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<2016年5月>諏訪探訪④:諏訪の四季風景・史蹟紹介

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★諏訪シリーズも四季風景・史蹟紹介でひと区切り


諏訪探訪シリーズも第4編、今回で一区切りとしたいと思います。今までは諏訪大社・守屋山の古代史ミステリー・縄文時代レポート、勇壮な御柱祭が中心でしたが、今回は歴史・四季・自然交え静かでホノボノとした諏訪の表情(2年前に訪ねた春の諏訪大社、戦国・幕末に関する諏訪史跡)を紹介します。

                         諏訪探訪①:「古代ミステリー・守屋山」&「南信濃・高遠」

    ......2014年4月に訪ねた諏訪の春風景、御柱祭の2年前は静かな春を迎えていた.....
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2010年頃、諏訪大社4宮を廻り諏訪湖畔もよく通ったものです。高島城、諏訪御料人(武田信玄の側室にされた諏訪氏の由布姫)の小坂観音、諏訪2温泉、旧・釜口水門、積極的に探すと見所も多い。


      ......諏訪市湖畔公園(諏訪湖ホテル前)の散策から見る湖岸光景(2010年初夏)....
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          ......夕暮れの諏訪湖と雲間に見える南アルプス連峰(2011年3月)....
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約400年前に築城された高島城。当時は諏訪湖が城際まで迫り壕の役割を果たし、難攻不落の「諏訪の浮城」と称賛されたそうです。現在の天守閣は昭和45年に復興され諏訪市民のシンボル的存在


     .....諏訪の誇り、難攻不落の高島城。「諏訪の浮城」も桜満開を迎えたことでしょう....
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      .....2010年5月、上諏訪温泉に泊まり高島城公園を周遊(新緑が芽吹き始め)....
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2年前の春に諏訪湖一周をしてみようと思い立ち、「旧・釜口水門」を初めて見学してみました。1937~88年まで稼働していた水門は、現行施設を俯瞰できる展望台になっています。舟通し水門があり、当時の機械類も展示されていて見応えあり!陽光を浴びた湖畔は新緑に包まれ気持がよかった。


        .....2014年4月、諏訪湖1周して静かな新緑湖畔風景を満喫!....
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  ......(左)見事な枝垂桜(新緑)が湖畔に鎮座 (右)名建築「旧・釜口水門」(岡谷市)を見学....
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「琵琶湖周航の歌」作詞者は小口太郎という岡谷市出身の方で公園には銅像と歌碑がありました。諏訪湖畔の方がなぜ琵琶湖の歌?と思いましたが、旧制・第三高等学校(現京大)に入学し水上部に入った経緯を知り納得!ボートを漕ぎ琵琶湖周航しながら故郷の湖を思い出していたのでしょう。


     ......「琵琶湖周航の歌」(ユーチューブ)を作曲した岡谷出身の小口太郎(諏訪湖がモチーフ?)....
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        ......「旧・釜口水門」をあとにして再び諏訪湖一周の湖畔周遊ドライブへ!....
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釜口水門は天竜川の名前が始まる場所。天竜水系の流れは静岡県境から浜松エリアを経由し太平洋へと注がれています。大河である天竜川の源流ルーツがこの狭い水門とは興味深いですね~!


       ...... のんびりと湖畔釣りを楽しむ太公望達、穏やかな雰囲気に包まれる...
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春のそよ風のもと、無事に諏訪湖一周(湖畔近くの諏訪下社2宮も訪問)を終え、再び諏訪の中心街に戻り腹ごしらえ(ウルトラマンが鎮座するレトロ食堂街にて塩天丼)、次は諏訪上社へと向いました。


    ......諏訪の食堂街は昭和レトロな雰囲気、「塩天丼」の珍しい名前に惹かれ満腹・満足....
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★御柱祭の2年前、静かな諏訪大社「上社・下社」4宮を周遊(レビュー)


今年は4月から勇壮なる奇祭「御柱祭」(数えで7年ぶり)が開催されており、諏訪エリアは勇壮な熱気に包まれGWも大いに賑ったことでしょう。2年前久しぶりに巡った諏訪上社・下社はまだ御柱祭準備も始まっていなかったので人も疎ら・・、静かな雰囲気で境内をユックリと散策することができました。


  ......諏訪大社は「上社・下社」(各2宮)が諏訪湖を囲むように配置、上社本宮がメインの位置付け....
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                         諏訪探訪②:「諏訪湖・茅野の縄文遺跡探訪レビュー」
 

  .....2010年7月に「上社本宮」(信濃國一之宮)に初参拝、諏訪神社(全国1万)の総本社....
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上社・前宮はやはり縄文時代の先住民文化や原始神道の痕跡が色濃く残っており独特なムードが漂っています。ここは諏訪ミステリーの核心部、古事記「国譲り」において鹿島神に抵抗して破れた出雲タケミナカタ(大国主の次男)が祀られています。そして縄文時代の神「ミサクチ神」との関わりも・・


    .....4社の中で最も原始神道の雰囲気を残す「上社前宮」(本殿なし・守屋山を崇拝)....
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諏訪・上社前宮(茅野市)のご神体は「守屋山」、旧約聖書生贄の地「モリヤ」(アブラハムが神に息子イサクを捧げる神話)に由来し、古代ユダヤ文化の痕跡も伺えます。古代ヘブライ神殿の祭祀場「幕屋」と前宮の「十間廊」は全く酷似している!今後も日本全国に残る多くのユダヤ痕跡を探訪していきたいネ~


   ......古代ユダヤの幕屋を思わせる上社前宮「十間廊」、先住民「ミサクチ神」の影響も残す....
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                    諏訪探訪③:「御柱祭・守屋山・古事記に隠された諏訪ユダヤミステリー」

   .....古代ヘブライ神殿の幕屋と酷似する十間廊、「御柱祭」ルーツは縄文とユダヤの祭が融合?...
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八ケ岳山麓の広大裾野(標高千m)は湧水に恵まれ、落葉広葉樹の木の実に恵まれ多様な動物が生息していました。縄文人はここを狩猟地として定住し、深い文化が積み重ねられたのでしょう。


 .....諏訪湖越しに八ヶ岳が見える!上社は山間地、下社は湖畔地に位置している....
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      ......前社近くの森林にある「御射鹿池」、ここはまだ未訪問地、いつか行ってみたい!....
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諏訪下社(春宮・秋宮)は下諏訪町に鎮座しています。上社が縄文の原始的な雰囲気を残しているのに対し、下社祭神(諏訪明神)は天地安定・五穀豊穣を祈る守護神で弥生系の神と言えるかも・・


    ......(左)春宮の鳥居前に鎮座する下馬橋 (右)「下社春宮」の宝殿に参拝....
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      .....「下社秋宮」、2つの宝殿に参拝(本殿が存在しないことは4宮とも共通)....
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★「由布姫」(信玄側室)供養塔、下諏訪宿で見つけた「和宮」(公武合体の降嫁)の足跡


