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<2012年8月>世田谷区探訪:(その2)下北沢~豪徳寺~松陰神社~三軒茶屋

★活気あふれる「下北沢」~高級住宅街「代田」


世田谷区探訪」レポートは、過去「はけの道」(等々力渓谷周辺)や怪獣TV撮影地を紹介しましたが、今回は下北沢から豪徳寺・松陰神社経由で三軒茶屋まで歩いてみました。高級住宅街と下町的な雰囲気が同居する世田谷区(結構広い)、レトロ感漂う世田谷線に沿って見所を書き連ねてみました。


             .......下町の路面電車のような風情が漂う「世田谷線」......
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世田谷文化を象徴する街「下北沢」には様々な顔があります。若者の街、ショッピング・古着の街、カフェ・グルメの街、ライブハウス・演劇の街…、バラエティに富みブランド力を成長させてきた活気溢れる街ですネ~


          .......下北沢の南口商店街、駅前周辺の他ストリートも実に賑やか!......
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ライブハウスのイメージが強かった下北沢ですが、演劇の街となったのは1982年の本多劇場オープンに始まります。当劇場ができてからこの街で上演したいという劇団が下北沢に次々と小劇場を発足させました。その好循環でさらに人を集め若者カルチャーの活気溢れる街に成長した一因となっています。


       .......下北沢は小劇場やライブハウスがひしめく。「本多劇場」はその中心的存在......
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日本屈指の高級住宅街として有名な世田谷。はけの道記事で等々力・上野毛を紹介しましたが、北沢・代沢・代田周辺もリッチな大邸宅が立ち並ぶセレブエリア。次回は成城学園や砧周辺をレポートしてみるかな・・。世田谷の地名には沢・田・谷の字が多く残っており、かつては谷地渓谷だった証拠です。


        ......代田の高台には豪邸が沢山」(駐車場も立派、外観デザインもお洒落)......
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でも高級住宅の中にひっそりした神社やお寺などを見つけるとホッとする。世田谷「はけの道」は住宅街の中に渓谷・湧水風景の豊かな自然、歴史ある神社古刹、散策するにはお薦めの場所ですヨ。


          .......北沢八幡神社は世田谷の守護神、静かな雰囲気に包まれている......
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                        世田谷「等々力渓谷」、「はけの道」最南部を歩く(前編)




★「北沢川緑道」を散策して「羽根木公園」へ


北沢川緑道は、世田谷をサラサラと流れる小川沿いの散歩道。上流は赤堤から下流の代田・代沢・池尻までの延長約4.3km、灌木が植えられ、四季折々の花が咲く緑溢れる遊歩道となっています。


          ......高級住宅街に流れるリッチな小川(北沢川緑道)、アヤメ満開・鴨も寛ぐ......
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気持ちいい散策路を歩いて行くとどこかで見た様な人が犬を散歩して来た。オッ、なべおさみだ~!馴染みの散歩客にも声をかけられている。確かにこの辺は芸能人が多く住んでいそうだナア・・。


        .......優雅な道を散歩する世田谷区民、なべおさみ(犬の散歩中)ともすれ違った......
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        ......忠臣蔵で没落した吉良家の家臣が建てた「円乗院」、水連鉢が印象的......
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北沢川緑道の最後は「円乗院」を右手に見て環七通り(宮前橋)に出ます。幹線道路を渡り小田急線「梅ヶ丘」駅脇を越え行くと東京23区の名梅園「羽根木公園」に到着。春の人出は凄いだろうナア


                  .......「羽根木公園」には立派な梅林、実に広大だ!......
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    .......(左)都内有数の梅名所、満開時は多くの人出で賑う (右)羽根木公園のスポーツグラウンド......
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                        世田谷「等々力渓谷」、「はけの道」最南部を歩く(後編)





★井伊直弼に所縁深い世田谷の名刹・招き猫の「豪徳寺」


さて次は本日のメイン見所「豪徳寺」へLet`s Gotokuji!豪徳寺は15世紀にこの一帯を治めていた吉良家の居城・世田谷城の敷地の中にあった歴史深い古刹です。この付近は城下町でどこか鎌倉や京都のような落ち着いた風情を感じさせる場所が多い気がします。世田谷に存在した「古都」かも・・


