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<2010年11月14日>「東大寺大仏展~天平の至宝」(東京国立博物館)

★奈良遷都の節目の年に・・                         


今年はご存知、「平城京遷都1300年」の記念すべき節目。奈良の記事を何度も掲載しましたが、本年最後のレポートです。東京国立博物館で開催中の「東大寺大仏~天平の至宝展」を鑑賞してきました。
08年「薬師寺展」、09年「興福寺・阿修羅展」に続き、トリは奈良の象徴「東大寺大仏展」の登場~!

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    ......「東大寺大仏展」開催の「東京国立博物館」、大銀杏がいい黄葉になってきた。.......
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今年は光明皇后(大仏建立・聖武天皇の奥様)没後1250年でもあり、その記念で開催された特別展の目玉は大仏殿前に立つ5mに近い「八角の大燈籠」が展示されていることです。造立当初から「東大寺」と「大仏」を見守ってきた大燈籠が初めて寺を出たのです。天平時代・宝物の数々も一緒にご出張


      .......東大寺・大仏殿を守護してきた「八角燈籠」がついにお江戸へ上京してきた!.......
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10月25日、奈良時代史に関する大ニュースが飛び込んできました。今回展示中の「金銀荘太刀」(明治時代に大仏足元から出土した国宝)が、伝説の「陽陰宝剣」 (1250年間行方不明)だったという事実がエックス線調査で判明!「陽・陰」2宝剣は光明皇后が大仏右膝の元に秘かに埋納したものだったのです!


       .......奈良大仏・造営の詔を発した「聖武天皇」 &「光明皇后」(今年は1250年御遠忌).......
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陽・陰の寶劔は聖武天皇の遺愛品で光明皇后が正倉院に献納後持ち出された幻の宝剣。天皇愛剣を「大仏と一体になる形で国を見守るのが相応しい」と皇后が考え、大仏の元に埋葬したようです。遷都後1300年・皇后没後1250年の節目を待っていた様に発見されるとは・・、古代ロマンの不思議を感じる。


     .......「金銀荘太刀」のレントゲン写真で陽・陰の字が発見!今回展示の目玉の一つだ!.......
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もう一つのTOPICSは、東大寺・創建時に建立された高さ100mの東西「七重塔」のうち「東塔」の再建構想が4月に発表されたことです。「東塔」は、大仏殿を囲む回廊の東側に建立され、1180年平氏の南都焼き打ちで焼失、1227年再建され室町時代に落雷で焼失した幻の塔。今後新たな見所が増え楽しみ~


       .......東大寺「七重の塔」の相輪(塔の再建計画が発表された).......
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東大寺にまつわる大ニュースが駆け巡った遷都1300年の晩秋に、大仏建立の秘話・天平至宝群を真近に見られるとは幸せ~!紅葉輝く上野の森に、遠い歴史文化に触れるべく出かけました。(niawane~)





★「東大寺大仏展~天平の至宝」、国宝の数々


朝一番9時過ぎに国立博物館に駆けつけるともう行列ができている・・。「薬師寺展」や「阿修羅展」ほどの大フィーバーにはなっていませんが、やはり奈良記念の節目の年なので人気は非常に高いんだなぁ・・


              .......東大寺・天平至宝展の会場ロビー(国立博物館の平成館).......
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今回場内撮影禁止につき、数々の天平至宝の紹介写真はインターネットから拝借多用させて頂きました。
まずエントランスに入ると、霧に煙った「東大寺」の白黒絵画が飾られている。期待感が益々と高まる・・。


          ......至宝展のエントランスに飾られていた「墨絵のような東大寺」風景 .......
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中に入ればまさに天平至宝の数々が次から次にお出まし~!「天上天下唯我独尊」と生誕時に喋ったお釈迦様の姿はありがたい・・。大仏造営に関り東大寺を開山した「良弁」、大仏焼失後の再建に力を尽くした「重源」、頑固で意志の強い僧正に間違いなし、その性格さえ容易に想像できる写実ぶりだ・・。


    ......(左)「西大門勅額」 (中)「重源上人坐像」 (右)「誕生仏釈迦仏立像」・唯我独尊.......
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              .......「八角燈篭」展示がいよいよ間近に、手前は「良弁僧正座像」......
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今回展示の目玉の一つは、東大寺から展示のために移設されてきた高さ5m近い巨大「八角灯籠」!
灯籠八面にはめられている銀色の羽目板も立派です。表面には菩薩が彫られた見事な文様が印象的。しかし東大寺大仏殿に長年鎮座していたこの重量物を展示場に運ぶのは大変なことだったろうなぁ・・


    .......(左下)東大寺から運び出す時は大作業  (右上)燈籠の「火袋羽目板」&「八角燈籠」......
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「僧形八幡神坐像」もあった!受験勉強で暗記した有名な国宝という記憶があるが、これでしたか~!
鎌倉時代彫像らしいが古さを全く感じさせない。そして一段と目を引いたのが、「不空羂県菩薩」の光背!「ありがたや~」という華やかさ。この光背を作った人も、外して運搬した人もお疲れ様でした~


