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<2012年7月13~16日>東大雪・名峰に挑戦(前編)「ニペソツ山」

                                                                    ★東大雪の名峰2座(ニペソツ山&石狩岳)に挑戦


日本200名山完登(現時点146座)に向けここ2~3年で北海道の難関峰を着実に制覇してきましたが、今回は大雪山東部に鎮座する秘境名峰「ニペソツ山」&「石狩岳」。チト早い前半夏休み(7月3連休前後に休日取得)を頂き、快晴の中で憧れの遠き山を無事登頂し念願を叶えることができました。


       .......今年の夏は北海道中央部の秘境「東大雪」(ニペソツ山&石狩岳)に挑戦.......
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      .......(左)飛行機から見る広大なる十勝平野 (右)とかち帯広空港に到着.......
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今回のパートナーはいつも難関峰を同行頂いているマツ氏&Mz本氏。7月13日昼過ぎ羽田空港出発。
昨年夏、日高カウイエクウチカウシ山への挑戦も「とかち帯広空港」経由でしたので、十勝平野の田園風景も見慣れてしまいました。しかし広大な地平線風景はやはり北海道独特のもの・・いつ見ても感動的

                       2009・2011年に登った北海道・日高山脈の記事はコチラから


       .......広大な十勝平野はまさに地平線世界(畑の手入・収穫作業も大変だろうナ~).......
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空港からレンタカーで広い十勝大地を北上し、上士幌町にある糠平温泉ホテルへと向かっていきます。家族経営ホテルですが食堂や心遣いも一級品!ご主人の山に関する適切なアドバイスも嬉しかった!


         .......登山基地として連泊した糠平温泉ホテル、お洒落な食堂と暖かな雰囲気.......
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★東大雪原生林の登山、まさに高山植物の宝庫


早朝3時半過ぎ(7月の北海道はこの時刻からもう明るい)に起床、出発準備を整えて4時半にホテルを出発。レンタカーで国道237号を走り三股橋手前から西側に林道経由で十六の沢の登山口に到着。今回は地図行程で往復11時間の長丁場です。駐車場で朝食おにぎりを腹に詰め、5時半登山開始


     .......(左)7月14日朝5:30、登山口を出発(杉沢コース) (右)針葉樹林の道からスタート.......
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         .......ニペソツ山の登山コース(地図標準では往復11時間近い長丁場の行程).......
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登山口に流れる沢を渡り、鬱蒼とした針葉樹の笹道からいきなり急登が始まります。途中で断崖岩を登り原生林を詰めていきますが周りはガスに覆われ今日は天気に恵まれるのか?・・と不安な気持


         .......(左)断崖岩をよじ登るMz本氏 (右)朝靄にけぶる原始林の道を行く.......
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          ......(左)水滴に映えるカマツカ   (中)アズマシャクナゲ   (右)ウコンウツギ.......
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      .......(左)笹道を進むMz本氏 (右)マツ氏ら2人写真がピンボケで謝!花が主役?(笑).......
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      .......(左)お花畑の撮影に夢中のMz本氏     (右)実に見事なイワブクロの群生.......
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           .......(左)トカチフウロ (下)チングルマの群生 (右)青空に映)るウコンウツギ.......
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標高1500mから視界が開け青空も出てきたゾ~!空は確実に高くオホーツク高気圧に覆われていると思われ、天候への期待感が脹らむ!ガスは徐々に晴れ、右手には雲の合間から音更山や石狩岳の姿が・・!小天狗の急坂ハシゴ場を登り切り天狗のコルへ7時半到着(2時間で登り相当なハイペース)


         .......(左)青空が出てきた~! (下)苔蒸した濡れ枝も風情あり (右)イワブクロ.......
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      .......(左)雲海に浮かぶ島の如く。石狩岳の雄姿 (右)雲の中から現れる音更山稜線.......
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       .......(左) 透明感溢れる清楚なヒメイソツツジ  緑と白の競演   (右)イワヒゲ.......
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標高1800mを越えると前天狗への視界開けた岩場コースに出ます。ここで氷河期から生き抜いてきたナキウサギが多く見られました。チチ~ッと鳴きハムスターの様な姿、日本では北海道高山にしか見られない生きた化石。昨年日高では声だけの遭遇でしたが今回は実物姿をバッチリ捉える事ができた!


