、久しぶりに海水浴もできて楽しいお盆帰省でした。

                            リンク:<2008年7月16日>柏崎:復興の「ぎおん花火」



                                                           おわり  



次回は、伊勢路・奈良の旅(その1):「伊勢神宮」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-08-16 00:00 | 故郷の風景 | Comments(43)

<2010年5月3日>GW紀行③:高岡歴史探訪(続編)&35年ぶりの米山登山

                             
                   GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む                               
                   GW紀行②:万葉時代からの歴史街、高岡・伏木を訪ねてより続く



★高岡市内に鎮座する国宝名刹「瑞龍寺」を訪ねる


           ......加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」(国宝指定)の総門)......
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午後は高岡市内に入り探索。加賀藩はNHK大河「利家とまつ」でご存知、前田家が百万石に隆盛させた誇り高き藩。利家の長男「前田利長」は弟「前田利常」に譲位して高岡に城を築きました。
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           .....「瑞龍寺・山門」をくぐると、壮大・荘厳な大伽藍、中央に「仏殿」が配置......
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加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」は利長死後に兄思いの利常が1663年建立、加賀藩が威信をかけた寺であり絶対必見!一大城郭の風格を持ち、北陸にかくなる国宝寺があるとは・・!

       
    .....(左)国宝「仏殿」の建築は実に見事! (右)国宝「法堂」に安置される利長の位牌......
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           ......(左)枯山水の白砂利を整備する僧 (右)曹洞宗なので禅寺様式の建築....
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★前田利長の墓所


「瑞龍寺」総門前から前田利長の墓所まで、長い石畳の参道がありました。その長さが八町(870m)もあることから「八丁道」と呼ばれ、両脇には全国の大名が寄進した石灯籠が配置されています。


         ......(左)八丁道に座る前田利長の像 (右)加賀藩主・利長の墓所......
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利長の墓は高さが11mもある堂々たるもので、これだけの規模・格式は全国の大名墓所の中でも最高峰らしい!霊園前には「五百羅漢像」が沢山飾られたお寺もある。加賀の寺は裕福だね~!


                     .....「繁久寺」のお堂と「五百羅漢像」......
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★日本三大仏「高岡大仏」~「土蔵造りの町並み」


日本の有名大仏は無論「奈良&鎌倉」ですが、「三大仏」という言われ方があるらしい。3つ目を調べてみると高岡・兵庫・岐阜に三大を主張する仏があるとのこと。そうか!高岡大仏を見てみよう。


      ......「高岡大仏は」の顔はハンサム!蓮座下は宝物回廊となっており「顔大仏」もある。......
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この仏は高岡「大佛寺」に鎮座する阿弥陀如来像。800年前の建立で歴史は深く、焼失を繰り返した末に、鋳造技術が高い高岡の技師達によって昭和7年に青銅大仏として再興されたとのこと。


  ....(左)仏・陀か?(hotoke takaoka?oyajigayagu) (右)回廊展示物は多彩で興味深い.....
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高岡の中心部には土蔵造りの旧家が40棟以上建ち並んでいます。明治後期に大火に襲われたため防火建築の粋が生かされています。高岡は鋳造発祥の地、旧・鋳造所やキューポラ煙突があり、産業で栄えた金町の格子造り町並みも見事らしい。しかしもう無理だ。夕方近くで時間がない~!


          ......(左)土蔵造りの街並み(菅野家) (右)赤レンガの富山銀行......
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        ......(左)高岡市内を走る懐かしい路面電車 (右)駅前では獅子舞イベント......
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もう夕方17時近い。今日は朝から雨晴海岸を訪問し昼過ぎには帰省するつもりだったが、高岡がこれ程までに見所多き場所だとは思わなかった!何か物凄~く得をした気分で列車に乗りました。


                 ......高岡駅周辺の散策MAP(クリックで拡大)......
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★柏崎帰省途中で日本海に沈む夕日を満喫


金沢から柏崎経由のJRダイヤは、「ほくほく線」開通以降は柏崎がバイパスされ停車回数が減り、不便になりました。しかし金沢駅にナイスタイミングで直通便が来た!ラッキ~!19時頃に帰れそうだ。


    ......5月の太陽は夕方になっても高く昼が長い。水田や日本海に眩しく反射する光......
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今日は充実したミニ旅廻りで天気も快晴に恵まれ最高の日だった。車窓に目をやれば田植え前の水田に映える太陽が眩しい!日本海水平線と距離が縮まると黄昏のオレンジ色に輝き始めてきた~


           .........日本海に沈み行く夕日(信越線の電車車窓より)......
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そういえば小6の修学旅行は富山だったが、帰りの車窓から日本海に沈む夕日を見て皆が歓声を上げた光景が記憶に蘇ってきた。40年前のシチュエーションと全く一緒だ・・。何か感動的だナア・・(懐)





★35年ぶりに故郷の名峰「米山さん」に登る


「♪米山さんから雲が出たぁ~♪」 柏崎の夏祭りやお盆の民謡流しで踊られる「三階節」に登場する米山は標高993m、容姿優れた鋭峰です。生れた時から仰ぎ続けてきた故郷の誇れる名峰!
中高時代に学校行事で数度登りましたが、今回35年ぶりに秀麗峰の頂上に再トライすることに・・。

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柏崎実家に19時到着。一人暮らしとなったお袋とは3月家族旅行以来の再会。「昨年GWは親父の容態が急変し北陸から急遽帰って来たなあ・・、一周忌はどうする?」等々、四方山話に花が咲く。
翌朝は米山登山で、食山人氏・マツ氏と上越市柿崎駅で再合流するので、早めに就寝しました。


   ......(左)米山は水野林道コースから登山 (右)柏崎・米山周辺の地図(クリックで拡大).......
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中高時代は、日本海に近い米山駅から登る昔からのメインルート「大平登山コース」でした。海抜ゼロから千m近く登るので本当にきつかった・・。今は柿崎側から6合目まで車で上がり、手軽に登れる「水野林道コース」が主流のようです。残雪多い春山だし、オジサン3人は一番楽チンコースを選択します。


          .....6合目駐車場から、カタクリが群生する水野林道コースを歩き出す。......
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米山の残雪は例年なく多い!春先に繰り返した寒波で、「笈ケ岳」も然り全国的に同じ状況だったことでしょう。6合目駐車場までの林道は雪壁が迫り、車1台がやっと通過できる狭さ、ヒヤヒヤ・ドキドキ
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        .....米山さんも例年以上に残雪量が多い。木々も芽吹きが始まったばかり....
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朝9時20分に登山開始。快晴青空とはならず霞んだ感じの一日でしたが、天候は安定し空気も涼しい。遅い春で新緑はまだ早い・・、自分にとって生れて初となる残雪期の米山登山が始まる・・。


