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「My Favorite Songs」(第19巻)

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★(117)リンゴスター 「想い出のフォトグラフ」 (1973年) (2015.3.2公開)



c0119160_10464857.jpg拝啓、リンゴスター様・・・・。RW洋楽コーナーもそろそろ120回目の節目を迎えようというのに、貴殿のソロ時代名曲を全く取り上げていないことに最近気づき、本当に失礼の極み・大反省・・・、<(_ _)><(_ _)><(_ _)>大変申し訳ございませんでした~。ビートルズ時代は激動の毎日で本当に目まぐるしく濃厚な7年半だったとお察しいたします。初期ドラマーだったピートベストと交替する形でビートルズに急遽加入させられた日から、貴殿の人生は一挙に大転換!あっという間に世界のアイドルに駆け上り、20代後半でついにロック史(・・いや世界文化の歴史)に燦然と輝く頂点に立つ存在になってしまうとは当時想像だにしていなかったのではないでしょうか?貴殿はついに今年4月、ロック殿堂入りの栄誉に輝くことになったとお聞きしました。誠におめでとうございます!いやいや、むしろビートルズメンバーが未だにロック殿堂入りしていなかったこと自体が意外や意外・・驚きの一言です。全く遅きに失したくらいの受賞であり、ここまで延ばされてしまったとは実に失礼なお話ですよね!(⇒小生もあまり言えたクチではございませんが・・苦笑)  今回記事では、掲載が遅れてしまったことを深く反省して懐かしきリンゴソロ時代(1970代前半)のヒットナンバーを沢山紹介させて頂きます。まずは貴殿がソロとしてデビューしたのは1970年(ビートルズ解散の年)・・、スタンダード曲を集めた初の単独作品「センチメンタル・ジャーニー」を発売した記念の年でしたね。1970年とはまさに小生が洋楽に目覚めハマった時期であり、思い出深い曲の数々が脳裏に浮かんでまいります。翌年は米国ヒットチャートで「明日への願い」(1971)や「バックオブルガルー」(1971)など魅力的なナンバーが上位に連続登場し、嬉しく思い毎日ラジオに耳を傾けていたものです。ビートルズ時代で貴殿の名曲といえば「イエローサブマリン」「アクトナチュラリー」「オクトパスガーデン」等くらいしか頭に浮かびませんが、解散後ソロ時代になってからは数々の素晴らしいヒット曲を連発!こんな実力があったというのに、ビートルズ時代はポールとジョンに遠慮していたんですか~?また映画やカメラ分野でも大いなる才能を発揮し、まさに「能ある鷹は爪を隠す」で貴方のお人柄が窺えます。そして1973~74年は貴方の黄金時代を迎えました!「ヨア・シックティーン」(1973)がついにビルボード誌で第1位を獲得!さらに1974年にはジョージと共演して「想い出のフォトグラフ」(1973・上記掲載曲)で世界を席巻しましたね~!掲載した冒頭ユーチューブは貴殿の親友ジョージハリスンが亡くなった1年後(2002年11月)に盟友エリック・クラプトンの呼びかけによってロンドンで開催されたジョージ追悼コンサート(ロイヤルアルバートホール)の映像を使わせて頂きました。いや~、ここでも実にいい味を出しておられますね~!貴殿の魅力はやはり「オクトパスガーデン」や「オーマイマイ」(1974)のようなオトボケチックな雰囲気。ビートルズ後期ではメンバー同士の人間関係がバラバラになり相克が高まる中で、貴殿のホッコリしたキャラクターが触媒役を果たし一服の清涼剤的な存在になってくれたと思っています。また ジョン・レノンが暗殺された時も一早くNYに駆けつけてオノヨーコを励まし彼の死を悼んだその行動と思いやりにも感銘しました。今回は亡きジョンレノンとコラボした「オンリーユー」(1974)をユーチューブで見つけて嬉しい限り!そして21世紀に入っても「フェイディングイン&フェイディングアウト」(2005)等のヒットを生み出し息長く頑張っているではありませんか!そろそろ長文のお手紙も筆を置くことにしましたが、最後は往年のカントリー名曲「アクトナチュラリー」(1965)で締めさせて頂きます。小生は45年前にこのEP盤(今や死語)を柏崎のレコード屋さんで購入したのですよ。歴史的な名曲「イエスタディ」とのカップリング盤でしたね。貴殿の曲がB面と思っていましたが、よく調べるとコチラがA面だったという事実を知ってただただ驚いているばかりです・・!当時はアップルレコードのレーベル名も貴殿のリンゴから命名採用されたと信じていたRWなのでこれくらいの勘違いは大したことじゃないのかも・・(苦笑) ビートルズも5年後は解散50周年を迎えます。その伝説をいつまでも長く伝導して頂くためにもくれぐれも健康には留意し長生きされて下さい。・・・・敬具


