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<2010年5月3日>GW紀行③:高岡歴史探訪(続編)&35年ぶりの米山登山

                             
                   GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む                               
                   GW紀行②:万葉時代からの歴史街、高岡・伏木を訪ねてより続く



★高岡市内に鎮座する国宝名刹「瑞龍寺」を訪ねる


           ......加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」(国宝指定)の総門)......
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午後は高岡市内に入り探索。加賀藩はNHK大河「利家とまつ」でご存知、前田家が百万石に隆盛させた誇り高き藩。利家の長男「前田利長」は弟「前田利常」に譲位して高岡に城を築きました。
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           .....「瑞龍寺・山門」をくぐると、壮大・荘厳な大伽藍、中央に「仏殿」が配置......
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加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」は利長死後に兄思いの利常が1663年建立、加賀藩が威信をかけた寺であり絶対必見!一大城郭の風格を持ち、北陸にかくなる国宝寺があるとは・・!

       
    .....(左)国宝「仏殿」の建築は実に見事! (右)国宝「法堂」に安置される利長の位牌......
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           ......(左)枯山水の白砂利を整備する僧 (右)曹洞宗なので禅寺様式の建築....
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★前田利長の墓所


「瑞龍寺」総門前から前田利長の墓所まで、長い石畳の参道がありました。その長さが八町(870m)もあることから「八丁道」と呼ばれ、両脇には全国の大名が寄進した石灯籠が配置されています。


         ......(左)八丁道に座る前田利長の像 (右)加賀藩主・利長の墓所......
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利長の墓は高さが11mもある堂々たるもので、これだけの規模・格式は全国の大名墓所の中でも最高峰らしい!霊園前には「五百羅漢像」が沢山飾られたお寺もある。加賀の寺は裕福だね~!


                     .....「繁久寺」のお堂と「五百羅漢像」......
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★日本三大仏「高岡大仏」~「土蔵造りの町並み」


日本の有名大仏は無論「奈良&鎌倉」ですが、「三大仏」という言われ方があるらしい。3つ目を調べてみると高岡・兵庫・岐阜に三大を主張する仏があるとのこと。そうか!高岡大仏を見てみよう。


      ......「高岡大仏は」の顔はハンサム!蓮座下は宝物回廊となっており「顔大仏」もある。......
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この仏は高岡「大佛寺」に鎮座する阿弥陀如来像。800年前の建立で歴史は深く、焼失を繰り返した末に、鋳造技術が高い高岡の技師達によって昭和7年に青銅大仏として再興されたとのこと。


  ....(左)仏・陀か?(hotoke takaoka?oyajigayagu) (右)回廊展示物は多彩で興味深い.....
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高岡の中心部には土蔵造りの旧家が40棟以上建ち並んでいます。明治後期に大火に襲われたため防火建築の粋が生かされています。高岡は鋳造発祥の地、旧・鋳造所やキューポラ煙突があり、産業で栄えた金町の格子造り町並みも見事らしい。しかしもう無理だ。夕方近くで時間がない~!


          ......(左)土蔵造りの街並み(菅野家) (右)赤レンガの富山銀行......
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        ......(左)高岡市内を走る懐かしい路面電車 (右)駅前では獅子舞イベント......
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もう夕方17時近い。今日は朝から雨晴海岸を訪問し昼過ぎには帰省するつもりだったが、高岡がこれ程までに見所多き場所だとは思わなかった!何か物凄~く得をした気分で列車に乗りました。


                 ......高岡駅周辺の散策MAP(クリックで拡大)......
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★柏崎帰省途中で日本海に沈む夕日を満喫


金沢から柏崎経由のJRダイヤは、「ほくほく線」開通以降は柏崎がバイパスされ停車回数が減り、不便になりました。しかし金沢駅にナイスタイミングで直通便が来た!ラッキ~!19時頃に帰れそうだ。


    ......5月の太陽は夕方になっても高く昼が長い。水田や日本海に眩しく反射する光......
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今日は充実したミニ旅廻りで天気も快晴に恵まれ最高の日だった。車窓に目をやれば田植え前の水田に映える太陽が眩しい!日本海水平線と距離が縮まると黄昏のオレンジ色に輝き始めてきた~


           .........日本海に沈み行く夕日(信越線の電車車窓より)......
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そういえば小6の修学旅行は富山だったが、帰りの車窓から日本海に沈む夕日を見て皆が歓声を上げた光景が記憶に蘇ってきた。40年前のシチュエーションと全く一緒だ・・。何か感動的だナア・・(懐)





★35年ぶりに故郷の名峰「米山さん」に登る


「♪米山さんから雲が出たぁ~♪」 柏崎の夏祭りやお盆の民謡流しで踊られる「三階節」に登場する米山は標高993m、容姿優れた鋭峰です。生れた時から仰ぎ続けてきた故郷の誇れる名峰!
中高時代に学校行事で数度登りましたが、今回35年ぶりに秀麗峰の頂上に再トライすることに・・。

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柏崎実家に19時到着。一人暮らしとなったお袋とは3月家族旅行以来の再会。「昨年GWは親父の容態が急変し北陸から急遽帰って来たなあ・・、一周忌はどうする?」等々、四方山話に花が咲く。
翌朝は米山登山で、食山人氏・マツ氏と上越市柿崎駅で再合流するので、早めに就寝しました。


   ......(左)米山は水野林道コースから登山 (右)柏崎・米山周辺の地図(クリックで拡大).......
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中高時代は、日本海に近い米山駅から登る昔からのメインルート「大平登山コース」でした。海抜ゼロから千m近く登るので本当にきつかった・・。今は柿崎側から6合目まで車で上がり、手軽に登れる「水野林道コース」が主流のようです。残雪多い春山だし、オジサン3人は一番楽チンコースを選択します。


          .....6合目駐車場から、カタクリが群生する水野林道コースを歩き出す。......
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米山の残雪は例年なく多い!春先に繰り返した寒波で、「笈ケ岳」も然り全国的に同じ状況だったことでしょう。6合目駐車場までの林道は雪壁が迫り、車1台がやっと通過できる狭さ、ヒヤヒヤ・ドキドキ
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        .....米山さんも例年以上に残雪量が多い。木々も芽吹きが始まったばかり....
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朝9時20分に登山開始。快晴青空とはならず霞んだ感じの一日でしたが、天候は安定し空気も涼しい。遅い春で新緑はまだ早い・・、自分にとって生れて初となる残雪期の米山登山が始まる・・。


      .....桜は満開!残雪の峪筋に芽吹いた淡緑とのコラボが美しい!右はショウジョウバカマ....
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6合目から頂上までは1時間半程ですが、日本海から聳え立つ柏崎のシンボル米山の最後の登りはやはり急峻だったぁ~。11時前に登頂!頂上の三角点とは高校時代以来、35年目の再会だ~


      ....(左)頂上にある米山薬師堂をバックに (右)米山薬師本尊(日本三大薬師の一つ)....
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山頂には「日本三大薬師」の一つである「米山薬師堂」があります。米山は712年(奈良時代)に白山の先達「泰澄」により開山され、農業神・病気平癒の神として、農民の信仰を篤く集めました。


        .....(左)頂上付近の張出し雪崖で戯れる食山人氏 (右)頂上小屋・薬師堂の遠景....
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天気は晴れですが暖かい日が続いたため、靄っぽく視界はいまひとつで残念・・。しかしネットで拾った画像から頂上パノラマをお楽しみ下さい。本来は目の前に日本海に浮かぶ佐渡ケ島、左側には妙高・火打山、右側には柏崎市街と原子力発電所、その向こうには椎谷岬、弥彦山が見えたはず


   .....快晴ならば頂上からこんなパノラマが・・ (左)妙高・火打山(右)柏崎市街・原発&弥彦山....
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         .........頂上からは1時間弱で下山、6合目駐車場へ到着....
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帰りは雪道をグリセードも入れて滑るように下山、1時間もかからず駐車場・登山口に到着しました。
食山人氏・マツ氏を柿崎へ送り駅でお別れ、GW「笈ケ岳」「米山」登山の計画立案・実行に感謝!
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★故郷より・・あらためて米山さんを望む



       .......頚城平野・柿崎側から仰ぐ米山、水仙とのコラボが結構素晴らしかった!....
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柿崎駅へ2人を送ったあとは、米山の姿をあらためて諸々の角度から仰いでみようと車でドライブ。頚城平野(柏崎市と反対側)からの雄姿をカメラでパチリ。柏崎側光景とはやはり形が違う。今年1月、謙信・春日山城から見た米山、上越市谷浜から望んだ海に浮かぶ米山も素晴らしかったなあ・・。


    ......今年の正月帰省で上越市側から見た米山、海に浮かぶ米山を見たのも35年ぶり.....
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国道8号線を北東に上り、米山トンネルをくぐり抜けると柏崎市に出ます。米山大橋周辺は柏崎屈指の景勝地。ここは帰省時に毎回の如く訪れる癒しの場所、故郷・米山を一番身近に感じる所かも・・
大橋下の青海川駅は海に日本一近い駅で、93年TVドラマ「高校教師」最終回の舞台になった場所


  ....(左)米山大橋(柏崎)側から仰ぐ米山(右)青海川駅「高校教師」真田・桜井のラストシーン駅....
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   ......米山大橋・橋脚部からレストハウスを望む、左はインターネットより拝借した星空のお宝写真....
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         ........福浦八景は柏崎の名所、海岸洞窟には蝙蝠が多く住みついている。....
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                   「夏の柏崎花火&復興する故郷米山の光景」はコチラからどうぞ  
                   「冬の米山雄姿や荒海怒涛の日本海風景」はコチラからどうぞ  



柏崎市街に入り実家に戻る前に親父の墓参り。霊園近くは田植え間近の水田風景が見渡せます。ここからの米山もお気に入り。霊園前公園は菜の花が咲き、家族連れがGWを楽しんでいた。


         ........田植作業が目前となり水が張られ始めた水田と米山....
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         ........柏崎夢の森公園には菜の花が咲き誇り、池には親子連れが遊ぶ。....
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柏崎実家に連泊し、お袋ともう一日過ごし、GW最終5月5日に東京へと戻りました。電車はスイスイ
今年のGWは素晴らしい天気に恵まれ、登山道なき北陸の難関秘峰、雨晴海岸・高岡の歴史探訪、35年ぶりの故郷の名峰の登山・・。充実したGWを過ごすことができて大いに満足いたしました。


        .......実家前にある噴水公園から仰ぐ残雪の米山藤棚が萌え始めていた。....
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米山さんご無沙汰でした~!故郷の山はありがたきかな、35年ぶりに米山さんを登りしみじみ・・



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次回は川崎市探訪「生田緑地岡本太郎美術館を訪ねて」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-12 00:00 | 故郷の風景 | Comments(37)

<2010年3月13~14日>早春の越後(2010)・蒲原平野:月岡温泉家族旅行



★はじめに

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3月中旬、新潟の「月岡温泉」に行ってきました。1年ぶりの家族旅行(昨年は娘の高校入学祝いで伊豆旅行)でしたが、今回は両方の母親をご招待。最近それぞれの伴侶(我々にとっては父親)を亡くし一人暮らしとなったので、たまには孫の顔でも見せて温泉で慰労する親孝行企画でした。

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早朝6時に自宅出発、関越経由で埼玉東松山の義母を迎えに行き、柏崎には昼に到着。昼食後に実家を発ち、北陸自動車道・燕三条ICから越後平野を走っていきました。本当に広大な平野だ!