            .......(左)「豪徳寺」の総門 (右)立派な三重塔も鎮座......
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参道を進むと総門が鎮座、その先に仏殿・本堂・伽藍・三重塔が次々に現れてきます。広い庭で植木の数も充実、世田谷高級住宅地にかくなる巨大な寺が静かに佇んでいることが実に意外でした。


      .......(左)落ち着いた雰囲気で貫録ある豪徳寺の本堂 (右)招き猫が手招きする社務所......
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吉良家に代わり当地を治めたのが、幕末の大老・井伊直弼に血が繫がる井伊家。二代目藩主・井伊直孝により世田谷城内の荒れ寺だった豪徳寺が再建されました。この辺りは交通の要所だったので再び寺&門前町は江戸名所として繁栄、16世紀は江戸の副都心的存在になったのだそうです。


             .......(左)境内には立派な松 (右)芍薬が咲き誇る庭......
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豪徳寺は招き猫のルーツの寺としても有名!これは井伊直孝が白い猫に寺内に手招きされたことで落雷直撃の災難から救ってくれたエピソードがあるからです。井伊家の名城「彦根城」(琵琶湖湖畔)のマスコット「ひこにゃん」は豪徳寺招き猫と井伊家の関係をモチーフとして生み出された「ゆるキャラ」元祖


    ......豪徳寺は「招き猫」&「ひこにゃん」を生み出した所縁のお寺(井伊家藩主の命の恩猫)......
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「桜田門外の変」で水戸浪士に暗殺された井伊直弼は豪徳寺(井伊家の菩提寺)の中に眠っています。「日米修好通商条約」を勅許なくハリスと調印締結、その後「安政の大獄」で尊皇攘夷派志士を厳しく取り締まり、吉田松陰・橋本左内などを処刑しました。強引過ぎる執政の恨みで命を奪われた・・


       ......井伊直弼(徳川家大老)の墓があった!井伊家の墓所群は実に立派!......
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    .......(左)豪徳寺総門 (右)世田谷高級住宅地にかくも立派で広大なお寺があるんだネ~.....
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                     怪獣ゆかりの地の記事(円谷プロ(2008年2月:世田谷砧)が閉鎖)






★レトロ感漂う「世田谷線」&「松陰神社」


豪徳寺駅は小田急線(沿線は住宅地として根強い人気)、そのすぐ近くには世田谷線山下駅があります。直接に交差アクセスしていないものの歩けば数分で乗り換えできる近さ。豪徳寺の街は、やや高級感ある小田急線と、チンチン電車イメージ(東急世田谷線)の下町風情が同居する独特な雰囲気が・・


          .......(左)世田谷線「山下駅」の踏切 (右)世田谷線の水色電車が接近......
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世田谷区北部を東西に横断する世田谷線、一種レトロな雰囲気を醸し出す私鉄は古くからの街々を繋いで走る・・。その姿は先日歩いた都電荒川線のイメージと重なります。世田谷区なんだけどネ~


         .......(左) (右)世田谷線カラフル電車(赤・緑・青) (下)昔の世田谷線・旧車両......
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小田急線は大学の街、豪徳寺に国士舘大、経堂・祖師谷大蔵に日大、成城学園前の成城大、その他世田谷区には駒澤大・東農大・日体大など、23区なのに広いキャンパスをもつ私立大学が目白押し・・!


          ....... 豪徳寺駅といえばやはり「国士舘大学」、立派なキャンパスだネ~.....
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豪徳寺から国士舘大学キャンパスの中を通り抜け、若林公園と隣接する「松陰神社」へと向かいました。吉田松陰(松下村塾を開き、門人から幕末志士を多く輩出)を祀った神社が静かに鎮座しています。


  ....... 吉田松陰を祀る「松陰神社」(荒川小塚原・回向院から松陰の遺骨を移して建立)......
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    .......吉田松陰の像、松下村塾からは高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山県有朋らが輩出.....
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安政の大獄で幕末志士を徹底的に弾圧し処刑した井伊直弼の墓と、処刑された吉田松陰の所縁地が同じ世田谷区の近距離で対峙していたとは・・実に驚きでした!何かの因縁なのでしょうかネ~?


