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<2017年5月>秩父探訪&観音三十四ケ所霊場⑦結願編:「第30~34番霊場」


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【冒頭ご挨拶】ブログを開設(2007.5.20スタート)してから今月下旬で10周年、夏には50万アクセスに至ります。常日頃、皆様から定期的ご来訪と楽しいコメントを頂き誠に感謝・感謝!また12月は還暦を迎えることになり、第2の人生への節目年となります。今後もご愛顧よろしくお願い申し上げます。


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★秩父三十四ケ所巡り、気ままに4年をかけて満願達成(結願)!


2011年に秩父の名峰「武甲山」に登って以来、秩父観音霊場の魅力を発見し、4年間で暇を見つけては秩父を訪問し、観音霊場巡り(車使用での参詣)や歴史ある街並風景を楽しんできました。2015年11月に観音霊場を全て巡り終えましたが、まだ結願達成の記事を公開していなかった・・

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還暦節目を迎える年に秩父霊場満願成就レポートを済ませておかないと第2人生目標の「四国八十八ケ所札所巡り」のスタートに入れないと反省・・、ブログ開設10周年を迎える今月にて公開します。

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秩父は先月桜満開を迎え今は新緑が眩しく輝いている頃ですが、結願を完了したのは一昨年の晩秋なので紅葉真っ盛りの時期。季節感が全く噛み合っておりませんがご容赦願います!(苦笑)


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                            秩父探訪&観音三十四ケ所巡り①:名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里






★秩父札所・第30番「法雲寺」


◆【ご詠歌:第30番】 「一心に南無観音と唱ふれば 慈悲ふか谷の誓ひたのもし


2015年晩秋、紅葉色づく秩父路を進みいよいよ秩父霊場も30番台!あと5観音を巡れば結願が間近です。第30番法雲寺は臨済宗建長寺派の寺院で開創は鎌倉時代。本尊は如意輪観世音菩薩で木の坐像、唐の玄宗皇帝作と言われ皇帝が戦場で楊貴妃の冥福を祈ったとの由緒記あり


   .....秩父のシンボル「武甲山」の雄姿を仰ぎ紅葉も楽しみながら、第30番「法雲寺」へと向う.....
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日本百観音は西国33ケ所・坂東33ケ所と秩父34ケ所を合計すると100になる訳ですが、江戸時代初期では秩父も33ケ所でした。このお寺には秩父霊場の成立ちを知る上で重要な史料(100ケ所満願の観音霊場にすべく、秩父にもう一つ(2番真福寺)が加えられた証拠)が残っています。


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                                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り②:「第1~5番霊場」




★秩父札所・第31番「観音院」


◆【ご詠歌:第31番】 「深山路をかき分け尋ね行きみれば 鷲の岩谷にひびく滝つ瀬


   ....秩父霊場のクライマックス・第31番「観音院」、奥深い最難関、朱塗りの仁王門が出現!.....
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第31番「観音院」の梵鐘は秩父札所の中で最も険しい難所に建つ寺で歩いて行くには5時間余りを要します。駐車場からすぐに朱塗りの仁王門が現れ、ここから長い石段を登って行きます。漸く観音堂に到着!本尊は行基作の聖観世音菩薩。鎌倉の武将・畠山重忠が発見したとの謂れあり


 ....296段の石階段を登っていくと梵鐘・本堂に到着。本尊・聖観世音菩薩(行基作)に参拝.....
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観音院の背後には大岩壁が覆い左には落差約30メートルの聖浄の滝が落ちていました。「爪彫り千体仏」は高さ約18センチの坐像と立像仏像が幾重にも浮き彫りにされています。観音山は東西に奥の院があり石仏群があり、全体で190体もある石仏の山(秩父最奥のパワースポット)なのだ。


  ...幽境の雰囲気がタップリ!断崖から流れ落ちる「聖浄の滝」、ここはかつて修験道の行場.....
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観音院入口に鎮座する紫雲山・地蔵寺もなかなかの見所です。山を切り開いた雛壇式に無数の水子地蔵が出現!現世に縁を得られなかった水子を供養する赤い前掛け地蔵群は圧巻光景!


    .....秩父札所31番寺の手前にある水子地蔵の紫雲山地蔵寺、石彫の地蔵群は凄い!.....
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                                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り③:「第6~10番霊場」




★関東最強のパワースポット「三峯神社」

秩父神社・宝登山神社とともに秩父三社に祀られる「三峯神社」は、秩父山奥(標高1102m)に鎮座する関東最強のパワースポット!日本神話の英雄・日本武尊(ヤマトタケル)が創建、修験道の祖・役小角が修業、弘法大師空海が観音像を安置した日本屈指の神仏習合期の修験道霊場なのだ!


      .....「三峯神社」に参拝!ヤマトタケルの像が鎮座、関東平野を睥睨している.....c0119160_20175502.jpg
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東征で当地を通過した日本武尊は素晴らしい風景に感動し、伊弉諾尊と伊弉冉尊を祀り国家の永遠と平和祈願したのが三峯神社のルーツです。この場所から雲取山・白岩山・妙法ヶ岳を一望できると知り、三山を名前由来とする「三峯神社宮」と名づけました。この威厳とオーラは凄過ぎる!


    .....神代の頃から崇められる「三峯神社」、建築装飾の素晴らしさに息を呑む!.....
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秩父の山々の強い気が流れ込む清く澄んだ空気感・・。宮本武蔵が二刀流を開眼した伝説、極真空手創始者の大山倍達の修行地でもあります。秩父エリアの神社は狼・山犬信仰、三峯講・三ツ鳥居、熊野修験との関係、修験霊場の三峰山を中心に独特の山岳信仰が形成されているのです。


      ....空手バカ一代(牛殺し)の極真空手の大山倍達もこの地で特訓に励んだ.....
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   ...狼信仰の「三峯神社」、秩父の山々を眺められる神舞台に上がると心が洗われる.....
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                                       <2013年師走>黒山三滝・紅葉ハイク&秩父夜祭り




★秩父札所・第32番「法性寺」


◆【ご詠歌:第32番】 「願わくは般若の舟にのりを得ん いかなる罪も浮かぶとぞ聞く


      ....秩父唯一の鐘楼門は実に立派(第32番法性寺には風格が漂っている!.....
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法性寺は観るべきスポットが多くて実に楽しかった!秩父唯一の鐘楼門、本尊の薬師如来が祀られる威厳ある「観音堂」(1707創建・総欅造りの美しい本堂)、「お船観音」と呼ばれる優美なお前立観音、そしてパワースポットとして崇められる「奥の院」が鎮座しています。まさに魅惑の観音霊場だ!


  ......「お舟観音」は笠を被り舟を漕ぐ珍しい観音様、パワースポット「奥ノ院」には濃厚な気が溢れる....
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                                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り④:「第11~15番霊場」




★秩父札所・第33番「菊水寺」


◆【ご詠歌:第33番】 「春や夏 冬もさかりの菊水寺 秋のながめに送る年月


   ......第33番「菊水寺」、白い菊を象った手水場、センサーで人を察知してピュッと水が出る....
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第33番「菊水寺」観音堂は1820年の建立、千鳥破風流れ向拝付きの威風堂々たる佇まい。そしてお寺の名前を称え、数多くの菊の花々が展示されています。菊塚には松尾芭蕉の句碑(埼玉県最古)を発見!「寒菊や粉糠のかかる臼の端」と記されている。ここも印象的なお寺でありました。


     .....菊水寺は楠正成も遥拝祈願した由緒有る寺。天井絵が実に見事!菊の花が沢山!.....c0119160_07091327.jpgc0119160_07095695.jpgc0119160_07103639.jpgc0119160_07111934.jpg
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.          ....菊水寺のご本尊は藤原時代に創られた「前立ち聖観音」....
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                                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り⑤:「第16~22番霊場」




★秩父札所・第34番「水潜寺」


◆【ご詠歌:第34番】 「萬代の願ひをここに納めおく 苔の下より出づる水かな


いよいよ秩父三十四ケ所霊場もフィナーレを迎える時が・・!。ここは「日本百観音」の結願所(西国・坂東・秩父)となる「水潜寺」、参道は石畳坂道、立ち並ぶ観音石像が暖かく迎えてくれました。


  ......ついに秩父霊場の結願!第34番「水潜寺」へと向う!観音石観音群のありがたきお姿....
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日本百観音結願の寺は秩父観音霊場巡礼者が打ち留めの札と笈摺を納める寺です。観音堂は六間四面方形造りで(1828年建築)、本尊は一木造りの千手観世音菩薩、仏陀絵も印象深い!結願堂・仏足堂(仏陀の足跡)もあり、日本百観音巡礼の功徳が得られるありがたき場所だネ~


     ......「水潜寺」の観音堂内風景、結願堂・仏足堂(下)には仏陀の足跡もあるぞ!....
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秩父を数回訪問し終に34霊場を満願成就しましたが、やや淡々とした心境でフィニッシュ。全て自分の足で歩いた訳じゃなく、車で廻った参詣だったので感動的心境に至らなかったのかも・・?(苦笑)


  .....それでも水潜寺観音様達に「満願成就おめでとう~!」と祝福された気持ちで参道を戻る....
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                                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り⑤:「第23~29番霊場」


          .....「秩父三十四ケ所霊場全寺紹介」(east westさんのユーチューブ拝借)....
                    






★4年間の秩父巡礼を終えて・・そして次は「四国八十八ケ所札所巡り」へ!


2011年に武甲山を登って以来、秩父三十四ケ所霊場を全て参拝しようと思い立ち4年間・・。気が向いた折に秩父を訪問して無事結願しました。「車周遊は本来の巡礼の姿ではない」とのご意見もありましょうが、サラリーマンをやっている身としては白装束を着て全て歩いて廻る旅はチトきつい・・。
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むしろ秩父の色々な魅力を再発見し、車で効率的に廻り殆どの見所を訪問できたことが嬉しい!「百聞は一見にしかず!」・・自ら体験し隠れたお宝物や魅力を発掘すると一層心に刻まれます。
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埼玉ってダサイタマとか言われ観光は何もないと評価されがちですが、秩父以外エリアにも隠れた魅力が沢山眠っています。埼玉観光大使も名乗り上げようかな・・と思いこの辺で筆を置きますネ・・
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                                       「行田・さきたま古墳群」&「和同開珎」発祥地(秩父)

                                                     「埼玉探訪記事シリーズ」


還暦の節目年を迎え会社生活も定年が間近ですが、数年は再雇用でサラリーマンを続ける予定。65歳前にはリタイアして本格的に「四国八十八ケ所札所巡り」をスタートさせます。10年くらいかけて廻り、全国200名山も同時達成もしていく意気込みです。健康・元気で長~く人生を楽しんで行くぞ~!