         .......(左)前天狗へ向かうロックガーデン (右)氷河期からの生きた化石「ナキウサギ」.......
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       ......雲の織り成す芸術絵、オホーツク高気圧に覆われ空は高く澄み切っている!.......
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          ....ハイマツのロックガーデン山道は続き、天狗岳(ニペソツの前衛峰)へと向う.......
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前天狗を越え少し下ると天狗平、ここから天狗岳の山腹を横切り、両側が深く切れ落ちた稜線(通称ニペルのコル)を通過して行きます。この辺りも高山植物が咲き誇り見事なお花畑が見られました。


              .......(左)エゾノハクサンチドリ (中)ウサギギク (右)エゾコザクラ.......
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          .......(左) V字谷に咲き誇るエゾキンバイの群生 (右)ハクサンイチゲの大群落.......
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昨年夏、日高カムエク山に登った時、期待以上に多くの高山植物に遭遇し驚きましたが、今回はそれを上回る程多くの花々に出会うことができたナア・・。さていよいよニペソツ山頂上に向け最後の登りだ・・


            ......天狗岳の険しい岩峰と登り上がるガスのコラボが幻想的!.......
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             .......(左)チングルマのお花畑  (下)コケモモ (右)マルバシモツケ.......
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★東大雪の巨大ピラミッド峰「ニペソツ山」の頂上に立つ!


名峰ニペソツ山への詰めは、ナイフブリッジ状に切り立つ険しい岩稜への急登。断崖絶壁の下には東大雪の原生林が広がり、遥か向こうには糠平湖も見えています。連続急登が一服して後ろを振り返ると今通過して来た天狗岳が凄い!重なり合う岩稜群に威厳ある山容だ!ウ~ン絶景の極みダネ~!


        ......遥か向こうには糠平湖が遠望できる。糠平湖は後編で詳しく紹介予定.......
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             ......ニペソツ山頂付近からの大展望!眼前の天狗岳は迫力ある山容.......
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岩の急登を登り詰めると、いよいよ頂上へのLAST登り。北斜面へのトラバスで緩やかなプロムナード!真っ青な空に聳える突兀鋭鋒が目に入ってきた!あれがニペソツの山頂。もう5時間半近く歩いた・・


                .......(左) ヒメイソツツジ (右)コマクサ(高山植物の女王).......
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       .......ナイフブリッジの山稜ルートを登り詰め、頂上へのファイナル・アプローチは緩やかな道.......
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10:50ついにニペソツ山頂に立ちました。真下を覗くと切り立った垂直岩稜の上にいることが解ります。晴れてはいるが大雪方面の視界はガスがかかり眺望はききません。明日のお楽しみとしよう!


           .......(左)ついに頂上に立つ! (右)ニペソツ頂上からのパノラマ.......
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        .......(左)真下の深い谷底を覗いてみる (右)3人で頂上写真(マツ氏は少しバテ気味).......
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頂上で昼食、至福の時間を30分程過ごし、登って来た道を引き返します。今回は晴天に恵まれましたが、本コースのハイライト「天狗岳の展望庭から見るニペソツ雄姿」とのご対面は願いが叶わずチト残念でした。でもここまで素晴らしい花と眺望に恵まれ贅沢は言えませんネ~(笑)その雄姿は最後に・・


