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<2013年5月31日>甲斐の国・探訪(その6):山梨県の富士山(後編)

                      【祝・世界遺産指定登録!】
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★久しぶりに・・、「甲斐の国・探訪」&「山梨富士」記事を


                              
甲斐の国・探訪」シリーズは(その6)となりますが、2010年スタート以来チンタラと公開してきたので3年越し。「山梨の富士山」レポートは2011年1月(前編・中編)に掲載しましたが、LASTの後編記事は富士山が世界遺産登録に決まった時に掲載すると宣言して2年半、漸くその喜びの日を迎えられます。


   .....(左下)富士山からもスカイツリーが! (中下)白糸の滝 (右)6月世界遺産登録のニュース ......
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                                山梨の富士山(前編)
 

ご存知の通り、5月にユネスコが条件付で富士山の世界文化遺産登録を勧告し6月に正式決定へ!鎌倉の推薦撤回ははチト残念でしたが、日本人・心の支柱の名峰が世界遺産になり実に喜ばしいネ~!観光客・登山客が急増して色々大変かと察しますが、お祝いメッセージを交えて後編記事を公開!


   ..... (左)御坂山塊へ登山し西湖を眼下に望む(07年1月)  (右)本栖湖の富士(01年5月)..... 
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富士山は当初は世界自然遺産登録を目指しましたが、山麓開発や不当投棄のゴミ・廃棄物等の環境問題がネックで2003年の国内選考で落選。捲土重来、文化遺産として再挑戦し10年後に夢叶う!


   .....世界遺産指定まで紆余曲折、歴史・文化の深さPRに切り替え戦略が功を奏す..... 
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                                山梨の富士山(中編) 

1999~2001年、静岡に住んだことから駿河の富士は十分に堪能したので、5~6年前からは山梨の富士を訪ねることが多くなりました。「甲斐の国探訪」の前・中編では富士吉田や富士山レーダーの歴史等をレポートしたのでLAST後編は富士五胡や樹海風景を中心に紹介していきたいと思います。




★富士吉田・河口湖からの富士


大月から南下すると富士山三昧の風景が満喫できます。富士吉田や河口湖からの富嶽眺望は優美に裾野を広げる姿が一段と美しい!特に桜の季節は本当に絵になる。これぞ日本の風景だなア~!観光客で賑う河口湖から少し離れた勝山周辺は質素・鄙びた田舎風景が実にいい。穴場ですよ!


      .....(左)河口湖の富士桜 (右)河口湖大橋と桜 (下)勝山の湖畔風景.....
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富士吉田・河口湖のレジャーランドはやはり富士急ハイランド!大学卒業記念にサークル仲間(都電荒川線メンバー)と初スケート体験で滑ったことが懐かしい。娘とも行ったけれどもう相手にしてくれないネ・・(笑)


     .......富士急ハイランドの冬風景。山梨富士はいつ見ても形が秀麗(09/2月).....
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富士眺望はやはり冬が一番!西高東低・冬型の澄んだ青空で冠雪姿を仰げば日本人として幸せを感じます。でも夏の河口湖も花火とのコラボが素晴らしい!湖面からの夜空の華は絵画の如し


        ....09年8月河口湖湖上祭。富士山とコラボの花火は豪華!.....
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2009年夏に河口湖の花火を初めて鑑賞しました。河口湖湖上祭は富士五湖の最大イベントで8月上旬開催、毎年15万人の見物客を集めます。スターマインや最後を飾る約400mのナイアガラは圧巻!湖に映し出される幻想的な光は柏崎の海上花火のようだ!湖や海に輝く花火は感動的でありました。


   .....90回を超える歴史、五湖最大の花火大会、ナイアガラは素晴らしかったなあ!.....
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                                「河口湖・09年夏の花火大会」の記事はコチラから  



★青木ヶ原樹海&富士五湖


富士五湖は富士山北部を取り巻くように点在しています。首都圏からは山中湖・河口湖が圧倒的にメジャーな観光地であり、残り3つの湖は殆ど注目されない静寂地ですが、そのマイナーな雰囲気が実にいいのだ。そして3湖と富士山に間には、有名な「青木ヶ原」大樹海が広がっています。


    .....富士山北部を取り巻く富士五湖、富士吉田は河口湖と山中湖の中間点.....
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   .....秋の青木ケ原樹海と富士山紅葉は実に見事!2009年秋の紅葉台から絶景.....
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「青木ヶ原樹海」は自殺者や心霊スポットで有名、森林の中に迷い込むと磁場が狂っているため、なかなか外に出て来られないと言われます。しかしここは大ツララや天然氷柱がある氷穴群やコウモリが住む地下洞穴が数多く点在していて、富士噴火が彫像した大自然が味わえる観光の森なのです。


