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<2013年GW>山形歴史紀行(その3):「酒田・象潟」探訪

        <2013年GW>山形歴史紀行(その2):日本最大級パワースポット「出羽三山」探訪より続く

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★芭蕉が「奥の細道」で辿った庄内・日本海ルートを訪ねて


前回は松尾芭蕉が「出羽三山」を訪ねた記事を掲載しましたので、今回は「奥の細道」・日本海ルート(象潟・酒田)の史跡紹介からレポートに入りたいと思います。まずは芭蕉が訪問した「奥の細道」の最北地「象潟」(kisakata)を訪ねてみました。当日の山形は天候が悪く日本海は荒れた状態だった・・

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   ......「奥の細道」の庄内・日本海ルート。怒涛の荒波寄せる日本海、象潟は鳥海山の麓にある......
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ここには「蚶満寺」(kanmanji)という寺が海岸近くにあり、芭蕉像が立っています。「奥の細道」観光地としては寂しい風情(雨で観光客は殆ど見かけず・・)であり、雨に濡れた境内をグルリ廻ってみました。


      ......「奥の細道」紀行の最北限地は「象潟」、「蚶満寺」の山門&芭蕉立像.....
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   ......蚶満寺の境内。訪れる人は疎らで、芭蕉観光地の活気も殆どなく寂れた風情......
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なぜ芭蕉は出羽三山から酒田経由で越後へ南下せず、鶴岡からわざわざ北上してここを訪ねたのでしょう?その理由は当地が松島と並び、浮島絶景に彩られた江戸時代の大観光地だったからです。


  ......かつては「九十九島」と呼ばれ、松島と並ぶ浮島景観の大景勝地。今は田んぼに変貌.....
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しかし今は湾に浮かぶ松島の姿はなく水田の中にその面影を残しているのみ・・、1804年マグニチュード7級の象潟大地震で地盤が2.4mも隆起し、天下の名勝は一夜にして陸地となってしまったのです。


  ......(左)芭蕉象潟の句 (左)象潟の当時の面影絵図 (右)田んぼ上空からの浮島風景......
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ナルホド!田んぼを海と見立てれば松島のようなリアス式海岸の面影を残している。凄い地殻変動ダネ~
怒涛の日本海を右手に見ながら南下、いざ酒田へ!楽しみにしていた鳥海山のパノラマは残念・・(泣)





★名峰「鳥海山」登山の思い出が蘇る・・


象潟から「鳥海山」の優美な姿を眺望したいと期待し、少しでも晴れ間を覗かせてほしいと願いましたが、遂に山容を現すことなく願いは叶いませんでした。快晴ならば下記のパノラマが見えた筈なのに。
鳥海山は今から15年前にこの頂上に立ちました。スキャナーで取り込んだ当時の写真を併せてご紹介


  .....(左)残雪の鳥海山、水田に映る逆さ鳥海(ネット写真) (右)1998年7月、仲間と鳥海山を登山.....
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全国200名山を今まで150座近く登りましたが、鳥海山は十指に入るほど素晴らしい印象・思い出が残っている名峰。美しい池、光輝くブナの森、数々のお花畑、なだらかで眺望開けた裾野道、切り立った岩峰、何でも揃ったバリエーション豊富な山で、次から次へと変化する絶景の連続に只々感動!


   .....コースバリエーションに溢れ素晴らしい山旅だった!真っ青な水を湛えていた幻想的な鳥海池.......
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  .....(左)鳥海池を見下ろす高台で集合写真(もう15年前か・・) (右).翌朝、鳥海山頂上でご来光......
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そして最大クライマックスは御来光時の絶景でした!朝日を浴びた鳥海山のピラミッド影が日本海をスクリーンにして浮かび上がる「影鳥海」はまさにレアな光景。感動的な映像は今も脳裏に深く刻まれています。


    ......これぞ「影鳥海」!朝日を受けた三角形山容の影が日本海に浮かび上がり大感動!.......
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★古より湊町として発展してきた「酒田」


酒田市は人口約11万人の庄内北部の都市(県内3位)で庄内空港や酒田港(重要港湾)を持っています。市域の大部分が河川によって運ばれた豊富な土壌で形成された庄内平野で稲作も盛んな地帯


      .......(左)酒田港の上空写真 (右)鳥海山&酒田港 (いずれもインターネット写真)......
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歴史は古く、平安時代朝廷が出羽国府を築城し中世から貿易中継地でしたが、1672年河村瑞賢が西回り航路を整備するとさらに繁栄を極めました。戦後農地改革まで日本一の地主だった本間家や廻船問屋の鐙屋などの豪商が活躍して繁栄の頂点を極め「西の堺、東の酒田」とも云われたとのこと


          ......日和山公園から俯瞰した酒田市街の眺望(雨上がりの景色))......
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しかし繁栄の中にも暗い歴史があります。江戸時代から何度も大火災の記録があり、昭和では51年にも酒田大火(17百軒以上・15万㎡焼失)が発生しています。原因は強風に煽られ火事が全域に拡大したため。酒田は全国的に風の強い町で有名で、強風日が年間の1/4を記録する場所なのです。