     .....諏訪家の悲劇を背負った「由布姫」の供養塔が境内に建つ「小坂観音」を訪問....
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「風林火山」(井上靖著)の中で登場する由布姫(武田勝頼の母)は、諏訪家(頼重)の娘で別名は「湖衣姫」とも呼ばれます。武田信玄の侵攻で名門家は滅ぼされ側室として仕えさせられたのです。供養塔がある「小坂観音」を訪ねてみました。樹齢数百年の椹並木があり紫陽花名所としても有名


  .....諏訪湖大明神を守っていた諏訪氏は滅亡(信玄侵攻)、娘の由布姫は信玄側室にされる....
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 ......由布姫(諏訪御料人)は湖衣姫とも呼ばれる。山本勘助(信玄軍師)は姫を生涯守り通した...
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諏訪湖周辺には2つの温泉(上諏訪温泉=湖畔中心街、下諏訪温泉=諏訪下社付近)があります。下諏訪宿は甲州街道・中山道が交差する温泉が湧く宿場町。参勤交代の大名本陣宿があり、明治初期では諸文豪(芥川龍之介・与謝野晶子夫妻・島崎藤村等)が宿泊した歴史ある有名温泉です。


   ......下諏訪宿は、甲州街道の39番目で終点に位置する宿場町(下社2宮に近い場所)....
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        ......(左)「下諏訪歴史資料館」 (右)「本陣岩波家」の風格ある門構え....
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諏訪上社本宮の境内に湧き出ている明神湯が諏訪温泉の源泉と言われます。本湯は諏訪明神こと建御名方命(タケミナカタ)と妃(八坂刀売命)が夫婦で愛用した温泉。ある日夫婦喧嘩となり、怒った妃は下諏訪へ移ることを決断。別居するにあたって明神湯を化粧用に持参したいと考えました。温泉を綿に湿らせて湯玉にして運び、湯玉を置いた場所から湧いた下諏訪温泉「綿の湯」とのこと


   .....宿場には名湯「下諏訪温泉」、タケミナカタの妃が湯玉を置き温泉が湧いたとの故事あり....
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    .....諏訪温泉の源泉は上社本宮から湧く「明神湯」、下社の温泉ルーツ由来が面白い!....
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幕末動乱期に公武合体の切り札として政略結婚をさせられた皇女「和宮」(孝明天皇の妹)、徳川14代将軍家茂の妻として降嫁する運命が彼女に突然言い渡されました。婚約を誓った相手がいた彼女は泣く泣く命に従い、中山道経由で京都から江戸に向う途中で下諏訪温泉に宿を取りました。


  .....公武合体で朝廷から徳川14代将軍家茂の妻に降嫁、「和宮」波乱万丈の運命(政略結婚)....
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幕府は和宮を迎えるため、道路整備・宿場準備・警護者を整え総勢20万人を各地に手配したとのこと。和宮行列を無事に祝画する下諏訪温泉の大騒ぎ状態はパニックになる程だったことでしょう。その後、江戸に入った和宮は天璋院篤姫(家茂の母)と対立、夫の急死という悲劇を迎え茫然の日々・・


   .....降嫁を受け入れた和宮は京都から江戸へ中山道経由で入る。下諏訪で投宿した部屋....
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そして波乱万丈の運命はさらに続き、討幕軍が江戸城総攻撃で迫ってきます。危機を迎えた和宮と篤姫は、力を合わせて戦争回避のために江戸城無血開城へ導いていくのです。篤姫が和宮に残した言葉「女は婚家が終の栖処」、徳川に嫁いだ2人の女性が運命を受け入れて生き抜いた証です。


     .....西郷隆盛に偽官軍の汚名を着せられた悲運の「赤報隊」は下諏訪で処刑された....
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★日本列島の断層クロスに位置するパワースポット「諏訪」の四季風景


過去記事で随所に紹介しましたが、日本の主要なパワースポット神社は太陽の通り道(レイライン)や主要断層に沿って点在しています。太古時代から天と地から湧き出るパワーを感じ取りそこを聖地として崇めたのでしょう。日本を分断する大断層(中央構造線とフォッサマグナ)がクロスする地が諏訪なのです。


   .....「中央構造線」(熊本地震断層に連繋)と「糸魚川・静岡構造線」が交わる地は「諏訪」!....
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諏訪に古代ミステリーが多く存在する理由はそんな背景かも・・。縄文人達はこの聖地を崇めて集団生活を営み、外来侵入者も地元神を尊重して融合を図り、独特の諏訪文化が形成されたのでしょう。


      ......(左)雄大な南アルプス連峰 (右)上諏訪のホテルから見た夕暮れと黎明の富士山....
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あっ、ホノボノ記事で行くはずがまたいつものパターンになってしまった・・(反省) 諏訪の四季風景に戻りましょう。毎年8月15日に開催される「諏訪湖祭花火大会」、湖上に華開く4万発もの花火、水上スターマインや全長2,000mにも及ぶ大ナイヤガラ瀑布も諏訪湖ならではの夏の風物詩です。


    ......国内最多の4万発打ち上げ!「諏訪湖祭花火大会」、夏の夜空を彩る豪華花火!....
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冬の見所はやはり「諏訪湖・御神渡り」現象!湖水の氷結面が盛り上がってできた氷堤は、諏訪大社の神が渡ったものとして崇められ、方向や形によってその年の豊凶を占います。RWはいつかこの神事を見たいのですが・・、最近は暖冬傾向で殆ど見られなくなり一体いつ見られるのだろう・・


    .....大自然の神秘「諏訪湖・御神渡り」、御見渡りはクロスして出現(諏訪明神が宿るという)....
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今までレポートした4編で諏訪の見所をほぼ9割方お伝えできたと思いますが、最終編は「諏訪湖・御神渡り」体験実現で締めたいですネ~。パワースポット諏訪の魅力に皆様も是非触れて見て下さい。
         
         
      .....諏訪は本当に謎に満ちた日本最大級のパワースポット!また探訪を深めたい...
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  by rollingwest | 2016-05-02 00:00 | 諏訪探訪 | Comments(110)

<2016年4月>諏訪探訪③:御柱祭・守屋山・古事記に隠された諏訪ユダヤミステリー

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★2016諏訪・御柱祭が開催、諏訪ミステリーの核心部に迫る

諏訪の奇祭「2016御柱祭」がいよいよ7年ぶり(前回2010年、数え年で7年表記)にスタートしました。諏訪大社は2社4宮から構成されており、諏訪湖北に下社(春宮・秋宮)、南に上社(本宮・前宮)があります。4~6月に渡り五月雨式に各宮で柱の山出し・里曳き・宝殿遷座祭が展開されます。