      .....桜は満開!残雪の峪筋に芽吹いた淡緑とのコラボが美しい!右はショウジョウバカマ....
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6合目から頂上までは1時間半程ですが、日本海から聳え立つ柏崎のシンボル米山の最後の登りはやはり急峻だったぁ~。11時前に登頂!頂上の三角点とは高校時代以来、35年目の再会だ~


      ....(左)頂上にある米山薬師堂をバックに (右)米山薬師本尊(日本三大薬師の一つ)....
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山頂には「日本三大薬師」の一つである「米山薬師堂」があります。米山は712年(奈良時代)に白山の先達「泰澄」により開山され、農業神・病気平癒の神として、農民の信仰を篤く集めました。


        .....(左)頂上付近の張出し雪崖で戯れる食山人氏 (右)頂上小屋・薬師堂の遠景....
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天気は晴れですが暖かい日が続いたため、靄っぽく視界はいまひとつで残念・・。しかしネットで拾った画像から頂上パノラマをお楽しみ下さい。本来は目の前に日本海に浮かぶ佐渡ケ島、左側には妙高・火打山、右側には柏崎市街と原子力発電所、その向こうには椎谷岬、弥彦山が見えたはず


   .....快晴ならば頂上からこんなパノラマが・・ (左)妙高・火打山(右)柏崎市街・原発&弥彦山....
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         .........頂上からは1時間弱で下山、6合目駐車場へ到着....
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帰りは雪道をグリセードも入れて滑るように下山、1時間もかからず駐車場・登山口に到着しました。
食山人氏・マツ氏を柿崎へ送り駅でお別れ、GW「笈ケ岳」「米山」登山の計画立案・実行に感謝!
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★故郷より・・あらためて米山さんを望む



       .......頚城平野・柿崎側から仰ぐ米山、水仙とのコラボが結構素晴らしかった!....
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柿崎駅へ2人を送ったあとは、米山の姿をあらためて諸々の角度から仰いでみようと車でドライブ。頚城平野(柏崎市と反対側)からの雄姿をカメラでパチリ。柏崎側光景とはやはり形が違う。今年1月、謙信・春日山城から見た米山、上越市谷浜から望んだ海に浮かぶ米山も素晴らしかったなあ・・。


    ......今年の正月帰省で上越市側から見た米山、海に浮かぶ米山を見たのも35年ぶり.....
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国道8号線を北東に上り、米山トンネルをくぐり抜けると柏崎市に出ます。米山大橋周辺は柏崎屈指の景勝地。ここは帰省時に毎回の如く訪れる癒しの場所、故郷・米山を一番身近に感じる所かも・・
大橋下の青海川駅は海に日本一近い駅で、93年TVドラマ「高校教師」最終回の舞台になった場所


  ....(左)米山大橋(柏崎)側から仰ぐ米山(右)青海川駅「高校教師」真田・桜井のラストシーン駅....
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   ......米山大橋・橋脚部からレストハウスを望む、左はインターネットより拝借した星空のお宝写真....
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         ........福浦八景は柏崎の名所、海岸洞窟には蝙蝠が多く住みついている。....
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                   「夏の柏崎花火&復興する故郷米山の光景」はコチラからどうぞ  
                   「冬の米山雄姿や荒海怒涛の日本海風景」はコチラからどうぞ  



柏崎市街に入り実家に戻る前に親父の墓参り。霊園近くは田植え間近の水田風景が見渡せます。ここからの米山もお気に入り。霊園前公園は菜の花が咲き、家族連れがGWを楽しんでいた。


         ........田植作業が目前となり水が張られ始めた水田と米山....
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         ........柏崎夢の森公園には菜の花が咲き誇り、池には親子連れが遊ぶ。....
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柏崎実家に連泊し、お袋ともう一日過ごし、GW最終5月5日に東京へと戻りました。電車はスイスイ
今年のGWは素晴らしい天気に恵まれ、登山道なき北陸の難関秘峰、雨晴海岸・高岡の歴史探訪、35年ぶりの故郷の名峰の登山・・。充実したGWを過ごすことができて大いに満足いたしました。


        .......実家前にある噴水公園から仰ぐ残雪の米山藤棚が萌え始めていた。....
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米山さんご無沙汰でした~!故郷の山はありがたきかな、35年ぶりに米山さんを登りしみじみ・・



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次回は川崎市探訪「生田緑地岡本太郎美術館を訪ねて」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-12 00:00 | 故郷の風景 | Comments(37)

<2010年3月13~14日>早春の越後(2010)・蒲原平野:月岡温泉家族旅行



★はじめに

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3月中旬、新潟の「月岡温泉」に行ってきました。1年ぶりの家族旅行(昨年は娘の高校入学祝いで伊豆旅行)でしたが、今回は両方の母親をご招待。最近それぞれの伴侶(我々にとっては父親)を亡くし一人暮らしとなったので、たまには孫の顔でも見せて温泉で慰労する親孝行企画でした。

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早朝6時に自宅出発、関越経由で埼玉東松山の義母を迎えに行き、柏崎には昼に到着。昼食後に実家を発ち、北陸自動車道・燕三条ICから越後平野を走っていきました。本当に広大な平野だ!

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越後平野は別名「蒲原平野」とも呼ばれ、日本一の米どころです。昔この辺りが広大な湿地地帯で潟が点在したことが蒲原の名の由来と思われます。蒲の穂が多く茂っていた風景が目に浮かぶ・・


             .........広大な蒲原平野、山形と新潟を結ぶ羽越本線の電車が行く........
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小生、新潟県出身なのに月岡温泉・瓢湖周辺は初めての訪問でした。それにしても360度の感覚で地平線が見える広大な穀倉地帯。あらためてコシヒカリの一大生産地のスケールには驚きです・・。




★国産原油の里を訪ねて


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日本は石油消費量(年間約2億KL)の99%以上を輸入に頼る石油無資源国ですが、現在も新潟や北海道・秋田で細々と国産原油が採掘されています。わが故郷・柏崎は日本石油産業発祥の地、そして蒲原平野の新津・黒川もかつて大きな油田が存在しました。国産原油の歴史探訪・・


     ......(左)日本最古の機械堀り井戸櫓   (右)新津(現・新潟市)の「石油の世界館」........
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鉄道や石油の街として知られた新津市は、現在は新潟市の一部(秋葉区)となってしまいました。
市町村合併は時代の流れとはいえ、街・独特の風情・歴史が埋没していくようで何か惜しい気がします。折角の機会、近代産業発展に貢献した国産原油の歴史を「石油の里公園」で見てみよう。