  ......酒田は過去何度も大火に襲われた街、昭和51年(1976)の酒田大火における焼失地域.......
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1672年幕府から命を受けた河村瑞賢は西廻り航路開発に向けて綿密な調査を行い、寄港地を定めインフラ(堅牢な船・熟練水夫の選定、水先案内船・入港税免除制度等)を整えて、瑞賢船団は酒田を出発(新航路にトライ)、日本海・瀬戸内海を経由して計画通りに江戸へ辿り着くことに成功しました。


   .......北前船や千石船が航行した日本海西廻り航路(酒田~下関)を確立した河村瑞賢の像......
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この成功により北前船が生れ、日本海は海上交通の大動脈となり寄港地は繁栄していきます。酒田の繁栄を支えたのは最上川の水運と36家の廻船問屋だったのです。河村瑞賢は他にも淀川河口の治水工事、越後鉱山開発などで大功績をあげています。まさに江戸時代のプロジェクトX~!の立役者

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      .......(左)日和山公園の白い六角灯台 (右)江戸時代の灯台は常夜灯と呼ばれた.......
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酒田「日和山公園」は市街の高台丘の上にあり、そこに白い洋風の「六角灯台」(木造・日本最古級)が佇んでいます。お洒落な街のシンボル的灯台は明治期の建築物で酒田港の歴史を見守り続けてきました。その先輩は江戸時代の「常夜灯」、河村瑞賢の像と一緒に公園の中で威厳を保っています。






★「日和山公園」周辺の見所SPOT


日和山公園および周辺には他にも見所が沢山あります。まずは松尾芭蕉様、酒田では「暑き日を海に入れたり最上川」という句を残していますが、小生の場合は「晴れの日に鳥海見たし最上川」・・かな


           .......日和山公園に佇む芭蕉さんと2ショット、酒田でも名句を残している.......
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公園脇には白崎医院というレトロな洋風建築があります。小学校時代にお世話になった歯医者さんみたいだなア・・。隣には威厳ある日吉神社(比叡山の鎮守)も鎮座。この鳥居は独特な形をしており上部に三角形の破風(屋根)が乗った山王鳥居、全国の日吉神社・山王神社の鳥居は全てこの形だネ・・


       ......公園の脇に佇む大正期建築のレトロな「旧・白崎医院」、お洒落な建物ですネ~.......
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     .......(左)公園の目の前には日吉神社(独特な鳥居姿) (右)尊厳溢れる日吉神社山門......
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日吉神社本殿の隣には大正14年に建築された「光丘文庫」、地元の最大地主・本間家の蔵書を中心に地方有志家による数万点の貴重な蔵書を集められており、皇族・学者・芸術家らも多く来るらしい。


    .....(左)日吉神社本殿を参拝 (右) 神社隣は「光丘文庫」、本間家蔵書など膨大書籍が保管......
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出羽三山で生まれて初めて対面した即身仏、ここ酒田「海向寺」(日吉神社の隣)にも「忠海上人」が鎮座していました!そして注連寺におわした「鉄門海上人」の掛軸や手形も当寺に飾られています。


      ......酒田市内にも有名な即身仏があった!「海向寺」に鎮座する「忠海上人」(ネット写真)......
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今まで対面した即身仏は「真如海」「鉄門海」「忠海」・・全て海がついている。何で゙ダロ~!海が近いから?鳥海山があるから・・?いや多分日本海の果てまで弘法大師(空海)が来たからに違いない!


    .......海向寺の堂内は、天狗面と地蔵絵、震災復興祈願の観音などバラエティに溢れる信仰......
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  .....(左)この掛軸や手形は、出羽三山「注連寺」に鎮座する「鉄門海上人」のものではないか!.......
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海向寺の目の前にある赤錆の建物こそアカデミー賞に輝いた「おくりびと」の映画ロケに使われた「NKエージェント」(昔の料亭らしい)。酒田は「おしん」「おくりびと」と映画に所縁ある地、次回で特集を組む予定


   ........映画「おくりびと」の舞台「NKエージェント」は、日和山公園の隣、海向寺の目の前にある.......
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★酒田文化・繁栄の象徴・・「山居倉庫」「豪商屋敷」「酒田舞妓」


江戸時代、酒田が空前の繁栄を遂げた理由は、前述の通り日本海西廻り航路(北前船)の交易に拠るものです。肥沃な土地から生まれる庄内米や紅花(染料)の積出し港として大いに栄えました。また明治時代には米穀取引所が設置され、合わせて造られた「山居倉庫」は酒田経済発展の象徴です。

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     .......米の積み出し港の拠点「山居倉庫」(庄内のシンボル)、倉庫前を散策する夫婦.......
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山居倉庫はNHK朝のTV小説「おしん」(世界的大ヒット)のロケ舞台にもなった現役の農業倉庫(築110年余)。館内には庄内米歴史資料館もあり、米の積出風景や昔の農家の暮らし風景も見られる。