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越後平野は別名「蒲原平野」とも呼ばれ、日本一の米どころです。昔この辺りが広大な湿地地帯で潟が点在したことが蒲原の名の由来と思われます。蒲の穂が多く茂っていた風景が目に浮かぶ・・


             .........広大な蒲原平野、山形と新潟を結ぶ羽越本線の電車が行く........
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小生、新潟県出身なのに月岡温泉・瓢湖周辺は初めての訪問でした。それにしても360度の感覚で地平線が見える広大な穀倉地帯。あらためてコシヒカリの一大生産地のスケールには驚きです・・。




★国産原油の里を訪ねて


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日本は石油消費量(年間約2億KL)の99%以上を輸入に頼る石油無資源国ですが、現在も新潟や北海道・秋田で細々と国産原油が採掘されています。わが故郷・柏崎は日本石油産業発祥の地、そして蒲原平野の新津・黒川もかつて大きな油田が存在しました。国産原油の歴史探訪・・


     ......(左)日本最古の機械堀り井戸櫓   (右)新津(現・新潟市)の「石油の世界館」........
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鉄道や石油の街として知られた新津市は、現在は新潟市の一部(秋葉区)となってしまいました。
市町村合併は時代の流れとはいえ、街・独特の風情・歴史が埋没していくようで何か惜しい気がします。折角の機会、近代産業発展に貢献した国産原油の歴史を「石油の里公園」で見てみよう。


     ........(左)原油汲み上げポンピングパワーの木櫓  (右)草創期の国産原油採取の仕組み.......
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       ......... 「石油の世界館」のロビー長椅子には石油鉱夫の蝋人形が座ってた~.......
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ここには古より地表に石油が滲み出て草水くそうず)と呼ばれていました。明治時代、金津村庄屋の中野貫一が開坑して原油を採掘し精製販売を開始。中野石油王の住宅や油田関連施設・石油櫓等が「石油の里公園」「石油の世界館」として残されており、当時の面影を偲ぶことができます。


       .......(左)原油櫓が乱立した明治時代の新津風景  (右)地球や石油の歴史を辿る........
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    .....(左)L型採油装置 (中)原油輸送パイプの石油遺構 (右)原油採掘装置のバルブ.......
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09年経産省が、幕末~昭和初期の国内産業近代化に貢献した全国各地の建造物を「近代化産業遺産33」として認定され地域史・産業史ストーリーに纏められました。「新津油田・石油の里公園」も「我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」の一つとして登録されています。

             リンク:「我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」


       ......「石油の里公園」に残る近代産業遺産(ブロック製の原油タンクやパイプライン).......
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日本書紀」には「668年、越の国から燃ゆる水が天智天皇に献上」と記されており、滋賀の近江神宮と黒川村(越後蒲原)では、この故事に因んで「燃水祭」の儀式が毎年7月7日に行われます。


        .......(左)天智天皇への「燃土燃水献上図」  (右)近江神宮の「燃水祭」......
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関西勤務の頃、近江神宮「燃水祭」に2回出席し挨拶する機会を得ましたが、柏崎出身ということで滋賀の方と話が弾みました。でも現在の柏崎にはもう石油産業発祥・遺構は存在していません。


    ........(左)「黒川油田」昭和17年の風景  (右)かつて柏崎には「日石製油所」があった。.......
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石油の歴史に日頃触れることのない家族達も石油館の展示物を興味深く見ていましたが、そろそろ出発~。次の目的地「瓢湖」に向わなければ・・。外は小雨が降り始めて、結構冷えてきたぞ・・。





★白鳥の湖・「瓢湖」


         .......(左)冷たい雨で煙るグレー色の瓢湖にて (右)色異なる2羽の鴨........
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新津の里から阿賀浦橋を渡り阿賀野川を越えると、旧・水原町(現・阿賀野市)に入っていきます。
ここに白鳥の湖として有名な「瓢湖」があります。用水池の形が瓢箪に似ていたことから、こう呼ばれます。昭29年、飛来した野生・白鳥の餌付けに吉川重三郎氏が全国で初めて成功したのです。


             ............餌を上げると鴨たちが群がってきた!Come on~!........
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     ......瓢湖の中州で寛ぐ数羽の白鳥 (大陸に渡らずに日本で過ごすのかな・・?).......
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この湖は08年にラムサール条約に登録されています。今年の春は寒い日が続いたので白鳥が多く残っているかな・・と期待しましたが、やはり3月中旬なのでもう殆ど飛来してしまっていた。例年、怪我で飛び立てない白鳥が数羽はいるようですが、中にはここが気に入り住み着いている奴も・・。

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餌を求めて鴨ばかりが群がって来ましたが、白鳥の冬姿は地元HP・掲載写真↑でご容赦下さい。
しかし3月半ばなのにチラホラと雪が舞い始めてきた・・。おお、寒い~!早く温泉に浸かりたいね~。
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★お肌ツルツルの湯で有名な「月岡温泉」


本日お目当ての「月岡温泉」に16時頃に到着~!玄関お迎えから素晴しい気遣いのおもてなし!
仲居さんの丁寧な説明を受けた後、浴衣に着替えてさあ温泉に入りましょう!その前に写真をパチリ


           ........月岡温泉に到着!まずはお茶を一服。2人の祖母に囲まれて.......
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      ......(左)白玉の湯「泉慶」、岩の露天風呂  (右)夕暮れの月岡温泉と温泉の煙........
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月岡温泉は新潟の奥座敷・歓楽温泉のイメージがありましたが、北陸の由緒ある温泉の様な印象を受けました。歴史は意外と新しく大正時代、石油開発目的で掘削したらたまたま湯が出たとのこと
柏崎温泉と同じで石油臭い湯は実に懐かしい~!美人名湯と云われるだけあり、お肌はツルツル!


        ...........大満足だった素晴しい食事、個室部屋で高級感もサービスもバッチリ!........
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      ......温泉卓球を楽しむ女戦士!特に東松山のおばあちゃんが予想外に強かった。........
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食事も美味しく、一品一品に心がこもっており高級感にも溢れて皆は大満足~!食事後は温泉の定番、卓球を楽しみました。寝る前にもう一度お湯に浸かり、女性陣はますます美人のお肌に・・。



           ............卓球バトルの後はもう一度「美人の湯」に入ってリフレッシュ!........
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「白玉の湯・泉慶」は月岡温泉のハイグレード(2~3万円の高級感あり)旅館ですが、閑散期だったためか期間特別料金で1万円後半のお得な値段でした。また来てみたいと思わせるお勧めの宿だ!





★雄大な蒲原平野と日本海奇勝・海岸道を走る


月岡温泉を朝早く出発して2日目は新潟市内に向かって車を走らせます。蒲原平野は実に広い!
人工物が殆どない地平線光景は何度見ても驚いてしまう。川の流れも気分もユッタリとして緩やか・・


           ...........翌朝温泉を出発し、蒲原平野の川風景を見渡す!雪山が遥かに・・.......
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信濃川・阿賀野川下流は人口増加の近世後、新田開発で農耕地を広げてきましたが、低湿原開墾地は度重なる洪水と悪い水はけに悩まされ続けました。 飯豊・会津・上越の豪雪山脈から流れ来る雪解け水は余りにも豊富過ぎるからです。しかし長足進歩した治水技術が現在の田園風景に・・


   ......何たる広大光景!建物が一つもなく地平線が見渡せる!日本一の米処「蒲原平野」.......
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雄大なる蒲原平野を相当距離走り、新潟中心部(空港・港湾部)を脇目に見て信濃川を渡って行きました。蒲原平野を見渡す如く越後中央部に鎮座する2つのなだらかな山は「弥彦山」と「角田山」



             ...........早春の田んぼに浮かぶ「弥彦山」と「角田山」の遠景........
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田園風景から海岸線に出て行くと、ここからは「越後七浦」と呼ばれる奇岩奇勝が続くシーサイドラインに入ります。日本海は比較的穏やか・・、空も徐々に晴れ渡ってきて佐渡ケ島も遥かに望めました。



     ........「越後七浦シーサイドライン」を走れば、岩壁に釣り人。堤防のミニ灯台に荒波寄せる。......
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 .......白波は寄せ、遠浅の砂浜に吸い寄せられてまた消ゆる。 (右)「獅子ケ鼻」の断崖絶壁.......
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★越後総鎮守・「彌彦神社」から「寺泊魚市場」へ


蒲原平野に鎮座する弥彦山の麓に鎮座する「彌彦神社」は、古より「いやひこ様」の敬称で新潟県人に尊敬の念をもって親しまれています。祭神は天照大御神の御曾孫にあたる「天香山命」です。
小学生の頃、家族旅行で両親と神社参詣に何度か来たなあ・・。社殿はいつも威厳に満ちている。


   ......越後随一の古社「彌彦神社」にも石油産業の遺構(蒸留タンク)が保存されていた!......
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2年前の秋に国上山(上杉謙信や良寛などに縁ある国上寺)を訪れた時、久しぶりに彌彦神社に参拝しロープウェイで弥彦山にも登りました。(そのレポートは下記リンク記事からご参照)。おっ、何と社殿の中にも国産原油の遺構(日本石油製油所で使われた蒸留塔)が展示されているではないか!


             ...........弥彦山・2景(冬の雪原&黄金色・実りの秋)........
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                            リンク:秋の越後路(歴史と実りの風景)を訪ねて

弥彦山の標高をあらためて確認すると634m、何と東京スカイツリーと同じ高さなのです。尖鋭なる電波塔と、丸くなだらかな山容の弥彦山と高さが全く一緒とは気がつかなかった・・。越後人の心を癒す弥彦山を後にして、次は日本海の幸が溢れる「寺泊市場」。ここは全国的に有名な観光スポット!
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                .......新鮮な魚が豊富に並ぶ「寺泊市場」........
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この市場はいつ来ても活気に溢れ、観光客が多く賑わっています。とにかく魚の種類が多く品揃えが豊富。見ているだけでも十分楽しい!寺泊名物「浜焼き」は旨そうだけど、ちと値段が高いなあ・・

                .......寺泊の名物「浜焼き」(串刺し海鮮)........
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わっ、何だ、これは~?!エイリアンみたいな悪魔の顔をした不気味な干物がぶらさがっているぞ!
実はエイ干物の裏側が悪魔に見えるのか!よくできてるねエ~、エイ・リアルなん?(oyaji gyag sira~)


       ..........(左)活気溢れる市場の店内 (右)エイ干物が「デビルフィッシュ」になっている!......
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海産物のお土産を購入し、海岸線を南下していくと出雲崎町に入ります。ここは良寛さんや日本石油創業者・内藤久寛、猫わか様などを輩出した由緒ある天領の里。芭蕉が奥の細道で詠んだ名句「荒海や佐渡に横たふ天の川」、黒人演歌歌手ジェロの「海雪」もこの出雲崎が舞台となりました。


  ......(左)出雲崎の良寛堂&良寛像 (中)石油公園と内藤久寛 (右)何かと話題の柏崎原発.....
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出雲崎も国産原油が海から採掘された由緒ある場所、「石油記念館」があるので一度御覧あれ。刈羽村に入り世界最大級の「柏崎・刈羽原発」を通過。07年7月中越沖地震では構内火災シーンが衝撃的でした。原子炉再開も安全に対する地元感情とエネルギー政策の挟間に揺れ動いています。


   .......柏崎に到着。実家から仰ぐ米山、威厳ある新雪の姿で白く雄々しく輝いていた!.....
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柏崎に13時半に到着。お袋を実家に送ってお茶で団欒後に帰京の途へ・・。故郷の名峰・米山は、昨日降った雪が威厳ある白銀姿で輝いています。東京に向う関越道からは越後三山や谷川岳の新雪姿が本当に素晴しかった!寒かった3月はこんなにも美しいパノラマをプレゼントしてくれました。


       .........前日に降った新雪が美しい「越後三山」&「谷川岳」 (関越道経由で帰京)........
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             .........今回辿った越後周遊コース (地図をクリックすると拡大表示)........
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蒲原平野をジックリ走ったのは初めてですが感動的な風景でした。水の恵み・美味しいお米、世界一の豪雪・日本列島の地形・気候が我々に恵みを与えてくれる穀倉地帯の姿を今更ながら再認識・・
今回柏崎から月岡温泉周遊距離は220km、川崎からの総距離650km、やはり新潟県は長大だ。


          .........久しぶりに楽しい家族旅行でした!(彌彦神社をバックに)........
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親孝行したい時には親はなし」、まだまだ元気でいてほしいおばあちゃん達。この旅行会は来年も再来年もやりたいと思う・・。何事も健康第一であればこそ実現できた2日間だとコチラも再認識・・
毎日、寒い天候不順の日が続きますが、皆様体調管理のご留意を!