     ........(左)原油汲み上げポンピングパワーの木櫓  (右)草創期の国産原油採取の仕組み.......
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       ......... 「石油の世界館」のロビー長椅子には石油鉱夫の蝋人形が座ってた~.......
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ここには古より地表に石油が滲み出て草水くそうず)と呼ばれていました。明治時代、金津村庄屋の中野貫一が開坑して原油を採掘し精製販売を開始。中野石油王の住宅や油田関連施設・石油櫓等が「石油の里公園」「石油の世界館」として残されており、当時の面影を偲ぶことができます。


       .......(左)原油櫓が乱立した明治時代の新津風景  (右)地球や石油の歴史を辿る........
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    .....(左)L型採油装置 (中)原油輸送パイプの石油遺構 (右)原油採掘装置のバルブ.......
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09年経産省が、幕末~昭和初期の国内産業近代化に貢献した全国各地の建造物を「近代化産業遺産33」として認定され地域史・産業史ストーリーに纏められました。「新津油田・石油の里公園」も「我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」の一つとして登録されています。

             リンク:「我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」


       ......「石油の里公園」に残る近代産業遺産(ブロック製の原油タンクやパイプライン).......
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日本書紀」には「668年、越の国から燃ゆる水が天智天皇に献上」と記されており、滋賀の近江神宮と黒川村(越後蒲原)では、この故事に因んで「燃水祭」の儀式が毎年7月7日に行われます。


        .......(左)天智天皇への「燃土燃水献上図」  (右)近江神宮の「燃水祭」......
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関西勤務の頃、近江神宮「燃水祭」に2回出席し挨拶する機会を得ましたが、柏崎出身ということで滋賀の方と話が弾みました。でも現在の柏崎にはもう石油産業発祥・遺構は存在していません。


    ........(左)「黒川油田」昭和17年の風景  (右)かつて柏崎には「日石製油所」があった。.......
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石油の歴史に日頃触れることのない家族達も石油館の展示物を興味深く見ていましたが、そろそろ出発~。次の目的地「瓢湖」に向わなければ・・。外は小雨が降り始めて、結構冷えてきたぞ・・。





★白鳥の湖・「瓢湖」


         .......(左)冷たい雨で煙るグレー色の瓢湖にて (右)色異なる2羽の鴨........
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新津の里から阿賀浦橋を渡り阿賀野川を越えると、旧・水原町(現・阿賀野市)に入っていきます。
ここに白鳥の湖として有名な「瓢湖」があります。用水池の形が瓢箪に似ていたことから、こう呼ばれます。昭29年、飛来した野生・白鳥の餌付けに吉川重三郎氏が全国で初めて成功したのです。


             ............餌を上げると鴨たちが群がってきた!Come on~!........
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     ......瓢湖の中州で寛ぐ数羽の白鳥 (大陸に渡らずに日本で過ごすのかな・・?).......
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この湖は08年にラムサール条約に登録されています。今年の春は寒い日が続いたので白鳥が多く残っているかな・・と期待しましたが、やはり3月中旬なのでもう殆ど飛来してしまっていた。例年、怪我で飛び立てない白鳥が数羽はいるようですが、中にはここが気に入り住み着いている奴も・・。

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餌を求めて鴨ばかりが群がって来ましたが、白鳥の冬姿は地元HP・掲載写真↑でご容赦下さい。
しかし3月半ばなのにチラホラと雪が舞い始めてきた・・。おお、寒い~!早く温泉に浸かりたいね~。
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★お肌ツルツルの湯で有名な「月岡温泉」


本日お目当ての「月岡温泉」に16時頃に到着~!玄関お迎えから素晴しい気遣いのおもてなし!
仲居さんの丁寧な説明を受けた後、浴衣に着替えてさあ温泉に入りましょう!その前に写真をパチリ


           ........月岡温泉に到着!まずはお茶を一服。2人の祖母に囲まれて.......
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      ......(左)白玉の湯「泉慶」、岩の露天風呂  (右)夕暮れの月岡温泉と温泉の煙........
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月岡温泉は新潟の奥座敷・歓楽温泉のイメージがありましたが、北陸の由緒ある温泉の様な印象を受けました。歴史は意外と新しく大正時代、石油開発目的で掘削したらたまたま湯が出たとのこと
柏崎温泉と同じで石油臭い湯は実に懐かしい~!美人名湯と云われるだけあり、お肌はツルツル!


        ...........大満足だった素晴しい食事、個室部屋で高級感もサービスもバッチリ!........
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      ......温泉卓球を楽しむ女戦士!特に東松山のおばあちゃんが予想外に強かった。........
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食事も美味しく、一品一品に心がこもっており高級感にも溢れて皆は大満足~!食事後は温泉の定番、卓球を楽しみました。寝る前にもう一度お湯に浸かり、女性陣はますます美人のお肌に・・。



           ............卓球バトルの後はもう一度「美人の湯」に入ってリフレッシュ!........
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「白玉の湯・泉慶」は月岡温泉のハイグレード(2~3万円の高級感あり)旅館ですが、閑散期だったためか期間特別料金で1万円後半のお得な値段でした。また来てみたいと思わせるお勧めの宿だ!





★雄大な蒲原平野と日本海奇勝・海岸道を走る


月岡温泉を朝早く出発して2日目は新潟市内に向かって車を走らせます。蒲原平野は実に広い!
人工物が殆どない地平線光景は何度見ても驚いてしまう。川の流れも気分もユッタリとして緩やか・・


           ...........翌朝温泉を出発し、蒲原平野の川風景を見渡す!雪山が遥かに・・.......
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信濃川・阿賀野川下流は人口増加の近世後、新田開発で農耕地を広げてきましたが、低湿原開墾地は度重なる洪水と悪い水はけに悩まされ続けました。 飯豊・会津・上越の豪雪山脈から流れ来る雪解け水は余りにも豊富過ぎるからです。しかし長足進歩した治水技術が現在の田園風景に・・


   ......何たる広大光景!建物が一つもなく地平線が見渡せる!日本一の米処「蒲原平野」.......
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雄大なる蒲原平野を相当距離走り、新潟中心部(空港・港湾部)を脇目に見て信濃川を渡って行きました。蒲原平野を見渡す如く越後中央部に鎮座する2つのなだらかな山は「弥彦山」と「角田山」



             ...........早春の田んぼに浮かぶ「弥彦山」と「角田山」の遠景........
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田園風景から海岸線に出て行くと、ここからは「越後七浦」と呼ばれる奇岩奇勝が続くシーサイドラインに入ります。日本海は比較的穏やか・・、空も徐々に晴れ渡ってきて佐渡ケ島も遥かに望めました。