  ........倉庫内にある「庄内米展示資料館」には、米の検査や農家の暮らしが再現されている.......
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   .........山居倉庫の構内、倉庫裏手の欅並木道は実に雰囲気ある場所。散策お薦め!.......
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酒田市内には、廻船問屋・豪商・大地主の豪華な武家屋敷がいくつも残されています。「鐙屋」(abumiya)は酒田を代表する廻船問屋で井原西鶴「日本永代蔵」にも繁栄ぶりが描かれました。


  .......酒田には豪商が繁栄、「旧・鐙屋」(abumiya)など重要文化財邸宅が多く残されている......
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そして豪商が繁栄すれば当然花街も賑わい、茶屋文化が華を開かせました。歴史ある料亭茶屋の中でも最大老舗は「相馬楼」、ここでは伝統の「酒田舞妓」の文化が今も連綿と受け継がれています。


     ........料亭茶屋街通りの真ん中には、酒田花街の最大老舗「相馬楼」が門を構える......
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   .......(左)酒田舞妓の踊り風景 (右)豪華な御膳を模した優雅な手芸品(本間家の蔵品)......
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日本一の大地主と呼ばれ、「本間さまにはおよびもせぬがせめてなりたや殿様に」と歌に詠われた酒田の豪商「本間家」、その旧本邸も訪ねてみました。桟瓦葺の平屋書院造りで、表は武家屋敷(二千石旗本の格式を保つ)、奥側の商家造りと一体となっている建築様式は全国的にも珍しいものです。


     .......日本一の大地主だった「本間家」の旧本邸、庄内とは庄園の中心地という意味......
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本間家旧本邸は、幕府巡見使の一行を迎えるための本陣宿として1768年新築し庄内藩主酒井家に献上、御上が江戸に戻ると酒井家から屋敷を拝領し終戦時まで住んでいたとのこと。伏龍の赤松(樹齢400年)は立派!中に入ると大広間畳、鷹ノ羽の銀箔屏風や豪華な調度品、リッチの極みですな~


      .......(左)本間家の紋が入った幟旗、甲冑もある (右)鷹ノ羽の豪華銀箔屏風.......
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     .......(左)渋い黒板張りの御勝手場 (右) 本間家専用のクラシカルワゴン(調度用?).....
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国産ゴルフクラブ生産で有名な「本間ゴルフ」の創始者は同家の末裔。残念ながら2005年に民事再生法適用で上場廃止となりましたが、今でも酒田市にクラブ製造工場を持って事業を続けているとのこと


     ........(左)道を挟んで本間家別館 (右)本間家の紋がある行灯など数々の調度品.......
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全国の地主達は、戦後の農地解放でタダ同然の値段で土地を明け渡し悲嘆に暮れましたが、本間様は「農地は農民に戻すもの」の考えだったため庄内は大農家が多く、地元で本間様を悪く言う人は居ないとのこと。徳は得なり。私財を投じ庄内を安定させた懐が深~い名実共に日本一の大地主だネ


  ......かつて江戸時代・大繁栄を極めた酒田、今の景気状況は・・?(白い灯台と港の全景).......
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いや~「酒田」は本当に見所が豊富でした!芭蕉の史跡,北前船のルーツ(河村瑞賢の功績)、即身仏のお寺、山居倉庫、豪商・大地主の武家屋敷、酒田舞妓の茶屋街、古の時代から繁栄・発展してきた港街の文化を十分満喫させて頂きました。次は「鶴岡」へと向かいます。記事公開は10月頃かな・・


    .........「酒田」の港街文化を十分満喫、次は「鶴岡」へと向かう(映画村が登場予定).......
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  by rollingwest | 2013-07-30 00:00 | 山形歴史紀行 | Comments(88)

<2013年7月18日>鎌倉・湘南探訪(その7):逗子・葉山の風景

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いや~!本当に猛暑が続きますね~!平年よりも半月も早い梅雨明けとなり、日本全国の海水浴場も大賑わい!湘南の夏といえば、やはり逗子・葉山のセレブなマリーナ風景が脳裏に浮かぶますネ~。





★湘南・鎌倉の海から満喫した冬富士 (おさらいレビュー)


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    .....(左)今年の冬、湘南の富士を楽しんだ周遊ルート (右)大磯の岩場海岸からの富士.......
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先月、山梨からの富士山岳パノラマをレポートしましたが、今回は湘南海岸から仰いだ富嶽絶景!半年前に車で廻った逗子・葉山の撮り溜め写真をサマーバージョンに味つけし真夏気分を味わって頂きましょう。


                              山梨の山々から見た名峰富士の記事はコチラから 


 ......(左)南国植物と冠雪富士のコラボは珍しい (右)冬富士を背に波乗りを楽しむ湘南サーファー.......
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今年の冬、富士山がクッキリ見える快晴日(西高東低)を狙い、湘南海岸(二宮・大磯・茅ヶ崎・江ノ島・鎌倉・逗子・葉山)を2回に分けて訪ね歩きました。夏の当エリアは大混雑で近づきたくない場所なのでRWの訪問空白地帯でしたが、冬の閑散期に出かけ海越しの冠雪富士絶景をジックリ満喫できました。
鎌倉の湘南海岸はこの夏、海水浴というレジャーが始まって以来、130年目の記念年を迎えたらしい


                              大磯海岸の富士山記事はコチラから 


     .....七里ガ浜付近からの冬富士は江ノ島を脇に従えた絶景だった!.......
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 .....(左)北斎「神奈川沖浪裏」稲村ヶ崎版 (右)神に祈り稲村の海に剣を捧げる新田義貞.......
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海越しに聳える富士山は過去色々な場所から眺望しましたが、特に印象深かったのは三保ノ松原(清水)、薩埵峠(由比)、満願峰(静岡)、西伊豆(土肥・戸田・達磨山)、沼津(内浦湾周辺)、房総半島(鋸山)からの光景が感動的でした。今回の湘南海岸から見る富士は勝るとも劣らず素晴らしいネ~!