    ........(左)エゾノツガザクラ (下)下山途中に遭難碑 (右)天狗岳のニペソツ展望庭(ガスで見えず).......
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歩くこと9時間半、杉沢出合に15時到着。沢の水で体を拭き、今回の長丁場の疲れを癒しました。
(コース時間)5:30十六沢登山口・杉沢出合⇒7:30天狗のコル⇒8:40前天狗⇒10:00ニペのコル⇒10:50ニペソツ岳⇒13:45天狗のコル⇒15:00杉沢出合 (水場は沢以外なし、2L以上水必要)


       .......(左) 杉沢出合に15時到着     (右) ヒメイソツツジの花を見て癒される.......
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下山後はレンタカーで糠平湖畔観光(後編で紹介)、16時半に糠平温泉ホテルに戻り、温泉郷の外湯(洞窟風呂)に入りました。温泉の後冷たいビールで乾杯し豪華な夕食に下鼓を打ち反省会。食堂にはニペソツ山雄姿を描いた額縁絵が飾られている!今日の山行を噛みしめ直し、疲れを癒しました・・


     .......(左)外湯巡りで源泉かけ流し洞窟風呂へ遠征 (右)豪華食事!オショロコマ料理も!.......
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          ......糠平温泉ホテルの食堂に飾られていたニペソツ山の額縁絵(神々しい~).......
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今回憧れた天狗岳展望庭からのニペソツ山の雄姿(ネットからの拝借写真)。凄い迫力と威厳ある姿に圧倒されてしまいます。かくなる素晴らしい名峰が日本に存在していたのかと小生も目から鱗!


          .......これぞ名峰「ニペソツ山」の雄姿、大迫力!、岳人憧れの秘境光景.......
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深田久弥は「日本百名山」を刊行した翌年にこの山に登り、百名山に選定しなかったことを後悔したそうです。でも指定されていなかったからこそ人が少ない秘境の静かな山歩きを楽しめたのかも・・。東大雪(後編)「石狩岳」(8月中旬公開予定)で、ニペソツ遠望雄姿を紹介しますのでお楽しみに~!



                                                          以上



次回は、秩父観音三十四ケ所巡り:「第1~5番霊場」 (今回延期した記事)をお送りします.
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  by rollingwest | 2012-07-22 00:00 | Comments(62)

<2012年7月>鎌倉・湘南探訪(その3):映画・文学の都、鎌倉の風景

★鎌倉大仏(高徳院)から「光則寺」、「由比ヶ浜」へ


鎌倉・湘南シリーズも3回目(前回は江の島)となりますが、今回は文学・映画に所縁深い鎌倉の表情をクローズアップしてみたいと思います。(その1)で歩いた極楽寺~鎌倉大仏レポートからの続きです。


     .......(左)鎌倉レトロ電車「江ノ電」のジオラマ  (右)2011/4月に歩いた鎌倉周遊コース.......
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            ......鎌倉の大仏様(高徳院)は中学修学旅行から数えて3回目の訪問.......
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(その1)では極楽寺~成就院~長谷寺~鎌倉大仏(高徳院)を紹介しましたが、この他に光則寺~由比ヶ浜~鎌倉文学館~本覚寺を訪ねJR鎌倉駅から帰路に就きました。今回は後半部分の記事


                    鎌倉湘南探訪(その1):「極楽寺~鎌倉大仏・由比ゲ浜」編はコチラから


           ........鎌倉幕府が日蓮宗を迫害した時のエピソードをもつ「光則寺」.......
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まずは長谷寺と鎌倉大仏に隣接する「光則寺」。このお寺は、鎌倉幕府が日蓮を佐渡流罪で弾圧していた頃に、日朗聖人(日蓮弟子)が幽閉されていた場所(鎌倉幕府・重臣の屋敷)でしが、重臣はやがて日蓮に帰依していきます。「立正安国論」が執権・北条時頼に建白されたお寺であるとのこと


        .......光則寺は桜・紫陽花・ミツマタなど四季を通じて花が豊富で有名なお寺.......
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真夏には海水浴客で賑う「由比ヶ浜」は神奈川県有数の人気ビーチ、舐めるように連続波が押し寄せており、サーファーにうってつけの場所!まだ初夏だというのに若者4人が元気に躍動しておりました。