      .....有名な青木ヶ原樹海!富士山の溶岩地に形成された膨大な樹林群.....
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富士樹海の中には無数の溶岩洞窟群が存在します。最も有名なのは「富岳風穴」「鳴沢氷穴」。鳴沢氷穴の内部気温は平均3度と低く、一年中氷に覆われていることからこの名がつきました。 天井から浸み出した水滴が凍ってできた氷柱や氷筍は特に見もので、4月頃に最も成長するとのことです。


      .....「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」は15年前に家族で訪問、寒かった~!.....
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東日本大震災(2011/3月)はマグニチュード9で過去千年に一度の大規模地震と言われますが、千年前の地震こそ「貞観大地震」(平安時代)でした。大地震のエネルギーは富士山マグマ活動を刺激し大噴火を引き起こしました。当時の大噴火・溶岩により形成されたのが青木ヶ原樹海、富士五湖なのです。


   .....平安・貞観大地震の震源地も東北・宮城、津波にも襲われ東日本大震災と驚くほど酷似.....
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太古時代の富士五湖は1つの大きな湖でしたが、大噴火時に富士山から流出した溶岩流が随所で堰き止め地形が5湖に分れたらしい。本栖湖・精進湖・西湖は地下水源が一緒で、実質的には3つの湖底がつながった1つの大きな湖になっているため、3湖水位は常に同レベルで保たれているのです。


    .....青木ヶ原樹海に広がる池、火山が彫像したこうもり穴(いつかやってみたい樹海ツアー).....
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青木ヶ原樹海は平安大噴火の溶岩洞穴に植物が根付いた姿。1250年かけて繁茂してきた森林や氷穴群は貴重な自然遺産で、最近は樹海探索ツアー(コースガイド付)が増えてきました。2016年に大学時代の山仲間で40周年行事を企画する予定、青木ヶ原・樹海探索ツアーにしたいと思っています。


    .....(左)西湖と富士山の美しい姿 (右)絶滅魚クニマスを2010年に西湖で発見したさかなくん..... 
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溶岩が森を埋め尽くし、樹木が焼けた部分が空洞となり固まった「溶岩樹型」は、山中湖畔「花の都公園」で見ることができます。標高1000mに広がる当公園は30万㎡大地にチューリップ・ヒマワリ・コスモスなど季節の花々が一面に咲き誇る夢の様な花園。背景に名峰富士があるので余計素晴らしいネ~!


    .....山中湖からの富士絶景、花の都公園ではひまわり畑や溶岩樹型が見られる。.....
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★富士山の地形・頂上風景

富士山は均整が取れた美しい円推ドームの山と思われがちですが、朝霧高原側から見ると巨大な亀裂「大沢崩れ」(西側斜面の浸食谷)があり、静岡側からは肩の形が歪み「宝永火口」(江戸時代噴火跡)が無残な形を残しています。世界遺産・富士山はいつか崩壊と噴火のリスクを抱えているのです。


    .....(左)「大沢崩れ」は富士山崩壊へのシグナル? (右)無残な噴火跡・「宝永火口」....
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現在も大沢崩れでは毎年15万m3の土砂が崩れ落ち谷が削り取られています。頂上近くは凍結表層で雨が浸み込まず雪解け水や台風・大雨で地表を流れる土石流が堆積砂岩を崩壊させています。地球温暖化が更に進めば富士山内部を支えている凍土層が溶けて優美な姿が崩れる説も・・。また最近は噴火の可能性高まるとのニュースも報じられていますが下記の姿は想像したくないなア・・


  ....富士山噴火が現実となったら・・。日本縦断の大断層「フォッサマグナ」、巨大マグマが蠢いている....
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富士山噴火の場合、周辺エリアには甚大被害が予想されます。溶岩の熱で住宅は焼き尽くされ田畑も壊滅状態に・・。そして火山灰は偏西風に乗り確実に首都東京を襲います。火山礫灰で交通は混乱・寸断、通信ネットワーク・機器障害・携帯電話も使えなくなり国内生活・経済は大打撃を受ける惧れが・・


        .....富士山噴火時の噴煙・火山灰が影響を及ぼすと予想されるエリア....
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こんな光景に遭遇したくないけれど地球造山運動の激しい日本は災害大国として大地震・噴火・津波からは逃れられない運命なのかもしれません。でも我々が生きている間は起こってほしくないナア・・。富士山には15年前に登りましたが、頂上風景は荒涼たる火山岩の世界(巨大な爆裂火口は大迫力)


