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<2012年9月26日>近江琵琶湖の風景・レビュー(その3):湖北・湖西・竹生島編

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近江琵琶湖の風景を過去2回紹介(その1:大津・坂本編、その2:湖東エリア編)してきましたが、今回で最後になります。戦国時代の史蹟や自然風景で魅力溢れる「湖北・湖西・竹生島」をレポート・・
(注)写真は主に2002~2004年頃です。昔は家族旅行をよく付き合ってくれたのに・・。今は・・(苦笑)


                             近江琵琶湖の風景・レビュー(その1):大津・坂本編



★天下の国宝名城「彦根城」


    ......琵琶湖の湖畔風景& 国宝「彦根城」雄姿、琵琶湖東北部は戦国時代の見所が多い.......
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琵琶湖の東北部
は彦根・米原(関ヶ原)・長浜と戦国時代の合戦史蹟が多い場所。ここに天下の名城「彦根城」(徳川家譜代・井伊家の居城)が堂々と聳えています。姫路・松本・犬山と並ぶ「四大名城」(天守閣・国宝指定)の一つで、美しく威厳に溢れる破風建築は世界遺産暫定リストにも入っています。


       ......2002年、家族で彦根城を訪問、もう10年の月日が経ってしまったか~.......
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      ......彦根城天守閣の内部、天守閣が国宝指定されている城は全国に4つのみ.......
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天守閣を巡る石垣と内濠・中濠を持ち、往時の城郭がそのまま現存。地図を観れば確かに琵琶湖東北は中山道・北陸から攻め入る敵を防ぐ要害地、京都に睨みを利かす重要な位置だとよく解る・・


       .......(左)彦根城天秤櫓の石垣 (右)「ひこにゃん」は全国的な人気キャラに成長.......
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                      「ひこにゃん」のルーツは豪徳寺、「世田谷区探訪」(その2)


      ......彦根の街は2009年、井伊直弼と開国150周年イベント祭で賑った.......
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★風情ある清流の宿場町「醒ケ井」


中山道から京都に向かい「関ケ原」「不破関跡」を越え行くと米原市、そこには「醒ケ井」という宿場町が静かに佇んでいます。江戸時代紀行文に「醒井の水は古来、名を得し所」と詠まれた程、美しい水で有名な場所。地蔵川と住還道をはさむ格好で家が建ち並ぶ中山道の宿場町は実に素晴らしい街


       .....清流の宿場町「醒ケ井」、地蔵川の澄んだ水は鈴鹿山系の水源より発する.......
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   .......(左)醒ケ井「十玉水」 (中)天然記念物ハリヨ (右)川端で水と暮らす醒ケ井の人々.......
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この街には琵琶湖の東岸部と岐阜県の一部にしか生息していない天然記念物の魚「ハリヨ」が存在し、清流の中には「梅花藻」(バイカモ)という多年草(キンポウゲ科)が梅の様な花を美しく咲かせています。珍しいネ~!珍種バイカモ・絶滅危惧種ハリヨの運命は、清い湧き水が維持されるかどうかがキーポイント

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      .......「梅花藻」(バイカモ)がゆらめく清流、梅に似た花を咲かせるのでこの名がある.......
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今も当時の面影を残す古い宿場の町並み、澄んだ地蔵川の流れ、白壁の脇を流れる用水には鯉も泳いでいる。本当に風情が溢れて心癒されるネ~!これぞまさに日本の原風景、お薦めの場所


            ......醒ケ井は中山道の宿場町、岐阜の郡上八幡にも似た風景.......
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★伊吹山系から琵琶湖に注ぐ「姉川」の古戦場


滋賀・岐阜の県境伊吹山系に水源を発し、湖北の浅井(azai)町・長浜市を通り、琵琶湖に注ぐ一級河川が「姉川」。ここに織田信長の天下布武への足がかりとなった歴史的な合戦「姉川の戦い」の史蹟地が残っています。浅井・朝倉連合軍と織田・徳川連合軍が歴史に残る死闘を繰り広げた場所
                   