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                                                        おわり

  by rollingwest | 2017-05-09 00:00 | Comments(148)

<2016年11月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その6):「第23~29番霊場」

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                   秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その5):「第16~22番霊場」より続く 



★秩父霊場20番台を巡り終えて結願も間近に


秩父三十四ケ所観音霊場巡り記事も気ままな時期に5年間かけてダラダラと公開してきましたが今回でようやく第6編(第23~29番札所)を迎えます。実は昨年すでに全部のお寺を廻り終え結願しているのですが、レポートの方も早く結願満了させねば・・。昨年秋の秩父光景をお楽しみ下さい。


    .....(左)秩父に点在する霊場群 (右)シンボル「武甲山」と逆Y字塔斜張の「秩父橋」(3代目).....
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                秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里
 




★秩父札所・第23番「音楽寺」


◆【ご詠歌:第23番】 「音楽の み声なりけり 小鹿坂の 調べにかよう峰の松風

音楽寺とは何て素敵な名前だろう!秩父市と小鹿野町の間にある長尾根丘陵の峠下(秩父ミューズパークの北端)にこのお寺はあります。峠へ向かう坂道の途中に分岐する巡礼道階段を上がっていくと突当りに音楽寺の観音堂が出現します。広い境内には市指定文化財の梵鐘もありました。


     .......第 23番「音楽寺」の額縁絵馬(お洒落な名前とは裏腹に由緒威厳のある本堂).....
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名前の由来は、札所を開いた権者が当地で松風の音を聞き「菩薩の奏で」と感じ入り「松風音楽寺」と命名したとのこと。ミュージックアーティストを志す人達が訪れ大ブレイクの祈願をするお寺なのです。


    .......真ん中の写真はイメージで添付しましたので、お寺とは何ら関係ございません(苦笑).....
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              .......秩父公園橋・欄干から俯瞰する武甲山秩父の街.....
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★秩父札所・第24番「法泉寺」


◆【ご詠歌:第24番】 「天てらす 神のははその色かえて なおも降りぬる雪の白山

秩父札所24番「法泉寺」には116段石段を登らなければなりません。巡礼者の多くが途中で息切れをしながらもこれが修行だと頑張って登っていきます。本堂の左には平和観音やお地蔵様が立ち武甲山を眺めて世界の平和を祈念しています。威厳ある観音堂には金色の聖観音菩薩様が!


         .......(左)第24番「法泉寺」の観音堂 (右)境内から垣間見る武甲山.....
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寺の縁起には越中立山・加賀白山を中心に活躍した修験僧の泰澄大師が当地に至ったところ、気高い姫神が天降り「我は日の神なり」と名乗ったとのこと。さらに三神が現れ「我は白山の姫神」と続くお告げがあり、天照大神の伊勢信仰に白山信仰が加わった神仏習合の寺の謂われです。


   .......(左)平和観音や地蔵が見守る (中)江戸中期の本尊建築 (右)金色の聖観音菩薩.....
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     ......武蔵恋ケ窪に観音への信仰心が篤い遊女のお話が語られる観音堂をバックに....
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                         秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」





★秩父札所・第25番「久昌寺」


◆【ご詠歌:第25番】 「水上は いづくなるらん岩谷堂  朝日もくなく夕日かがやく

県道72号線から分岐に入り山沿いの小道を上がって行くと駐車場の脇に朱色の仁王門が現れました。第25番「久昌寺」は秩父札所を開創したとされる十三権者の一人性空上人が、閻魔大王から石の手判を授かり久昌寺に納めたもの伝承があります。天照大神の次は閻魔大王の出現か~


         ......第25番「久昌寺」観音堂の屋根先から仰ぐ秩父のシンボル武甲山.....
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仁王門を入り岩肌道に沿って100m程行くと観音堂が出現。堂に飾られる額縁絵馬には十王経物語絵図恐ろしい鬼女が描かれています。何とこれは閻魔大王の妹だとのこと!初めて見た~!

   .......性空上人が秩父札所を巡っていた時に閻魔大王から石の手判と証文を賜ったと伝わる.....
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★秩父札所・第26番「円融寺」


◆【ご詠歌:第26番】 「尋ね入りむすぶ清水の岩井堂 心の垢をすすがぬはなし

札所26番は「岩井堂」(山上の観音堂)を管理する別当寺「円融寺」が影森駅近くにあります。本堂間口は幅が広く立派な堂宇だ。まずは当寺を参詣し次は山道を登ってメインのお寺へ向います。


       .......第26番「円融寺」 (札所26番観音堂「岩井堂」を管理する別当寺).....
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   .......奥の院・岩井堂に行くには昭和電工の敷地を通り杉木立の中の山道コースを登る.....
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円融寺から昭和電工敷地内を通り「琴平神社」の石碑の標識を見て進み杉木立の山道へと入ります。300段の苔蒸した石段を登っていくと、尾根上の岩場に舞台の如く建つ「岩井堂」が出現!


       ......静かな森、岩山に抱かれるように建っている朱塗り舞台の「岩井堂」.....
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朱塗り舞台の堂の前面は急傾斜の高さで、ここからの景観は左手に武甲山が迫り、前方には奥秩父連峰が望めます。岩井堂の奥へ歩いて行くとここにも地獄の閻魔大王と岩窟石佛群が鎮座


      .......円融寺・岩窟の石仏群、地獄の閻魔大王をはじめ数々の石佛が人を裁く.....
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                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」

 


★秩父札所・第27番「大淵寺」

◆【ご詠歌:第27番】 「夏山や しげきがもとの 露までも 心へだてぬ 月のかげもり


  .......第27番「大淵寺」、かつては山上の護国観音付近くにあったが、現在は麓の境内に移転....
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第27番「大淵寺」は明治・大正の2度に渡る大火(秩父鉄道・蒸気機関車から吐き出された煤煙が引火)で堂宇を全て消失してしまったとのこと。裏手の山に立つ護国観音(高さ15m)はコンクリート製ですが、高崎・大船と並ぶ関東三大観音像の一つで実に美しいお姿で秩父を見守っています。


      ......山道をたどり登りつめて行くと旧観音堂と護国観音(関東三大観音)が現れる....
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★秩父札所・第28番「橋立観音」


◆【ご詠歌:第28番】 「露の海 たち重なるは雲の波 たぐいあらじと渡る橋立

このお寺こそ秩父霊場巡りを始めてみようと思い立ったトリガー聖地です。2011年秋に「武甲山」に登り、下山後に秩父の街とこの観音寺を廻って見て素晴しいと感動したからです。素朴な風景に溶け込んだ観音札所、豊かな自然・古の歴史街、秩父はかくも魅力溢れ所だった!と目から鱗・・;


        .......第28番「橋立堂」信楽焼たぬき・躍動感あふれる神馬像がお出迎え....
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観音霊場駐車場入口には信楽焼たぬきや神馬像がお出迎え。さらに歩いて行くとそそり立つ石灰岩の大岩壁(修験行者が好みそう)が現れ、押し潰されそうに建っている小さな朱色観音堂が見えてきました。観音堂本尊は秩父三十四ヶ所中で唯一の馬頭観音で鎌倉時代の作といわれます。


  ......「観音霊験記」(郡司蛇身の報い)縁起が語られる「橋立観音」、断崖絶壁下に本堂が鎮座....
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        .......堂裏に聳える垂直岩の下には「橋立鍾乳洞」、中を巡って見よう!....
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         .......本尊は秩父三十四ヶ所中唯一の「馬頭観音」(鎌倉時代の作)....
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                        秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その4):「第11~15番霊場」
 



◆秩父札所・第29番「長泉院」


◆【ご詠歌:第29番】 「分け登り むすぶ笹の戸 おし開き 仏を拝む 身こそたのもし


橋立堂から一旦鍾乳洞入口の分岐点まで戻り、県道73号線を右折し浦山ダム方向に進み第29番「長泉院」に到着しました。第29番「長泉院」の堂宇と手入れされた枯山水庭が実に印象的!


         ......第29番「長泉院」の本堂、どっしりとした堂宇は天保4年に建立....
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        ......(左)龍女伝説の額縁絵馬 (右)庭には植栽と枯山水が整然と!....
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このお寺の最大見所は、身延の桜にも匹敵するような立派な枝垂れ桜!参道入口の「よみがえりの一本桜」が有名ですが境内の中央にも見事な名木があります。秩父の名桜は必見のお薦め!

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★秩父三社の最後は「宝登山神社」を紹介

第6編最後は観音寺レポートに一旦筆を置き、長瀞町の宝登山麓にある「宝登山神社」を紹介したいと思います。長瀞と言えばやはり川下りやラフティンクが有名ですが、この神社はミュシュランガイド認定の人気ある神社で「秩父神社」「三峰神社」と並ぶ「秩父三社」の一つ霊験あらたかなパワースポットです。


  ......(左)長瀞町(ライン下りが有名)にある宝登山の山麓にある「宝登山神社」(秩父三社の一つ)....
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今回は本殿参拝だけですが宝登山頂には奥宮があり20年前に家族で行ったことが懐かしい。大きな白鳥居の先の階段を上ると本殿が現れました。歴史が深く実に威厳に満ちた神社ですネ~!


    .....七五三の時期で参拝客で賑う。着物姿の幼な子が紅葉が色ずく池を覗きこむ....
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    ......階段を上がり本殿へ参拝(火伏信仰を集め、関東一円に宝登山講が分布 )....
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縁起によれば日本武尊が東夷で山上で突然猛火に包まれましたが狼が現れて火を鎮め、その由来で火止(hoto)山と名づけられ、山神の遣いである狼は秩父ではオオカミ(大神)とも呼ばれました。皇祖を加護し火伏せの信仰を集める宝登山講の総社にはパワーの霊気・威厳が満ち溢れます。


     ......祭神は神日本磐余彦尊、大山祇神、火産霊神、19百年の長い歴史を持つ....
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次回は秩父霊場巡りの結願ラストレポート。車で廻る安易な参拝巡りでしたが、秩父は交通アクセスが悪く、ここまで車で数回通うもの結構大変・・。菅傘を被り白装束で歩く人達には頭が下がります。


         ......次回はいよいよ結願が叶う最終編のレポート!乞うご期待~....
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                                                        おわり




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【祝】!「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産登録に決定しました~!    

またも嬉しいニュースが・・!山車を用いる全国の祭33件がユネスコで11月29日正式登録されます。京都祇園祭・飛騨高山祭と並び日本三大山鉾祭の一つ「秩父夜祭」(12月)はますます盛り上ることでしょう!物凄く人気があり大混雑するので、御覧になりたい方は今すぐ西武特急や宿泊の予約を!