    .....小生の富士初登山は1998年(高山病に)、まだ頂上には富士山レーダーがありました....
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富士山に登ったのは1回きり・・。1998年富士宮から5合目まで行き9合目小屋に泊まり御来光を拝む山旅でしたが、高山病も患い苦しい思い出ばかり・・。木々の緑も水風景も全くなく岩と砂礫だけの荒涼たる光景もガッカリ・・、やはり富士は登る山でなく遠くから見て楽しむ名峰だと確信した次第

                                山紀行名峰レビュー「富士山」(その1)  




★山梨の名峰から仰いだ富士の雄姿


前編では南アルプス・笊ケ岳から見た富士の雄姿を伝えましたが、他にも山梨の山々からも素晴らしい富士絶景との出逢いが何度もありました。過去の山行から幾つかお気に入り写真を追加紹介しましょう。まずは七面山(身延山の隣)から見た山門額縁富士、雪の中で寒かったけど景色には満足・・


   .....2001年3月、食山人氏と身延七面山に登山、敬慎院・山門から見た「雪の額縁富士」..... 
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富士山の西に連なる竜ケ岳・雨ケ岳・毛無山・・、目前に遮る山がなく富士を間近に眺望できる素晴らしい展望台の山々でした。元旦はここから望むダイヤモンド富士や初日の出ハイカーで溢れる人気の山


 .....(左)雨ケ岳からの冬富士 (中)茅ケ岳から左右対称・八面玲瑯富士 (右)岩殿山から望む.....
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2001年2月一人でトライした毛無山から間近に見た冬富士の絶景、同年12月の茅ケ岳(日本百名山の著者・深田久弥が登山中に急逝)からの富士山の美しいシンメトリックな姿が特に心に残っています。2006年、南アルプス鳳凰三山から見た富士(遠く水墨画の如く雲上に浮かぶ朧ろ姿)もよかったなア・・!


 .....(左)毛無山から撮った冬富士(手前は朝霧高原) (右)南アルプス・鳳凰山より望んだ朧ろ富士.....
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静岡在住時、ヘリコプターに搭乗し駿河上空を飛び富士山頂上を鳥瞰して旋回周遊するという滅多に体験できないイベントに参加する機会を頂きました。霊峰富士の頂上火口や裾野は間近に迫り360度から様々な姿を見下ろすという光景は感動的だった・・!しかし短時間で眺望が叶えられることはチト違うなあ・・・とやや違和感の気持ちが湧いたのも事実。苦しんで登った末に頂上に立った感慨と比べれば物足りなさを感じました。やはり苦しい思いをして一歩一歩登ってこそ感動の得られ方は違います。
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                                      山紀行名峰レビュー「富士山」(その2) 



 

★おわりに (再び、富士山へのエール賛歌)

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最近の富士登山ブームはディズニーランド状態(世界遺産指定後はさらに・・)となり目を見張るものがあります。山ガール自称の旧友からも早く連れて行けとのプレッシャーが・・。もう2度と登らないと誓った富士(前回は富士宮5合目から)ですが麓の北口本宮・浅間神社から登ってみようかな・・と心境の変化


    .....富士登山ブームはさらに盛り上がることでしょう。今度は正調の吉田側から登ってみたい.....
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「万葉集」「古今和歌集」に詠われ、近世「浮世絵」にも描かれた文化・芸術的評価が高い富士山。日本三霊山(富士・白山・立山or御嶽)、山岳修験の頂点として崇められてきた霊峰不二。その圧倒的存在、歴史・文化の重み、民衆からの畏敬が評価され目出度く「世界文化遺産」として認められました。
         


       ....山梨富士(航空学園・河口湖など)は色々なアングルから仰ぎ楽しみました・・.....
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       .....2010年、野口総一氏が送信してきた宇宙からの富士山(上空写真).....
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畏怖崇敬されてきた富士山ですが、今の優美な姿が永遠に維持され日本人の心に癒しを与えほしいですね~!霊峰富士はやはり何度観ても素晴らしい!今後も我が日本を寛容に見守って下さいネ。
最後はエンヤのハイトーンヴォイス・BGMにて展開される富士絶景の数々をユーチューブでお楽しみください。

              
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                        湘南海岸・冬富士絶景ロード(2013年1月)

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  by rollingwest | 2013-05-31 00:00 | 山紀行・名峰レビュー | Comments(74)

<2013年GW>山形歴史紀行(その1):「上杉藩ゆかりの米沢」探訪

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★山形歴史紀行シリーズ

                        