             .......浅井・朝倉連合軍が、織田・徳川に敗れ去った姉川古戦場.......
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信長は妹「お市の方」を浅井長政に嫁がせ一時は同盟を結んだものの、足利将軍が大名・寺社勢力と結び急成長する信長包囲網(浅井も加わる)を敷いたため当地で激突。4時間余りに及んだ激戦での戦死者は浅井・朝倉軍が1,700人、織田・徳川軍も800人と言われ血で血を洗う戦いでした。

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伊吹山は高山植物で有名な日本百名山。威容ある山容、でもドライブウエイで頂上近くまで行けるので登山は比較的楽。2003年に家族3人で登りました。この山は日本武尊の終焉地。東征から帰る途中、伊吹山の荒神を征伐するために登りましたが熱を出して病死。伊吹の山神の怒りにふれたらしい・・


   .......(左)雪の伊吹山、いつ見ても威厳ある山容 (右)姉川、冬風景には寂しさが漂う.......
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                             近江琵琶湖の風景・レビュー(その2):湖東エリア編





★秀吉の出世城と曳山祭りで有名な長浜


戦国期から江戸時代に城が築かれ、今も城下町の雰囲気や近江商人が往来した街道の足跡が窺える「長浜」、古くからの街並には石畳の細い路地やこぢんまりとした町家や老舗も多く風情あり・・


   ......秀吉躍進の先駆けとなった長浜城はかつて今浜城と呼ばれ、そのルーツは京極氏.......
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長浜城は秀吉がまだ木下藤吉郎を名乗っていた頃、初めて築いた城(滋賀の桜名所としても有名)です。浅井長政攻めで大活躍し信長から功績を認められて湖北(浅井氏領地)を拝領し、1576年に築城されました。云わば秀吉の出世城、現在残っている城は長浜市の歴史博物館となっています。


      .......日本三大山車祭りの一つ「長浜・曳山祭り」、城下町・近江商人の街道風情.......
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長浜は、日本三大山車祭りの一つ「長浜・曳山祭り」で有名。華やかな山車は実に豪華なものでした。この街は近江商人で栄え、繁栄によって築かれた街並みは地元の人がしっかり受け継いでいます。


   .......(左)長浜の老舗店「油甚」(ご主人は昔会社の同僚) (右)長浜名物のっぺいうどん.......
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ちなみに近江商人とは近江を本店とし他国へ行商した商人の総称、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の商売精神で全国の経済的貢献・社会的責任を果たしてきたことで有名です。





★景観・史跡が楽しめる穴場「余呉湖」、「賤ヶ岳」古戦場


            ......2004年「余呉湖」湖畔を散策。賎ケ岳合戦の史蹟も訪ねた。......
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「余呉湖」という小さな湖が、巨大なる琵琶湖北部に隠れるように静かに存在しています。2004年に当地を訪ね、余呉湖を一望できる「賤ヶ岳」にも登ってみました。奥琵琶湖・竹生島・伊吹山が一望、本当に印象的なハイキングが楽しめました。景観と史跡を巡る琵琶湖八景の一つとも呼ばれる穴場・・


            ......北琵琶湖の風景、静かで自然溢れる湖北に癒されました.......
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1583年、羽柴秀吉と柴田勝家が覇権を争った「賤ヶ岳の戦い」の戦場跡、織田信長の後継を争った最大クライマックス。結果はご存知、秀吉が勝利し旧織田系武将の第一人者地位を確立しました。ここには加藤清正・福島正則等、秀吉の子飼武将達が「賤ヶ岳七本槍」として活躍の名を残しています。


      .......羽柴秀吉が柴田勝家を撃破した賎ケ岳合戦跡、「七本槍」と称される活躍武将.......
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            .......秀吉軍と柴田勝家軍は余呉湖を挟んで南北に対峙した.......
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「余呉湖」は本当に静かで素朴な風景が醸し出されています。湖巡りは陽光に溢れのんびりとした逍遥で心が癒されました。でもこの湖が日本最古の羽衣伝説の場所でもあると聞き意外でしたネ~