                      
    .....7年目ごと1度開催される諏訪の奇祭「2016御柱祭」がいよいよ4月から開始!....
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   ......(左)諏訪大社4つの宮の配置 (右)日本最古級の諏訪大社は謎だらけのパワースポット....
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岡本太郎も愛した縄文文化の末期から伝承されてきた奇祭は、各宮の四隅結界に御柱が立てられる神事。山から切り出した神木を山から落とす「木落とし」が一番のクライマックス見所!RWは2010年に訪問したので回顧ご紹介。そして諏訪ミステリー核心部の謎解説へといよいよ入りたいと思います。


  ......(左)縄文時代エネルギー爆発「御柱祭」の岡本太郎 (右)万治石仏を発見し世の中に紹介....
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                           <2014年4月>諏訪探訪②:諏訪の縄文遺跡探訪記事




★諏訪上社・下社&「御柱祭」をあらためて紹介

諏訪大社本宮は「信濃國一之宮」として全国1万ある諏訪神社の総本社。大社本宮は社殿四隅に御柱が建ち、背後の御神体山(守屋山)を拝する独特の配置を備え、祭祀研究で謎の多い神社です。


    ......(左)諏訪上社本宮「一之御柱」 (右)諏訪上社・本宮のレイアウト、御柱祭のポスター....
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社殿には大きな力士額縁が飾られており相撲に深い縁が伺われます。その理由は祭神「建御名方神」(タケミナカタ)が古事記「国譲り」で相撲・力比べに負けて諏訪に逃げ込んできた神話に由来します。


   ....上社本宮には相撲力士額縁が飾られる。古事記「国譲り」で対決した祭神タケミナカタに由来....
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出雲の大国主は「葦原中ツ国」の国造りに励み一大王国を築いていましたが、天照大神(高天原族)が大国主に国支配権を譲るように迫り、鹿島軍神のタケミカヅチを派遣しました。これに抵抗したのが大国主の次男タケミナカタ。終に相撲決着することになりタケミナカタは完敗、諏訪へ敗走したのです。

                            「古事記「国譲り」(出雲大社と伊勢神宮の謎の関係)

 
  .....鹿島神(左)は出雲大国主(右)に国譲りを迫る。対決に負けた出雲タケミナカタは諏訪へ敗走......
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諏訪大社御神体「守屋山」(祭神タケミナカタ)と「鹿島神宮」(祭神タケミカヅチ)の緯度が全く同じ北緯35度58分に位置することは不思議な一致だ!前回の茨城記事でも紹介しましたが高千穂~鹿島神宮を結ぶ直線ルートは太陽の通り道(レイライン)でそこには全国主要なパワースポットが配置されています。


  .....全国のパワースポット地は太陽通過のレイラインに一致!諏訪・守屋山と鹿島神宮は全く同じ緯度....
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                            <2011年>常陸茨城の旅③「鹿島神宮」「香取神宮」

 
「御柱祭」の正式名称は「式年造営御柱大祭」。選ばれた樅の大木(樹齢150年超)を山中から16本(4宮×4柱)切り出し、里に曳き回して各境内に建てる大行事(諏訪の氏子達が全員参加)です。クライマックスの「木落とし」や御柱を立上げる神事で過去多くの死者を出した危険な祭りでもあります。


    ......縄文時代の熱気が溢れる「御柱祭り」のメインイベントは「木落とし」、興奮のクライマックス!....
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 .....(左)御柱祭儀式:上社(縄文)・下社(弥生)で異なる (右)御柱を立上げる神事(危険な作業)....
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前回の御柱祭(2010)は諏訪まで見に行きました。下社(春宮・秋宮)の里曳きがメインでしたが「木落とし」「川渡り」「里曳き」と氏子達への盛り上りは相当なものだった。通常の例大祭は毎年行われますが、諏訪御柱祭は6年に1回だけの開催ですからその思いの強さ深さは半端じゃないだろうネ~。


  .....(左)南アルプスをバックに勇壮な姿(2010御柱祭) (右)メイン会場に大パネルが掲示されていた....
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      ......(左)祭に向かう人達、諏訪は祭り一色 (右)諏訪太鼓を叩く女性陣....
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諏訪下社(春宮・秋宮)は岡谷市・下諏訪町に鎮座しています。上社が縄文の原始的な雰囲気を残すのに対して、下社祭神(諏訪明神)は天地安定・五穀豊穣を祈る守護神で弥生系の神と言えるかも・・


    ......(左)諏訪市内を練り歩く「奉納騎馬行列」 (右)太鼓の若衆はトラックで移動....
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   ......(左)諏訪下社「春宮」(岡谷市)の鳥居をくぐり境内へ (右)本殿の威厳ある姿....
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     .....春宮の裏手に謎の石仏「万治の石」(岡本太郎が世に紹介)が鎮座!....
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諏訪下社「秋宮」では神官行列に遭遇!砂利を歩き神輿を厳かに担ぎ光景は正に神々に仕える姿で実に荘厳!これは後程紹介するイスラエルの「失われたアーク」を担って進む姿と一致しているのだ!


      .....諏訪下社「秋宮」の神官行列、紫と白装束の厳かなる雰囲気が漂う....
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★最も謎が深い「上社・前宮」のミステリーに迫る

「上社前宮」(茅野市)は最も規模が小さく寂しい原始的な雰囲気ですが、4社の中では最も神聖な空気に感じられるパワースポットでした。前宮にも本殿はなく御神体は背後にある「守屋山」(自然崇拝)。「前宮」こそミステリーゾーン古代史の秘められた謎が集約された場所と言っても過言ではないのです。


      ......最もミステリーに満ちている上社「前宮」と守屋山(ご神体山)の位置関係....
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    ......原始の雰囲気を残す諏訪上社「前宮」は茅野市内の「守屋山」の麓に鎮座....
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この「前宮神事」だけが他宮とは全く異なり、鹿・猪の頭を生贄とし神に捧げる「御頭祭」なる奇妙神儀が残され、縄文時代・先住民の狩猟生活に基づく信仰痕跡が感じられ、独特の空気が漂います。


   ......(左)古代ユダヤの幕屋を思わせる「十間廊」 (右)原始的な雰囲気が漂う前宮の本殿....
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   ......前宮「御頭祭」は動物の頭を捧げる生贄儀式。先住民族の「ミサクチ神」の影響を残す....
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タケミナカタが出雲から敗走して諏訪に侵入する前には、縄文系先住民が崇拝した「ミサクチ神」という存在があったことを発見!「神長官・守矢家」資料館には「御頭祭」で生贄として捧げられた鹿・猪の頭、串刺の兎が展示されており衝撃的!征服された先住民に敬意を表し儀式を残したのか・・?