        .......(左)松陰神社のおみくじと参道 (右)神社拝殿は武道場の様な雰囲気......
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       .......(左)松陰神社鳥居脇には鮮やかな躑躅 (右)安産お礼参りの家族......
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                      「怪獣特撮TV」ゆかりの地を訪ねて(東宝・砧撮影所)




★また散策してみたい・・世田谷区の風景



再び環七通り(若林踏切)に再び交差して、三軒茶屋駅方面へと南下。太子堂付近には目青不動(教学院)なる寺もありました。目黒不動尊は有名だがブルーアイ不動もあったのか!初めて知った・・


        ......目青不動尊は脇に閻魔大王を従えている。偉~い神様なのかナ?......
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終点は東急世田谷線・三軒茶屋駅。この駅も不思議な駅、高級イメージがある田園都市線の駅ですが下町っぽい雰囲気が強く商店街・雑踏の中にアジアンチックなパワーや活気で溢れている気がします。


       .......(左)キャロットタワーと世田谷線・三軒茶屋駅 (右)三軒茶屋すずらん通り......
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           ......三軒茶屋商店街も活気に溢れ、世田谷の代表的な一面を見せている。......
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世田谷区は東京23区で最も人口が多く、面積も大田区に次いで2番目に広い区。高級住宅と下町的雰囲気が同居し、自然歴史にも恵まれた魅力溢れるエリア。これからもジックリ廻ってみたいですネ~


        .......(左)世田谷区地図(下北沢~羽根木公園) (右)同(羽根木公園~三軒茶屋)......
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          ......若林駅周辺の踏切、世田谷線電車は環七通りを堂々と横切っていく......
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                                                         おわり



次回は、飯豊連峰北部の名峰「杁差岳」をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-08-27 00:00 | 都会の風景 | Comments(58)

<2012年7月13~16日>東大雪・名峰に挑戦(後編):「石狩岳」

                              東大雪・名峰に挑戦(前編)「ニペソツ山」から続く



★石狩岳への挑戦、国内屈指の急坂「シュナイダーコース」


前日ニペソツ同様、糠平温泉ホテルを4時半出発し、レンタカーで国道237号線・三股橋からの林道経由で石狩岳の登山口に到着。朝食おにぎりで腹ごしらえして5時半出発。今日は雲なしの大快晴だ~!


       .......本日も快晴!石狩岳登山はシュナイダーコース(約10時間)、登山口を5:30出発!.......
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      .......(左)日本屈指の急登坂・石狩シュナイダーコース (右)二十一沢出合を渡るMz本氏.......
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ニペソツ山では実に多くの高山植物に遭遇しましたが、石狩岳も同様に花のオンパレードでした。後編では、前半記事で紹介できなかった花を掲載します。前回と合わせると20種類以上の数となります。


         .......石狩岳も花の宝庫です!  (左)エゾノゴゼンタチバナ (右)アズマシャクナゲ.......
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昭和36年・足寄山岳会によって開かれた「シュナイダーコース」は、標高差850mを直線距離2kmで登ってしまう超急峻ルート。よじ登りが連続する急坂で相当厳しいネ~。でもその分、高度をドンドン稼いでいく訳でパノラマ的には気持ちがいい登り。コース名はオーストリアのスキー選手・登山家からの由来らしい


      ......「熊ころがし」とも呼ばれる急坂「シュナイダーコース」、「石狩岳」の雄姿が眼前に!.......
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        ......見事なるダケカンバの幹うねり、白く華麗な枝ぶりの逞しさに見とれてしまう.......
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ニペソツ山で見られた様な広いお花畑は急坂連続コースなので殆どないものの、鮮やかな色のエゾツツジ群生は見応えがありました。北海道の山の魅力は花に恵まれていること、天気にも恵まれてご満悦


      .......(左)チシマキンレイカ (右)エゾツツジの群生を夢中になって撮影するMz本氏.......
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      .......炎天下、急登坂の連続、真夏の日差しを木陰で遮りながら歩き体力消耗を防ぐ.......
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着実に高度を上げて行くと一際天を衝く突兀鋭鋒が視野に入ってきました。昨日登ったニペソツ山!遠望の形も素晴しい!あの頂点に立ったのかと感慨に浸りつつ、厳しい急登はまだまだ続きます。


     ......前日登った「ニペソツ山」の雄姿出現!(左は天狗岳)本当に尖っているなア・・.......
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       .......(左)ハイマツの実が実にいい色で輝いていた       (右)ミニシャクナゲ.......
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★北海道の名峰達を大俯瞰


厳しいシュナイダーコースの途中で背後を振り返ってみると、上士幌・大原野が目の前に広がっています。クマネシリの山容が実にいい!ニペソツでナキウサギは見られませんでしたが、可愛いシマリスがお出迎え!


