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<2010年6月22日>川崎市探訪:「生田緑地と岡本太郎美術館を訪ねて」

                              
                       川崎市探訪シリーズ(その2)

★はじめに

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小生の住む川崎市は東京・横浜に挟まれて北西~南東部に縦長の形をした140万人都市です。
南北に長く市民の結束力はやや薄い感じもしますが、首都圏ベッドタウンであり人口は急速に増加中


            ........川崎のシンボル「川崎大師」 (左)本堂 (右)交通安全祈願所...... c0119160_16414387.jpgc0119160_1642848.jpg

高度成長期・公害都市のイメージを持つ人もまだ多いようですが川崎にも結構多く見所があります。
過去掲載した寺社・史蹟・公園等をレビューしつつ、今後お勧めスポットをボチボチ紹介していきましょう。


            ........川崎扇島(京浜工業地帯)から見る冬晴れの富士山......
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                                     リンク:川崎探訪シリーズ(その1)

今回は川崎市北部・多摩丘陵の「読売ジャイアンツ球場」、「生田緑地公園」(岡本太郎美術館や日本民家園)を紹介しましょう。工業地帯のイメージしかない人にとっては目からウロコかもしれません。




★「よみうりランド」&「読売ジャイアンツ球場」

   .....多摩丘陵上にある「よみうりランド」は稲城方面からロープウェイ経由でも入園できる。......
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「よみうりランド」は1964年に開園した多摩丘陵の遊園地で、園内には遊戯施設(ローラーコースター・観覧車)、野外劇場などの施設があります。久しぶりに再来訪(娘が小さい頃何度か来た)しましたが、殆ど変わっていない感じ・・。少子化で閉鎖される遊園地が多い中、まだ健闘しているのかな?


     .....1985年に開所した読売ジャイアンツ球場(川崎市多摩区)、選手が練習に励む。......
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ここには読売巨人軍のグラウンドがあります。かつて多摩川沿いにありましたが1985年に移転、それでも四半世紀が経つのか・・。原監督になって昨年日本一を達成!(WBCでは世界一監督)充実した施設・・、巨人軍・第4期黄金時代に向かう中で、本球場からまたヒーローが生まれるかも・・


            .....長嶋茂雄の自筆で顕彰されている記念石碑、「巨人への道」......
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長島茂雄自筆・「巨人への道」記念碑があり、長く受け継がれた伝統を更に輝かせんとしています。
多摩川・丸子橋近くにあった巨人軍グラウンドを、劇画「巨人の星」と共にいつか紹介してみましょう。




★川崎・生田緑地内にある「岡本太郎美術館」


     .....(左)「向ヶ丘遊園」のさよならポスター(02年) (右)園内には立派なバラ園がある。......
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「生田緑地公園」はかつて「向ヶ丘遊園」があった場所です。75年の歴史を誇った老舗遊園地でしたが、時代の波についていけず不採算に陥ったため02年に閉鎖となりました。この公園内には「岡本太郎美術館」が川崎市の施設(岡本太郎が川崎市高津区生まれ)として常設されています。


           ......「生田緑地公園」(旧・向ヶ丘遊園)の中にある「岡本太郎美術館」......
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         ......1999年に開設された「岡本太郎美術館」、独特な表情が懐かしい・・。......
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岡本太郎が亡くなったのは1996年、今年は生誕99年目。「99歳、あっぱれ太郎展」と銘打つ展覧会が催されており、絵画・彫刻・写真家・・、様々な分野で活躍した足跡が語られていました。


         .......岡本太郎お馴染みの前衛的なモニュメント、「芸術は爆発だ!」......
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    .....(左)太陽の塔ミニュチュアが展示 (右)関西在住時に家族で訪ねた万博記念公園....
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岡本太郎といえば、やはり1970年大阪万国博覧会の「太陽の塔」が最も有名!ミニチュアが館内に展示されていますが、8年前に塔をバックに家族で写真を撮ったのも懐かしき思い出。そして最近では原爆モチーフの大壁画「明日の神話」をどの都市に飾るかで話題になりました。軍配は東京に・・