      ......(左)国宝「僧形八幡神坐像」    (右)「不空羂菩薩の光背、ド派手だね~!.......
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そしてハイライトはまだまだ続きます。冒頭に紹介した「金銀荘太刀」(陽陰宝剣)、珍しいアフロヘアの如来様「五劫思惟阿弥陀如来」(頭が重くてジッと耐えてるような可愛らしさ・・)も今展示の目玉の一つです。


 .....(左)「金銀荘太刀」(陽陰宝剣) (中)光明皇后の薬木「桂心」 (右)「五劫思惟阿弥陀如来」....
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今回は期間限定で「正倉院宝物」特別公開も行われていました。光明皇后は民衆を病気から救うため施薬院をつくりましたが、そこで使われた薬木も展示されている。菩薩様のような光明皇后様に敬礼~





★「大仏の世界:バーチャルリアリティー」


上映時間約12分に及ぶバーチャルリアリティ映像「大仏の世界」は、東大寺の成り立ち・大仏開眼へ向けての人々の想いを最新映像で表現しています。大仏開眼・供養会の日の星座位置をコンピュータで精巧に計算し配置して、星空を背景に天平を代表する大建築の物語が現代に蘇る。よく出来ているネ~!


     ......(左)奈良の大仏開眼は752年      (右)バーチャルリアリティ映像・「大仏の世界」.......
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東大寺は聖武天皇の発願で大仏様(盧舎那仏)が造立され、国家的な仏教信仰の中心になりました。
普段は決して見られない大仏の背面を含め360度ぐるりと眺めていく映像はなかなか貴重なものだ。


                ......エントランス脇のロビーには実物大の「大仏の手」があった!.......
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これでメイン展示は終了・・、相当に見応えのある至宝展だったなぁ。出口に向かうとロビーには実物大の大仏の手が飾られていました。ビックリ!平成館に隣接する本館では無料常設展も公開されています。


               .......「仏像の道」常設展(拝観無料)、仏像の伝播歴史を解説.......
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この常設展では、仏像の発祥(インド)から中国・朝鮮半島を経由して日本まで伝播してきたルートなどが模倣仏像とともに解説されている。こちらも大変勉強になりました。これが無料なのは大いにお得感!


     ......(左)中国西域の首仏像 (右)現代美術も無料展示、高村光雲作「野猿」があった!......
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この展覧会は、東大寺に所縁深い宝物を紹介し、寺のルーツや大仏開眼に至る歴史や奈良時代の人達の心をも分かりやすく解説。12月12日まで開催されているので興味ある方は是非ともお見逃しなく・・





★秋の上野公園、あざやかな紅葉


        .......平成館の建物脇、遥か先に「東京スカイツリー」が見えた。クローズアップ!.......
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国立博物館を出ると、紅葉木々が綺麗に色づき始めている。ふと平成館の横を見ると東京スカイツリーが頭を覗かせている。10月中旬に497m到達、即500m越えかと思ったが、まだそのニュースは入ってきません。頂上部が風や地震で揺れを抑える「頂部制御装置」を設置しているとのこと。500越えは12月上旬?


    ......(左)博物館前の「大銀杏」が立派! (右)上野公園の噴水、桜並木の紅葉が鮮やか!.......
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上野公園は桜で有名ですが、サクラの紅葉も実に見事なものです!今年は残暑が長く続いたことから、いつまでも色つかずヤキモキした時期もありましたが、猛暑のあと早い寒さの訪れで寒暖差が激しくなったことで結構見頃になってきた。都心部の紅葉はクリスマス・大晦日まで続き冬の風物詩になるのかも・・

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★奈良時代の節目の年、レビュー


         ......今年6月に訪ねた「平城京遷都1300年祭」、「大極殿」の前で集う人.......
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今年は自分にとっても奈良マイブーム再来の年となりました。今年奈良の記事を7回も掲載してしまった。
関西在住時に訪ねた奈良の記事を整理レビューできたこともよかったし、1300年祭の現地を訪問に合わせて憧れだった唐招提寺・薬師寺をついに訪問できた事が最高でした。(まさに奈良漬け満足状態)
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平城京1300年祭会場地は、まだ発掘や研究も続けられ今後さらに整備・拡充されていくことでしょう。
「第ニ大極殿」も今後できるようですが、完成はいつ頃かな?その時また奈良ブームが再来するかも・・。


     .......①「朱雀門」開門  ②奈良宮廷官女 ③大極殿の「高御座」 ④「金色の鴟尾」......
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         ......今年秋の「正倉院展」では「螺鈿紫檀の五絃琵琶」が公開された。......
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関西時代に長い間修復中で見ることができなかった「唐招提寺」(天平の甍)、そして今後10年間修復に入る薬師寺「東塔」を6月に一緒に見られたのもラッキーでした。30年前の映画「天平の甍」も初の鑑賞


