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<2008年5月3~5日> 残雪の立山連峰・大周遊(その1)


★残雪・立山連峰への憧憬が実現
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このゴールデンウィークは生涯忘れられない素晴らしい残雪期山行を経験することができました。
日本最大級の圏谷(カール)を擁する立山連峰のパノラマ、稜線から見る剱岳や後立山の大眺望、
残雪期・3千m級登山は初体験、北ア奥地の素晴らしい大パノラマを目の当りにして言うことなし!

         ....日本有数の峻険なる山、岳人の憧れ・「剱岳」(2,998m)をバックに......
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これも食山人さんに本格アイゼン・ピッケルでの初歩トライ山行を誘ってもらったことに縁ります。
昔から憧れていた大雪壁「雪の大谷」、日本一の大瀑布「称名滝」も雲ひとつない青空の下で見ることができて本当に感動しました! 富山からのゴールデンパノラマレポートをお届けいたします。



★残雪・立山連峰への憧憬が実現

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立山へのアプローチは、アルペンルートとして観光地化・整備されており、富山側(立山・美女平)と信濃側(大町・扇沢・黒四ダム)の2つの方法があります。今回、食山人さんとの2人旅は富山からローカル鉄道やケーブルカー・バスを乗り継ぎ「雪の大谷」を体験してみようという企画にしました。


    ....ローカルで素朴な富山地方鉄道線で立山に向かう。富山の水田風景の中を行く。......c0119160_91732.jpgc0119160_20125152.jpg
                                                   

朝7時過ぎ、東京駅から上越新幹線・ほくほく線経由で富山に入ります。(GWなのに全て座れた!)
富山地方鉄道に乗り換えて水田風景や残雪の山々を味わい、立山にトコトコと向かっていきました。
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   ....水田の遥か彼方に名峰「毛勝三山」。昔ながらの木造駅舎、窓の向こうには新緑が輝く。.....
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古駅舎・雪解け水で満たされた素朴な越中の水田風景、青空の下で鏡の如く光を映しています。
残雪の北アルプスを背景に見る新緑・水田・薫風は心が癒されるね~!常願寺川の橋梁を渡った時はまさに絵画のような光景。GWなのに車中はガラガラ状態、何て贅沢な一日の始まりだろう・・!


   .....清冽な雪解け水・「常願寺川」の流れ、立山名峰・毛勝山(200名山)の白さが美しい。....
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立山駅に到着。今日は登山予定がなく、プレ準備・観光の日。かの有名な称名滝を訪ねてみよう!
      
                                                          
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★日本一の大瀑布「称名の滝」

今回、GW立山訪問の契機は、かねてから憧れていた3大光景体験への切望が大きな理由です。
雪に覆われた「北アルプス深部」  ②アルペンルート「雪の大谷」 ③日本一の瀑布「称名滝」
「称名滝」を間近かに見てみたい!」その光景はやはり期待通り!いやそれ以上の大発見でした。
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     ...(右)雪解け激流 (左)滝の上にはヘリコプターが飛行、空中浮遊(ハチドリみたい).....c0119160_948057.jpg




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この滝の落差は日本一!断崖絶壁から、豪快に怒涛の如く降り注ぐ350mの大瀑布なのです。
さすがスゴイ!日本とは思えない、ギニア高地の滝を見ているようだ!(行ったことないけど・・)


                                                           
          ....高度差日本一(350m)を誇る大瀑布「称名滝」の壮大なる絶景......
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   .....残雪期のみに姿を現す右の「ハンノキ滝」は落差500m!実質日本最大の滝だ!......

さらに驚いたことは、左の滝(短い方)が「称名滝」? じゃあ、右の更に長大な滝は何なんだ!?
これこそ残雪時期にしか見ることができない幻の大瀑布「ハンノキ滝」なのです。世界有数の豪雪地帯・北アルプスの雪解け水がつくりあげた日本一の落差500mの大滝を見ることができた~!
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  ...コナンドイル空想小説「失われた世界」のモデル「ギニア高地」の滝と見まがえてしまう。.....
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はて日本の「三大瀑布」はどこだっけ・・?、と調べてみると実に意外!称名滝が入っていない!
①華厳の滝 ②那智の滝 ③袋田の滝を「三大滝」(全て体現済だが・・)とする説が多いようです。
各滝とも実に素晴らしかったですが、この大スケール滝が何故選ばれないのか?納得できない!

