タグ:1970年代前半 ( 2 ) タグの人気記事

 

「アーティスト別・名盤レビュー」(第3回):「レッドツェッペリン」(2009.4.18公開)

                                           
★ビートルズを蹴落とした偉大なる伝説バンド

c0119160_7353846.jpg
c0119160_736388.jpg


ビートルズ解散前のLAST金字塔「アビーロード」、この偉大なアルバムをNO1の座から蹴落としてロックに新たな時代を築かせた有名な2枚のアルバムがあります。「クリムゾンキングの宮殿」と「レッドツェッペリンⅡ」、ともに1969年に発表された歴史的な名盤です。プログレシッブとハードロックの本格的な夜明け、まさに60年代の終わりと70年代始まりを告げる記念碑となりました。


...(左)「レッドツェッペリンⅡ」(中)「アビーロード」(ビートルズ)(右)「クリムゾンキングの宮殿」(キングクリムゾン)....c0119160_2126749.jpgc0119160_21262591.jpg
c0119160_2223695.jpg


その名盤を輩出した歴史的なグループ「レッドツェッペリン」、ロックをよく知らない人でもこの名前はよく耳にすると思います。ロック発展進化の時期において、「ハード・ロック」最初の頂点に登り詰めた史上最強のバンドとして伝説化され、今でも神のような存在として崇め続けられています。

◇レッドツェッペリン:「マザーシップ」のプロモーション用・映像
             

「ハードロック」はエレクトリックギターを技巧的に激しく演奏する形態で胎動は1968年ですが、ツェッペリンの大ブレイクがハードロックの世界的な衝撃を刻みました。ジミーペイジのアグレッシブなギター、ロバートプラントの衝撃的なハイトーンボーカル、ボンゾの重厚炸裂ドラムが強烈なイメージを残し、11年間の活動時期ですが、その後のロックに与えた影響(特にハードロック分野)はとてつもなく偉大です。

c0119160_22145333.jpg
c0119160_22143212.jpg

世界的に有名な「3大ギタリスト」と言えば「エリッククラプトン」「ジェフベック」「ジミーペイジ」が挙げられますが、この3人が在籍した「ヤードバーズ」という伝説のグループが1960年後半期に存在しました。3人の偉大なギタリストが上記の順番で継承され、今から思うと夢の様なバンドです。




★「レッドツェッペリン」 (LED ZEPPELIN): 衝撃のデビュー

c0119160_834490.jpg
ジミー・ペイジはバンド名継承権を得て、新たなセッションミュージシャンを発掘します。当時無名ながら優秀な人材、ロバート・プラント(vocal)、ジョン・ボーナム(drum)、ジョン・ポール・ジョーンズ(base)を集め「ニューヤードバーズ」の名でツアーを行ない、ツェッペリン母体が結成されたのです。


 ...デビュー盤「レッドツェッペリン」(ツェッペリン飛行船「ヒンデンブルグ号」が燃え落ちる写真)....
c0119160_84494.jpg

デビューの「レッドツェッペリンⅠ」は1969年1月にリリース、全米初登場99位、最高位10位、のヒットとなりました。バンド名は「鉛の飛行船」(Lead Zeppelin)という意味、ザ・フーのキース・ムーンが名付け親と言われ、のちのヘビーメタル(ハードロックの象徴語)のルーツとなっていきます。


               ...世界を震撼させた「レッドツェッペリンⅡ」、世界的な名盤....
c0119160_853012.jpg

同年10月には早くも、「レッドツェッペリンⅡ」がリリース。ついに12月、ビートルズの「アビーロード」を蹴落として全米チャート1位となりました。その後連続7週間トップ、メロディ・メーカー誌の年間人気投票でもビートルズを抜き1位、名実と共に70年ロック・新時代の幕開けとなったのです。