      ......(左)薬師寺の国宝「東塔」&「薬師三尊」   (右)「唐招提寺・金堂」(国宝)......
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      .....6月に見た「興福寺・五重の塔」の夜景、「猿沢池」に幻想的に浮かぶ。.......
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奈良はまだ訪ねていない史跡や道が多く残っています。面積が狭い県ですが、見所が沢山あって分散しているので何回も行かないと見切れないんですよね。新薬師寺・大安寺・當麻寺・長谷寺・宇多分水神社・談山神社・朝護孫子寺・法華寺・海龍王寺・当尾・暗峠・葛城山・高見山・・・。またいつか来よう。
  

             ......奈良県庁屋上から「東大寺、若草山・春日山」を望んだ(6月).......
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                             今年(2010年)に掲載した奈良に関する記事はコチラから



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次回は、「ジョンレノン生誕70年、暗殺30年目の命日」の記事をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-11-25 00:00 | 寺社・史跡・古道 | Comments(48)

 <2010年11月15日>W杯・歴史エピソード:マイレビュー(その3):日本のW杯・挑戦の苦闘史

あの世界的な熱狂から5ケ月近く経ち、何か懐かしい気も・・。そして12月3日には、2022年のW杯開催地(日本も立候補)がFIFAで決定されるのです。久しぶりにサッカー記事でお楽しみ下さい。
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「W杯・歴史エピソード:マイレビュー」(その1)          「W杯・歴史エピソード:マイレビュー」(その2)




                   <日本のW杯・挑戦の苦闘史>

★はじめに

今年2010大会で日本代表は惜しくもベスト8を逃しましたが、世界レベルに近づく素晴らしい戦いを見せてくれました。W杯開幕直後は醒めたムードだった国内も、カメルーン戦勝利後は一挙ボルテージアップ!そして大会で戦いを重ねるごとにチームは成長し、日本国民に大きな感動を与えてくれました。
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高2で初めて見たW杯(1974西独大会)、そのレベルの高さに驚愕し日本のW杯出場は永遠に不可能と思えました。30数年後に日本がW杯で世界に誇れる大健闘を見せてくれるとは・・、感慨!
現在、日本W杯出場は当然となっていますが、辛い苦闘の歴史が積み重ねられて来たのです。
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東京・メキシコオリンピックのサッカー強化の黎明期から銅メダル偉業達成、その後の長い低迷期~Jリーグ発足、ドーハの悲劇等のターニングポイントを経て、日本がW杯に挑戦し続けた歴史を紹介しましょう。





★その(1): 東京・メキシコ五輪の栄光~長い低迷期へ


サッカー後進国だった日本は、東京オリンピック(1964)に向けて強化を図るためにドイツ人コーチを招聘しました。日本サッカーの父と呼ばれるクラマーです。彼に基本の徹底とサッカー哲学を植え込まれた日本は東京五輪でアルゼンチンを破り快挙ベスト8!メキシコ五輪(1968)では偉業・銅メダルを達成したのです。


   .....(左)日本サッカーの父・クラマー (中)クラマーのコーチ風景   (右)メキシコ五輪で銅!釜本大活躍.....
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日本リーグが発足(1965)し、五輪で活躍した釜本・杉山の人気で一時日本のサッカー熱は大いに盛り上がったものの、その後日本リーグは人気低迷。閑古鳥鳴く状態に陥り暗黒時代が長く続きました。
W杯挑戦も韓国(一早くプロ化)との実力差は開き、毎回苦汁の涙を飲まされ続けて悔しかった・・。



  .....(左)日本サッカーリーグ時代 (右)85年W杯予選(日韓戦)、木村和司の劇的なFK弾も・・.....
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しかし読売クラブ(ヴェルディの前身)が発足し、与那城・都波・加藤久らの活躍で日本リーグに旋風を巻き起こしました。実質プロチームとして先鞭をつけた名門ですが、今や落日状態に陥り寂しいことだ・・




★その(2): Jリーグ発足でついにプロ化実現、日本サッカーの躍進! (1992~1993)

日本サッカー協会はW杯に向け真剣に出場を目指すことを考え始めました。初の外人代表監督オフト(オランダ)の元で、日本代表はダイナスティ杯・アジア杯を次々と制し急成長を遂げて行きました。


        .....オフト監督のもとで日本の実力はメキメキ向上!92年アジア杯で初優勝...
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日本W杯出場実現のためには日本サッカーもプロ化が不可欠だと、93年にJリーグがついに発足!
当時川渕三郎氏に講演依頼したところ、JリーグのPRならばどこへでも出向くと快く引き受けて頂きました。講演前の控室、目の前で日本サッカーの進むべき道を熱く語っていた川渕チェアマンの姿が印象深い・・


   .......(左)93年Jリーグ開幕(ヴェルディ対マリノス) (右)プロ化実現の功労者・川渕三郎氏.....
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Jリーグ発足に伴い海外から一流プレイヤーが続々と来日(盛りを過ぎたメンバーが多かったが・・笑)、
日本選手にとって憧れのスター達と一緒にプレーできる喜びは大きかったに違いありません。そして彼らの技術やプロ意識を着実に吸収したJリーグメンバー達のレベルは確実に向上。日進月歩の時代!


