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<2012年5月12日>鎌倉・湘南探訪(その2):「江の島」編

★湘南の象徴「江の島」を訪問


鎌倉湘南シリーズ発足以来もう4ケ月経ち、そろそろ続編を掲載せねば・・。第2回目は鎌倉湘南のシンボル「江の島」を紹介します。久々に訪ねましたが、改めて探索してみると見所満載で面白かった!


     ........(左)歌川国重や(右)葛飾北斎「富嶽三十六景」な多くの浮世絵に描かれた江の島.....
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「江の島」は神奈川県の景勝地に指定される相模湾の島で日本有数の観光地。湘南のお洒落なイメージ(マリーナやサーファ-)が先行しますが、歌川国重や葛飾北斎の浮世絵にも描かれ景観の良さは歴史的にも有名!江の島神社や岩屋洞窟などもあり信仰霊場でもあるのです。サザンだけじゃないヨ~


      .......「江ノ島電鉄」に乗り、いざ・江の島詣!風情ある駅舎には多くの観光客.....
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                                       鎌倉・湘南探訪シリーズはコチラから




★サーファー天国「片瀬江の島海岸」

湘南海岸というと、相模湾に面する多数の海岸線一帯を総称しますが、メインは鎌倉稲村ヶ崎周辺・葉山周辺、そしてこの片瀬江ノ島海岸から藤沢鵠沼海岸辺り、主に国道134号線沿線でしょうね。


       ........(左)片瀬海岸の浜から「江の島」を望む (右)ボード持ち片瀬海岸に向かうサーファー.....
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小田急線の片瀬江ノ島駅、真っ赤で中国風の建物!何でかな?と思ったら、実は竜宮城を表現したもの。なるほど日本三大弁才天の一つで竜や天女の伝説もある江島神社に由来しているのか!


     ........(左)中国風の小田急・片瀬江ノ島駅 (右)ルート134号・サーフィン通り、ヤッパお洒落だネ~.....
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片瀬江ノ島海岸といえばやはりサーフィンのメッカ!「江の島が見えてきた~♪」サザンのデビュー曲「勝手にシンドバッド」のフレーズが脳裏に!湘南波乗り風景が素晴しいのは富士山が背景になっていること


      .......冠雪の富士山眺望しながら波に向かうサーファー達、いいウェーブが来てるゾ~!.....
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江ノ島東側には日本有数の大規模ヨットハーバー(湘南港)があり、千隻前後のヨットが係留されています。東京五輪(1964)のヨット競技場として建設され、ここも正に湘南の象徴って感じだネ~!海を愛しヨットやクルーザーを楽しみ、相模湾一望の豪華レストランで休日を過ごす・・。全くご縁がゴザイマセ~ン(笑)


      ........「江の島ヨットハーバー」、!石原裕次郎や加山雄三が昭和映画で輝いた舞台.....
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    ......片瀬漁港の堤防先端からのクローズアップ江の島、竿を垂らしユックリ時間を楽しむ釣人達.....
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★江島神社「辺津宮」から「江島弁財天」を巡る


いよいよ「弁天橋」を歩いて島へと渡ろう!江戸時代、江の島は干潮時は歩いて渡り、満潮時は渡し舟か人足背負の渡りでした。参詣者が年々増加してきたので一年中自由に島渡りできるようにと木製の江の島桟橋が明治24年初めて架けられました。しかし台風が来ると何度も流されたようです。


            ........堰堤デッキの釣人を横目に、江島神社龍燈籠をくぐって弁天橋を渡る.....
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昭和33年、鉄筋コンクリート製の強固な江の島弁天橋が架けられ、6年後の東京五輪でヨット競技会場になったことから車両専用の江の島大橋が造られました。今は左側が歩道・自転車用の橋となっています。橋を渡り切ると青銅鳥居があり土産屋が立ち並ぶ参を進むと、突き辺りに真っ赤な鳥居が出現!