         .......(左)「由比ヶ浜」の遠浅浜を走りはしゃぐ若者 (右)江ノ電と江ノ島.......
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     ........「由比ヶ浜」は弓なり浜、視界が開けて気持ちがいい。語源は弓ヶ浜からカナ?.......
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住宅街に埋もれた様な「由比ヶ浜駅」から「和田塚駅」まで歩いてみました。密集した民家塀や庭先をすり抜けるように往来する「江ノ電」風景。先日歩いた都電荒川線とはまた違う風情も感じます。


           .......鎌倉海浜公園周辺の高級住宅地、やはり雰囲気があるネ~.......
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          ........(左)「由比ヶ浜駅」の踏切を渡る夫婦 (右)江ノ電の線路風景.......
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★「鎌倉文学館」(鎌倉文士や松竹映画の足跡)


大仏様と山を挟んで隣接する鎌倉の深い緑の中に「鎌倉文学館」が静かに佇んでいます。鎌倉に所縁の文学者や松竹映画の歴史などが紹介されています。立派な門、長い緑のエントランス道、豪華~
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              .......鎌倉文学館の門を入り、新緑輝く爽快な道を歩いて行く.......
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             .......鎌倉ゆかりの文学・文士をテーマにした資料館「鎌倉文学館」.......
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重厚なたたずまいの洋館は、前田侯爵家の旧・鎌倉別邸を改築したもの。老舗ホテルのような雰囲気ある玄関を入り、窓から外を見れば遥かに由比ヶ浜も一望できます。眺めも雰囲気も素晴らしい~


       ....... 1890年頃に前田侯爵の鎌倉別邸として建築、佐藤栄作の別荘ともなった.......
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        .....(左)威厳も漂う文学館玄関  (右)展示室内部は落ち着いた雰囲気.......
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湘南の落ち着いた空気を愛した鎌倉文士達は川端康成・三島由紀夫・芥川龍之介・大佛次郎・与謝野晶子ら3百人以上はいたらしい。館内には作家達の直筆原稿や愛用品等が展示されています。


         .......(左)三島由紀夫川端康成が談笑する写真  (左)夏目漱石の定番フォト.......
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館内をさらに進んで行くと、日本を代表する映画監督「小津安二郎」に関するパネルがいくつか飾られています。「小津調」と称される独特の映像世界で無声映画からトーキー、白黒~カラー映画と世代を超えて中でも優れた作品を次々に生み出しています。名作「東京物語」はその集大成という高い評価


          ........世界的にも高い評価を得ている日本の映画監督「小津安二郎」.......
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            ........小津映画の頂点といえばやはり「東京物語」(原節子&笠智衆).......
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原節子の北鎌倉駅で撮影ロケのパネルもある!戦前戦後に活躍した伝説の女優。日本人離れした類い稀な美貌を持ちながらスキャンダルもなく生涯独身を通し「永遠の処女」と呼ばれたそうな。1962年若い内に映画界を引退し、その後公には一切姿を現さず隠遁生活を送っているのです。(現在92歳)


 ......(左)明智小五郎「青銅の魔人」(中)超大作「人間の条件」 (右)原節子「麦秋」撮影風景......
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風光明美な景色・深い歴史が積み重ねられてきた鎌倉の地が名画ロケ地として多く使われた理由はかつて松竹の映画撮影所が当地に存在した事によります。(1936年、蒲田から鎌倉大船に移転)





★かつて大船に存在した映画テーマパーク「鎌倉シネマワールド」


大船といえばやはり駅前に鎮座する「大船観音」様の白亜像が象徴的な存在。大船と高崎の観音はともに昭和前期に造られた巨大仏、顔立ち・雰囲気が似ており、全体の佇ずまいも品があります。