   ......上士幌の大原野、遠くには「クマネシリ山」が左右対称で美しいシルエットを描いていた....
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   .......(左)葉っぱと花が面白いアズマシャクナゲ  (下)シマリスも出現! (右)シコタンソウ.......
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登山開始から3時間40分、長かった急坂シュナイダーコースを登り切り稜線分岐へ9:10ついに到着~。Mz本氏は8:30頃に到着し昼寝を決め込んでいる。(超人ダ~) 逆にマツ氏は相当へばっている様でかなり遅れている。眼前に昨日は眺望できなかった「大雪山」大パノラマが広がっていました。感激!


    .....稜線分岐(石狩ノ肩)に到着、「大雪山」の眺望(下)に感激!さあ頂上を目指そう!.......
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稜線から見る間近の「石狩岳」(上記左写真)は重畳たるボリューム感に溢れ貫録の威容を誇っています。9:40頃マツ氏がかなりヘロヘロ状態になって到着、頂上を目指し10時前から歩き出し最後の登り


     .......雲海絶景!「クマネシリ山」の遥かには「阿寒の山々」が見える!これまた感激.......
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   .......(左)重量感溢れる「音更山」の雄大な姿 (右)音更山の遠くに向こうに「西クマネシリ岳」.......
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頂上に登り詰めていく道からは、北海道名峰たちの大パノラマを存分に満喫することができました。「音更山」のボリューム感、「クマネシリ山」の遥か彼方には雲海に浮かぶ「阿寒岳」、絶景の極みでした。


      .......石狩岳へ登る最後の山道を詰め、10:20頂上到着(出発から約5時間半)....
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                 .......雲海の彼方に浮かぶ「雌阿寒・阿寒富士」をクローズアップ!........
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石狩山頂に10:20到着、前日のニペソツ頂上からはガスで見えなかった大雪山の絶景が広がっていました。30年前トムラウシ登山時に歩いた大湿原「沼の平」も感慨深く眺望。もう一度行ってみたいネ~


   ....大雪山・トムラウシの麓に広がる大湿原「沼の平」が遠望!30年前に訪れた懐かしい湿原.......
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      .......今回トムラウシ側は雲に覆われていたが、大雪山全景はかくなる姿(ネット写真).......
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頂上で大雪山・ニペソツ山の眺望を十分満喫し、11:00に再び「石狩ノ肩」に下りてマッタリと昼食時間・・。ここからまた急なシュナイダーコースを下るのがまた苦行でしたが13:00には二十一沢出合に到着。1時間遅れのマツ氏を沢出合で待ち、合流後に再出発。結果的には15時到着(9時間半の行程)


   ......(左)「石狩岳」頂上、大雪山バックに3人で・・ (右)鋭峰「ニペソツ山」の威厳溢れる雄姿.......
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★糠平湖の観光を楽しみ、翌日北海道に別れを告げる


ニペソツ山・石狩岳下山後は糠平湖周辺の散策も楽しみました。観光レポートを入れて最後の締めといたしましょう。「糠平湖」は昭和30年に完成した発電用ダムの湖。人造湖としては北海道で2番目の広さ(周囲32km)で、夏はカヌー体験やルアーフィッシィング、冬は氷上でワカサギ釣り等が楽しめるそうです。


   ......(左)展望台より望む「糠平湖」(開放感はない) (右)鹿が駐車場にさりげなく姿を現した.......
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タウシュベツ川橋梁は、糠平湖面に眼鏡の様に映る見えるアーチ橋ですが、我々が訪ねた時は湖水に覆われて見ることができませんでした。人造湖なので季節や発電によって水位が劇的に変化するため橋梁が水に沈む時と水位が下がり全体が見渡せる時期が交互に繰り返され「幻の橋」とも呼ばれます。