                              湘南海岸の冬富士の記事はコチラから


        .....材木座海岸のウインドサーフィンの帆、気持よさそうに波の上を漂っていた.......
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        ......材木座海岸からは岬越しの冠雪富士、稲村ヶ崎の間から冬の顔を覗かせていた.......
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さて前2回のレポートは鎌倉(材木座海岸あたり)で終わっていましたので、今回は逗子・葉山のレポートを掲載します。お洒落でセレブで明るいイメージのSPOTですが、ここに入るには小坪トンネルを越えていかねばなりません。ここは神奈川県を代表する心霊スポット(全国的に超有名)・・何かドキドキするネ~


      ......鎌倉から逗子に抜けるには日本有数の心霊スポット「小坪トンネル」を通過する.......
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小坪トンネル(県道311号)は、鎌倉駅と逗子駅の中間に位置しトンネルが3本ありますが、一番南側の「小坪隧道」で数多く怪奇現象が発生するらしい。歩行者でなく車に乗る人がよく遭遇するとのこと


    ........様々な怪奇現象の噂が昔から伝わる小坪トンネル、一時は新聞でも大きく報じられた.......
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フロントに幽霊が被さってきた、複数の手が壁から出ていた、トンネル上部から男が覗いていた、後部座席に女が座っていた等、多くの恐怖体験が・・。トンネル上には火葬場があるらしい。工事で亡くなった人の霊も出るなど様々な噂があり、一時は大ブームとなった場所。最近は心霊番組って少なくなったなア・・


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夏は怪談がつきものですが、本日は太陽が輝き渡る湘南海岸がメインレポートなのでジメジメした恐怖話題はこの辺にしておきましょう。小坪トンネルを出るとそこにはセレブなマリンスポーツ世界が広がっていた~





★セレブの象徴・湘南マリーナ(逗子・葉山)


        ......逗子マリーナに林立する富裕層マンション群、ここからはセレブのお洒落スポット!.......
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湘南のマリーナといえば江ノ島を以前紹介しましたが、その他には三浦半島西部に点在する3つのマリーナ(逗子・葉山・佐島)が有名です。まずは逗子からスタート!葉山中心部から南下すると椰子の並木に囲まれた白亜の高級マンションが林立、ここは地中海リゾート(行ったことないけど・・)か?と見紛うばかり


       ......逗子マリーナのヨット艇置保管場、撮影時(冬)は静寂風景だったが今は繁忙?.......
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逗子マリーナの開発は西武流通G(セゾン)によって、鎌倉霊園造成工事で生じた残土を使用し逗子小坪の岩礁を埋め立てて1971年に開業しました。敷地内には9棟(1,226戸)の豪華マンションが建設・分譲され、ヨットマリーナやプール・レストラン・ボウリング場など各種施設も充実しているセレブな一体型リゾートエリアです。


        .....リヴィエラリゾート逗子マリーナはお洒落な雰囲気、RWには全く縁がゴザイマセ~ン.......
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湘南の海に囲まれパームツリーが植えられた景色はまさに地中海的雰囲気が溢れており、1980年代後半のバブル期にかけては、トレンディドラマや映画・CM等の撮影地として使われ人気を博した場所です。


       .....逗子ハーバーの白亜灯台、真っ白なクルーザー・・、やはり縁もかけらもゴザイマセヌ.......
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開発に携わった西武流通Gの不動産会社が経営悪化により破綻、現在の逗子マリーナの所有・運営はリビエラグループ(東京・南青:結婚式場やレストラン経営企業)となっているとのこと。西武は嘗ての面影なし


          ......椰子の木に彩られる逗子リゾートマンション群、コチラもまたまた関係ネ~.......
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次は葉山へと向かいます。当地は日本のマリーナ発祥地(1965年設立)であり「ブルーアンカークラブ」という歴史ある組織(船舶所有オーナー達の交流クラブ)が運営しているらしい。リッチな方ばかりなんでしょうネ~


                  ......日本のヨット発祥地・「葉山マリーナ」の風景.......
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小生が抱く逗子葉山のイメージはやはり「加山雄三」!1960年代の東宝「ゴジラ」映画と併映された「若大将シリーズ」ですネ~(古!)。湘南の海をヨットで自由に周遊しエレキギターを片手にスマートに遊ぶお金持ちの城南大生(K大?)を爽やかに演じておりました。♪「二人を~夕闇が包む~この窓辺で~」(懐)


   .....我々の世代が少年時代に憧れた湘南サウンドといえば若大将(加山雄三)とワイルドワンズ......
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            ♪加山雄三「君といつまでも」♪⇒


そして当時小学5年生だった小生はグループサウンズに完全に嵌っていました。湘南海岸をテーマとしたGS曲と云えば、やはりザ・ワイルドワンズの「想い出の渚」とザ・タイガースの「シーサイドバウンド」がその代表曲!