    ....現在も「ミサクチ神」(ミシャグチ様・漏矢神・守矢神)を祀る「神長官・守矢資料館」(茅野)....
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   .....「守矢資料館」には御頭祭で使われた野生動物の頭がズラリ!狩猟民族・縄文人の祭り....
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上社前宮の神長官は、中世末まで大祝(オオホウリ=現人神)の守矢家が務めていました。同家はタケミナカタが侵攻してくる前の土着神(ミサクチ=守矢神)を祭る司教家でした。諏訪に侵入したタケミナカタは征服を果たしましたが、守矢神を滅ぼすことなく出雲神と共存させ諏訪大社祭神に祀ったのです。


   .....国譲りで出雲から逃げて来たタケミナカタは諏訪に侵入征服、ミサクチ神信仰の先住民と和解....
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守矢資料館裏手に大きな神木がありそこには小さな祠があり秘かに縄文の神が息づいていました。ミサクチの神はまるで宇宙人の様にも見える。そして諏訪尖石史跡公園の縄文住居跡で見た土偶像にも似ている。まさに縄文時代から続いた自然崇拝・アミニズムの神が残っていることに驚きです。


   .....(左)これが「ミサクチ神」(御左口・御社宮司とも記載) (右)諏訪・縄文土偶群にも似ている....
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守矢資料館建築は実にユニークで斬新!かの有名な建築家・藤森照信(茅野出身)が設計した建築家としての地元デビュー作品でした。地域素材を用いた茶室「空飛ぶ泥舟」が露天展示されている!


    .....神長官・守矢資料館.の裏手にタケミナカタと守矢神が一緒に祀られ、大祝家墓所もある....
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    .....藤森照信が設計した「空中茶室」は不思議な造形、宇宙人と縄文文明の融合を表現?....
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★守屋山に残るユダヤ文化と物部守屋の痕跡

諏訪・上社前宮(茅野市)のご神体は「守屋山」、山自体を崇拝するケースは古代の富士山や大和・三輪山等、今も日本各地に幾つか残る縄文時代からの自然崇拝(アミニズム) の痕跡と言えます。


   ....ミサクチ神事を行う「神長官・守矢家」邸宅(通常時は無人状態)、背景は「八ケ岳連峰」....
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縄文人にはモリヤ山こそ自分達を見守る神の山として崇めたのでしょう。RWは「守屋山」は2011年に登頂しました。実は「守屋」とは旧約聖書の「モリヤ」(生贄の地)に由来する山名なのです。聖書・創世記22章に「アブラハム」が神命を受けモリヤ山に一人息子「イサク」を捧げる神話記述があります。


     ......2011年GWに登頂した諏訪「守屋山」。山の地名は旧約聖書「モリヤ」に由来....
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                       <2011年5月>諏訪探訪①「古代ミステリー・守屋山」登山記事
 
ユダヤ教で「モリヤ神」は絶対神「ヤハヴェ」を意味しており「守屋山」が降臨地と崇められたのでしょうか?ミサクチ神の語源は「御イサクチ」・・、「イサクに由来する神」という意味です。旧約聖書では羊が生贄に捧げられる話ですが、日本には生息していないため同じ角をもつ鹿や猪が代替されたのです。


     .....ミサクチ神の語源は旧約聖書登場のイサク(父はアブラハム)の生贄伝説に由来....
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古代ヘブライ神殿は 「幕屋」と呼ばれる移動式で周囲を幕や板で囲み、幕内で神に捧げる祭祀を行なっていました。前宮「十間廊」はイスラエル幕屋と全く酷似している!日本全国にユダヤ痕跡は数多く残っており、青森には戸の字がつくヘブライの地名、徳島・剣山のアーク聖櫃伝説は有名な事例です。


    .....古代ヘブライ神殿の幕屋とソックリな上社前宮「十間廊」、原始ユダヤ教の痕跡を残す....
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祭りで担がれる御神輿とは、イスラエルの「三種の神器」を治めた黄金の箱(失われた聖櫃アーク)を模したものと謂われます。下記の図を見て下さい。白い装束で神官が担ぐ御神輿はまさにそのもの!


      .....(左)イスラエルの民が運んだ聖櫃アーク (右)神官が運ぶ神輿はその姿に酷似....
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天皇はミカドと云われますが、ヘブライ語では貴人を【Mikoto・Mikado】と呼んでいたことも共通点。伊勢神宮には三種の神器の一つ「八咫の鏡」がありますが、神鏡にはヘブライ語が書かれているらしい。伊勢神宮の石燈籠には天皇家を象徴する「菊御紋」と一緒に「籠目紋」(イスラエル国旗の象徴=ダビデ六芒星)が刻まれており、神宮内殿地下には十字架が安置されるという説さえ存在するのです。


   .....伊勢神宮の石燈籠にはユダヤを象徴する六芒星、「八咫の鏡」にはヘブライ語が刻まれる....
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諏訪本宮で相撲歴史を語りましたが、旧約聖書にはヤコブ(シュモーと表記)が天使と格闘(相撲)して勝利し「イスラエル」称号(神と戦いの勝利者)が与えられた記載があります。相撲語源がシュモーなのでは?ギリシャ文化が海陸シルクロード経由で日本に伝播した史実を見れば決して荒唐無稽な話ではない・・!


 .....イスラエルの民は1世紀後半ユダヤ戦争に敗れ世界へ放浪、日本に一部渡来した可能性も高い......
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諏訪ミサクチ神とは、縄文時代の自然崇拝(アミニズム)の神が元々あり、1世紀頃に大陸からユダヤ人(失われた十支族)が日本に入り込み、ユダヤ神と融合していったのでは・・?!そして「モリヤ」キーワードの謎はまだ続きます!蘇我氏に神仏戦争で敗れた「物部守屋」を祀る神社が近くにあるのです。


    ......(左)諏訪尖石史跡公園の縄文住居跡 (右)アミニズムの神崇拝痕跡があった....
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物部守屋は古代から伝承された日本の神を守ろうとした豪族、当時日本に入って来た仏教を排除するため蘇我氏(仏教推進派)と血みどろの戦いをして破れてしまいました。守屋はタケミナカタ同様に諏訪へ敗走してきたのかも・・!「守矢資料館」見学時に10数名の団体見学客がおり資料展示を見ながら自分達の先祖系譜話に華を咲かせていました。何と彼らは物部氏の末裔達だったのです!