「胸いっぱいの愛を」




白人ブルース(1960年代)を進化・パワーアップさせたこの名盤は、全曲とも野生的かつ鋭角・攻撃的な仕上がりになっておりハードロックを世界中に知らしめました。これで「ツェッペリン=大音響」という図式・イメージが固定した感もありますが、彼らは単なるヘビメタバンドではありません。(後述)


      ...「移民の歌」が有名な「レッドツェッペリンⅢ」、アルバムの方の評価は今一つだが....
c0119160_872321.jpg

マスメディアと距離を置きましたがアルバムセールス数や観客動員数は空前数字を記録。米国ではプレスリー、ビートルズと並ぶアルバム1億枚の大記録(Rストーンス・Mジャクソンの倍)世界で3億枚以上の売上、彼らの登場はロック史衝撃事件でありその影響の大きさは測り知れません。

「移民の歌」





★黄金の4メンバー

ジミーペイジ(ギター)・・・ツェッペリン創設者であり全アルバムのプロデューサーを担う。3大ギタリストの一人でロック史を語る上では欠かせない人物。アコースティックプレイも実に素晴らしい。c0119160_10113658.jpg
c0119160_10114986.jpg

ロバートプラント(ボーカル)・・・神がかり的な広い音域を自在に操る歌唱力、凄まじい声量、美しいルックスで世界中のロックファンを震撼させる。ケルトや民族音楽を取り入れたサウンドも志向。c0119160_10261349.jpg
c0119160_10263699.jpg

ジョンボーナム(ドラム)・・・「重戦車」の異名をとるパワフル・ヘヴィなドラムで核の役割を果たした。1980年酒の飲みすぎで吐瀉物が喉に詰り窒息死(32歳)→グループは解散。(愛称ボンゾ)c0119160_1030040.jpg
c0119160_10301370.jpg

ジョンポールジョーンズ(ベース)・・・一番地味な存在だが、卓越技術と安定の演奏力でツェッペリンを影で支える。乱れることのないベース演奏は、個性ある他の3人の溶接・触媒機能を果たした。
c0119160_10322379.jpg
c0119160_10323316.jpg





★日本でも人気沸騰!一挙に伝説化

日本でも彼らは即人気沸騰!初来日の日本武道館公演(1971)は「移民の歌」でスタート、その素晴らしさは音楽史に残る伝説となりました。1971~1972年は今から思えば鳥肌が立つような大物アーティストが続々と初来日した時期だったなあ・・。日本音楽市場も評価されこんなビッグスター達が来るようになったんだなあ・・と、感慨深かったですね。ミュージックライフ誌を毎月読み漁り興奮したものだ。

c0119160_1058361.jpg
c0119160_10585528.jpg

この時期はビートルズ解散、フィルモアウエスト閉鎖、Jモリスン・Jヘンドリクス・Jジョプリンの死などのニュースが続き、ロックの1時代が終焉を告げた頃。しかし新しいロックが次々に開花し、発展過程での大きな節目でもありました。レッドツェッペリンの衝撃的な登場はまさにその時代の象徴となったのです。
c0119160_118554.jpg
c0119160_1182084.jpg





★最高傑作「レッドツェッペリン Ⅳ」

初来日に前後して発表(1971)された「レッドツェッペリンⅣ」は、その完成度の高さから彼らの最高傑作と賞される作品。ハードロックバンドとしての本領を発揮した「ブラッグドッグ」「ロックンロール」の激しい曲から、幻想的な雰囲気をもつ「限りなき戦い」、美しいバラードから壮大な展開を見せる歴史的名曲「天国への階段」を擁して、ロック史の金字塔として永遠に輝いています。


   .....最高名盤の評価が高い「レッドツェッペリンⅣ」、「天国への階段」等の名曲を輩出....
c0119160_11153533.gif
c0119160_11155959.jpg