    (左)華厳の滝(日光)       (中)那智の滝(和歌山)      (右)袋田の滝(茨城)c0119160_10163797.jpgc0119160_1031399.jpgc0119160_1031688.jpg


   ....滝壷のクロースアップ!北ア立山連峰の豪雪融水を一気に集め、その水量は実に膨大.....
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この瀑布は紅葉の時期もさらに素晴らしいようなので、今度は「錦秋の大滝」を見てみたい・・!

 

                                                                                                                     ★立山アルペンルート「雪の大谷」


そして次は夢の「立山アルペンルート」体験!立山駅からケーブルカーで美女平に登っていきます。さすが、北アルプスに向かうケープルは急登坂、最高勾配は何と30度近い傾斜がありました。
                 
             ......美女平に登っていくケーブルカー(立山駅から乗る)......
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美女平からはいよいよ立山高原バスに乗り込み、残雪期に切り開かれたアルペンルートで立山の室堂ターミナルまで向かっていきます。高度を迫り上げていくバスの車窓からは青空に映え一面雪の世界。名峰「薬師岳」も遠くに霞んで絵画のようだ!本当に「豪快・雄大」という言葉が似合う・・。

                                                            
       ....立山高原バスで雪の回廊を登っていく。黒部立山の絶景、雪壁の道が続く。....c0119160_1181868.jpgc0119160_10465578.jpg

    .....遥かには名峰「薬師岳」(2,926m)、雄大なる山容。貫禄を持ちながら横たわる。....
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さすがゴールデンウィーク、何台ものバスが行き交う!雪の壁は標高と比例するように徐々にせり上がり、目前に鋸の如く「剱岳」も斑群青に見える!この時期ならでの絶景というしかありません。

          ...高原.バスが標高を上げていくにしたがい、雪の壁はだんだんと高くなる。.....c0119160_1057354.jpgc0119160_10572143.jpg


       ....バスの車窓から、「剱岳」の勇姿も迫って見えてきた。鋸歯のようだ!......
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そしてついに室堂ターミナルに到着。憧憬の「雪の大谷」に間近かに触れる時が来ました!
やはり想像していた通りの雪の断崖絶壁!日本の豪雪地帯の雪量は本当にスゴイなあ・・!
この冬は寒さが厳しかっただけに、その白壁は例年になく高くて迫力があったようです。


      .....室堂に到着。これがかの有名な「雪の大谷」だ!まさに雪壁の大峡谷。....c0119160_1105654.jpgc0119160_121418.jpg

        ......中東の海外観光客が初めて見る雪に感動しながら、雪壁に触っている。....
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さて今日の目的、観光の目玉、「滝と雪壁の2大パノラマ」を十分満喫した後は、宿泊地「雷鳥沢ヒュッテ」へ向かいます。室堂平から「みくりが池温泉」を経由して「雷鳥平」まで雪の山道を数十分歩いていきます。途中の道は硫黄臭が漂う。夏山時期ならば、地獄谷温泉の雰囲気なのでしょう。
                                                   
....みくりが池温泉(日本一高所の温泉)と立山連峰、コバルトブルーの池(左)はまだ雪に覆われる。....c0119160_12294852.jpgc0119160_12301414.jpg
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      .....残雪期・標高2,500mの地とは思えぬ程の暖かさ、紺碧の空に輝く太陽が眩しい!....c0119160_1237470.jpgc0119160_12372728.jpg

雪の山道を歩けば、白い大圏谷に雲一点ない青空!目の前には立山の名峰「奥大日岳」(2606m)が鎮座していました。その名からして立山の山々が篤い信仰で崇められていることがわかります。

         .....立山屈指の名峰「奥大日岳」の雄姿、実に美しい形をしている。....
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いよいよ雷鳥沢に到着。山小屋の豪華版という感じかな・・。GWだけに多くの春スキーや登山客が宿泊していました。食堂から望む立山の全景カールが実に雄大!5月初めの標高2.500mとは思えない暖かさ!そして静かに暮れていく北アルプスの夕暮れ風景。実にいい日となりました。