                                                     おわり



次回は「大和路・思い出の旅レビュー(その1):奈良・西の京・斑鳩編」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-04-14 00:00 | 故郷の風景 | Comments(52)

<2010年正月帰省>謙信・信玄ゆかりの地を行く(その2)越後・春日山編

(その1)信州・川中島編 より続く



★信州から越後に入る


上信越道を走り進めて行くと山風景は、北信濃の「黒姫山」から越後「妙高山」へと主役の顔を替えてきました。黒姫山麓はナウマン象発掘地や小林一茶の郷土、近くには野尻湖が水をたたえます。


        ........(左)長野の黒姫山(日本200名山)  (右)新潟の妙高山(日本百名山)........
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「妙高山」は、万葉時代から「越の中山」と記された信仰の名山で「越後富士」とも呼ばれています。
スキー場で有名な赤倉・池ノ平高原はこの山麓に広がりっており、昔はよく滑りに来たものだなア・・
しかし何故か小生は2名峰の頂上にまだ立っていません。今秋に、黒姫山を初登山する予定です。

                         
     ........妙高山の雄姿を横から眺める。(雄大なコニーデ火山の裾を広げている!).......
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さて謙信ゆかりの上越市に到着!1971年に旧・高田市(豪雪で有名)と旧・直江津市が合併して誕生しましたが、04年に頚城エリアを合併しさらに拡大、今は人口20万人超で新潟県第3位の都市





★謙信が学び育ち、居城を構えた「春日山」

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春日山は上越市中部(旧・高田市)にあり、この山頂に長尾氏(謙信の先代)が居城を構えました。
この山麓には、謙信が青年期に過ごした「林泉寺」と、城の鬼門を守る「春日山神社」が鎮座する。


       .......(左)「林泉寺」山門が水田に映りこむ (右)山門文字は「第一が!」.......
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「林泉寺」は謙信が7~14歳時に学問を学んだ場所、戦乱の世で「義」を貫き通した謙信の思想はこの寺で育まれたとのこと。山門には青地に金文字で「第一義」が掲げてある~!やはり流石だ!


           ........ 林泉寺本堂の前には12月中旬に降った雪が多く残っていた。.......
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春日山神社入口に頭巾を被った謙信立像が睨みを利かせています。NHK大河で三者三様の謙信が描かれたが、阿部寛が一番カッコよかったかな。ガクトも奇抜でしたがストイックさがよく出ていた・・
でも小6時に夢中だった「天と地と」、石坂浩二が頭巾・騎馬姿で先陣を切るシーンが一番懐かしい。

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 ....「謙信の立像」と、演じた人達⇒「天と地と」石坂浩二、「風林火山」ガクト、「天地人」阿部寛.....
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「春日山神社」は千年以上の歴史を誇り、奈良「春日大社」(鹿で有名)の分社ですが、城の鬼門封じで現地に移築されたとのこと。「春日大社」には直江兼続の釣灯篭がある所以はこの繋がりか~!


           ........... (左)春日山神社の鳥居と本社正面(日の丸旗).......
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            ...........拝殿には謙信公の銅版肖像が飾られていた。........
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北陸へ攻めてきた織田信長軍を一歩たりとも国境に入れず、信濃では信玄と拮抗して春日山城を守りきった上杉謙信・・。無類の強さで大したもんだ~!雪国に住む地の利を生かしたのかも・・。


      ..........(左)上杉・武田・北条・織田の勢力図  (右)景勝時代の春日山城の合戦舞台.......
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         ..........春日山城から望む上越市街(頚城平野)と裏側から見る米山.......
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春日山城から上越市街を俯瞰してみると、その遥かには何と雪の米山が見えるではないか~!
「米山は柏崎の山」とばかり思っていたが、上越市民や謙信にとっても故郷の名峰だったのか・・! と改めて認識しました。やはり柏崎からの姿が断トツに秀麗ですが、裏米山も十分格好がいいぞ!





★親鸞・芭蕉・山椒大夫にも所縁ある「越後国府・直江の津」


上越市海岸部は旧・直江津市。名前からも判る通リ、兼続が継いだ直江家(謙信家臣)が開いた津(湊)という意味の地名。ここは日本史・ビッグネームが次々登場する由緒ある史蹟が沢山あるのだ!


         ...........(左)「五智国分寺」の全景  (右)格式高い三重の塔が鎮座........
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まずは奈良時代に聖武天皇の勅願で建立された「五智国分寺」、この地は越後国府で国分寺があった場所で謙信が再建した古名刹で三重の塔は素晴しい!五体の如来本尊が安置されていることから「五智」の名があるとのこと。そしてこの寺には浄土真宗開祖の親鸞像や草庵がありました。


.......(左)国分寺の五如来(HPより) (中)親鸞像を見上げる (右)親鸞ゆかりの竹之内草庵.......
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何故この地に親鸞ゆかりの史蹟が多くあるかというと、1202年に親鸞が当地(越後国府)に流罪されたからです。拡大する浄土宗(法然の教え)の迫害を狙う比叡山(天台宗)の動きとあわせて、後鳥羽上皇の側近女性2名が浄土宗尼僧になってしまい上皇の逆鱗に触れたことが引き金です。


   ......(左)浄土真宗越後布教の拠点となった本願寺国府別院  (右)本願寺本堂と親鸞像.......
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1211年、親鸞に赦免の宣旨が下ったものの豪雪期で越後から京都へは戻れず、親鸞の子供が幼かったこともあって越後に留まることを決めました。その後東国布教に注力することになります。小生の母方実家も浄土真宗だし、越後・北陸に真宗名刹(吉崎御坊等)が多く残るのも頷けます。


        ......上越市と裏米山を海越しに望む (こんな姿を見せる米山もあったのか!).......
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親鸞聖人が流罪で流れ着いた所は「居田の浜」と呼ばれそこには上陸記念碑がありました。日蓮も佐渡に流罪され柏崎に流れ着いたし、いつか親鸞・日蓮ゆかりの地・探訪の特集もしてみたい。


           ........ 親鸞聖人上陸の地(京を追放されこの地に流罪された).......
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この地も芭蕉が「奥の細道」で立ち寄っていました。出雲崎「荒海や佐渡に横たふ」の名句ほど有名じゃないけど当地にも句碑がしっかり建っております。さらにここは森鴎外「山椒大夫」の舞台にもなった所なのです。安寿と厨子王が人買いに浚われ母と別離された浜は正にこの海岸でした。


 .....(左)琴平神社:芭蕉の句「文月や六日も常の夜には似ず」 (右)安寿と厨子王の供養塔.......
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ユーチューブ:映画「山椒大夫」(森鴎外作・溝口健二監督)の予告編(英語版)
⇒母は佐渡、姉弟は丹後、長い別離の歳月を経て母と再会


そういえばH井真吾の物語シアター「山椒大夫」の朗読・冒頭文は「越後の春日を経て今津へ出る道を珍しい旅人の一群が歩いている。」で始まる。成程、春日は春日山の麓という意味だったのか!
映画「山椒大夫」(溝口健二監督・昭29年モノクロ)は昨年TVで鑑賞しましたがやはり名作品だね~



         ........年末の谷浜海岸で戯れるカップル(遠くには米山さんが見える).......
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★冬の米山さん・名峰諸景


高校時代に直江津高校とのサッカー試合遠征で谷浜海岸の民宿に泊まった時、初めて海に浮かぶ裏側の米山さんを見て感動したことを覚えています。35年ぶりにあの風景を確認できたぞ~!


            .......海に浮かぶ裏米山をクローズアップ!(手前の街は上越市).......
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海越しにこんな素晴らしい米山が見えることを柏崎市民は殆ど知らないんじゃないかなア・・。明日大晦日は荒天予報なので実にラッキーだ!こうなれば冬の米山を色々な角度から見てみよう~!

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                 ........上越・柿崎付近の田園風景から望む裏米山.......
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柏崎に向かう際、北陸自動車道には敢えて乗らず国道8号線(海沿い)をトコトコと車を走らせます。
柿崎(現・上越市)の田園風景から望む裏米山も実に風情あり!右の稜線が結構長いことを発見!


                ........上越市および柏崎市の地図(クリックで拡大).......
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いよいよ柏崎市に入り、米山さんも表の顔に変わってきました。裏米山頂上がやや丸く塊状なのに対し、こちらから見る姿はやはり鋭鋒です。柏崎高校・校歌は「♪米峰突兀雲を貫き~」で始まる。
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一番の絶景ポイントは、青海川海岸に突き出る断崖「恋人岬」から仰ぐ米山勇姿でしょう!名峰と海の間に「米山大橋」の赤が映えてコントラストを引き立てます。昭41完成当時は日本一高い橋だった。


       ........柏崎「恋人岬」から、表側の米山・米山大橋・弁天島(青海川海岸)を望む.......
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市街に入り、「柏崎墓園」へ親父の墓参りに向かいます。途中の田園地帯(新潟工科大前)に広がる米山や黒姫山パノラマは実に素晴らしい!ここからの風景は人工物がないからいいんだよネ~


       .......新潟工科大(柏崎)付近から見る刈羽黒姫山(左端)と米山の田園風景.......
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           ........夕闇迫る雪の米山、いよいよ明日は強い寒波が来る・・。.......
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柏崎実家への到着は夕方5時近く。朝5時に川崎自宅を出発し長野市・上越市を経由して12時間のロングドライブ帰省でした。当初は川中島古戦場・善光寺・春日山城の3つを見られればいいと思っていましたが、当地に着いてから初めて存在を知る史蹟・風景も多く発見し大満足!得した気分~


           ........今回辿った越後ルート(クリックで拡大表示).......c0119160_2210462.jpg











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天気予報が当たり大晦日・元旦は厳しい寒波が日本列島を襲いました。(1日違いでラッキーだった)
親父のいない初の正月でしたが、弟家族も帰省して家族団欒でゆっくりと過ごすことができました。


          .......正月を迎え1月2日に関越道で帰京、魚沼平野は完全に白銀世界.......
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                            リンク:「天地人」のルーツを訪ねて

1月2日の帰京はいつも通り関越自動車道経由。南魚沼・六日町は一面の雪風景に覆われていました。昨年末帰省はここで降りて「天地人」のルーツを訪ねましたが、あっという間の1年だったなア・・
上杉・武田の史蹟めぐり」はまだまだ続きます。今度は甲府から「信玄ゆかりの地」を紹介予定。


                                                      おわり



次回記事は、「伊豆大仁・駿河湾パノラマの新春ハイキング」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-01-17 15:40 | 上杉・武田の史蹟めぐり | Comments(34)

<2009年7~8月>往く夏を惜しむ(その2):旧友との夏の再会


学生時代の旧友と会う機会を毎年定期的に設けていますが、今年の夏は3ステージ(中・高・大)の開催が一挙集中しました。久しぶりに会った人や本ブログに日頃登場頂ける人、さまざまなメンバーとワイワイ賑やかに旧交を温めることができました。お互い健康であればこその楽しみです。
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★【7月4日】:中学時代のメンバーとJリーグ定期観戦会(at大宮)


柏崎第一中学時代のメンバーは柏崎小学校の入学時から同級生なので実質9年をともにした仲。帰省時も集まりますが、最近は首都圏在住者での定期懇親会の方が頻繁に開催されているかも。

  .....大宮ナックファイブスタジアムはオレンジ色に染まっていく!(大宮アルディージャの本拠地).....c0119160_995025.jpg










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数年前からJリーグ観戦後に飲み会というパターンが定番になっています。皆は結構サッカー好き!
今回メンバーは6名。常連のヒーチャン・ゲサン・セキ女史・ミンコロ女史に、新メンバーのH井を加えて大宮観戦


         ........豊かな自然を残す大宮公園の散策路(ナック5スタジアムに向かう道).....c0119160_9103668.jpgc0119160_9105338.jpg

高校同級で近隣に住むH井は第三中なので母校は違いますが、今回の企画に誘い込んでまた皆の輪が広がりました。大宮公園を訪れるのは2年ぶり、鉄道博物館とジョンレノンミュージアムを見た帰りに寄って以来だな・・。池・緑の静かな散策路を抜けると本日の球場ナックファイブスタジアムが現れた!

                                               リンク:大宮探訪

    .....(左)横浜Fマリノス(青色)のサポーター       (右)大宮アルディージャ(橙色)のサポーター.....
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セキ女史は大のFC東京ファン、昨年冬は調布「味の素スタジアム」でアルビレックス新潟との試合を観戦しました。今回はミンコロ女史(ハンドルネーム由来は愛犬の名前)が、大宮アルディージャvs横浜Fマリノスの観戦をスポンサー様提供で企画して頂きました。(ミンコロ様ご勤務・MSN銀行が大宮の協賛企業)

                               リンク:調布探訪(FC東京vsアルビ新潟観戦)


    ......(左)キックオフ!カクテル光線の中の対戦       (右)日本の鉄壁「中澤佑二」.....c0119160_1014741.jpg




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試合結果は0対0の凡戦に終わりましたが今日・最大目的はボンバーヘッドの異名「中澤佑二」!日本最強の鉄壁DFのプレーを間近に見られただけでも大いに価値がありましたね〰。最高〰!