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                         ↓
                      「秩父夜祭」「黒山三滝ハイク」(2013年末)の記事はコチラから
 
                    

  by rollingwest | 2016-11-01 22:00 | 秩父探訪 | Comments(110)

<2016年3月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その5):「第16~22番霊場」

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★1年半ぶりに秩父霊場巡り記事を再開


2011年11月、武甲山に登ったことを機会に秩父の魅力に一挙嵌ってしまい秩父三十四ケ所観音霊場巡りを始めましたが、もう4年数ケ月が経過。最近はレポートの頻度もめっきり減速状態・・、前半記事(1~15霊場)から1年半も空いていたことを反省し、後半の巡礼記事を再開しようと思います。


    ......秩父のシンボル「武甲山」登山後(2011)、秩父三十四ケ所観音霊場巡りを開始.....
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                秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里
 




★秩父札所・第16番「西光寺」


◆【ご詠歌:第16番】 「西光寺 誓いを人にたずぬれば ついの住みかは 西とこそ聞け

第16番観音「西光寺」は山門を入ると、数寄屋造りの本堂(江戸中期建立)があります。ここは関東八十八ヶ所特別霊場に指定されており、本堂から山門脇まで延びるコの字型回廊堂がありました。


    .......(左)西光寺の本堂に祈る人 (右)境内には巨大な酒樽(大黒天が鎮座.).....
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  .......(左)枝垂桜の本堂 (右)中には四国八十八ケ所を模した観音群の回廊堂がある......
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天明大飢饉の時代に百姓一揆が発生し世相は混乱しました。時の住僧が供養と天下泰平を祈願し、四国八十八ヶ所の写し本尊を勧請し1795年に廻廊堂を建立したのです。回廊堂に囲まれた中庭に五輪塔、右側が四国八十八ヶ所を模した金毘羅堂、左側は十一面観音を祀る札堂がありました。


     .......(左)回廊堂には金ピカ仏像 (右)本尊は行基作の金色に輝く千手観音像......
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                       秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」
 




★秩父札所・第17番「定林寺」


◆【ご詠歌:第17番】 「あらましを おもひ定めし林でら 鐘ききあへず 夢ぞさめける

第17番観音「定林寺」はかつて秩父観音の第一番札所で本尊は奈良時代の高僧・行基が創ったといわれる十一面千手観音正観音。寺の梵鐘は江戸初期に火災で損傷、1758年に再鋳されました。


     ......(左)第17番・定林寺の本堂 (右)寺の梵鐘 (下)定林寺の山門参拝階段......
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壬生良門の忠臣「林太郎定元」は主の無道を諫めたことで家財を没収され、当地に来て亡くなりました。その遺子空然はこの地で成人して、父の名前から取った寺を建立し菩提供養をしたとのこと


   .......(左)定林寺の由来を記す額縁絵馬 (中)本尊・十一面観音 (右)観音堂の彫り建築......
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★秩父札所・第18番「神門寺」


◆【ご詠歌:第18番】 「ただたのめ 六測ともに大悲をば ごうとに立ちて たすけ給へる

次は第18番「神門寺」(goudoji)へ。「神門の寺」とは珍しい名前と思えば元々は神社だったそうで、荒廃を憂いた村人が再建すべく神楽奉納したら、巫女に神託が降り寺を建てることになったらしい。


        .......(左)第18番・神門寺の唐破風本堂 (右)神門寺の額縁縁起......
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        .......(左)大日如来に勢至菩薩 (右)文殊・薬師・虚空蔵の各菩薩......
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秩父市の国道140号沿いにあり境内には観音堂・不動尊堂・蓮華堂・納経所・休憩所と売店がきちんと配置されています。本堂には回廊が巡らされており、本堂の裏には、大日如来像や千手菩薩など多くの仏像が鎮座しており、また観音様と常時お手合わせができるお手綱が張ってありました。


    .......(左)本尊の聖観音菩薩 (右)巫女に神託が下り寺が建立、まさに神仏習合......
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★秩父・吉田町の龍勢祭り(ロケット花火)


秩父から山奥(両神村・小鹿野町の北東部)に向うと吉田という小さな町があり、ここに道の駅「龍勢会館」があったので立ち寄って見ました。「農民手作りロケット」で有名な「龍勢祭り」が行われる場所で数々の展示物が飾ってあります。また「秩父事件」が勃発した地でもあり、後に紹介します。


     ......秩父・吉田町にある「龍勢会館」はロケット花火と秩父事件の歴史を伝える......
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    .......(左)龍勢打ち上げ花火、農民ロケットの発射台 (右)上空で花火が派手に炸裂......
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「龍勢祭り」は下吉田にある椋神社の例大祭で行われる祭りで毎年10月の第二日曜日に実施されます。27流派があって、仕掛け火薬が施された龍花火を轟音とともに天高く打ち上げ競い合います。発煙等の仕掛けは実に多彩でパラシュート状の炸裂も見事!農民ロケットは最近有名になってきました。


    ......龍が吠えるが如く龍勢花火が天を舞う。地元文化財が数多く展示がされている......
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        .......(左)巻き縄の龍勢花火筒 (右)ロケットシリンダーの飛翔構造が解説される......
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1600年関ヶ原の戦いで戦況を石田三成の居城である佐和山城に一早く知らせるために、狼煙が空高く打ち上げられました。その後狼煙が改良され龍勢(流星)となり、農村の神事・祭礼・娯楽用等に使用されるようになったとのこと。展示物は実に見事な民芸の技術が生かされており興味深く観賞


        ......龍勢花火の歴史が良く解る。祭りの提灯・幟・袢纏も展示されている......
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      .......(左)縄製の龍や隣のトトロ等がズラリ (右)過去の打ち上げ花火の名場面......
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★秩父札所・第19番「龍石寺」


◆【ご詠歌:第19番】 「あめつちを 動かすほどの龍石寺 まいる人には 利生あるべし

札所第19番「龍石寺」の本尊は千手観世音菩薩(寄木造坐像で室町時代の作)。昔、村人達が悪龍を退治祈願を観音様に念じた所、龍を退治してくれて村人達はお堂を建て観音安置したとのこと


        .......(左)第19番・龍石寺の本堂 (中)龍石寺の額縁絵馬 (右)三途婆堂......
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       .......(左)龍石寺の境内 (右)弘法大師が当地を訪れたという縁起解説もある......
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龍石寺は巨大な水成岩盤の上に建っており、昔は渡し舟で荒川を往来して参詣していたとのこと。お堂の横に三途婆堂があり、三途の川辺で死者の衣服を剥ぎ取る奪衣婆を祀っていました。


     ....(左)龍石寺本尊の千手観音像 (右)三途の川で死者の衣を剥ぎ取る三途婆のお堂......
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                     秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」
 





★秩父札所・第20番「岩之上堂」


◆【ご詠歌:第20番】 「苔むしろ 敷きてもとまれ岩の上 玉のうてなも 朽ちはつる身を

      .......(左)第20番・岩之上堂 (右)秩父最古の風格を持つ本堂内は霊験な空気......
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札所20番寺は「岩之上堂」、秩父札所中最古の建物で境内は荒川の断崖上にあります。お堂は平安末期に白河法皇が聖観音像をここに安置したことが発端で大きな堂宇があり当時は願上寺と号していたらしい。武田軍侵略により一時焼失しましたが、その後村の長が観音堂を建立したとのこと


    .......母を見舞うため川を渡る息子に増水危機が迫り観音が出現し救われるエピソードあり......
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                     2013年末記事(秩父・黒山三滝ハイク&秩父夜祭り)
 




★秩父困民党「草の乱」(秩父事件の勃発地・吉田)


道の駅「龍勢会館」には1884年の秋に、秩父郡の農民が困民党を結成し明治政府に対して起こした武装蜂起した「秩父事件」を描いた映画「草の乱」(2004年公開)の撮影時のセットが残されています。秩父困民党を蜂起主導した井上伝蔵の邸宅・商家「丸井」の内部が忠実に再現されています。


    .......「草の乱」は秩父事件(吉田)を題材にした映画.、道の駅「龍勢会館」の見所.....
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       .......(左)「草の乱」映画ロケ舞台が展示 (右)秩父困民党の蜂起が解説......
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2004年は秩父事件が発生して120年の節目だったことで、映画「草の乱」が企画・製作され当時の秩父郡吉田町を中心に撮影されました。復元された井上伝蔵邸は撮影終了後「秩父事件資料館」があり伝蔵関係資料や撮影時の衣装・小道具等が展示公開、隣接地にはオープンセットもありました。


         .......武装蜂起を主導した井上伝蔵(秩父困民党のリーダー)の邸宅も再現......
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            .......秩父吉田の椋神社に秩父困民党は立て籠り反乱を起こす......
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          .......(左)秩父困民党無名戦士の墓 (右)秩父事件百年の碑......
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★秩父札所・第21番「観音寺」


◆【ご詠歌:第21番】 「あづき弓 射る矢の堂に詣できて 願いしのりに 当たるうれしさ

札所21番「観音寺」は日本武尊が東征の折ここに立ち寄り武運長久・東国平定を祈り、鏑矢を納めたから矢之堂があります。八幡大菩薩が邪神悪魔退治の際、その放った矢が魔族を射抜いたまま当地に落ちたため名の由来となっています。神田明神に祭られる平将門も戦勝祈願したとのこと


       .......(左)第21番・観音寺の本堂 (右)観音寺境内から見える武甲山......
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1923年、近隣の小学校に火災が発生し飛び火を受けて、当寺の観音堂、庫裏など全て焼けてしまったそうです。しかし本尊の聖観音は幸い火難を逃れ、地元では火除けの観音様と呼んでいます。


       .......額縁絵馬には火伏観音とも謂われる由来が滔々と記載されていた......
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★秩父札所・第22番「童子寺」


◆【ご詠歌:第22番】 「極楽を ここに見つけてわらう堂 のちの世までも 頼もしきかな

第22番「童子堂」参道は百年変化なしか?と思う程、懐かしき日本・原風景の中にありました。秩父の田舎道を進むと、茅葺きの山門が見えてきました。通常の山門は睨みを効かせる強面仁王像が鎮座していますが、ここの仁王様は素朴で温かい顔をした像が安置されており一見の価値があります。


    .......(左)第22番・童子堂の仁王門  (右)境内には身代わり地蔵・石積みの庭......
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山門をくぐると参道脇は一面の畑、お茶・大根・白菜などの野菜が植えられています。農家自給自足の寺だね~(笑)。御本尊は聖観世音菩薩、境内のお堂扉には風神・雷神の彫刻がほどこされており実に立派!納経所には土産用の飴も売っており、参拝者に漬物とお茶をふるまってくれます。


        .......(左)第22番・童子堂の納経所 (右)境内はまるで大農家の庭の趣......
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秩父観音霊験記に息子を犬にされてしまった因果応報説話が残っています。讃岐国の長者家に空腹の行脚僧が訪れたものの布施も行わず罵倒し追い出したことで罰を受けたのです。主は犬を連れて西国・坂東・秩父の百観音を巡る旅に出て、童子堂に来て拝むと犬は息子に戻ったというお話


    ......(左)童子堂の本堂鐘 (右)讃岐国長者の息子が犬になり人間に戻った話の絵馬......
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                     秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その4):「第11~15番霊場」
 




★まだまだ秩父霊場巡りは続きます。

秩父観音霊場巡りの正しきあり方は菅笠・白装束に杖を持ち自分の足で歩き抜くことですが、そんな悠長な時間は取れないRWなので今後も安易に車でドライブがてらの観光訪問を継続していきます。これじゃ功徳は得られないか・・(苦笑)。いやいや目標を決めて回ることに意義があるのです!