             ......余呉湖の風景(春夏秋はハイキング、冬はワカサギ釣りで賑わう).......
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★琵琶湖に浮かぶ神の住む島「竹生島」


「竹生島」は、琵琶湖上に浮かぶに2番目に大きな島(1番は沖の島)です。今津港、長浜港からほぼ等距離(6km)に位置する小島、神の住む島といわれ現在のパワースポットブームで大いに賑っています。


       ...... 琵琶湖のパワースポット「竹生島」、長浜・今津・彦根の各港から船で渡る.......
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竹生島には「西国三十三所霊場巡り」の第三十番札所「宝厳寺」がありました。お寺の名称ですが、雰囲気は古代神社そのものではないか!「都久夫須麻神社」も一緒に鎮座しており、古来より人々の厚い信仰を集めてました。三大弁財天でもあることから神仏習合の象徴的な存在の様な気がします。


            .......竹生島には2002年に家族3人で長浜から船で渡りました.......
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遊覧船から見た島全体の風景は、針葉樹の森が美しい姿だと思いました。。しかし船着き場に近づくと一部の山肌は真っ白で木が枯れている。何とビックリ!白いモノは群生する鵜の糞でありました~!

    ......島に着岸し鵜の群生にはビックリ!鵜の糞で植物が枯れる程の繁殖ぶり、ウ・ウ・ウ・・.......
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「宝厳寺」は国宝唐門、「都久夫須麻神社本殿」、重要文化財の「宝厳寺船廊下」などの見所も沢山!神話にも登場する竹生島はパワースポットで有名だけあり、島全体が神秘的な空気に包まれた雰囲気


     ......西国三十三所札所・第三十番札所「宝厳寺」(日本三大弁財天)が鎮座する島.......
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      .......(左)威厳ある空気が漂う回廊巡り (右)宝厳寺は神社にも似てまさに神仏習合.......
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★湖西の名峰「比良山・武奈ケ岳」


日本200名山「武奈ヶ岳」は、琵琶湖脇に連なる比良山系(比叡山の隣)の名峰。2003年に家族でハイキングを楽しんだことがいい思い出です。かつては京阪神近郊有数のスキー場で山頂に近い峠までリフトやロープウェイがあり手軽に登れましたが、今日はスキー人口減少で全て廃止されてしまいました。


          .....家族3人で「武奈ケ岳」を登山(2003年)、琵琶湖が一望でした!......
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山名は中腹部にブナが多く生えていることに由来します。頂上からは琵琶湖と360度の大展望!快晴日には遠く御嶽山や白山をも望むことができます。この山は湿原・滝もあり面白かったネ~!」


  .....比良山系はアルペン要素もあり湿原・滝など魅力あるバリエーション登山が楽しめました(2003年).......
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★おわりに


琵琶湖レポート記事を2年越しで3回に渡り書き連ねてきました。湖周辺の史蹟や見所は本当に魅力溢れており、東西南北でそれぞれに違う表情を見せています。関西勤務時代に結構廻ったつもりですが、まだ見逃している名所も多く残っている様な気も・・。またいつかジックリと訪ねてみたいネ~!


   .......琵琶湖の東西南北風景はそれぞれに違う表情を見せ、魅力溢れる場所が多い.......
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次回は「能郷白山」~「越前大野」:夜行日帰り弾丸ツアー(バス宴会の旅)をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-09-26 00:00 | 近江・琵琶湖の旅 | Comments(66)

<2012年8月3~5日>飯豊連峰北部の名峰「杁差岳」

もう9月中旬・・、早いものダナ~。しかしまだ続く連日の残暑・・、一体どうなってるザンショ?暦の上では秋を迎えましたが今年の夏山LASTレポートを公開。東大雪の次は、8月猛暑真っ盛りの時期に挑戦した東北飯豊連峰の200名山「杁差岳」(eburisasidake)・・、実に雄大な山でした。でもクソ暑かった~!