          .........アルディージャのビブスを装着(ヒーチャン・小生・ゲサン・H井・ミンコロ女史・セキ女史).....c0119160_10185016.gif
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試合後、大宮駅へ向かう人の行列。大宮公園から氷川神社参道を抜けて、駅近くの繁華街にある監獄ホラーの店「ロックアップ」へ・・。恐怖の館が売物の店で、ミンコロ様(ホラー好き?)のご推奨
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乾杯後の会話は機関銃の如く連弾発射!(特に女性陣が元気なこと)、H井も初対面で圧倒されながらも楽しい雰囲気に完全に馴染んでいた。宴も盛り上がってきた終盤、いよいよショータ〰イム!
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店中が暗くなり稲光にホラーBGMが鳴り響き始める!あちこちの部屋から「キャ〰」という悲鳴が・・!
そして我々の部屋にも妖怪登場!果敢なるゲサンが防戦応酬!激しいバトルが繰り広げられた!
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最後はゲサンも降参。妖怪にチューされて本人もちょっとビミューな気分!皆はこんなお馬鹿で楽しい夜を過ごして次回の開催を誓い合うのでした。またも友達の輪を拡大して盛況にやりましょう!
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★【8月8日】:大学時代のメンバー「TARA様帰国・夏季の宴」 (at高田馬場)


毎年恒例・・、スイスから帰国したTARA様の帰朝報告会が高田馬場「花福」にて開催されました。
「ハリケーンTARA」の異名通り、この方が出現すると東京の騒音度は10デシベル程上昇します。


  ....「花福」にてワイワイ談笑。さりげなく撮影しても常にカメラ目線で意識する神楽坂様(左端)....
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大学サークル同級8名(TARA・しむけん様・モッチャン・ガバチョ様・スズメ・キンチャン・シゲモリ)、もう一人は1級上で常に我々のご意見番として鎮座する神楽坂様の参加を得て、合計9名の歓迎会となりました。


          .......ヒョーキンにおどけるしむけん様、常時必携の白タオルを肩にかけるスズメ殿.....c0119160_11304760.jpgc0119160_11311226.gif



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スズメはこの日、大阪でゴルフをして上京。しかもカミサン待つ自宅には帰らずに明日も明後日もゴルフだと・・・。あきれ果ててモノが言えない・・。(それで120叩きで上達せんとは・・、再度・呆)


 .......妖怪人間、ガラガラ蛇ブーツと数々の異名を取るTARA様、カメラを向ければ即刻反応する。....c0119160_11375619.jpgc0119160_11381029.jpg



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しむけん様は最近デジカメ動画機能をよく駆使しており、今回も談笑風景を撮り始めました。それまで脳のテッペンからスットンキョーな嬌声で笑い転げていたTARA様は、機敏に外向けの表情に切り替えオスマシの目線!猫を被るとはこのこと!(ガラガラ蛇・豹柄の置物も被っているのかもしれない)


          ........一次会、終了~。「花福」入り口の前で恒例の集合写真....
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宴たけなわで、一次会は一旦締めて店の前で集合写真。いつもなら次は「大響・カラオケ」へと足を向けるはずですが、キマ・マウス様が終盤に合流したため、再び居酒屋でワイワイ語らうことにしました。


             ........二次会は昭和レトロをモチーフにした居酒屋「半兵衛」........c0119160_12244388.jpg
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二次会は昭和レトロの雰囲気に彩られた「安兵衛」。BGM・店内装飾とも半世紀前の世界にタイムスリップ!それで1人3千円もかからぬ値段で十分飲めるんだから本当にお得!さすが学生街だね~
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 .......常にカメラ目線になってしまう女性陣・・(皆、自分が吉永小百合だと思っているのか?).....c0119160_12323116.jpgc0119160_12345021.jpg

懐かしい映画ポスターにブロマイド、レトロなる日用品・・etc。この店がユニークなのは店内装飾だけではありません。何と、生ビールはヤカンに入っているのです。(スズメが注いでいる上段写真をご参照)
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      .......楽しくて見飽きることがない「半兵衛」のレトロな店内風景(値段もメチャクチャ安い!).......c0119160_1243436.jpgc0119160_12435993.jpg








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現在独身のTARA様、スイスで24歳イケメン若者と付き合っている事実を吹聴。(現在、喧嘩中らしい)
「ホントか~?24歳・老犬の間違いじゃないの?」店内は若者で大賑わい!うちのテーブルは馬鹿者で大賑わい!親子程違う年齢をものともせず、若者に負けぬ騒音を発信し続ける我が陣でした。              


  .....高田馬場駅前の夜は更けていく・・(BIG-BOXは、昔とはイメージが変わったなあ・・)........c0119160_16591875.jpg

台風時期に合わせて毎年日本を来襲するTARAハリケーン。今年は大地震も発生させています。
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さてさて夜は更けて終電時間も近い。いつもならばスズメが徹マンに巻き込もうとする時間ですが、翌日ゴルフなのでさすがの絶倫男もおとなしくせざるを得まい。修羅場は回避、めでたく終了~。ホッ






★【8月14日】:柏崎高校サッカー部・同窓会:「T先生を囲む会」 (at新潟市)
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今から30数年前に一緒にボールを蹴り走り回った高校サッカー部時代の懐かしいメンバーでOB会を開催(幹事として企画)しました。当時の顧問・T先生は新任教師で柏崎高校に赴任し、同・校長先生として凱旋着任。そしてこの3月にめでたく定年を迎えて、最後の花道を飾った経緯にあります。


......新潟市のシンボル「万代橋」、新潟駅から橋を渡って今日の会場「新潟グランドホテル」へ......c0119160_17123464.jpg

先生のお住まいが新潟市なので、各自で新潟グランドホテルに昼集合。RWの同期・1年先輩・後輩メンバーが15名も多数参集頂き、賑やかな同窓会となりました。30数年ぶり再会の方も数人いた。


         ........T先生を囲んでサッカー部の面々が勢ぞろい!(新潟グランドホテルのロビーにて)......c0119160_17191055.jpg

 .......各自近況報告、右は柏崎原発再稼動の鍵を握るS田・刈羽村村長(1級先輩)の挨拶.......c0119160_17254291.jpgc0119160_1726566.jpg

風貌が全く変わってしまった方、殆ど当時のままの方、貫禄がついた方、各自其々が人生の歴史を刻んで来ましたが、やがて会話が弾む中で一緒にボールを追いかけた当時の日々がフラッシュバック!
大病・大怪我を経験した人(小生も含め)も数人いて、健康のありがたさを改めて噛み締めた次第



   ......K司さんから、T先生への花束贈呈(校長先生退職慰労)、長い間お疲れ様でした~.......
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グランドホテル中華料理店での一次会は盛況の中、先生への花束贈呈を終えて15時に中締め完了。二次会は河岸を変えて駅前近くの蕎麦屋の二階で再びワイワイ!昼間から鱈腹飲んでいましたね~


         ........再び万代橋を渡り新潟市内の「須坂屋そば」で二次会(再び旧交を温める)......c0119160_17325732.jpgc0119160_17331292.jpg

16時過ぎには現地解散し、それぞれの家路に着きます。小生はJR信越線柏崎行・電車時刻まで時間が余ったので、万代橋周辺を散策。快晴の信濃川風景をほろ酔い気分で写真撮影して帰柏。
万代橋光景や柏崎への車窓風景は以下写真にてご覧あれ。 サッカー部OB会またやりましょう。c0119160_18101923.gif


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同窓会は上記の他にあと2系統(高校3年1組、大学お組)ありますが、また定期開催しないと・・




★【10月3日】:大学時代の下宿・先輩たちとの再会

大学入学して上京したときは目白館という賄い付き下宿におりました。(目白駅から左側に行った下落合3丁目:宿主のバーチャンが猫を30数匹も飼っていて猫屋敷と呼ばれていた。)
S田さんの音頭取りで当時の懐かしい先輩たちと30数年ぶりに再会が実現!旧交を温めました。
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麻雀ばかりのビンボー学生だったあの頃、当時の逸話で皆大笑い!下らない話がいつまでも蒸し返され、その都度爆笑~!昔の話ばかり思い出していてはもう我々も老人の仲間入りか・・?
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当時はやっていた懐かしい流行歌を歌いまくり、同じ店で6時間も粘っていました。このビンボー度はいつまでも変わらんね~!我々には決して似合わない目白駅がますます洗練されており、時代の変化とともに無骨な目白館メンバーとはますますのギャップを感じる中秋の名月の晩でした。
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また何年か後に、さらにオバカなメンバーを拡大して、またこの目白の地に集いましょう!




★越後の晩夏・諸風景


最後に「往く夏を惜しむ」の表題の納めを飾り、「越後の晩夏・諸風景」をお届けして本特集記事を終えましょう。今回の新潟市訪問や帰省途中で撮った数枚のスナップ写真です。(^_^)/~夏よ、サヨナラ~


(万代橋周辺のスナップ)

           .........信濃川に浮かぶ万代橋のシルエット(雲一つない快晴は本当に久しぶり)......
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   ......信濃川・河川敷の芝生で寛ぐ人たち(本当に爽やかな日であった。)......
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           ...........川に係留された艀船、川面には日光が乱反射していた。......c0119160_1825573.jpgc0119160_18252833.jpg




(JR信越線からの車窓風景)

     ......青い稲が輝く越後・田園風景を車窓から眺める。(今年は日照不足で不作が懸念)......
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   .......新潟からの列車は信濃川を渡り、柏崎へとに向かう。やがて名峰・米山さんがお迎え......
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 ....柏崎駅前は旧・柏崎製油所跡地が完全更地となり水溜り風景となっていた。(背景は米山).....
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(とんぼ)

   ......(左)実りを迎える前の稲穂風景(背景は故郷の刈羽黒姫山)、(右)とんぼクローズアップ!.....c0119160_19291334.jpgc0119160_19293974.jpg

           ..........(左)ハグロトンボ(糸蜻蛉の一種)(右)黒い羽根を開き始めた!......
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(魚沼の風景)

 ....(左)越後川口の沼地、遥かに「越後三山」の雄姿、(右)堀ノ内簗場にて、鮎を掬うファミリー.....c0119160_19422386.jpgc0119160_19423995.jpg

           .......晩夏の「魚野川」、名峰「八海山」を背に鮎釣りに興じる太公望.....
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今年は天候不順が続き、涼しく短い夏に終わりました。もう秋を迎えてしまいますが、これからは爽やかな快晴日を多く迎えたいものです。内輪の記事に長々とお付き合い頂き、お礼申し上げます。


                                                       おわり


次回記事は、【食山人氏・日本百名山達成記念】:北アルプス・フォッサマグナの名峰「雨飾山」をお送りします。
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  by rollingwest | 2009-08-16 08:41 | エトセトラ | Comments(40)

<2009年4月18~19日>09・春爛漫の越後路を行く

このたびは皆様より数々のお気遣い・御心配を頂戴して、誠にありがとうございました。
お蔭様で親父も一時の危ない状態を脱して何とか元気になり、ホッとしているところです。
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当サイトもしばらくお休みしておりましたが、久しぶりに記事再開したいと思います。
(稼動停止期間中に撮り貯めていた写真や逍遥レポートを少しずつリリースしていきます。)
もう1ケ月前の記事なので現在の季節感と比べて遅れ気味ですが、ご容赦願います。

        .........   謝  m( __ __ )m  辞    ........



★家族揃っての柏崎帰省

4月中旬(5月緊急帰省の2週間前)、まだ親父が自宅療養で比較的元気な頃でしたが、家族3人揃って久しぶりに柏崎へ顔を出しに行きました。 (娘は受験勉強もあり、柏崎帰省は1年半ぶり)
娘の高校入学報告を兼ねて週末2日でのトンボ返り帰省(GW混雑を回避)。高速千円施策の恩恵もフル活用、大型連休前の週末はやはり穴場時期ですね。高速道路は結構スイスイの状態でした。


        .......美しき残雪の「谷川岳」にお出迎えをしてもらった。穂高連峰みたい!......
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今日は最高の快晴日!関東北部は春霞がかかっていたものの、関越トンネル近くに来ると青空に真っ白な「谷川岳」が迫力の雄姿を現わしました!何回か帰省しているがこんな絶景は珍しい~!