   
       .....渋谷駅に飾られる大壁画「明日の神話」、原爆炸裂の瞬間が描かれる。......
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   .....(左)岡本太郎と数々の作品  (右)母親・岡本かの子(昭和初期の小説家・歌人)......
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来年はいよいよ生誕100周年の記念すべき年を迎えます。全国的に話題になるだろうなあ・・。
さて生田緑地の中を歩いていくと、前衛芸術とは対照的な「日本民家」癒しの世界がありました。
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★古民家の野外博物館「日本民家園」


生田緑地を府中街道方面に向かうと「奥の池」が現れます。池を左に曲がると、懐かしい萱葺屋根の家が沢山点在しています。ここは川崎市立「日本民家園」、まさにタイムスリップしたような光景が・・


     .....(左)川崎市立・日本民家園の奥の池 (右)出羽三山の萱葺きの家(菅原家)......
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      .......越中・五箇山の合掌造り(江向家)、豪雪地帯なので柱や梁が太い。.....
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日本民家園は、急速に消滅しつつある古民家を永く将来に残すことを目的に昭和42年に開園しました。主に東日本(東北・関東・北陸信越)を中心とした代表的な民家が野外展示されています。
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        .....(左)茨城・笠間の太田家 (右)当日は新緑の芽吹きが眩しかった。.....
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    ....(左)ツツジ爛漫、神奈川・清川村の家 (右)五箇山の山田家(仏間が立派)......
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また昔の民家生活も学べるように、家の中には農具・機織・藁細工・竹細工などの生活用具、藁葺き家の建築プロセス、台所・囲炉裏端の構造等が判り易く展示され、解説に工夫が施されています。
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        .....(左)囲炉裏の自在鍵が立派! (右)囲炉裏端でホッと一息つく老人.....
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     .....(左)広い居間の北村家。小部屋には端午の節句飾りが。(右)藁を編む人達......
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豪雪地域はご存知「合掌造り」の太い柱に梁、海岸部は漁に適した船頭小屋、宿場町や商家には客を迎える工夫の造り、それぞれの気候・風土・生活様式にあった家の造りがあって興味深い!


    .....(左)伊那街道の宿場町にあった薬屋・三澤家 (右)道祖神・庚申塚もあり風情漂う.....
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             .....本館の展示資料室、日本民家の構造・歴史などが学べる。....
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また路傍には道祖神・庚申塚・馬頭観音などの石造物や道標も置かれており、リアルな雰囲気を出すために工夫が施されています。公営の文化探訪テーマパークといった感じですね・・!必見


       ....(左)川崎小杉陣屋町にあった豪華な原家 (右)杉玉は造り酒屋のシンボル......
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★おわりに

工業地帯のイメージが強い川崎市、「かくなる美術館や民家園があるとは意外!初めて知った・・!という方も結構多いと思います。市北部は緑溢れる見所も多く、柿生・王禅寺周辺も結構風情あり


        ......(左)奈良の街道沿いの油屋・井岡家 (右)尾張の武家屋敷・佐地家......
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       .....(左)美術館内ロビーで寛ぐ子供達  (右) 岡本太郎は写真家でもあった。......
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2011年向ヶ丘遊園跡地に「藤子・F・不二雄ミュージアム」が建設される予定です。「藤子不二雄」は藤本弘(F)と安孫子素雄(A)の共同ペンネームで、藤本弘氏(1996年逝去)が川崎多摩区に住んでいたことが縁で開設されます。因みに二人の出身地は先日紹介した富山県高岡市です。


     .....11年には園内に「藤子・F・不二雄ミュージアム」がいよいよオープンする。......
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藤本弘(F)のキャラクターは「ドラえもん・パーマン」等ほのぼの系、安孫子素雄(A)の方は「忍者はっとりくん・怪物くん・プロゴルファー猿・笑ウせぇるすまん」のペーソスギャグ系です。(おばQは二人の合作)
それ故「藤子・F・不二雄ミュージアム」は、小さな子供・親子連れを中心に人気が出ることでしょう。