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★東北第一級の長大山脈「飯豊連峰」


飯豊連峰は新潟・山形に跨る長大な隆起山脈。標高2千m級峰ですが、日本海が間近に迫り冬の強烈な季節風をまともに受けて世界屈指の豪雪地帯となっています。膨大な雪解け水が峻嶮谷を彫刻したスケール大きい山容は実に魅力的!10年前に飯豊主峰を縦走して以来。久しぶりダネ~!

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            .....飯豊連峰の全貌 (奥胎内ヒュテに飾られていた山脈絵画).......
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今回パートナーも難関峰・常連3人(Miz本氏・食山人氏・マツ氏)、新潟県・中条駅(上越新幹線経由)で待ち合わせました。北海道7座連続登山の超人Miz本氏は前日に谷川連峰を登ってきたとのこと、またも絶句!Miz本氏車に相乗りして胎内市内で買出しを済ませ奥胎内の宿泊地へと向かいます。


            .......新潟県北東部の中条駅から胎内市の田園風景を走り行く.......
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             .......毎日続く夏の猛暑、山並みの上に入道雲が湧きあがる.......
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今年の夏は7月中旬梅雨明け以降、全国的に強烈な猛暑日が続きました。東北の夏は涼しいと勘違いする人もいますがトンデモナイ!山形市はかつて日本最高気温を記録した場所です。今日もカンカン照りダナ~!車は奥深い山道を詰め上り、胎内川ダム見学後に本日の宿泊地「奥胎内ヒュッテ」に到着


         .......(左)旧・黒川村の山道、胎内川を遡る (右)胎内川ダムを見学.......
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何とビックリ!「奥胎内ヒュッテ」は想像していた姿とは全く正反対、こんな高級リゾートホテルの様なヒュッテがこんな山奥にあったとは・・!外観・内装・パノラマ風呂、文句のつけようがありません。管理人さんの応対も親切・・、上記の飯豊連峰の絵画・写真を基に縦走コースの説明を懇切丁寧にして頂きました。


           ......「奥胎内ヒュッテ」は、まるで軽井沢の高級ホテルのようだった.......
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    .......奥胎内ヒュッテのパノラマ温泉やレストラン、高級ホテル並の豪華さに驚き!.......
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今回はマツ氏が念願の200名山が杁差岳で全山達成なので前祝の乾杯!宿の豪華な食事にも感激!新鮮海産物・稚鮎料理・山菜天ぷら・茶碗蒸、地元銘酒「秀松」の美味・・、質の高さには目を見張るばかり!これで宿代8千円とは!コストパフォーマンスの高さには土下座する程の有難さを感じました。


    .......(左)キンキンに冷えたビール、さあ乾杯!(右)新発田蔵元(市島酒造)・銘酒「秀松」、旨~!......
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★「足の松登山道」の急坂と炎天下での苦難登山


朝5時半、奥胎内ヒュッテ前から出発している地元乗合タクシーで足の松登山口へ。5:40登山開始。
いきなり急坂の連続で度肝を抜かれました。マツ氏は暑さの中、予想外の体調不良で苦難のスタート


        ......「足の松登山道」、蒸し暑い中でいきなり急坂登りが始まった!.......
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           .......足の松尾根には珍しい形をしたブナ大木が次々に登場!.......
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足の松尾根は杁差岳への最短ルートですが、それだけに厳しい急傾斜が続きます。初めは森林の中で直射日光を避けられていましたが、稜線に出るとそうはいきません。気温はドンドン上昇・・辛い登り


           ......日も高くなり、厳しい急勾配の登りが続く。冒頭から体力消耗.......
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       ......稜線歩きは木陰がなく真夏の炎天下に晒され、さらに厳しい登りが続く.......
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右手に胎内尾根が見えます。鋭鋒ピークを2座も有する巨大な稜線だなあ・・。余りにも長大な尾根ルートで現在は殆ど歩かれていないそうです。更に進むと左手遥か遠くに滝を展望する滝見の場が・・


       .......(左)滝見の場にて (右)長大な胎内尾根に聳える鋭鋒ピーク(郷倉山&滝沢峰).......
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炎天下登山で体力消耗は著しく水分補給・休憩の頻度は増えていきました。そして漸く11時、分岐の大石山に到着、韋駄天コンビ(Miz本氏・食山人氏)とはもう1時間以上の遅れとなってしまいました。


           .......(左)飯豊の山に映えるノアザミ (右)大石山(杁差岳へのピストン分岐).......
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ここからはサブザックでの軽い身での杁差岳登頂となりますが、簡単なピストンではなく往復4時間の長いアプローチ・・。ここからはハイマツ・低木帯、日陰がなく炎天日光に身が晒されるので気が重いなア・・。でも苦行歩きの辛さを癒してくれたのは多くの高山植物でした。豪華なお花畑が次々に登場!


