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<2015年9月>長崎・上五島・雲仙の旅③:祈りと大自然の島「上五島」を巡る

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★長崎旅は祈りの島「五島列島」に舞台を移す


2015年9月、カミサンと2人で巡った長崎旅行(長崎市内・上五島・雲仙島原)の第3編を公開します。「長崎教会群とキリスト教関連遺産」・世界文化遺産登録は紆余曲折(コンセプト不明確と指摘受け)の末、 2018年に推薦延期となりました。本シリーズ(全5編)もそれに合わせ3年越しの悠長な公開とします。


  .....2015年9月「風頭公園」の竜馬像にて。長崎旅は市内2泊、上五島、雲仙島原に各1泊.....
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カミサンとの2人旅は久しぶり!最近は旅同伴にサッパリ付き合ってくれない彼女も今回提案には飛びついてくれました。実は新婚期に家族ぐるみで交流していたT先輩が上五島で勤務しており、「先輩が定年退職を迎える前に行っておかないともう一生見られない場所だぞ」と説得して成功実現!

                           長崎・上五島・雲仙の旅①:「長崎市街探索」(前編)


     .....長崎教会遺産群は2018年の世界遺産指定実現に向けてリベンジで再申請中....
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長崎市内の観光巡りを満喫・堪能し、いよいよ五島列島旅へ出発!心配した台風もなく快晴の好条件。長崎港「大波止ターミナル」に入って乗船手続を行い夕方出発の観光フェリーに乗り込みました。

                           長崎・上五島・雲仙の旅②:「長崎市街探索」(後編)
 

   .....長崎港「大波止ターミナル」(背景は稲佐山)を夕方の便で五島列島へと向う!いざ出発.....
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★上五島に到着、世界遺産候補「頭ヶ島天主堂」へ


RWが今まで体験した島旅は佐渡ケ島、利尻・礼文島、伊豆大島・三宅島・神津島・八丈島、竹生島、今回初の九州・東シナ海の島旅が実現!自然と信仰溢れる島へ旅する気分は特別な感慨!


 .....観光フェリーは長崎湾を進み「女神大橋」の下をくぐり外海に出て祈りの離島「上五島」へ!.....
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1時間40分の航行、中通島(五島列島の北端)が見えてきた!新上五島の玄関口・鯛ノ浦港に降り立つとT先輩がお出迎え。お久しぶりですネ~!先輩は現在、上五島石油備蓄基地サービスの社長の要職にあり地元観光への貢献も大きい方。島の名店で美味しい料理を御馳走になりました。


 .....(左)鯛ノ浦港に到着、T先輩が出迎えてくれ夜は御馳走に預かる (右)ホテルメリッサに宿泊.....
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翌朝T先輩にホテル前にマイカーで出迎え頂き、島内の特別ナビ観光が早速スタート!まずはお薦めの遠浅風景が美しい「蛤浜」を見せてもらいました。潮の満引きが大きい砂浜の干潮絶景に感激!


    .....翌朝、T先輩の車に乗って島内巡り出発!まずは遠浅の白浜「蛤浜」をご案内頂く.....
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次は上五島のメイン見所「頭ケ島天主堂」へ!世界遺産登録後の観光交通を見据えて上五島空港(現在休業中)を基点としたシャトルバス運行がトライ実験されています。ここで乗り換えて、いざ出発~!


    .....五島列島の風光明美な風景に驚嘆!頭ケ島(kasiragahama)の天主堂へと向う.....
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     .....頭ケ島天主堂へは上五島空港(現在休業中)でシャトルバスに乗り換える必要あり.....
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世界遺産構成資産の筆頭的な教会「頭ケ島天主堂」は石造りの珍しい姿を見せています。戦国時代、五島支配の城主がキリスト教布教を認め一時は2千人の信者がいましたが幕府禁教令で没落。その後、鯛ノ浦キリシタンが迫害を逃れて住み着き、明治初期に仮聖堂を置かれたのが始まりです。


   .....(左)「頭ヶ島天主堂」全国的にも珍しい石造教会 (右)五島キリシタン復活信仰顕彰の碑.....
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     .....江戸時代後期、五島荒地開墾移住で外海から潜伏キリシタンが集落を築く.....
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上五島領だった頭ヶ島は江戸末期の入植で潜伏キリシタンが増加しましたが、明治初めの弾圧(五島崩れ)が起き信者は拷問を受け島民全員が島を一時脱出しました。迫害が終わり、当地に戻ってきたキリシタン達は島の石を切り出し1917年に完成させました。(2001年に国の重要文化財に指定)


         .....頭ヶ島天主堂近くにはキリシタン墓地、美しい海岸風景に見惚れる.....
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★矢堅崎から若松島へ!(五島リアスの美しい大自然&教会群を満喫)


次は北東部にある「矢堅崎」と「青砂ケ浦天主堂」を目指します。途中に「坂本竜馬ゆかりの広場」があるので案内してもらいました。龍馬が海に向って祈りを捧げているとは珍しい!練習船の遭難で亡くなった12名の同士の死を悼んでいる姿とのこと。そして、いよいよ矢堅崎が見えてきた!


  .....(左)坂本竜馬ゆかりの広場 (右)美しい海岸線を走ると矢堅崎の岩が見えて来た!.....
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矢堅崎には上五島の名産品を販売する「矢堅目の駅」があります。隣接する「矢堅目の塩・製造所」は五島海水を汲み上げ十分な時間と手間を掛け作っています。まさに手塩をかけて・・。T先輩は製塩社長と懇意でありその精製する工程をジックリ見学させてもらう貴重な機会を頂きました。


    .....「矢堅目の塩・製造所」、五島列島の海水を天日乾燥させジックリ精製された天然塩.....
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   .....上五島産品館「矢堅目の駅」、あご(トビウオ)・うどん、地元産の肉・餅、教会の模型も!.....
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いよいよ矢堅目崎へ!海へ突き出た出円錐形巨岩が眼前に迫る展望所からは、自然の景色や星空を眺めることができます。美しい夕陽や星空が眺められる地元民だけが知る超穴場SPOT


  ..... 「矢堅目展望所」(夕日・星空が美しい場所)に立つ。矢堅崎の円錐形奇岩が目の前に迫る.....
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次は「青砂ケ浦天主堂」を訪問しました。明治初期に初代教会(木造)が建てられ、1910年には信徒が総出で煉瓦造りの教会を新たに建設しました。均整のとれた構造で風格もあり感動的な姿!教会堂は「祈りの場」、見学マナーを守り厳粛な雰囲気の中で観光してほしいとT先輩のお言葉・・


     .....「青砂ケ浦天主堂」(国指定重要文化財)へ!煉瓦造りの重層屋根構造の教会堂.....
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「中ノ浦教会」は海沿いに立つ木造教会(大正14年建立)で、波静かな中ノ浦湾に優美な姿を映しています。メルヘンチックな外観と同様に、堂内も明るく華やいだ雰囲気に満ちているネ~。隣接の若松島にある「若松大浦教会」は小さな民家風教会で見逃してしまいがちな程、質素な佇まいでした。


         ....中通島の美しい海岸を見ながらドライブ、「中ノ浦教会」が見えてきた!.....
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   .....(左)メルヘンチックな外観「中ノ浦教会」 (右)隣接の若松島には素朴な「若松大浦教会」.....
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若松島(面積31km2)は、五島列島中央部に位置し中通島とは若松大橋で結ばれています。火山活動で出現した五島の島々は入り江が食い込んだリアス式海岸で島全体に山岳が連なる風光明媚な島。複雑に入り組んだ地形は西海国立公園に指定され、漁業の島としても栄えてきました。


       .....(左)若松島へ渡る (右)リアス式地形の若松島の大自然の美しさに感動!......
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   .....若松島と中通島は「若松大橋」(平成3年開通)で結ばれる。橋欄干からのT先輩とカミサン.....
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     .....リアス式島湾の大パノラマ!こんなお宝物場所は一般観光じゃ来れない穴場!万歳~.....
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「桐教会」は外海地方より移住した信徒により信仰の種がまかれ、明治30年に中五島エリアでは最初に設立された巡回教会です。聖堂は昭和33年に改築されたお洒落な姿。目の前には美しい海風景が広がっています。教会はまだ沢山ありますが全てを廻るには相当の時間を必要とします。


         .....中五島に初めて設立された「桐教会」、目の前の海が美し過ぎる!.....
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       .....(左)信仰の先駆者顕彰碑文 (右)明治30年に造られた美しい「桐教会」....
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     .....桐教会からの真下に見えるリアス式湾内のミニ漁港、実に絵になっているなア・・.....
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★鯛ノ浦へ戻り、先輩とお別れ!フェリーで再び長崎へ


充実・濃厚な島観光を満喫後、夕方の長崎行きフェリー時刻も近付いているので再び鯛ノ浦へと戻ります。T先輩は鯛ノ浦周辺の見所も丁寧な案内。樹齢650年のあこう樹(奈良尾神社)にはビックリ


    .....(左)再び中通島の鯛ノ浦へ戻る (右)鯛ノ浦の名所・あこう樹(奈良尾神社).....
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まだフェリー時刻に余裕があるので、T先輩は最後に鯛ノ浦教会へ案内してくれました。明治13年にパリ宣教会によって建立。敷地内に聖地ルルドが設置され、慈愛の微笑みを湛えるマリア像が鎮座


      .....ラストの訪問は「鯛ノ浦教会」(沢山のマリア像)や鷹ノ巣キリシタン殉教碑を見学.....
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たった1日でこれ程多くの教会を巡り島の大自然を堪能させて貰い大感激でした。一般観光ツアーでは絶対見られない魅力の穴場ばかり!やはり島内を熟知し計画的に丁寧な案内を頂いたT先輩がいたからこそ!御礼挨拶をして長崎行きフェリーに乗り込みお別れしました。本当に感謝です!


         .....(左)上五島の歴史・大自然を十分満喫し、鯛ノ浦から長崎へ戻る.....
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       .....長崎港・大波止ターミナルに到着、景色は一変!再び美しい夜景と賑いの街へ.....
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江戸時代初期のキリシタン弾圧を描いた遠藤周作の「沈黙」(日本文学最高峰と評価)が映画化され「沈黙-サイレンス」が1月21日に全国公開されます。ハリウッドと日本の技術・才能が融合された壮大な映像の歴史大作でアカデミー賞候補になるかも・・!早速カミサンと一緒に鑑賞したいと思います。


    .....映画「沈黙-サイレンス」(巨匠スコセッシ監督、原作・遠藤周作)、長崎外海や五島が舞台.....
                  

2018年は「長崎教会群とキリスト教関連遺産」が世界文化遺産登録されると期待しています。続篇(雲仙・島原の旅)は登録祝賀を込めて来年公開にしたいと思います。気長にお待ち下さいネ~



                                                       おわり

  by rollingwest | 2017-01-15 17:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(138)

<2015年9月>カミサンと長崎・上五島・雲仙の旅②:「長崎市街探索」(後編)

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                        長崎・上五島・の旅(その1):「長崎市街探索」(前編)より続く


今回は長崎旅(昨年秋)の続編をレポートします。文化庁審議会は2018世界文化遺産登録を目指し「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の推薦を7月25日に決めました。前回ユネスコ中間報告では現状推薦内容に問題ありとの指摘を受け苦渋の撤回。しかし挫折後に再び希望の光が灯った訳だネ~


    .....長崎教会のシンボル「大浦天主堂」、教会遺産群の世界遺産指定に向けてリベンジ!.....
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8月を迎え、広島・長崎原爆投下を思い起こす日も再びやってきます。9日は長崎・平和祈念像前で犠牲者式典が行われますが、今年5月オバマ大統領が広島訪問という画期的な出来事もあり長崎も感慨深い年に!本記事冒頭は長崎原爆資料館や被爆痕跡の見学レポートをお届けします。


    .....(左)原爆犠牲者の冥福を祈る「平和祈念像」 (右)原爆爪痕「浦上天主堂マリア像」....
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★「長崎原爆資料館」で核の恐ろしさを目の当りに・・


当館は、被爆直後の惨状記録や原子爆弾模型や長崎市内のジオラマ等)があり、核兵器開発の歴史、原爆投下に至った経過、被爆から現在の長崎復興、核なき平和希求等のストーリ―がわかりやすく解説されています。まず登場するのは「旧・浦上天主堂」の瓦礫と被爆した無残なマリア像!


    .....(左)「長崎原爆資料館」のエントランス (右)入口に「被爆直後の旧・浦上天主堂」が再現....
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   .....(左) B29爆撃機から投下された原爆のモニュメント (右)長崎に投下された原爆「ファットマン」....
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昭和20年8月9日、B29爆撃機は攻撃目標の北九州上空に到達したものの天候不良で視界が効かず長崎へ方向転換。雲の切れ間に三菱重工長崎工場群を発見し爆弾を投下したのです。米国記録の原爆炸裂直後の「きのこ雲」や市内から撮影された大爆発の写真が残ってるとはビックリ・・!