         .....川崎にもかくも立派な日本民家園があることをご存知でしたか?......
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地元川崎市の見所はまだまだあるので、これからも時々紹介していこうと思います。今、ブームになっている京浜工業地帯の工場プラント夜景を見ながらのクルージングもいつか実現してみたいなア・・

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                                                     おわり




次回は、奥秩父の遥かなる幽寂峰「和名倉山」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-22 00:00 | 神奈川県 | Comments(49)

<2010年5月3日>GW紀行③:高岡歴史探訪(続編)&35年ぶりの米山登山

                             
                   GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む                               
                   GW紀行②:万葉時代からの歴史街、高岡・伏木を訪ねてより続く



★高岡市内に鎮座する国宝名刹「瑞龍寺」を訪ねる


           ......加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」(国宝指定)の総門)......
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午後は高岡市内に入り探索。加賀藩はNHK大河「利家とまつ」でご存知、前田家が百万石に隆盛させた誇り高き藩。利家の長男「前田利長」は弟「前田利常」に譲位して高岡に城を築きました。
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           .....「瑞龍寺・山門」をくぐると、壮大・荘厳な大伽藍、中央に「仏殿」が配置......
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加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」は利長死後に兄思いの利常が1663年建立、加賀藩が威信をかけた寺であり絶対必見!一大城郭の風格を持ち、北陸にかくなる国宝寺があるとは・・!

       
    .....(左)国宝「仏殿」の建築は実に見事! (右)国宝「法堂」に安置される利長の位牌......
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           ......(左)枯山水の白砂利を整備する僧 (右)曹洞宗なので禅寺様式の建築....
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★前田利長の墓所


「瑞龍寺」総門前から前田利長の墓所まで、長い石畳の参道がありました。その長さが八町(870m)もあることから「八丁道」と呼ばれ、両脇には全国の大名が寄進した石灯籠が配置されています。


         ......(左)八丁道に座る前田利長の像 (右)加賀藩主・利長の墓所......
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利長の墓は高さが11mもある堂々たるもので、これだけの規模・格式は全国の大名墓所の中でも最高峰らしい!霊園前には「五百羅漢像」が沢山飾られたお寺もある。加賀の寺は裕福だね~!


                     .....「繁久寺」のお堂と「五百羅漢像」......
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★日本三大仏「高岡大仏」~「土蔵造りの町並み」


日本の有名大仏は無論「奈良&鎌倉」ですが、「三大仏」という言われ方があるらしい。3つ目を調べてみると高岡・兵庫・岐阜に三大を主張する仏があるとのこと。そうか!高岡大仏を見てみよう。


      ......「高岡大仏は」の顔はハンサム!蓮座下は宝物回廊となっており「顔大仏」もある。......
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この仏は高岡「大佛寺」に鎮座する阿弥陀如来像。800年前の建立で歴史は深く、焼失を繰り返した末に、鋳造技術が高い高岡の技師達によって昭和7年に青銅大仏として再興されたとのこと。


  ....(左)仏・陀か?(hotoke takaoka?oyajigayagu) (右)回廊展示物は多彩で興味深い.....
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高岡の中心部には土蔵造りの旧家が40棟以上建ち並んでいます。明治後期に大火に襲われたため防火建築の粋が生かされています。高岡は鋳造発祥の地、旧・鋳造所やキューポラ煙突があり、産業で栄えた金町の格子造り町並みも見事らしい。しかしもう無理だ。夕方近くで時間がない~!


          ......(左)土蔵造りの街並み(菅野家) (右)赤レンガの富山銀行......
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        ......(左)高岡市内を走る懐かしい路面電車 (右)駅前では獅子舞イベント......
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もう夕方17時近い。今日は朝から雨晴海岸を訪問し昼過ぎには帰省するつもりだったが、高岡がこれ程までに見所多き場所だとは思わなかった!何か物凄~く得をした気分で列車に乗りました。


                 ......高岡駅周辺の散策MAP(クリックで拡大)......
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★柏崎帰省途中で日本海に沈む夕日を満喫