GWは故郷・柏崎(お袋が一人暮らし)に帰省、その後山形の方へ足を延ばし歴史旅をしてきました。山陰・山陽の旅、甲斐の国探訪、秩父霊場巡りなど色々なシリーズがまだ完結していないのに、またまた新たな旅紀行・続編版を立ち上げます。まずは上杉景勝・直江兼続で有名になった米沢から・・


  .......山形県の名所ポイント、今回の主なルート(米沢⇒湯殿山・羽黒山⇒鶴岡・酒田⇒天童・山寺)......
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初日は柏崎を午前中に出発。車で新潟方面へ北上(北陸・関越自動車道経由)、中条・胎内を右折し、JR米坂線沿い(関川村経由)に小国街道を進んで行きました。雨に煙っていたものの飯豊連峰が右手に見える。お~、あの雄大なる山は、昨年夏に猛暑の中で苦しみ登った杁差岳ではないか・・!


     ........小国街道沿いに米沢へ向かうと、残雪の杁差岳(飯豊連峰)が見えてきた.......
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                           飯豊連峰「杁差岳」(2012年夏)の山旅の記事はコチラから  

米沢到着は14時頃、雨も上がり天気は快方に向かっている・・。市内の見所は多いが見学可能な時間はあと4時間弱程しかない。でもこの時期は日が長いので、欲張って徹底的に廻っちゃおう!





★米沢城址・上杉神社


まずは米沢城跡(松が岬公園)・上杉神社から訪ねてみました。お堀の桜が満開!通常GW時期の米沢は葉桜(弘前・角館が見頃)の筈だが,今春は北国が低温続きのためグッドタイミングではないか!


       ........雨上がりの「松が岬公園」に到着、旧・米沢城跡の桜はまさに満開!.......
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上杉神社に向かうと、上杉景勝・直江兼続の主従の像が現れました。ご存じ、景勝は上杉謙信(越後の虎)の後継者。春日山城(現・上越市)に拠点を構えていましたが、豊臣秀吉に見込まれ、山形の最上義光・仙台の伊達正宗に睨みを利かせるために会津に加増移封(120万石)となりました。

                               「天地人」(上杉景勝・直江兼続)のルーツを訪ねて 

          .........(左)上杉神社の鳥居 (右)上杉景勝&直江兼続、主従の像.......
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しかし関ヶ原合戦で徳川家康が勝利すると潮目は様変わり、米沢に減俸転封・・。30万石の小大名へ転封を命じられ上杉家は困窮に追いやられ不遇時代を迎えます。しかし兼続はめげずに新規土地開墾・治水事業・鉱山開発に力を入れ藩政も基礎を築き、家臣らの生活を守り抜いたのです。


           .........(左)上杉神社の拝殿 (右)歴代の家臣・武将の幟はためく.......
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築かれた基礎は米沢藩・中興の祖「上杉鷹山」へと継承され、兼続を手本とした鷹山の藩政改革は今も高い評価を得ています。ジョン・F・ケネディが日本で最も尊敬する政治家は鷹山公だったとのこと。ルーツはやはり上杉謙信!窮状の敵に塩を与えて義を重んじた祖の心が受け継がれたのでしょう。


     .........(左)米沢の名藩主「上杉鷹山公」像 (右)「なせば成る」の石碑&鷹山公顕彰碑.......
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          ........(左)上杉謙信公の座像 (右)ここにも上杉鷹山公(座像)が......
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松が岬公園奥には、上杉家の宝物が数々展示されている「稽照殿」があります。館内を回ってみると大河ドラマで有名になった兼続「愛」の兜など歴代武将が愛用した甲冑の数々が展示されている。


      ........宝物展示の「稽照殿」、兼続の「愛の兜」は愛染明王に戦勝を祈願したもの......
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米沢城址・上杉神社を一通り見て廻り「伝国の社」(上杉博物館)、直江兼続の墓所がある林泉寺(謙信の墓所がある越後のお寺と同名)、旧米沢高等工業学校本館(優雅な洋館校舎)も訪問、次は「東光の酒蔵」(小嶋総本店)を見学し会津地方の造り酒屋の雰囲気を楽しむことができました。


      .........(左)伝国の社(上杉博物館)の広場 (右)兼続のキャラ(かねたん)と能舞台.......
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  .........(左)旧米沢高等工業学校(山形大学工学部前身)本館 (右)林泉寺(直江兼続の墓所).......
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                       上杉謙信・所縁の寺「林泉寺」(越後春日山)の記事はコチラから
 




★「東光の酒蔵」「上杉家墓所」を見学


米沢は周囲が山に囲まれた扇状盆地、豪雪の山から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれています。城下町「米沢」には幾つかの酒造があり、最も有名な「嶋総本店」(1597年創業、銘酒『東光』の名で知られる蔵元)を訪ねて酒蔵見学としゃれ込んでみました。日本酒はメッキリ苦手なRWですが・・