         .......(左)ニッコウキスゲ  鮮やか!華やか!    (右)タカネマツムシソウ.......
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★百花繚乱の高山植物、ついに杁差岳登頂!


             .......「鉾立峰」(杁差岳の手前に坐する前衛峰)を越えて行く.......
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杁差岳登頂を終えて戻って来るMiz本氏・食山人氏と交差しましたがさらに時間差は広がっている。杁差岳の前に立ちはだかる「鉾立峰」、長いピストン道の真ん中に鎮座。炎天下のアップダウンは辛かった~!なでしこが美しく咲いており女子サッカーの頑張りに比べれば小生の苦労は甘いと実感・・(笑)


        .......(左)高山植物の蜜を吸う蝶    (右)ミヤマナデシコ(花弁が線状放射形).......
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              .......(左)オオバギボウシ (中)ハクサンフウロ (右)マルバタケブキ....... 
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いよいよ目指す杁差岳が全容を現した!ボリューム感ある山だし、まだまだ遠いなア・・。杁差(エブリサシ)の珍しい名の由来は、春先に鋸農具(エブリ)を差し担ぐ爺さんの雪形が出現することに因るらしい。


      .....炎天下の長時間ピストンはキツイネ~、熱中症寸前。不屈のなでしこを見習いたい・・.......
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        .......(左)ミヤマナデシコ(模様クッキリ星形) (右)鮮やかな黄色が映えるクルマユリ.......
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広大なお花畑の一角に「藤島弦」なる方の自然石に埋め込まれたレリーフがありました。この人は飯豊連峰の登山道を開拓した先人達の一人で深田久弥(日本百名山著者)とも親交があったとのこと


     ......(左)飯豊開拓者「藤島玄」のレリーフ (右)杁差岳小屋が見えてきた!頂上は近い.......
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        .......(左) オオカメノキ              (右)ツリガネニンジン....... 
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早朝から歩き始めて7時間半弱、暑さにやられてヘトヘトになり漸く13時に念願の杁差岳頂上に立つことができました。こんな炎天下登山で体力消耗したのは久しぶりだ。しかし雄大な絶景だナア・・!


        ......疲労困憊ヘロヘロ状態で杁差岳頂上に立つ、杁差岳小屋と飯豊連峰全体を俯瞰......
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     .......(左)イブキトラノオに止まる蜻蛉       (右)元気に咲き誇るクルマユリ.......
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★山小屋から観た夕暮れ・早朝の感動パノラマ絶景!


    .....(左)ニッコウキスゲ大群落畑が一面! (右)大石山分岐から頼母木小屋に向かう登山路.......
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韋駄天コンビ(Miz本氏・食山人氏)に遅れること2時間、ヘロヘロになって16時やっと頼母木小屋に到着することができました。辛かった~!苦行終えて飲んだ小屋の冷たい雪渓水は本当に旨かった!


    .......(左)地神山・双耳峰が雄大に迫る  (右)頼母木小屋は素泊りだが夏は管理人が常駐......
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マツさんは完全に熱中症となってしまい念願の200名山完登の夢はお預けとなってしまいました。でも4人が無事に小屋で再会できたことが何より!ビールで乾杯して自炊夕食、焼酎に切り替え本日の反省会に興じていると、鮮やかなる夕日の光が!夕暮れ絶景パノラマが刻々と変化している!


