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「アーティスト別・名盤レビュー」(第2回):「エルトンジョン」(洋楽への誘い人)(2009.1.24公開)

★はじめに

アーティスト別:名盤レビューも第1回ビートルズ公開(08年10月)からすでに3ケ月も経ってしまい、ブランクが空いてしまいました。m(_"_)m    ようやく第2回「エルトンジョン」を紹介します。
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今回から名曲をユーチューブで視聴できる設定で公開します。(手順は以下の通り)
(1)画面真ん中(または左下)の△印クリックで、動画と音楽が視聴できます。
(2)音量は「スピーカー印」で調整、曲を停止したい時は左下の「∥印」を押して下さい。


                          「アーティスト別・名盤レビュー」:INDEX 



★洋楽興味の誘い人:「初期のエルトンジョン」 

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小生にとって「初期エルトンジョン」こそが入門の契機、「S&G」と並び「洋楽興味の誘い人」です。初めて聴いた「イエスイッツミー」と「僕の歌は君の歌」。ゾクゾク、背筋が震える波動を覚えました。
その後世界屈指のエンターティナーとなりますが、質素・清廉なイメージが漂う初期の頃が一番大好き・・。心に残る感動の名曲と、初期・黄金期(70年代)を中心に名盤をピックアップ゚して紹介致しましょう。



◆「エルトンジョンの肖像」:(名盤・デビューアルバム)

                ......「エルトンジョンの肖像」:洋題=「エンプティスカイ」.....
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このアルバムこそ、記念すべきエルトンのデビューアルバム(1969年発表)。発売当時はあまり話題になりませんでしたが、小生が洋楽に嵌まる衝撃的な曲「イエスイッツミー」(下記参照)、ハープシコードの美しいバラード「スカイライン・ピジョン」、熱唱曲「レディサマンサ」が入った初期名盤です。



◇「イエスイッツミー」:(名曲)
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静寂・荘厳なイントロから歌い始め、そして波が押し寄せるが如くクライマックスを迎える感動曲!、「♪イエス・イッミー~・・」の繰り返されるサビ・フレーズは、生涯脳裏から消えることはないでしょう。
「ヨアソング」の美曲や写真こそ、小生に刻まれた初期エルトンのイメージ。(憂いを秘めた吟遊詩人) 後日、残念にも幻想は瓦解・・。小太りでファンキーな素顔を初めて知った時は大ショック・・(笑)

♪ユーチューブ視聴♪:「イエスイッツミー」 



◇「スカイラインピジョン」:(名曲)
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この曲はシングルカットこそされていませんが、デビュー当時のエルトンの象徴曲。ハプシコードのバロック調音楽と澄み切った声が調和して清涼感に溢れます。ホント心が洗われるようですなあ。

♪ユーチューブ視聴♪:「スカイライン・ピジョン」




◇◆「僕の歌は君の歌」(ヨアソング):(名曲および名盤・セカンドアルバム)
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この曲は日本で1971年に発売されヒット・チャート1位に輝いた佳曲。最近CMにも使われ若者も知っている名曲でしょう。ポール・バックマスターの弦楽器アレンジが叙情性を際立たせています。私にとっては「イエスイッツミー」と並び、脳裏から永遠に消えない旋律とメロディ!マイカラオケの定番

♪ユーチューブ視聴♪:「ヨアソング」 (僕の歌は君の歌)

グラミー賞でアルバム最優秀と新人賞にノミネートされた名盤、彼は一挙に世界に羽ばたきました。
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◆「フレンズ」(青春映画のサントラ盤)

      ....(左)映画「フレンズ」のサントラ盤LP  (右)映画主役のポールとミシェル(あ~恥ずかし)....c0119160_1723575.jpg
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            ♪ユーチューブ視聴♪:「ミシェルズソング」 (映画「フレンズ」挿入歌&映像)

1971年「フレンズ」という純愛青春映画(50オヤジが言葉にするのも顔赤らむフレーズ)が中2当時に公開(小さな恋のメロディもこの年に公開)されました。BGMがエルトンジョンと聞いて、授業が終わり即一人で映画を見に行ったけど、純情チックにドキドキしながら見たような記憶が。(プッ笑・・・、誰?)




◆「マッドマン」:(名盤・1971年)
                 
このアルバムこそ、レコードが擦り切れるくらい何度も何度も聴いた私の最もお気に入り名盤かもしれません。「怒涛を渡り行く狂人」という表題で、若いエルトンが瑞々しい感覚かつ真摯な姿勢で完成させた傑作です。とにかくアルバム構成・一曲一曲の質の高さが素晴らしい。(オススメ必聴)


          ....私の中では彼の最高傑作と崇めている名盤「マッドマン・アクロスザ・ウォーター」....
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ヒット曲の「可愛いダンサー」「リーヴォンの生涯」、壮大な音楽叙事詩「インデイアン・サンセット」と「マッドマン」、これもポールバクマスターの管弦楽アレンジが重厚な展開を見せ神がかりのような冴えをみせます。ラスト短編曲「グッバイ」も素晴らしい。まさに感動のエルトン最高傑作ですね。

♪ユーチューブ視聴♪:「リーボン」              ♪ユーチューブ視聴♪:「マッドマン」
  

♪ユーチューブ視聴♪:「可愛いダンサー」





★最強のパートナー「バーニー・トーピン」
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エルトンの盟友は作詞家バーニー・トービン、彼とのコンビはロック界最高の作曲コンビとも言われ、初期の名バラードを数多く生みました。1970年前半の黄金期はこの2人で築き上げたようなものです。(ホモの間柄とも言われたけど・・) ちなみにエルトンは実際に同性愛者で2005年に男性と結婚しています。エルトンの出身地が英国「ミドルセックス州」というのも意味深ですな。(笑)c0119160_1722535.jpg
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◆「ホンキーシャトー」&「ピアニストを撃つな」(名盤・1972年)

        ....「ホンキーシャトー」↓(5枚目・1972年) 「ロケットマン」が大ヒット....c0119160_1742582.jpg
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             ....(右)「ダニエル」「クロコダイルロック」を輩出した名盤「ピアニストを撃つな」(1972年) ↑....