          .......秩父は養蚕と並んで機織りが代表的な産業として発展してきた......
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       .......江戸時代中期の養蚕農家「旧新井家住宅」(最寄駅は秩父鉄道長瀞)......
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秩父霊場三十四ケ所は今年全て廻り終え完結編レポートは来年あたりかな・・。そして数年後は、いよいよ四国八十八ケ所霊場巡りを始めたいと思っているRW・・、今から楽しみにしているところです。


      ......読経の巡礼者達、ピュアな心で祈る修行姿を秩父「武甲山」が優しく見守る......
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-02-29 06:30 | 秩父探訪 | Comments(116)

<2014年7月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その4):「第11~15番霊場」

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★2年ぶりに秩父霊場巡り記事を再開


W杯ブラジル大会の熱気的なレポート(前後編)の合間に心休まる秩父霊場巡りレポートを入れたいと思います。2012年に「秩父三十四ケ所巡り」(車を使ってですが・・)の記事を開始しましたが、(その3)第6~10番札所を執筆して以来、もう1年半もパッタリと筆が止まっておりました。久々に復活します。

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また昨年12月には憧れだった「秩父夜祭り」をようやく初めて体験することができました。冬花火に彩られた華麗な山車光景の記事も再レビューしながら、秩父の魅力を皆様に紹介したいと思います。

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               秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里 





★秩父札所・第11番「常楽寺」


    ◆【ご詠歌:第11番】 「つみとがも 消えよと祈る坂ごほり 朝日はささで 夕日かがやく

交通量の多い国道の入口看板から、右側参道を上った高みに第11番「常楽寺」がありました。以前は本堂・観音堂・仁王門・庫裏を備えた立派な寺であったが明治11年に火災で焼失したとのこと


     .......(左)「常楽寺」(第11番)  (右)堂宇は明治30年に再建されたもの.......
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常楽寺本尊は十一面観音が祀られており、病気平癒と長寿祈願の守護仏として篤く地元の人々に信仰されているらしい。絵馬には「仁王門建立していた門海上人が志半ばにして病に倒れ本尊に祈願したところ金剛神を伴った老僧が枕元に現れて本願が叶った」と由来縁起が書かれていました。


            ......堂宇建物の横側には立派な虎の彫り物もあった.......
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       .....(左)絵馬に書かれた金剛神と老僧 (右)三猿の絵馬とご詠歌.......
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★秩父札所・第12番「野坂寺」


    ◆【ご詠歌:第12番】 「老いの身に苦しきものは野坂でら いまおもい知れ のちの世の道

野坂寺は羊山公園の丘陵地西側にあり、入口から緩やかな桜並木参道坂を登り行くと奥正面に大きな山門が現れてきました。明治末の火災で寺は殆どが焼失してしまいましたが、幸い山門だけが類焼を免れたとのこと。黒塗りで重層楼門造りは重厚な禅寺に似つかわしい風格を保っています。


      .......(左)「野坂寺」(第12番) (右)山門は重厚で風格ある禅寺の雰囲気あり......
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本堂は六間四面で、内陣に祀られる聖観世音立像(優しい顔立ちをした豊麗な美人を思わせるような立像);は一木造りの藤原時代の作と言われています。仏像・十王像も数々安置されていました。


            ......阿弥陀・釈迦像・十三仏像・十王が安置される本堂.......
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昔、甲斐国の絹商人がここを通りかかった時、山賊に襲われもはや叶わぬ命と一心に南無観世音を唱え続けると肌のお守りが光明雷の如く輝き賊どもは眼を射られて逃げ去っていきました。商人は観音の功徳に感泣、後に堂宇を建て観世音を勧請して祀ったことが寺の草創だと謂われます。


  .......(左)十牛観音・インド伝来の神仏 (右)甲斐商人が山族に襲われ観音様に救われた絵馬.......
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                        秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」 






★秩父札所・第13番「慈眼寺」


    【ご詠歌:第13番】 「御手にもつ はちすのじゃはき残りなく 浮世の塵を はけのした寺

秩父札所13番「慈眼寺」は左手に鐘楼、右手に経蔵と薬師堂が並んで建ち正面が観音堂。本尊は行基作といわれる聖観音で脇仏は阿弥陀三尊。この寺には一切経輪蔵があり、蔵の中には輪蔵形式の経庫があって回転できます。礼拝しながら回転すると、一切経を読誦したご功徳があるらしい。


      .......(左)「慈眼寺」(第13番) (右)回転する一切経輪蔵が堂内にある.......
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経蔵の隣の薬師堂は璃光如来即ち目の神様として「め」の文字を入れた絵馬がたくさん奉納されています。また秩父札所を開いた十三権者像も祀られており、秩父の他寺にはない圧巻のものです。


       .......(上)秩父霊場を開いた十三権者像 (下)行基作といわれる聖観音像.......
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★秩父札所・第14番「今宮坊」


    【ご詠歌:第14番】 「昔より たつつも白む今宮に 参る心は浄土なるらん


14番今宮坊の観音堂は樹齢千年を越える武蔵国随一といわれる欅の大木が聳えています。現在、狭い敷地に建つ観音堂は、江戸中期に再建された飾り気のない素朴なものですが、創建は平安時代で寺暦の古さが偲ばれ、境内の中には秩父最古の泉(武甲山伏流水)である龍神池があります。


    .....「今宮坊」(第14番)の象徴は、齢千年を越える武蔵国随一の大欅(胴回り8.7m).......
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今宮坊は長岳山正覚院金剛寺といい、元々は修験道で有名な聖護院の直末寺で、弘法大師が刻んだ聖観音像を安置したといわれています。しかし寺暦は激動浮沈、修験道の真言宗から天台宗へ、さらに現在は臨済宗、宗派変遷をみるだけでも時代の荒波に影響をうけたことが分かります。


     ......(左)堂内に安置される本尊・聖観世音坐像 (右)信玄の由来も語られる.......
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特に戦国時代は武田信玄と北条氏康との勢力争いで武田軍が秩父に侵攻し、寺社が焼き払われました。江戸時代には観音堂も神社も復興して大繁栄したものの、明治維新の神仏分離で修験道禁止後が公布され再び寺は荒廃となり、その後は臨済宗の禅寺となり盛衰を感じさせるお寺です。


        ......修験道⇒真言宗⇒天台宗⇒臨済宗と宗派の移り変わりにビックリ!.......
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                        秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」 





★秩父札所・第15番「少林寺」


秩父線踏切を渡ると石段の上に白塗り土蔵造りの本堂があります。札所15番寺「少林寺」は1878年の秩父大火の際、この寺も例外なく焼失したので、本堂再建の際、内部は和式ながら火災予防の見地から木造の外側をすべて白色漆食塗りで仕上げたもので札所中唯一の土蔵造りの堂です。


    【ご詠歌:第15番】 「みどり子の母その森の蔵福寺 父もろともに誓いもらすな


    .......(左)秩父を見守る武甲山  (右)秩父大火で再建された本堂は土蔵造り.......
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この寺では明治17年に起きた秩父事件(生活に苦しむ農民約1万人が蜂起し各地で戦闘が展開)で殉職した人達の碑文が建立されていました。その背後には秩父を見守る武甲山の威容が迫る・・


      .....「少林禅寺」(第15番)の庭には風情ある提灯や十三重石塔もありました.......
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もともとこの寺は秩父神社境内にありましたが、明治維新の神仏分離令で一度廃寺になりました。札所15番がなくなってしまうことを憂えた信者たちが役所に願い出て市内柳島にあった五葉山少林禅寺を現在地に移し両寺合わせて秩父札所15番を継承することにしたという経緯があるらしい。






★秩父神社の風景

秩父のシンボルは武甲山と秩父神社。創建は平安初期の典籍「先代旧事紀」に第10代崇神天皇時代に知知夫国の初代国造に任命された八意思兼命の子孫である知知夫彦命が祖神を祀ったことに始まるとされており、武蔵国成立以前より栄えた知知夫国の総鎮守として現在に至っています。


     ......関東でも屈指の古社に数えられる「秩父神社」 (左)神門(右)本殿......
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        .......本殿内には八意思兼命、知知夫彦命、天之御中主が祀られる.......
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現存社殿は1592年に徳川家康から寄進されたもので江戸時代初期の建築様式をよく留めており見応え抜群!埼玉県有形文化財に指定されているだけあり数々の立派な彫刻に目を奪われます。
実際の訪問時は一昨年の秋、境内では菊祭りが開催中で丹精込めた菊の芸術品も大いに満喫!


   .......(左)見事な彫刻の数々 (右)本殿左手にある「お元気三猿」、隣には多くの絵馬.......
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           ......秩父神社で菊祭りを楽しみながら境内をゆっくりと散策.......
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毎年12月3日に行われる例祭は「秩父夜祭」として京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭(国の重要文化財)の一つに数えられます。勇壮な屋台囃子、豪華な笠鉾・屋台の曳回しに呼応する盛大な冬花火の競演、人々を魅了するお祭りとして知られ、20万人以上の人出となります。


    .......(左)秩父神社に格納されていた山車 (右)12月の夜祭に本番出陣.......
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いつか行ってみたかった憧れの秩父夜祭りですが、昨年12月についに初体験の夢が叶いました。カミサンと大学時代友人と3人で西武地袋駅に16時前に到着、やはり物凄い人出!子供歌舞伎を見た後は秩父神社へ。街に出ると華やかな山車・笠鉾の曳き回しが勇壮に繰り広げられていました。


    .......(左)西武秩父駅から秩父市内へ (右)笠鉾・屋台6基が市街を練り廻る.......
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散策途中で秩父祭りの名物「冬花火」がついに上がり始めた!豪華なイルミネーションの屋台&華麗な冬花火のコラボ・・、こんな祭風景は日本で唯一かも・・。豪華な祭りを初体験し感動的な夜だった~!


   ......「秩父夜祭り」は、養蚕や機織りで発展した秩父の大行事として江戸時代から続く......
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                              2013年末記事(秩父・黒山三滝ハイク&秩父夜祭り)  




            

★まだまだ秩父霊場巡りは続きます。


秩父三十四ケ所観音霊場はまだ全て廻っていませんが20数か所は訪問しました。由緒あるお寺が、素朴な田舎の中に溶け込むようにあちこちに点在している実に魅力的な風景。この魅力に嵌ったのは2011年11月に武甲山を1人で登った帰り道の街を散策し秩父霊場の一端を知ってからです。

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本来は菅笠・白装束に杖を持ち、自分の足で歩き抜くことが秩父観音霊場巡りの正しきあり方です。しかしそんな悠長な時間は取れないRWなので今後も安易に車でドライブがてらの観光訪問にします。これじゃ功徳は得られないか・・(苦笑)。 まだ15ケ所か・・全レポートが終るのは2年後くらいかな・・。


     .......「秩父公園橋」の欄干から俯瞰した武甲山と秩父の街、何と幻想的!.......
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2014-07-28 22:30 | 秩父探訪 | Comments(92)

<2013年師走>年の瀬は「秩父」三昧・・!(黒山三滝・紅葉ハイク&秩父夜祭り)

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2013年もあと残り僅か・・、歳を取ると時の経過が早く感じられます。今年1年間、拙ブログと交流頂いた皆様方にあらためて感謝申し上げます。年の瀬は「秩父三昧」(①中高同級生との紅葉ハイクや忘年会,②カミさん・大学時代旧友と秩父夜祭を満喫)、本編コーナーは当記事にて今年最後の締めとします。
                 


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★(2013.11.23):「黒山三滝」紅葉ハイク&中高同級生との忘年会


昨年秋の「昇仙峡」紅葉ハイクで山に嵌ってしまったN-minto女史から今年も同級会ハイキング開催を切望され、秩父の紅葉ハイクを6名(N-minto女史&娘さん・セキさん・ryokoさん・H井真吾)にて企画したが、H井真吾・ryokoさんが持病・手術の足腰痛で残念リタイア、セキさんも親戚ご不幸で急遽欠席の連絡・・・