     ........「越後七浦シーサイドライン」を走れば、岩壁に釣り人。堤防のミニ灯台に荒波寄せる。......
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 .......白波は寄せ、遠浅の砂浜に吸い寄せられてまた消ゆる。 (右)「獅子ケ鼻」の断崖絶壁.......
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★越後総鎮守・「彌彦神社」から「寺泊魚市場」へ


蒲原平野に鎮座する弥彦山の麓に鎮座する「彌彦神社」は、古より「いやひこ様」の敬称で新潟県人に尊敬の念をもって親しまれています。祭神は天照大御神の御曾孫にあたる「天香山命」です。
小学生の頃、家族旅行で両親と神社参詣に何度か来たなあ・・。社殿はいつも威厳に満ちている。


   ......越後随一の古社「彌彦神社」にも石油産業の遺構(蒸留タンク)が保存されていた!......
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2年前の秋に国上山(上杉謙信や良寛などに縁ある国上寺)を訪れた時、久しぶりに彌彦神社に参拝しロープウェイで弥彦山にも登りました。(そのレポートは下記リンク記事からご参照)。おっ、何と社殿の中にも国産原油の遺構(日本石油製油所で使われた蒸留塔)が展示されているではないか!


             ...........弥彦山・2景(冬の雪原&黄金色・実りの秋)........
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                            リンク:秋の越後路(歴史と実りの風景)を訪ねて

弥彦山の標高をあらためて確認すると634m、何と東京スカイツリーと同じ高さなのです。尖鋭なる電波塔と、丸くなだらかな山容の弥彦山と高さが全く一緒とは気がつかなかった・・。越後人の心を癒す弥彦山を後にして、次は日本海の幸が溢れる「寺泊市場」。ここは全国的に有名な観光スポット!
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                .......新鮮な魚が豊富に並ぶ「寺泊市場」........
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この市場はいつ来ても活気に溢れ、観光客が多く賑わっています。とにかく魚の種類が多く品揃えが豊富。見ているだけでも十分楽しい!寺泊名物「浜焼き」は旨そうだけど、ちと値段が高いなあ・・

                .......寺泊の名物「浜焼き」(串刺し海鮮)........
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わっ、何だ、これは~?!エイリアンみたいな悪魔の顔をした不気味な干物がぶらさがっているぞ!
実はエイ干物の裏側が悪魔に見えるのか!よくできてるねエ~、エイ・リアルなん?(oyaji gyag sira~)


       ..........(左)活気溢れる市場の店内 (右)エイ干物が「デビルフィッシュ」になっている!......
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海産物のお土産を購入し、海岸線を南下していくと出雲崎町に入ります。ここは良寛さんや日本石油創業者・内藤久寛、猫わか様などを輩出した由緒ある天領の里。芭蕉が奥の細道で詠んだ名句「荒海や佐渡に横たふ天の川」、黒人演歌歌手ジェロの「海雪」もこの出雲崎が舞台となりました。


  ......(左)出雲崎の良寛堂&良寛像 (中)石油公園と内藤久寛 (右)何かと話題の柏崎原発.....
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出雲崎も国産原油が海から採掘された由緒ある場所、「石油記念館」があるので一度御覧あれ。刈羽村に入り世界最大級の「柏崎・刈羽原発」を通過。07年7月中越沖地震では構内火災シーンが衝撃的でした。原子炉再開も安全に対する地元感情とエネルギー政策の挟間に揺れ動いています。


   .......柏崎に到着。実家から仰ぐ米山、威厳ある新雪の姿で白く雄々しく輝いていた!.....
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柏崎に13時半に到着。お袋を実家に送ってお茶で団欒後に帰京の途へ・・。故郷の名峰・米山は、昨日降った雪が威厳ある白銀姿で輝いています。東京に向う関越道からは越後三山や谷川岳の新雪姿が本当に素晴しかった!寒かった3月はこんなにも美しいパノラマをプレゼントしてくれました。


       .........前日に降った新雪が美しい「越後三山」&「谷川岳」 (関越道経由で帰京)........
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             .........今回辿った越後周遊コース (地図をクリックすると拡大表示)........
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蒲原平野をジックリ走ったのは初めてですが感動的な風景でした。水の恵み・美味しいお米、世界一の豪雪・日本列島の地形・気候が我々に恵みを与えてくれる穀倉地帯の姿を今更ながら再認識・・
今回柏崎から月岡温泉周遊距離は220km、川崎からの総距離650km、やはり新潟県は長大だ。


          .........久しぶりに楽しい家族旅行でした!(彌彦神社をバックに)........
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親孝行したい時には親はなし」、まだまだ元気でいてほしいおばあちゃん達。この旅行会は来年も再来年もやりたいと思う・・。何事も健康第一であればこそ実現できた2日間だとコチラも再認識・・
毎日、寒い天候不順の日が続きますが、皆様体調管理のご留意を!


                                                     おわり



次回は「大和路・思い出の旅レビュー(その1):奈良・西の京・斑鳩編」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-04-14 00:00 | 故郷の風景 | Comments(52)

<2009年4月18~19日>09・春爛漫の越後路を行く

このたびは皆様より数々のお気遣い・御心配を頂戴して、誠にありがとうございました。
お蔭様で親父も一時の危ない状態を脱して何とか元気になり、ホッとしているところです。
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当サイトもしばらくお休みしておりましたが、久しぶりに記事再開したいと思います。
(稼動停止期間中に撮り貯めていた写真や逍遥レポートを少しずつリリースしていきます。)
もう1ケ月前の記事なので現在の季節感と比べて遅れ気味ですが、ご容赦願います。

        .........   謝  m( __ __ )m  辞    ........



★家族揃っての柏崎帰省

4月中旬(5月緊急帰省の2週間前)、まだ親父が自宅療養で比較的元気な頃でしたが、家族3人揃って久しぶりに柏崎へ顔を出しに行きました。 (娘は受験勉強もあり、柏崎帰省は1年半ぶり)
娘の高校入学報告を兼ねて週末2日でのトンボ返り帰省(GW混雑を回避)。高速千円施策の恩恵もフル活用、大型連休前の週末はやはり穴場時期ですね。高速道路は結構スイスイの状態でした。


        .......美しき残雪の「谷川岳」にお出迎えをしてもらった。穂高連峰みたい!......
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今日は最高の快晴日!関東北部は春霞がかかっていたものの、関越トンネル近くに来ると青空に真っ白な「谷川岳」が迫力の雄姿を現わしました!何回か帰省しているがこんな絶景は珍しい~!