         .........(左)「東光の酒蔵」(小嶋総本店)を見学 (右)酒蔵の裏側表情.......
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「東光の酒蔵」は上杉家代々の御用達の酒屋であり、江戸時代頻繁に「禁酒令」が出された中でも、酒造りを許されていた数少ない造り酒屋の一つです。広大な敷地の中には460㎡の蔵を含め、数棟の土蔵を開放しており、酒造りの工程を道具とともに紹介していました。(試飲・即売コーナーも人気)


         .........(左)帳場風景(レトロな調度品が満載) (右)台所と囲炉裏端風景.......
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資料館内を巡ってみると、どことなく冷んやりとした空気が流れており、酒造りの道具や帳場調度品等が展示されています。囲炉裏端、酒樽立ち並ぶ土蔵、そこに醸し出された雰囲気は実に風情あり
  

      .........(左)酒造りの風景(マネキン人形) (右)酒樽が立ち並ぶ土蔵、風格・風情あり.......
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         .........床の間に飾られる酒樽、広い客間、どの部屋も広くて優雅だネ~!.......
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酒蔵の奥には出雲大社や大神神社の祭神「大物主」が祀られる「三輪明神御分社」があるではないか!大物主(大国主)って酒の神でもあるのか!五穀豊穣の神であり色々な顔を持っているネ~!
お酒の美味い米沢の地に、歴史が積み重ねられた老舗酒蔵、十分堪能することができました。


      ........酒蔵に祀られる大神神社(出雲大社、三輪大明神と同様に大物主が祭神).......
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                         出雲大社&大神神社(三輪明神)・大物主の記事はコチラから

 

           ....... 東光の酒蔵を後にして、米沢の次の名所へと向かう.........
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★上杉家墓所(歴代藩主の御廟群)

歴代米沢藩主の上杉家墓所(国指定史跡)を訪ねてみました。11代に渡って受け継がれた歴代の藩主の墓(廟)が並び、市民からは御霊屋と呼ばれ親しまれているとのこと。墓所域内には老杉樹が群立、森厳な雰囲気が漂い、参道と霊屋周辺には家臣が寄進した灯篭が整然と並んでいました。


    .........(左)歴代藩主が祀られている上杉家墓所 (右)謙信の掲げた「龍」「毘」の旗.......
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正面中央奥は藩祖・上杉謙信(戦国の雄将で尊敬)の遺骸を安置する廟が鎮座、その両脇に歴代藩主の廟。謙信の遺骸は甲胄を着せたまま漆で固め甕に密閉し埋葬されたと言い伝えられます。


             .........上杉家の御廟群前にはまだ残雪が残っていた.......
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上杉氏の移動(越後春日山⇒会津若松⇒米沢)にあわせて遺骸も一緒に運ばれ、江戸時代は米沢城本丸に手厚く祀られていたとのこと。明治時代に本御廟所に移されていますが、深い杉木立の中に整然と並ぶ廟屋は、名門上杉家や米沢藩の歴史を静かに語りかけているように思えました。


        .........(左)中央に祀られる上杉謙信廟、それを守るように御廟が立ち並ぶ.......
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★再び米沢城址(松ガ岬公園)のお堀へ

酒蔵見学や御廟所訪問を終えて再び米沢城址(松ガ岬公園)に戻ってみました。雨もスッカリ上がり、明るい雰囲気の夕刻風景となってきた。公園脇にある上杉伯爵邸(第14代)をちと訪ねてみよう。


       .........(左)夕方、晴れ間が覗いた上杉神社に再び戻る (右)上杉伯爵邸の玄関.......
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立派な邸宅と庭は登録有形文化財、料亭でもあります。米沢は食べ物の旨い土地であり、代表は米沢牛(三重松坂と並び称される)、伝統的な郷土料理(鯉)、蕎麦。そうだ、ラーメンも有名でしたネ!