       .....宿泊した「雷鳥沢ヒュッテ」。右は夕暮れの「奥大日岳」、群青に色を変えていく。....c0119160_1257488.jpgc0119160_12574643.jpg

      ....雷鳥沢から望む.立山の大圏谷。暮れなずむ空、雲一つない深いブルーの世界。....c0119160_135146.jpgc0119160_1344698.jpg


さて明日はアイゼン・ピッケルを装着して、あの稜線に立てるぞ~!期待はいよいよ膨らみます。


↓(その2に続く)
 残雪の立山連峰・大周遊(その2)
                      

  by rollingwest | 2008-05-18 09:04 | Comments(24)

<2007年8月8~9日>北陸夏紀行

夏休みを利用し、家族で北陸を訪ねてきました。

能登半島の一人旅(32年前)・金沢への先輩訪問(24年前)・永平寺・東尋坊への訪問(15年前)・「白山」家族登山(4年前)以来の5度目となる「北陸旅」ですが、今回それらに比べればマイナーな観光地をリサーチしてきました。
あまり有名地ではないとはいえ、これが意外にもなかなか見所が多く穴場発見の旅でした。

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          ....北陸、霊峰白山の山麓にある秘境「手取渓谷」と「綿が滝」.....


霊峰「白山」の雪解け水が刻んだ渓谷、その豊かな水に恵まれた加賀・越前の豊穣な水田風景、「加賀一向一揆」の歴史や「吉崎御坊」、奇岩の続く「越前海岸」などを今回紹介いたしましょう。
これらの他にも訪ねてみたい所がいくつかあったのですが、結局はこの3つのSPOTで時間切れ。
やはり北陸の道は長い・・・。見残した場所は数年後にもう一度トライしてみたいと思います。



★白山山麓の絶景渓谷(手取渓谷)

今回は名古屋~東海・北陸自動車道から北上し、白川郷・白山スーパー林道経由で北陸に抜けるルートでアプローチしました。日本三霊山「白山」(2,702m)の北西部に「鳥越村」という豪雪地帯の村があります。ここには白山の豊富な雪解け水を源とする「手取川」が流れており、「手取渓谷」という大自然の造形美が見られます。


.....↓白山麓のグランドキャニオンと呼ばれ、手取川の両岸は迫り来る崖が切り立つ。.....c0119160_212658.jpg c0119160_21261765.jpg
        ....この光景は農村一般道の普通の橋から見下ろせるのだから本当に驚き↑.....


ここには「綿が滝」という豊富な水量をもつ豪快な滝があり、切り立った崖が連続しています。
通常このような深い峡谷を見るには自分の足で歩いてハイキングした結果ようやく見られるものですが、今写真で紹介している光景は鳥越村の生活道路にある普通の橋から見下ろせるものです。
本当に驚きました。地元の人からすれば、これらの美しい絶景・渓谷美は単なる毎日の通学・通勤路の風景の1つにすぎないのです。


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    .....世界的な豪雪地帯「白山」の豊富な雪解け水がこれらの深い峡谷を刻んだ。.....

この切り立った断崖絶壁の上に見られるのは、下記写真のような通常の田舎の水田風景です。
こんな見事な峡谷の上にほのぼのとした田園が広がっている違和感が実に不思議でおもしろい。
世界有数の豪雪地帯「白山」から供給される雪解け水の量は実に膨大。その豪快で速い水流が幾千年の時間をかけて岩を深く削り取り、平野の下にこのような渓谷美を存在させているのでしょう。


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....↑大峡谷の上は何と普通の水田風景! ......広葉樹木にビッシリ生えたヤニタケの群生↑.....


水田から手取渓谷水辺に繋がるルート道があったので、急傾斜の道を降りて行きいざ探索開始。
今年の夏は近年稀に見る猛暑(8/16は史上最高気温40.9度を多治見・熊谷で記録)でした。滝の轟音・水流と緑色の深淵・マイナスイオン溢れる渓谷道を歩けば、涼を味わえて実に爽快な気分!

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...↑綿が滝をシンボルとする美しい手取渓谷遠景.......手取渓谷の川岸に下りてみて探索開始↑....