       ......この湖に「タウシュベツ川橋梁」が水没中。水量が少なくなると湖底から姿を現す.......
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元々は旧国鉄士幌線(1987廃線)の湖上橋でしたが、ダム湖水没で士幌線は湖岸沿いに新線が引かれました。士幌線廃止後も、湖に沈んだ橋梁は観光の対象として現在もその姿を留めています。


    .......(左)糠平湖畔に下りてみる (右)「第3音更川橋梁」(風情あるアーチ橋をバック).......
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     ......糠平湖脇には旧・士幌線の線路跡が残っている。北海道開拓時代を支えたSL.......
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「上士幌鉄道資料館」は糠平温泉の外れにあり、旧国鉄士幌線の駅舎跡地に設けられた資料館。駅の備品や保線用具、駅員の制服等、多くの資料が展示され士幌線の歴史を今に伝えています。


    ......(左)「上士幌町鉄道資料館」 (右)ひがし大雪鉄道「ぬかびら駅」として観光営業......
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国鉄士幌線は、帯広駅から十勝平野を北に貫き糠平湖畔をぬって十勝三股駅に至る78kmの長大路線。北海道開拓や穀物・木材輸送、そして糠平ダム建設に大きな役割を果たしました。70年初めまでは観光ブーム(糠平温泉・スキー・スケート客)で賑いましたが1987年の国鉄再建で廃線となりました。


      .......(左)(中)士幌線を偲ぶ風景や活躍列車の写真 (右)士幌線:山岳鉄道の絵画.......
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戦前の北海道開拓では炭鉱・鉱山・ダム・トンネルの土木工事がタコ部屋労働(工事現場の飯場で長時間の重労働を強制)が広範に行われていたそうです。甘い言葉で監禁状態にされ、非人道的環境下で過酷な肉体労働させられ、リンチ等で多くの犠牲者も出した悲劇の歴史が隠されているのです。


          ......北海道開拓を支えた影の歴史、蛸部屋で強制労働させれた人々.......
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    .......糠平湖には寂しさが漂う・・、強制労働させられた人達の無念さが残っているのかも・・.......
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「上士幌鉄道資料館」屋外には車掌車やSL車輪や信号機が展示、当時のままの姿が残されています。「ひがし大雪高原鉄道」という420m観光路線が敷設されておりトロッコ列車が走っていました。


        ......(左)鉄男さん鉄子さんには憧れの国鉄グッズ (右)貨車の展示もある.......
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      .......(左)(中)高原鉄道の観光トロッコ列車&鉄道車輪 (右)野生ラベンダーも華やか.......
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糠平温泉市街には「ひがし大雪博物館」もあり訪ねてみました。「開道百年事業」の一環として1970年開館、大雪山国立公園の山岳・大自然で生きる動植物を標本パネルで解りやすく展示しています。


          ......「東大雪の冬山連山」の大パネル、羆くんが案内役でお出迎え.......
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       .......(左)北海道はフクロウの種類が実に多い (右)ウワ~、が鹿を襲っている!.......
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東大雪名峰2座制覇で充実感に溢れた数日間を過ごし、3人は糠平湖を後にして帯広のスパホテルに宿泊。ビールで乾杯しこの素晴しかった花や山の絶景をレビューし心地よく酔いました・・(小生・痛飲)


       ......チシマノキンバイソウのお花畑越しに眺望した「ニペソツ山」、実に素晴しい絶景.......
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翌朝、小生とマツ氏は帯広空港から帰京。Mz本氏はそのまま北海道に残り翌日は阿寒岳へ登山。その後、食山人氏と合流し日高ペテガリ岳・夕張岳・芦別岳・天塩岳へと10日間で7座連続登山、本当に驚き・・、まさに超人。凡人の我々は名峰2座で十分です。涼しい北国から再び灼熱の東京へ・・


       ......ニペソツ・石狩岳の素晴しい山旅に想いを馳せ、広大なる十勝平野を飛び立つ.......
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茹だるような猛暑が続いた日本列島、お盆が過ぎ少しは暑さが納まればと願う。7月北海道で癒された涼風も今はもう遠い昔の様な気も・・・。厳しい残暑が続きますが皆様くれぐれもお体ご自愛下さい。