          ........上杉伯爵邸は米沢牛や郷土料理を楽しめる料亭でもある.......
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今度は米沢城を囲むお堀端をグルリと散策してみました。いや~本当に桜が素晴らしい!2時間半前は曇りで光が足らなかったが、今は夕日に照らされて堀の桜がいい感じに浮かび上がってきたゾ


      .........(左)旧米沢城のお堀は満開桜 (右)真っ赤な菱門橋に満開桜が映える.......
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今年の北海道・東北の桜は、厳しい冬と春先の冷え込みで開花が相当に遅れました。東京は3月16日で過去最速だったのにその後2ケ月近くも待たされるとは誰が予想したことでしょう。GWの米沢はまさに見頃でした。夜桜見物の人達が徐々に集まり、観桜米沢城址は春到来の期待が膨らむ・・


   .........(左)夕暮れ桜の中、菱門橋で語り合う二人(羨) (右)上杉家が敬ってきた春日神社.......
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         ........夕日に映える米沢城址の満開桜、夜桜見物の客はいつでもスタンバイ.......
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駅近くのビジネスホテルに投宿しましたが、米沢駅は何ともお洒落で優雅な駅でした。これから始まる山形歴史旅の計画をチェック、これからどんな風景や史跡に出会えるのかとワクワクしながら早めに就寝


           .........洋館の様な姿が美しかった米沢駅、夕暮れ駅は風情あり!.......
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           ........米沢駅の構内風景、駅構内2Fテラスから改札口を見下ろしてみた.......
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★山形の歴史旅、これからの記事予定 (プレ紹介)
           

翌日は「出羽三山」(湯殿山・月山・羽黒山)へと向かいました。東日本随一の山岳霊場として名高く、特に湯殿山への参詣は裸足にならされて写真撮影禁止の霊験あらたかなるパワーSPOT場所でした。そして出羽三山周辺には即身仏(土中修行でミイラになった僧)が鎮座するお寺が幾つもありました。


                ........残雪の湯殿山に映える真っ赤な大鳥居が出現.......
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       .........(左)羽黒山五重の塔 (中)出羽三山神社の威容 (右)即身仏ミイラ僧.......
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鶴岡・酒田には日本映画に関する見所があります。今年は映画「おしん」が10月に公開されますが、おしんの生家やロケ地、おくりびとの舞台となった洋館も見ることができました。山形蕎麦もGood!


        .........(左)おしんの生家(鶴岡) (右)酒田NKエージェント(おくりびとの舞台).......
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             .........(左)コシの強い山形そば  (右)将棋の町「天童」.......
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酒田は歴史と文化が濃縮された街、米の積み出し港(北前船)として大いに栄え上方のお座敷料亭も多くあった街。豪商本間様の本邸も豪華。奥の細道「象潟」も近くなので芭蕉句碑も訪ねました。


   .........(左)低気圧が通過した日本海は荒れていた (右)酒田の米経済の象徴「山居倉庫」.......
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奥の細道といえばメインは山寺・立石寺。20年ぶりの訪問ですが屹立奇岩の素晴らしい景観に感銘。東北道の帰京途中には白河の関にも寄り、芭蕉の辿った道や史蹟の数々も紹介したいと思います。

      ........20年ぶりに訪れた山寺(立石寺)、「閑さや岩にしみ入る蝉の声」 芭蕉と曾良.......
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     .........(左)今回訪問した「奥の細道」名所 (右)東北の分岐「白河関跡」を訪ねて帰京.......
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山形紀行シリーズも2年くらいかけてユックリと順次紹介していきますので気長にお付き合い下さい。最近記事公開がタイムリーになっていないことを反省。チト、1~2年前の写真が溜まり過ぎかも・・(苦笑)



                                                          おわり

  by rollingwest | 2013-05-18 00:00 | 旅の風景 | Comments(68)

<2013年4月20日>春のFツアー「鼻曲山」&軽井沢・碓氷峠の旅

                                                                                                                                    
★7ケ月ぶりの登山再開(Fツアー山仲間との再会)


昨年秋のFツアー「能郷白山」(岐阜)の山行以来、登山は長くご無沙汰(義母入院逝去の理由)でした。4月下旬のFツアー企画(鼻曲山)に参加し、7ケ月ぶりの登山復帰。GWが近いというのに雪もチラつき寒かったですが、軽井沢・碓氷峠の観光も交えながら常連の山仲間と楽しい時間を過ごせました。


  .........「鼻曲山」(hanamagariyama)とは、ひょうきんな名前だ!北軽井沢側からアプローチ.........
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鼻曲山」(1655m)は群馬・長野県境に鎮座する信州百名山。今も噴火活動が活発な浅間山が目の前に迫り、近くにはセレブ別荘が立ち並ぶ軽井沢、碓氷峠や霧積温泉もあり観光地としても魅力的


   ..........早朝、新橋駅前を出発し、バスは関越道~上信越道経由で碓氷峠方面へ.........
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Fツアーのチャーターバスは早朝6:30都内を出発。碓氷峠・北軽井沢経由で登山口(二度上峠)に10時到着。ここから浅間山や上州の山々がよく見える!戻り寒波の天気予報につき冬装備に近い格好で10:10登山開始しました。笹の山道を歩き始め、獅子岩・氷妻山の看板を通過し頂上が見えてきた。


     ........二度上峠(1390m)から登山開始、ここから浅間山や妙義山がよく見える.......
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  ..........(左)鹿に食い荒らされた木の幹 (中)オオキツネヤナギの葉 (右)笹道を登っていく.........
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変わった山名に違わず、人の横顔シルエットに突起した鼻がついている。でも「丸い団子鼻でありヒン曲がった鷲鼻曲りではないぞ、名づけた人はヘソ曲りかなア・・」と思いながら、頂上手前まで来ると最後は胸突き八丁の急登が・・。登山から半年以上も遠ざかっていた身なので結構きつかったネ~!