    ........桜が咲き始めた越後路、田園風景も民家にも春の高揚感、根雪が僅かに残る↓......c0119160_6261460.jpg
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トンネルを抜け湯沢に出るともう越後は春爛漫!異常暖冬だったので平地には名残り雪が全然見られません。車は南魚沼エリアに入っていきましたが、カミサンがまだ直江兼続の故郷を見ていないので、年末帰省と同様に六日町ICで降りて「天地人」ゆかりの地を訪ねてみることにしました。
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★「天地人博・南魚沼」と坂戸山麓の桜公園


前回訪問は年末(大河ドラマ開始前)で、博覧の施設は建設中でした。全国的ブレイクを待ち兼ねて、まだ街が胎動・準備をしている時期でしたが、今は「天地人博・南魚沼」の名が付いた立派な会場が出来ていました。今は大河ドラマも人気頂点を迎え、数多くの観光客が押し寄せています。


    .......「天地人博・南魚沼」は観光客が次々に・・、館内に並ぶ「戦国時代・浮世絵巻」......c0119160_7321138.jpg



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戦国マニアからはホームドラマ番組だと批判もある「天地人」ですが、高視聴率の維持は何よりなこと・・
中を覗いて見れば、歴史的な展示物・役柄と出演者の解説パネル・戦国時代絵巻の浮世絵等が飾られており、「天地人」撮影ロケ風景・ドキュメント映画も放映され、見所も結構多いと思います。


        .........「直江兼続公伝世館」(背景は坂戸山)、用水路も春の陽射しが眩しい......c0119160_737549.jpgc0119160_738539.jpg

景勝・兼続の生誕碑がある「坂戸山」の麓には「直江兼続公伝世館」、その隣に数え切れぬ程の枝垂桜と芝桜が見事な公園がありました。まさに越後は春爛漫。⇒季節外れな記事でゴメンナサイ。


     .....坂戸山の麓にある「鐘淵公園」、枝垂桜の木々は実に見事!鐘淵池周辺を散策......c0119160_882751.jpgc0119160_884123.jpg
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        ......見事な桜並木(花が反り立っている!)と、鮮やかな芝桜の散策路......c0119160_8244261.jpg

景勝・兼続の故郷「上田庄」は「南魚沼市」(旧・六日町)であり、「魚沼コシヒカリ」や銘酒「八海山」の産地。越後の山々から滔々と流れる「魚野川」の豊富な雪解け水が旨い米・酒を育んでいます。


     ......豊富な水量を湛える「魚野川」、日本一美味しいお米の産地として全国的に有名......c0119160_8273824.jpg





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魚沼地方の民家・農家は敷地・庭も広くて建屋が立派!(雪の重みに耐える頑丈構造) 玄関入口は積雪期に備え地面より1m高い階段になっている。それだけに春到来を待ちかねたことでしょう。

     .......(左)民家庭先にあった立派な枝垂れ桜 (右)地面に寝そべっても春の景色......c0119160_8444664.jpg


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              ........越後三山と桜の田園風景、まさに「日本の原風景」......
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雲一つない青空には残雪の越後三山の雄姿、満開の桜並木、まさに絵画の如し・・。癒され気分に満たされて、今回も直江兼続(与六)が幼少期に修行した禅宗の寺「雲洞庵」を目指しました。

             リンク:<2009年1月>「天地人」(上杉景勝・直江兼続)のルーツを訪ねて



★3ケ月半ぶりに再訪した「雲洞庵」

昨年末に訪ねた時は「天地人」の放送開始前だったので、雪の古刹には殆ど人影は見られなかったけれど、今は多数の観光客が・・!ここはいつ来ても雰囲気ある名刹、飽きることはありません。

         .........何度見ても風格が漂う曹洞宗禅寺の格子窓......c0119160_103256.jpg

         .........泣き虫・与六「ワシはこんな所には来とうはなかった!」......
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       .......「雲洞庵赤門」からの石段を上がり、静かな参道を通りお堂へと向かう......c0119160_1037137.jpg







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冬のお寺で修行させられた身では辛かっただろうけど、「ワシはこんな所には何度も来たいっ!」
お寺の外には、心が癒されるようなワンチャンが2匹いた。(いつも猫ばかりなのでたまには・・)

  ........(左)立派な鬣を靡かせていたシロクマ犬くん (右)ウルウル目で優しいお顔のワン子嬢......
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      ........石川雲蝶(越後の名工)の彫刻で飾られる本尊の格子はいつ見ても素晴らしい。......c0119160_11522425.jpg

当寺を訪ねると「罪業消滅・万福多幸」のご利益があると言い伝えがあり、地元では「雲洞庵の土は踏んだか」という言葉が生まれたそうな・・。「はい、確かに土を沢山踏みましたぞ・・期待!」

      ........書院造りの大広間に新緑の風が爽やかにそよぎこみ、心が安らぐ。......
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      ..........「また南魚沼に来いよぉ~、ウォォ~!」シロクマ犬くん・遠吠えでのお見送り......c0119160_1827174.gifc0119160_18272060.gifc0119160_18273321.gif
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雲洞庵は何度来ても素晴らしい寺だね~!ウォォ~!また来るぞ~!車は一路十日町方面へ・・c0119160_12355978.gif




★越後の名峰群を一望!


雲洞庵を十分満喫し、再び魚沼平野に下りると広い田園風景が広がります。田植時期はまだ先なので殆ど水が張られてなかったけど、いつか水田風景に写る残雪の山景色も見たい・・。

      ........この時期の田んぼはまだ耕しの時期、一部水が張られ始めた水田......
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南魚沼・六日町から柏崎に帰るには、十日町市経由で高柳を訪ねる山間部ルートを通ってみることにしました。この路線での帰省は初めてだけど、途中の丘陵で驚嘆のパノラマに遭遇しました!