      .....爆弾が投下されるまでの経過がジオラマで再現、浦上天主堂の上空で原爆炸裂....
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    .....(左)米軍撮影の「きのこ雲」 (右)長崎市内から撮影された爆発、よくもこんな写真が・・....
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原子爆弾は松山町上空500mで炸裂!工場民家の密集する浦上地区を閃光で覆い、強大な爆風放射線は全てを一瞬のうちに破壊し焼き尽くしてしまいました。熱線で爆心地温度は4千度に達し爆風は爆心地から1km離れた所も秒速170mを記録。数々の惨状写真を見て言葉も出ず・・


      .....原爆直後に壊滅状態となった長崎市内の写真、おびただしい遺体は目を覆う光景....
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         .....(左)旧・浦上天主堂の無残な姿 (右)破壊された時計・融けたガラス瓶....
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日本の戦争突入の経緯、各国の核兵器保有数、核に対する反対運動の歴史なども解り易く説明されています。北朝鮮の金正恩には是非この資料館を見てもらい心を改めてもらいたいものだ。


     .....原爆に破壊尽くされた長崎、叫喚阿鼻地獄の写真・絵画がズラリ展示、カミサンも言葉なし....
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         .....地獄の炎に焼き尽くされた街、山王神社の「一本柱鳥居」は今も残っている....
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★「爆心地公園」~「浦上天主堂」~「平和祈念公園」他


爆心地北側の小高い丘に有名な「平和祈念像」が鎮座する「平和公園」があります。戦争を二度と繰り返さぬ誓いと世界平和への願いの聖地、ついに祈りのブロンズ像に対面することができました。


     .....(左)「平和公園」の噴水 (右)長崎市民の願いを象徴する青銅製「平和祈念像」....
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今年5月オバマ大統領が広島平和公園を訪れ被爆者を慰霊し平和を誓いました。原爆写真・映像を見ると絶対許せない大罪だが大統領の心籠った演説で日本人も寛大な心で少し癒されたのでは・・。過去の悲惨な歴史を踏まえつつ未来志向になることが大切!執拗過ぎる中国・韓国もそんな心境にならないのかネ~。オバマさんには大統領退任後も長崎平和公園を是非とも訪問してほしいものだ。


      ....2016年5月、オバマ米国大統領が広島訪問。名演説を行い被爆者と抱き合った....
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         .....(左)公園中央部にある「平和の鐘」 (右)平和祈念像の背中を映してみる....
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爆心地公園の中心地の上に立ってみよう!天主堂へ向かって左川横には爆風で吹き飛ばされた双塔(左側鐘楼)の残骸があります。感慨深く当時の惨状を思い馳せながら対面。次は原爆被害に直撃された悲劇の教会「浦上天主堂」を訪ねてみることにしました。


        .....(左)原爆の爆心地に立つカミサン (右)旧・浦上天主堂の遺構が移築されている....
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天主堂周辺には熱線で黒く焼け焦げ鼻や頭部を欠いた聖人石像、外観正面入口に原爆遺構の「悲しみの聖母」「使徒聖ヨハネ」像!旧浦上天主堂を設計した神父が自ら彫刻したものらしい。


     .....原爆に直撃された旧「浦上天主堂」の無残な遺構、復興された現・天主堂の外観・内部....
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天主堂近くには「如己堂」(永井隆記念館)。長崎市名誉市民永井隆博士が子供と住み自らの病室兼書斎として生活した家。ここから世界中の人々に戦争の愚かしさと平和の尊さを発信したのです。少し距離を歩くと原爆風に耐えて今も立つ山王神社「一本柱鳥居」に出会うことができます。


      .....「如己堂」&「永井隆記念館」、「己の如く隣人を愛せよ」という意味が由来とのこと....
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        .....山王神社「一本柱鳥居」の姿は原爆に強く抗議する象徴的な光景にも見える....
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★再び長崎市電に乗って長崎市内の見所を見学周遊


長崎市内は本当に見所満載。全名所をジックリ見て回るのは2~3日は必要とします。やはり交通手段は長崎市電を使う方が有効!市内観光は何度も使用できる1日券を購入することがお薦め


       .....長崎市電路線図、市内観光は市電で廻ることがお薦め、こまめに電車が来ます!.....
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長崎のシンボル橋は「眼鏡橋」。興福寺の黙子如定禅師が中島川に架設した日本初のアーチ式石橋、川面に映る双円姿がメガネに見えることが由来。日本三名橋に数えられる国の重要文化財


        .....長崎のシンボルの一つ「眼鏡橋」。日本三名橋(日本橋&錦帯橋)に数えられる名橋....
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シーボルトゆかりの「鳴滝塾」の隣に「シーボルト記念館」(赤煉瓦洋館)や「長崎新地中華街」も訪ねてみたかったのですが、今回は時間切れ。次回リベンジ訪問時のお楽しみにしたいと思います。


             ....「長崎新地中華街」(横浜・神戸と並ぶ日本三大中華街の一つ)....
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    ..... シーボルト記念館は今回行けなかったが次回の長崎リベンジで必ず訪問して見たい。....
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長崎出身の有名人といえば、昨年ついに結婚してマシャロス現象を巻き起こした福山雅治、次はさだまさしですかネ~!いしだあゆみは横浜イメージが強かったが長崎出身だったのか!前川清は「♪長崎は今日も雨だった~」が定番曲なので納得!色々な方がいますね~。でも長崎出身の方は皆、故郷を愛し地元に対するプライドが高い印象を受けます。


             .....長崎出身の有名人達①:左から、福山雅治・さだまさし・美輪明宏....
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         .....長崎出身の有名人達②:左から、吉田麻也・大仁田厚・いしだあゆみ・前川清....
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★鎖国時代で唯一の海外門戸「出島」の歴史を知る


江戸期の鎖国時代、海外との貿易・文化交流は長崎「出島」が2百年間で唯一の窓口でした。当時は埋立地の人工島でしたが、現在は周囲が埋め立てられ島という印象はなく市街地の一角・・


       .....(上)「出島資料館」の復元整備事業が進む (下)ジオラマ模型が当時の姿を再現....
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現在は「出島和蘭商館跡」として復元整備が着々進み、出島歴史が学習できる施設が充実しています。1階は歴史と貿易品の数々、オランダ商館員の生活などの資料が紹介されていました。


         .....(左)「出島資料館」の展示物は実に充実! (右)江戸時代の貿易商人の行列....
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      .....(左)国旗を掲げるオランダ貿易船が続々と入港 (右)甦る出島、当時の姿が復活!....
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オランダ商館員との晩餐会が再現され当時の姿が!その他出島全体のミニ模型・貿易商品・石倉・船頭部屋など次々と展示物が現れてきました。ここもジックリ見れば2時間以上は必要かも・・・


             .....(左)出島和蘭商館の内部 (右・下)オランダ人との晩餐会風景....
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★長崎港「大波止ターミナル」から上五島へ!


2日間で相当欲張り長崎市内の見所を廻りましたが、もう今日夕方に上五島へ渡らなければならない。長崎港「大波止ターミナル」に入って乗船手続きを行い17時出発の観光フェリーに乗り込みます。


         .....長崎港「大波止ターミナル」、湾の背景には稲佐山が長崎の街を見守る....
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         .....夕方の便で五島列島へと向う!フェリーに乗り込み長崎港をいざ出発....
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観光フェリーは長崎湾を進み「女神大橋」の下をくぐり外海へ!航路途中で「明治日本の産業革命遺産」に登録された三菱長崎造船所のジャイアント・カバチクレーンも遠くに見える。今回は時間がなく訪問叶わず・・。軍艦島もいつか渡ってみたいので、もう一度長崎に来てジックリ見学しようと思います。 


    ....「明治日本の産業革命遺産」 (左)ジャイアント・カバチクレーン (右)第三船渠 (下)軍艦島....
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次回からのレポート(第3~5編)は「長崎の教会群とキリスト教関連遺産群」のハイライト「五島列島の教会」や大自然を紹介します。一番最後の「雲仙や島原」の記事公開は世界遺産に目出たく登録された2年後(2018年)の公開になるかな・・・。気長にお待ち願いま~す!(笑)


            .....長崎崎港の橋梁「女神大橋」をくぐり、離島「上五島」へと渡る.....
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       ......3日目(上五島)は世界遺産候補「頭ケ島天主堂」を見学(次回レポート予定).....
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-08-02 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(104)

<2015年9月>カミサンと長崎・上五島・雲仙の旅①:「長崎市街探索」(前編)

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★九州シリーズは「長崎・上五島・雲仙の旅」全5編のレポート開始


最新の九州旅は先日の「宮崎県:山旅・歴史旅」(2015年5月)第5編において漸く完結しましたが、今度は同年9月カミサンと一緒に周遊した長崎旅行記事(長崎・上五島・雲仙)の執筆を開始しました。コチラも全5編となりますが、1年以上かけてダラダラと紹介して行きますので気長にお付き合い願います。


           ......(左)出島記念館 (中)眼鏡橋 (右)亀山社中跡の竜馬・肖像画.....
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  ...原爆投下された長崎の象徴「平和祈念像」、戦争を絶対繰り返さぬ誓い・世界平和の願い.....
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旅の契機は長崎教会遺産群の世界遺産登録が実現しそうなので、観光客で大混雑になる前に訪問しておこうという目算からでした。しかし先日のユネスコ中間報告は世界遺産価値を十分認めながらも現状の推薦内容には問題ありで申請見直し指針が出されました。まあ「急がば回れ」ですかネ~


  ......長崎教会のシンボル「大浦天主堂」、教会遺産群の世界遺産指定実現に向けてリベンジ!.....
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カミサンとの2人旅は何年ぶりかな・・?最近は旅同伴にサッパリ付き合ってくれないカミサンも今回の長崎旅には飛びついてくれました。実は新婚期に家族ぐるみで交流していた先輩が上五島で勤務されており定年退職が近く、「早く行かないと離島旅のチャンスを逃すぞ~」と提案して功を奏したのです。


      ......長崎の離島「上五島」にも渡航、世界遺産候補「頭ケ島天主堂」を見学.....
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9月シルバーウィーク5連休に照準を合わせて長崎市内2泊、上五島、雲仙島原に各1泊の綿密計画を作成。中々行く機会がない所なので今回も大いに欲張ったスケジュールでした。普賢岳も登頂できたし、広範地域を濃密に効率よく回ることができてよかった!「島原の乱」等の史蹟も世界遺産候補です。


       ......(左)「雲仙普賢岳」(200名山)にも登頂 (右)「雲仙温泉地獄」を巡る.....
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    ......キリスト教徒弾圧に耐えかねて起きた「島原の乱」(天草四郎を擁立)の史蹟も訪問.....
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★【1日目】:夕方に長崎入り、百万ドル夜景を満喫


さて早速にレポートをスタートさせましょう。1日目は長崎夜景、2日目は長崎市内観光(前編)となります。今回もANAの早割予約なので夕刻便しかありませんでしたが、5連休中で片道航空チケット22千円/人はやはり安い!長崎空港からリムジンバスで長崎市内へ・・!大村湾の夕焼けが実に綺麗でした!


   ......(左)羽田空港を16時出発 (右)夕暮れの長崎空港からリムジンバスで長崎市内へ.....
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5連休初日なので大波止桟橋周辺は夜イベントが多く開催されており実に華やか!夕食を摂った後は早速タクシーに乗り込み百万ドル宝石「長崎夜景」(函館・神戸と並ぶ日本三大夜景)を見に行こう!


        ......(左)夜の帆船イルミネーションは美しい (右)大波止アーチ橋夜景.....
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稲佐山公園は標高333mの山上公園、噂通りに素晴らしい夜景でした!長崎港を山が囲み港湾・工場施設・民家の光と合わせ集中的に光が凝縮しています。2012年香港・モナコとともに世界新三大夜景に選ばれただけあるな~!さて明日もスケジュールが過密、ビジネスホテルにチェックインして早めに就寝


      ......タクシーで稲佐山へ、日本三大夜景・長崎の宝石を散りばめた夜景を満喫.....
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★【2日目】:オランダ坂から大浦天主堂・グラバー園へ


5連休は好天予報で気持のいい朝だ!長崎市内観光SPOTは沢山ありますが、路面電車の1日券(何と500円)でグルリと廻われます。旅の時間は限られているので、リーズナブルで効率的に行こう~♪


  ......朝の長崎駅、背景の山が「稲佐山」、長崎市内には路面電車が張り巡らされる.....
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    .....長崎市電路線図、市内観光は何度も使用できる1日券(500円)の購入がお薦め.....
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まずはカミサンが一番行きたがっていたオランダ坂からスタート!異国情緒溢れる東山手に位置し、外国人居留地一帯(活水学院と英国聖公会会堂跡前周辺)の坂道を総じて「オランダ坂」と呼称されます。江戸・明治期は出島に住む西洋外国人(呼称オランダさん)がよく通行していた道だったことに由来


          ..... 東山手洋風住宅群から、カミサンが憧れていた「オランダ坂」へ!.....
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   ......長崎が坂の街だということを再認識、よくもこんな急坂を毎日通勤通学できるなア・・.....
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次は本日のメイン「大浦天主堂」へ・・天主堂下の電停から坂を登って行こう!途中に長崎ちゃんぽん発祥店「四海樓」(1899年創業)の立派なビルが現れました。長崎の中国人留学生のためにボリューム・栄養・安さを兼ね備えたメニューを初代・陳平順氏が考案し当初は「支那うどん」と呼ばれたとのこと


        ......(左)大浦天主堂下の電停風景 (右)長崎ちゃんぽんの発祥店「四海樓」.....
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  ......大浦天主堂へ向う石段坂道、土産物店が並ぶお洒落な道、朝の空気が実に爽やか!.....
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ついに憧れの「大浦天主堂」が出現!在留外国人のために建設した日本最古の木造ゴシック建築で実に気品があるネ~!開館前に到着、上部坂に近接する「グラバー園」へ先に足を延ばしてみよう。


   .....世界遺産候補「大浦天主堂」、隣接は「グラバー園」、開場時刻前に到着し周辺を散策.....
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昨年すでに世界遺産登録された「グラバー園」(明治日本産業革命遺産)は観光客が多く混雑が予想されるので今回はパス。RWは20年前に内部見学したのでネット写真を貼付けて簡単に概略紹介


     ......遂に世界遺産に登録された「グラバー園」、20年前訪問した懐かしい場所.....
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「旧グラバー亭」は江戸末期に建てられた日本最古の洋風住宅(国の重要文化財)、英国人トーマス・グラバーの事績録や写真、所縁品等が展示。「尊皇攘夷」混乱期に薩長・尊皇派に賛同、坂本竜馬・伊藤博文等を応援し、維新後は数々の産業開発で日本近代化に貢献した歴史的重要人物です。


    ......明治維新のキーマン「グラバー」は実はフリーメイソンの武器商人。裏の顔を持つ黒幕.....
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大浦天主堂の正式名称は「日本二十六聖殉教者堂」。1864年フランス人宣教師が建設。世界宗教史に残る劇的な「信徒発見」の舞台でもあります。禁教時代に教会は取り壊され信者は弾圧改宗させられましたが密かに信仰を守る潜伏キリシタンが息づき、明治時代になって天主堂で告白したのです。


       ......大浦天主堂の石階段を登り見学、教会見学。26聖人の絵も飾られる.....
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日本二十六聖人とは、1597年・豊臣秀吉の命令により、長崎で磔の刑に処された26人のカトリック信者。日本でキリスト信仰を理由に最高権力者の指令で処刑が行われたのは本事件が初めてでした。


        ......(左)聖フィリッポ教会 (右)隣接する「日本二十六聖人記念館」の全景.....
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二十六聖人が磔処刑された殉教地は長崎駅前の小高い丘の上で「日本二十六聖人記念館」がありました。Fザビエルによる布教から弾圧・殉教、隠れキリシタンが潜伏した日本でのキリスト教歴史を紹介。ザビエル書簡や踏み絵等、貴重な資料が展示されています。近くの聖フィリッポ教会も不思議な建築・・


      .....二十六聖人の殉教、潜伏キリシタンの祈りから明治期の復活歴史等が語られる.....
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★エキゾチックな寺社が続々登場!何でもありでゴッタ煮の長崎・異国情緒


鎖国時代の江戸幕府は長崎出島を唯一の貿易窓口としたためオランダ人・中国人の歴史文化がゴッタ煮で混在しました。オランダ坂近くには孔子廟・中国歴代博物館廟がありましたが、朝早くて開業しておらず外観写真だけ撮影。内部には孔子像、72賢人像、中国歴代博物館が併設されています。


   .....(左)長崎市内は見所が多過ぎて1日では廻り切れない (右)孔子廟・中国歴代博物館廟....
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二十六聖人地から諏訪神社へ向う道は筑後通り(長崎の寺町)で唐風寺院が隣接します。本蓮寺は階段上に本堂があり長崎らしい坂上のお寺だネ~。ここは幕臣の勝海舟が長崎に長期滞在した居宅があります。開国派の海舟は軍術・航海術を学ぶため長崎海軍伝習所に通っていました。


       ......長崎には日本のお寺で見所ある場所も多くあり、勝海舟が滞在した「本蓮寺」.....
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長崎の寺町尾巡りを坂上から俯瞰すると巨大な観音様が立っているではないか!原爆被災者と戦没者の冥福を祈って建てられた「万国霊廟長崎観音」が静かに長崎の街を見守っています。観音様は福済寺境内にあり巨大な亀(まるで銀色ガメラ)の上に鎮座する~凄い光景!