            ........青銅鳥居をくぐって参道を進めば、「江島神社」の赤鳥居が出現.....
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「江島神社」は552年欽明天皇の勅命で岩屋に宮を建てたのが始まりとされます。岩屋が本宮で、他に奥津宮・中津宮・辺津宮があります。祭神は市杵島姫命(ichikisimahime)、岩屋は神仏習合の宗教拠点となり、歴代の高僧が修行に励みました。江戸時代は商人・芸人の信仰を集めた所です。


              ........(左)弁天様の彫像 (右)江島神社「辺津宮」に参詣.....
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         .......(左)「江島弁財天」(日本三大弁天)の八角堂 (右)銭洗白龍王の池.....
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江の島は「弁財天信仰」を背景に商業・歌舞・音曲の神の島として崇められ、お祭りや開帳時は特に賑わい「日本三大弁才天」(近江の竹生島、安芸の宮島と並ぶ)の一つでした。昔、ここで暴れていた竜がおり、弁財天が天女となって舞い降り竜に悪行をやめさせたとの伝説が残っているのだ。


         ......(左)江島弁財天の「十五童子」 (右)堂内には「弁財天&蛇神」が鎮座.......
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★江島神社「中津宮」~「奥津宮」から「江ノ島植物園」へ


         .......展望デッキから相模湾東部(葉山・逗子)方面を望む、いい天気だね~!.....
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江の島の3宮(辺津宮・中津宮・奥津宮)を総称して「江島神社」と呼びます。それぞれの宮には海の守護神(女神)が祭られているそうです。「中津宮」や近くの神木にはビッシリと「願い事の絵馬」が・・・


            ......(左)江島神社「中津宮」 (右)ご神木にも実に立派ですな~!.....
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           ........奥津宮へと向かう参詣道、断崖絶壁や切り通しの道が数々.....
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「奥津宮」に向かって歩いて行くと源頼朝が奥州藤原氏打倒のために弁財天を勧請祈願、その時に寄進した「石鳥居」が出現。「奥津宮」天井には「八方睨みの亀」、拝殿脇には「亀石」がありました。


    ......(下)「伝・源頼朝寄進の鳥居」 (中・右)春爛漫、華やかな雰囲気の「奥津宮」.....
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   ....奥津宮の天井に「八方睨み亀」(中)、脇に「亀甲石」(右:鎌倉四名石の一つ)が祀らる。.....
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サムエル・コッキング苑は明治15年に海外貿易商が私財で大庭園を造りましたが、関東大震災で殆どの温室や上屋は倒壊。昭和24年藤沢市が買収し、その後再整備され現在の植物園となっています。


          .......サムエルコッキング苑の展望丘(カフェ広場)から春の風景を楽しむ人々.....
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         ........(左)「江ノ島植物園」の園内 (右)「江ノ島展望灯台」へと向かう.....
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★江島展望台からの絶景


植物園の先に聳え立つ「江ノ島展望灯台」、最近は「シーキャンドル」なる愛称となったらしい。直訳に近いが素晴しい命名だ!展望台の高さは地上427mの堂々たる建築物。一般的なコンクリート灯台とは違い、特徴的なパイプ式建築でお洒落な形だ。直通エレベーターで一気に展望台まで上がっていきました。


             .......展望灯台をエレベーターで上がっていく。真下を覗くと白波に岩礁.....
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展望台に上がると相模湾に冠雪の富士山!これぞ世界に誇る絶景!数年後は世界文化遺産に指定された富士山を海越しに見られる名所として本展望台もスカイツリー並みの賑いになっているかも・・


         .......江の島展望灯台から望む「相模湾越しの富士山」(チョット雲がかかっていた).....
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         .......湘南(藤沢・鎌倉・葉山・逗子)が一望!昔は海岸と江の島は離れていたのだ.....
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屋内展望台から階段を上がれば露天パノラマを楽しむことができます。ここは太平洋では珍しく沈む夕陽が見られるらしい。富士山とサンセットが楽しめるとは正に穴場だ!螺旋階段を下りながら次目的地へ


             .......江の島展望灯台を後にして今度は海岸最先端部へと降りて行く.....
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★江の島「岩屋洞窟」探検


       .......(左)海岸沿いの探索路を進んで行く (右)波間にも亀石↓があった!.....
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「江島神社」の3つの宮を参詣していよいよ次は岩屋洞窟の本宮を訪ねます。江の島岩屋は波の浸食によって形成された自然の洞窟で古くから信仰の対象となっていました。途中には稚児ヶ淵と呼ばれる岩場や亀石などが出現。関東大震災ではこの岩場海岸が1mほど隆起したと聞いて驚き!