                                                        おわり



次回は、「世田谷区探訪」(その2):下北沢~豪徳寺~松陰神社~三軒茶屋をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-08-14 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(58)

<2012年7月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」

★秩父札所巡り記事のスタートにあたって


2011年秋、埼玉県秩父の「武甲山」(日本200名山)に登り、下山後に秩父の街や古いお寺を廻って見ました。セメント採掘で満身創痍になった武甲山が見守る里は素朴な風景に溶け込んだ観音札所、豊かな自然・古より刻まれた歴史の街、秩父はかくも魅力溢れる場所だったのか!と目から鱗・・


      ........昨年秋に武甲山に登り秩父の魅力を改めて認識、札所巡りをしてみたくなる.......
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                秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):「武甲山」の記事はコチラから


秩父札所といえば三十四ケ所の観音霊場を巡礼する人達の姿がよく知られています。日本の巡礼で最も有名なのは四国八十八ケ所霊場や熊野詣ですが、関東ではやはり秩父がその筆頭でしょう。


        ......秩父札所を行列で歩く巡礼者(因みに「お遍路」と呼ぶのは四国霊場のみ).......
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日本一古い観音札所は、関西の西国三十三霊場。関東の人々にも憧れの地でしたが、遠距離で簡単には行けません。そこで関東にも観音霊場が求められ次に坂東三十三観音が誕生。最後に新たに加えられたのが秩父三十四札所。西国・坂東・秩父を合計すると100観音の巡礼となる訳です。


     ......秩父札所四国・西国・坂東の霊場に比べ地域集中でコンパクト、素朴な里風景も魅力........
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武甲山登山を契機に「秩父三十四ケ所霊場」を全て廻ってみたくなり、昨年秋から何度か秩父の里を訪れ数々の観音寺を参拝しているところです。本来は編み笠・白装束姿で歩くことが正しい巡礼姿でしょうが、そんな悠長な時間はRWにはございませんので安易に車で巡っておりま~す。(笑)

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現時点で20ケ所を廻りましたが、残り14ケ所は気候のいい時に訪れてみよう。今後は秩父の歴史や自然、観光エリアの紹介も交え、札所を5番ずつに分けて気長にレポートして行きたいと思います。

                                  「秩父観音霊場34ケ所」のHPはコチラから




.★秩父札所・第1番「四萬部寺」

   ◆【ご詠歌:第1番】 「ありがたや 一巻ならぬ法のはな 数は四萬部の 寺のいにしへ

観音霊場巡りは第1番「四萬部寺」(simabuji)からスタートします。各寺にはご詠歌がありますので歌も添えておきましょう。ご詠歌の起源は花山法皇の西国巡礼にありますが、それに倣って秩父にも・・


      ........秩父札所・第1番「四萬部寺」観音堂は瓦葺きの屋根(県重要文化財)......
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988年、播磨国の性空上人は、行基(奈良時代の高僧)が秩父で彫った夢告の聖観音菩薩を祀るため、弟子の幻通に秩父に赴けと命じました。幻通は四万部の教典を読誦し経塚を築き、秩父第一霊場としたのが始まりと謂われます。四萬部寺の名前の由来は、幻通の読んだ教典数にある訳か・・


      ........四萬部寺の本堂を覗いてみる。本尊は「聖観音菩薩」、実に華やかだネ~!......
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山門をくぐり境内に入ると正面奥に朱塗り銅葺き観音堂、本尊は「聖観音菩薩」が祀られている。当寺近くには日本初の自然銅の採掘跡があり和銅開珎を鋳造させたとのこと。いつか行ってみよう。


       ........「施食殿」の中には赤い「八角輪蔵」(四萬部供養納経蔵が納められる).......
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観音堂の右側には施食殿があります。中央部には「八角輪蔵」には八角形の回転輪蔵形式の厨子があり、その中には地蔵菩薩が安置され施餓鬼者の戒名を記した日牌・月牌も納められています。