金沢から柏崎経由のJRダイヤは、「ほくほく線」開通以降は柏崎がバイパスされ停車回数が減り、不便になりました。しかし金沢駅にナイスタイミングで直通便が来た!ラッキ~!19時頃に帰れそうだ。


    ......5月の太陽は夕方になっても高く昼が長い。水田や日本海に眩しく反射する光......
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今日は充実したミニ旅廻りで天気も快晴に恵まれ最高の日だった。車窓に目をやれば田植え前の水田に映える太陽が眩しい!日本海水平線と距離が縮まると黄昏のオレンジ色に輝き始めてきた~


           .........日本海に沈み行く夕日(信越線の電車車窓より)......
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そういえば小6の修学旅行は富山だったが、帰りの車窓から日本海に沈む夕日を見て皆が歓声を上げた光景が記憶に蘇ってきた。40年前のシチュエーションと全く一緒だ・・。何か感動的だナア・・(懐)





★35年ぶりに故郷の名峰「米山さん」に登る


「♪米山さんから雲が出たぁ~♪」 柏崎の夏祭りやお盆の民謡流しで踊られる「三階節」に登場する米山は標高993m、容姿優れた鋭峰です。生れた時から仰ぎ続けてきた故郷の誇れる名峰!
中高時代に学校行事で数度登りましたが、今回35年ぶりに秀麗峰の頂上に再トライすることに・・。

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柏崎実家に19時到着。一人暮らしとなったお袋とは3月家族旅行以来の再会。「昨年GWは親父の容態が急変し北陸から急遽帰って来たなあ・・、一周忌はどうする?」等々、四方山話に花が咲く。
翌朝は米山登山で、食山人氏・マツ氏と上越市柿崎駅で再合流するので、早めに就寝しました。


   ......(左)米山は水野林道コースから登山 (右)柏崎・米山周辺の地図(クリックで拡大).......
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中高時代は、日本海に近い米山駅から登る昔からのメインルート「大平登山コース」でした。海抜ゼロから千m近く登るので本当にきつかった・・。今は柿崎側から6合目まで車で上がり、手軽に登れる「水野林道コース」が主流のようです。残雪多い春山だし、オジサン3人は一番楽チンコースを選択します。


          .....6合目駐車場から、カタクリが群生する水野林道コースを歩き出す。......
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米山の残雪は例年なく多い!春先に繰り返した寒波で、「笈ケ岳」も然り全国的に同じ状況だったことでしょう。6合目駐車場までの林道は雪壁が迫り、車1台がやっと通過できる狭さ、ヒヤヒヤ・ドキドキ
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        .....米山さんも例年以上に残雪量が多い。木々も芽吹きが始まったばかり....
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朝9時20分に登山開始。快晴青空とはならず霞んだ感じの一日でしたが、天候は安定し空気も涼しい。遅い春で新緑はまだ早い・・、自分にとって生れて初となる残雪期の米山登山が始まる・・。


      .....桜は満開!残雪の峪筋に芽吹いた淡緑とのコラボが美しい!右はショウジョウバカマ....
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6合目から頂上までは1時間半程ですが、日本海から聳え立つ柏崎のシンボル米山の最後の登りはやはり急峻だったぁ~。11時前に登頂!頂上の三角点とは高校時代以来、35年目の再会だ~


      ....(左)頂上にある米山薬師堂をバックに (右)米山薬師本尊(日本三大薬師の一つ)....
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山頂には「日本三大薬師」の一つである「米山薬師堂」があります。米山は712年(奈良時代)に白山の先達「泰澄」により開山され、農業神・病気平癒の神として、農民の信仰を篤く集めました。


        .....(左)頂上付近の張出し雪崖で戯れる食山人氏 (右)頂上小屋・薬師堂の遠景....
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天気は晴れですが暖かい日が続いたため、靄っぽく視界はいまひとつで残念・・。しかしネットで拾った画像から頂上パノラマをお楽しみ下さい。本来は目の前に日本海に浮かぶ佐渡ケ島、左側には妙高・火打山、右側には柏崎市街と原子力発電所、その向こうには椎谷岬、弥彦山が見えたはず