         ........(左)稚児ケ淵で岩礁を眺める夫婦 (右)江の島の岩屋洞窟前に到着!.....
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          .......歌川(安藤)広重の浮世絵にも江の島や富士は多く描かれた.....
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江戸時代に庶民も信仰対象として愛された江の島、広重や北斎等の浮世絵に数多く描かれてきました。その霊験あらたかな岩屋洞窟を訪ねてみよう。ウワ~真っ暗だ!(makkurada・・・、エコーの響き)


          ........江の島岩屋洞窟に入ってみると、差し込む外光と水面ライトアップがコラボ.....
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        ........(左)カラフルなビニール球形がビッシリ!何だろう? (右)岩屋の中に鎮座する龍神.....
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江の島岩屋はまだ奥があり第二洞窟もある!金窟・龍窟・蓬莱洞・神窟・龍穴・本宮岩屋など様々な岩祠が存在、一大聖地の如し!この神秘的な光景を見て1500年も崇敬されてきた理由がわかる気がする。ここまで入り込んだのは初体験!サーファーやお洒落な湘南イメージと対極風景を見た・・


         ........(左)第二岩屋前の東屋で寛ぐカップル (右)いよいよ洞窟の中へ.....
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      ......(左)とぐろ巻く石の蛇 (中)岩窟の石仏群が随所に安置 (右)空海石仏.....
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★再び参詣道を戻り下界へ


江の島神髄を十分堪能し。今日来た道を復路で噛みしめながら帰路に着きます。朝は人影が疎らだったが午後になると土産屋が立ち並ぶ参道は人の波で溢れている。岩本楼という老舗旅館の脇道を進んで行くと視界が開け、風光明美な磯海岸風景!家族連れが磯遊びを楽しんでいました。


              ........江の島参道を戻り、岩本楼脇道を通り抜けて磯海岸へ.....
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岩本楼は、江戸時代は江の島寺社を支配する総別当職の由緒ある院でした。将軍や大名の宿として栄えましたが、今は格式高い老舗旅館。葉山御用邸ができるまでは宮内庁ご用達だったとのこと


           ......江の島随一の老舗旅館「岩本楼]、室町時代からの宿坊、猫の天国.....
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        .......磯の水辺で遊ぶ家族、カニを見つけて大ハシャギ・まさに初夏も近い.....
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弁天橋近くまで来ると、霊験あらたか荘厳なる空気は完全に消え失せ、釣り人・家族連れのレジャー、ジェットスキーやヨットハーバーなど世俗的・・、もとい躍動感と活気が溢れる現代世界に戻っていました。


         ........水面を自由自在!疾走するジェットスキ- (一度運転してみたい・・).....
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       .......噴水公園で釣りを楽しむ親子、春ですな~!一年で一番いい季節.....
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これから本格的な夏を迎えます。山派の中年オヤジRWは今後江の島に来ることは少ない様な気もしますが、竜伝説に基づいた弁天伝説や岩屋洞窟で黄泉の国のような景色に触れて満足でした。
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          .......【江の島MAP】、今日は全て廻って江の島の魅力を堪能!.....
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さて次回の鎌倉・湘南探訪はどのコースを巡ってみようか・・?色々なバリエーションがあってまさに贅沢な悩み。でも健康であればまだまだ時間は沢山あります。気長にお気に入りの道を選んでみよう。


      ......片瀬海岸から、江の島ワイドパノラマ写真を再び!意外と再発見のミニ旅でした~!.......
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                                                          おわり




次回は急遽予定変更し「雲取山~飛龍山」の記事掲載とします。(上田城は6月中旬に延期)
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  by rollingwest | 2012-05-22 00:00 | 鎌倉・湘南探訪 | Comments(54)

<2012年GW>両親連れて恒例の家族旅行:(前編)信州更埴&別所温泉

*鎌倉湘南探訪「江の島」の予定でしたが、GWの信州旅行(前編)を先に公開することにしました。



★恒例の家族旅行

両母親を招待する家族旅行は今年で3回目。過去2回は越後の温泉だったので今年は信州「別所温泉」にしてみました。初訪問でしたが、素朴ながらも歴史が深く実に味わいある温泉旅路に感銘!
今回は娘の大学入学祝いも兼ねた企画でしたが祖母・孫が一緒に旅行できるのもあと何回かな?