  ........白雪の大パノラマ!越後名峰群が一望!(左)越後三山(中)平ケ岳(右)巻機山......c0119160_1384277.jpgc0119160_12444171.jpg

峠越えの高台からは、「越後三山」(越後駒・中ノ岳・八海山)、遥かな秘峰「平ケ岳」や「巻機山」の名山群が白雪連峰として一挙に壮大なパノラマを見せてくれているではないか!魚沼平野から奥深い上越国境の名峰パノラマをかくも簡単に眺められるとは予想していなかった! 驚きの一言



★柏崎・高柳の癒しの風景、「荻ノ島・茅葺の里」


柏崎と合併した高柳地区は豪雪地帯。高校同級生で高柳出身者は何人かいましたが、皆市内に下宿していたと思う。豪雪・遠距離で毎日の通学はとても無理からぬことで、実に大変と思います。

      .......柏崎・高柳地区にある「荻ノ島・茅葺きの里」、田んぼを囲む環状形の住居......
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高柳には今は殆ど見ることのできない日本の原風景が残されています。高柳荻ノ島「茅葺きの里」
この貴重な郷愁光景を保存するため柏崎市も相当力を入れているとのこと。素晴らしいことだね・・

      ..........春の陽だまりで写生を楽しむ人があちこちに・・(ほのぼのとした光景)......
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      .........農家が写りこむ春の水田、蔵と茅葺家と水仙、本当に懐かしい光景だ。......
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こういう風景を見ると、小さい頃にお袋方の本家・祖母宅で稲刈りやハサ懸け手伝いをしたことを思い出す。今も本家は叔父が本格的農家で頑張っていますが、農業は実に大変なことと察します。
特にGW中は田植え時期、こんな多忙時に帰省して迷惑と存じます。申し訳ありません。m(_"_)m


              .........桜満開!この神社の巨大な御神木は見事だった・・。......c0119160_1338363.jpg



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車で道を走っていても殆ど人の姿は見かけません。若者は豪雪地区の不便な生活を嫌い都会にどんどん出て行き過疎化に拍車がかかっていることがわかります。お年寄りも免許を持っていても病気や痴呆などで車も運転ができなくなったら、日々の生活はどのようにしていくのでしょうか・・。
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           .......水仙花と茅葺きの家々が素晴らしいコントラスト、でも冬の生活は・・......
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でも当地区は温泉にも恵まれ、村興し「じょんのび村」で若者たちが頑張っている印象があります。
今回思いついたように帰省して「日本の郷愁風景だね~」なんて言っている自分が恥ずかしい限りですが、素晴しいと感ずる気持は否定できません。柏崎にもかくなる場所が残されたことに感激・・


          ...........柏崎のシンボル「米山」さん」、夕刻のシルエットも威厳あるなあ・・。......
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夕方に柏崎実家に到着。親父はやや衰え気味で殆ど元気がなかったものの、久しく受験勉強等で帰省できていなかった娘の成長姿を年老いた両親に見せることができてよかったと思っています。 
 
c0119160_1842135.jpgクリックで地図が拡大表示されます。⇒



★帰京、再びパノラマハイウェイ(越後の名峰を満喫)


翌日は本家にも顔を出した後、高速道路でトンボ返り帰京しましたが、越後名峰群の雄なる残雪姿を十分満喫できました。車を走らせていくと名峰が次々に現れ、形を変えていく景色が実に壮観!


      .........関越道を行くと越後三山(越後駒・中ノ岳・八海山)の雄姿が間近に迫ってきた!......
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      ............越後三山で最も名前が売れている「八海山」の雄姿 。左の雪山は「中ノ岳」.....
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通常4月であれば、豪雪地帯の名峰群はもっと真っ白な筈ですが、やはり異常暖冬のためか斑模様の山景色・・。豊富な水量が少なくなって、美味い米・酒づくりに影響を与えなければいいが・・。
でも新緑に映える越後の田園風景は目に眩しく、まるで絵画のような光景でした。

        .......「巻機山」と「魚野川」。新緑並木が連なり、まるで水彩画を見るような美しさ......
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        ...........越後の春は実に輝き絵画の如く・・、実に癒しの光景だった。......
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六日町から塩沢・石打、湯沢と向かうといよいよ上越国境。関越トンネルに入る手前では「谷川岳」が再び雄大な姿でどんどん迫ってきます。往路では穂高・吊尾根のように見えたのに、復路からの姿は突頂の独立峰の如し。山の形は見る角度によって姿が異なり印象も違うねえ・・・。再認識・・!


      ........最後もまた、美しき残雪の「谷川岳」に見送られ、越後から上州へ抜けていく。......
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長いトンネルを抜けると群馬県。赤城山・榛名山の雄大な裾野風景を満喫しながら東京に向かっていきます。まさにマウンテンビュー・ハイウェイ!片道1000円ではちと申し訳ない気がしました。


                                                     おわり



    *次回は食山人氏と登った新緑の丹沢山行(4月26日)のレポート記事をお届けします。

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  by rollingwest | 2009-05-13 05:25 | 故郷の風景 | Comments(30)

<2009年1月新春>冬の柏崎:荒海怒涛の日本海 


すでに1月下旬となりましたが、柏崎正月帰省の時に取材した風景ネタを追加公開します。
最近はよく冷えますね~!厳しく季節風が吹きつける荒れ狂う冬の日本海をご紹介しましょう。

        .... 冬の強い季節風に荒れる日本海 (遠くに椎谷観音岬と東電柏崎原発)....
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柏崎には12ケ所の海水浴場があり夏は遠方から多くの海水浴客で賑わいます。(最も有名なのは鯨波かな) 冬は荒波が押し寄せ誰もいない。海にカメラを構えているのは実に酔狂な奴・・(呆)


       ....柏崎・西鯨波海岸に次々に押し寄せる怒涛の波 (hyu~!Dododo~n!)....
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日本海側の冬は大陸から猛烈な北西季節風が吹きつけ、海の水を吸い上げた気流は脊梁山脈にぶつかり山里に豪雪を降らせます。柏崎は風が強すぎて積雪は少ない(昭38年豪雪は柏崎も家々が雪に埋もれて二階の窓から出入りした記憶が今も蘇る)ものの、荒波の光景は迫力満点!
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        ....波間の奇岩・クローズアップ!私が勝手に命名⇒「見返りスフィンクス岩」....
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これに比べ夏の日本海は一転して穏やかな海となり、風の少ない夏は凪状態になることも屡々・・
あまりの表情の違いに驚く人も多いことでしょう。今回「柏崎の海」光景を冬・夏比較で掲載します。

      ......【冬・夏比較】夏の日本海は本当に穏やか。さざ波の音が優しく夕日も美しい。....
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「♪米山さんから雲が出~たぁ・・♪」で有名な「三階節」は柏崎民謡。(小学校時代は全員が盆踊りの振付けで「三階節」「米山甚句」を練習させられたもんだなあ・・) 郷土名峰「米山さん」(993m)は日本300名山!市内からの眺めもいいけれど、やはり「米山大橋」越しの雄姿が一番です。


   .... 【冬・夏比較】青海川海岸米山大橋、今回「米峰」は残念ながら雲の中(恋人岬より)....c0119160_682721.jpg
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米山尾根は海に直接落ち込み、「米山峠」は親不知と並ぶ通行難所でしたが、「米山大橋」が昭和41年に完成!当時は日本一の高さで郷土の誇りでした。(完成直後の橋渡り初めで見下ろした光景は感動的で忘れられない・・) この下には日本で一番海に近い駅「青海川駅」(TVドラマ・高校教師にも登場)があります。中越沖地震では崖崩れで暫く不通でしたが今は無事復旧されています。                   