          ......長崎市内を見守るように巨大観音が屹立する「福済寺」の遠景.....
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   ......「福済寺・萬国霊廟観音」は巨大亀の上に乗っている!まるで銀色のガメラではないか!.....
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さらに進むと中国風のお寺が3つあります。鉄心禅師が建立した「聖福寺」、インゲン豆で有名な隠元禅師の「興福寺」、真っ赤な建物で完全に中国の寺そのもの「祟福寺」、全て中国南宋期の禅寺(黄檗宗)であり、先の巨大亀「福済寺」も合わせて「福」の字繋がりで「長崎四福寺」と呼ばれています。


        ......さらに奥へ進むと「聖福寺」、隠元禅師に所縁ある「興福寺」.....
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     .....シナ寺と呼ばれる「祟福寺」、真っ赤な楼門・三解脱門(国の重要文化財三門.....
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「長崎くんち」は長崎の氏神「諏訪神社」の秋季大祭。遊女の神前納踊(国指定重要無形文化財)が始まりらしい。異国趣味モノが多く取り入れられ年々と盛んになり、江戸時代での豪華絢爛な祭礼として発展しました。神社祭りでこれだけ中国風も珍しい!さすがゴッタ煮文化の長崎だネ~!


         ......毎年10月7日~9日に行われる 長崎最大のお祭り「長崎くんち」.....
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           ......「長崎くんち」は市の氏神様である長崎諏訪神社の秋の大祭.....
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★坂本竜馬が起こした商社「亀山社中」を訪ねる


午後は坂本竜馬が長崎で立ち上げた商社「亀山社中」(海軍物資を交易)の跡地を訪ねました。若宮神社から赤鳥居をくぐって住宅地を上がっていくと竜馬坂の通り道に合流。ひたすら石階段が続きます。地元の人は慣れているのでしょうが、毎日こんな階段を上り下りする生活は大変だなあ・・


     ......赤鳥居が連続する住宅地の坂を登り坂本竜馬の亀山社中跡を目指す.....
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途中で坂本龍馬のブーツ像が出現!亀山社中創立130周年で建てられたもので実にドデカイ!目の前は展望台となっており面舵も設置されている!大船に乗った様な気持で長崎港を眺めました。


     ......竜馬通りに坂途中には「竜馬ブーツの展望台」、長崎市内が一望できる!.....
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風頭公園は坂を登り詰めた展望のいい公園で未来を見つめる竜馬像が悠然と立っています。坂本龍馬と海軍塾生同志達は海運貿易を行うため1865年「亀山社中」をここに設立しました。何でこんな場所に?と思いましたが長崎港や長崎奉行所が眺望できる情報収集として適地だったようです。


      ......(左)「風頭公園」の竜馬像 (右)「亀山社中記念館」に入って展示物見学.....
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当初の運営は順調でしたが次第に難題が山積、やがて土佐藩から資金援助を受けて「海援隊」に改称。実際は薩長両藩のため輸送・武器船舶購入と和解提供斡旋等、独自の活動をしたようです。


    ......(左)竜馬らが追手を逃れた屋根裏隠し部屋 (右)亀山社中ジオラマや多数の資料.....
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今回は濃厚・効率的に廻りましたが長崎はまだ見所が沢山あります。長崎市街(後編)は平和公園・長崎原爆資料館・浦上天主堂等をレポートします。次回公開は長崎原爆の8月初め頃になるかな・・


         ......グラバー園前の展望台から、稲佐山・長崎港の大パノラマが広がる.....
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-03-17 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(133)

<2015年5月>高千穂・日向(最終編⑤):神武天皇・宮崎神宮&日南海岸(後編)

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★「高千穂・日向の旅」も今回記事でついにフィナーレ!


昨年5月に訪問した宮崎レポート(日本200名山登山&神話探訪旅)・・・、ダラダラと1年間近くかけて掲載してきましたが、第5回目を迎え今回でようやく最終編となります。前回は尾鈴山(200名山)に登山し瀑布群を体験してきました。その帰路より日向灘沿いに南下していくルートから記事を再開


        ....矢研の滝(左)・次郎四郎滝(右)、尾鈴山系・瀑布群を満喫して下山....
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                                 第4編:「尾鈴山・西都原古墳・飫肥」より続く


    ....雨も上がり、尾鈴の山々を遥かに望み日向・都農から日向灘を望む海岸ルートへ向う....
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宮崎は山と海の国。日向灘は宮崎県東部沖の海で、黒潮が流れており青魚の回遊する好漁場です。また観光資源にも恵まれており、日豊海岸や日南海岸の国定公園の景観地は実に美しい~!


    ....(左)日向灘の遠浅浜辺に押し寄せる波 (右)波乗りを楽しむサーファー....
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      ....(左)日向灘に突き出す馬ケ背 (右)十字架海岸(クルスの海)、願い事が叶う名勝地...
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★神武天皇の東征出航地「美々津」


日向市「美々津」は是非とも訪ねたい場所でした。江戸・明治の白壁土蔵の町並み(重要伝統建物群)や文化遺産が残り、昔から海の交易拠点(廻船問屋往来)で繁栄し歴史を刻んでいたのです。


  ....(左)「美々津」は古い港町(景観保存地区) (右)深い歴史を持つ由緒ある「美々津港」....
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    ....景行天皇期からの歴史を誇る「立磐神社」、海上守護神を祀り航海安全でご利益あり....
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そしてここは「日本海軍発祥の地」であり、神武天皇(初代天皇:カムヤマトイワレヒコ)が大和地方に向けて東征の船出をした港です。詳細については神武天皇を祀る「宮崎神宮」の項で後述紹介します。


  ....神社鳥居脇に「日本海軍発祥地」の塔が堂々聳える!神武海軍船出の地として崇敬....
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        ....宮崎県中部を流れる「一ツ瀬川」、秘境・椎葉村の山岳地帯が水源....
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★日本神話「三貴子」(天照大神・月読尊・須佐之男尊)&「神武天皇」の生誕地と対面


美々津から宮崎に戻る途中には佐土原町があり、「佐野原」(sanobaru)の聖地「佐野原神社」が鎮座していました。ここは神武天皇(幼少名;佐野尊)の生誕地。神武天皇が生れたという伝説地は他にも数ヶ所ありますが、第3編「神々の里・高千穂」で紹介した「槵觸(クシフル)神社」もその一つでした。


     ....神武天皇・生誕地と伝えられる佐野原聖地、今は寂しき神社がポツンと存在....
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宮崎市内に戻ると、かの有名なリゾート「フェニックス・シーガイア」の高層ホテルが堂々聳え立っています。今日はもう時間がないのでバブリーなリゾートホテルの内部見学は明日の早朝にしよう・・。実は金満高級ホテルの隣接地にこそ、日本神話「三貴子」(天照大神・月読尊・須佐之男尊)の生誕地があるのです!


        ....宮崎市の大型リゾート施設「フェニックス・シーガイア」(高層ホテル&ゴルフ場)....
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シーガイアリゾート隣接に「阿波岐原森林公園」という市民公園があります。その園内に「江田神社」が鎮座し近くには御池(みそぎ池)があります。この池こそ天照大神・月読尊・須佐之男尊が生まれた聖地。県庁所在地の市民公園内に古事記に描かれた神々の生誕場所があるなんて意外なもんだなア~


      ....シーガイア隣接の「阿波岐原森林公園」に神々の生誕地「江田神社」が鎮座....
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江田神社は国道沿いの小さな神社、何でこんな地味なの?っていう雰囲気。一ノ鳥居・二ノ鳥居と参道を通りつつ実感するのは南国樹木の鮮やかな緑。二ノ鳥居をくぐるとすぐ正面が社殿ですが賽銭箱がポツンと置いてあるだけで全く飾り気がない・・。参拝を済ませて裏手の杜から池を目指します。


    ....江田神社からみそぎ池へ向う。森の中は広く道は整備されているが原始林の雰囲気....
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広大な森林道は整備されているが原始林の雰囲気が漂う。10分程歩くとパッと視界が開け、ついに三貴子誕生地「みそぎ池」が出現しました!古事記物語はイザナギが黄泉国から逃れた場面より繋がっており、死の国の穢れを清めるため九州まで来たイザナギは池を発見し禊で体を洗い始めます。


      ...死の穢れを洗い落とすためイザナギは御池(みそぎ池)中に入り身を清めた....
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                              「イザナギ黄泉の国」(出雲探訪記事)はコチラから

イザナギが御池の水に浸かりここで多くの神々が誕生しました。左目を洗うと光り輝く天照大神が、右目を洗うと清らかで威厳ある月読尊が、鼻を洗うと逞しい須佐之男尊が次々と出現!イザナギは天照大神に高天原を、月読尊に夜の国を、須佐之男には海原を、各自が支配するよう命じたのです。


    ....天照大神・月読尊・須佐之男尊の「三貴子の誕生」、この池でイザナギの体から次々に出現....
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天照大神・月読尊・須佐之男尊・神武天皇という超ビッグネームの生誕地との対面がかくもアッサリした場所で実現するとは思わなかった・・。意外な気持でしたがまた一つ旅の目的が果たせて嬉しいネ~




★シーガイア・リゾート&日南海岸(堀切峠)


宮崎に来たら国内有数の南国リゾート、有名な「シーガイア」を見学して行かない訳にはいきません。四半世紀前に宮崎市出資で発足した「フェニックスシゾート」が総額2千億円を投じ1993年開業した超豪華ホテルですが、バブル崩壊で経営破綻。現在はホテル・シェラトン・オーシャンリゾートとして継続されています。


      ....朝一番に「宮崎シーガイア」(ホテル・シェラトン・オーシャンリゾート)を訪問してみた....
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        ...熱帯樹木が植えられた豪華なロビー、早朝なので誰もいない静けさ....
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やはりバブル時代に建設されただけあってロビーや各階施設も本当に贅沢!これを維持していくだけで相当経費が掛るだろうな~。早朝であり人影は殆どなかったですが、もし昼間も同じ状態だったらヤバイよ・・。こんな立派なホテルには絶対泊まらない貧乏性RWの心配なんて余計なお世話か・・(苦笑)


           ....超豪華な中庭、ガーデンプールに朝日が差し込んできた....
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    ....バブル崩壊後の過大な設備投資の累積赤字も回収できたのだろうか・・?....
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宮崎到着後の初日は日南海岸「青島神社」「鬼の洗濯板」「鵜戸神宮」を訪ねましたが、最終日も同エリアの見残した絶景地を見てから帰京することとしました。ここ「堀切峠」は日南海岸随一のパノラマとして昔から最も有名な観光地。「鬼の洗濯板」はここにもあるのか~!峠からの眺望は実に見事!

                                第1編:日南海岸(前編)の記事はコチラから

        ...日南海岸随一の雄大な景観・鬼の洗濯板が展望できる「堀切峠」....
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   ....「道の駅フェニックス」は日南海岸のドライブイン、フェニックス並木が異国情緒で明るい空気....
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堀切峠は眼下に広がる太平洋、海岸線に続く波状岩、フェニックス並木、日南海岸随一の雄大な景観が展望できます。ここには「道の駅フェニックス」があり、日南海岸ドライブの休憩SPOTとなっています。


       ....全国的に有名な「鬼の洗濯板」、7百万年前に海中で出来た水成岩光景....
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「鬼の洗濯板」の海岸まで降りてみましたが、宮崎県の絶景(高千穂峡・馬ケ背などの奇岩風景)は九州の火山によって形成されたと気付きました。地球造山活動スケールの大きさにあらためて感動!