  ....物部守屋(神仏戦争で蘇我氏に敗れた豪族)を祀る神社。またもモリヤの名前が登場!....
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諏訪大社とともに長野で最も崇拝を集めるお寺は「善光寺」ですが、この寺も深い謎に満ちています。御本尊は絶対秘仏、今までに過去・誰も見たことがなく未来も絶対見られないとされます。そして何か諏訪大社と深い因縁・繋がりを感じるのです。①この寺に物部守屋の首が埋められているとの説があること ②諏訪御柱祭の前年に7年に1回(同サイクル)で「前立の秘仏御開帳」が行われること


  ....物部守屋の首があるとも謂われる善光寺。諏訪御柱祭の前年に7年に1回「秘仏御開帳」....
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縄文時代アミニズム、ユダヤ生贄風習が残る原始信仰、古事記・国譲りで敗れたタケミナカタとの関係、神仏戦争で敗れ日本の神を守ろうとした物部守屋、謎の善光寺との関係・・まさに諏訪は古代史ミステリー宝庫!深遠な謎に思いを馳せながら今年も諏訪御柱大祭の熱気を見たいと思います。


      .....今年の御柱祭も縄文時代から伝わる血潮熱気が煮え滾るに違いない!....
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2016-04-03 22:00 | 諏訪探訪 | Comments(118)

<2014年4月>諏訪探訪②:諏訪湖・茅野の縄文遺跡探訪レビュー

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★4年ぶりに諏訪探訪シリーズの続編を公開

諏訪探訪シリーズは、「守屋山・高遠」で第1回記事(2011年)を掲載してからもう4年近くが経過してしまいました。日本アルプスや八ケ岳登山で必ず通過途中で視野に入るのが日本のヘソ「諏訪湖」です。


     .....(左)長野県諏訪SAから「諏訪湖」を見下ろす (右)薄氷の張る冬の湖面.....
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                   <2011年5月>諏訪探訪①:「古代ミステリー・守屋山」&「南信濃・高遠」

諏訪周辺の見所は嘗て無知状態だったRWですが、数年前に当エリアが古代史ミステリーの宝庫だという事実に気付きその後何度か足を運びました。手元には撮り溜めた未公開写真が沢山あります。


     .....日本アルプスへ登山に車で出かける時は必ず通過(右手に登場)する諏訪湖.....
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昨年5月(春爛漫の頃)にも諏訪湖近くの茅野市(八ケ岳山麓)を訪ね、縄文遺蹟や国宝土偶に御対面してきました。そろそろ写真も整理しておかないと溢れそうなので諏訪探訪第2回目をレポート!


                  .......諏訪湖・茅野から見る八ケ岳は素晴らしい裾野姿を広げている.....
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★中央高速道PAから気軽に訪問できる山梨県の縄文遺蹟 (2014GW)

昨年5月GW柏崎帰省の際、毎回定番の関越道経由ではなく中央高速道で茅野・諏訪湖・松本・松代の見所を訪問しながら北上していきました。中央道下り線には釈迦堂PA(山梨県)がありますが、パーキング施設脇の階段を上がると山梨県の縄文資料館「釈迦堂遺跡博物館」が出現するのです。


     .....中央道下り線・釈迦堂PA(山梨県)、ここに「釈迦堂遺跡博物館」入口がある....
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      .....釈迦堂下りPAから専用階段から縄文の博物館へ。時は春爛漫の花盛り!....
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今回の主目的は諏訪湖周辺に栄えた茅野・縄文遺蹟ですが、プレ学習にはうってつけではないか!釈迦堂遺跡博物館(山梨県笛吹市)は中央自動車道の建設工事に伴う発掘調査により出土した縄文時代の出土品を保存・展示するための施設(鉄筋2階建て)として1988年にオープンしました。


    .....(左)釈迦堂遺跡博物館へ (右)山梨県の縄文・弥生の土器が展示されている.....
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    .....(左)縄文土器がオンパレード (右)火焔土器は正に燃え滾る縄文エネルギーを感じる.....
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出土遺物において土偶(縄文時代中期が大半)は千個体以上で、同一遺跡群からの土偶の出土数としては有名な青森県・三内丸山遺跡に次ぐ多さで学術的に貴重とのこと!今まで知らんかった~


   .....(左)狩猟生活の様子が再現 (右)釈迦堂遺跡が発掘調査された当時の記録写真.....
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     .....昨年GWの山梨はまさに桃源郷!桃の花が満開、ユキヤナギが花吹雪の如し.....
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狩猟生活を中心とした縄文人の衣食住や土器等の事前予習を十分行い、高台から俯瞰して見れば5月の甲州は輝く桃源郷!素晴しさに感銘しつつ、諏訪湖・茅野方面へ車を走らせて行きました。


      .....再び諏訪湖の湖畔風景に!夏も冬も多くの観光客で賑う日本のヘソの湖.....
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★茅野市・尖石縄文考古館を訪問

八ヶ岳の西側、標高千m余の緩斜面には多くの縄文遺跡が発見されていますが、その中でも 「尖石遺跡」は縄文時代の集落遺跡として学術的価値が高く国の特別史跡に指定されています。昭和初期から地元の研究家が発掘調査を進め、2000年に完成した「新尖石縄文考古館」が展示の中心


        .....今回の最大目的地、「茅野市・尖石縄文考古館」(諏訪湖の近く)に到着.....
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       .....(左)八ケ岳山麓の縄文土器・遺物が一挙公開 (右)茅野の縄文火焔土器.....
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縄文土器・石器等の実物資料に加え、映像・写真、日本各地で出土した資料から縄文時代の人々の生活や習俗や当時の環境も解説されており、縄文時代の技術も学習できるようになっています。


       .....縄文時代の採集・狩猟・漁労、衣服「編布」等の暮らしぶりが再現されている.....
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ここを訪れた最大目的は国宝土偶「縄文のビーナス」&「仮面の女神」と御対面すること!「縄文のビーナス」は下方に重心がある安定した立像形でお腹とお尻が大きく張り出し妊娠女性が表わされ、「仮面の女神」の顔面は逆三角形仮面がつけられた表現でついに国宝指定されました。オメデトウ!


        .....国宝土偶「縄文のビーナス」が展示されていた!発見時は横たわっていた.....
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        .....コチラも全国的メジャーな「仮面の女神」(縄文後期)、ついに国宝指定された.....
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この土偶は今から約5千年前に作られたと知り驚愕!ところで土偶の正体とは一体何なのでしょう?東北地方から多く出土する遮光器土偶を見ればまるで宇宙人の様にも思えます。偶像としての「神」なのか?それとも宇宙服を着た何者なのか?今だに人類の誰もが謎を解けていないのです。


           .....まるで宇宙人のような縄文土偶達、右中央は有名な合掌土偶.....
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次もお目当て「与助尾根遺跡」&「尖石遺跡」に向おう!茅野市は300の縄文時代中期遺跡が発見されていますが、殆どが八ケ岳山麓の標高千m前後に位置しており、尖石遺跡が代表的な遺跡です。与助尾根遺跡は昭和24年に東大教授の設計図面をもとに地元有志で復元された住居の姿。


       .....「与助尾根遺跡」の復元住居、縄文時代の竪穴住居跡が何と28ケ所も発見.....
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      .....(左)春を待つ縄文遺蹟、木々の芽吹きは近し (右)竪穴式住居の内部に柱が屹立....
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八ケ岳山麓の標高千m前後の広大裾野は豊富な湧水に恵まれ、落葉広葉樹が多く繁茂し木の実(ナラ・クルミ・クリ)に恵まれており多様な動物が生息していました。縄文人はここを狩猟地として定住したのです。尖石遺跡にはストーンサークルや自然崇拝した巨石等も残っており古代信仰の痕跡を発見!