    ........桜が咲き始めた越後路、田園風景も民家にも春の高揚感、根雪が僅かに残る↓......c0119160_6261460.jpg
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トンネルを抜け湯沢に出るともう越後は春爛漫!異常暖冬だったので平地には名残り雪が全然見られません。車は南魚沼エリアに入っていきましたが、カミサンがまだ直江兼続の故郷を見ていないので、年末帰省と同様に六日町ICで降りて「天地人」ゆかりの地を訪ねてみることにしました。
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★「天地人博・南魚沼」と坂戸山麓の桜公園


前回訪問は年末(大河ドラマ開始前)で、博覧の施設は建設中でした。全国的ブレイクを待ち兼ねて、まだ街が胎動・準備をしている時期でしたが、今は「天地人博・南魚沼」の名が付いた立派な会場が出来ていました。今は大河ドラマも人気頂点を迎え、数多くの観光客が押し寄せています。


    .......「天地人博・南魚沼」は観光客が次々に・・、館内に並ぶ「戦国時代・浮世絵巻」......c0119160_7321138.jpg



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戦国マニアからはホームドラマ番組だと批判もある「天地人」ですが、高視聴率の維持は何よりなこと・・
中を覗いて見れば、歴史的な展示物・役柄と出演者の解説パネル・戦国時代絵巻の浮世絵等が飾られており、「天地人」撮影ロケ風景・ドキュメント映画も放映され、見所も結構多いと思います。


        .........「直江兼続公伝世館」(背景は坂戸山)、用水路も春の陽射しが眩しい......c0119160_737549.jpgc0119160_738539.jpg

景勝・兼続の生誕碑がある「坂戸山」の麓には「直江兼続公伝世館」、その隣に数え切れぬ程の枝垂桜と芝桜が見事な公園がありました。まさに越後は春爛漫。⇒季節外れな記事でゴメンナサイ。


     .....坂戸山の麓にある「鐘淵公園」、枝垂桜の木々は実に見事!鐘淵池周辺を散策......c0119160_882751.jpgc0119160_884123.jpg
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        ......見事な桜並木(花が反り立っている!)と、鮮やかな芝桜の散策路......c0119160_8244261.jpg

景勝・兼続の故郷「上田庄」は「南魚沼市」(旧・六日町)であり、「魚沼コシヒカリ」や銘酒「八海山」の産地。越後の山々から滔々と流れる「魚野川」の豊富な雪解け水が旨い米・酒を育んでいます。


     ......豊富な水量を湛える「魚野川」、日本一美味しいお米の産地として全国的に有名......c0119160_8273824.jpg





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魚沼地方の民家・農家は敷地・庭も広くて建屋が立派!(雪の重みに耐える頑丈構造) 玄関入口は積雪期に備え地面より1m高い階段になっている。それだけに春到来を待ちかねたことでしょう。

     .......(左)民家庭先にあった立派な枝垂れ桜 (右)地面に寝そべっても春の景色......c0119160_8444664.jpg


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              ........越後三山と桜の田園風景、まさに「日本の原風景」......
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雲一つない青空には残雪の越後三山の雄姿、満開の桜並木、まさに絵画の如し・・。癒され気分に満たされて、今回も直江兼続(与六)が幼少期に修行した禅宗の寺「雲洞庵」を目指しました。

             リンク:<2009年1月>「天地人」(上杉景勝・直江兼続)のルーツを訪ねて



★3ケ月半ぶりに再訪した「雲洞庵」

昨年末に訪ねた時は「天地人」の放送開始前だったので、雪の古刹には殆ど人影は見られなかったけれど、今は多数の観光客が・・!ここはいつ来ても雰囲気ある名刹、飽きることはありません。

         .........何度見ても風格が漂う曹洞宗禅寺の格子窓......c0119160_103256.jpg

         .........泣き虫・与六「ワシはこんな所には来とうはなかった!」......
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       .......「雲洞庵赤門」からの石段を上がり、静かな参道を通りお堂へと向かう......c0119160_1037137.jpg







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冬のお寺で修行させられた身では辛かっただろうけど、「ワシはこんな所には何度も来たいっ!」
お寺の外には、心が癒されるようなワンチャンが2匹いた。(いつも猫ばかりなのでたまには・・)

  ........(左)立派な鬣を靡かせていたシロクマ犬くん (右)ウルウル目で優しいお顔のワン子嬢......
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      ........石川雲蝶(越後の名工)の彫刻で飾られる本尊の格子はいつ見ても素晴らしい。......c0119160_11522425.jpg

当寺を訪ねると「罪業消滅・万福多幸」のご利益があると言い伝えがあり、地元では「雲洞庵の土は踏んだか」という言葉が生まれたそうな・・。「はい、確かに土を沢山踏みましたぞ・・期待!」

      ........書院造りの大広間に新緑の風が爽やかにそよぎこみ、心が安らぐ。......
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      ..........「また南魚沼に来いよぉ~、ウォォ~!」シロクマ犬くん・遠吠えでのお見送り......c0119160_1827174.gifc0119160_18272060.gifc0119160_18273321.gif
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雲洞庵は何度来ても素晴らしい寺だね~!ウォォ~!また来るぞ~!車は一路十日町方面へ・・c0119160_12355978.gif




★越後の名峰群を一望!


雲洞庵を十分満喫し、再び魚沼平野に下りると広い田園風景が広がります。田植時期はまだ先なので殆ど水が張られてなかったけど、いつか水田風景に写る残雪の山景色も見たい・・。

      ........この時期の田んぼはまだ耕しの時期、一部水が張られ始めた水田......
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南魚沼・六日町から柏崎に帰るには、十日町市経由で高柳を訪ねる山間部ルートを通ってみることにしました。この路線での帰省は初めてだけど、途中の丘陵で驚嘆のパノラマに遭遇しました!


  ........白雪の大パノラマ!越後名峰群が一望!(左)越後三山(中)平ケ岳(右)巻機山......c0119160_1384277.jpgc0119160_12444171.jpg

峠越えの高台からは、「越後三山」(越後駒・中ノ岳・八海山)、遥かな秘峰「平ケ岳」や「巻機山」の名山群が白雪連峰として一挙に壮大なパノラマを見せてくれているではないか!魚沼平野から奥深い上越国境の名峰パノラマをかくも簡単に眺められるとは予想していなかった! 驚きの一言



★柏崎・高柳の癒しの風景、「荻ノ島・茅葺の里」


柏崎と合併した高柳地区は豪雪地帯。高校同級生で高柳出身者は何人かいましたが、皆市内に下宿していたと思う。豪雪・遠距離で毎日の通学はとても無理からぬことで、実に大変と思います。

      .......柏崎・高柳地区にある「荻ノ島・茅葺きの里」、田んぼを囲む環状形の住居......
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高柳には今は殆ど見ることのできない日本の原風景が残されています。高柳荻ノ島「茅葺きの里」
この貴重な郷愁光景を保存するため柏崎市も相当力を入れているとのこと。素晴らしいことだね・・

      ..........春の陽だまりで写生を楽しむ人があちこちに・・(ほのぼのとした光景)......
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      .........農家が写りこむ春の水田、蔵と茅葺家と水仙、本当に懐かしい光景だ。......
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こういう風景を見ると、小さい頃にお袋方の本家・祖母宅で稲刈りやハサ懸け手伝いをしたことを思い出す。今も本家は叔父が本格的農家で頑張っていますが、農業は実に大変なことと察します。
特にGW中は田植え時期、こんな多忙時に帰省して迷惑と存じます。申し訳ありません。m(_"_)m


              .........桜満開!この神社の巨大な御神木は見事だった・・。......c0119160_1338363.jpg



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車で道を走っていても殆ど人の姿は見かけません。若者は豪雪地区の不便な生活を嫌い都会にどんどん出て行き過疎化に拍車がかかっていることがわかります。お年寄りも免許を持っていても病気や痴呆などで車も運転ができなくなったら、日々の生活はどのようにしていくのでしょうか・・。
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           .......水仙花と茅葺きの家々が素晴らしいコントラスト、でも冬の生活は・・......
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でも当地区は温泉にも恵まれ、村興し「じょんのび村」で若者たちが頑張っている印象があります。
今回思いついたように帰省して「日本の郷愁風景だね~」なんて言っている自分が恥ずかしい限りですが、素晴しいと感ずる気持は否定できません。柏崎にもかくなる場所が残されたことに感激・・


          ...........柏崎のシンボル「米山」さん」、夕刻のシルエットも威厳あるなあ・・。......
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夕方に柏崎実家に到着。親父はやや衰え気味で殆ど元気がなかったものの、久しく受験勉強等で帰省できていなかった娘の成長姿を年老いた両親に見せることができてよかったと思っています。 
 
c0119160_1842135.jpgクリックで地図が拡大表示されます。⇒



★帰京、再びパノラマハイウェイ(越後の名峰を満喫)


翌日は本家にも顔を出した後、高速道路でトンボ返り帰京しましたが、越後名峰群の雄なる残雪姿を十分満喫できました。車を走らせていくと名峰が次々に現れ、形を変えていく景色が実に壮観!


      .........関越道を行くと越後三山(越後駒・中ノ岳・八海山)の雄姿が間近に迫ってきた!......
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      ............越後三山で最も名前が売れている「八海山」の雄姿 。左の雪山は「中ノ岳」.....
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通常4月であれば、豪雪地帯の名峰群はもっと真っ白な筈ですが、やはり異常暖冬のためか斑模様の山景色・・。豊富な水量が少なくなって、美味い米・酒づくりに影響を与えなければいいが・・。
でも新緑に映える越後の田園風景は目に眩しく、まるで絵画のような光景でした。

        .......「巻機山」と「魚野川」。新緑並木が連なり、まるで水彩画を見るような美しさ......
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        ...........越後の春は実に輝き絵画の如く・・、実に癒しの光景だった。......
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六日町から塩沢・石打、湯沢と向かうといよいよ上越国境。関越トンネルに入る手前では「谷川岳」が再び雄大な姿でどんどん迫ってきます。往路では穂高・吊尾根のように見えたのに、復路からの姿は突頂の独立峰の如し。山の形は見る角度によって姿が異なり印象も違うねえ・・・。再認識・・!


      ........最後もまた、美しき残雪の「谷川岳」に見送られ、越後から上州へ抜けていく。......
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長いトンネルを抜けると群馬県。赤城山・榛名山の雄大な裾野風景を満喫しながら東京に向かっていきます。まさにマウンテンビュー・ハイウェイ!片道1000円ではちと申し訳ない気がしました。


                                                     おわり



    *次回は食山人氏と登った新緑の丹沢山行(4月26日)のレポート記事をお届けします。

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  by rollingwest | 2009-05-13 05:25 | 故郷の風景 | Comments(30)

<2009年1月新春>冬の柏崎:荒海怒涛の日本海 


すでに1月下旬となりましたが、柏崎正月帰省の時に取材した風景ネタを追加公開します。
最近はよく冷えますね~!厳しく季節風が吹きつける荒れ狂う冬の日本海をご紹介しましょう。

        .... 冬の強い季節風に荒れる日本海 (遠くに椎谷観音岬と東電柏崎原発)....
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柏崎には12ケ所の海水浴場があり夏は遠方から多くの海水浴客で賑わいます。(最も有名なのは鯨波かな) 冬は荒波が押し寄せ誰もいない。海にカメラを構えているのは実に酔狂な奴・・(呆)


       ....柏崎・西鯨波海岸に次々に押し寄せる怒涛の波 (hyu~!Dododo~n!)....
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日本海側の冬は大陸から猛烈な北西季節風が吹きつけ、海の水を吸い上げた気流は脊梁山脈にぶつかり山里に豪雪を降らせます。柏崎は風が強すぎて積雪は少ない(昭38年豪雪は柏崎も家々が雪に埋もれて二階の窓から出入りした記憶が今も蘇る)ものの、荒波の光景は迫力満点!
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        ....波間の奇岩・クローズアップ!私が勝手に命名⇒「見返りスフィンクス岩」....
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これに比べ夏の日本海は一転して穏やかな海となり、風の少ない夏は凪状態になることも屡々・・
あまりの表情の違いに驚く人も多いことでしょう。今回「柏崎の海」光景を冬・夏比較で掲載します。

      ......【冬・夏比較】夏の日本海は本当に穏やか。さざ波の音が優しく夕日も美しい。....
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「♪米山さんから雲が出~たぁ・・♪」で有名な「三階節」は柏崎民謡。(小学校時代は全員が盆踊りの振付けで「三階節」「米山甚句」を練習させられたもんだなあ・・) 郷土名峰「米山さん」(993m)は日本300名山!市内からの眺めもいいけれど、やはり「米山大橋」越しの雄姿が一番です。