          ....マンゴー越しに眺める鬼の洗濯板、トロピカルな南国植物も花盛り!....
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かつて新婚旅行のメッカは宮崎県・日南海岸(ピークの1974年は宮崎市に年間37万組の新婚客が来訪)でした。中でも堀切峠はトロピカル風景の象徴であり、新婚さん一番人気・憧れの岬だったのです。


    ....宮崎空港に降り立つ新婚旅行カップル。日南海岸は1970年前後は大賑わいだった....
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ここ数年、九州旅行はシニア世代に大人気の豪華列車「ななつ星in九州」が大きな話題を集めています。2013年JR九州が開業させ、今も一向に人気が衰える気配はなく、予約が殺到しているとのこと。でもこんな豪華かつメイン観光地を巡る旅行は、マニアックに安く旅したいRWには似合わない・・(苦笑)


  .... JR九州が2013年からデビューさせたクルーズ・トレイン「ななつ星in九州」、まさに走る豪華ホテル....
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★「宮崎神宮」を参拝して高千穂・日向の旅を終える


宮崎空港から帰京する前に、初代天皇即位した神武天皇が祀られる「宮崎神宮」に御礼参詣をして旅を終えることにしました。宮崎市街地の真ん中に深い杜が残されており、その中に宮崎神宮が鎮座。初代天皇に即位した神武天皇と父母(ウガフキアエズ、玉依姫)が祭神としてここに祀られています。


  ....「宮崎神宮」、早朝の静謐な空気!早朝の静謐な空気の中を参詣して宮崎の旅の締めとする....
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    ....神武天皇(カムヤマトイワレヒコ)は日向の国に生まれ東征してヤタガラスに導かれ大和を治める....
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神武天皇は皇威拡大に向け都を中央に遷すべく45歳で宮崎(美々津港)を船出し東遷、瀬戸内海経由で大和に進軍、奈良生駒山の要害に拠る長髄彦の攻略に苦戦します。しかし軍備を立て直して紀伊・熊野路の海洋ルートで反撃に成功。ついに奈良・橿原の地で初代天皇として即位しました。


  ....皇子4人兄弟で軍議、神武東征服ルート(瀬戸内海経由で生駒山、熊野路リベンジ)....
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         ....主祭神は神武天皇とともに父母(ウガヤフキアエズ、玉依姫)を相殿に配置....
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皇室・皇統血筋は万世一系と伝えられてきましたが、現実的には古代豪族・渡来人との争いに勝った者が自分達の都合のいいように歴史を塗り替えてきました。特に日本書記は皇威を高めるため天孫降臨神話を描いている傾向があり、その真実は一体どうなんだろうと深い興味を抱くRWです。


       ....宮崎神宮に隣接する「平和台公園」には「八紘一宇」平和の塔が聳え立つ....
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★これから何度も訪れてみたい魅力的な九州旅


最終日は日南海岸・宮崎神宮を午前中に巡回して、レンタカーを宮崎空港で返却。昼食後に搭乗チェックイン。夏休みを前倒し早期取得しての2015年5月の山旅・歴史旅も無事に終えることができました。


               ....山と神話探訪の充実旅を終えて宮崎空港から帰京....
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            ....雲海の絶景を楽しみながら2時間弱で羽田空港に無事到着....
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今回は宮崎県を徹底的に巡った山旅・神話探訪旅でしたが、一生心に残る思い出旅となりました。2014年に敗退した九州最難関「大崩山」をついにリベンジ達成して望みが叶ったことが嬉しかった!


         ....九州最難関「大崩山」(日本200名山)は危険な山だったが無事登頂!....
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                            第2編:九州の最難関峰「大崩山」の記事はコチラから

長年の憧れだった天孫降臨・天岩戸神話の伝説地「高千穂・日向」も大いに満喫!RWは今まで九州は殆ど未訪問地だっただけにその魅力に一挙に嵌ってしまいました。これから何度も訪問しそう。


     ...古代神話の宝庫・九州、これからもさらにその謎に迫って見たい!また来ますね~.....
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「宮崎記事、まだやってたのかよ・・。ダラダラ書いてんじゃね~。」とお叱りの声・・?長々と読んで頂きありがとうございました。実は2015年は秋にも九州をカミさんと訪問したので来月から執筆開始予定。世界遺産登録をめざしている長崎・上五島キリスト教会遺産群の旅レポートですのでお楽しみに~!


                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-02-01 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(112)

<2015年5月>高千穂・日向の山旅・神話探訪旅④:「尾鈴山・西都原古墳・飫肥」

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9月シルバーウィークに長崎・上五島・雲仙島原へカミさんと訪ねましたが、5月新緑時期に巡った宮崎の山・歴史旅の記事がまだダラダラと続いています。あと2回残っていますが懲りずお付き合い下さい。

                      高千穂・日向の山旅・神話探訪旅③(神々の里・高千穂)より続く





★宮崎県、2つ目の200名山「尾鈴山」登山


さて宮崎県旅もいよいよ終盤を迎え、大崩山に続き日向に鎮座する200名山「尾鈴山」の単独行挑戦の日を迎えました。全国的に殆ど無名に近い山ですが知る人ぞ知る・・名滝が多い秀峰なのだ!


         ....日本200名山「尾鈴山」は宮崎県南部に秘かに佇む穴場名峰....
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                                   高千穂・日向の山旅・神話探訪旅②「大崩山

日本200名山に選ばれている尾鈴山の魅力は手付かずの豊かな自然が残されていることです。名貫川源流部の甘茶谷・棒谷・矢研谷に形成されている多数の支流には名勝指定された国内唯一の瀑布群が犇めいています。特に日本の滝百選に名を成す「矢研の滝」は迫力満点!まずはコチラから!


     ....この山は名瀑の宝庫!尾鈴山系の瀑布群の看板には名滝がズラリ登場!....
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尾鈴山キャンプ場から杉林の遊歩道を歩いていきましょう。今朝は雨がポツポツ降っていますが、名瀑探勝なので問題ないかな。暫くすると杉林は自然林に変わり20分程で遊歩道に流れ落ちる「若葉滝」に到着、さらに歩くと小さめの「青葉滝」「二見滝」が次々現れてきました。


   ....(左)尾鈴憩いの森林館 (中)尾鈴大山神社 (右)尾鈴キャンプ場、生き生きした新緑....
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    ....矢研の滝に向うコース途中で次々に現れる前衛瀑布(若葉滝・二見滝・青葉滝など)....
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やがて尾鈴山瀑布群を代表する「矢研の滝」が出現!日本の滝100選に選ばれた高さ73m幅30mの巨大滝。水量・高さは圧倒的でその勇姿は実に見応えあり!ここまで見に来た甲斐があった!


      ....これぞ尾鈴最大の「矢研の滝」(日本の滝100選)、白滝と並ぶ双壁の名瀑....
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さて来た道を戻り今度は尾鈴山への登山口へと向おう。渓流沿いのアスファルト道を登っていくと右手には名滝が連続する気持ちいいウォーキング風景が楽しめます。幸いに雨も止んできた。いざ出発・・!


         ....(左)次は尾鈴山登山コースへ!欄干から見る渓谷岩 (右)岩見滝....
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「岩見滝」は岩間を走り抜ける水流が激しい!「次郎四郎の滝」は2条斜滝で落差ないものの下流側に河原があり家族連れの水遊びに適しているかも・・。えのは滝は視界が開けた絵になる名瀑!


     ....「次郎四郎滝」(左)&「えのは滝」(右)、このコースでも次々に名瀑が現れてくる....
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そして千畳敷に出ました!滝両側は自然林が覆い被り緩やかに流れる清流と緑のコントラストで心が和みます。「いこいの滝」は小支流から緩やかに林道に流れ込む滝ですがS字曲線が格好いい!


           ....(左)滑め沢状の「千畳滝」 (右)S字曲線を描く「いこい滝」....
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      ....(左)登山届を提出 (右)水と緑が光り輝く季節、マイナスイオンが溢れる空気....
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「いこいの滝」を過ぎてやっと登山者記帳台が見えてきた。本格的な登山道に入る前に静かに見送ってくれるのが「甘茶滝」。濃い緑の中にヒッソリ佇み上流側にも白い流れを見せる多段滝


      ....(左)登山道の脇から見る「甘茶滝」 (右)いよいよ尾鈴山の急登が始まる....
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尾鈴山頂上へはここから2時間弱ですが急登が続きちときつかった・・。曇りがちでしたが途中で神武天皇が東征船出をした耳津も見えまずまずの展望!昼前に頂上へ無事到着して目出たし・・!


    ....(左)頂上手前の尾鈴神社鳥居 (右)神武天皇船出の耳津が見える (右)昼に登頂....
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帰りは長崎尾コースを下山しましたが途中で大岩や祠が登場、やはりこの辺りは神の鎮座まします山域だネ~なんて思いながら下山。午前中満喫した名瀑を左手に見ながら15時に車へと戻りました。


         ....(左)うねる木に守られた祠 (右)巨大な神岩が山中に鎮座!....
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★昨年訪ねた尾鈴山麓の「若山牧水の生誕地」「百済の里」


     ....(左)尾鈴山麓は若山牧水の生誕地 (右)牧水の生まれた家(2014年訪問)....
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昨年の大崩山挑戦で見事敗退後に尾鈴山麓の名所に立ち寄ったことはよき思い出・・。自然を愛し酒を愛した歌人「若山牧水」の生家が近くにありました。牧水が幼少期に見続けた尾鈴山や自然と遊んだ体験からよき歌が生まれたのかと再認識。ちなみに沼津にも「若山牧水記念館」があります。


                  「若山牧水記念館」記事(静岡東部「富士・沼津・伊豆の国」)はコチラから

       ....牧水生家からは川越しに尾鈴山が望める。まさに牧水のふるさと名峰....
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昨年は若山牧水生誕地から九州秘境「椎葉峠」を越して熊本方面に抜けましたが、その途中(美郷町南郷)で訪問した「神門(mikado)神社」は実に見所がありました。奈良・正倉院そっくりの建物が隣にあったのはビックリ!神門神社に眠っていた百済王の秘宝が千年以上保存されていたのです。


      ....「西の正倉院」といわれ、古代宝物が多く収蔵される「神門神社」は必見!...
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7世紀に唐・新羅の迫害で滅亡させられた百済の王族達は、大量の移民を引き連れて日本(近畿地方)に逃れてきました。しかし奈良で動乱が起こり九州方面を目指した一派は、途中瀬戸内海で時化に遭い日向の浜に漂着、宮崎の山奥へと逃げ込んで当地に百済王国を築いたというのです。


       ....(左)百済王伝説 (中)西の正倉院の構造 (右)古代の唐獅子(高麗犬)....
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百済「福智王」がこの地に王国を築いたのですが何故こんな九州山奥に栄華を極めたのだろう?当エリアは平家落人伝説がある椎葉村に近い隠遁地。当時の大和政権に背いた何らかの理由があり身を隠さざるを得なかったのではと推察されます。百済・扶余族は日本古代天皇とも共通が多い・・

                        <2014>九州登山・歴史探訪旅②:(椎葉峠越え&市房山)





★日向を治めた伊東氏の歴史を綴る「飫肥城下町」


日南海岸の南西部には天正16年(1588)から明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えた飫肥(1977年重要伝統的建造物群保存地区に選定)があります。


           ....日南の城下町「飫肥」(obi)、小雨風景を楽しむ(おび天が名物)....
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         ....(左)飫肥城の石段を登り行く (右)元禄時代の城門は威厳あり....
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武家屋敷を象徴する門構え・風情ある石垣・漆喰塀が残る町並み、1978年復元の大手門、松尾の丸や藩校振徳堂、伊東家歴史を綴る貴重な資料が展示されている飫肥城歴史資料館もあります。


        ....日向を治めた伊東氏の宝物の数々や豪華な着物が展示されている....
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              ....(左)飫肥城の本丸跡 (右)勇猛な武士たちの甲冑群...
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明治の偉大な外交官「小村寿太郎」(ポーツマス条約締結)の生誕地碑があります。碑面は元帥東郷平八郎の書、清国との交渉に向かう小村は飫肥が生んだ英雄として尊敬されています。


    ....(左)飫肥城下町、用水路に鯉泳ぐ (右)風情ある門構え (右)小村寿太郎の誕生地....
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飫肥の城下町は水郷の街です。昔からの市街中心部には用水が住民生活を支えましたが、今はその役割が薄れてしまい1970年代から本町と大手門を結ぶ通りの掘割に鯉の放流が始まりました。錦鯉が遊泳する水風景は豊かな城下町風情を伝える飫肥の風物詩となっています。





★九州最大級の「西都原古墳群」


宮崎市街から北へ車で30分走った西都市の西方には広大な洪積世シラス台地(標高50~80m)が広がっています。そこには九州最大の「西都原古墳」があり、3~7世紀頃に築造された311基の古墳がさまざまな形で点在しています。最近は古墳記事ばかりでコメンサイ(苦笑)


         ....次は西都原(saitobaru)へ向かう。雄大な九州の平原風景が広がる....
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          ....「西都原古墳群」洪積層丘陵上に形成された日本最大級の古墳群....
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西都原古墳群の中央部には「鬼の窟古墳」が聳えています。西都原古墳群の最後の首長墓と言われ、古墳名は木花開耶姫に恋した鬼が一晩で窟を造ったという伝説に由来しています。


          ....「鬼の窟古墳」、西都原古墳群の中央に位置する全国で唯一の円墳....
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ここには「西都原考古博物館」があり見学して見ました。白い壁は火山噴火で噴出されたシラスで生成、受付から展示室入口に向かう壁もすべてシラス壁、内部展示室は最新鋭設備でした。


        ....「西都原考古博物館」(2004年4月開館)は古代日向の情報受発信の拠点....
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              ....(左)「人と歴史の博物館」 (右)「考古博物館で構成される....
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姶良カルデラ爆発~南九州の地勢展示から始まり、東南アジアにおける南九州の位置的な交流、水耕稲作導入、日本列島の古墳時代の再現、先住民族である「隼人」の世界、西都原古墳群の立地と古墳分布模型など展示は多岐に渡っており九州の古代史を知る上で大変勉強になりました。


     ....姶良(aira)カルデラ・阿蘇カルデラの大爆発が過去数度起こり「九州シラス台地」が形成....
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      ....火砕流に覆われた地域の縄文文化は一度完全に滅び、その後渡来人が入植....
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カルデラ大噴火で九州先住縄文人は壊滅状態となり、その後3世紀末にツングース系騎馬民族(扶余族)が朝鮮半島を南下して日本へ渡来、百済王の騎馬族首長説もあります。日本書紀では景行天皇期に熊襲が背き日本武尊が西征、女装計略を謀りクマソタケルを討伐する物語が記されます。


       ....(左)百済王は渡来騎馬民族 (右).ここで南九州王朝の礎を築いたのか...
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                             蝦夷・毛人の群馬古墳「毛の国」探訪記事はコチラから 

   ....(左)倭人は隼人を支配下におきながら熊襲を討つ (右)日本武尊がクマソタケルを襲撃....
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いや~宮崎は本当に九州古代史の色々な学習ができますね~!宮崎の山旅・歴史旅は次回で最終編を迎えますが、LASTも日本神話、日向から大和へと向った「神武天皇」の史蹟をレポートします。


          ....かつて火山灰に覆われたシラス台地も今は一面の緑に輝いている....
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2015-10-13 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(106)

<2015年5月>高千穂・日向の山旅・神話探訪旅③(神々の里・高千穂)

                            高千穂・日向の山旅・神話探訪旅②「大崩山」より続く

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★日本神話のクライマックス「天岩戸」へ


九州・最難関峰「大崩山」のリベンシ登山を実現後、翌日は日本神話の里「高千穂」を探訪する日を迎えました。今日も快晴日!宿泊した祝子川・渓流荘とは隣接する山里ですが直結道は存在せず、わざわざ海岸部の「延岡」に出て再び山奥に入らねばなりません。宮崎山間部の交通は実に不便・・


     ...宮崎県は山深い・・、祝子川から高千穂へ入るには延岡に一度戻らざるを得ず....
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朝6:30「渓流荘」を出発、延岡経由で国道218号を熊本方面に向い、天岩戸神社へ朝9時到着しました。古事記ファンRWとしては絶対に訪れたかった憧れの聖地。天照大神が弟スサノオの暴挙に怒り岩に隠れてしまったことに困り果て、「手力雄命」がこじ開けた伝説神話の天岩戸とついにご対面~!