     .......四萬部寺の寺務所に入ってみると、巡礼者のマネキン人形や金剛杖が置いてある.......
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寺務所を覗いてみると秩父巡礼用のグッズ(編笠・白装束・納経帳など)が販売されているゾ。寺の正面には「旅籠一番」という旅館があり江戸時代から続く巡礼宿。歴史ある旅籠だそうな・・。四萬部寺は秩父観音霊場の雰囲気を象徴するような寺でした。これからの秩父札所巡りが楽しみだね〜


       ........秩父札所の1番奉納額には寺の名前由来(霊鳥のお告げでの四萬部経)が・・.......
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★秩父札所・第2番「真福寺」

   ◆【ご詠歌:第2番】 「めぐり来て 頼みをかけし大棚の 誓いも深き 谷川の水


第2番「真福寺」は、「旅籠一番」前の道を道標に従い山道巡礼するのが本来コースですが、車を使っているので裏手の大棚からアプローチしました。地名はこの寺を開山した大棚禅師に由来しています。


       ........秩父札所・第2番「真福寺」(石仏群の宝庫)、1番から行くには長い山道を歩く.......
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寺伝では大棚禅師が岩屋で修行中に、鬼となった老婆が現れて救いを求める図の奉納額がありました。各お寺に縁起を紹介している奉納額も多く飾られていましたので今後順次紹介して行きます。


       .......(中)真福寺もお堂には禅師にすがる鬼老婆の奉納額 (右)読経に励む巡礼者.......
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ところで真福寺は2番霊場ですが、100の数合わせで最後に霊場指定されたお寺。秩父も当初は西国・坂東と同じ33霊場だったそうです。33+33+33+1=100なので34番目を指定しちゃったんか?


        .......常泉寺に向かう道(田んぼにコスモス風景)、秩父の素朴な風景(道標・石仏).......
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★秩父札所・第3番「常泉寺」

   ◆【ご詠歌:第3番】 「補陀落は 岩本寺と拝むべし 峰の松風 ひびく滝津瀬


第3番「常泉寺」は、田んぼ・里山の中に佇む素朴な光景。集落を見渡すように丘の中腹の林の中に建っています。質素なお寺ですが大きな本堂と、向拝の彫り物が素晴らしい観音がありました。


        ........秩父札所・第3番「常泉寺」。ユッタリした里寺の風情、まずは池がお出迎え.......
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      ........(左)堂宇が立派な観音堂 (下)子宝が授かる「子持石」 (右)本尊・聖観音菩薩.......
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丁寧に美しく手入れされた境内には、本尊の聖観音の木彫像(室町時代作)、お寺の由来となった長名水や、子宝に恵まれるという子持石などいくつかの見所があります。寺宝とされる子持ち石は子宝に恵まれない夫婦が前掛けと袈裟を奉納し願を掛けると子供が授かると伝えられています。


   ......(左)常泉寺の崖仏と池は風情あり (右)奉納額は行基作?観音像や長命水の伝説が......
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★風情ある秩父市街の風景

秩父は秩父霊場信仰によって栄えた門前町・宿場町・商家町といくつもの顔を持つ山間都市。8世紀頃、平家が土着して秩父氏を名乗ったことがルーツらしい。水田の少ない秩父地方は生糸・紙の生産に適し、旧秩父往還沿いには絹の商家や酒蔵など往時を偲ばせる街並みが残されています。


                        ........秩父の街の中も風情あり、風格ある秩父の商家.......
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         .......地元・秩父の銘酒「武甲正宗」の酒蔵(歴史が刻まれた外観).......
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観光客で賑わう秩父の中心部に重厚な佇まいの「武甲酒造」があります。武甲山の伏流水で造る地酒は埼玉を代表する銘酒として知られ、伝統的な商家の姿を残す酒蔵の店構えは秩父に残る最古の建物。観光客に開かれた店作りをしており、裏手に回ると貯蔵タンクや酒造作業も見学できます。


        ......酒屋の店内は展示館のようだ!2階は風格ある納屋造り となっている.......
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        .......裏手には酒造タンク・倉庫、そして杜氏の実作業を見学することができる.......
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秩父にはもう一つの銘酒「秩父錦」もあり、立派な酒造資料館も持っています。コチラは市街地ではなく武甲山資料館から比較的近い所に位置しており館内には江戸時代の道具が展示されています。