       .....(左) ♪ザ・ワイルドワンズ「想い出の渚」♪     (右) ♪ザ・タイガース「シーサイドバウンド」♪.....
   

ザ・タイガースは何度か再結成していますが、解散以来参加したことがなかったトッポ(加橋かつみ)が遂に今年12月復帰!完全復活コンサートが企画されており、11月にGS特集を組んでみたいと思います。


     .....ザ・タイガース「シーサイドバウンド」も湘南サウンド、今年12月に往年メンバーで完全復活!.......
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★逗子・葉山からの富士山絶景


さらに海岸線を南下していくと葉山の総鎮守「森戸大明神」が現れました。平治の乱に敗れ伊豆に流された源頼朝は、三嶋大社の神を深く信仰し源氏の再興を祈願しました。旗挙げに成功し天下を治めた頼朝は深く謝恩し、鎌倉に帰ると三嶋明神の分霊を葉山森戸に歓請し奉納したと伝えられます。


  ....(左)葉山の総鎮守「森戸大明神」(1月) (右)神社裏手の「千貫松」、枝ぶりが素晴らしい!.......
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海の安全と大漁祈願で毎年6月に湯立神楽(潮神楽とも呼ぶ)の神事が執り行われるとのこと。起源は不詳ですが、熊野灘より移住してきた漁業従事の人々により江戸時代中頃から始められたと云われます。神社裏手磯辺の岩上に切り立つ「千貫松」は見事!源頼朝が松を仰ぎ見て感銘したらしい。


   .....森戸神社から見る海越しの世界遺産「富士山」(1月)、沖合の赤鳥居が実に神々しい!.......
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ここから海越しに見る富士山絶景は感動的!沖合いには名島(赤鳥居の建つ岩礁)があり、霊峰富士と重ね仰げば神々しいの一言!展望海岸の一角に「石原裕次郎」の記念碑があり今も多くのファンが訪れています。湘南で青春を過ごし当地をこよなく愛した裕次郎。彼の映画のロケ地にもなった場所


      ..........「石原裕次郎」の記念碑、映画「太陽の季節」「狂った果実」の舞台になった.......
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   ......沖合に「裕次郎灯台」、右は赤い鳥居が浮かぶ「名島」。夕陽に照らされる絶景の名所.......
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海越しの富士山絶景は夕暮れ時には一層感動的な絵となるらしい。神奈川の景勝50選「森戸の夕照」として称えられ、江ノ島・伊豆箱根の山々、富士山が海・空とも茜色に染まる光景。一度見てみたいものだ・・


      ......これこそ地元が誇る絶景「森戸の夕照」(インターネット写真)、本当に素晴らしいネ~.......
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葉山は御用邸(天皇御一家の別荘)があることでも有名。明治時代,天皇家の侍医(ドイツ人)が予防医学で日本に保養の思想を導入、「気候温暖で風光明美。近代的保養地として整備すべき」と宮内庁に推奨したことが発端らしい。因みに葉山以外の御用邸は那須(栃木)・須崎(静岡)にもありますネ


        ......天皇陛下の湘南保養地「葉山御用邸」、裏には一色海岸が穏やかな潮騒.......
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御用邸門前をカメラ撮影したら、厳重警備の警官が追っかけて来て「画像を消せ!」と命じられ、ビックリ!調べてみると、1971年御用邸は精神異常者によって放火され全焼していたのです。1981年再建されましたが、それ以降は警察メンツにかけピリピリ状態なのか、それともRWが異常者に見えたのかいな?


             ......葉山の最南端、長者ケ崎は鄙びた雰囲気も感じられる。.......
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さらにビーチラインを進むと長者ケ崎が現れます。この岬周辺はホノボノとした雰囲気で、もう逗子葉山のハイソ・セレブな感じは殆ど薄らいできたなア・・。この岬が葉山町の南限であり、ここから先は横須賀市に入って行きます。横須賀にも佐島マリーナがあり、湘南リゾート風景の最後の締めで立ち寄ってみました。


            ......佐島マリーナは横須賀市だが、逗子・葉山と雰囲気は同じです.......
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   .....佐島マリーナ入口の公園で寛ぐ猫達、富士山世界遺産お祝いムードも関係ねーか(マイペース).......
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世界遺産・富士が遠望できる湘南海岸はやはり贅沢な場所でした。鎌倉は登録難航で申請を取り下げましたが何かホッとした気もする。今も観光期は混雑する鎌倉や湘南海岸、これ以上外人や国内観光客がワンサカ押しかけたら完全に芋の子洗いになっちまう。でも夏の湘南はやはり混みそうだネ~!