    .......(左)東武線「越生(ogoae)」の駅前には多数のハイカー (右)黒山三滝への入口.......
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開催延期を通知(変にカミサンに誤解されると困るので・・苦笑)したものの、N-minto女史からは「娘も楽しみにしているし快晴に恵まれて紅葉真っ盛り、是非お願い!」と懇願され結局3人で出かけることに・・。朝9時過ぎに東武線「越生駅」で現地集合し、バスに乗り換えて黒山三滝ハイキングの登山ゲートへ


    ......清々しい朝の空気の中で登山開始。三滝川沿いには茶屋・釣堀り処が点在.......
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            ......天狗滝に向かう渓谷(黒山三滝の1番目)の入口.......
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今回設定コースは、黒山三滝の渓谷道を歩き、花立松ノ峠経由で関八州見晴台のパノラマ絶景を満喫、高山不動を参拝し西武線吾野駅へ下るルート。朝の渓谷道には清々しい空気が流れて気持がいい・・
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  .......「天狗滝」渓谷でN-minto女史・娘さんと3shot(←家族登山と誤認されたと思う).......
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黒山三滝とは荒川水系源流部の三滝川にかかる男滝(落差10m)・女滝(5m)と、支流の天狗滝(20m)の3つの滝の総称です。渓谷のスケールは天狗滝に軍配がありますが、水量・ビューロケーションでは男滝・女滝の方が優れており豪快さが味わえます。マイナスイオン溢れるこの場所はストレス解消には最適です。


    .......ここがメインSPOTの「男滝&女滝」、目の前のアーチ橋から夫婦の滝を望むRW.......
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 .....豪快な男滝をバックに.ピ-スサインのN-minto母娘(姉妹に見えると茶化すと娘さんが不満顔)・笑....
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娘さんは今年山ガールデビューらしいが、会社先輩に連れられ何ともう5~6回以上登っているとのこと。「どこに登った?」と尋ねたら「全くわかりませ~ン」との返事でズッコケましたが、よく聞くと最近は「爺ケ岳」に登っている!エッ、北アルプス後立山連峰ではないか・・と目がテン!全然意識してないのも凄い(笑)


   .......(左)木漏れ日の杉木立の山道を歩くお二人さん (右)枝垂れのような鮮やか紅葉.......
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      .......(左)今日は雲一つない大快晴 (右)小春日和でススキの穂も鮮やかに輝く......
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今日は一点の雲もない好天の青空!色づきが遅かった今年の紅葉でしたが最高の日となりました。三滝の上から山道や林道を登り進め(花立松ノ峠から関八州見晴台への分岐点がやや判りにくかった・・)、出発から2時間半(昼過ぎに)最大メイン展望地(関八州見晴台)へ到着することができました。


   .......(左)いよいよ「関八州見晴台」へと登り行く (中)遥か彼方に新宿高層ビル群も見える!......
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      .......(下)展望広場からは関東平野が一望! (右上)昼食前に集合写真パチリ.......
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展望台は正に名前の通り関東平野(新宿高層ビル群やスカツリー等)が一望!冠雪富士、秩父の武甲山・両神山、日光連山も見えるぞ!疑似親子を演じながら、パノラマ満喫の昼食タイムを楽しみました。(笑)
 

 ......(左)奥秩父連山から冠雪の「霊峰富士」 (右)ピラミダルな「武甲山」、右遥かには「両神山」.......
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   .......(左)仲睦まじき初老夫婦も秋を満喫 (右)まるで墨絵の様な重畳たる山並風景.......
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大展望と昼食(2人はさらにスイーツタイム)を十分満喫した後は、高山不動尊に立ち寄って西武秩父・吾野方面への下山ルートを取りました。高山不動は成田(千葉)高幡(東京)と並ぶ関東三大不動の一つ


    .......輝く紅葉・木漏れ日の中、高山不動尊方面へと「関東ふれあいの道」を下り行く.......
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   .......威厳ある立派な高山不動尊の本堂が出現!真っ赤な紅葉と屋根が見事にマッチ!.......
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高山不動に14時頃到着、さすが関東三大不動と称されるだけあり立派な本堂が出現!幕末に再建された由緒ある寺(国指定有形重要文化財)は、かつて山伏修験道場として大いに栄えていたらしい。


    .......(左)本堂の太い梁を見上げるN-minto女史 (右)梁屋根の木彫り彫刻が見事.......
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本堂天井を見上げるとワイルドに組まれた太い梁が興味深い。真赤なトタン屋根は紅葉とコラボして独特の風情が醸し出されています。お堂の前には樹齢800年の大銀杏、正にパワースポット!帰りは秩父の山間道を下り吾野駅へ・・。娘さんは干し柿風景に、N-minto女史は100円柚子(無人販売)に大喜び


  .......(左)大銀杏の下で語らう母娘 (右)本堂から下に降り、木立越しに見上げた高山不動尊.......
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       ......雰囲気ある杉木立の道を下り行く、出発からもう5時間近くは歩いている.......
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  .......(左)秩父山間に佇む民家(結構空き家が目立つ) (右)西武線・吾野駅も多くのハイカ-が・・......
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朝から歩くこと5時間半、吾野駅に15:30漸く西武線・吾野駅に到着しました。結構歩いたネ~!レッドアロー号に乗って池袋駅へ。そして今回参加できなかったH井真吾・Ryokoさんも集合して居酒屋で忘年懇親会、2次会はカラオケで歌いまくりとパワー全開の締めとなりました。次回こそは全員で登りましょう!


    .......ハイキングに参加できなかったお二方も池袋に集合、居酒屋懇親会&2次会はカラオケ......
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★(2013.12.3):本年最後の逍遥イベントは、日本三大曳山祭「秩父夜祭り」を初体験!


今年最後のRW逍遥イベントはまたも秩父三昧でした。上記の秩父ハイキングをした10日後(12/3)に、カミサンと大学旧友の3人と連れ立って「日本三大曳山祭り」の一つ「秩父夜祭り」に出かけてきました。いつか見てみたいと久しく憧れていた豪華な夜祭をついに初体験して本当に感動的な夜でありました~!


    .......「秩父夜祭り」は京都祇園・飛騨高山と並ぶ「日本三大曳山祭り」、まさに豪華絢爛!.......
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本企画は初夏の鎌倉紫陽花ハイキングのメンバー(大学サークル同期)に声をかけ4人で行く予定でしたが、モッチャンが土壇場になって発熱を起こし泣く泣く断念。でも彼女は皆の特急指定券を購入していたためチケットを受け渡しのためにわざわざ渋谷まで出てきてくれました。体調不良にも関わらず申し訳なし・・


    ......(左)カミサンも連れ出し、ワカボン(大学同窓)と3人で (右)西武秩父駅前から仰ぐ武甲山......
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  ....(左)西武秩父駅前に聳える大木杉(紅葉する杉もあるんだ!) (右)仲見世通りは大賑わい......
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最近はウォーキングイベントには殆ど付き合ってくれないカミサン(昔は積極的な山ガールだったのに・・)も珍しく参加意思を表明、東松山市出身の彼女も実は秩父夜祭りはまだ見たことがなく昔から憧れていたとのこと。3人は西武池袋駅に15:40頃に到着しましたが物凄い人出!やはり超有名な祭りですネ~!


   .......(左)聖人通りは大きな建物がなく空が広い (右)立ち並ぶ露天テント後方には巨大ゴリラ.......
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   .......(左)カルチャー館前の休処広場は大賑わい (右)子供歌舞伎の囃子太鼓が小気味よく・・.......
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当日は比較的暖かく天候に恵まれましたが通常は相当冷えるので使い捨てカイロを持参した方がお薦め。駅裏から聖人通り経由で上町・繁華街のカルチャー館前へ。16:30頃には「子供歌舞伎」の舞台前は多くの人が開演を待ち構えていました。広場に配置された御休みテーブル席を確保してビールで乾杯~!


       ......ビールケース椅子に座ってワカボンとビールで乾杯!そして次は焼酎お湯割りに・・.......
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     .......(左)子供歌舞伎も見事な演技! (右)カミサンとワカボンもダウンジャケで防寒対策バッチリ.......
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大人顔負けの子供歌舞伎を楽しんだ後は秩父神社へ。秩父夜祭りは秩父神社の例大祭(2日宵宮・3日本祭)、提灯で飾り付けられた屋台・笠鉾の曳き回しや冬の花火大会がコラボすることで有名です。


   .......秩父夜祭りは秩父神社の例大祭、神社創建の歴史は古く第10代崇神天皇時代とのこと.......
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秩父神社の例祭は、知知夫彦大神と武甲山信仰が起源と謂われます。当地方は、崇神天皇時代に「知知夫彦命」が初代国造に任じられ養蚕と機織りを秩父地方に教示し広めたとのこと。江戸中期、秩父神社に立った絹織物の市、「絹大市」の経済的な発展と共に、盛大に行われるようになりました。


         .......秩父神社に集結していた屋台、これから市内の曳き回しが始まる.......
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何故、秩父山奥に京都・祇園祭の様な華やかな祭りが・・?秩父には高麗の地名があり、平安京の造営に力を尽くした渡来人「秦氏」(鋳造・養蚕・機織など技術集団だった)の痕跡が多く見られます。


   ......華やかなイルミネーションの笠鉾・屋台。オーリャオーリャのかけ声とともに秩父市街を練り廻る.......
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日本初の通貨「和同開珎」は武蔵国秩父郡から献上された和銅から鋳造されたものであり、渡来人文化の繋がりから秩父山奥には京都祇園祭と似た優雅な祭りが存在しているのではないでしょうか。


     .......秩父夜祭りは、養蚕や機織りで発展した秩父の大行事として江戸時代から続く....
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    .......(左)本町近くの蕎麦屋に入り再び乾杯! (右)夕食後はいよいよ屋台巡行の見物へ.......
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夕刻から6基の笠鉾・屋台が出され、秩父神社への宮参りした後、本町・中町・上町通りの曳き回しが行われ、18:30頃には秩父神社から1kmほど離れた御旅所に向けて御神幸行列が出発します。


       ......交差点に入った屋台は、2本のテコ棒で90度に方向転換!実に壮観でした.......
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     .......(左)脇道に入れば猿回し演芸が! (右)昔懐かしい射的に夢中で興じる男の子.......
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迫力ある華やかな笠鉾と屋台で秩父の街は大賑わい。脇道では猿回し、立ち並ぶ露天には射的の縁日風景・・、久しぶりに見たね~。散策途中でいよいよ秩父祭りの名物「冬花火」が上がり始めた!