⇒次回は、21世紀の洗練されたカントリーPOPグループ「レディアンテベラム」の「ニードユーナウ」(2010)をお送りします。♪\(^◇^)/♪





★(116)チープトリック 「永遠のラブソング」 (1982年) (2015.2.17公開)



c0119160_1718433.jpg日本のファンが火をつけ世界的な人気に繋がったロックバンドといえばクイーンやボンジョヴィなど幾つかの事例がありますが1970~80年代に米国のPOPなハードロックで人気を博した「チープトリック」はまさにその典型パターン、彼らの人気は70年代後半と80年代後半の2回のピークがあったので前後編に分けて彼らのヒット曲を紹介しましょう。初期メンバーは、ロビンザンダー(Vo、G)、リックニールセン(G)、トムピーターソン(B)、バン・カルロス(Dr)の4人で1977年にデビュー。最初の2~3年は本国アメリカでは全く売れなかったのですが、なぜか日本でだけはどんどん人気が上がり、特に2ndアルバム「蒼ざめたハイウェイ」からのシングル「今夜は帰さない」(1977)が大ヒット!翌年には初の日本公演を武道館で行ないその模様はすぐに「チープ・トリックat武道館」として日本限定で発売されましたが、実はこのライヴ盤こそが彼らの運命を変えることとなったのです。彼らの友人がライブ盤からの「甘い罠」(I Want You To Want Me)を本国のラジオで流したところ、突然爆発的にヒットしあっという間に全米7位まで上昇。日本からの逆輸入盤が飛ぶように売れ、米国も慌てて後からリリースした結果、ついにプラチナディスク(全米4位)となってしまいチープ・トリックの名声はあっという間に世界中へと広まったのです。武道館ライブの「エイントザット・ア・シェイム」(1978)もヒット!そして同年にリリースされた3nd「天国の罠」からは「サレンダー」、翌年発表の「ドリーム・ポリス」も好調で、全米6位の大ヒットを記録しています。ところがその後、トムとリックが音楽的な衝突を起こし、トムの正式脱退が発表されると、彼らの人気は急激に下降し始めていきます。冒頭に公開した「永遠のラブソング」(1982)は、まさにその低迷期の曲で、後年の大ヒット曲「永遠の愛の炎」と混同されてしまうこともありますが、小生はこの曲が結構お気に入り!最近ジックリ聴き直してみてこの曲がジョージハリスンの「ギターは泣いている」的なメロディラインも登場して実にいい曲だなと噛みしめているところです。そんな知ったようなフリをしているRWですが、実はチープトリックは食わず嫌い(黄色い声のミーハー人気とバンド名のイメージから受ける安っぽいという先入観)でチト距離を置いていたのも事実でこの記事を編集するまでは頭の中が整理されていませんでした。締めの曲は、前期全盛期LASTの名盤「ドリームポリス」からの大ヒット曲「ヴォイシズ」(1979)、この曲も何となく当時のお気に入りで距離感を受けとめながらもチープトリックを気にし続ける契機となったナンバーだったような気がします。そして彼らは80年代の後半に再び大復活を成し遂げることになり、後編ではそのヒットの数々を紹介していく予定です。




★(115)レターメン 「ラブ」 (1971年) (2015.2.4公開)