        .....茅野・八ヶ岳山麓に広がる「尖石史跡公園」、象徴的なストーンサークル遺跡.....
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      .....昭和20年代発掘の縄文遺跡には、神として祀られた石(自然崇拝)の痕跡が.....
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いや~見応えがあった!憧れの国宝土偶と八ケ岳山麓の縄文遺跡を堪能し大満足!信州の春風景を楽しみながら、次の目的地・松本城(桜満開)&旧・開智学校へとマイカーを走らせていきました。


        .....八ケ岳の春風景を見ながら諏訪湖から松本方面へとマイカーを走らせていく.....
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★次回レポートで諏訪大社に潜む古代史ミステリーへと迫ります!

諏訪は、高千穂や出雲と並ぶ最大級のミステリーゾーンでまだまだ解けない古代史の謎が多く秘められている場所です。有名な奇祭「御柱祭」は7年に1度行われますが、いよいよ来年春は祭開催を迎え諏訪は大いに盛り上ることでしょう。次回は2010年に体験した御柱祭の写真も公開レポートしていく予定


      .....奇祭「御柱祭」で有名な「諏訪大社」(4つの宮が存在)は古代史ミステリーの宝庫.....
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諏訪大社は2社4宮から構成されており、諏訪湖の北には諏訪下社(春宮と秋宮)、南には諏訪上社(本宮と前宮)があります。「前宮」だけが茅野市にあり御神体は背後にある「守屋山」なのです。


        .....諏訪大社「前宮」(茅野市)は最も原始的な雰囲気が残る謎が多いお社.....
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そして前宮の神事だけが他の3宮と全く異なり、鹿・猪の頭を生贄とし神に捧げる「御頭祭」という奇妙な儀式が残され、ここに狩猟生活をしていた縄文時代・先住民の信仰痕跡が感じられるのです。


        ....諏訪大社前宮の神事「御頭祭」、鹿・猪の頭が生贄として神に捧げられる.....
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諏訪大社が当地に鎮座する前、先住民が崇拝した「ミシャグジ神」という縄文時代の神を祀る場所を発見し訪問しました。「神長官・守矢家」資料館には「御頭祭」で生贄として捧げられた鹿・猪の頭、串刺の兎が展示されており正に衝撃的!征服された先住民に敬意を表し儀式を残したのでしょう。


   .....縄文期の先住民が崇拝した「ミシャグジ神」、祭祀する「神長官・守矢家資料館を訪問.....
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      .....「神長官・守矢家史料館」。ミシャグジ神に奉納された動物の生贄姿が展示.....
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前宮の御神体である「守屋山」は4年前に登頂しましたが、今回紹介した「尖石遺跡」や諏訪湖が一望できる絶景を楽しむことができました。当時の縄文人にとってモリヤ山こそ自分達を見守る神の山として崇めたのでしょう。実は「守屋」とは旧約聖書の「モリヤ」(生贄の地)に由来する名なのです。


      .....2011年GWに登頂した諏訪「守屋山」。山の地名は旧約聖書「モリヤ」に由来.....
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また諏訪大社の祭神は「建御名方神」(タケミナカタ)ですが、この神は出雲・大国主の息子で古事記・国譲り神話に登場。天照大神が派遣した鹿島神に敗れてしまい諏訪の地まで逃げて来たのです。


    .....諏訪大社は古事記・国譲りで出雲から敗走してきたタケミナカタが祀られる.....
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縄文ミシャグジ神、旧約聖書、古事記(出雲の神)が一挙登場し古代史ミステリーと言われても何が何だか分からないと思いますので今回はこの辺でやめておきます。次回のレポートでマニアックに解説する予定


                        古事記「国譲り」(出雲大社と伊勢神宮の謎の関係)はコチラから




★(LAST):諏訪湖周辺で撮影した幻想的な光景

           .....(左)夕暮れの諏訪湖畔風景 (右)湖上を舞う八重垣姫の像.....
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            .....夕暮れの雲間から峻嶮な南アルプス連峰が垣間見える!.....
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頭が混乱する複雑な古代史ミステリーへ無理に巻き込んでしまい御容赦・・。色々な民族の痕跡や神話が残っているのは諏訪の地が古代人にとって住み易い場所だった証拠を示していると思います。
最後はお口直しで、諏訪湖周辺で撮影した夕暮の湖畔風景や夜明けの富士山をお楽しみ下さい。


        .....石灯籠・八重垣姫・初島(諏訪湖花火打ちあげ島)のシルエットが幻想的!.....
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       .....湖畔の裸婦像も見つめるサンセット光景。自転車で家路に急ぐ人もシルエットに....
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諏訪は日本のヘソであり日本を分断するフォッサマグナと中央構造線が交わる中心点。中央構造線上には石鎚山・高野山・伊勢神宮・諏訪大社・鹿島神宮、日本のパワースポットが多く存在します。大断層がぶつかる深い磁場・地層の底から湧き上がってくる「気のパワー」が集積する所なのかも・・


        ....諏訪湖付近は、フォッサマグナ(糸魚川・静岡構造線)と中央構造線が縦横交差.....
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          ....諏訪の高台から捉えた幻想的な遥かなる黎明富士山も御覧あれ~.....
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諏訪は温泉があり、観光目玉としては「高島城」「夏の湖上花火大会」、冬の「御御渡神事」、武田信玄の愛した「湖衣姫」史跡等、訪ねたい場所・行事が沢山あります。皆様も是非ともご訪問あれ~!


         ....言葉もいらない諏訪湖の静寂、ユックリと時間が流れシーンとした余韻光景.....
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2015-03-07 11:45 | 諏訪探訪 | Comments(108)

<2011年5月14日>諏訪探訪①:「古代ミステリー・守屋山」&「南信濃・高遠」

6月30日、ブログ開設(07年5月)以来、10万件アクセスを超えることができました。日頃の皆様のご来訪・コメントに感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。 (2011.7.1)


★今年初の山レポート

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「最近、山記事が全くないネ、一体どうしちゃったの?」と複数の方から指摘を受けてしまいました。(笑) 確かに・・、昨年10月下旬の佐武流山(松之山温泉に近い長野栄村から登山)以来、半年以上も経ってしまった・・。夏以降、200名山を幾つか登る予定ですが、今年初の足馴らし登山で復活


                                2010年10月「佐武流山」登山の記事はコチラから


       ....10ケ月ぶりにFツアー山行に参加、いつもお酒好きで賑やかな方々.......
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今年の山デビューに背中を後押し頂いたのはやはりFツアー仲間、今旅は諏訪背後に聳える「守屋山」。この山は全く有名でないですが、比較的お手軽に登れ素晴らしいアルプス絶景が楽しめる人気ある眺望の山です。しかし小生が今回絶対に行きたいと思ったのはそれだけの理由ではありません。