   .....快晴ならば頂上からこんなパノラマが・・ (左)妙高・火打山(右)柏崎市街・原発&弥彦山....
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         .........頂上からは1時間弱で下山、6合目駐車場へ到着....
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帰りは雪道をグリセードも入れて滑るように下山、1時間もかからず駐車場・登山口に到着しました。
食山人氏・マツ氏を柿崎へ送り駅でお別れ、GW「笈ケ岳」「米山」登山の計画立案・実行に感謝!
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★故郷より・・あらためて米山さんを望む



       .......頚城平野・柿崎側から仰ぐ米山、水仙とのコラボが結構素晴らしかった!....
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柿崎駅へ2人を送ったあとは、米山の姿をあらためて諸々の角度から仰いでみようと車でドライブ。頚城平野(柏崎市と反対側)からの雄姿をカメラでパチリ。柏崎側光景とはやはり形が違う。今年1月、謙信・春日山城から見た米山、上越市谷浜から望んだ海に浮かぶ米山も素晴らしかったなあ・・。


    ......今年の正月帰省で上越市側から見た米山、海に浮かぶ米山を見たのも35年ぶり.....
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国道8号線を北東に上り、米山トンネルをくぐり抜けると柏崎市に出ます。米山大橋周辺は柏崎屈指の景勝地。ここは帰省時に毎回の如く訪れる癒しの場所、故郷・米山を一番身近に感じる所かも・・
大橋下の青海川駅は海に日本一近い駅で、93年TVドラマ「高校教師」最終回の舞台になった場所


  ....(左)米山大橋(柏崎)側から仰ぐ米山(右)青海川駅「高校教師」真田・桜井のラストシーン駅....
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   ......米山大橋・橋脚部からレストハウスを望む、左はインターネットより拝借した星空のお宝写真....
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         ........福浦八景は柏崎の名所、海岸洞窟には蝙蝠が多く住みついている。....
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                   「夏の柏崎花火&復興する故郷米山の光景」はコチラからどうぞ  
                   「冬の米山雄姿や荒海怒涛の日本海風景」はコチラからどうぞ  



柏崎市街に入り実家に戻る前に親父の墓参り。霊園近くは田植え間近の水田風景が見渡せます。ここからの米山もお気に入り。霊園前公園は菜の花が咲き、家族連れがGWを楽しんでいた。


         ........田植作業が目前となり水が張られ始めた水田と米山....
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         ........柏崎夢の森公園には菜の花が咲き誇り、池には親子連れが遊ぶ。....
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柏崎実家に連泊し、お袋ともう一日過ごし、GW最終5月5日に東京へと戻りました。電車はスイスイ
今年のGWは素晴らしい天気に恵まれ、登山道なき北陸の難関秘峰、雨晴海岸・高岡の歴史探訪、35年ぶりの故郷の名峰の登山・・。充実したGWを過ごすことができて大いに満足いたしました。


        .......実家前にある噴水公園から仰ぐ残雪の米山藤棚が萌え始めていた。....
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米山さんご無沙汰でした~!故郷の山はありがたきかな、35年ぶりに米山さんを登りしみじみ・・



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次回は川崎市探訪「生田緑地岡本太郎美術館を訪ねて」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-12 00:00 | 故郷の風景 | Comments(37)

<2010年5月3日>GW紀行②:万葉時代からの歴史街「高岡・伏木」を訪ねて


               ⇒GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望むより続く



★憧れの「雨晴海岸」へ

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「いつか実際にこの目で見てみたい!」・・と、過去からず~っと憧れ続けている光景があります。
海に浮かぶ北アルプス「立山連峰」↑の大屏風!この大絶景は富山県高岡の雨晴海岸や氷見市海岸から望むことができます。GWレポート②は、高岡の「雨晴海岸」や「伏木」を紹介いたしましょう。