        .......秩父夜祭のハイライトはやはり冬の花火、澄んだ空気に大輪の花が咲く!.......
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屋台の団子坂への曳き上げや御旅所に整列する壮観な光景が繰り広げられる頃が祭りの最高潮となります。豪華なイルミネーションの屋台&華麗な冬花火のコラボ・・、こんな冬祭風景は日本で唯一かも・・

           .......冬花火のスターマインが何発も打ち上がり夜祭りはクライマックスへ!.......
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     ......(左)有料桟敷「御旅所」(右)西武秩父駅前広場も絶好の観覧場所で大混雑状態.......
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花火を最後まで楽しみかったものの、21時過ぎ以降の特急レッドアロー号(全席指定)は1ケ月前から予約満杯であり、モッチャンに確保してもらった20:46秩父発で池袋へ帰りました。それにしてもこの10日間で特急レッドアロー号に2回も乗ってしまい、まさに秩父三昧の年の瀬。錦秋満喫も含めを十分に堪能~


  .......(左)駅前の大木杉から見る枝垂れ花火も素晴しい! (右)レッドアロー号の予約はお早めに.......
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さて皆様への年末最後ご挨拶は12/28洋楽コーナーのお知らせ欄であらためてさせて頂きますが、本編の逍遥記事は今回の秩父レポートで今年最後となります。そういや昨年のラストレポートも秩父だった・・


                             昨年末の「秩父探訪&観音三十四ケ所巡り」レポート

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12/28洋楽コーナー公開で今年最後の御挨拶とさせて頂きます。また2014年新年記事(毎年恒例の富士山風景&年間記事計画)は年始早々に再開予定。クリスマス・忘年会、年賀状・年末大掃除・帰省準備と多忙な年の瀬を迎えますがお風邪など召されぬように・・。それでは皆様よいお年を~!(^O^)/ 



                                                         おわり

  by rollingwest | 2013-12-20 00:49 | 秩父探訪 | Comments(90)

<2012年12月20日>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」

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★年の暮を迎え、やや神妙にして・・(笑)


2012年の暮れも押し迫り、今年最後の記事はやや態度神妙にして「秩父観音三十四ケ所」シリーズ(第3回目)で締めることに致します。この一年間も健康無事で過ごせたことを神仏に感謝しつつ・・


                    .......羊山公園・姿の池越しに撮影した「武甲山」(2011年秋).......
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前回に続き「秩父霊場巡り」(車で廻ったので巡礼とはいえませんが・・)第6~10番のお寺を紹介しましょう。あわせて地元の母なる名峰「武甲山」と共にセメント産業で栄えた街の横顔や、今年12月に訪問予定を立てながらも同行者都合で結局行けなかった「秩父夜祭り」の紹介もしたいと思います。

                      秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」
 




★秩父札所・第6番「卜雲寺」


   ◆【ご詠歌:第6番】 「はつ秋に 風吹きむすぶ萩の堂 宿かり世の 夢ぞさめける

秩父霊場の第6~10番のお寺はいずれも横瀬(秩父の東南部・武甲山が目の前エリア)にあります。第6番は「卜雲寺」、由緒ある歴史深い寺ですが結構新しい建物だった。(明治9年火災で再建築)


          .......(左)「卜雲寺」(第6番)の荻野堂  (右)卜雲稲荷の御堂.......
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このお堂の本尊・聖観音菩薩は、古代末期より発生した山岳信仰の流れをくむ蔵王権現社として観音堂本尊として長く武甲山頂に鎮座していました。その後江戸時代、卜雲寺管理で萩野堂に移され現在に至りますが、武甲山信仰や札所成立期の歴史的背景を知る上で貴重なお寺であるらしい。


       .......(左)赤い前掛けを纏った地蔵達が・・ (右)禅客霊験和歌の奉納額.......
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卜雲寺縁起図は、禅客が来訪し和歌を詠じ、荻の木の下に観音様の霊験詠歌短冊を見つけたとの説話(荻ノ堂を建立して繁昌地となった由来)が語られる。秩父には和歌由来の奉納額が多いネ~





★秩父札所・第7番「法長寺」


   ◆【ご詠歌:第7番】 「六道を かねてめぐりて拝むべし またのちの世を 聞くも牛伏し


       .......(左)「法長寺」(第7番)の境内から仰ぐ武甲山 (右)恵比寿・大黒天.......
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横瀬にある札所は武甲山の雄姿が間近に見えて実に素晴らしい!7番法長寺の山門を入ると何と広大な境内ではないか!秩父霊場で最も大きい伽藍といわれる貫録ある本堂が聳えていました。


        .......(左)法長寺の山門をくぐれば広い境内 (右)牛伏堂の脇には臥牛像.......
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「牛伏堂」通称で親しまれる法長寺の本堂脇には名前通り伏した牛の石像が!行基や平将門にも縁起があるらしいが建物が新しすぎて何か有難味も今ひとつ・・。でも当伽藍の貫録は実に立派!


         .......(左)白壁の小堂には沢山のお札が (右)牛伏堂の由来を語る奉納額.......
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このお寺の境内は平賀源内(江戸時代の発明家)が設計し欄間彫刻も自らが手がけたらしい。エレキテルを発明したり正に多才な人物だネ~!境内立つ十一面観音像も穏やかな顔をされておりました。


            ......十一面観音像や武甲山に見守られる穏やかな秩父の里.......
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★秩父札所・第8番「西善寺」


   ◆【ご詠歌:第8番】 「ただ頼め まことの時は西善寺 きたり迎えん 弥陀の三尊


     .......(左)「西善寺」(第8番)の境内風景. (右)お寺の象徴・コミネカエデの枝ぶり(冬姿).......
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権現橋で横瀬川を渡り急坂を登ると8番西善寺の古い山門がありました。門をくぐって驚いたのは、境内いっぱいに大きな傘を広げたような楓の大木が鎮座していたこと。県指定天然記念物のコミネカエデと呼ぶらしい!訪れたのは昨年初冬で裸木でしたが枝ぶり姿は実に見事、圧倒されてしまった!


      .......(左)本堂前には祈願僧の銅像 (右)本尊は十一面観音(恵心僧都作の秘仏).......
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           ......西善寺の冬の境内にはコミネカエデ大木(根ッコが太い~!).......
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本堂内は土間で薄暗い空間で参拝者が読経するにはふさわしい雰囲気が漂う。境内は巨岩が配置されコンセプトが感じられる庭園となっています。しかしコミネカエデ大木は何度見ても立派!新緑と紅葉時期の写真をネットで見つけましたので貼り付けておきます。言語を絶する美しさ!素晴らしい~


      .......(左)コミネカエデの力強い新緑 (右)秋には素晴らしいコミネモミジへと大変身.......
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★自らの身を削られながらセメントの街・秩父を見守ってきた「武甲山」


9番西善寺は武甲山に近い横瀬の丘上にあり、ここからはセメント産業で栄えた秩父の工場街が一望できました。秩父は江戸時代から養蚕・秩父銘仙(着物)で栄えた街ですが、大正期には秩父鉄道が開通、国家発展で建設需要が高まるにつれ秩父に続々とセメント会社・生コン工場が設立されました。


   ......(左)三菱マテリアルのセメント工場と武甲山 (右)セメント産業・横瀬エリア地図(クリックで拡大).......
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セメント原料の供給源は武甲山の山肌。日本屈指の良質石灰岩が採掘され、可採鉱量は4億トンと推定される大鉱床。先日、武甲山資料館で昔の写真(重量感溢れる姿)を見てビックリしました。古代史でヤマトタケルが東征の帰路でこの山を仰ぎ感動し武具を奉納したと云われる神話名峰が今は無残・・


          .......西善寺がある高台から街を俯瞰してみれば秩父のセメント工場群.......
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2年前に秩父太平洋セメントが普通セメント生産中止を発表。地元雇用に大きな衝撃を与えました。景気低迷と内陸工場(鉄道輸送主力)の競争力低下に直面する企業の未来は決して明るくない・・。


     ......太平洋セメント工場の背後に聳える武甲山。自らの身を削り秩父産業発展に寄与.......
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百年余りの短期間で採掘によりここまで山容を変貌させられた山は他にはありません。しかし名峰は山肌を晒され今なお削られても「秩父の人達を守るためには本望」と寛容な姿で鎮座している。

               秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里 
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★秩父札所・第9番「明智寺」


   ◆【ご詠歌:第9番】 「巡りきて その名はきけば 明智でら 心の月は 曇らざるらん


      ......「明智寺」(第9番) (左)子育て地蔵&水子地蔵塚 (右)如意輪観音堂.......
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9番明智寺は平安末期に開山した禅師からの命名由来。歴史は相当古いのですが、霊場の雰囲気は薄い感じがしました。現在の本堂が明治期に落雷焼失で建て直され、周りは住宅街で交通量の多い道に面しているからかな・・。入口左には子育て地蔵&水子地蔵塚が静かに佇んでいます。


           .......(左)本尊は如意輪観音 (右)奉納額モチーフは横瀬の兵衛.......
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本尊は恵心僧都(比叡山の高僧)作の如意輪観音(秩父霊場では珍しい)が祀られ、奉納額には「横瀬の兵衛」の由来が記載。盲目の母親を養う少年の前に突然観音菩薩が現れ、修行を決意し毎日徹夜で読経に励んでいたところ、明星が飛び出て母親の目に光が与えられたとのこと。メデタシメデタシ





★秩父札所・第10番「大慈寺」


   ◆【ご詠歌:第10番】 「ひたすらに 頼みをかけよ 大慈でら 六つの巷の 苦にかはるべし


         ......「大慈寺」(第10番)、地蔵鎮座の仁王門への石階段を登っていく.......
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10番大慈寺は1490年東雄禅師の開山、長い石段を登り仁王門前で振り返ってみると横瀬川や秩父の街並みを俯瞰できます。仁王門をくぐり本堂は玄関風の向拝、奥中央に内陣を配した簡素な禅刹らしい江戸時代の建築。本尊はこれまた恵心僧都作の十一面観音等が安置されています。


        .......(左)大慈寺の縁側で神妙に寛ぐ猫 (右)摂津禅師が開山(奉納額).......
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他にも地蔵菩薩の寄せ木造や石像群もあり、古寂びた趣が感じられました。ここからも武甲山を仰ぎ見ることができます。山肌が削れられ真近では無残ながらも遠くから見るとピラミッド形で秀麗な姿


          .......大慈寺から望む「武甲山」(知々天彦の歌が受け継がれてきた).......
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★秩父夜まつり(日本三大曳山祭)


地元の総鎮守・秩父神社の隣に「秩父まつり会館」があり毎年12月2~3日に開催される「秩父夜祭り」に関する山車等の展示や歴史が紹介されています。この祭りは京都祇園祭・飛騨高山祭と並んで「日本三大曳山祭」の一つ。何とメジャーじゃありませんか!でも秩父って交通が結構不便なんだヨネ


           .......秩父まつり会館(日本三大曳山祭の全てを紹介している).......
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        .......地元の総鎮守・秩父神社を中心に12月に秩父夜祭りが開催される.......
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実は今年こそ是非この祭りを実体験したいと思い立ち、大学時代の友人夫婦と一緒に行く予定を組んでいたのですが、先方都合がつかなくなり今回は中止。マア・・祭りも逃げる訳でなし。また来年再挑戦してみたいと思います。凍えそうな寒い秩父盆地で冬花火を見ながら、熱燗一杯を楽しみに・・


      .......(左)夜祭の豪華絢爛なる山車 (下)秩父まつり会館内には竜虎図も飾られる.......
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     .......(左)冬花火と曳山風景 (右)小学生時代の切手収集時に秩父祭を初めて知った.......
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                秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その4):「第11~15番霊場」へと続く