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...↑.ヒンヤリとした深い渓谷は本当に気持いい。.....草間から流れ落ちるナメ滝の水量は豊富↑.....

この渓谷最大の見所はやはり「綿が滝」!ものすごい水量でゴーッという轟音を響かせて落ちる豪快な滝です。大量の水は名前のとおり、崖上から綿をちぎって投げおろしているようにも見えます。
日本の滝100選にはセレクトされていないのは意外でしたが、その迫力と絶景は隠された日本の名滝の1つではないかと思います。(穴場の滝100選を誰か創設して~!是非とも投票します。)
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     .....↑豪快な「綿が滝」。水量が本当に多く、真っ白な綿を千切って
                 投げているように見えることからこの名がついている。.....


そしてこの滝の素晴らしいところは、滅多に見られない光景が実に手軽・間近に見られるのです。
それは「大量水が流れ落ちる滝壷」と「滝の最上部」、この危険な景色を簡単に覗き込めることに大感動!やはり峡谷上部に平野が広がるこの特殊地形でなければ手軽には体験はできません。


....↓滝壷に下りてみると、ゴーッという大轟音とともに大量の水!マイナスイオンが溢れ立つ.... c0119160_2254476.jpgc0119160_226679.jpg
...滝の最上部から滝壷を覗き込んでみる。簡単にこんな光景が見られるとはアンビリーバボー!↑....


この手取川・鳥越村は「加賀一向一揆」において最後の戦いが繰り広げられた所です。
北陸における一向一揆は「百姓の持ちたる国」と云われるように、浄土真宗門徒である地元農民が力強い信仰心で一致団結して守護富樫氏を滅ぼし、自治独立国家を築いたことが始まりです。

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    ....加賀一向一揆の里。手取川の鳥越城は、一向一揆・最後の合戦舞台となった。.....


織田信長が天下統一に向け数々の仇敵を打ち倒していく中で、手こずったのは2大宗教勢力「比叡山」と「一向宗」ですが、「延暦寺焼討ち」「一向門徒の虐殺」と信長は相当ヒドイことをしました。「加賀一向一揆」のせん滅に向けて信長が差し向けた柴田勝家の軍勢に対して、最後まで抵抗していた信仰農民はこの鳥越城と手取川で血みどろの戦いに敗れて悲惨な末路を迎えたのです。
この日は地元の町興し行事「鳥越一向一揆まつり」の盆踊り櫓が真夏の青空に映えていました。

リンク:「百姓の持ちたる国~加賀一向一揆」HP



★吉崎御坊

「吉崎御坊」とは北陸における浄土真宗の一大布教拠点です。浄土真宗の開祖はご存知「親鸞」ですが、中興の祖と呼ばれているのが「蓮如」です。比叡山延暦寺から迫害を受けた本願寺の「蓮如上人」は京都から逃れて、1471年この越前吉崎の地に新たな布教拠点を建立しました。


.....↓「蓮如」が建立して、浄土真宗の北陸布教拠点となった「吉崎御坊」.....        
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  ....浄土真宗の門徒達を中心とする一揆が、「一向一揆」と呼ばれ大名から恐れられた。.....

「南無阿弥陀仏」の六号さえ唱えれば極楽浄土に往生できるというシンプルな教え・修行スタイルは農民にとって非常に分かり易く、あっという間に北陸一帯に信仰を集めてここに有数の宗教都市を築いたのです。そういえば柏崎の母方祖母本家も信仰心の篤い浄土真宗です。この地がなければ、北陸を中心に東海・東北まで広まった「親鸞」の教えの隆盛はなかったのではないでしょうか。


....↓ご本尊は勿論、阿弥陀仏。金仏壇は光り輝く極楽浄土が再現(ナムアミダ~ブツ).....c0119160_22224783.jpgc0119160_2223512.jpg 
                          .....浄土真宗の中興の祖「蓮如上人」の大立像↑..... 

吉崎の地は、加賀越前の国境にあるところで「北潟湖」という汽水湖があります。
「汽水湖」とは海水と河川淡水が混じりあった湖。有名な所では浜名湖・サロマ湖・宍道湖・三方五湖などがあげられますが、北陸の汽水湖は広い空と湖の他に「稲穂水田と緑深い杜」が混在した湖風景を見せており、独特・癒しの雰囲気は気持ちのいい湖畔ドライブを経験させてもらいました。

.....↓「吉崎御坊」の丘陵から見下ろすに注ぐ「北潟湖水路」と日本海.....
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      ...「北潟湖」は加賀平野から日本海汽水湖。静寂なる癒しの風景が広がる。↑...