  ...........(左)鼻曲山の頂上(人間の横顔ソックリ)が見えてきた (右)最後の急坂を登り切る........
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息を切らしながら昼前に頂上到着、最高ピーク大天狗で集合写真を撮影。木々に視界が妨げられ大天狗の眺望は今一つなので、視界開けた小天狗(三角点)に移動。ここからのパノラマは素晴らしい!浅間山・浅間隠山が目の前に鎮座、遠くには上州の山々(妙義山・赤城山)も見ることができます。


..........(左)大天狗頂上にて、全員で集合写真(食山人氏提供)  (右)浅間隠山が目の前に鎮座........
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     ...........(左)浅間山の姿が雄大に迫る  (右)妙義山の怪異な山容シルエットも遠望........
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                       Fツアー「浅間山」登山(2008年)の記事はコチラから


山の東側には霧積温泉や碓氷峠があります。森村誠一「人間の証明」(1977・角川映画)でのフレーズが懐かしい・・。「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね。ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で谷底へ落としたあの麦藁帽子ですよ。♪ママ~、ドゥユ・リメンバ~♪」そういやジョー山中も死んじまったなア・・。


  .......視界開ける小天狗からのパノラマ、霧積高原は映画「人間の証明」の舞台地でもありました.......
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さてさてお待ちかねの昼食タイム。風がない小天狗にて各自が持参した弁当やラーメン・ツマミを広げ、ビールで乾杯!W氏が毎回持参頂く「鰊あえ味噌キュウリ」がやはり一番人気。ワイワイガヤガヤ、楽しい時間


    .......昼食タイムは笑い声が絶えず。M本氏・食山人氏はカメラ目線、熱燗ふるまうN松氏.........
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お湯を沸かし焼酎・日本酒熱燗も酌み交わされてワイワイ続く盛り上がり。しかし結構冷えるなと思えば・・、何と雪・風花が舞い始めてきた!コリャ~早めに下山して次の思惑は「観光&温泉」しかない。


      ...........4月下旬なのに何とが・・、風花が舞い出した!早めに下山の準備へ.........
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  ...........(左)乙女コースの下山口へと向かう  (右)山の春は遠く木々の芽吹きはまだ早かった.........
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カラマツ林の笹道を下り14時前には下山。そこにバスが待機してくれるありがたさ(これぞFツアーの真骨頂)。時間が早いので温泉の前に「軽井沢・白糸の滝」「碓氷峠・メガネ橋」観光のご提案(賛成~!)


      ...........(左)お洒落な別荘が数々現れてきた  (右)下山ポイントにバスがお出迎え........
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★軽井沢・碓氷峠の観光SPOT探訪

帰路の途中(白糸ハイランドウェイ沿い)にある「白糸の滝」を最初に訪問。同名の滝では富士山麓(富士宮)が最も有名ですが、軽井沢と熊本・阿蘇にも存在します。この辺もまだ木々の芽吹きは遅い。


      ...........(左)軽井沢・白糸の滝の前のお土産屋通り  (右)渓流道を登っていく.........
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富士山麓の雄大な滝を過去経験しているだけに、軽井沢の白糸滝(落差3m余り、幅70m)は富士宮の滝と比べるとチト・しょぼかったものの、幾条もの清水が流れ落ちる姿はまさに白糸。地下水を源流とする潜流瀑であるため、晴雨に左右されることなく常に流水量は一定で濁らないのだそうだ。


    ........(左)軽井沢の「白糸の滝」 (右)滝に至る途中渓流の方が立派だったかもネ・・(笑)........
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滝観光の後、中年オジサン達は軽井沢の高級感溢れるストリートをバスで通過して行きます。軽井沢駅~三笠通り・旧中山道沿いは「旧軽銀座」と呼ばれ道の両脇にお洒落なカフェやレストラン・雑貨店等が立ち並んでいます。ジョンレノンもお忍び旅行した国際的な避暑別荘地、RWには全く縁がゴザイマセン・・


      ...........やはり旧・軽井沢はお洒落な雰囲気、GWには大いに賑わうことでしょう.........
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そして最後は碓氷峠に聳える旧国鉄・信越線の第三橋梁「めがね橋」を訪ねました。この煉瓦アーチ橋は小生が予てから憧れていたSPOT、まさに今回観光でのハイライト。アプト式鉄道時代(明治26年~昭和38年)に使用された煉瓦造り4連アーチ橋梁(長さ91m、川底からの高さは31m)は迫力・圧巻!