    ....(左)天岩戸伝説で岩ををこじ開けた「手力雄命の像」 (右)「天岩戸神社」の鳥居....
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       ....天岩戸神社入り口に立つ天照大神、境内には御神木「招霊の木」...
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天岩戸神社は東西2つの宮に分かれています。まずは御神体「天岩戸」を岩戸川越しに遥拝できる「西本宮」から訪ねてみました。神聖な境内へと足を踏み入れてみればそこはもう古事記の世界・・


         ....天岩戸神社(西本宮)の拝殿から参拝、静謐な空気が流れる....
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祭神は、天照大神・手力雄命・天鈿女命の三神、まさに「天岩戸伝説」の主役お3方が揃い踏みではないか!本殿・神楽殿の奥には輝くような神鏡が鎮座しています。二礼二拍手(パン・パ~ン)一礼


          ....天照大神・手力雄命・天鈿女命に祀られる神楽殿の神鏡....
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天岩戸の遙拝殿に参拝する手続きを完了、神官による禊と祓いの儀式を受けて岩戸に入る門が開かれました。ここからは神聖場所であるがゆえ、写真撮影は一切禁止となっています。ワクワク!


           ....神職により「天岩戸・遙拝殿の門」がいよいよ開けられる....
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剥き出し断崖絶壁と想像した天岩戸でしたが、岩戸川を挟み仰ぐ神聖地は樹木に覆われ今一つ認識できませんでした。しかし日本人が古代から信仰してきた岩の前にいるのだ・・と感慨ひとしお!


      ...(左)ここから先は写真撮影厳禁である神の領域 (右)天岩戸の神域図....
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★困り果てた神々が相談をした場所「天安河原」


次は渓谷道から神橋を渡り、古事記のメイン舞台となった「天安河原」へと向いましょう。スサノオの暴挙により天照大神が岩に隠れたため世界は真っ暗闇となり、神々は大パニックに陥ってしまいました。


         ....「天安河原」は「天岩戸神社」から近いが別の入口から渓谷道を歩いて行く....
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そこで神々達は一計を案じます。岩前で天鈿女命を躍らせ我々は歓喜の大騒ぎをしよう。天照大神が気になり覗いた時、手力雄命に岩戸をこじ開けさせよう・・。結果的にその作戦は大成功しました。


     ....天照大神・岩戸隠れの打開策について、神々が検討会議をした「天安河原」....
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    ....古事記の世界、鈿女命が躍り天照大神を導き出した成功作戦会議の場所はもう近い....
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神々の相談場所が「天安河原」なのです。神話物語はRWが小学生時に封切られた映画「わんぱく王子の大蛇退治」(今回マツ殿から録画DVDをプレゼント頂き大感謝)を観た時に初めて知りました。ウズメと神々が相談した岩屋はここだったのか!50年以上も憧れていた聖地といよいよ対面の時が!


    .....小学生の時に見た東映映画「わんぱく王子の大蛇退治」は今も深く心に残っている......  
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      ....天安河原へと通じる渓谷道はマイナスイオンに満ち溢れて実に気持ちがいい....
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八百万の神が集まった「天安河原」は実に神々しく不思議な空間!奥行き25m間口30mの大洞窟には無数の積まれた石があり天安河原の神秘的かつ幻想的な雰囲気を一層引き立てていました。


         ....ついに「天安河原宮」の洞窟に到着!まさに神の領域にオーラが漂う・・....
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次は東宮を訪ねてみましょう。鳥居前には天鈿女命の人形が鎮座しており、センサーに反応してグルグル廻り出して踊るではないか!鳥居を抜け神殿奥まで進むと樹齢数百年のご神木や七本杉が聳え立っています。少々寂しい感じの場所ですが、緑豊か爽やかな空気の中で東宮の神聖さを満喫!


       ....(左)天岩戸神社「東本宮」へ参拝 (右)センサーで回転演踊する「天鈿女命」像....
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           ....(左)神域の奥には「七本杉」、根が七本繋がっている神の杉木....
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★日向三神が祀られる「高千穂神社」&「国見ケ丘」


    ....(左)国見ケ丘の公園を散策周遊 (右)山頂から下界を睥睨する日向の三神像....
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国見ヶ丘は神武天皇の子孫が九州統制で丘に立ち国見をしたことが名前由来。高千穂を一望でき丘の頂上にあり、阿蘇五岳・祖母連山・天香具山・高天原などの山々を見渡すことができます。そして国見ヶ丘頂上から下界を見下ろす三神像があり雲海が美しい場所で人気抜群の観光地です。


        ....当日は遥かには阿蘇五岳が望まれた(まさに仏涅槃の横顔だ~!)....
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    ....国見ケ丘雲海絶景が有名、茶屋には幻想的な雲海写真パネルが飾られていた....
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高千穂神社は、本殿と狛犬が国の重要文化財にも指定される高千穂の中心的神社。夫婦円満・縁結びにもご利益あるパワースポットして人気。樹齢800年の巨大な秩父杉が実に見事でありました!


       ....(左)日向三代の神々が祀られる高千穂神社 (右)樹齢800年の秩父杉....
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    ....(左)立派な彫刻が素晴らしい本殿 (下)高千穂宮の鎮め石 (右)巨大杉の威容....
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★「高千穂峡・真名井滝」でボート周遊、神武天皇の生誕地「くしふる神社」


さあ次は高千穂観光のクライマックス「高千穂峡」へ!断崖絶壁が屹立する峡谷内には「日本の滝百選」に指定されるシンボル的な名瀑「真名井の滝」が注いでおりまさに神々の織りなす光景!当地を訪れるのは12年ぶりですが今回、ボートで滝下まで迫って見たいという夢がついに実現しました!


     ....(左)「高千穂峡」の象徴的な絶景「天の真名井滝」 (右)高千穂神橋をバックに....
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駐車場から渓谷道へ下り、まずは神橋を背景にパチリ!そしてボートが浮かぶ高千穂峡を眼下に素晴らしい絶景が続きます。渓谷写真を撮りまくりながら20~30分で観光客が多く集う「おのころ池」周辺へ到着。池に泳ぐのは巨大な鯉かと思えば何とチョウザメではないか~!キャビアが食いたい・・・


       ....(左)高千穂峡の石碑前にて  (下)巨大なチョウザメが! (右)天村雲命....
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そこから150m程先に五瀬川渓谷へ下る道があり、いよいよボート乗り場へ!ハイシーズンは2時間近い待ち時間が発生することも多く、時間に余裕を持っての訪問が肝心です。救命胴衣を着用して乗船し、ついに憧れの真名井滝の真下へとボートを漕ぎ出して行きました。何たる感動的な絶景~!


      ....(左)ボートが浮かぶ高千穂峡を眼下に (右)ついにボート周遊の夢が実現!....
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太古の昔、阿蘇山火山活動によって噴出した火砕流が冷え固まり侵食された断崖がそそり立つ峡谷、真名井滝の飛沫を浴びながら、深い緑色を帯びた川面から望む柱状節理の迫力満点です!


  ....五ケ瀬川が溶岩台地を侵食し形成された「高千穂峡」、ついに「真名井滝」の真下へ!...
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次は神武天皇生誕地といわれる「槵觸(クシフル)神社)を訪ねてみました。天皇の4人兄弟神が生まれた「四皇子峰」や「高天原遙拝所」(天孫降臨後、八百万の神々が遙か高天原を拝す)も見所です。


         ....神武天皇の生誕地「槵觸(クシフル)神社」へ向かう。静寂へ地のハイク....
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神武天皇の生誕地は他にも数ヶ所ありますが、古事記には「日向高千穂の久志布流多気(クシフルダケ)に天降り・・」と記されており、霊験あらたかな雰囲気が漂っています。でも訪問客は殆どゼロ・・・。神武天皇はこんな山奥に生まれ育ったのかと思いつつ歴代の神々系譜図を再学習しました。


     ....「神々の系譜」、天地創造神~天孫降臨~神武天皇の兄弟(四皇子)へと至る....
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      ....(左)神武天皇・四皇子が暮した地を顕彰する高千穂碑 (右)高天原遥拝所....
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★高千穂の締めは「夜神楽」にて


今日は食事が素晴らしいと評判の高い旅館「春芽」を予約してあります。ここに山仲間F井さんが夕方から宮崎入りして合流しました。明日から食山人氏・F井氏は九州の300名山を目指し、小生は200名山「尾鈴山」と日本神話の探訪一人旅へ・・。今後、別行動になるのでお別れ再出発の懇親会


    .... F井氏(食山人氏と後半山旅に同行)が合流、宿泊旅館「春芽」で乾杯~!....
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評判通り美味しい夕食を堪能した三人は、タクシーをチャーターして「夜神楽」の観賞へと出かけました。夜神楽の舞台は昼間に参拝した「高千穂神社」社殿内で行われます。夜の雰囲気はまた違うネ~。


         ....「高千穂神社」へ再訪、「岩戸・夜神楽」(重要無形文化財)を観賞....
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社務所で申込手続を済ませ「岩戸神楽」の開幕を待っているとドンド~ンと太鼓の音が!まず現れたのは「手力雄命」、そしてシャンシャン鈴を鳴らし「天鈿女命」が舞い出ます。天岩戸開き物語が再現!

     ....(左)天岩戸開き「手力雄命」が気合を入れて登場 (右)「天鈿女命」が踊り出す....
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次はひょうきんなイザナギ・イザナミが登場、仲睦まじく農作業・夫婦和合のラブラブ状態!しかしイザナギの浮気が発覚しイザナミは激怒して杵を振りかざし夫婦喧嘩が始まります。イザナミも「ならば私も浮気をしちゃう」と次々に観客といい仲に!小生もイザナミに目を付けられ抱きつかれてしまいました。(笑)


      ....(左)仲睦まじきイザナギ・イザナミの舞が始まる (右)杵と臼を突く夫婦共同作業....
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  ....(左)夫婦和合の交わり (右)イザナギの浮気発見・怒るイザナミ (右)イザナミも意趣返しで浮気....
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日南海岸を楽しみ、九州最難関「大崩山」リベンジを果たし、憧れだった「高千穂」神々の里巡り、食山人氏と過ごした3日間は正に充実の日々となりました。この想い出は一生忘れないことでしょう。


       ....(左)「真名井滝」の幻想風景 (右)ついにボート探訪のが夢が叶い大満足!....
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さて明日からは気ままな一人旅がスタート。九州最大級の「西都原古墳」、神武天皇が生まれ育った足跡、東征の出発地、名瀑の「尾鈴山」、日南海岸やシーガイア・・、宮崎の旅はまだまだ続きます。

                                      「高千穂・日向の山旅・神話探訪旅」①


                                                         おわり

  by rollingwest | 2015-09-11 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(112)

<2015年5月>高千穂・日向の山旅・神話探訪旅②:九州最難関峰「大崩山」

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                          <2015年5月>高千穂・日向の山旅・神話探訪旅①より続く



★昨年敗退した「大崩山」へのリベンジ登山


宮崎県山奥に鎮座する「大崩山」(ohkueyama・日本200名山)は九州・最難関峰、屹立する巨大花崗岩がオブジェの如く林立する大迫力の山塊。憧れていた名峰に昨年5月トライしたものの、雨で沢増水・道迷いで見事敗退・・。今年こそリベンシ実現!再挑戦してついに満願を果たすことができました。


      .....九州で最も危険な山「大崩山」(日本200名山)、突兀巨大岩「ワク塚」の威容....
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      .....(左)一枚岩として脇で鎮座する「坊主岩」 (右)雄大な花崗岩世界の縦走コース....
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昨年5月は、早朝から雨が降り出した中で分岐標識にて道を見誤り、霧立ち込める原生林で彷徨が繰り返されました。雨天で道迷いに陥り危険と判断し朝7時に敗退宣言(結果的に早期撤退は大正解)。同行の食山人氏と再トライ計画を練り直して丁度1年目の日、今回は天気に恵まれそうだ・・


     .....昨年5月、大崩山・初挑戦で撤退・登頂断念(雨で沢の増水・道迷い)の悔しい思い.....
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                              <2014年5月>九州登山デビュー①(由布岳・大崩山)

今年は、宮崎空港から日南海岸観光を楽しんだ後に「渓流荘」に入りました。パッキング準備は完了!食山人氏と無事登頂を祈念して前祝いの乾杯!明日は快晴確実と期待を膨らませて早目に就寝


     .....(左)大崩山の登山基地・民宿「渓流荘」 (右)前夜祭で乾杯!満面笑み・食山人氏.....
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★「渓流荘」を登山基地に再挑戦


朝3時半に起床し朝食を済ませて暗い中で渓流荘を車で出発。登山口から5時前に登山開始、今回も最も人気ある湧塚コースから登り登頂後は坊主尾根コースを下っていく10時間前後の行程です。


        .....(左)明け方まだ暗い内に出発 (右)ワク塚コースで大崩山登頂を目指す....
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歩き始めて40分程で大崩山荘(無人小屋)が右手に見え、さらに進むと三里河原分岐の標識に到着。「ここで昨年間違えたんだヨナ~」と食山人氏は感慨深げに写真撮影。でもそのお陰で昨年撤退して今回の快晴登山になったのだから、これは高千穂・神様の思し召しだったのです。感謝感謝・・!


        .....(左)昨年間違った三里河原分岐の標識をパチリ (右)梯子が続々と登場....
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この標識から左手を流れる祝子川渓流の河原に出て見ると朝日を浴びて輝き出す小積ダキの巨大岩塔「ワク塚」が聳え立っていました!まるで中国・山水画に出てくるような奇岩の姿に大感動!