....初期Jリーグ活躍の海外スター達 ①ラモン・ディアス ②ジーコ ③リトバルスキー ④ストイコビッチ ⑤エムボマ.....
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★その(3):ドーハの悲劇 (W杯出場まであと一歩!土壇場で夢が潰える・・)


93年アジア最終予選は6ケ国がW杯出場(上位2チーム)に向け総当たり戦に入りました。夢を目指し実力向上した日本代表(カズ・柱谷・ラモス・井原・長谷川らの戦士)はオフト体制で快進撃を続け、サウジ・韓国と最終決戦段階に・・。最終イラク戦に勝てば日本はついに夢が叶う所まで来たのです。


      ......①加茂監督とドーハ戦士達 ②井原正巳 ③ラモス ④柱谷哲二 ⑤三浦カズ.....
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最終戦はカズ&中山の得点で2:1とリードして残り1分、このロスタイムを凌ぎ切ればついに夢が叶う!
イラク最後のコーナーキック・・・、センタリングが上がりイラク選手のヘッド、しかしボールはGK松永の頭上をすり抜け無情にも日本ゴールへ・・。結果、逆転でW杯切符は韓国の手に。一挙に奈落の底へ・・(涙)


      .....夢のW杯出場が土壇場で潰える、ショックの涙(ドーハの悲劇)、ゴン中山号泣!....
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何たる悲劇・・、ここまで夢の実現を信じ戦ってきた戦士達は茫然自失、次々とピッチに倒れこむ・・
しかしこの「ドーハの悲劇」こそが日本サッカー再発展ドラマの始まりとなったのです。この時の悔しさはW杯ベスト8あと一歩まで実力ステージを積み上げた日本の原動力・バネのDNAとして刻まれました。





★その(4): ジョホールバルの歓喜!W杯フランス大会へ悲願の初出場 (1997~1998)


加茂監督ゾーンプレス体制でW杯への再挑戦がスタート。当時主力はカズ・中山・城・中田英・名波・井原・秋田・名良橋、川口で最終予選を戦うも、アジア・中東勢に苦戦が続き、ついに加茂監督解任・・。後任は突然ご指名で岡ちゃんへ。初采配ウズベキスタンは呂比須の起死回生同点で首の皮一枚!


    ......97年W杯アジア予選を戦っていた頃の代表メンバー(第1期岡田監督体制).....
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しかしライバル韓国を13年ぶりに敵地で撃破!ここから流れは大きく変わり息を吹き返した岡田ジャパンは、ジョホールバルで第3代表をかけてついにイランとの最終戦に臨みます。日本国民が見守る中、ゴン中山が先制!アジジ、ダエイに2点で逆転されるとベンチは動き、カズに変えて呂比須・城を投入


  ......(左)岡野ゴール!念願W杯出場決定(ジョホールバル) (右)歓喜のイレブン!歴史的な一夜.....
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城がゴールを決めて追付き、緊迫の最終時間を迎えます。中田ヒデの放ったシュートは相手GKが弾き、そこへ野人・岡野が詰めた!ゴ~ル、歓喜の一瞬!日本はついにW杯出場の扉をこじ開けた~!
国民が待ち望んだ日がやってきました!W杯初出場決定!何と、長かったことか、オメデトウ日本!

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カズ・北澤のW杯落選は残念でした。これまでW杯出場を夢にした二人も運命を受け入れることに。初出場の日本は強豪アルゼンチンとクロアチア(最終3位)と対戦し敗れはしましたが、大いに健闘したと思います。でもジャマイカには勝ってほしかったなア・・。W杯の初得点・ゴンゴールは見られましたが・・


  .....(左)カズW杯落選 (右)アルゼンチンに惜敗しW杯全敗、中山が初得点(ジャマイカ戦)で一矢.....
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★その(5): 日韓大会で、日本・初の決勝トーナメント・ベスト16進出!(2002)


いよいよ日韓大会が開幕!国内でW杯を間近に見る夢がついに21世紀冒頭に実現しました。
でも日本単独開催を狙っていたのに韓国の巻返しで共催となり開幕式も譲ったのはチト悔しい。


 .......(左) 日韓大会開幕!ソウルで開幕式 2002年6月の熱狂 (右)横浜の決勝戦で閉幕.....
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トルシエ監督は自分のサッカー哲学実現のため、選手に規律を厳しく求め徹底させる戦術を採りました。賛否両論ありますが、ケースバイケース対処法を型にはめて繰り返し練習し、体に刷り込ませる指導。反発する者や規律に合わない選手は容赦なく切り捨てる。中村俊輔も結果的に排除されました。