★今年もお世話になりました。(年の瀬の御挨拶)


さて師走も下旬となり、いよいよ「ゆく年くる年」のカウントダンを迎えました。今年も色々なことがありましたネ~。東京スカイツリーや東京駅新駅舎の完成、ロンドン五輪の日本人活躍、サッカー日本代表のW杯に向けての着実な前進、中国・韓国の領土侵害、山中教授ノーベル賞受賞、衆院選挙の自民党圧勝・・・


        ......今年も一年間、無事に元気に過ごさせて頂きありがとうございました!.......
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そして今年もRWブログを通じて交流させて頂いた皆様に感謝申し上げます。また年明けに来年1年間の掲載予定を載せたいと思っておりますので引き続き御愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。今年も恒例「ユニクロ・ダンシング美女」(アキタカ様御用達)の年末カウントダウンでお別れです。よいお年を~



  ......ユニクロ年末カウントダウン掲載も6回目ですがダンシング美女達も大人になった・・(オヤジダネ~).......
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                           ユニクロック(ダンシング美女による年末カウントダウン


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  by rollingwest | 2012-12-20 00:00 | 秩父探訪 | Comments(70)

<2012年7月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その2):「第1~5番霊場」

★秩父札所巡り記事のスタートにあたって


2011年秋、埼玉県秩父の「武甲山」(日本200名山)に登り、下山後に秩父の街や古いお寺を廻って見ました。セメント採掘で満身創痍になった武甲山が見守る里は素朴な風景に溶け込んだ観音札所、豊かな自然・古より刻まれた歴史の街、秩父はかくも魅力溢れる場所だったのか!と目から鱗・・


      ........昨年秋に武甲山に登り秩父の魅力を改めて認識、札所巡りをしてみたくなる.......
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                秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):「武甲山」の記事はコチラから


秩父札所といえば三十四ケ所の観音霊場を巡礼する人達の姿がよく知られています。日本の巡礼で最も有名なのは四国八十八ケ所霊場や熊野詣ですが、関東ではやはり秩父がその筆頭でしょう。


        ......秩父札所を行列で歩く巡礼者(因みに「お遍路」と呼ぶのは四国霊場のみ).......
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日本一古い観音札所は、関西の西国三十三霊場。関東の人々にも憧れの地でしたが、遠距離で簡単には行けません。そこで関東にも観音霊場が求められ次に坂東三十三観音が誕生。最後に新たに加えられたのが秩父三十四札所。西国・坂東・秩父を合計すると100観音の巡礼となる訳です。


     ......秩父札所四国・西国・坂東の霊場に比べ地域集中でコンパクト、素朴な里風景も魅力........
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武甲山登山を契機に「秩父三十四ケ所霊場」を全て廻ってみたくなり、昨年秋から何度か秩父の里を訪れ数々の観音寺を参拝しているところです。本来は編み笠・白装束姿で歩くことが正しい巡礼姿でしょうが、そんな悠長な時間はRWにはございませんので安易に車で巡っておりま~す。(笑)

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現時点で20ケ所を廻りましたが、残り14ケ所は気候のいい時に訪れてみよう。今後は秩父の歴史や自然、観光エリアの紹介も交え、札所を5番ずつに分けて気長にレポートして行きたいと思います。

                                  「秩父観音霊場34ケ所」のHPはコチラから




.★秩父札所・第1番「四萬部寺」

   ◆【ご詠歌:第1番】 「ありがたや 一巻ならぬ法のはな 数は四萬部の 寺のいにしへ

観音霊場巡りは第1番「四萬部寺」(simabuji)からスタートします。各寺にはご詠歌がありますので歌も添えておきましょう。ご詠歌の起源は花山法皇の西国巡礼にありますが、それに倣って秩父にも・・


      ........秩父札所・第1番「四萬部寺」観音堂は瓦葺きの屋根(県重要文化財)......
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988年、播磨国の性空上人は、行基(奈良時代の高僧)が秩父で彫った夢告の聖観音菩薩を祀るため、弟子の幻通に秩父に赴けと命じました。幻通は四万部の教典を読誦し経塚を築き、秩父第一霊場としたのが始まりと謂われます。四萬部寺の名前の由来は、幻通の読んだ教典数にある訳か・・


      ........四萬部寺の本堂を覗いてみる。本尊は「聖観音菩薩」、実に華やかだネ~!......
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山門をくぐり境内に入ると正面奥に朱塗り銅葺き観音堂、本尊は「聖観音菩薩」が祀られている。当寺近くには日本初の自然銅の採掘跡があり和銅開珎を鋳造させたとのこと。いつか行ってみよう。


       ........「施食殿」の中には赤い「八角輪蔵」(四萬部供養納経蔵が納められる).......
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観音堂の右側には施食殿があります。中央部には「八角輪蔵」には八角形の回転輪蔵形式の厨子があり、その中には地蔵菩薩が安置され施餓鬼者の戒名を記した日牌・月牌も納められています。


     .......四萬部寺の寺務所に入ってみると、巡礼者のマネキン人形や金剛杖が置いてある.......
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寺務所を覗いてみると秩父巡礼用のグッズ(編笠・白装束・納経帳など)が販売されているゾ。寺の正面には「旅籠一番」という旅館があり江戸時代から続く巡礼宿。歴史ある旅籠だそうな・・。四萬部寺は秩父観音霊場の雰囲気を象徴するような寺でした。これからの秩父札所巡りが楽しみだね〜


       ........秩父札所の1番奉納額には寺の名前由来(霊鳥のお告げでの四萬部経)が・・.......
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★秩父札所・第2番「真福寺」

   ◆【ご詠歌:第2番】 「めぐり来て 頼みをかけし大棚の 誓いも深き 谷川の水


第2番「真福寺」は、「旅籠一番」前の道を道標に従い山道巡礼するのが本来コースですが、車を使っているので裏手の大棚からアプローチしました。地名はこの寺を開山した大棚禅師に由来しています。


       ........秩父札所・第2番「真福寺」(石仏群の宝庫)、1番から行くには長い山道を歩く.......
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寺伝では大棚禅師が岩屋で修行中に、鬼となった老婆が現れて救いを求める図の奉納額がありました。各お寺に縁起を紹介している奉納額も多く飾られていましたので今後順次紹介して行きます。


       .......(中)真福寺もお堂には禅師にすがる鬼老婆の奉納額 (右)読経に励む巡礼者.......
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ところで真福寺は2番霊場ですが、100の数合わせで最後に霊場指定されたお寺。秩父も当初は西国・坂東と同じ33霊場だったそうです。33+33+33+1=100なので34番目を指定しちゃったんか?


        .......常泉寺に向かう道(田んぼにコスモス風景)、秩父の素朴な風景(道標・石仏).......
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★秩父札所・第3番「常泉寺」

   ◆【ご詠歌:第3番】 「補陀落は 岩本寺と拝むべし 峰の松風 ひびく滝津瀬


第3番「常泉寺」は、田んぼ・里山の中に佇む素朴な光景。集落を見渡すように丘の中腹の林の中に建っています。質素なお寺ですが大きな本堂と、向拝の彫り物が素晴らしい観音がありました。


        ........秩父札所・第3番「常泉寺」。ユッタリした里寺の風情、まずは池がお出迎え.......
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      ........(左)堂宇が立派な観音堂 (下)子宝が授かる「子持石」 (右)本尊・聖観音菩薩.......
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丁寧に美しく手入れされた境内には、本尊の聖観音の木彫像(室町時代作)、お寺の由来となった長名水や、子宝に恵まれるという子持石などいくつかの見所があります。寺宝とされる子持ち石は子宝に恵まれない夫婦が前掛けと袈裟を奉納し願を掛けると子供が授かると伝えられています。


   ......(左)常泉寺の崖仏と池は風情あり (右)奉納額は行基作?観音像や長命水の伝説が......
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★風情ある秩父市街の風景

秩父は秩父霊場信仰によって栄えた門前町・宿場町・商家町といくつもの顔を持つ山間都市。8世紀頃、平家が土着して秩父氏を名乗ったことがルーツらしい。水田の少ない秩父地方は生糸・紙の生産に適し、旧秩父往還沿いには絹の商家や酒蔵など往時を偲ばせる街並みが残されています。


                        ........秩父の街の中も風情あり、風格ある秩父の商家.......
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         .......地元・秩父の銘酒「武甲正宗」の酒蔵(歴史が刻まれた外観).......
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観光客で賑わう秩父の中心部に重厚な佇まいの「武甲酒造」があります。武甲山の伏流水で造る地酒は埼玉を代表する銘酒として知られ、伝統的な商家の姿を残す酒蔵の店構えは秩父に残る最古の建物。観光客に開かれた店作りをしており、裏手に回ると貯蔵タンクや酒造作業も見学できます。


        ......酒屋の店内は展示館のようだ!2階は風格ある納屋造り となっている.......
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        .......裏手には酒造タンク・倉庫、そして杜氏の実作業を見学することができる.......
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秩父にはもう一つの銘酒「秩父錦」もあり、立派な酒造資料館も持っています。コチラは市街地ではなく武甲山資料館から比較的近い所に位置しており館内には江戸時代の道具が展示されています。


          .......「秩父錦」の酒造資料館には江戸時代の酒蔵の歴史が詳しく解説.......
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★秩父札所・第4番「金昌寺」


   ◆【ご詠歌:第4番】 「あらたかに 参りて拝む観世音 二世安楽と 誰も祈らん


             .......秩父札所・第4番「金昌寺」。まずは山門の大わらじにビックリ!.......
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第4番「金昌寺」は朱色の立派な山門に大わらじを掲げているのが特徴のお寺です。その山門の上部は舞台造りとなっており、そこに西国三十三観音がビッシリと納められています。実に壮観ですネ~


      .......山門舞台に飾られる「西国三十三観音」、当寺参詣すれば西国巡礼完了の証?.......
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境内に入るとビッシリと並んだ石仏の膨大な数に目を奪われました。金昌寺が石仏の寺となったのは江戸時代の天明大飢饉で多くの死者が出て、その供養で千体の石仏が寄進された事に因ります。


   .......(左)観音堂に向かう坂は石仏群 (右)大飢饉の鎮魂・供養の石仏、確かに壮観!.......
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往時3800体の石像があったと記されています。明治政府・廃仏毀釈や土砂崩れ等で減ったものの今も1300体残っているのだから大したもんだ。観音堂脇には「子育て観音」や「酒呑み地蔵」も・・


       .......(左) (中)飢饉供養の石仏群の道から観音堂へ (右)インド仏の様な「子育て観音」......
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    .......(左)荒木丹下の奉納額 (中)古色威厳に満ちた観音堂 (右)十一面観音立像......
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観音堂は古色蒼然の威厳、厨子に安置された本尊は十一面観世音菩薩。昔、観音様は巡礼娘に姿を変え、地元の極悪人・荒木丹下を改心に導き仏門に帰依させたと由来伝説が語られています。


     ........金昌寺は秩父札所のハイライトの一つ、山門の大わらじに別れを告げる.......
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★秩父札所・第5番「語歌堂」