        .....大崩山の象徴巨岩「ワク塚」の鋭峰を見上げ、今日の登山に夢を膨らます....
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湧塚コースに入るには祝子川・渓流沢を横断する必要があり、登山靴を脱いで徒渉。雨で増水すると非常に危険になりここが最初の難関ですが、今回は昨年に比べて水量は少なく簡単に渡れました。


        .....祝子川(hourigawa)の渓流沢を越えることが最初の第一関門....
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           ....苔蒸した巨岩の脇を通り、渓流沿いの山道を快適に登っていく....
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ここから小積谷の流れに沿って途中に岩屋などを見ながら歩いて行くと、やがて急登ルートとなり梯子・ロープを使った危険な登りが連続し、木の根や岩角を掴んで攀じ登る局面が何回も登場します。


             .....梯子・ロープが頻繁登場、スリル満載のコースは実に楽しい!...
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漸く視界が開け憧れのワク塚稜線、下湧塚岩峰「乳岩」の展望岩へ出ました!眼前には大崩山の象徴である「ワク塚」「小積ダキ」の巨大岩壁が迫っています。何とも素晴らし過ぎる大絶景だ~!


       .....「ワク塚」をバックにポーズを決める!左稜線遥かには「坊主岩」も見える!....
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一つ一つの花崗岩があまりにも巨大なので本当に驚かされます。ここまで大規模で迫力あるロックガーデンは今まで殆ど見た記憶がない・・!湧塚岩峰群の大絶景を快晴の元で体験できて幸せでした。


    .....(左)R2D2ロボットみたいな下湧塚岩峰 (右)大崩山のシンボル「小積ダキ」巨大岩壁....
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         .....(左)ボリューム感溢れる「小積ダキ」 (右)天を突く「ワク塚」の鋭峰....
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朝7時前の空気は澄んでおり、遥か彼方に昨年登った「由布岳」も見渡せるではないか!絶景展望を満喫しいよいよ湧塚岩峰・核心部へと向います。頂上まであと3時間程歩かなければなりません。


          .....(左)木山内岳を望む (右)大分県の名峰「由布岳」&「鶴見岳」....
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        .....(左)湧塚岩峰群をバックに (右) 核心部へ登っていく食山人氏の後ろ姿....
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坊主尾根分岐コースでは、巨大花崗岩の登攀が危険な箇所(ルートも不明)があるので要注意。下り尾根を廻り込み巨岩稜線を登り詰めて行くと今度はブナ平地が出現しました。頂上付近にこんな穏やかなブナ林があるとはチト驚き!10時に頂上へ到着!空気も爽やかで意外と楽な登りだったなア・・


          .....奇岩絶景!鎖場が連続する巨大な花崗岩コースを攀じ登っていく....
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   .....(左)岩峰を超えると心休まるブナ平地が出現 (右)ついに登頂!2年越しの夢が叶う....
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頂上からは九州名峰の数々(由布岳・祖母傾山・阿蘇山・尾鈴山)が眺望できす。何と鹿児島・桜島の噴煙や四国・石鎚山方面まで見えるではないか!昼食を摂り10:40下山ルート坊主尾根コースへ!


      .....(左)頂上からのパノラマ、由布岳のシルエット (右)昼食後、下山コースを出発....
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危険なハイライト箇所は「象岩」のトラバース!高所恐怖症の人は無理かも・・、傾斜30度もある花崗岩道を滑落すれば間違いなく命はありません。鎖をシッカリ握り足元を確かめながら渡っていきました。


      .....(左)最大難所「象岩」、恐怖のトラバース (右)絶壁岩コースは危険箇所の連続....
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       .....(左)垂直に近い梯子下りの連続 (右)梯子裏側面を使う珍しい下山箇所....
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坊主尾根コースの中腹にも巨大なロックガーデンがあり、巨大な花崗岩の上に立って見ました。眼前には小積ダキの巨大絶壁が大迫力で立ちはだかっている!まるで異次元の空間にいる様な錯覚に・・


       .....巨大岩が次々に現れる坊主尾根コース、花崗巨岩によじ登り、ピ~ス!....
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    .....(左)小積ダキ真下に!巨大な花崗岩 (右)下湧塚岩はスターウォーズ宇宙兵士の如し....
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ここから大崩山の全体が一望できます。辿って来た湧塚コースから坊主尾根まで広がる大スケールの花崗岩山塊!今まで150以上の全国名峰に登ってきましたが初めて見るレアな絶景に驚嘆しました。
そしてラストハイライトは坊主尾根コースの盟主「坊主岩」、九州の最も奥深い秘境にいることをヒシと実感


      .....坊主尾根コースから俯瞰する大崩山・岩峰群(象岩・小積ダキ・袖ダキ・湧塚岩峰)....
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     .....(左)「坊主岩」はまさに奇岩!オッパイみたい・・ (右)岩の右手(断崖絶壁)を進む....
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13:40祝子川渓流へと下りてきました。ここも水流穏やかで水位も大したことはない。登山靴を脱ぎ徒渉して対岸へ渡り、14:15下山完了。11時間は覚悟した縦走でしたが9時間半弱で終えました。


       .....漸く祝子川渓流へ到着!スリリングだった大縦走もフナーレを迎え無事下山!....
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渓流荘に到着し風呂上りにビールで乾杯!2年越しの夢実現と無事帰還を祝い大満足!宴会広間の天井には数々の色紙が!何度も断念した人もいるようでこの山の厳しさを改めて認識しました。


    .....渓流荘に到着(連泊)。風呂から上がりリベンジ実現した喜びの祝杯を上げる!....
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    .....宿に泊まった登山者達の色紙、数回挑戦後に達成した人や無念の声などさまざま....
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今回は5月快晴に恵まれ爽やか時期だったので比較的楽に達成できましたが、猛暑や大雨だったら滑落・道迷い等遭難の危険が増す難関峰だということがよく解り、昨年断念しての再挑戦は正解!大崩山は過去登った150以上の全国200名山の中でも間違いなく5本の指に入る名峰でした。


      .....生涯の思い出に残る難関峰登頂の喜び!本当に素晴らしい山旅でした!....
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  by rollingwest | 2015-08-13 00:00 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(132)

<2015年5月>高千穂・日向の山旅・神話探訪旅 ①: 日南海岸(前編)

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★九州の最難関峰「大崩山」リベンジ!天孫降臨の地「宮崎県探訪」

昨年5月に九州登山デビュー(由布岳)を果たし、翌日は最難関峰「大崩山」(ookueyama)に挑戦しましたが見事に敗退。同行の食山人氏と「必ずリベンジしよう!」と誓い合い今回再挑戦、遂に念願を果たすことができました。宮崎県の山を2座登り、日本神話所縁の神社・史蹟を徹底的に巡ってきました。


    .....ついにリベンジ登頂「大崩山」!象徴岩峰「ワク塚」(左)&「小積ダキ」(右)の圧巻光景!....
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今年も夏季休暇を早期取得し、宮崎空港から【1日目】日南海岸、【2日目】大崩山、【3日目】高千穂、【4日目】西都原・飫肥、【5日目】尾鈴山⇒翌日、再び日南海岸を訪ねて帰京、と自分が行きたかった場所を120%巡ることができて大満足!これから5編に分け、2年がかりの予定でジックリとレポート!


    .....天孫降臨の宮崎県、神々の里を探訪(左)国見ヶ丘の雲海(右)高千穂峡「真名井の滝」.....
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昨年敗退してしまった「大崩山」(1643m)は九州最後の秘境と呼ばれ、天に突き刺すような巨石(花崗岩)が聳え立つ神仙世界の様な名峰です。しかし相当に危険な山・・。沢を渡り、深い原生林に包まれたコースは道標が不明確で道迷いしやすく、11時間近くもかかる九州屈指の難関峰なのです。


       .....昨年5月、大崩山に初挑戦したが、雨で沢の増水・道迷いで登頂断念.....
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昨年は早朝5時に宿を出発しましたが歩き始めすぐに雨が降り出し、さらに途中の分岐標識で道を見誤り、霧が立ち込める原生林の中で彷徨が繰り返されました。雨天での道迷いに陥ったことで危険と判断し朝8時ついに敗退宣言。結果的にここで諦めて大正解、やはり山での無理は禁物です。

                        <2014年5月>九州登山デビュー①(由布岳・大崩山)の記事

    .....沢の増水状況を確認する食山人氏(昨年5月)、この雨での断念は正解だったと納得....
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最難関「大崩山」の神から「あまり無理せず次回天気のいい時においで・・」と我々を諌めてくれていたのかもしれません。今回再挑戦の天気は快晴予報!念願達成の日がいよいよ実現しそうな予感





★宮崎空港から日南海岸観光、寛ぎの初日


     .....早朝、羽田空港を出発。今回も雲海のパノラマを楽しみながらいざ九州へ!.....
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今年もANA早割チケット(75日前)を予約、羽田⇒宮崎片道料金が1万1千円、この安さは本当にありがたきことかな!7時半羽田を出発した飛行機は約2時間で宮崎空港に到着。レンタカー手続きをして、初日は宮崎観光を楽しむこととしました。南国風景溢れる日南海岸、そして日本神話の史蹟を探訪


       .....10時に宮崎空港到着、レンタカーを手続きして日南海岸の観光スポットへ!.....
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日南海岸はかつて新婚旅行のメッカでした。ピークの1974年は何と宮崎市に年間37万組もの新婚客が宿泊、全国婚姻組数の4割近くという驚くべき数字!海外旅行がまだ手軽に行けなかった時代、宮崎南国風景は新婚さんには甘いムードのトロピカルリゾートだった訳です。まずは象徴の「青島」を訪問


    .....(左)憧れの「青島」へ初上陸!(右)土産屋の貝装飾品を見ればやはりトロピカル!.....
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青島は宮崎市の南東部海岸付近にある周囲860m、面積約4.4ha、の平坦な島で青島海岸とは弥生橋により結ばれる陸繋きになっています。見所は全国的に有名な「鬼の洗濯板」、青島をとりまく波状岩、7百万年前に海中で出来た水成岩光景!今の若い人は洗濯板なんて知らんのだろうネ~


  .....青島をとりまく波状岩「鬼の洗濯板」、約700万年前に海中で出来た水成岩の彫刻芸術.....
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弥生橋を渡り大鳥居を過ぎると「海幸彦・山幸彦」伝説(古事記や日本書紀神話)で知られる青島神社があります。かつてここは神域で一般の人は立入禁止だったようです。祭神は、ホオリノミコト(山幸彦)・豊玉姫命(山幸彦の妻)・塩筒大神、縁結び・安産・航海安全の神様として親しまれています。


  ....ホオリノミコト(山幸彦)を祀る「青島神社」は天皇家のルーツの一つ、南国の神社風景が新鮮.....
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     ....(左)豊玉姫と山幸彦の埴輪 (右)青島神社は「海幸彦・山幸彦」伝説発祥の地.....
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神社参拝後は、お目当て「日向神話館」で日本神話世界や山幸彦&豊玉姫の恋物語伝説を詳しく知ること!入ってみるといきなりMrジャイアンツ長島茂雄の蝋人形がお出迎え!宮崎市は読売巨人軍キャンプ地としても有名、青島神社は毎年選手が必勝祈願に訪れる神社、今年も霊験あらたかかな?

                                     「巨人の星」(多摩川グランド)の記事

     .....入口には長島茂雄の蝋人形、七福神の目出たいご利益で今年も優勝か!?.....
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さらに奥に入ると日本神話が神々の蝋人形によって再現されていました。「海幸彦・山幸彦」伝説は「ニニギノミコト」(天照大神の孫)が天孫降臨した場面から始まります。山幸彦・海幸彦は、ニニギノミコトと木花開耶姫との間に生まれた兄弟。些細な事で争いとなっていく2人の物語が描かれていました。


         .....「天照大神」が孫の「ニニギノミコト」に天孫降臨を命じて授け物を行う.....
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山幸彦(ホオリノミコト)は山で猟をするのが得意、兄の海幸彦(ホデリノミコト)は海で魚を捕るのが得意。ある日、山幸彦は海幸彦に「私の弓矢と兄さんの釣針を一度取り換えっこしませんか。」と申し入れました。交換が漸く実現し山幸彦は海に出たものの、魚は一匹も釣れず釣針も無くしてしまいました。


   .....(左) 山幸彦は海幸彦(兄)の釣糸をなくし謝罪 (右)塩筒老翁が山幸彦に知恵を授ける.....
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兄の海幸彦はこれに激怒、山幸彦が何度謝っても許してくれません。海辺で茫然としていると老人(塩筒老翁)が声をかけて悩みを聞いてくれ、竹籠を編み小船を作り竜宮城に行くよう勧めます。海の宮殿に行くと豊玉姫が出迎えてくれ、鯛から釣針も見つかりました。豊玉姫とは愛し合う関係に・・


       .....(左)ついに山幸彦は海幸彦と戦う。兄は降参 (右)豊玉姫と山幸彦が対面.....
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浜に帰還した山幸彦の元に竜宮海から豊玉姫が尋ね来ました。「私は貴方の子を宿し、生む日が近づきました。」海辺に産屋を設け鵜羽で屋根を葺いていた時、彼女が産気づきます。絶対中を見るなと言われた山幸彦ですが、つい産屋を覗いてしまいます。何とそこにはのたうっている鰐の姿が・・!


    .....山幸彦の孫が「神武天皇」(宮崎⇒大和東征)、火の鳥(ヤタガラス)を翳し天孫威光を示す....
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姫はあらぬ姿を見られ赤子を生み残し海へ帰っていきました。赤子の名は鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト=産屋の屋根を鵜羽で葺き合う間に生まれた子という意味)、この方が神武天皇の父です。フキアエズの子(神武天皇)はその後大和東征で初代天皇として即位する物語が描かれています。



★ウガヤフキアエズが産み落とされた「鵜戸神宮」を訪ねる

次は鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)の生誕地へと向おう。国道220号を南下すると宮崎県南部の一宮「鵜戸神宮」が鎮座しています。太平洋の波が打ち寄せる断崖洞窟に旧官幣大社の社殿があるとは・・!駐車場・土産店前の赤鳥居・長い石階段を歩くと、視界が開けて赤い楼門が出現!


        .....いよいよ「鵜戸神宮」へ!入口鳥居から長い石階段が歩き、楼門へ到着.....
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朱色の楼門・神門は明るい南国の海、快晴の青空にクッキリ映えて非常に見栄えが素晴らしい!やはり天皇家ルーツの神宮だけあり、現天皇・皇后両陛下や名だたる皇族がこの地を訪れているなア・・


  ....神武天皇の父「ウガヤフキアエズノミコト」(山幸彦の息子)を祀る神宮には過去多くの皇族が参詣.....
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             .....黒潮に洗われる「日向七浦」と呼ばれる景勝海岸.....
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右手に見事な景勝岩が連続しており、やがて赤い太鼓橋が見えてきました。橋を渡り断崖沿いに作られた階段を下りていくと鵜戸岬の社殿前境内が現れた。全国の神宮でも滅多に見られない光景!地元から「鵜戸さん」と親しまれ国民から崇敬を受ける天下絶勝の神域は素晴らしい雰囲気!