  .....(左)GK楢崎ブレイク! (中)鈴木ベルギー戦、爪先得点 (右)トルシエ、日本をベスト16へ導く...
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本大会主力は、中田英・小野・稲本・宮本・鈴木隆・森島・中田浩・戸田・松田・楢崎。ベルギー戦で引分け、史上初めて勝点1を上げた!勢いに乗り第2戦で強敵ロシアを1:0で破り史上初の勝利


  ....(左)稲本がゴールを引裂き強豪ロシアを粉砕  (右)チュニジア戦も連勝!歓喜の中田・森島.....
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チュニジア戦も森島・中田のゴールで1次゙リーグを首位通過。日本は地の利があったとはいえ、好成績で初の記録ラッシュ!本当に興奮したナ~!決勝トーナメント緒戦はトルコだ、有名国じゃないし勝てると皆が思ったかも・・。しかし結果は0:1敗退、力が抜けた・・。でもトルコは最終3位の強豪国だった。




★その(6):ドイツ大会のショック!期待大きかった日本代表挫折、1次リーグ敗退 (2006)


ジーコ監督はトルシエと逆で選手の自主性に任せる監督でした。黄金世代のチームはアジア杯・W杯予選で奇跡的勝利を重ねて、大会前テストマッチでは強豪ドイツと引分けた。当然に国民の期待は高まっていました。しかも緒戦は豪州!ラグビー王国でサッカーは強くない国だと皆が勘違いしていたと思う・・


   ....豪州にまさかの逆転負け、残り6分までリードしていた日本は一挙に3点を奪われる。.....
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豪州戦は俊輔の先制点で勝利は間近!しかし終盤、ケーヒル同点弾を受けて突然混乱し自滅3点を失い大ショック!あっという間の出来事でした。次のクロアチア戦も勝てずに背水の陣。臨む最終戦は強豪ブラジルと対決。玉田の鮮やかな先制で一瞬夢を見たもののその後4点を奪われてジ・エンド・・


....(左)クロアチア戦、川口の気迫 (中)玉田・ブラジル戦の鮮やか得点(右)1次リーグ敗退、傷心のヒデ.....
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ドーハの悲劇以来、着実にステージを積み上げてきた日本でしたが、初の踊り場で停滞(後退?)した大会だったかも。期待が高かっただけに裏切られた気持ちの落差は大きかった。ジーコ采配は結果的に規律も調和もないチームと非難されました。勝てば官軍・負ければ賊軍、代表監督は厳しい・・




★その(7):再び日本国民に夢を与えてくれたサムライブルー!海外初のベスト16 (2010)

             
ドイツW杯終了後、オシム監督が就任し「考えて走るサッカー」を徹底。尊敬されるカリスマ監督は日本に期待を与えましたが、脳梗塞で倒れるというショックなニュースが入ったのです。またも岡チャンがピンチヒッターで起用、そういう運命なんだねエ・・。W杯アジア予選は豪州に次ぎ2位で出場を早目に決めた。
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しかしW杯開幕直後まで、今回の日本には全く期待しないという冷めたムードが漂っていました。「W杯に出場するのは当り前、岡田監督の手腕は全くなく、一次リーグに勝ち抜くチームではない。」とサッカーに目の肥えてきた国民の要求は厳しく、事前テストマッチ4連敗の岡チャンに批判は集中しました。

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不安を抱えながら、ついに2010年W杯が開幕!一次予選はオランダ・デンマーク・カメルーンの強豪揃い。全敗も予想される中で、緒戦カメルーンとの対決へ・・。岡チャンはここで開き直り、本田をトップに据え松井・大久保の攻撃陣、阿部をアンカーに配置する守備的布陣でカウンターを狙う戦術体制に土壇場変更


   .....(左)緒戦カメルーン戦で本田が決めた!この1発が・・! (左)日本全国がW杯の虜に!....
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戦術変更はカメルーン戦で大当たり!長友がエトーを封じ、カウンターで反撃。松井からクロスを受けた本田がゴールに叩きこみ勝利!チームのムードは一変!これには伏線があり、W杯開幕前の不調に危機感に迫られた選手達が自主的にミーティングを開き本音を語り合い団結力と相互信頼を深めたからなのです。



 .....(左)影の立役者・アンカー阿部 (中)走り続けチャンスを切り開いた大久保 (左)岡崎も活躍....
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緒戦の勝利は自信とチーム団結力を飛躍的に向上させました。次戦は今回準優勝した強豪オランダ。
残念にも0:1で敗退しましたが、日本鉄壁守備陣は大健闘で互角に亘る善戦を見せたのだ~!
川島よ、あのスナイデルの超強烈シュートは致し方なしダヨ・・。日本の惜しいシュート場面も幾つかあった。