             .... 【冬・夏比較】青海川海岸の「弁天岩」 (恋人岬より)....
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柏崎は海水浴場の宝庫!小さい頃から多くの場所で泳ぎましたが、「中央」「番神」「鯨波」が回数ベスト3かな。「鯨波海水浴場」は昔から全国的に有名で関東の来訪客も断トツに多い場所です。
最近はどこも砂浜侵食のテトラポット光景で風情なし・・(悲)番神には昔、露天水族館もあったのに・・


       .... 【冬・夏比較】鯨波海水浴場(夏は家族や観光客で大賑わいだが、今は・・・)....c0119160_6465495.jpgc0119160_647891.jpg

柏崎は天然サザエやムラサキウニが結構とれる場所。鯨波や番神の岩場海から潜ってよく獲ったものです。後輩にサザエ獲り名人がおり、彼は一潜りでサザエを海水パンツの中をモコモコにして浮んできます。醤油かけて浜焼きで食べて実に旨かったなあ・・。その頃ビールが飲めればもっと・・


   .... 【冬】鯨波海水浴場の奇勝「鬼穴」の砂浜も怒涛に包まれる(岩の右側に穴がある)....
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 ....(左)タライ船 (中)初詣によく来る「番神堂」(正月飾り) (右)岬に流れ着いた「日蓮上人」....c0119160_7113954.jpgc0119160_7115439.jpgc0119160_7121237.jpg

番神岬」は佐渡からタライ船を漕ぎ渡り逢瀬を重ねた「お光・吾作」伝説・「佐渡情話」の舞台になった所、また佐渡流罪になった「日蓮上人」が鎌倉幕府から罪を許され流れついたのもここ番神岬です。岬の上には昔から初詣によく来た「番神堂」(「ゆく年来る年」にも数回登場)があります。
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今年は年末年始からズ~ッと冬型気圧配置が続いており寒い冬となっています。そんな寒さを一切感じさせない新婚1年のS人夫婦を正月に実家に呼びました。晩婚S人君のまあデレデレしたこと。

  ....寒風とは無縁LOVE・LOVE- HOT♪ 新婚イトコの「S人夫妻」(熱!羨・・ご馳走様です)....c0119160_7253892.gifc0119160_7265959.gifc0119160_725827.jpgc0119160_7281744.gifc0119160_729326.jpgc0119160_7301489.gifc0119160_7303555.gif

新妻Y子さんは、堂々として落ち着いている。酒も相当強い!お酌を何杯受け取っても顔色を変えずに静かに笑顔を絶やさない・・。二人の雰囲気からして、S人君は初めから尻に敷かれてしまいそうな予感が・・。酒杯を重ねるうちに、私の方が先に轟沈してしまいました。情けな~・・(- -;*)ゞ。


        ....(左)雪をたたえ峻険な姿を見せる白銀の米山  (右)白く荒ぶる波しぶき....c0119160_7505761.jpgc0119160_7511790.jpg

実家からは白雪の米山が望めます。登山は小中高の定例行事で、米山駅・大平(海抜ゼロ)から約千m登りきつかった思い出・・。しかし霊験の頂上「米山薬師」(日本三大薬師)から見る日本海(佐渡も俯瞰)は感動的。いつでも登れると思いもう30数年もご無沙汰・・。大変失礼~!m(_"_)m


        ....荒れ狂う「怒涛」と「見返りスフィンクス」、浪の花も舞う「冬の日本海」....
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日本海側の冬の街角に外を出歩く人の姿は殆ど見かけません。家に篭りがちで移動は車。猛烈な風が吹く荒海にカメラを向ける酔狂な奴は俺くらいかな・・(笑) それは久しぶりに迫力ある光景を見る者が目を輝かせるのであり、そこに住まう人は当り前の日常光景。厳しい冬生活が現実です。

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スキー場経営や水資源を糧にする方々には申し訳ないけれど今冬も大雪にはならないように・祈


        ....「柏崎ビュースポット」 (写真をクリックすると拡大でご覧になれます。....
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                                                      おわり

  by rollingwest | 2009-01-18 10:38 | 故郷の風景 | Comments(36)

<2008年9月14~15日>秋の越後路(歴史と実りの風景)を訪ねて(その1)

★久しぶりの柏崎帰省 (9月13~15日)

今年のお盆は帰省しなかったので、9月の3連休に久々に故郷柏崎へ顔を出しました。この夏の猛暑で体調が衰え気味だった親父も何とか元気になり、ひとまず安心・・。昨年夏の「中越沖地震」で半壊した母方本家も建て直しが完成。新築の大きな家(新婚S人君同居)も見せてもらいました。


 ....稲刈時期を迎え黄金平野に聳える名峰「米山さん」(993m)、被災した家々も改築されている。...
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そういえば地元新潟にも歴史や景観の優れた見所が沢山あるなあ・・。連休を利用し、ちょっとしたミニ旅を楽しんでみよう。思い立ったら吉日、マイカーに乗車し「ディスカバリー越後路」いざ出発!



★歴史と海の幸:夕日の美しい国道402号線を往く (9月14日)


国道「402号線」は柏崎市と新潟市を結ぶ海岸沿いに走るルート。昔は「116号線」と呼ばれていましたが、幹線バイパスが新たに完成したことで旧道は「402号」の名称変更となり、夕日が美しい「シーサイドライン」としてロードツーリングを楽しむ観光客には人気が高い道となっています。
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                   ↑地図をクリックして拡大でご覧下さい。

夕日が綺麗な「椎谷岬」、海水浴「石地海岸」、良寛・芭蕉ゆかリの「出雲崎」、海鮮土産で賑わう「寺泊」、名堰「大河津分水」、名古刹「国上寺」、霊験あらたかな県のシンボル「弥彦神社」、眺めの素晴らしい「弥彦山」、魅力の奇岩海岸「越後七浦シーサイドライン」、実に見所満載のルートなのです。



★日本海の絶景を一望「椎谷観音岬」

.....(左)柏崎高浜海岸から望む椎谷観音岬 (右)観音岬「夕日が丘公園」から見る柏崎遠景.....c0119160_1482619.jpgc0119160_14262611.jpg


日本海に突き出たこの岬は柏崎市の最北端部に位置し、小中学時代に遠足・砂鉄採取や海水浴でよく来た懐かしい場所。「観音堂」近くに「夕日が丘公園」という眺望場所があり、ここから海上に浮かぶように聳える名峰「米山」と、水平線上の「佐渡ケ島」のコラボレーション絶景が楽しめます。