     .....(左)巫女さん発見! (右)赤い橋を渡ると鵜戸岬の岩屋が見えて来た!.....
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       .....岩礁海岸には赤い柵と御宮。全国から崇敬を受ける天下絶勝の神域.....
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いよいよ豊玉姫がウガヤフキアエズノミコトを産み落とした岩屋へ入ってみましょう。大きな岩が口を開け立派な本殿が収まる岩屋光景は実に不思議!荘厳な空間にはひんやりとした空気が漂っている・・


         .....鵜葺屋葺不合命(ウガヤフキアエズ)の誕生旧蹟の岩屋へと入って見る.....
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洞窟の奥で天井が低い場所に岩の膨らみがあり水の雫が落ちていますが、これは「乳岩」と呼ばれます。豊玉姫が子を産み残し海に帰る前、育児のための両乳房を洞窟にくっつけて行ったとのこと


       .....高さ8m強、広さ3百坪の洞窟内に鎮座する社殿。神鏡に自分の姿が映る.....
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山幸・海幸伝説は、天孫族(高千穂から降臨した山幸彦)が先住民・隼人族(海洋民族=海幸彦)を征服し従属させたという歴史が兄弟喧嘩の神話となっています。やはり勝者が歴史を塗り替える・・

            .....南国宮崎に広がる明るい雰囲気のパワースポットを十分満喫.....
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日南海岸の観光を満喫し、いよいよ明日の大崩山登山に備えて延岡へ北上。街のスーパーマーケットで酒や食糧を買い出し、祝子(ホオリ)川渓谷にある本日の宿泊地「渓流荘」を目指して遡って行きます。



★いよいよ難関峰「大崩山」のリベンジ!

大崩山麓を流れる祝子川(ホオリガワ)は山幸彦(ホオリ)が産湯を漬かった所。この地に皇子が預けられた時は祝いの春祭りだったので、「神の子祝皇子」と呼んだことから「祝子」(ホオリ)になったらしい。昨年の登山で敗退後に発見した山幸彦銅像と1年ぶりの対面!大崩山をバックに堂々とした御姿!


     .....祝子川渓谷へ。山幸彦の銅像もお元気そうで何より!背景に大崩山が迫る.....
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  .....(左)大崩山の登山基地・民宿「渓流荘」 (右)前夜祭で乾杯!満面の笑み・食山人氏.....
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「渓流荘」に入り、明日の大崩登山に備えてパッキング準備を完了!食山人氏と無事登頂を祈念し前祝いの乾杯!明日は快晴が確実!期待を膨らませて早目に就寝しました。大崩山レポートは次回になりますが、まさに危険なルートの連続!しかしその光景は今まで見たことがない雄大な名峰でした。


    .....(左)渓谷から見上げたワク塚の先端. (右)最難関「象岩」を横断、危険の連続.....
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宮崎の山旅・神話探訪のシリーズはこれから本格スタートしますが、高千穂(天孫降臨の地)や神武天皇ゆかりの史蹟、九州に栄えた古代豪族の足跡などが次々と登場してきますのでお楽しみに~!


       .....古事記「天岩戸伝説」の天安河原(神々が相談)&(右)天岩戸開きの図.....
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       .....(左)高千穂峡「真名井の滝」にボートで真下に迫る (下)国見が丘の神々.....
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    .....(左)神武天皇が祀られる「宮崎神宮」 (右)皇統発祥地と伝えられる史実の謎は?.....
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日南海岸は最終日にも行き残した観光スポットを訪ねたので、LASTで再登場してきます。高千穂・日向の山旅・神話探訪の旅記事;が完結するのは来年秋までかかりますが気長にお付き合い下さい。


           .....バブル時代に大人気だった宮崎シーガイア(栄華も今は昔・・).....
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      .....日南海岸の最大絶景「堀切峠」、フェニックス道の駅は南国リゾートの雰囲気.....
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  by rollingwest | 2015-06-16 21:30 | 九州の山旅・歴史旅 | Comments(133)

 <2015年4月>2014九州歴史探訪旅(最終⑤):神仏習合発祥地「国東半島」巡り

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                 九州歴史探訪旅④:双葉山の故郷・宇佐&昭和の豊後高田より続く


★石仏群の聖地「国東半島」巡り、まずはクライマックス「熊野磨崖仏」から訪問


昨年5月、九州の日本百名山200名山にデビューし歴史探訪も兼ねた4泊5日の旅からもう1年近くが経過してしまいました。過去4編(登山記事2回、宇佐神宮、豊後高田)の記事をダラダラ掲載してきましたが、今回でようやく最終編。以前から憧れていた国東半島(大分県)で締めたいと思います。


      .....別府湾に寄せ来るさざ波、穏やかなから海から仰ぐ高崎山(猿の山で有名).....
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別府駅前のビジネスホテルを朝6時に出発し、まずは別府湾の海岸へと出てみました。湾に突き出て猿の山で有名な「高崎山」が青空に映えて実に素晴らしい姿を見せている!今回はひたすら時間効率化で廻る旅だったので、次回は老舗温泉にゆっくり浸かり鶴見岳から別府湾を俯瞰して見たいネ~


       .....(左)別府温泉街 (右)高崎山に別れをつげて国東半島へ!....
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いよいよ長年の憧憬地「国東半島」へと足を踏み入れます。国東半島は古くから瀬戸内海と大陸を結ぶ交易要所の役割を担い、奈良時代から宇佐八幡信仰と仏教が混ざり合った「六郷満山」と呼ばれる山岳仏教が形成されました。当地域を中心に発展した山岳仏教はまさに神仏習合の発祥地


    .....(左)国東半島の六郷満山、田園風景 (右)神仏習合の発祥地「国東半島」.....
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まずは国東半島の象徴である「熊野磨崖仏」から訪ねてみよう!磨崖仏への入口にある胎蔵寺(国東・六郷満山霊場の第五番札所)は1300年前に宇佐神宮によって造営された寺で鋸山の奇岩秀峰の一角をなしています。胎蔵寺境内には銀色メッキの大黒天・不動明王・十二支碑、何じゃコリャ~!


      .....胎蔵寺に到着。銀色の十二支碑・大黒天・不動明王を見つめる観音様.....
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暫く行くと磨崖仏へ向う長い石段が現れてきました。鬼が一夜にして築いたとされる乱積みの石階段は険しく長い道のりだ!足場が悪く傾斜が厳しいので杖と手すりを頼りにユックリ上っていきます。


      .....(左)熊野磨崖仏へと続く石階段 (右)神仏習合の鳥居をくぐりいざ出発!.....
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          .....(左)熊野磨崖仏へと続く石階段 (右)胎蔵寺奥の院に到着.....
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石段を8~9割上った辺りで2体の磨崖仏が現れました!憧れだった日本最古・最大級の磨崖仏についにご対面できた!巨大な不動明王像は実に柔和な表情をしているね~!対照的に大日如来像の方は、頭部上方に三面曼荼羅が刻まれて厳しい顔つきをしている。イヤ~素晴らしい、感激だ!


          .....ついに「熊野磨崖仏」(国東半島の象徴的な石仏)にご対面の夢が叶う!.....
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      .....平安時代後期の日本最古・最大級の磨崖仏(左)大日如来&(右)不動明王.....
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国東半島は天台密教文化のメッカ、歴史表舞台から遠く離れる大分の地に、奈良・平安期の大きな社寺や様々な石仏史跡が残されているのは何故だろう・・?そんな気持で次のお寺へと向いました。 





★かつては国東半島・最大の寺院だった「伝乗寺:真木大堂」


国東半島は「仏の里」と呼ばれます。古代の宇佐で生まれた八幡信仰は古代仏教と融合し国東半島にある六つの郷で天台宗と結びつき多くの寺院が山に建立されました。神仏習合発祥地は岩場修行の独特な仏教文化を形成し、大きく華を開かせてやがて全国的な仏教として広まっていったのです。


                          2014九州歴史探訪旅③「宇佐神宮・八幡神の深い謎」

        .....国東半島特有の山・谷の急峻な地形が山岳仏教修行の場となった.....
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真木大堂は六郷満山の本寺「伝乗寺」の堂宇の1つとして建立され、伝乗寺は(かつて六郷満山の最大規模)を誇り、満山の中心的寺院として隆盛を極めたといいます。しかし、その草創については確たる文献もなく「幻の大寺」とされる寺院です。真木大堂に収められた9体の仏像(国の重要文化財)はその名残と伝えられ、地元の人々の厚い信仰を集めてこの地で大切に保管されてきました。


       .....「真木大堂」には9体の仏像があり、地元の人々の厚い信仰を集めている.....
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本尊は、邪鬼を制する四天王を従えた阿弥陀如来坐像(藤原時代作)。白い水牛に跨り、六面・六臂・六足を持ち大憤怒といわれる恐ろしげな表情を見せながらも実は慈愛に満ちている感じだネ~


        ....かつて六郷満山の最大寺院だった伝乗寺の仏像群は実に迫力あり.....
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★九州最古の阿弥陀堂「富貴寺」&修験道修行の「六郷満山」風景


富貴寺大堂は「蕗の大堂」とも呼ばれる阿弥陀堂(西国唯一で九州最古の和様建築物)を持つ日本三大阿弥陀堂(中尊寺色堂と宇治平等院鳳凰堂と並ぶ)の一つに数えられています。堂内には極楽浄土を夢想させる極彩色の阿弥陀浄土変相図が残されていて日本四壁画とも呼ばれています。


     .....(左)富貴寺の山門 (右)拝観窓口の猫の爆睡ぶりに笑ろた~.....
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幹線国道から相当深く入り込んだ山里に風格ある御堂が静かに佇んでいたことは驚きました。大きな山門を見上げ、いざ中へ入らん!猫が気持ちよさそうに爆睡している姿を見て吹き出した・・(笑)


   .....(左)富貴寺山門を振り返れば新緑の輝き (右)九州最古の阿弥陀堂(国宝).....
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石段をゆっくり登り行くと仁王門が現れたぞ。御堂を包み込む清浄な気と輝く新緑は心を癒してくれます。阿弥陀堂には。薬師・釈迦浄土など東西南北に描かれた四浄土があり、曼陀羅絵は実に興味深い。平安末期の浄土への憧れ(末法思想)が都から遥か離れた九州の地で栄えたことは驚き! 


      .....数々のライトアップ仏様が鎮座、中央には本尊・阿弥陀如来坐像(重文).....
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車を走らせていく妙義山の様な六郷満山岩峰群が目の前に現れてきました。奇岩や秀峰がそびえる景勝地でもあり天念寺耶馬といわれている景勝地です。その秀峰に架かる石橋が「鬼会の里」の裏にあります。「天念寺無明橋」と呼ばれ頂上付近は鎖を伝って登る難所はなかなかスリリングです。


       .....(左)六郷満山風景の岩峰群 (右)ここは修験道の峯入修業の地.....
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             .....天念寺の無明橋は峯入修業のクライマックスポイント.....
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六郷満山の峰入修行の「天念寺」は行きたかったのですが時間がなくて訪問できませんでした。長岩屋川の大岩に巨大な不動明王と2童子が彫られているらしい。ネット写真ですがここは是非ご紹介!


        .....川中不動の水風景(ここには実際に行けなかったのでネット写真).....
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次の目的地は六郷満山の最大見所「両子寺」に向い車を走らせていきます。途中に並石ダム湖が出現、静かな湖面背後には六郷満山のシンボル「屋山」がユッタリとした貫録の台形姿を見せている!


       .....並石ダム湖は輝く新緑、「屋山」は六郷満山を代表する名峰の一つ.....
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★六郷満山の最大クライマックス「両子寺」&「文殊仙寺」


国東半島の中心部に位置する両子山(標高721m)、150万年前の太古の火山活動で形成された山の中腹にあるのが「両子寺」。国東・山岳修行の根本道場で六郷満山の全山統括する総持院です。両子寺の境内に立つと、正面に両子山、左側は書院・客殿、右側は修業道場の護摩堂が配置


        .....(左)両子寺の駐車場に到着 (右)緑と花が鮮やかだった護摩堂.....
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明治時代に焼失した護摩堂(本尊・不動尊)は、その後再建され山岳修行の根本道場の威厳を保っています。寺の大講堂横には鳥居(さすが神仏習合)が出現!奥の院へと通ずる階段があります。


     .....寺の境内に堂々と立つ山王社鳥居、正に神仏習合発祥地!新緑が眩しい!.....
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いよいよ両仁王像が守護する奥の院(本尊:十一面千手観音)へ!木々に覆われ上へと続く階段は邪気を寄せ付けない神聖な仁王門です。崖下洞窟に建物の一部をめり込ませた造り。国東半島の寺院にはこの形式が多く見られ、近くで見るとかなりの急斜面に建てられていることが分かります。


      .....両子寺の山門階段(仁王様が両脇を守る)、いよいよ奥の院へと登り詰める.....
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      ....(左)磨崖で絶妙に建築された奥の院 (右)中国仏教の影響を色濃く感ずる.....
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奥の院本殿には、両子大権現(双子の男・女二天童子)・宇佐八幡、仁聞菩薩、千手観音が祀られています。神や仏がゴッタ煮状態で祀られている光景は、出羽三山で見た神仏習合と全く同じだ!


        .....(左)新緑に静かに佇む奥の院 (右)奥の院内部は神仏習合の極致.....
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   ....(左)本尊・千手観音立像 (右)虚空蔵菩薩&文殊仙菩薩 (下)六郷満山の寺院分布.....
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奥の院裏にある洞窟にも自由に入ることができます。薄暗い洞窟には観音像が祀られていて蝋燭の炎が静かに揺らめいていました。ここで湧き出る水は「不老長寿の霊水」とされているそうです。


      ....(左)ありがたき十一面千手観音像のお姿 (右)奥の院裏の洞窟に入って見る.....
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両子寺周辺は、自然に恵まれ四季折々の変化が感じられる全国森林浴の森百選の指定地で気軽に参拝や森林浴ができる格好の場所。磨崖上の国東塔などを見て下山。次は文殊仙寺へ向おう!