    .....最後にもう一度、大磯海岸からの冠雪富士。海から楽しむ富士は贅沢な景色です。.......
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                                   富士山世界遺産祝福の記事はコチラから


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  by rollingwest | 2013-07-18 00:00 | 鎌倉・湘南探訪 | Comments(66)

<2013年6月29日>鎌倉・湘南探訪(その6):大学仲間との鎌倉紫陽花ハイキング

★大学サークル仲間と、紫陽花シーズンの鎌倉歩き


昨年2月に「都電荒川線ぶらり旅」をしたメンバー(大学サークル仲間)で「紫陽花シーズンの鎌倉歩き」を楽しんできました。昨年メンバー(しむけん様・ワカボン・モッチャン)にガバチョ様・ナベチャンを加え、6名の中年軍団は源氏山ハイキングコースや街歩きを、朝9時から16時までタップリと7時間かけて2万3千歩のウォーキング!

                            「都電荒川線ぶらり旅」飛鳥山・巣鴨編はコチラから


    ........朝9時過ぎ、北鎌倉駅に集合!雨の天気予報だったが嬉しい誤算で快晴だ!.......
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当初の天気予報は雨(雷も懸念)、雨具をシッカリ揃えろと指示したものの予報は全く大外れ(嬉しい誤算~!)。もう一つの誤算は、集合時刻を当初より早めた幹事(紫陽花季節での大混雑予想から)自身が不覚にも目当ての電車に乗り遅れ数分遅刻・・。朝から白い目で睨まれ苦渋のスタート(平身低頭)


    .......「鎌倉の紫陽花」と言えば、まずはメジャーな明月院から・・。木橋や鐘楼も見応えあり.......
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鎌倉紫陽花の最大名所の一つ「明月院」(紫陽花寺)からまず訪ねてみよう。このお寺の花階段を登る光景は有名、水色の紫陽花は明月院ブルーとも呼ばれ約2500株を誇る古刹はやはり素晴らしい!
鎌倉は山合い地形なので土砂崩れを防ぐ目的に多くの紫陽花を植え、張り巡らせた根で地盤を強化


 
  .......(左)「明月院」の定番アングル、階段からの紫陽花風景 (下)開山堂 (右)方丈書院造の〇窓......
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花の盛りはもう終わりかと懸念したが満開!こちらも嬉しい誤算、紫陽花寿命って結構長いんダネ~
次の訪問は縁切寺として有名な「東慶寺」、江戸時代では女性からの離縁はご法度(今とは大違い)で女性の駆け込み寺でした。我々の腐れ縁仲間はこの寺に駆け込んでも中々切れそうにはない・・

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      .......縁切寺・駆け込み寺とも呼ばれた「東慶寺」、北条時宗夫人が開山した尼寺.......
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「浄智寺」(鎌倉五山・第4位)は南宋時代の中国風・山門が立派な名刹ですが、外観の俯瞰に留め(実は拝観料の節約)、浄智寺脇の北鎌倉ハイキングコースへと入って行きます。(葛原岡神社へと歩く)


   .......(左)「浄智寺」(鎌倉五山)の石階段 (右)中国風山門と紫陽花のコラボがいいですナ~.......
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★葛原岡ハイキングコース(源氏山公園経由)から「海蔵寺」へ


山道を歩き抜き11時前、葛原岡神社に到着!ここは鎌倉倒幕を企てた日野俊基(後醍醐天皇の側近)を祀った神社。鎌倉末期に活躍し天皇を支えた俊基は、正中の変・元弘の変で鎌倉幕府に捕えられて、志半ばで処刑されました。神社参道脇には最期を遂げた場所に辞世の句碑が立っています。


  ......(左)「葛原岡ハイキングコース」を歩き「葛原岡神社」ヘ到着 (右)今回歩いた全コースのルート地図.....
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しかし神社には明るい雰囲気が漂っており、俊基の悲劇は全く感じさせません。「縁結びの神社」PR作戦で工夫し、近年女性の憧れSPOTになっているらしい。縁結び・・若い女性を惹き付けるキーワード


  ......(左)ピカピカ赤祠には稲荷様が祀られる (右)葛原岡神社の男女縁結び石、エロッぽさはない.....
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神社から暫く歩くと源氏山公園に到着。ここに源頼朝の像があり鎌倉の街を睥睨するように座しています。平家追討の時、源氏の戦勝を山頂で祈願した場所で、白旗山・旗立山とも呼ばれたとのこと。


  ......(左)有名な源氏山公園の「源頼朝像」 (右)難所「化粧坂」(kewaizaka)をロープ添いに下る.....
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ここから鎌倉で有名な難所坂である「化粧坂」(ハイキングの覚悟で来れば全く大したことはないが・・)をロープを使いながら平地・住宅街へと下って行き、水の寺と呼ばれる名刹「海蔵寺」を訪ねてみました。


  ........(左)民家の塀を走り渡るリス(鎌倉に多く生息) (右)「海蔵寺」の境内は明るく上品が漂う......
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海蔵寺は落着いた雰囲気に包まれた真言宗の寺跡で、1394年に足利幕府の命で上杉氏定が再建。境内に入って左が仏殿(薬師如来本尊が祀らる)、正面の本堂には十一面観音が祀られています。濃厚な緑色の苔に包まれた「やぐら」(鎌倉独特の横穴墓墳)の中から見る額縁の庭風景が抜群!