名曲「ロケットマン」は初の全米NO1に輝き、その後「ダニエル」「クロコダイルロック」「土曜の夜は僕の生きがい」などのヒットを連発します。アルバムも「ホンキー・シャトー」から連続して全7作が全米NO1(1972~1975)、まさにこの頃が彼の黄金期であり、小生もロックに嵌まっていきます。

♪ユーチューブ視聴♪:「ロケットマン」 (アポロ11号・月面着陸賛歌)


♪ユーチューブ視聴♪:「ダニエル」              ♪ユーチューブ視聴♪:「クロコダイルロック」 
  



◇◆「黄昏のレンガ路」:(名曲および名盤・1973年)

       ....(左)「黄昏のレンガ路」(洋題:グッバイ・イエロー・ブリックロード)(1973年)....c0119160_17481232.jpg
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このアルバムは彼の才能全てが発揮された頂点傑作と云われます。LP2枚組のトータルアルバムになっており、「黄昏のレンガ路」は最高の名曲です。高校1年・クラスのクリスマス会で幹事がこの名作曲を流しており思い出深い・・。ダイアナ妃追悼曲の原曲「キャンドルインザウインド」も入っています。全ての曲が素晴らしく見事な作品集、あらためてエルトン・ジョンの偉大さを実感させられました。

♪ユーチューブ視聴♪:「グッバイ・イエロー・ブリックロード」 (黄金のレンガ路)





★崩れゆく「初期エルトンジョンのイメージ」c0119160_17555213.jpg
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しかしエルトンが世界的にメジャーになるにつれ、小生の感情移入はだんだんと醒めていきます。
最初に述べたように、「憂いを秘めた吟遊詩人」のイメージがどんどんと崩れていったからです。
そう・・・、「憂いを混めたギンギン奇人」となっていく彼の変貌ぶりに落胆していきました。(泣)

♪ユーチューブ視聴♪:「僕の瞳に小さな太陽」



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髪の毛はどんどん薄くなり、それに反比例するように肥満度・ギンギラ度はどんどん増して見たくないファンキーな姿になっていきます。日本公演ではアヒルの被り物を着ながらバラードを歌ったらしいですが・・。やめてくれ~!俺の憧憬・洋楽への誘い人はこんな奴じゃね~!(泣)曲は美しいけど

      ....「キャプテンファンタスティック」(1975)↓ビートルズ名曲「ルーシーインザスカイ」が初登場1位に...c0119160_1864026.jpg
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        ....憂いを秘めた大作「蒼い肖像」(1976)、名曲「悲しみのバラード」「トゥナイト」↑...  


♪ユーチューブ視聴♪:「ルーシー・インザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイアモンド」 (ビートルズの名曲)


♪ユーチューブ視聴♪:「60イヤーズ・オン」       ♪ユーチューブ視聴♪:「悲しみのバラード」
 



★低迷の80~90年代、そして再び復活
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その後復活しますが80年代に入るとやや低迷・・この頃光る曲は「ブルーアイズ」「悲しみのニキタ」「ブルースはお好き?」「サクリファイス」。本来の彼の姿(美しいボーカル・メロディー)が滲み出ています。デュオンヌ・ワーウィックとのデュオ曲「愛のハーモニー」がグラミー賞に輝いたのもメモリアル・・。

♪ユーチューブ視聴♪:「ブルースはお好き?」        ♪ユーチューブ視聴♪:「サクリファイス」
 

80年後半からはドラッグやアルコール依存症・過食症が深刻化し、彼の心身を蝕んでいきます。しかし90年中盤から、ディズニー映画「ライオンキング」の主題歌「愛を感じて」(1994)再び彼は勢いを取り戻していきます。故ダイアナ妃葬儀で熱唱した「キャンドルインザ・ウィンド」(1997)はCD売上数が2千万枚超の世界的な大ヒットとなり「ナイト称号」も得ました。大復活してよかったね~!祝

♪ユーチューブ視聴♪:「愛を感じて」              ♪ユーチューブ視聴♪:「キャンドル・インザ・ウィンド」
 
(映画ライオンキング主題歌)              (ダイアナ妃・追悼歌)



★おわりに

清廉だと思った「初期エルトンジョン」、そのイメージを永遠に保ってほしかったというファンは多いと思います。しかし彼の溢れ出る才能はその領域にとどまることができなかったのでしょう。奇行・おふざけ姿には落胆した時期もありましたが、小生にとってはやはり洋楽のルーツ・恩人・・、感謝と尊敬!カラオケでは初期エルトンの姿を思い出し、彼の名曲を味わいながら歌ってしまいます。c0119160_18135568.gif
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                               おわり(09.1.24)




                *次回は伝説のハードロックバンド「レッドツェッペリン」を紹介します。c0119160_18154017.jpg

  by rollingwest | 2009-01-24 16:07 | 洋楽(ロック・POPS) | Comments(52)