   .... 【冬・夏比較】青海川海岸米山大橋、今回「米峰」は残念ながら雲の中(恋人岬より)....c0119160_682721.jpg
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米山尾根は海に直接落ち込み、「米山峠」は親不知と並ぶ通行難所でしたが、「米山大橋」が昭和41年に完成!当時は日本一の高さで郷土の誇りでした。(完成直後の橋渡り初めで見下ろした光景は感動的で忘れられない・・) この下には日本で一番海に近い駅「青海川駅」(TVドラマ・高校教師にも登場)があります。中越沖地震では崖崩れで暫く不通でしたが今は無事復旧されています。                   


             .... 【冬・夏比較】青海川海岸の「弁天岩」 (恋人岬より)....
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柏崎は海水浴場の宝庫!小さい頃から多くの場所で泳ぎましたが、「中央」「番神」「鯨波」が回数ベスト3かな。「鯨波海水浴場」は昔から全国的に有名で関東の来訪客も断トツに多い場所です。
最近はどこも砂浜侵食のテトラポット光景で風情なし・・(悲)番神には昔、露天水族館もあったのに・・


       .... 【冬・夏比較】鯨波海水浴場(夏は家族や観光客で大賑わいだが、今は・・・)....c0119160_6465495.jpgc0119160_647891.jpg

柏崎は天然サザエやムラサキウニが結構とれる場所。鯨波や番神の岩場海から潜ってよく獲ったものです。後輩にサザエ獲り名人がおり、彼は一潜りでサザエを海水パンツの中をモコモコにして浮んできます。醤油かけて浜焼きで食べて実に旨かったなあ・・。その頃ビールが飲めればもっと・・


   .... 【冬】鯨波海水浴場の奇勝「鬼穴」の砂浜も怒涛に包まれる(岩の右側に穴がある)....
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 ....(左)タライ船 (中)初詣によく来る「番神堂」(正月飾り) (右)岬に流れ着いた「日蓮上人」....c0119160_7113954.jpgc0119160_7115439.jpgc0119160_7121237.jpg

番神岬」は佐渡からタライ船を漕ぎ渡り逢瀬を重ねた「お光・吾作」伝説・「佐渡情話」の舞台になった所、また佐渡流罪になった「日蓮上人」が鎌倉幕府から罪を許され流れついたのもここ番神岬です。岬の上には昔から初詣によく来た「番神堂」(「ゆく年来る年」にも数回登場)があります。
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今年は年末年始からズ~ッと冬型気圧配置が続いており寒い冬となっています。そんな寒さを一切感じさせない新婚1年のS人夫婦を正月に実家に呼びました。晩婚S人君のまあデレデレしたこと。

  ....寒風とは無縁LOVE・LOVE- HOT♪ 新婚イトコの「S人夫妻」(熱!羨・・ご馳走様です)....c0119160_7253892.gifc0119160_7265959.gifc0119160_725827.jpgc0119160_7281744.gifc0119160_729326.jpgc0119160_7301489.gifc0119160_7303555.gif

新妻Y子さんは、堂々として落ち着いている。酒も相当強い!お酌を何杯受け取っても顔色を変えずに静かに笑顔を絶やさない・・。二人の雰囲気からして、S人君は初めから尻に敷かれてしまいそうな予感が・・。酒杯を重ねるうちに、私の方が先に轟沈してしまいました。情けな~・・(- -;*)ゞ。


        ....(左)雪をたたえ峻険な姿を見せる白銀の米山  (右)白く荒ぶる波しぶき....c0119160_7505761.jpgc0119160_7511790.jpg

実家からは白雪の米山が望めます。登山は小中高の定例行事で、米山駅・大平(海抜ゼロ)から約千m登りきつかった思い出・・。しかし霊験の頂上「米山薬師」(日本三大薬師)から見る日本海(佐渡も俯瞰)は感動的。いつでも登れると思いもう30数年もご無沙汰・・。大変失礼~!m(_"_)m


        ....荒れ狂う「怒涛」と「見返りスフィンクス」、浪の花も舞う「冬の日本海」....
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日本海側の冬の街角に外を出歩く人の姿は殆ど見かけません。家に篭りがちで移動は車。猛烈な風が吹く荒海にカメラを向ける酔狂な奴は俺くらいかな・・(笑) それは久しぶりに迫力ある光景を見る者が目を輝かせるのであり、そこに住まう人は当り前の日常光景。厳しい冬生活が現実です。

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スキー場経営や水資源を糧にする方々には申し訳ないけれど今冬も大雪にはならないように・祈


        ....「柏崎ビュースポット」 (写真をクリックすると拡大でご覧になれます。....
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                                                      おわり

  by rollingwest | 2009-01-18 10:38 | 故郷の風景 | Comments(36)

<2009年1月新春>「天地人」(上杉景勝・直江兼続)のルーツを訪ねて


★年末柏崎帰省にあわせて、「天地人」ゆかりの地を訪問

09年NHK大河ドラマは越後に所縁の深い「天地人」、「上杉景勝」(初代米沢藩主)に使えた忠臣「直江兼続」がその主役。景勝・兼続のことはよく知らないので、今後楽しみにしているところです。  
第1回(1/4日)視聴率は関東で24.7%!「篤姫」を上回り最近10年で第3位の好発進(メデタイ!)  


         .... NHK大河「天地人」がスタート、主人公は「直江兼続」(上杉景勝の忠臣)....
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このドラマは越後⇒会津⇒米沢と舞台を移していきますが、二人の生まれ故郷が「南魚沼市」だということを知り、年末帰省途中に「六日町インター」で下りて、所縁の地を訪ねてみることにしました。
(この街は八海山登山やスキーで数回訪れましたが、街の中や史跡をじっくりと見るのは初めて)


     .... 景勝・兼続が生まれ育った「南魚沼市」の雪里景色(越後三山の麓に広がる)....
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★美味しいお米とお酒のルーツ「魚沼」


      .... (左)春の越後三山(松原修司氏水彩画より)      (右)地元の銘酒「八海山」....c0119160_229412.jpg
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「南魚沼市」は、旧・六日町と大和町が合併で誕生した新しい市です。隣接に「魚沼市」(小出町周辺が合併)があって紛らわしいのですが、今回訪ねた場所は「南のつく魚沼市」で銘酒「八海山」や魚沼コシヒカリ発祥の地です。やはり「魚沼」は高級ブランドだから、この名前は外せないね~(笑)


    .... 越後三山の麓をゆっくり流れる「魚野川」、コシヒカリや日本有数の銘酒を育む....
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「魚野川」源流は「谷川岳」や「上信越国境」の山々(過去登った「鳥甲山」「白砂山」等も該当)です。世界有数の豪雪地帯からの豊富な融雪水が世界一美味しいお米銘酒の源となっています。
年末年始は冬型気圧配置でしたが、暖冬傾向の今年は例年比較で雪はかなり少なかったなあ・・



★上杉景勝・直江兼続の生誕地

まず訪ねた場所は南魚沼市役所前にある「景勝・兼続」主従のレリーフ。師の上杉謙信から受け継いだ「義」を貫いた二人は動乱・戦国末期を生き抜きました。兼続は「愛」甲を手に持っている・・。

         .....「上杉景勝と直江兼続」主従のレリーフ (南魚沼市役所の正門前)....
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次はいよいよ二人の生誕地「坂戸山」に向かいます。ここには長尾家・坂戸城があり景勝は嫡子として、兼続(幼名・与六)は家来の長男として誕生しました。坂戸山は南魚沼市街から程近く、魚野川を渡った所にあります。静かな雪里の街、家に皆篭っているのか人の姿は殆ど見かけません。


  .....南魚沼市街から魚野川の橋を渡って坂戸山方面(景勝・兼続の生誕地)へ向かう。....c0119160_22222311.jpg




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        .....坂戸・上田地区の治水堀に連なる越後民家、堀にはカモが悠々と泳ぐ。....
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民家の道脇に車を止めて、坂戸山入口(上田地区)から雪道を歩いていくと「景勝・兼続生誕地」の石碑がひっそりと佇んでいました。周辺には「天地人」幟旗や真新しい新設休憩所・トイレがありますが、まだ寂しい雰囲気・・。今日は12月30日、新年明けブレイクの日を待ち兼ねているようです。


     .....直江兼続のシンボル「」の字を象った甲冑、街のいたる所に幟旗がたなびく。....c0119160_2227944.gifc0119160_22272227.jpg
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最近、大河ドラマの主人公は有名人物が一巡し終えたためか、脇役的だった人にスポットを当てる手法を取っています。これは結構興味深くておもしろい。新たな人物発見とともに歴史全体を俯瞰できるのでいいことだと思います。「利家とまつ」「功名が辻」「篤姫」などはその成功事例でしょう。

                                   NHK大河ドラマの歴代視聴率

  ......景勝・兼続の生誕地石碑(上田の庄・坂戸山)....兼続(左:妻夫木聡)と景勝(右:北村一輝)....c0119160_22361720.jpgc0119160_22333462.jpg

主人公・兼続は妻夫木聡、景勝が北村一輝、その他出演者も大河ドラマは毎回の如く豪華布陣!
上杉謙信は阿部寛(「義経」でも出演、碇で海に身を投じた平知盛)、やはり渋くてカッコいいね。


  .....昔懐かしいNHK大河「天と地と」(1969年) 当時・上杉謙信役は石坂浩二、今回は阿部寛....c0119160_20451712.jpgc0119160_20453185.jpgc0119160_20455771.jpg
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私にとって印象深い謙信は「天と地と」の石坂浩二。馬に跨り刀を振って軍勢先頭に立つ姿が格好よかった!柴田恭平(武田信玄)やガクト(風林火山)が演じた謙信も奇抜ながらストイックな姿が好印象でした。「天と地と」⇒「天地人」、当時から丁度40年を迎えるのか!歳とったな~、シミジミ・・・。


        .....坂戸城・生誕の地から望む、南魚沼(旧・六日町)の山と里....
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                                「天地人」のNHK新潟HPはコチラからどうぞ
                               「天地人」のNHK公式HPはコチラからどうぞ
                                         

★景勝・兼続の修行地:「雲洞庵」

地元の方に「天地人」の見るべき史跡を聞いてみたら、「雲洞庵」は絶対に見るべしと!のお答え。
資料確認すると二人が少年時代に学問・武芸鍛錬に励んだ場所とある。第1回番組で与六(兼続)が上杉謙信に向かって「こんな所に来とうはなかった!」と叫んだ場所です。ここは確かに必見!


    .....幼少期、二人が鍛錬した学問所「雲洞庵」、(左)有名な赤門(右)気品威厳ある本堂....c0119160_20545292.jpgc0119160_205559.jpg

お堂の中に入ると実に威厳ある落ち着いた雰囲気!さすが歴史大人物を育てた立派な学問所のオーラが残っている感じ。二人は「北高全祝」という優れた師匠の元で厳しく鞭撻されていきます。


         ......二人が少年時代に学問・武芸鍛錬に励んだ学問所「雲洞庵」....
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さらに見所は、実に見事な「彫刻の梁」で越後が生んだ名匠「石川雲蝶」の作品です。昨年9月に栃尾を訪ねた時「秋葉神社・奥の院」で見た見事な彫り物と同じだということに後で気づきました。
栃尾は「上杉謙信」が幼少時代に過ごして元服後、城主「長尾景虎」となり初陣を果たした所です。

                     08秋の越後路(国上山・栃尾)の記事はコチラ

         ......(左)実に素晴らしい「石川雲蝶」の彫刻の梁    (右)離れにある開山堂....c0119160_214297.jpgc0119160_2144195.jpg










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「泣き虫・与六」(子役:加藤清史郎)・・・「こんな所には来とうはなかった!」


       .....本堂の釈迦本尊脇は諸天神・観音像の数々が見事に並べられている。....
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ここの宝物殿は上杉家の歴史を知る上においては不可欠、武田信玄や息子勝頼の直筆書状もあってビックリ!この庵自体は藤原不比等(飛鳥時代)に所縁ある千数百年の歴史を誇る所とのこと。曹洞宗の修行場としても相当有名らしく、今回「天地人ルーツ」訪問地では最大見所でした。

     .....(左)開山堂へ続く位牌堂の廊下は見応えある (右)武田信玄・勝頼の直筆書状....c0119160_21154630.jpgc0119160_211549100.jpg

               ........「雲洞庵」の黒門、杉木立の中で実に風情がある。....
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★「浦佐毘沙門堂」(晋光寺)