                                       過去の家族旅行記事はコチラ

         ......GWは「信州の鎌倉」と呼ばれる「別所温泉」に両母親を連れていく......
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      .......(左)故郷柏崎の名峰「米山」 (右)上信越高速に乗り直江津から長野方面へ南下......
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初日は川崎自宅を早朝5時過ぎに出発、東松山でカミさん母親を乗せて関越自動車経由で柏崎へ向かい、5人揃ったところで11時前に実家を出発。上信越道で信州方面へと車を走らせれば、眼前に火打・妙高山の迫力ある雄姿が迫って来た!厳冬だっただけに今年の残雪量は相当なものだ。


         ......(左)圧倒的な迫力、残雪の妙高山 (右)関越・上信越高速道のロングドライブ......
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     ......信州に来たらやはり蕎麦を食さねば!千曲市内の蕎麦屋。ウワ~、巨大な鯉が沢山!......
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★「更埴あんずの里」(千曲市)


更埴ICを降り千曲市内で信州蕎麦を堪能、「更埴・あんずの里」へと向かいます。当地はカミさんが一度訪ねてみたいと25年前から願ってきた場所。4月中下旬、素朴な山里にあんずの花が一面に咲き誇る桃源郷となります。GWは花も終わりですが新緑もまたよし。上平展望台へと向かいます。


              ......「更埴・あんずの里」の全景、「上平展望台」から一望......
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           .......あんず満開は4月20日頃が本番、背景は「高妻山」(ネットより拝借)......
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あんず畑の真ん中には巨大な欅!近寄ってみよう。首が疲れる程高く堂々と聳えています。根っこの張り出しと太さにもビックリ!まるで地元を鎮守する霊木の如し、トトロでもヒョッコリ顔を出しそうだ・・。


            ......巨木な欅の木が鎮座!根元には赤い鳥居と祠、まるでトトロの世界!......
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         .......「鞭声粛々、夜河を渡る…」の詩碑、川中島合戦の要所となった「雨宮の渡し」......
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近くには川中島合戦の史蹟「雨宮の渡し」もあります。妻女山に布陣した上杉謙信が、武田軍の炊飯煙を見て夜襲を察知。夜霧の中で1万3千兵を率いて人馬とも音も立てず雨宮を渡り、信玄の本陣を突いたのです。「鞭声粛々、夜河を渡る・・」、江戸時代漢学者・頼山陽の詩が刻まれていました。

                     謙信・信玄ゆかりの地を行く(川中島古戦場)の記事はコチラから


    .....(左)新緑あんずの足元、タンポポ満開だった! (右)次回、桃源郷時期に来て見たい......
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★別所温泉のシンボル「北向観音」に参詣


「別所温泉」は「信州の鎌倉」とも言われ素朴で歴史深い寺社が多く点在しています。温泉の奥にある「北向観音」は厄除観音として古くから全国的に信仰され、まさに別所温泉のシンボル的存在です。


                 ......別所温泉のシンボル「北向観音」の参道入口......
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       .......(左)信仰心は、まだ程遠い18娘(ノーテンキピース) (右)手水舎の柄杓水でお清め......
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本尊は千手観音で厄除開運の観音であることから、初詣は大変な賑わいとなり、最近は受験合格祈願や縁結びの御利益の祈願が増えているとのこと。縁結びは「愛染かつらの木」に由来します。


   ......(左)北向観音本尊は千手観音 (右)撫でた所が治る「びんずる尊者」(善光寺にも鎮座)..... 
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♪「花も嵐も~、踏み越え~て~♪」、「旅の夜風」(コロムビアレコード)は1938年(昭13)に80万枚を超す驚異的なヒットを飛ばした歌謡曲で松竹映画「愛染かつら」(原作:川口松太郎、主演:田中絹代・上原謙)の主題歌。映画のモチーフになったのが北向観音境内に堂々鎮座する「桂の巨木」だったのです。

                      

      .......(左)梵鐘の横には「愛染かつら」の巨木 (右)縁結び祈願の「愛染堂」......
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史蹟はまだまだあります。「瑠璃殿」は真下から見上げるとその造りが細部まで見られ、興味がわく建物!見上げると大迫力!境内に建つ多くの碑から、当地には古くから多くの文人墨客が訪れていたことがよくわかります。芭蕉の句碑や童謡「夕焼け小やけ」の歌碑など、まさに見所満載のお寺!