          .......「秩父錦」の酒造資料館には江戸時代の酒蔵の歴史が詳しく解説.......
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★秩父札所・第4番「金昌寺」


   ◆【ご詠歌:第4番】 「あらたかに 参りて拝む観世音 二世安楽と 誰も祈らん


             .......秩父札所・第4番「金昌寺」。まずは山門の大わらじにビックリ!.......
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第4番「金昌寺」は朱色の立派な山門に大わらじを掲げているのが特徴のお寺です。その山門の上部は舞台造りとなっており、そこに西国三十三観音がビッシリと納められています。実に壮観ですネ~


      .......山門舞台に飾られる「西国三十三観音」、当寺参詣すれば西国巡礼完了の証?.......
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境内に入るとビッシリと並んだ石仏の膨大な数に目を奪われました。金昌寺が石仏の寺となったのは江戸時代の天明大飢饉で多くの死者が出て、その供養で千体の石仏が寄進された事に因ります。


   .......(左)観音堂に向かう坂は石仏群 (右)大飢饉の鎮魂・供養の石仏、確かに壮観!.......
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往時3800体の石像があったと記されています。明治政府・廃仏毀釈や土砂崩れ等で減ったものの今も1300体残っているのだから大したもんだ。観音堂脇には「子育て観音」や「酒呑み地蔵」も・・


       .......(左) (中)飢饉供養の石仏群の道から観音堂へ (右)インド仏の様な「子育て観音」......
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    .......(左)荒木丹下の奉納額 (中)古色威厳に満ちた観音堂 (右)十一面観音立像......
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観音堂は古色蒼然の威厳、厨子に安置された本尊は十一面観世音菩薩。昔、観音様は巡礼娘に姿を変え、地元の極悪人・荒木丹下を改心に導き仏門に帰依させたと由来伝説が語られています。


     ........金昌寺は秩父札所のハイライトの一つ、山門の大わらじに別れを告げる.......
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★秩父札所・第5番「語歌堂」


   ◆【ご詠歌:第5番】 「父母の 恵みも深き語歌の堂 大慈大悲の 誓いたのもし


           .......秩父札所・第5番「語歌堂」、赤い仁王門をくぐり本殿へと向かう.......
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第5番「語歌堂」は、武甲山正面に真っ直ぐな一本道を走っていると、いきなり赤い山門が現れます。語歌堂は柵も生垣もない道端にポツンと視界開けたオープンな観音堂です。玩具のような小さいお堂へは、囲い柵がないのでどこからでも入れます。地域の人達にとっても開放的なお寺に違いない・・


   .......(左)視界開け明るい本堂 (下)古びた無数の納札 (右)聖徳太子化身・詠歌の奉納額.......
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開基者・本間孫八(和歌の道に親しむ風流人)と夜を徹して和歌の奥義や歌道を談じ合った旅僧が、実は観音の化身だったというのが寺縁起。この堂が語歌堂と名付けられ信仰されている由来です。




★秩父霊場巡りはまだまだ始まったばかり


           .......武甲山に抱かれた秩父の里・・、RWは車で観音札所を巡り回る.......
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小生の場合、車で廻るので只の参拝で巡礼とは言えないかも・・。長い道程を歩き抜き苦労の末に観音様に出逢い札を頂くのが本来の姿か。まぁ、いいか!次回は下記6~10番札所を紹介します。


       ........(左)第6番「卜雲寺」の地蔵 (中)第7番「法長寺」 (右)第8番「西善寺」.......
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          .........(左)第9番「明智寺」、如意輪観音 (右)第10番「大慈寺」仁王門への石階.......
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秩父霊場札所巡りはまだまだ続きます。今後は、残りの札所観音29ケ所を含めて、歴史・産業・文化の見所(三峰神社、秩父夜祭り、長瀞・宝登山、セメント工場等)を交えて、合計10回近くの記事を掲載していきたいと思います。多分数年越しのレポートとなると思いますがよろしくお付き合い下さい。


          .......秩父公園橋欄干から仰いだ武甲山と秩父街並みの夕暮れパノラマ.......
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                                                         おわり


                     秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」「武甲山」の記事へと続く

  by rollingwest | 2012-08-03 00:00 | 秩父探訪 | Comments(48)