  ........(左)海蔵寺のやぐらを覗いてみるナベチャン (下)やぐらから庭園撮影 (右)白ユリが一輪.......
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       .......薬師堂には本尊・薬師如来坐像、両脇には日光・月光菩薩像が鎮座.......
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次は海蔵寺の裏手を通り「十六井」を訪問、やぐら洞窟の中には多くの丸井戸があり、透明度の高い水の世界が広がっている!掘られた16の井穴(16菩薩)からは何百年経った今も水が湧き出づる。


    .......海蔵寺を見学した後は、十六井へと向かう。境内裏手の紫陽花の小道を通過.......
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   ......(左)切通しの道を通っていく (右)これが「十六井」、岩窟の中に沢山の湧水井戸が!.......
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★鎌倉隋一の金運神社「銭洗弁天」~霊験あらたかな「佐助稲荷」


さて昼になったので海蔵寺近くの広場でシートを広げ持参したビールや弁当でワイワイとランチタイム!北鎌倉を出発したのは5人でしたが、ガバチョ様(モッチャンの旦那)が東京から湘南新宿線・鎌倉駅経由でタクシーにて途中から合流。ガバチョ様はモッチャン命令の下、家事を済ませてからの駆け付け。頭が下がりマス


   .......(左)昼食タイム、ガバチョ様も合流し6人フルメンバーが揃う (右)やぐら利用の穴倉駐車場.......
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さて腹ごしらえ後は再び源氏山へと登り返し、金運ご利益で有名な「銭洗弁天」を訪ねて見ることにしました。難所と呼ばれる化粧坂を往復する鎌倉ハイカーも珍しいのかも・・。まあ馴れればヘッチャラだネ・・


  ........(左)再び化粧坂を登り返し銭洗弁天へ (右)「銭洗弁天」へ到着、正式名は宇賀福神社.......
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13時、「銭洗弁天」に到着!洞窟社の中でお札を洗って御守りにしておくと金運に恵まれると云われ源氏山周辺では屈指の観光SPOT。「紅洗い善天」と何度も言い間違え、口が旨く回らんナア・・(苦笑)


    ........銭洗弁天の鳥居から洞窟へ(新婚時代にカミさんと訪れて以来、四半世紀ぶり).......
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   ........(左)鳥居のトンネルを潜り行くワカボン様 (右)銭洗弁天の境内は大賑わい!大人気・・.......
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洞窟・鳥居道を抜けると、視界が一挙に開けて銭洗弁天の境内が出現!晴天に誘われて人出の数が凄いね~!「上ノ水神宮」を参拝した後は、お金を増すための銭洗い儀式(現世利益)へと入ろう。


   ........(左)駄菓子店・お土産店が立ち並びレトロな雰囲気 (右)弁天の「上ノ水神宮」を参拝.......
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   ........洞窟内の納札所には柄杓と笊が置いてあり、お札を洗うと金運に恵まれる言い伝え......
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洞窟の中は不思議なオーラが漂っておりご利益がありそうな気もする。昔しむけん様は、奥方が弁天で洗ったお札を干してあったのに無断使用してマジに怒られたらしい。罪償い・リベンジで多分、沢山のお札を綿密に洗ったと思われる。小生は心清らかに千円札を1枚だけささやかに洗った。(ホントカイナ?)


     .......(左)「下ノ水神宮」の拝殿 (右)mini滝が注ぐ清流池には鯉が沢山泳いでいた.......
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        ........(左)下ノ水神宮前にて集合写真 (右)久々の銭洗弁天を十分に満喫.......
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「下の水神宮」も参拝して中年軍団は鳥居の前で集合写真。さすが鎌倉屈指の人気SPOT、実に楽しかったね~!次は、佐助の小さな谷にある「佐助稲荷神社」へと向かいました。ここも実に見応えあり


   .......(左)13:30「佐助稲荷」へ、紫陽花を尻目に赤鳥居を潜り行く (右)立派な狐塚.があった......
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源頼朝の夢枕に稲荷神が翁姿で現れ、平家打倒の挙兵を「今で゙ショ!」と勧めた由緒ある神社です。住宅街の路地を抜ければ100本以上の朱塗り鳥居が現れ、本殿へと誘ってくれます。祭神は銭洗い弁天と同じ「宇迦御魂命」(宇賀神様)。そういえばサークル後輩に由緒ある同じ名字の女性がいました。


       ........(左)狐塚頂上部には舞い跳ぶ緑の狐 (右)白狐の置物が立ち並ぶ.......
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    ........(左)佐助稲荷の本殿へ長い石段を登り行く (右)本殿にも狐の大軍団が鎮座.......
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★「扇ガ谷」大豪邸エリアから「寿福寺」(政子・実朝の墓)へ


扇ガ谷を散策中に、地元の薀蓄を語りたがるオジーチャンが我々に近づき声をかけてきました。「この坂の上に旺文社・創業者の故・赤尾社長の旧大豪邸跡があるから案内してあげよう。」と・・。快くお願いしてオジーチャンの後を付いていきます。「赤尾の豆単」で有名な赤尾様はTV朝日の創業者でもあった。