      .......(左)夕暮れに雄大鎮座・地神山 (右)夕日に映える山小屋と岳人のシルエット.......
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        ......夕日を見届け、静かに佇む新発田の名山「ニ王子岳」(飯豊連峰前衛).......
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何と素晴しい飯豊連峰のサンセットパノラマ!杁差岳の幻想的なシルエット、日本海に沈む夕日、闇が深まるにつれ浮かび上がってくる新発田の街灯り、飯豊オンリーの超レア光景に遭遇できて感動~!


     .......(左)夕暮パノラマを満喫する小屋泊まり客 (右)山並遥かは日本海、美しく沈む夕日......
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       .......(左)夕闇に沈みゆく幻想的な杁差岳  (右)新発田市街の灯りが見えてきた.......
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それにしても今日は疲労困憊・・、カンカン照りに苦戦した自称若手(?)組と、厳しい環境はモノともせず元気に駆け巡る還暦ベテラン組、この差は一体何なのでしょう?日頃の鍛錬の違いというしかない・・

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★最終日、飯豊の雄大さを再確認し無事下山、帰京


      .......一点の曇りなき青空!朝日に映える頼母木小屋を出発する前に集合写真!.......
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8月5日最終日、今日も大快晴です!頼母木小屋を朝5時過ぎ出発、頼母木山・地神北峰を経由して丸森尾根を下山するルートを取りました。杁差岳も朝日を浴びて一層輝き、貫録に溢れている・・。


      .......(左)朝の杁差岳山容、威厳貫録に溢れる (右)ウスユキソウ(別名エーデルワイス).......
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     .......朝日のあたる小屋(昔、似た様な洋楽邦題が・・)、遠くにはニ王子岳と日本海!.......
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朝の絶景パノラマや高山植物を楽しみながら5時半に頼母木山に到着。遥か彼方には飯豊の名峰「北股岳」も遠望できる。こうやって飯豊連峰を俯瞰してみると雄大なスケールやユッタリした山容、高山植物の豊富さが大雪山に似ている・・。世界有数の豪雪が生み出した山上の楽園風景は正に絶景


           .......(左)飯豊連峰の固有種イイデリンドウ (右)心が和むチングルマ.......
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           ...... 遥か彼方に飯豊の名峰「北股岳」、頼母木山からの頂上風景.......
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Miz本氏と帰京3人組とは地神北峰でお別れ。Miz本氏は何とこれから1人で門内岳を目指すとのこと、この超人ぶりにはもう目が点!この方が内臓手術で昨年入院していたとは一体誰が信じよう・・
3人はこれから丸森尾根を下山し飯豊山荘に向かっていきます。今日もカンカン照りになりそうだ~


         ......飯豊連峰の雪渓大パノラマ(遥かに門内岳)に別れを告げて下山開始.......
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      .......(左)今日も炎天下、丸森尾根を下山 (右)真下に飯豊山荘が!終点近し!.......
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丸森尾根はひたすら下山するだけですが最後の急坂は結構しんどかった。9時半過ぎに飯豊山荘到着、温泉入浴してビールで乾杯!ア~この至福の時間を待ち焦がれていました。疲労感より達成感


          .......飯豊山荘に到着~!温泉のご褒美、苦労した登山の疲れを癒す.......
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飯豊山荘からはバスに乗って正午過ぎにJR米坂線・小国駅に到着。食山人氏が事前にリサーチしていた食堂に入り、再び冷えたビールで乾杯!冷奴・枝豆をつまみTVでロンドン五輪の日本活躍を確認
それにしても今日も暑い~!地元の方に聞けば35度気温が連続し例年にない異常猛暑とのこと


          ..... ビールで乾杯!五輪ニュースを見ながら反省会、山形・板蕎麦で締める.......
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              .......JR米坂線・小国駅のプラットフォーム(気温35度近い猛暑).......
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今回はマツ氏200名山達成を皆で一緒に祝うことができず残念でしたが、秋には再チャレンジとのこと。体力・体調を整え満願達成できるよう祈念いたします。安全無事帰還できてこそ楽しい山旅ですネ・・



                                                     おわり




次回は、「近江琵琶湖の風景・レビュー」(その3):長浜・彦根・湖北編をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-09-11 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(62)