   ◆【ご詠歌:第5番】 「父母の 恵みも深き語歌の堂 大慈大悲の 誓いたのもし


           .......秩父札所・第5番「語歌堂」、赤い仁王門をくぐり本殿へと向かう.......
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第5番「語歌堂」は、武甲山正面に真っ直ぐな一本道を走っていると、いきなり赤い山門が現れます。語歌堂は柵も生垣もない道端にポツンと視界開けたオープンな観音堂です。玩具のような小さいお堂へは、囲い柵がないのでどこからでも入れます。地域の人達にとっても開放的なお寺に違いない・・


   .......(左)視界開け明るい本堂 (下)古びた無数の納札 (右)聖徳太子化身・詠歌の奉納額.......
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開基者・本間孫八(和歌の道に親しむ風流人)と夜を徹して和歌の奥義や歌道を談じ合った旅僧が、実は観音の化身だったというのが寺縁起。この堂が語歌堂と名付けられ信仰されている由来です。




★秩父霊場巡りはまだまだ始まったばかり


           .......武甲山に抱かれた秩父の里・・、RWは車で観音札所を巡り回る.......
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小生の場合、車で廻るので只の参拝で巡礼とは言えないかも・・。長い道程を歩き抜き苦労の末に観音様に出逢い札を頂くのが本来の姿か。まぁ、いいか!次回は下記6~10番札所を紹介します。


       ........(左)第6番「卜雲寺」の地蔵 (中)第7番「法長寺」 (右)第8番「西善寺」.......
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          .........(左)第9番「明智寺」、如意輪観音 (右)第10番「大慈寺」仁王門への石階.......
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秩父霊場札所巡りはまだまだ続きます。今後は、残りの札所観音29ケ所を含めて、歴史・産業・文化の見所(三峰神社、秩父夜祭り、長瀞・宝登山、セメント工場等)を交えて、合計10回近くの記事を掲載していきたいと思います。多分数年越しのレポートとなると思いますがよろしくお付き合い下さい。


          .......秩父公園橋欄干から仰いだ武甲山と秩父街並みの夕暮れパノラマ.......
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                                                         おわり


                     秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その3):「第6~10番霊場」「武甲山」の記事へと続く

  by rollingwest | 2012-08-03 00:00 | 秩父探訪 | Comments(48)

<2011年11月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里

                                                                                                                                                                         
★秩父の名峰「武甲山」に登る


埼玉秩父にピラミッド形の名峰「武甲山」(日本200名山:1295m)が堂々と鎮座しています。秩父を訪れた時に歴史深い武甲山に登ってみたいと思っていましたが、昨年11月ようやく念願を叶えました。

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    ......(左)雲上の「武甲山」、鉱山の山肌が露わに (右)06GW羊山公園、芝桜が美しかった.....
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日本武尊が東征時に登った由緒ある名峰ですが、山肌はセメント石灰岩の採掘で削り取られ実に無残な姿なのです。大した感慨は得られまいと思っていましたが、秩父の里と武甲山との関わり合いが実によかった。これを機に秩父三十四ケ所霊場巡りがしたくなり、今後何度も秩父を訪れるきっかけに・・


        ........(左)いざ秩父の里へ!いよいよ夜明け、川面に反射する暁光が眩しい.....
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昨年11月初め、好天時を狙い夜明け前に家を出発!関越道経由で秩父に入ります。秩父の川から見る朝日は実に美しかった!7:45橋立寺・鍾乳洞がある浦山口側から渓流に沿いの道を登山開始



                   .......登山開始!橋立川の渓流道を登っていく.....
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       ......(左)ススキ靡く急坂の登山道、秩父連山を望む (右)道端には野菊が咲いていた.....
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昨年秋の紅葉は色づきが遅く11月の山でもまだ鮮やかなる錦秋絵図とはなっていませんでしたが、ススキ揺れる秩父連山やカラマツの色彩、秋の風情を楽しみながらジグザグの急坂を登って行きます。


         .......(左) 美しいカラマツ林  (右)紅葉が色づき始めた2011年11月の山.....
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1時間半程歩くと長者屋敷の頭という所に出ました。セメント採掘の発破注意のお知らせ看板がある!山の北側斜面が石灰岩質であり、明治期よりセメント原料採掘場として操業開始された場所なのです。


      ........(左)「長者屋敷の頭」の指示標板  (右)発破の看板や避難所が随所にある......
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大規模な採掘が進められたのは昭和40年代後半(日本経済の高度成長)、道路・ビルの土木工事に大量のセメントが消費され、山の姿が変貌する程に山肌は削られてしまったのです。ウ~ン、当時は経済成長一辺倒の時代だったから致し方がなかったのか?今なら環境破壊の大合唱は間違いなし・・


         ........(左)近づいてみると実に無残な武甲山の山肌 (右)石灰石採掘の現場......
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             ........(左) 秩父の街を遠望 (右)カラマツ林から垣間見える秩父の山.....
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歩き始めて2時間弱、9:40山頂「御嶽神社」に到着。日本武尊伝説の山にしては社殿が地味だなあ・・、オ~狛犬は狼だ!数年前、両神山や大岳山を登った時も狼が神社の両脇を固めていました。


           .......頂上へ到着!(左)「御嶽神社」の社殿 (右)秩父の守り神は.....
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明治期に絶滅したニホンオオカミですが、秩父や奥多摩は狼が昔多くいたと云われます。秩父三峯山は関東一円における狼信仰の総本山・・、狼⇒オオカミ⇒大神として恐れられ崇敬されていたのでしょう。


   .......(左)秋の「両神山」(1723m) (右)小屋の屋根に登り、秩父連山のパノラマ展望を満喫.....
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数年前登った「両神山」(百名山)が遥かに堂々鎮座している!結構きつかった記憶があるギザギザの山姿は遠くから見ても実に威厳と貫禄ありました。下りは「橋立の滝」も楽しみながら10:40到着


           ........(左)下山時に「橋立の滝」を! (右)カラマツ林の急坂道.....
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         ........下山完了!「橋立堂」の裏に聳える垂直岩の壁、鍾乳洞も存在.....
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「橋立寺」は秩父三十四ケ所霊場・28番目の寺、背後に切り立った断崖絶壁には圧倒されます。岩の鍾乳洞巡りも実に興味深い!詳細レポートは今後1番~34番迄のシリーズ記事で紹介していきましょう。


           .......(左)第28番・橋立堂の本堂  (右)躍動感あふれる神馬像.....
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★秩父の街から仰ぐ「武甲山」


武甲山に抱かれた秩父は、いろいろな顔を持ち合わせています。歴史深い神社・お寺や観音霊場が山路や谷合い・民家の近くなど素朴で心癒される里風景の中に溶け込んでいます。セメント鉱山町の側面もあるし、「秩父夜祭り」(日本三大曳山祭り)の華やかな顔、秩父事件などの民衆運動の表情も・・


                  .......秩父鉄道「影森駅」からの仰いだ武甲山.....
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秩父のシンボル「武甲山」はどのような山なのだろう・・。石灰岩採掘で哀れなる姿に変貌してしまった山の歴史や背景などを知りたくなり、秩父の高台にある「武甲山史料館」を訪ねてみることにしました。


     ......(左)読書の秋、絵になりますネ~ (右)羊山公園脇にある高台から秩父の街を俯瞰.....
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資料館に入ると、秩父山地の生成や昔の山容(セメント採掘前)、地元に生息した動植物の展示、山名の由来が解説されていました。武蔵と甲斐の間に位置するために付いた名と思っていたが、違った・・


          ........(左)「武甲山史料館」 (右)館内に展示される地元の野生動物(剥製).....
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「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)が東征時(1世紀末)、武士の兜の様な山を見て感激し、勝利の祝いで武具を山の岩蔵に納めた伝説が由来でした。武具納蔵した場所なのでここから武蔵国の名前が発祥したのです。ナルホド!そうだったのか~!東京スカイツリー634mの動機・ムサシも武甲山がルーツだったのか!


     ......(左) 「三峯神社」の随身門、ここが狼狛犬の総本山 (右)「日本武尊」像が神々しい....
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武甲山はかつて1336mでした。今の標高は1295mですので、何と40m以上も石灰岩採掘で頂上が削られてしまったのか・・!こんな数奇な運命で形を変えられた名峰は日本ではここだけかも・・(涙)


     .......(左) 昭和35年頃の武甲山が写真パネル展示 (右)秩父セメント鉱業所と武甲山......
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確かに昔の武甲山は重量感・貫録があり、兜の様に見えるな~!日本武尊が感動した気持が理解できます。でも削られた現在も端午の節句で被る兜の形を維持していると思う。兜の意地で・・oyaji gyag


         ........現在の武甲山(削られても形はよいが、セメント石灰岩採掘で無残な山肌.....
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秩父神社は秩父市中心街に鎮座、三峯神社・宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つ。隣接・秩父まつり会館には華やかな夜祭の屋台が展示されています。京都・祇園祭、飛騨・高山祭と並ぶ日本三大曳山祭。何故こんな山里に祇園の祭が・・?古代ミステリーの推理が今、RWの脳裏には浮かんでいます。


        ........(左)「秩父神社」神門から本殿を望む (右)「秩父夜祭」の屋台モニュメント.....
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その後、幾つか秩父三十四ケ所観音霊場を巡ってみると実に歴史あるお寺が多いことに驚きました。由緒あるお寺が、素朴な田舎の中に溶け込むが如く随所に点在している。実に魅力的な風景・・


        ....(左)第25番・久昌寺の歴史深い素朴さ  (右)第4番・金昌寺の山門大わらじ.....
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     ........(左) 第23番・音楽寺本堂にお遍路さん (右)秩父公園橋から眺望、武甲山と荒川.....
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第23番音楽寺に行くと秩父公園橋を通り、荒川を渡ることになります。ここからの武甲山は秩父の街とコラボしての俯瞰風景、実に素晴らしかった!人工的に削られた山もピラミッド形なので格好いいネ~


              ........秩父公園橋・欄干から俯瞰する武甲山秩父の街......
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      ........(左)酒蔵「武甲正宗」の全景  (右)田植え前の武甲山、水田に映る逆さ武甲.....
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早朝から登山し、武甲山の歴史を知り、秩父の街を楽しみ、秩父三十四ケ所観音霊場の一端を知ることができた。もう夕暮れ・・、まだまだ訪ねたい場所は多いですが今日はこれ位にしておきましょう。


    ......西武秩父駅の脇には仲見世通り、駅前広場から見た夕暮れ武甲山....
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今後数年に亘り10回位の秩父シリーズを積み重ねて行きたいと思います。本来はお遍路姿で廻るべき秩父三十四ケ所観音霊場巡礼ですが、暇なしRWには悠長すぎて無理。車で勘弁させて頂きます。

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    .....(左) 第14番・今宮坊は秩父礼所で最古の歴史 (右)第13番・慈眼寺の十三賢者堂.....
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次回からは、秩父に纏わる様々な風景や歴史・街を紹介しながら観音霊場を5寺ごとに分け紹介していきたいと思います。人間様に傷つけられても、小生をかくなる心境に導いて頂いた武甲山に感謝・・


            .......「小鹿坂峠」から見る武甲山&秩父公園橋.....
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次回は、「都電・荒川線ぶらり旅」(その1):前編(飛鳥山、庚申塚・巣鴨)をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-02-08 00:00 | 秩父探訪 | Comments(68)