    ...... (左)守屋山頂上からのパノラマは抜群! (右)謎多い「諏訪大社」、本宮&神鏡.......
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守屋山には日本のパワースポット・諏訪に纏わる古代ミステリーが多く隠されているからです。日本先駆の縄文狩猟文化に関わる信仰、出雲大社・国譲り伝説(天照大神が遣わせた鹿島神宮・武神との闘い)との関係、諏訪奇祭「御柱祭」のルーツ・・。この山周辺には日本古代の謎が満載なのです。


    ...... (左) 高遠「南勝間薬師堂」の枝垂れ桜 (右)高遠城址公園の満開桜と中央アルプス.......
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そして今回のFツアーは「高遠」の地も訪ねる計画になったのも大きな理由。中央アルプス絶景と「高遠桜」が有名な憧れの地。武田家滅亡の契機となった場所でもあり、漸く訪れることができた!今回の守屋山レポートを契機に、予てより掲載宣言していた「諏訪探訪」シリーズを開始したいと思います。





★日本展望の山・100選の「守屋山」


Fツアーは早朝6:30に集合、新橋駅前からバスで出発~、諏訪登山口(杖突峠)には10時に到着。今年は全国的に山の春が遅く5月中旬の登山口はまだ桜が満開。身支度を整えて、いざ発進!


     ......(左)杖突峠に到着、登山出発準備 (右)5月中旬の遅い桜が満開.......
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座禅草が生えるコースを行き進むと縄文風の茅葺屋根の東屋が出現、注連縄に白い紙垂がたなびいている。やはり縄文文化の香りが残ってるのか?カラマツ林登山道が続くが軽いハイキング程度・・


     .....(左)いざ出発!座禅草が見られるコース通過 (右)神が祀られる山の雰囲気.......
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登山道は急登になるもののそれもすぐに終わり緩やかに尾根を巻く道に変わります。1時間も歩くと2つのピークを持つ守屋山の山頂(東峰)に到着。何ともあっけない~!


     .....「守屋神社奥宮」が頂上付近に存在、ついに守屋山頂に到着!.......
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    ....東峰頂上で寛ぐK泉氏。背景には八ケ岳連峰、左下には諏訪湖も見える!.......
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Oh~、山頂は360度大展望!北・南・中の日本アルプス、蓼科山~八ヶ岳がグルリと眺望できる!全山が守屋山を取り囲んでいるようだ!さすが「日本展望100山」に選ばれただけはあるナ~


      ......守屋山の山頂にて、南アルプス3名峰や中央アルプスが一望!.......
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特に南アルプスの名峰3山(北岳・甲斐駒・仙丈岳)が並び立っている!かくなるアングルで見たのは初体験!左側に八ケ岳と諏訪湖が満面水を湛え、右側に中央アルプスが横たわっている・・


     ......南アルプス名峰クローズアップ!(左・北岳、中央・甲斐駒、右・仙丈岳).......
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                                南アルプス名峰レビュー(北部編)はコチラから

晴天でしたが気温が高くやや霞がかった眺望、空気が澄んでいれば日本百名山33座が全て見渡せるそうです。日本地図を広げると、確かに諏訪湖エリアは日本アルプスのド真ん中に位置している!


     .....空気が澄んでいればかくなる絶景が! (左)中央アルプス、(右)北アルプス&諏訪湖.......
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今回の登山は好眺望でしたが余りにもお手軽過ぎ・・・。期待した古代神話痕跡にも出会えずチト期待外れ、物足らず・・。こうなりゃ自分で調べた範囲で諏訪の古代ミステリーをジックリ紹介したいと思います。




★「諏訪大社」と「守屋山」に纏わる日本古代史のミステリー

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諏訪には奇祭「御柱祭」で有名な諏訪大社が鎮座します。大社は4つの宮(上社の前宮・本宮、下社の春宮・秋宮)が存在。6年に一度行われる「御柱祭」は、切り出した樅の大木を山から落とし川を渡り、各宮四方に御柱を立ち上げる祭です。昨年5月に下社里曳を見に行きましたが熱気あったナ~!


    ......(左)「諏訪上社・本宮」本殿門 (右) 諏訪大社(4宮)の奇祭「御柱祭」、里曳き風景.......
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そして諏訪大社の「上社前宮」(茅野市)の御神体は何と「守屋山」なのです!山自体が御神体のケースは大和・大神神社「三輪山」(山ノ辺の道)が有名、三輪山も日本最大級のパワースポットと呼ばれます。昨年夏に「諏訪上社・前宮」を訪ねましたが他3宮に比べると原始的な風情を残しています。


    .....「諏訪上社・前宮」の御神体は守屋山、周辺には確かに4つ御柱が立っていた。......
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諏訪上社には毎年4/15に行われる「御頭祭」という祭もあり、75頭の鹿が生贄として奉納されるのです。鹿首が捧げられる儀式は日本の神社では珍しい!やはり縄文狩猟の儀式の名残り・・?


  .....「御頭祭」で献上された動物の頭 (右)諏訪の縄文・狩猟文化が解説「尖石与助尾根遺跡」.....
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実は諏訪地方は縄文遺跡が存在する日本有数の地。守屋山の麓には、縄文時代から伝わる謎の「ミシャグジ神」なる神を祭る「守屋神社」があります。この太古の自然神を千数百年以上も守ってきた守屋神社には「神長官」なる職が受継がれるらしい。この職を代々授かってきたのが「守矢家」です。


  ..... 古代信濃の自然神「ミシャグジ神」(ユダヤのモリヤ神がルーツ)を明かす「守矢史料館」.....
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「御柱祭」は実に熱気ある激しい奇祭。縄文時代から伝わる狩猟民族のDNA ・荒々しい血が騒ぐ祭なのかも・・。自然崇拝の土着神「ミシャグジ神」と「御柱祭」はルーツで繋がっているのかもしれない。一説によると古代ユダヤ移民が当地に移り住み狩猟生活を営み自然崇拝してきたとも云われます。


    ......御柱祭のクライマックス「木落とし」、縄文時代の狩猟神の祭の名残とも言われる。.......
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諏訪大社は「古事記」に伝わる「国譲り伝説」と深い関わりを持っています。大社に祀られる神は「建御名方神」(タケミナカタ)ですが、天照大神・出雲大社・鹿島神宮の神達が続々と登場してくるのです。


    ......天照大神は出雲に国譲りを迫ったがタケミナカタが抵抗、鹿島神タケミカヅチ軍を派遣......
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天照大神に敗れた出雲神(タケミナカタ)は諏訪に移住しました。その際、縄文時代から住んでいた狩猟先住民は出雲勢力によって諏訪から追われました。(この話は次回諏訪探訪シリーズで紹介予定)


    ......(左)出雲大社は国譲り後に建立 (右)出雲退治に出かけた鹿島の神.......
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先住民が崇拝していた神は「洩矢(モリヤ)神」(ミシャグジ)でした。ここで「モリヤ」(守屋・守矢・洩矢)というキーワードが続々と登場。イスラエルには「モリヤ山」というソロモン王の神殿丘があり、ここで行なわれる祭は75頭の羊が生贄にされていたそうです。先に紹介した「御頭祭」とソックリではないか・・!?