       .......(左)見上げると大迫力!崖っぷち御堂の「瑠璃殿」 (右)夕焼け小焼けの石碑.....
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        .......(左)境内から別所温泉の街が見渡せる (右)透明パネルと重ねあわせた展望......
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北方の長野「善光寺」と向かい合う位置にあるために「北向観音」(または裏善光寺)と名づけられ、どちらかだけの参拝では「片詣り」(善光寺は来世利益、北向観音は現世ご利益)と言われます。
秩父霊場巡りも始めましたが、本来は満願成就の御礼参詣の寺。スタートの事前祈願に替えました。

 

       .......「裏善光寺」とも呼ばれる「北向観音」は観音札所巡り満願成就で参詣される寺......
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別所温泉は信州最古の湯とも言われ平安時代には枕草子(清少納言)にも謳われたとのこと。下記の「MAP」でもわかるように見所あるお寺が実に多いネ~!さすが「信州の鎌倉」と呼ばれる訳だ!
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       ......土産店が立ち並ぶ北向観音参道、風情ある温泉街。次は安楽寺へと向かう......
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★別所温泉は国宝・重文の宝庫(安楽寺&常楽寺)


安楽寺は慈覚大師(平安時代)の開創と伝えられ、鎌倉時代に宋から帰朝した禅師が再興して現在は曹洞宗。堂内には両禅師の木像があり鎌倉彫刻の逸品として重要文化財に指定されています。
             

             .......立派な本堂に鐘楼、木々や花に囲まれた「安楽寺」......
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当寺のハイライトは「八角三重塔」!珍しい形をした三重塔は木造八角塔としては日本で一つしかないという貴重な建築、鎌倉末期に建立された唐様の塔婆です。(長野県で一番早く指定された国宝)


      .......(左)国宝・八角三重塔が見えてきた。 (右)到着~、スゴイ!椎茸のヒダみたいだ!......
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長い階段を登るとついに出現~!これは確かに珍しい!一見「四重塔」に見えますが、一番下の部分は裳階(mokoshi)と呼ばれる差し架けの屋根で、奈良の薬師寺と同じ構造です。中国宋時代の禅宗様式の建築は日本唯一の木造八角形三重塔か!何だか焼き椎茸が食いたくなってきたぞ゙~


     .......(左)日本唯一の八角三重塔の前で集合写真 (右) パフォーマンス八角塔(親子合作)......
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常楽寺は北向観音の本坊で、ここも慈覚大師により開創されました。本堂裏の北向観音の霊像が出現した場所には、貴重な重要文化財石造多宝塔(これも全国的に珍しい)が保存されています。


           .......(左)「常楽寺」の立派な茅葺屋根 (右)横から撮影すると違う表情......
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          .......珍しい石造りの多宝塔、塔を囲む杉の巨木林も立派!幽玄なる雰囲気......
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国宝級名刹を一度に3つも堪能し今日は大満足!まだまだ見所が多いですが、もう夕方16時半、残りは明日の楽しみとして本日の宿泊「玉屋旅館」にチェックイン!信州最古の温泉、実に楽しみダネ!


      ......風情ある「別所温泉」川沿い風景、この名湯には千年を超す歴史とロマンが息づく......
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     .......「玉屋旅館」、品のある吹き抜けロビーには手の込んだ吊るし雛、泉質もさすがです!......
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平安の才女・清少納言が枕草子で賛辞しただけあり、美人の湯といわれる泉質は柔らかで肌に優しい硫黄泉、食事も信州の旬の食材にこだわって豊富な品数!期待通りの温泉宿でございました。


            .......各自がお好みの浴衣をチョイスして女性陣、集合写真......
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           .......豪華な食事に満足、目の前には外湯(葵の大湯)もある.....
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さて翌日は、「信州の鎌倉」のもう一つのメインコース「塩田平」、真田一族の居城だった上田城、北国街道の情緒溢れる街並みを楽しみました。後編は「江の島」記事のあとで6月初めに掲載する予定


      .......翌日は「塩田平」の名古刹を訪ね、上田城(真田氏)や北国街道も満喫.....
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                                      (後編) 「塩田平の名刹、上田城」に続く




今回延期した「鎌倉・湘南探訪」(その2):「江の島」編を次回掲載いたします。
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  by rollingwest | 2012-05-06 15:52 | Comments(48)