          .....(左)新緑の両子寺周遊コースを下っていく (中)磨崖上の国東塔.....
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文殊仙寺は国東半島の中で二番目に高い文殊山(半島の中央に聳える)の中腹に位置し、駐車場から暫く石段を登って行くことになります。648年、役小角によって開基され、山腹の奇峰怪岩に囲まれた仙境秘境の地に本尊・文殊菩薩(三人よれば文殊の知恵)が鎮座。日本三文殊の一つです。


        .....文殊仙寺山門から杉古木の中に伸びる長い石段を登り奥の院へ到着.....
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文殊山に登った役小角(日本各地に足跡)は文殊菩薩の尊像を泰安して文殊仙寺と名付けました。文殊智水という湧水もあり小角自らノミを岩角から穿ち出した霊泉だそうな・・。数多くの重要文化財や天然記念物を有する国東半島随一の古刹は、開山以来1300年の法燈を守り続けていました。


       .....文殊仙寺・奥の院の背後は大絶壁、ここには役行者の石像が祀られている.....
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六郷満山の全山は廻れませんでしたが8割位は体験できて大いに満足!山々を後にして水田景観(中世より変わらぬ荘園)を楽しみながらいざ帰路へ!瀬戸内海・伊予灘方面へ車を走らせて行く。


       .....国東半島・田園風景や六郷満山はまさに日本の原風景、いざ帰路へ向う....
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★2014九州の山旅・歴史旅ももう終わり・・、今年5月に再度リベンジ!


海に出ると黒津崎という小さな岬から南北に白砂青松の砂浜が延びており、延長は2.2kmに及び、瀬戸内海の伊予灘に面し、海岸には奇岩が点在しています。大分百景のひとつに選定されている黒津崎海岸は美しい砂浜として有名。ウミガメ産卵が確認されており保護運動が高まっています。


         .....六郷満山から大分県の海岸線に出る。ここは名勝「黒津崎海岸」.....
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昨年5月、初めて九州の山にデビューし歴史旅も織り交ぜた濃厚な5日間もついに終わりました。翌日大分空港から飛び立ち帰京の途に・・、真下に昨日廻った国東半島の全景が見えるではないか!


                     2014九州登山デビュー&歴史探訪旅②:「椎葉峠越え&市房山」
 
     .....大分空港から飛び立つ飛行機から、先程まで廻った国東半島の形がハッキリ認識.....
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   .....(左)見事な雲海芸術 (下)淡路島と神戸を結ぶ明石大橋 (右)瀬戸大橋もバッチリ!.....
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羽田空港から飛び立った時は、京浜工業地帯(東京・川崎・横浜)・富士山・丹沢・奥秩父・南アルプス、関西エリアに入ると琵琶湖・京都を空から見下ろす絶景に恵まれましたが、帰りの飛行機からもそれに劣らずのパノラマ!瀬戸大橋、淡路島、明石大橋を見ながらあっという間に房総半島・関東へ到着

                        2014九州登山デビュー&歴史探訪旅①:「由布岳・大崩山」
 

    .....(左)東京湾と房総半島を旋回 (右)京浜工業地帯を見ながら羽田空港へ着陸!.....
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昨年5月の九州旅で唯一の心残りは九州・最難関峰「大崩山」(宮崎県)の登頂を断念し(道迷い・悪天候)敗退したこと・・。実は今年5月そのリベンジで食山人氏と一緒にこの山に再挑戦してきます。


  .....(左)国東半島・宇佐神宮は世界遺産を目指す (右)今年5月、再び九州の山にリベンジ!.....
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さらに古事記・天孫降臨・神武天皇に関する史蹟も全て廻ってくる予定。2015九州登山&歴史レポートは6月から開始し1年をかけてダラダラとお届けしますが、またよろしくお付き合い下さい。

                                                         おわり

  by rollingwest | 2015-04-04 17:00 | 旅の風景 | Comments(112)

<2014年12月>九州歴史探訪旅④:(双葉山の故郷・宇佐&豊後高田・昭和の町)

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★相撲の神様「双葉山」の生れ故郷を訪ねる

九州の山旅・歴史旅(今年5月)も4回目のレポートとなります。前回は全国八幡神の総本宮である「宇佐神宮」を紹介しましたが、神宮鎮座する宇佐市は相撲の歴史を知る上でも重要な地域です。

                         九州山旅&歴史旅③:「宇佐八幡神宮」の深い謎 より続く


   ......「宇佐神宮」は八幡社総本宮(神仏習合の発祥地)、古代史の謎を探る重要な場所.....
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相撲の起源は天照大神が出雲に迫った「国譲り」(古事記に記された出雲稲佐浜での決闘神話)に遡り、「武甕槌神」(鹿嶋神)が「健御名方神」(出雲神)を投げ飛ばした力競べがルーツと謂われます。


  ......(左)相撲の起源は古事記「国譲り」での決闘 (右)日本史最古の天覧相撲(野見宿禰).....
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                                国譲りの決闘(相撲のルーツ)の「稲佐浜」の記事 



宇佐神宮の「放生会」(滅ぼされた大隅隼人の祟りを封じるため朝廷が行った重要祭礼)においても八幡神に奉納する「神相撲」が催されており、大相撲の起源が神事に由来することがよく解ります。そしてこの宇佐は相撲の神様と崇められる「双葉山」(不滅の69連勝)の生れ故郷でもあるのです。


    ......2011年、横綱「白鵬」が宇佐神宮で奉納土俵入り(双葉山の生誕100年を祝す).....
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2011年は「双葉山」の生誕100年を迎え、当地に横綱「白鵬」が来訪し、宇佐神宮で奉納土俵入りを行っています。昭和を代表する偉大な力士、その双壁は「双葉山」(角聖)と「大鵬」(昭和の大横綱)!
その白鵬は2014年九州場所で32度目の優勝を飾り、大鵬の歴代最多記録にとうとう並びました。


  ......(左)2014年九州場所で、「白鵬」がついに「大鵬」(昭和の大横綱)と並ぶ32回目の優勝.....
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白鵬はまだ29歳、来年早々に金字塔の新記録を打ち立てることは間違いないでしょう。相手の力を吸い取る柔らかさを持ちその強さはどの力士も止められない独壇場となっています。とにかく怪我での欠場がゼロということが凄い!その素晴らしい精神力と万全な体調管理には脱帽するばかり・・


  ......宇佐市「双葉の里」、相撲の神様「双葉山」の生誕100年を記念して2011年にオープン.....
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今回優勝インタビューの言葉は実に素晴らしかった!「この国の魂と相撲の神様が認めてくれたから、この結果がある」と涙ぐんだのです。モンゴル人なのに日本人以上に日本人らしい大横綱!しかしこんな大横綱になってもまだ超えられないのが双葉山が打ちたてた69連勝の大記録・・(白鵬は63連勝)


  ......(左)双葉山の生家跡 (右)「超六十連勝力士碑」、双葉山・白鵬の名前のみが刻まれる.....
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双葉山の本名は穐吉定次、宇佐市に生まれた美男の力士は修行を重ね、「後の先(gonosen)」の立ち合い(相手の立ち方を見て捕まえる)で69連勝という現在誰にも破られぬ大記録を達成した伝説の力士です。60連勝以上を達成した双葉山と白鵬だけの名前が刻まれた石碑も堂々聳えていた!


    ......白鵬が尊敬する「双葉山」の生家(落着いた雰囲気)。現在は公民館としても利用される.....
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宇佐神宮から車で走ること30分、道の駅「双葉の里」と生家があり、館内には双葉山の生い立ちや数々の偉業記録が展示されていました。何と双葉山は右目失明、右手小指の先を失っていたとのこと!そんな境遇で大記録を打ち立てても「我、未だ木鶏たりえず」と自分を磨き続けていたとは・・


   ......道の駅ホールには双葉山資料館があり、栄光の歴史や映像・パネル等を見学ができる.....
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江戸時代には「谷風」「雷電爲右エ門」、明治期では「太刀山」という伝説力士も存在しました。勧進相撲発祥「富岡八幡宮」には初代「明石」から平成に至るまで歴代横綱の名が石碑に刻まれます。


   ......(左)江戸時代から続く横綱の刻印名 (右)昭和~平成期の歴代横綱(富岡八幡宮)....
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 ......歴史的な名力士:江戸期(雷電・谷風)、明治(太刀山)、現代(北の湖・千代ノ富士・貴乃花).....
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小生の幼少期は大鵬の栄光時代、その後は輪島・北の湖・千代ノ富士、若貴兄弟と続きますが、曙・武蔵丸の外人パワーが台頭。21世紀になると、横綱の地位は完全にモンゴル勢の独断場となり、若乃花を最後に日本人横綱は途絶えてしまいました。一体いつになったらその日が来るのか・・?


    ......モンゴル勢のパワーは今も止まらない・・(朝青龍・旭天鵬・日馬富士・鶴竜・逸ノ城).....
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    ......蒙古・騎馬民族は日本人のルーツでもあり、モンゴル旋風は歴史の必然なのかも・・.....
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しかし蒙古民族も日本人ルーツの一つだし、大陸で培われたDNAが日本の大相撲になったことを考えれば仕方ないのかなとも思ってしまいます。まあ顔もそっくりだし、白鵬の如く日本人以上に日本人らしい大横綱が偉業を成し遂げるのは嬉しいことだな・・と納得しながら双葉の里を後にしました。




★豊後高田で昭和レトロを満喫


   ......(左)国東半島および周辺の見所 (右)次は「豊後高田」で昭和体験をしてみよう!.....
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国東半島の西部(宇佐神宮の近く)には豊後高田市があります。明治・大正・昭和30年代にかけて、豊後高田の中心商店街は国東半島で最も栄え賑やかな町だったという歴史がかつてありました。


  ......(左・下)「昭和ロマン蔵」に並ぶ40年代車 (右)鉄人28号、マジンガーzも・・キャラクター続々.....
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しかしその後市の人口はどんどん減少し人口18,000人と全国で9番目の少人口の市になってしまいました。「犬と猫しか歩かん」とまで言われるほど寂れた商店街になんとか元気を取り戻そうと地元で街興しの機運が高まり、昭和の町が2009年7月に再現されたのです。実に懐かしい風景だ!


    .....「昭和ロマン蔵」に入ってみよう!「鉄人28号」や「バカボンのパパ」がお出迎え!......
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         ......(左)懐かしい教室風景 (右)温泉街によく見かけたスマートボール.....
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商店街は昔の雰囲気を残したままで再整備され、隣接公園には「昭和ロマン館」という懐かしの昭和グッズが飾られたミニテーマパークがありました。市内を巡る観光客用のボンネットバスも走っています。


       ......(左)大衆食堂ホームラン (右)昭和の広告板やショーケース陳列物が沢山.....
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    ......(左)昭和広告板の定番「金鳥蚊取り線香」 (右)昭和の民家や駄菓子屋の風景.....
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昭和30年代は貧しく不便だったけれど本当によき時代だった思い出が蘇ります。明るい未来を信じて、隣近所が肩を寄せあい、近所で助けあいながら生きていました。 豊かで便利になったとはいえ、平成の今に比べて幸せが実感できた時代だったかもしれないと再認識。まさに「三丁目の夕日」・・


    ......懐かしきボンネットバス(小学1年生頃に乗った気がする)が豊後高田市内を走る.....
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今度は商店街を散策してみよう。おお、人口テーマパークではなく昔の商店街がそのまま残されている。RW散策時刻は朝だったので店は開店前で静かでしたが昼には多くの観光客で賑うに違いない!


      ......(左)昭和の商店街を歩いてみよう! (右)新町商店街のウエガキ薬局.....
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         ......中央広場「出会いの里」脇には旧「共同野村銀行」のレトロ建物.....
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街全体がテーマパークのような雰囲気で町興しに取り組んでいる全国例としては、鳥取境港の「水木しげるロード」(ゲゲゲの鬼太郎・妖怪の街)、東京青梅の「映画看板の町」が有名です。昭和レトロに絞ったジャンルでは青梅と豊後高田が双壁ではないかと思いました。皆様も一度ご訪問してみては如何?

                                     東京青梅「映画看板の町」の記事
 


       ......ああ昭和は遠くなりにけり・・、懐かしの街風景を歩き感慨に浸る・・.....
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★国東半島周辺にはまだまだ見どころが・・


今回は国東半島の石仏巡り・宇佐神宮参拝がメインだったので、今回当エリアの観光地訪問は「双葉の里」「豊後高田・昭和の町」だけに終わりましたが、このエリアにはまだまだ見所が沢山あります。


    ......(左)黒田官兵衛の九州拠点「中津」 (右)中津には「福澤諭吉旧居」も佇む.....
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    ......大分には「耶馬溪」「青の洞門」などの大自然絶景を満喫できるSPOTも多い.....
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「黒田家の中津城」「福澤諭吉旧居」、大自然溢れる「耶馬溪」「青の洞門」、東には「杵築の城下町」「臼杵石仏」もあります。九州は登山や歴史探訪で何度も訪問する予定なので今後の楽しみだね!


           ......「杵築」の城下町や「臼杵石仏」もいつか訪ねてみたい!.....
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★いよいよ国東半島の石仏巡りへ!


さて次回はいよいよ国東半島「石仏の里」巡りのレポートに入ります。国東は奈良~平安時代にかけて「六郷満山」の山岳仏教文化が栄え、峰々を渡り歩きながら修業をする難行が行われた地です。


    ......国東半島の田園風景を走る。ここもまた日本の原風景が目の前に広がる!.....
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「田染荘」は、宇佐神宮の荘園で、現在も平安・鎌倉時代の集落や水田の位置がほとんど変わらずに残されています。重要文化的な景観「田染荘小崎の農村景観」は、まさに日本の原風景でした!


        .....「田染庄」は宇佐神宮が平安・鎌倉期に所有した広大な荘園地.....
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       ......風にそよぐ麦畑の穂、そういえば大分の焼酎は麦が主力でしたな~!.....c0119160_7141219.jpgc0119160_7143033.jpg



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「六郷満山」とは国東半島の中心にある「両子山」から放射状に広がる谷筋に沿った6つの村落を「六郷」と呼び寺院群は「満山」と呼ばれました。九州歴史旅レポートの最終記事は来年になります。


   ......(左)「真木大堂」に伝わる九体の国宝仏像 (右)「両子寺」の十一面千手観音像.....
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      ......(左)「文殊仙寺」の仁王像 (右)国東半島「六郷満山」、癒しの田園風景.....
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                     ...... 国東半島の最大ハイライトは「熊野磨崖仏」(胎蔵寺).....
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                                                        おわり

  by rollingwest | 2014-11-30 07:50 | 旅の風景 | Comments(110)