    ..........旧国鉄信越線の碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」、アプト式列車がかつて往来........
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    ...........(左)今は廃止線路が遊歩道に変わっている (右)トンネルに入ると幻想的な光景.......
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技術と芸術が融合した美しいアーチ橋は、第2~第6橋梁までの5基が残っており、全てが煉瓦造りで、国重要文化財に指定されています。平成14年廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」が整備され、橋上の散策やトンネル内の歩行も可能です。トンネルの中から写真を撮れば幻想的光景が浮き上がる。


  .........(左)橋の上から見下ろすと新緑が萌え出づる (右)見上げてみると感動的な光景.........
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当地名物「峠の釜飯」は横川駅で販売され全国的に有名になりました。アプト式列車の碓氷峠越えでは横川駅にて客車と機関車を連結しましたが、連結・切離し作業を行なう合間に釜飯がよく売れたとのこと。アプト橋梁の廃止後、元祖「おぎのや」は一時苦境に立ちましたが上信越道開通後は大復活


      ...........(左)「峠の釜めし」の発祥老舗「おぎのや」 (右)碓井関所跡(ネットより拝借).........
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今回訪ねることができなかった碓氷関所と丸山変電所もいつか行ってみたいネ~。「碓氷関所」は江戸幕府が入鉄砲と出女を厳しく監視した関東入国の中山道の関門。煉瓦造りの「丸山変電所」は群馬県松井田町にあった明治時代の発電所(峠を通過する列車の電力供給)で重要文化財に指定。


   ........碓氷峠周辺には近代産業遺産が結構残っており、丸山変電所跡にもいつか訪ねたい.........
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     ..........ヨーロッパ遺跡のようなアーチ橋散策は楽しかった!煉瓦建築はやはり趣があるネ~.........
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そして本締めは定番の温泉!東軽井沢温泉「峠の湯.」で疲れを癒しましょう。(特に疲れはないがバス飲み会に向けての前哨・儀式かも・・笑) 目の前には奇岩で有名な妙義山(群馬県に鎮座する日本三大奇勝、赤城・榛名山と並ぶ上毛三山)のシルエットが広がっています。本当に迫力ある山だ~


   ...........(左)東軽井沢温泉・峠の湯 (右)奇異な岩峰群の「妙義山」、いつ見ても感動的.........
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 ........桜・新緑が萌え始めた里から仰ぐ妙義山の雄姿。温泉窓やエントランスゲートから額縁写真........
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イヤ~、今日は本当に冷えるネ~!温泉でホカホカと体を温めて帰京の途につきましょう。バスは上信越自動車道に入る前に中山道「坂本宿」(碓氷峠の麓)を通過していきます。冷蔵庫からビールを取り出してプシュッ!途中のコンビニで酒やツマミの買出し。さ~て・・今回待ち焦がれたメインベントがスタートします。


        ...........(左)坂本宿(浮世絵) (右)妙義山を背にした中山道の宿場町.........
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    .......帰京バスの車中は毎度定番の宴会状態、いつもながら団塊の世代パワーは凄い.........
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各自が持ち寄った秘蔵の酒やオツマミも次々と回され、時間経過とともにアルコール度も笑いの渦もハイテンションへ・・、バスは毎回の事ながら職場旅行状態に・・。イヤ~このメンバーでの山行は楽しいですネ~。


    ........途中で寄った上信越道「藤岡SA」はまるでテーマパークの如し!「肉の駅」も大人気.........
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バスは池袋駅に19時到着し3月相互乗り入れした副都心線・東横線の恩恵で20時に帰宅。翌日のニュース(GW前の寒の戻りで積雪)にはビックリ!我々はグッドタイミングで下山できたネとニンマリでしたが、ジェットコースターの様な今春の激しい寒暖差には驚くナア!でもまた次回このメンバーでの登山が楽しみ!


    ...........帰京後、翌日(4/21)の軽井沢は雪風景(冬に逆戻り)とのニュースにビックリ!.........
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      ...........今回は登山よりも碓氷峠周辺の歴史探訪の方が面白かったかな・・(笑).........
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                                                              おわり

  by rollingwest | 2013-05-04 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(64)