    .......第3戦、デンマーク戦で決めた本田の無回転フリーキック弾!喜びに吠える本田.....
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そして1次リーグ突破をかけて運命のデンマーク戦!華麗なる本田・遠藤のFKが連続で決まりました。本田のアシストを受け岡崎も決めて3:1で快勝!海外W杯で初の決勝トーナメント出場を決め日本国内は一挙に興奮状態となったのです。開幕まで冷めていたマスコミ・国民の豹変ぶりにはチト呆れた。
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 ....(左)遠藤もFK決めデンマーク撃破!(中)エトーを完全に封じた長友(左)中沢・闘利王の闘志守備.....
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決勝トーナメントは南米強豪パラグアイとの死闘、延長120分でも0:0!勝負がつかずPK戦の決着へ
残念ながら駒野が外して、初のベスト8進出の夢は実現できませんでした。川島の奇跡的なセーブを期待したが残念・・(でも川島の大活躍は素晴らしかった!)。日本侍戦士達よくぞやり切った~!


   ....(左)決勝トーナメントは120分の死闘で決着はPK戦に (左)駒野PK外す、悔しい瞬間!.....
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国民はサムライブルーの健闘を大いに讃え、当初は散々批判された岡チャンも帰国後に名監督評価に変わっていた。期待されなかっただけに様変わり・・、前大会ジーコとは全く反対のパターンだなあ・・。
でも岡チャンには拍手!オシムの後はプレッシャー大きかったと思うけど日本に走るサッカーを植え込んだ。


  .......実にエネルギッシュに走り、体を寄せて魂心の気持ちで守り切った!武士道サムライブルー!.....
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★おわりに

今回の日本代表の活躍は、不況や閉塞感の漂う日本に大きな感動と元気を与えてくれた。そして名将・ザッケローニ監督のもとで新生日本10月8日にアルゼンチンを破るという歴史的快挙を達成し衝撃的なデビュー!c0119160_659553.jpg
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攻撃重視戦略のザッケローニ新監督は侍精神の逞しさを身に付けた新チームをさらに進化・昇華させ、必ず次大会ではベスト8以上の実績を残してもらいたい!12月2日FIFAが2022年W杯開催地(色々あったけど・・)を発表します。日本は再び立候補しており、是非とも単独開催の果報を待っている!
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W杯・南アフリカ大会の素晴らしい戦いを見て、80年間のW杯歴史を振り返ってみたいと思い立ち今回記事に纏めてみました。自分自身もあらためて頭の中がレビュー整理されて非常によかった・・
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高校時代から見てきたW杯ですが、日本国民も含め世界中の人達がここまで熱狂する大会になるとは想像しませんでした。今後も世界の数々の素晴らしいプレーとドラマを大いに期待したい!そして夢に向かって着実に一歩一歩積み重ねてきた日本代表、さらなる成長を見守っていきたい!


                                      

 

  by rollingwest | 2010-11-15 00:00 | エトセトラ | Comments(26)

 <2010年10月23-24日>上信越国境「佐武流山」からの大パノラマ&紅葉

★はじめに


10月下旬、まだ都会の木々は緑色なのに早くも木枯らし一番!1ケ月半前まで猛烈残暑で汗ダクダクだったたのに・・。秋は一挙に素通り・・、紅葉もジックリ味わえぬまま冬支度に困惑している方も多い。その後暖かくなったり寒くなったりで今年の季節はジェットコースターの様な気温変化に体調を崩しそう・・。

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秋いずこ?木枯し吹いてサブリューヤマ 』 (oyaji gyag・・、ウウブっ!)



   ......(左)奥深い上信越国境「佐武流山」(2191m)  (右)頂上から見た墨絵のような山々......
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2ケ月ぶりに山記事を公開UPします。新潟・長野の県境の200名山「佐武流山」に登ってきました。山麓はちょうど紅葉の見頃、短い秋だった今年の紅葉に少し触れることができて満足、山奥温泉もgoo





★上信越国境の秘境、豪雪の里 「秋山郷」

                .....上越新幹線「越後湯沢駅」に降り立つ、大快晴の秋空......
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10/23、日本列島は全国的快晴。マツ氏と新幹線で「越後湯沢駅」到着。越後交通バスに乗り、津南町経由で「秋山郷」に向かいます。もう一人の同行者Mz本氏は鳥甲山に登山、後程に合流予定。


    .......新潟県西南部の津南町から「中津川」沿いに秋山郷へと向かう。......
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バスで2時間揺られ、新潟県西南部の山奥の郷に向かっていきます。16時「秋山郷」に漸く到着。地名は新潟県から長野県栄村に変わっている。まさに上信越国境・・、ここを訪れるのは4年ぶりだなア


      .....「秋山郷」(長野県栄村)に到着、ここは山奥深~い秘境里......
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秋山郷」は江戸時代に「北越雪譜」(鈴木牧之)に豪雪地として紹介された秘境、平家落人が逃避の末、移り住んだといわれる伝説の地です。全国に幾つか平家部落がありますがいずれも峻嶮な場所