  .....立山から雪解け水が流れ込む海は透明度が高い!親子連れがGW休日を楽しむ。......
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「笈ケ岳」から無事下山後、金沢駅で食山人氏・マツ氏と別れた小生は柏崎帰省に向かいますが、まだ午前中でタップリ時間は残されている・・。依然、素晴らしい快晴!「どこかに立ち寄って帰ろう・・」と思いを巡らせます。゙Ω!そうだ!「雨晴海岸」が近くじゃないか!こんなチャンスは滅多にないゾ~
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   .....憧れの「雨晴海岸」へ!だが念願の光景(海に浮かぶ立山連峰)は見られず残念・・.....
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金沢駅からJR氷見線に乗り、「雨晴駅」で下車するとすぐに風情ある浜に出ます。ついに来た~!
でも・・、あまりの暖かさで海上はすでに靄がかかり、お目当ての立山連峰は全く見えない・・・(悔)
残雪立山を望めるのは冬晴日、でも好条件日に合わせてこんな遠隔地には滅多に来れない。(泣)


   .....(左)雨晴し伝説の由来「義経岩」 (右)伏木港に勧進帳の義経・弁慶像が座する。......
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雨晴しの由来名は、義経が奥州に落ちのびて当地に着いた時に不意な雨に見舞われ、弁慶が大岩を組んで祠を作り雨を凌いだ伝説に拠るとのこと。ここに義経岩として神社・祠が残っています。


   ......雨晴海岸からの雪の立山連峰(雨晴駅前の看板)この絶景の本物が見たかった~!......
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折角来たのに、ついに憧れの絶景は見られなかった・・。皆様には雨晴駅入口脇にある看板写真にてご堪能あれ。海越しに3千m級の白い山々を間近に望む光景は世界でもこの海岸だけです。




★「気多神社」&「大伴神社」


      .......「気多神社は平安時代からの古社。「能登一宮」と敬われ社格が高い。.....
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「能登一宮」と呼ばれる羽咋市「気多(keta)大社」は一度訪れてみたいと思っていましたが、高岡にも「気多神社」があったので参拝。本殿は450年前・室町時代に再建された風格ある建物です。
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        ......気多神社・境内は、鬱蒼とした大木に囲まれ神馬銅像も鎮座している。......
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   .....(左)大伴家持を祀る「大伴神社」 (右)「気多神社の清泉」ミニ洞窟や竜ノ口から水がコンコン......
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境内には万葉歌人「大伴家持」を顕彰した「大伴神社」があります。家持の史跡が存在する理由は奈良時代に高岡・伏木の地に「越中国府」が存在し、国守(県知事)として5年間赴任したからです。


      ......5月は筍・旬の季節!気多神社前の竹林には旨そうな「」が群生していた。.....c0119160_11263874.jpgc0119160_11271516.jpg








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    .....(左)裕福な家が多い金沢・富山の屋敷は実に広くて大きい。(右)花桃が真っ盛り!....
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5月初め、北陸の春は今が旬!新緑や花桃、筍などが新たな生命力を漲らせています。心地よい日差しの中で、次は「大伴家持」に所縁ある寺社・史跡・資料館などを訪ねてみることにしました。




★「万葉集」に縁が深い高岡

             .....高岡駅前には、「大伴家持」の銅像があった。.....
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高岡は「雨晴海岸」しか頭になかったので、駅前広場に降り立ち「大伴家持」銅像を見つけた時は何故だろうと思い観光パンフレットを調べたら、高岡は「万葉集」に縁が深いことを発見!目からウロコ!


  ....(左)気象資料館前には家持が住んだ「越中国守館跡」(右)今は朽ちた「越中国分寺跡」.....
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先に述べた万葉時代の「越中国府」国守に赴任した「大伴家持」が住んだ屋敷跡や勤務地が、この高岡には残っていたのです。そして奈良文化をダイジェストした「高岡市万葉歴史館」もありました!


          .......「高岡市万葉歴史館」、ここが「大伴家持」ゆかりの地と初めて知った。.....
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中高時代に習った正倉院「鳥毛立女屏風」や遣唐使船模型も展示されており、家持が当地で詠んだ万葉歌も多く残されている!平城遷都1300年の節目の年にまさか北陸で奈良を学ぶとは・・!