★豊穣なる加賀平野

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...黎明の白山山脈、秘峰「芨ケ岳」も見える。.....加賀平野から望む霊峰「白山」(2702m)の雄姿....


北陸の田園地帯を走り抜けていく中で「羨ましいな・・」と感じたことは「余裕の雰囲気」。
青々とした田んぼの里には「一軒々の造りが大きい家」が点在しており、圧迫感なくゆったりした加賀平野の空は非常に広く感じられます。
(コンビニ・ファミレスのロードサイド店舗や高い建物も少なく見渡せば白山連峰が聳える郊外風景)
実に気持ちいい車窓の景色、豊かな穀倉地帯で穏やかに暮らす人々の感じが伝わってきました。

全国住みやすい都道府県」の調査結果では北陸3県は必ずといっていいほど上位に入ります。
持ち家比率の高さ・家の広さ・1人当りの収入・車有保有率などが全国一、自然に恵まれて水や食材・料理が非常に美味しい、災害が少ない、県民の教育水準は高く、歴史ある文化にも恵まれている、等がその要因・理由とのことです。          

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      ....加賀平野の水田風景や空は本当に広々として余裕が感じられる。..... 

故郷新潟県の隣接であり冬の日本海気象は一緒なのに「住みやすさ度」で差がついているのはちょっと悔しいですが、実際に訪れてみると納得できるような気もします。
水や自然に恵まれて食べ物が美味しい点は新潟県も同様なものの、やはり北陸3県は広い意味で歴史が深い関西圏に属しており、北前船貿易での繁栄・加賀百万石の前田利家の治世のもとで築かれてきた歴史・文化・裕福さがあります。この点についてはちょっとかなわないのかな・・・。


★奇勝が続く越前海岸

渓谷・山麓・平野の次は、海岸線に出てみましょう。
越前海岸(東尋坊~越前岬)は奇岩・奇勝が多く国定公園に指定されています。
東尋坊を訪ねるのは今回で2度目ですが、波間に聳える圧倒的な断崖はやはりスリリング!
(チャッチャッチャ~♪火曜サスペンス劇場!)

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    .....ご存知、北陸の名勝「東尋坊」。自殺スポットやサスペンス劇場の舞台で有名.....

この景勝地の名の由来を調べてみると、興味深くておもしろいことがわかりました。(^~^)
白山麓にある名刹「平泉寺」の悪行坊主「東尋坊」が、恋仇によってこの断崖から突き落とされたことからこの名前が付いたとのこと。
(まさに人間愛憎・火曜サスペンス劇場の世界そのものではありませんか!)
長い越前海岸を南下していくと奇勝が延々と続き「呼鳥門」という自然造詣トンネルも見えてきます。


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.....越前海岸は奇岩の連続(東尋坊にて).........「呼鳥門」↑侵食で造られた巨大な自然トンネル...

海岸線から内陸部を横断し「織田町」(織田一族のルーツ・越前焼の里)という街を経由して、武生インター(現・越前市)から北陸自動車道に入って帰路につきました。
当初予定では、安宅の関(義経・弁慶勧進帳)や北前船・九谷焼の博物館も見るつもりでいたのですが、長大な北陸路は移動に結構な時間がかかります。ついには全部見切れずにタイムアウト・・
まあ見残したところはまたいつかゆっくりと来て見たいと思います。



日本の風景、実際に訪ねてみると各地域でそれぞれの雰囲気・特色が違います。同じ北陸地域の中でも然りでしょう。次回6回目の北陸旅では、どんな発見があるのか、自分がどんな感じ方をするのか楽しみでもあります。

                                                    おわり



09GW:北陸紀行にもこの名滝・史蹟は登場します。↓
       リンク記事:「ちょっと渋めの玄人旅、09GW北陸紀行(その1)

  by rollingwest | 2007-08-08 21:15 | 旅の風景 | Comments(11)