   .....(左)江戸時代著書「北越雪譜」(鈴木牧之) (右)秋山郷は「平家落人伝説」が残る。.....
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今夜の宿泊地はロッジ風「ヒュッテ・ひだまり」、結構いい感じ!Mz本氏は鳥甲山を下山し、もう宿に入っている。金曜深夜に車をブッ飛ばしあの峻嶮峰を一人で登山。いつもながらタフな超人ぶりに感心


        ......秋山郷(長野県栄村側)にある栃川高原温泉「ヒュッテ・ひだまり」......
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      ......ロッジは猫の天国!ストーブ・流し台等で好き勝手放題、わがもの顔の猫達......
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                               ↑ (イラスト猫クリックすると1回だけ目覚るヨ)

標高が高い山郷はもう冬支度モードでストーブが焚かれている。ここは猫数匹が我が物顔で振舞っています。我々が弄っても平気、堂々と寛ぎまくっている・・。家に飼われてる猫って奴はお気楽だネ~


   ...(左)豪華な夕食、感動的! (右)「ヒュッテ・ひだまり」オーナー夫妻、実に元気で明るい。.....
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食事は海・山の幸が満載で本当に豪華だった~!ロッジのオーナー夫妻(ご主人はナベ貞に似てる)は陽気で楽しい夫婦。馴染み客も多い。「5年前の豪雪は大変でしたね」と聞いたら意外な答えが・・
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  ......05-06大豪雪。新潟津南村・長野県栄村は4m豪雪に埋まり、交通遮断で陸の孤島に・・.....
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「イヤ~あの時ヤ~、全国注目でマスコミが取材にドンドン来て村は活気づいたヨ」「豪雪生活写真はマスコミが6万円で買ってくれた」「秋山郷は雪が降らんと駄目なんだヨ。除雪仕事は地元の大事な現金収入さ」「村の年寄りは長寿で元気だゾー、80後半の人も常に働いてるから皆ピンピンだ」、・・オソレイリマシタ~


     .....(左)朧なる光、晴天期待の秋の月   (右) くた~っと寛ぎまくる猫。お休み~!.....
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食堂は元気なオーナー夫婦の語らいで盛り上がっていますが、我々は明日4時起床なので皆とお別れして就寝へ。豪雪地の人の苦労を知らないノーテンキ猫はすでにストーブ前で一足先に寛ぎ中~(笑)






★長~い道のり「佐武流山」への登山


小生は4時前に起床し朝方温泉~!3人は4時半に宿の豪華朝食を頂き、山準備を整えてMz本氏の車で出発。5時(まだ真っ暗)、林道ゲートからヘッドランプを着けて夜明け前の道を歩き出しました・


   ....ヘッドランプで出発、漸く夜明け!紫・曙光に佐武流山シルエットが浮かび上がってきた.....
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長~い林道歩きは飽きる程ですが、だんだん明るくなってきた。やや曇り気味天候で期待した青空じゃないが全く問題ない。暫く行くと大岩山「カブト岩」が目前に立ちはだかってきた!迫力の絶景!


     .......本格的な朝到来!大岩山「カブト岩」大奇観、ススキ・紅葉の林道を歩いて行く.....
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      ......(左)超人Mz本氏の登山ペースはいつも驚異的  (右)「檜俣川・出合」、沢を渡るマツ氏.....
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7時前「檜俣川・出合」を通過し、いよいよ急登の尾根道へ。高度を上げて行くと先程見上げた奇岩「カブト岩」が足元に見えてきた。なるほど兜の形に似ている・・。その背後には鳥甲山も望める!鳥甲山左側(北西方向)には海に浮かぶような「妙高・火打山」!今日は曇りだが視界はよさそう・・


    ....(左)大岩山「カブト岩」の遥かは「鳥甲山」  (右)「妙高・火打山」のシルエットも幻想的.....
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        ..........奥深い山の稜線を進むRW。(Mz本氏から提供写真)......
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     ..........物思平付近から見る「佐武流山」、紅葉合間から突先峰を望む。......
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8時半、「ワルサ峰」なる小ピークに到着。周りを見ると結構立ち枯れた木々が目立ちます。白樺の様な雰囲気もあるけれどこの原因は何なんだろうなア・・。鹿食害?それとも中国大気汚染の影響?
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        .......「ワルサ峰」周辺は立ち枯れの木が意外と多い。ちょっと一服......
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「ワルサ峰」からは、素晴らしい展望が望めます。まず右の写真「苗場山」、この山は頂上全体が平で尾瀬の様な湿原をもつ独特なる百名山です。そして左側は先程紹介した「鳥甲山」&「妙高・火打山」


  ....(左)遥かに墨絵の「妙高・火打」、手前は「鳥甲山」 (右)「苗場山」頂上全体が台形....
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06年秋に秋山郷から鳥甲山(下記写真)に登りました。白嵓尾根(ナイフリッジ稜線)を登り、赤嵓コースへ下りましたが非常に面白い山だった!まさに名前通り、鶏冠のような形で秋山郷を見下ろす岩峰名山


  ......(左)鳥甲山ナイフリッジ稜線は険しかった・・ (右) 4年前に登った「鳥甲山」の頂上.....
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★ついに頂上へ!数々の名峰パノラマを大満喫!