旧・六日町地区を後にして次は浦佐方面(上越新幹線の駅がある)に向かいます。今日は冬型と思いきや意外と暖かい日、雪山には靄がかかっています。水墨画のような冬の山里風景だった・・

               ........南魚沼の雪の農村風景。山麓の雲が霞みたなびく....
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               .........雪の地平線に遥か蜃気楼の如く.......
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浦佐駅に近い街並みの中に「浦佐毘沙門天」(晋光寺)がありました。上杉謙信といえば戦の天才、「毘沙門天」(仏教四天王の武神)を篤く信仰しており、県内あちこちに所縁の地があります。
ひたすら堂に篭り、妻を娶らずストイックに信心した謙信殿。毘沙門の化身だったのかもしれないね。

      ........「浦佐毘沙門天」(普光寺)の立派な山門 (日光陽明門を模している)....c0119160_21345096.jpgc0119160_21352248.jpg

           .........毘沙門堂につながる回廊(上下)........c0119160_21385459.jpgc0119160_21391455.jpg

このお寺も歴史が深く、坂上田村麻呂(蝦夷征伐で有名、平安初期の征夷大将軍)が建立したとのこと、スゴイね~!昨年9月に訪ねた「国上寺」「弥彦神社」など越後にも名古刹が多いなあ・・。

            ......毘沙門様に祈る地元のおばあちゃん(敬虔な姿).......
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★「柏崎」と「天地人」

さてさて南魚沼で歴史を十分味わい、今日はもう15時を過ぎた。柏崎の実家に向かい16時到着。
穏やかな年末、1年半前の中越沖地震で崩れた庭の石塀もすっかり新しく修復されていました。

  .....3年間に2度も大地震に見舞われた新潟県(魚沼地方=中越地震、柏崎=中越沖地震)....c0119160_21514952.gif
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夏に体が弱っていた親父も結構元気だったので一安心!雪も全くなくてその面でも安堵しました。
雪下ろしする程の厳冬になれば高齢者への負担は高まるので、暖冬の方が実にありがたい・・。

   .......(左)柏崎北条の専称寺  (中)北条城跡の案内板  (右)安田城跡の案内板....c0119160_2155842.jpgc0119160_2155246.jpgc0119160_21553957.jpg

柏崎にも「天地人」ゆかりの史跡があります。柏崎には北条(きたじょう)や安田などの地名がありますが、いずれも上杉謙信の家臣の名から残ったものです。謙信の死後、上杉家は分裂し次の覇権争いで「御館の乱」となり、景勝に最後まで抵抗した北条高広が北条に城を構えていました。

                ........ 北条城跡の山から柏崎市街を望む...........
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今回ドラマでは直接関係ありませんが、柏崎には上杉謙信・軍師「宇佐美定満」が「枇杷島城」を構えていました。2年前の「風林火山」では昨年10月に亡くなった「緒形拳」氏が軍師宇佐美を渋く演じていたのが印象的でした。級友H井真吾は枇杷島出身、緒形氏とは共演経験もあるとのこと。

  .......(左)謙信軍師・宇佐美定満の枇杷島城 (右)「風林火山」で宇佐美を演じた故・緒形拳....c0119160_2263285.jpg
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★再び「南魚沼」の山郷風景


毎年帰省で関越自動車道を通過する時は、「越後三山」(越後駒・中ノ岳・八海山)の雄姿と魚野川沿いに広がる「魚沼の山郷風景」に目を惹かれていました。しかし日本の歴史がかくも深く刻まれていた場所ということは知らなかったので、今回「天地人」ドラマに発見させてもらい感謝感謝!

         ......水墨画のような雪の山麓は、日本一美味しいコシヒカリの産地.......
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越後三山もまだ八海山しか登っておらず南魚沼市にはあと何回か来ることになるでしょう。再訪時は「天地人」ドラマを頭に思い浮かべながらこの景色を眺める楽しみが1つ増えました。大河ドラマのよさは「街興し」に繋がっていくこと、今後も高視聴率維持で地元が益々活性化するといいね!

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                                                     おわり

  by rollingwest | 2009-01-07 22:58 | 寺社・史跡・古道 | Comments(40)

<2008年10月7日>哀悼、「緒形拳」


緒形拳」さんご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。
まさにいぶし銀といえる真のプロ役者。本当に大好きでした。あまりにも早すぎる死・・、残念。
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特に「鬼畜」で演じた「ダメ親父」と、「砂の器」での「熱血駐在さん」・・・。
小生はあまり映画は見ない方ですが、この感動2作品だけは学生時代から何回も鑑賞しました。
一生心に残る名作で、これからも繰り返し見ることでしょう。(野村芳太郎映画はいいですねえ・・)

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鬼畜」では、殺そうとした息子に「こんな人、父ちゃんじゃない・・」と言われ号泣して許しを乞うラストシーンの父親。「砂の器」では、放浪親子を救い実子のように育てた秀夫(和賀英良)に殺されてしまう可愛そうな駐在さん。「緒形拳」でなければあれだけの演技や雰囲気は誰にも出せない・・・。

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昨年NHK「風林火山」で、「宇佐美定満」(上杉謙信軍師)を渋く演じていました。「定満」は柏崎・枇杷島城の主。故郷出身の名軍師を名優「緒形拳」が演じてくれたのがとても嬉しかったですね。

そこに縁ある枇杷島小を卒業したH井真吾(高校同級生)が若い頃、映画製作で緒形拳と2ケ月間、撮影をともにして、いろいろとご指南頂いたと聞いて実にビックリ~!

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追悼番組で「鬼畜」と「砂の器」を放送してくれないかな・・。 合掌・・・ご冥福を祈ります。

  by rollingwest | 2008-10-07 00:31 | エトセトラ | Comments(10)

<2008年9月14~15日>秋の越後路(歴史と実りの風景)を訪ねて(その1)

★久しぶりの柏崎帰省 (9月13~15日)

今年のお盆は帰省しなかったので、9月の3連休に久々に故郷柏崎へ顔を出しました。この夏の猛暑で体調が衰え気味だった親父も何とか元気になり、ひとまず安心・・。昨年夏の「中越沖地震」で半壊した母方本家も建て直しが完成。新築の大きな家(新婚S人君同居)も見せてもらいました。


 ....稲刈時期を迎え黄金平野に聳える名峰「米山さん」(993m)、被災した家々も改築されている。...
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そういえば地元新潟にも歴史や景観の優れた見所が沢山あるなあ・・。連休を利用し、ちょっとしたミニ旅を楽しんでみよう。思い立ったら吉日、マイカーに乗車し「ディスカバリー越後路」いざ出発!



★歴史と海の幸:夕日の美しい国道402号線を往く (9月14日)


国道「402号線」は柏崎市と新潟市を結ぶ海岸沿いに走るルート。昔は「116号線」と呼ばれていましたが、幹線バイパスが新たに完成したことで旧道は「402号」の名称変更となり、夕日が美しい「シーサイドライン」としてロードツーリングを楽しむ観光客には人気が高い道となっています。
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                   ↑地図をクリックして拡大でご覧下さい。

夕日が綺麗な「椎谷岬」、海水浴「石地海岸」、良寛・芭蕉ゆかリの「出雲崎」、海鮮土産で賑わう「寺泊」、名堰「大河津分水」、名古刹「国上寺」、霊験あらたかな県のシンボル「弥彦神社」、眺めの素晴らしい「弥彦山」、魅力の奇岩海岸「越後七浦シーサイドライン」、実に見所満載のルートなのです。



★日本海の絶景を一望「椎谷観音岬」

.....(左)柏崎高浜海岸から望む椎谷観音岬 (右)観音岬「夕日が丘公園」から見る柏崎遠景.....c0119160_1482619.jpgc0119160_14262611.jpg


日本海に突き出たこの岬は柏崎市の最北端部に位置し、小中学時代に遠足・砂鉄採取や海水浴でよく来た懐かしい場所。「観音堂」近くに「夕日が丘公園」という眺望場所があり、ここから海上に浮かぶように聳える名峰「米山」と、水平線上の「佐渡ケ島」のコラボレーション絶景が楽しめます。

  ...(左)海の綺麗な椎谷漁港、遠くに原発が見える。この位置に海上に聳える米山が眺望...c0119160_14105290.jpgc0119160_905319.jpg
      (右)今なお、中越沖地震での通行止め規制が行われている。地図はクリックで拡大↑


当日は好天だったものの、残念ながら米山と佐渡は霞んで見えませんでした。(柏崎刈羽原子力発電所はうっすらと認識) 昨年夏の「中越沖地震」では土砂崩れが発生し、今だに岬を通る道は通行止めとなっていました。震災発生から1年が過ぎましたが、まだ爪跡は随所に残っています。

              .... 「天高く・・、レジャーボートの水しぶき」 ....
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★歴史が深い天領の里・「出雲崎」

「良寛さん」の生まれ故郷であり、「松尾芭蕉」も「奥の細道」に名句を刻んだ由緒ある「出雲崎」。
ここは「猫わか様」の故郷、遠浅海が広がる静かで落ち着いた街です。(夏は臨海学校で賑わう)
今年、黒人演歌歌手ジェロが「海雪」というご当地ソングをリリースして話題にもなりました。

      ....出雲崎・道の駅「天領の里」にある「夕凧の橋」、背中姿は幼き日の「良寛さん」....
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「出雲崎」の名は遠く神話時代に大国主命により開拓されたと伝えられており、出雲がつく地名にはやはり古えの神々との縁があるのでしょう。江戸時代に幕府直轄「天領地」(徳川幕府財政源・佐渡金銀の陸揚港)となり、「北前船寄港地」としても栄えました。実に裕福だったんですなあ・・

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また日本における「近代石油産業発祥の地」であり、明治時代には海岸から国産原油が採掘された産業発祥の歴史も持ちます。日本初の機械掘削を成功させた「内藤久寛」(隣接・刈羽村出身)は旧・日本石油創業者、ここに「石油記念館」と久寛銅像もあるので是非とも見学してみて下さい。

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良寛堂」は生家・橘屋屋敷跡にあり、堂の前には渋い雰囲気の「良寛和尚」が佐渡を見渡すように座しています。「夕凧の橋」(海へ突き出した観光ブリッジ)を眺める幼い良寛さんは可愛らしかったけれど、こちらは貫禄の姿・・(笑) 今年はちょうど「良寛生誕250周年」なんだって、目出度し~

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荒海や佐渡に横たふ天の河」・・、ご存知「松尾芭蕉」の「奥の細道」で有名な俳句。芭蕉が弟子・曽良と諸国を歩き山形から海岸線を南下し、当地「出雲崎」に歩き着いた時に詠んだものです。
「荒海」というと季節風が吹きつける悪天候の日・・、こんな時に天の川が見えたのかなあ・・?(笑)

   ....「芭蕉園」には「奥の細道・銀河の序」を刻んだ名句「荒海や・・」の句碑と芭蕉像が立つ。....
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平成の市町村合併で、歴史深い名のある街が多く失われてしまいましたが、「出雲崎」は「柏崎」「長岡」に合併されることなく単独の町として残っています。さすがは歴史の深い街、「天領の里」「歴史文化」「産業発祥」に裏付けられた街の独立心・プライドとブランドの重さを感じました。


★「魚の市場通り」で賑わう「寺泊」

     ...(左)寺泊漁港、原油高にも負けず活気を感ずる。(右)寺泊から「弥彦山」を望む.....c0119160_14184569.jpgc0119160_14193185.jpg

国道402号線沿いに鮮魚専門店が並び競い合っている「魚の市場通り」は、通称「魚のアメ横」と呼ばれている全国的に有名な「寺泊の観光スポット」!日本海はまさに海の恵みの宝庫です。
3連休ということもあり全国から観光バスが続々と乗り付けて市場は大賑わいの状態でした。

     ...「魚の市場通り」は全国的にも有名、多種類・新鮮な魚介類を売る店がひしめく.....c0119160_1171681.jpgc0119160_1175753.jpg

ベニズワイガニ・イカ・真ダコ・甘エビ・タイ・寒ブリ・タラ・ノドグロ・サザエ・ホタテなど、豊富な種類の鮮魚がオンパレード!冷凍発砲スチロールでお土産を持ち帰る人々の行列、魚介類を串刺しにして炭火で焼いた名物「浜焼き」を頬張る人たちが道に溢れ、実に活気があり楽しいスポットです。

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寺泊」は江戸時代の航路港・北陸街道宿場町として歴史を刻み、現在は「佐渡汽船」が定期航路(佐渡島と本州との最短距離地)を運行しています。かつては三島郡の町として存在していましたが、06年に長岡市に編入されて消滅してしまいました。(内陸長岡は初めて海を手に入れ大喜び)

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由緒ある名前の町がまた一つ失われて何か寂しい気持ちもします。「寺泊ブランド」独立でも十分やっていけたのではないのかなあ・・。(まあ市の財政事情等いろいろな背景もあったのでしょうね) 




★「大河津分水」を渡る

日本一の長さを誇る「信濃川」はかつて度重なる水害を引き起こし、越後平野に壊滅的な被害を与えてきました。この被害をなくすために作られたのが「大河津分水」(明治~昭和の工事)。人工堰の支流を作り、増水流が越後平野に入り込む前に一部を日本海へ迂回・分散させているのです。

  ...(左)信濃川から迂回・日本海への分水路、堰を眺める (右)分水路橋より「守門岳」を望む...c0119160_1421566.jpgc0119160_14214064.jpg


ここの堰堤桜は実に見事、約3千本の桜が満喫できます。小学生の頃、何度か両親に連れてきてもらい花見を楽しんだ記憶があります。4月20日頃には「分水おいらん道中」が催され、絢爛豪華な衣装に身を包むおいらんが70名の付き人を従えて桜道を練り歩くとのこと。一度見てみたい!