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古代ユダヤ教と日本の神社には共通点があると云われます。日本の神社に前座する狛犬は、犬というより獅子ですが、古代ソロモン神殿の前にもライオン像があったそうです。守矢家の五葉紋とユダヤ五芒星も何となく似ている・・。古ユダヤ人と日本の習慣・習俗ともに数々類似点が多いとのこと


       .....(左)諏訪湖との位置関係  (右)杖突峠から守屋山への登山コース.......
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守屋山とユダヤ・モリヤ山との繋がり、古事記から伝わる日本神話の数々、やはりミステリーな場所だ!
諏訪湖付近は、フォッサマグナ断層(糸魚川・静岡構造線)と中央構造線が縦横に交差する日本のヘソ!

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中央構造線上には、石鎚山・高野山・伊勢神宮・諏訪大社・鹿島神宮、日本のパワースポットが多く存在。地形学上で「諏訪」は、日本を分断するフォッサマグナと中央構造線がクロスする中心点。大断層がぶつかる深い磁場・地層の底から湧き上がってくる「気のパワー」が集積する所なのかも・・




★中央アルプスの絶景・歴史・桜に彩られる「南信濃・高遠」


守屋山を下山した後、Fツアーは小生が憧れていた「高遠城址公園」に連れて行ってくれました。「日本三大桜名所」(奈良・吉野山、青森・弘前公園と並ぶ)の一つなのです。桜満開時期は大混雑で当地への訪問は大変だろうなア・・と、ほぼ諦めていた感もあったので今回計画は実にありがたい・・!


          ......桜樹木の新緑が眩しい「高遠城址公園」、桜雲橋を渡り行く......
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高遠城址公園には当地しか咲かない1500本のコヒガンザクラがあります。昭和35年に県天然記念物指定を受けており、桜は赤みを帯びた独特な鮮やかな桃色をしています。我々の訪問は5月中旬、ピンクの面影は全て消え失せ、爽やかな空気の中で輝く様な新緑に包まれていました。


      ........(左)城内随所に配備される曲輪     (右)タンポポ種も飛び始めた新緑広場......
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この独特なる桃色桜を篤とご覧あれ!「日本さくら名所百選」にも選定されており、ハイシーズン(4月~5月上旬)には全国から観光バスが多数乗り付けて花見客で溢れかえります。街は大渋滞~


      ...... 高遠城址公園の桜は輝く新緑、満開時の「コヒカンザクラ」は独特なピンク色に染まる。......
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城址公園の外には町立歴史博物館が山城の如く聳えている。「絵島囲み屋敷」も興味深い。絵島という江戸時代の大奥筆頭が当時評判の美男役者(生島新五郎)と茶屋での密通を疑われ、この高遠の地に幽閉されたのです。並みいる大奥のライバル達が仕組んだ嫉妬深い罠だったのかもしれない。(怖)


   ......(左 )山城のような高遠町立歴史博物館 (中右)大奥・絵島が幽閉された囲み屋敷......
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城址公園内には高遠城の石垣土塁跡が残されます。武田信玄が築いた城で高遠氏(諏訪一族)を破り伊那谷支配を実現しました。しかし信玄没後、勝頼が高遠城の戦いで織田信長に敗れ、甲斐に退き天目山で自害、お家の滅亡へと繋がりました。高遠は武田氏にとってはキーポイント・意味深な場所です。 


      ...... 「高遠城の戦い」の史蹟、結果的にこの戦いが武田氏滅亡に繋がった。.......
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    ...... (左)独特な明るい色が印象的な高遠焼 (右)高遠の風情ある街並を後にする。.......
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Fツアー御一行様は定番通り、高遠の温泉で疲れ(2時間程度の登山じゃネーカという声も・・)を癒し、バスで帰路に就きます。南信濃からの中央アルプス絶景や天竜川支流の素朴な風景を楽しみながら・・

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★帰路バス車窓から・・日本に刻まれた山岳地層芸術を楽しむ


バスは三峰川(mibugawa天竜川支流)沿いに・・、イヤァ、何とも表現しがたい心癒される景色だね~!
oh~中央アルプス(宝剣/木曽駒)が間近に迫ってきた!過去、千畳式カールは2回登ったが絶景でした!


    ......(左)高遠から伊那へ、バスは三峰川堰堤道を行く(右)一昨年、伊那から撮った中央アルプス......
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     ......(左)三峰川の流れは天竜川に合流する。 (右) 伊那・天竜川の本流に沿って......
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各山から流れ集める支流の水はやがて天竜川に集結され、川で形成された伊那の田園風景が目の前に広がってきた。オォッ!何とここからは、南アルプス仙丈岳・鋸岳が見えるではないか!この奥深い2名峰が平地から見えるとは思わなかった!難関の鋸岳は昨年漸く制覇することができた・・・


                             2010年8月:南アルプス難関「鋸岳」の記事はコチラから 

     ......バス車窓から見る伊那の田園風景、左のギザギザが鋸岳、右の雄大なる仙丈岳.....
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伊那ICから中央高速道(岡谷JCT経由)で東京方面へ・・。その折に諏訪湖SAで歴史深い湖をユックリ眺めました。何度も見なれた風景ですが、守屋山登山で諏訪大社由来や縄文文化の刻まれた歴史を認識した後では同じ光景でも感慨の湧き方が違う。古代ユダヤ・古事記の人達に思いを馳せて・・


     ......中央高速に入り、バスは一路東京へ。 諏訪湖SAで雄大な湖を眺める。.......
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中央高速道は予想通り八王子周辺が大渋滞、東名高速経由の方がすいており早く帰れると判断したFツアーバスは大月から南下、東富士五湖道路経由で帰ることにしました。富士山の絶景にも出逢えた!


      ...... (左)東富士の裾野平原をバスは行く。 (右)富士宮市から見た夕焼け富士......
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富士山も日本列島の太古火山が何度も大噴火を繰り返しながら成形されたコニーデ造形美。日本アルプスの峻嶮な彫刻美も素晴らしいけれど、均整のとれた八面玲瓏なる姿を味わえたことも有終の美!


      ......中央道の混雑を避け、東名高速経由で帰京、足柄SAからの夕暮れ富士.......
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それにしても「日本はつくづく自然に恵まれた美しい国だ・・」と帰路の山風景を見ながら再認識。国内2大断層がクロスする諏訪の山に立ち、大パノラマを満喫!古代ミステリーも垣間見ることができました。日本のヘソ・諏訪については、諏訪大社の詳細レポートを次回シリーズで紹介いたします。お楽しみに~!

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                                                          おわり                      



次回は「常陸・房総の旅」(その4):「潮来・佐原の水郷風景」をお送りします。
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  by rollingwest | 2011-06-27 00:00 | 諏訪探訪 | Comments(41)