    .......故・赤尾社長の旧邸宅跡地、目の前には建設頓挫した美術館(社長コレクション品を展示)......
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赤尾社長は生前、自宅前に巨大な美術館を建設中でしたが社長死去で計画は頓挫、広大な施設は野晒しとなっていました。現在所有者「センチュリー文化財団」は鎌倉市に寄付を申し出て世界遺産指定後に情報発信の拠点施設にと目論んだようですが、遺産登録は叶わず・・。今度どうなることやら・・


  .......(左)鎌倉栄光教会 (右)扇ガ谷の大豪邸(オジーチャンによると昔・浜口雄幸邸だったらしい).......
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鎌倉世界遺産指定の難航理由をジーチャンに聞くと戦火・地震・津波で国宝級史蹟は殆ど残っていないからだとのこと。豪邸見学後に「寿福寺」に行こうとしたら、またも世話好きジーチャンは「私が案内してあげよう」と先導し始めた。断るに訳にもいかず好意に甘えたが、ジーチャンの蘊蓄語りは益々絶好調~!


 ......鎌倉五山第3位「寿福寺」(源氏家の父祖伝来地)へ、鎌倉のお寺としては珍しく長い参道だ......
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鎌倉ガイド通を自称するジーチャンは御年75歳、実に矍鑠として元気過ぎる・・。次は北条政子・源実朝の墓を案内してくれるらしい。ハイ・・アリガトウゴザイマス。コチラが聞いてもないのに次から次へ新たな蘊蓄を語り始め、喋り捲りで遂には鶯鳴きの真似まで始めた。ホー・ホケキョ、ケキョケキョケキョ・・、生き甲斐ナンデスネ


  ........(左)切通しの先は生活道入口 (右)寿福寺裏山の墓所群へ(いつも若々しいナベチャン).......
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先述しましたが、鎌倉には「やぐら」という岩山を削った横穴墳墓(鎌倉は土地が狭いので岩窟祠を墓代わり)が多く点在しています。「やぐら」に入ることができたのは僧侶・武士など身分の高い人達だけ


    .......鎌倉時代のやぐらには高貴なお方の墓所が・・(左)北条政子&源実朝の墓所(右).......
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  .......鎌倉語り部のジーチャン先導で、英勝寺の前を通りJR横須賀線沿いに薬王寺へと向かう.......
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蘊蓄ジーチャンはさらに「元・日ハム監督の大沢親分(喝!で有名)の墓がここから20分先の薬王寺にあるが案内してあげよう」。小生は「OK!」と返事。他のメンバーは「もう十分歩いたし、RWのブログネタに付き合わせるだけだろ?」っていう顔(ハイ、その通り)をしていましたが、まだ日が高いので行きましょう!


  .......(左)薬王寺山門 (右)ベランメエだった大沢親分の墓、供物はモルツビール(野球チーム名にも).......
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★「鎌倉小町通り」を散策~居酒屋で「反省会」

薬王寺からは小川沿いに鎌倉駅方面に歩いていきます。蘊蓄ジーチャンの地元愛着の語りはさらにハイテンションとなり、途中で「川喜多映画記念館」(欧州映画輸入と日本映画の海外への輸出に尽力した川喜多長政氏の自宅跡に作られた記念館)まで案内してくれました。もう15時を過ぎ、だいぶ疲れが・・


   .......川喜多映画記念館のチラシ「東宝映画のスターたち」を見ながら若き日の俳優の名前当て......
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小町通りに入ると圧倒的に若者が増えてストリートは大賑わい!原宿・吉祥寺・巣鴨を足して3で割った様なお洒落で活気溢れる街。鎌倉は世界遺産にならずとも人気は凄い。指定されない方がいいかも


    .......「小町通り」は大賑わい!活気に溢れ芋の子洗い、改めて鎌倉人気の高さを実感.......
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蘊蓄ジーチャンは小町通りまでお付き合い頂き、別れ際にお薦め居酒屋まで教えてくれました。3時間も中年軍団のご案内を頂き感謝・・。この方はWナベさんと仰っていたが見知らぬ人に鎌倉の魅力を教える名物ジーチャンかも・・(健康維持の秘訣カナ)。最後は今日の7時間ウォーキングの疲れを癒し乾杯~!


    ........最後は小町通りの居酒屋で16時前から反省会。乾杯~!お疲れさんでした~!.......
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酒宴は進み大笑いの連続。メンバー話題は相も変わらず学生時代の逸話が中心(進歩しないネ~!) 今日は天気に恵まれ鎌倉の魅力を十分満喫して本当に充実した一日でした!今度は都電荒川線や葛飾柴又の歩きをしようと次回企画に思いを馳せて解散。腐れ縁は永遠に切れそうにもない。(笑)


     ........19時頃にはお開き、心地よい疲れを感じて鎌倉駅の夕暮れ風景を後にする.......
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                     「都電荒川線のぶらり旅」鬼子母神・雑司ケ谷・早稲田はコチラから



                                                        おわり

  by rollingwest | 2013-07-06 00:00 | 鎌倉・湘南探訪 | Comments(72)