      ......(左)「鳥毛立女屏風」(模擬図) (中)「遣唐使船」の模型 (右)「大伴家持」肖像.....
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伏木の高台には巨大寺院が悠然と聳えます。浄土真宗本願寺派の名刹「勝興寺」、戦国時代には加賀一向一揆拠点であり、近世は前田家と関係深い寺となり不動磐石な地位を築きました。


         ......(左)蓮如上人が開基した「勝興寺」唐門  (右)勝興寺の経堂.....
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       .....「勝興寺・本堂」には七不思議(実をつけない銀杏や水が涸れない池等)が存在.....
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奈良時代、当寺境内には「越中国庁」があったとのこと。つまり大伴家持が毎朝出勤した場所だ~
当地で家持は5年滞在し優れた万葉歌が生まれました。七不思議と呼ばれるミステリー見所も沢山!


    .......天平の昔、勝興寺の境内が「越中国庁」の所在地、大伴家持は当地で勤務した。.....
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伏木の高台から再び海岸部(伏木駅・港周辺)に向かい、北前船で賑わった街風景を観に行こう!




★北前船で栄えた伏木の街


江戸時代、北前船貿易で栄えた伏木。近年は石油コンビナートや国際貿易港として賑わった港です。
嘗て産米輸送・石油油槽所等、環日本海圏の海上交易の重要地でしたが、今は昔の面影がない?


       .....伏木港は石油タンクや海上貨物輸送で賑わった。今はかつての面影はない。.....
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伏木高台には江戸時代からの回船問屋・旧宅が多く残っており、裕福な豪邸街並みが形成されています。その一つが「伏木北前船資料館」として公開されており、昔の伏木の繁栄を伝えています。


       .....「伏木北前船資料館」(江戸時代から回船問屋を営んだ秋元家の旧・邸宅).....
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  .....(左)「船屋半纏」「回船模型」が展示 (右)航海安全祈願で寺社奉納された「船絵馬」.....
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館内は北前船の航海用具や船主生活用具、船絵馬等が展示されており昔の繁栄が偲ばれます。建物の最上部には船の出入りが一望できる「望楼」が聳えている。狭い急階段を上がり、まるで抜け穴を通って秘密基地に行くよう感じ・・。「望楼」は二畳分程の狭い部屋で、街が一望できます。


         ....回船問屋の「望楼」はまるで秘密基地、船の航行を見張った小部屋.....
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      .......「伏木・けんか山祭り」は勇壮な祭り。昼は花山車、夜は提灯山車のぶつけ合い.....
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毎年5月15日は「けんか山」と呼ばれる勇壮な伏木・曳山祭りが行われます。山鹿流の出陣太鼓の囃子に合わせ、華やかな山車をぶつけ合う江戸時代からの伝統祭。港の男達は燃え上がる!




★伏木駅から、高岡市内の見所へ向かう


伏木駅周辺では殆ど人の姿を見かけませんでした。昔が活気に溢れた港町だけに駅前周辺・市街の雰囲気は寂しいものがあります。全国の地方都市における共通現象かもしれませんが・・。


         ......(左)JR氷見線「伏木駅」の外観とプラットフォーム(往年の活気はいずこへ).....
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雨晴海岸からの立山連峰をこの目で見ることはできませんでしたが、高岡・伏木の地で万葉文化や格式高い寺社など見所がこんなにもあったとは!高岡市内もまだ見所が多く存在しています。


         ........雨晴海岸~高岡・伏木の見所MAP(クリックで拡大表示).......
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まだかなり時間があり5月の日は高い。折角ここまで来たのだから夕方まで徹底的に高岡を探索して柏崎帰省しよう。伏木駅から次は高岡駅に向かいます。雨晴海岸の絶景は次回のお楽しみ!


   .....いつか本物の光景を遠望してみたい!雨晴海岸に聳える「立山連峰」の大屏風!.......
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                                                       おわり



次回は、「GW紀行③:高岡歴史探訪(続編)&35年ぶりの米山登山」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-02 00:00 | 海の風景 | Comments(36)