c0119160_12555038.jpg中学生の頃、ラジオの深夜放送に目覚め始めた頃に思い出が深く残っているのは「レターメン」が歌い上げた「ラブ」(上記掲載曲)と夜のしじまに美しいメロディが染透る様なコーラス曲「ミスターロンリー」(1970)でした。まだあどけなき思春期に一挙魅了されてしまったこの2曲を聴くと、スタンドに照らされた勉強机、ラジオを聴きながら深夜のインスタントラーメンをすすっていた当時の光景がフラッシュバックしてきます。ノスタルジーを感じさせられる「ミスターロンリー」はてっきりレターメンのオリジナルとばかりと思っていましたが、ボビー・ビントンの1964年ヒット曲のカバーと知ったのはかなり後のことです。1958年ラスベガスでデビューした気品ある素晴らしいコーラスの男性3人グループは、「夏の日の恋」(1960年パーシー・フェイスの9週連続全米1位を記録したグラミー賞曲)や「涙のくちづけ」(原曲はピーター・アデル & ゲーリー・ゲルド)、さらにポールアンカ作品「涙に頬をうずめて」等を1960年代後期にカバーヒットさせていましたが、1970年代初頭でヒットさせた上記の2曲で日本でも一躍知名度をアップさせたのです。当時は「ラブ」の方も「ジョンレノン名曲」(記事のラストに掲載)とは全く知らず、レターメンのオリジナルと完全に信じ込んでいたものです。冒頭のアルペジオピアノから韻を踏む詩を美しいコーラスで静かに語り歌い上げており、自分たちの醸し出す魅惑的なハーモニーに置き換えていました。今でもRWはジョンレノン曲というよりはレターメン象徴曲のイメージが強く、そのように脳裏に刻まれた人も多いのではないでしょうか。でもそれぞれに味わいが深くどちらの代表曲と言っても全く問題がない傑作となっています。レターメンは1961年~75年の間 キャピトル・レーベルに 300曲以上もの作品を残していますが、長い レターメンのキャリアの中でも このキャピトル時代は良質作品をリリースし、最も商業的にも成功していた時期です。日本ではハイファイセットがカバーしたことで知られる「フィーリング」(1975)も全米年間チャート4位に輝いた大ヒット曲に輝きました。しかしこれもモーリスアルバートというシンガーソングライター(ブラジル出身)の作品で、自分達のオリジナルはないのかよ・・とも言いたいところですが「他人の作品を美しいコーラスでより一層輝かせる!」こういう特長があるアーティストなのだと納得してしまいました。今もなお3人仲良く美しい声でコーラスを聴かせてくれているとは嬉しいことではありませんか!それでは最後は「ミスターロンリー」がBGMで流れる城達也氏の渋いナレーションで始まった午前零時の「ジェット・ストリーム」(1967~1993年FM東京)で締めたいと思います。遠い地平線が消えて、深々とした夜の闇に心を休める時、はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、たゆみない宇宙の営みを告げています。ジェットストリーム ・・、皆様の夜間飛行のお供をするパイロットは、私 城達也です。」 ♪「ロンリ~、 オオ、ミスター・ロンリ~・・」♪





★(114)ティアーズ・フォー・フィアーズ 「シーズ・オブ・ラブ」 (1989年) (2015.1.21公開)



c0119160_17363246.jpgRWの80年代アーティストへの評価・拘りは70年洋楽に比較するとかなり落ちてしまいますが、その中でも「ティアーズ・フォー・フィアーズ」(Tears for Fears=以降はTFFと表記)はとりわけ大好きなバンドでした。「TFF」は1981年にローランド・オーザバル(Gt、Vo)とカート・スミス(Bs、Vo)で結成された英国ロック・デュオで音楽性が高くセンスある独自世界を展開、1980年代に起こった英国アーティストによる世界的ブームの第2波的役割の最先端を走っていました。このバンドで有名な曲は何と言っても全米1位に輝いた「ルール・ザ・ワールド」(最後に紹介)と「シャウト」、この有名曲は日本のCM曲にも採用されているので皆さんも一度は耳にしたことがあるでしょう。さらに名曲「ヘッド・オーバー・ヒールズ」(1985)もお薦め!デビュー直後は「シンセを多用したエレポップ」の分類でしたが1982年頃から無機的なイメージだったエレ・ポップに表情豊かに洗練されたメロディを加え、英国で高い評価を得るようになります。そして1985年に米国進出を果たしついに全米No1、世界的な成功を収めていったのです。「TFF」はその後も音楽的な領域を拡張し、広大な音空間を表現できる大きな存在へと成長して行きます。その頂点曲は今回冒頭で掲載した「シーズ・オブ・ラブ」(1989)、この曲を初めて聴いた時「これはまさにビートルズの中期サウンドではないか!」と目を丸くしました。まさに「リヴォルバー」「サージェントペッパーズ」「マジカルミステリーツアー」の頃のサイケデリックなビートルズが再現されており、曲調とアレンジはまるで「I am the Walrus」をモチーフにしているかのようなアップテンポな軽快曲です。このトータル性はまさに「サージェントペッパーズ」が再現されたかのようだ! 「TFF」はジャズやブルースからビートルズまで幅広いジャンルの音楽をこなすバンドとして彼らの評価が頂点に達した時代と言えましょう!同アルバムからのシングルには、フィル・コリンズがドラムで参加している「ウーマン・イン・チェインズ」(1989)や「Advice For The Young At Heart」(1990)などの名曲が続々登場。大作「シーズ・オブ・ラブ」の制作は5年間もかけたことを今回あらためて知って本当に驚きました。「TFF」の2人はまさにビートルズの再現を意識して音源の録音編集に拘り妥協を許さず創造を極めたのでしょう。その結果が米英ともに売上げ100万枚突破するという金字塔を成し遂げたのです。このグループはもっと後世に評価されてもいいと思うのですが・・。その後は2人は不仲となりカートが脱退して解散状態となりましたが、21世紀になってまた 和解し再結成をしています。最後の曲は彼らが大ブレイクした「ルール・ザ・ワールド」(1985)、この名曲を聴きながら彼らがもう一度「サージェントペッパーズ」を彷彿させるような超大作を期待したいものです。

  by rollingwest | 2002-07-01 00:00 | 洋楽(ロック・POPS) | Comments(112)