  ....(左)大河津分水は桜の名所(堰堤桜が見事!) (右)H12年に完成した新「分水堰」 ....c0119160_11202798.jpg
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「分水町」も平成市町村合併で「燕市」に併合されてやや残念な気がしますが、治水安定で信濃川氾濫から越後平野を守り、豊かな米どころをつくりあげたその功績名は記憶に残り続けるでしょう。

     ...... 日本一の米穀地帯「越後平野」は収穫の秋、背景は「国上~弥彦山」の山並.....
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越後の秋は豊穣なる実りの季節を迎え、稲田はまさに黄金の輝きを見せていました。田園風景を通過して、これから歴史の深い名古刹「国上寺」と、新潟県のシンボル「弥彦山」に向かいます。



秋の越後路を訪ねて(その2)へ続く。

                                 

  by rollingwest | 2008-09-15 08:17 | 故郷の風景 | Comments(16)

<2008年9月14~15日>秋の越後路(歴史と実りの風景)を訪ねて(その2)

秋の越後路を訪ねて(その1)から続く


★越後の名古刹「国上寺」

             ...大河津分水を渡り、下越・北上して「国上山」「弥彦山」をめざす....
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               (地図出典:さえずり広場・寺泊)↑地図をクリックすると拡大します。


国上山」(くがみやま、313m)は越後平野の日本海寄り(旧:分水町)、佐渡を間近に望む位置に聳えています。「国上寺」(こくじょうじ)は山の中腹に建っており、709年(和銅2年)弥彦大神・託宣により創建された県内でも格式が最高位の古刹。何と1,300年の歳月が刻まれているんですね~


      .....「国上寺」の本堂への道、緑が多くひなびた雰囲気が実にいいね~!.....
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さすが歴史の深い由緒あるお寺、ここには「日本史を飾るビッグネーム」が続々と登場!まず何といっても「良寛和尚」が約20年過ごした縁あるお寺として全国的に有名です。諸国行脚を終えて越後に戻った良寛が住んだ「五合庵」や、展望公園に子供と遊ぶ「良寛像」を見ることができます。


 .....(左)良寛が20年住んだ「五合庵」 (右)子供に囲まれた良寛さんこそ、幸福時代の象徴....c0119160_1450399.jpgc0119160_2311713.jpg

ここは「弘法大師・越後二十一箇所霊場:第一番寺」、「空海」にゆかりある伝説の松もありました。起源は修験道の修行寺とのことですが、時代の権力者の庇護により改宗され、法相宗・天台宗・真言宗と転じているようです。1,300年の長き歴史では紆余曲折があっても当然でしょうなあ・・。


 .....朝日山展望台からは越後平野が一望。雲がなければ栃尾の向こうに守門岳が見えたはず....
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戦国時代、上杉謙信がこの寺にある「千手十一面観音像」を信心し、謙信からは十万石の格式が祈願寺として与えられています。謙信が祈願した本尊は「毘沙門天」だけじゃなかったんだ~!


   .....(左)上杉謙信が信心した観音祈願所 (右)来年の大河ドラマ「天地人」の幟旗が随所に...
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NHK大河ドラマはここ数年非常に興味深い。(篤姫も大ファン!) いよいよ来年、上杉景勝の重臣「直江兼続」が主役登場、実に楽しみです!「天と地と」(昭44:石坂浩二・謙信主役、古いね~)以来のご当地舞台「天地人」ですが越後の歴史ある土地・史跡が今後続々と紹介されることでしょう。


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おお~、本堂隣の「六角堂」には「義経伝説」の痕跡も発見!義経・弁慶が源頼朝から追われ平泉へ北上逃避行した旅の途中、無事を祈願し寄進された「大黒天木像」が堂内に祀られています。


  ..... 義経・弁慶らが旅の無事を祈った「六角堂」、北陸「安宅の関」を越えてここに来たのか・・.....c0119160_23165947.jpg









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さすが深い歴史に数々彩られた格式高い越後の名古刹。雰囲気のある実に素晴らしいお寺でした・・。ここは是非ともおすすめのスポットです!皆様も一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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★新潟県のシンボル「弥彦山」と「弥彦神社」


小学生の頃、家族旅行といえば「弥彦山」。まだ「旅は国鉄」が当り前の時代、県外を出る場合は長旅・大行事という感じで、県内の「弥彦」を訪ねることさえワクワクと心が時めく旅でした。新幹線・高速道開通で便利な時代になってありがたいですが、あの頃の高揚感が実に懐かしいなあ・・(笑)


   ......新潟県人・心のシンボル、霊験あらたかな「弥彦神社」の本宮拝殿(背景は弥彦山).....c0119160_23221857.jpg
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越後平野を一望する霊峰・弥彦山(638m)とその麓に鎮座する「弥彦神社」は千年以上も昔から「越後一の宮」として「おやひこさま」の名で親しまれます。その名のルーツは「伊夜比古神社」とのこと、神武天皇勅命を受け朝廷派遣で開拓され古くから「農業神」の山として信仰を集めました。


   .....(左)威厳ある弥彦神社の大鳥居 (右)境内にある摂社群(縁故深い神を祀る社).....
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「弥彦社奥宮」の山頂祭神は「天香山命」。おお、これは日本のルーツ・奈良「天香具山」に通ずるではないか!福岡・英彦山、兵庫・雪彦山と並び「日本三彦山」でもあります。(また三大か~?)


     ......(左)弥彦山頂に鎮座する奥宮社 (右)弥彦山から望む黄金色の越後平野パノラマ.....
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弥彦山登頂は「ロープウェイ」か、車で「スカイライン」で上がる人が殆ど(麓から登る人は稀)です。
小生も「ロープウェイ」(今年で開設50年)で登頂しましたが、昔・家族旅行でここから乗ったシーンが脳裏に蘇り実に懐かしい気持・・。頂上からの展望は越後平野が黄金色に映えて今回も絶景!

       ..... (左)弥彦山頂に林立する電波塔        (右)弥彦山「パノラマタワー」.....
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弥彦から角田山へ向かう海岸線は「越後七浦」という断崖・難所を通過するシーサイドラインがあり、ルート402号のハイライトとなっています。今回この道は走らなかったが、またいつか訪れてみたい。

 .... 寺泊から新潟へ繋がる海岸線は「越後七浦シーサイドライン」と呼ばれ奇岩風景が続く.....c0119160_2331994.jpgc0119160_23314961.jpg



★秋の越後路「夕暮れ慕情」・・再び「椎谷観音岬」


今日は朝方から出発したものの、あちこち欲張り過ぎてしまいもう17時近くなってきてしまった・・。
そろそろ柏崎へ帰る時間ですが、「夕日が綺麗な402号シーサイドライン」の旅に折角出たので、やはり最後は「日本海の夕日」で締め括らねば・・。朝に立ち寄った「椎谷観音岬」をもう一度訪問。

    
  .....柏崎・新潟を走る「越後線」の単線風景、稲穂田の遥かには丸みを帯びた「弥彦山」....
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17時半近くに観音岬「夕日が丘公園」に立てば、地平線に日が沈むまでには若干時間があるので海を眺めて待機。残念ながら佐渡は依然霞んだままですが、徐々に黄昏・暮色風景になってきた。


  ......「椎谷観音岬」から望む「日本海の夕日」、テトラポットの影に乱反射する黄昏光.....
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少年時代、何度も「日本海の夕日」を眺めました。水平線に消え行く夕日を最後の一点となるまで見切ると本当に感動します。その後刻々と変化する夕焼け空の彩色・余韻もまた筆舌尽くし難し・・



★歴史・雪とも深い山里の街「栃尾」  (9月15日)


翌朝両親に別れを告げ柏崎を出発し東京に戻ります。ちょっと寄り道、北陸自動車道「長岡インター」で降りて、旧・「栃尾市」を訪ねてみることにしました。豪雪山里で歴史が深く雰囲気のある街です。
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新潟県は実に長大な県。山奥深い街は、自分自身がまだ足の踏み入れていない市町村が幾つかあります。「栃尾」もその1つ、ここも最近肥大化した「長岡」に吸収されて遂に長岡市栃尾地区か・・ 


  ......「雁木」(がんぎ:アーケードの先駆け)と、超肉厚「油揚げ」で有名な豪雪の街「栃尾......c0119160_23431252.jpgc0119160_23451489.jpgc0119160_23442047.jpg

雪深い栃尾は「雁木」(がんぎ)の街でもあります。古い建物・各家々の仕様によって屋根の高さが違い、冬の生活に工夫した特徴ある柱や格子戸等が歴史の重みを感じさせてくれます。栃尾名物は巨大「油揚げ」。随所に「油らげ」の看板が見られ、古い街並の風景に溶け込んでいる感じです。


.....上杉謙信が幼少期過ごした「常安寺」、庭には立派な苔が敷き詰められ「菅笠地蔵」が鎮座......c0119160_23463098.jpgc0119160_1514013.jpg

「栃尾」は「上杉謙信」所縁の地。幼少時「常安寺」で過ごし元服後、栃尾城主「長尾景虎」となり、この地で初陣を果たしました。寺裏手の長い階段を上がれば「火除け神社」で名高い「秋葉神社」が鎮座しています。(本宮は浜松市天竜、世界で有名「アキバ」は東京下町の秋葉神社に由来)


.....火伏鎮守「秋葉神社」(天竜も訪ねたなぁ)、境内には栃尾に所縁深い「謙信」の像が座る.....c0119160_23492330.jpg









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  .....「秋葉神社」:「奥ノ院」の彫刻は「石川雲蝶」実に精密な作品で名高い(有形文化財)...c0119160_23544118.jpg
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  ...謙信が初陣デビューを飾った「栃尾城跡」。栃尾の街を見下ろし、右遙かには「守門岳」が眺望c0119160_23564475.jpgc0119160_2357138.gifc0119160_2357138.gifc0119160_23573658.jpgc0119160_2357138.gif




源義経伝説」は、「栃尾」にも沢山ありました。義経の恋人「静御前の墓」、弓の名手「那須与一」居城跡、義経四天王「佐藤兄弟の生母」の伝承等、歴史ロマン溢れる史跡が数多く点在しています。義経を慕い平泉をめざし、志半ばでこの地に没した「静御前」はさぞ無念だったことでしょう。

  ..... 「静御前」終焉伝説は日本各地に残るが「栃尾」では義経を追い当地で無念の病死と伝承.....c0119160_022779.jpgc0119160_03378.jpgc0119160_034691.gif



★おわりに

帰省時は実家でゆっくり過ごすものの、意外と故郷の名所・旧跡をじっくりと見て味わっていなかったことをあらためて認識しました。探訪しようという気持ちであちこちを回ると、地元にも沢山の見所が眠っています。来年は「天地人」でさらに穴場スポットが紹介されることでしょう。実に楽しみ~!

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そういえば、故郷の名峰「米山さん」も高校生以来、登っていないなあ・・。いつでも行けると思って30数年もご無沙汰していた・・。大変失礼致しました。今度故郷に帰った時に是非お伺いします。

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                                「ふるさとの山はありがたきかな」・・・。

                                                    おわり

  by rollingwest | 2008-09-14 13:30 | 故郷の風景 | Comments(33)