         ........鎌倉への玄関口「大船駅」、丘の上から微笑みかける「大船観音」.......
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かつて大船駅東口から10分程歩いた所に松竹大船撮影所があり日本映画の黄金時代を築いた作品が多く制作されました。そして20年前のテーマパークブームに乗って1995年松竹も「鎌倉シネマワールド」を当地に開業させましたが、世は既にバブル崩壊直後。入場者数も思うように増えず3年で閉鎖


         ........1936~2000年まで鎌倉市に存在した松竹・大船映画撮影所......
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       .......1995年に映画テーマパークとして大船にオープンした「鎌倉シネマワールド」.......
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小生はたまたま開業翌年にこのテーマパークに行きましたが、映画製作のプロセスや舞台裏なども解り結構楽しめました。松竹映画村だけあってやはり展示内容は「男はつらいよ」寅さんが中心でした。


       ........不採算で振るわず僅か3年で閉館、!小生は1996年に訪問見学.......
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      ........(左)手紙を書く寅さん(後ろ姿) (右)くるまや団欒シーンも再現されていた.......
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1995年に「男はつらい」シリーズが終わり、1996年渥美清死去、1998年鎌倉シネマワールド閉鎖と寅さんの姿を見られなくなりました。でも葛飾柴又には「寅さん記念館」があり、山田洋次監督はまだ健在


   .....夢をありがとう!「寅さん挨拶」の大パネル(1998年閉館時)、現在は鎌倉女子大に売却......
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★本覚寺に立ち寄りJR鎌倉駅から帰路へ


鎌倉文学館から鎌倉駅に向かって歩いて行くと「本覚寺」という名刹が出現。帰りにちょっと立ち寄ってみました。このお寺も日蓮宗ですが、江の島鎌倉七福神の一つ「恵比須様」が祀られています。


        ...... 「本覚寺」、鎌倉駅東口から少し歩いた所に戎様を祀る日蓮宗のお寺.......
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       ........(左)本覚寺山門前を通過する人力車 (右)えびす様を祀る本覚寺「戎堂」......
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          ........(左)鎌倉駅前のロータリー (右)いつもお洒落な雰囲気「JR鎌倉駅」.......
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昨年4月に歩いた鎌倉のメインコース(極楽寺~成就院~長谷寺~鎌倉大仏(高徳院)~光則寺~鎌倉文学館~本覚寺~鎌倉駅)・・、2年越しでの気長な記事紹介となりましたが一応これにて完結!
今年6月に大学友人と紫陽花・鎌倉歩きを企画しましたが雨で実現叶わず・・、また再度挑戦しよう。





★鎌倉大船撮影所でつくられた日本映画の数々


最後に鎌倉大船撮影所で制作された松竹の名画をユーチューブで御覧頂いて記事のお別れとします。



    .......「東京物語」(1953:小津安二郎監督)・日本映画の傑作、戦後の家族関係を描いた..... 
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    .......「君の名は」(1953:大庭秀雄監督)・主演は佐田啓二(中井貴一の父)&岸恵子.......
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    ......「二十四の瞳」(1954:木下恵介監督)・小豆島を舞台に高峰秀子が女性教師を熱演.......
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  ......「男はつらいよ」(1969~1995:山田洋次監督)・昭和日本の郷愁は本映画に優るモノなし.......
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  ....「幸福の黄色いハンカチ」(1977:山田洋次監督)・高倉健・倍賞千恵子・武田鉄也・桃井かおり.....
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    .......「砂の器」(1974:野村芳太郎監督)・小生が最も愛する最高傑作(今も涙してしまう)......
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    ......鎌倉文学館を訪ねたことを機会に、日本映画の素晴らしさをレビューさせてもらいました。.......
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                                                        おわり 



次回は「東大雪名峰(その1)ニペソツ山」に急遽変更いたします。(秩父探訪記事は次々回に延期)c0119160_20544263.jpgc0119160_20545789.jpgc0119160_20551095.jpg

  by rollingwest | 2012-07-09 00:00 | 鎌倉・湘南探訪 | Comments(52)