    ......西赤沢山源頭を過ぎれば、頂上へ最後の登り(Mz本氏後ろ姿)......
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いよいよあと1時間半でゴール。西赤沢山源頭分岐(苗場山方面)を過ぎて10時過ぎに頂上到着!頂上からの展望は、西側がブッシュに覆われているものの北から東・南に至るパノラマは素晴らしい!


    ......(左)「佐武流山頂上」にて3人集合写真  (右)「越後三山」「巻機山」の雄姿遠望.....
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  ......(左)手前・「白砂山」、遠くは「志賀の山」 (右)手前・「谷川連峰」、遠くは「尾瀬名峰」.....
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                                 「白砂山」の記事はコチラから


北東側には越後の名峰群(八海山などの越後三山、手前に巻機山)が俯瞰できます。東側には谷川連峰や三国連山、その向こうに平ケ岳や尾瀬の名峰・「燧ケ岳」「至仏山」も形がよく分かる!南側には白砂山や志賀の山々、北には紅葉燃ゆる「苗場山」、西には「岩菅山」も望むことができました。


   ....(左)2年前登った志賀高原の雄・「岩菅山」  (右)「苗場山」、中腹紅葉は見事!.....
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                                 「岩菅山・志賀高原の山」の記事はコチラから

肝心の頂上部付近の紅葉は、針葉樹が中心で全くの期待外れ。もう一度下の方で見直そう。頂上で数々の写真を収め、「ヒュッテひだまり」手製・豪華おにぎりで腹をこしらえ10:45下山に向かう。


     ......「妙高・火打」のシルエット風景は、「八ヶ岳」裾野の広がりに似ている気がする...
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★2010年・紅葉と秋山郷の温泉

今回もピストン登山で帰りは同じ光景を辿ったのに、登り時は名峰パノラマばかりが気になり、紅葉の方は殆ど意識していませんでした。中腹まで降りてくると、あらためて紅葉が素晴らしいことに気付く!でも曇天なので今一つ光が足りず鮮やかな紅葉とは言い難い。やはり青空と日光が必要だ~!


    .......紅葉は中腹部から下方が鮮やかでした。下山時に秋を楽しむ......
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  .....(左)ススキ原越しに「槍の塔」(苗場山の隣)が! (右)大岩山「カブト岩」に向かう下山道.....
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                                             ↑
最後のハイライトは「カブト岩」から切り立つ断崖谷の両脇に広がる紅葉でした!今年の残暑余波で紅葉を見るタイミングを逃している方も多いと思いますが、何とか2010年錦秋の一端に触れられた・・。今年の紅葉の色づきは全国的に悪いらしい。寒い春・異常猛暑・少雨・早い冬で植物の生態リズムが・・


       ..... 大岩山「カブト岩」の谷間紅葉も再び!やはりここが最高だった!......
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朝5時に歩き始めピストン往復で帰ってきたのは15時、昼食・途中休憩を含め10時間の歩きでした。通常12時間かかるコースですが健脚トリオで何とか暗くならない内に戻れました。下山完了後、雨に・・。


   ....秋山郷の名物温泉「小赤沢温泉」、湯の色はまっ赤だ~!(右は4年前・鳥甲山の時).....
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最後は定番温泉!鉄分で真っ赤な小赤沢温泉、4年前・鳥甲山を登った後に訪れて以来2度目。タオルに鉄錆がつく珍しい湯でチト温めな感じですが、10時間歩行の疲れを十分癒すことができました。


    ....「鳥甲山」を背景に「秋山郷」ススキ風景、この3本の樹もお気に入りなんだよね......
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温泉ベランダからは4年前見た素朴な「秋山郷」風景が広がっている。何度見ても見入ってしまう・・
3本針葉樹・峻嶮なる「鳥甲山」岩稜線・ススキ原の広がり・・、まさに名前の通り「秋の山の郷


     ...今年の冬の訪れは早そう・・。生活に支障をきたす大豪雪にならぬよう祈念......
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「ヒュッテ・ひだまり」のご夫婦のコメントが再び蘇ります。「この村は豪雪で不便かもしれんが、地縁・血縁が深いから犯罪もなく警察もいらん!皆お互いを心配し合って助けながら楽しく生きているよ。」今年は都会で生死不明の高齢者のニュースが話題に・・、無縁社会の中で「秋山郷」が輝いて見えます。


   .....(左)「佐武流山」西南部(長野県)地図 (右)「佐武流山」東北部(新潟・群馬)地図......
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                                                         おわり


次回は、久々にサッカーネタ記事「日本W杯・挑戦の苦闘史」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-11-05 00:00 | Comments(62)