  ...(左)海の綺麗な椎谷漁港、遠くに原発が見える。この位置に海上に聳える米山が眺望...c0119160_14105290.jpgc0119160_905319.jpg
      (右)今なお、中越沖地震での通行止め規制が行われている。地図はクリックで拡大↑


当日は好天だったものの、残念ながら米山と佐渡は霞んで見えませんでした。(柏崎刈羽原子力発電所はうっすらと認識) 昨年夏の「中越沖地震」では土砂崩れが発生し、今だに岬を通る道は通行止めとなっていました。震災発生から1年が過ぎましたが、まだ爪跡は随所に残っています。

              .... 「天高く・・、レジャーボートの水しぶき」 ....
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★歴史が深い天領の里・「出雲崎」

「良寛さん」の生まれ故郷であり、「松尾芭蕉」も「奥の細道」に名句を刻んだ由緒ある「出雲崎」。
ここは「猫わか様」の故郷、遠浅海が広がる静かで落ち着いた街です。(夏は臨海学校で賑わう)
今年、黒人演歌歌手ジェロが「海雪」というご当地ソングをリリースして話題にもなりました。

      ....出雲崎・道の駅「天領の里」にある「夕凧の橋」、背中姿は幼き日の「良寛さん」....
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「出雲崎」の名は遠く神話時代に大国主命により開拓されたと伝えられており、出雲がつく地名にはやはり古えの神々との縁があるのでしょう。江戸時代に幕府直轄「天領地」(徳川幕府財政源・佐渡金銀の陸揚港)となり、「北前船寄港地」としても栄えました。実に裕福だったんですなあ・・

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また日本における「近代石油産業発祥の地」であり、明治時代には海岸から国産原油が採掘された産業発祥の歴史も持ちます。日本初の機械掘削を成功させた「内藤久寛」(隣接・刈羽村出身)は旧・日本石油創業者、ここに「石油記念館」と久寛銅像もあるので是非とも見学してみて下さい。

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良寛堂」は生家・橘屋屋敷跡にあり、堂の前には渋い雰囲気の「良寛和尚」が佐渡を見渡すように座しています。「夕凧の橋」(海へ突き出した観光ブリッジ)を眺める幼い良寛さんは可愛らしかったけれど、こちらは貫禄の姿・・(笑) 今年はちょうど「良寛生誕250周年」なんだって、目出度し~

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荒海や佐渡に横たふ天の河」・・、ご存知「松尾芭蕉」の「奥の細道」で有名な俳句。芭蕉が弟子・曽良と諸国を歩き山形から海岸線を南下し、当地「出雲崎」に歩き着いた時に詠んだものです。
「荒海」というと季節風が吹きつける悪天候の日・・、こんな時に天の川が見えたのかなあ・・?(笑)

   ....「芭蕉園」には「奥の細道・銀河の序」を刻んだ名句「荒海や・・」の句碑と芭蕉像が立つ。....
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平成の市町村合併で、歴史深い名のある街が多く失われてしまいましたが、「出雲崎」は「柏崎」「長岡」に合併されることなく単独の町として残っています。さすがは歴史の深い街、「天領の里」「歴史文化」「産業発祥」に裏付けられた街の独立心・プライドとブランドの重さを感じました。


★「魚の市場通り」で賑わう「寺泊」

     ...(左)寺泊漁港、原油高にも負けず活気を感ずる。(右)寺泊から「弥彦山」を望む.....c0119160_14184569.jpgc0119160_14193185.jpg

国道402号線沿いに鮮魚専門店が並び競い合っている「魚の市場通り」は、通称「魚のアメ横」と呼ばれている全国的に有名な「寺泊の観光スポット」!日本海はまさに海の恵みの宝庫です。
3連休ということもあり全国から観光バスが続々と乗り付けて市場は大賑わいの状態でした。

     ...「魚の市場通り」は全国的にも有名、多種類・新鮮な魚介類を売る店がひしめく.....c0119160_1171681.jpgc0119160_1175753.jpg

ベニズワイガニ・イカ・真ダコ・甘エビ・タイ・寒ブリ・タラ・ノドグロ・サザエ・ホタテなど、豊富な種類の鮮魚がオンパレード!冷凍発砲スチロールでお土産を持ち帰る人々の行列、魚介類を串刺しにして炭火で焼いた名物「浜焼き」を頬張る人たちが道に溢れ、実に活気があり楽しいスポットです。

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寺泊」は江戸時代の航路港・北陸街道宿場町として歴史を刻み、現在は「佐渡汽船」が定期航路(佐渡島と本州との最短距離地)を運行しています。かつては三島郡の町として存在していましたが、06年に長岡市に編入されて消滅してしまいました。(内陸長岡は初めて海を手に入れ大喜び)

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由緒ある名前の町がまた一つ失われて何か寂しい気持ちもします。「寺泊ブランド」独立でも十分やっていけたのではないのかなあ・・。(まあ市の財政事情等いろいろな背景もあったのでしょうね) 




★「大河津分水」を渡る

日本一の長さを誇る「信濃川」はかつて度重なる水害を引き起こし、越後平野に壊滅的な被害を与えてきました。この被害をなくすために作られたのが「大河津分水」(明治~昭和の工事)。人工堰の支流を作り、増水流が越後平野に入り込む前に一部を日本海へ迂回・分散させているのです。

  ...(左)信濃川から迂回・日本海への分水路、堰を眺める (右)分水路橋より「守門岳」を望む...c0119160_1421566.jpgc0119160_14214064.jpg


ここの堰堤桜は実に見事、約3千本の桜が満喫できます。小学生の頃、何度か両親に連れてきてもらい花見を楽しんだ記憶があります。4月20日頃には「分水おいらん道中」が催され、絢爛豪華な衣装に身を包むおいらんが70名の付き人を従えて桜道を練り歩くとのこと。一度見てみたい!

  ....(左)大河津分水は桜の名所(堰堤桜が見事!) (右)H12年に完成した新「分水堰」 ....c0119160_11202798.jpg
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「分水町」も平成市町村合併で「燕市」に併合されてやや残念な気がしますが、治水安定で信濃川氾濫から越後平野を守り、豊かな米どころをつくりあげたその功績名は記憶に残り続けるでしょう。

     ...... 日本一の米穀地帯「越後平野」は収穫の秋、背景は「国上~弥彦山」の山並.....
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越後の秋は豊穣なる実りの季節を迎え、稲田はまさに黄金の輝きを見せていました。田園風景を通過して、これから歴史の深い名古刹「国上寺」と、新潟県のシンボル「弥彦山」に向かいます。



秋の越後路を訪ねて(その2)へ続く。

                                 

  by rollingwest | 2008-09-15 08:17 | 故郷の風景 | Comments(16)