「天国への階段」

このアルバムは魔法絵のようなジャケットデザインも非常に印象的・・(ミステリアスな老人・幻想的な白壁)
ケルト文化的な神秘性・暗示性も感じられます。タイトル名・バンド名の表示がなく↑4つの不思議な上記シンボルマーク(4人を象徴)のみが記載される変則的な内容でした。ツェッペリンの遊び心・オシャレな一面も感じます。(音楽性の幅広さ・遊び心はビートルズに共通しているかもしれない)
c0119160_11353235.jpg
c0119160_11361491.jpg

「限りなき戦い」




★Ⅳ以降の後期オリジナル名盤

その後、73年「聖なる館」、75年「フィジカルグラフティ」をリリースし、ブリティッシュ・ロック王者として君臨し続けます。「永遠の詩」や「カシミール」はさらに重厚さが増した雰囲気ある名曲です。

            ....(左)「聖なる館」(5作目)        (右)フィジカルグラフティ(6作目)...c0119160_1543958.jpg
c0119160_15433140.jpg
                      公式HP・視聴ライブ:「永遠の詩」(アルバム聖なる館)

「カシミール」


後期における金字塔は「プレゼンス」かもしれません。当時小生も大学受験勉強の真っ最中となり、リアルタイムでこの名盤を聴けなかったことが悔やまれますが、アコースティックギターやキーボードを一切排除し、非常にシンプルで硬派な仕上がりです。完成度が高くて素晴らしいアルバムだと思います。


              ....(左)後期の名盤「プレゼンス」(7作目)...
c0119160_16215319.jpg
「アキレス最後の戦い」(プレゼンス)





★「ツェッペリン号」突然の炎上墜落

c0119160_16523942.jpg
79年「インスルー・ジ・アウトドア」発売後の80年、ツッペリンに最悪悲劇が襲います。ロックが発展進化を遂げた70年代を飛翔し続けた「レッド・ツェッペリン」飛行船号が、デビューアルバム写真の如く墜落する日を迎えました。 キーワードは「Jの悲劇」⇒「その時代に頂点を極め、Jの悲劇で終焉・・」

 .....ロック史に残る悲劇の名ドラマー「ジョンボーナム」(重厚ダイナミックなドラミング)、突然消え行く....c0119160_16535284.gif
c0119160_16541340.jpg

80年9月、不世出ドラマー「ジョン・ボーナム」(ボンゾ)が飲酒後、就寝時に窒息死してしまいました。後継者ドラマーの選出は多く議論が交わされましたが結局ボンゾの重厚かつ激しいドラムを叩ける奴は誰もいないという結論に達しました。ツェッペリンサウンドが成り立たないという理由です。

「ロックンロール」



ロック界は「Jの大物アーティスト」が不慮なる死を多く遂げています。ジミヘンドリックス、ジャニスジョプリン、ジムモリスン、ブライアンジョーンズ、ジムクロウチ、ジョンレノン・・「Jの悲劇」と呼ばれる呪われたような話ですが、何か偶然とも思えない・・。ついに彼もその仲間に入ってしまいました。


    ......(左)から ジミヘンドリックス、ジャニスジョプリン、ジムモリスン........(右)ジョンレノン....c0119160_16591644.jpgc0119160_1725487.jpgc0119160_1731328.jpg
c0119160_1732966.jpg


ダイナミック&パワフル・重厚&スリリングなドラムプレイ、「ボンゾなくしてZEP.サウンドの表現は無理、バンド継続不可能」と判断し、80年12月ついに彼らは解散(11年間の活動に終止符)を表明しました。
60年代ロック終焉の節目象徴である「Jの悲劇」の頃に、入替わるが如く衝撃登場したツェペリン、70年代の雄も「Jボーナムの悲劇」で自らの終止符を刻んでしまいました。Jレノン暗殺の80年に・・・。

「コミュニケーション・ブレイクダウン」





★「レッドツェッペリン」21世紀の復活

ツェッペリン解散後26年が経った2006年、素晴らしいBigニュースが飛び込んできました。
往年メンバーが再結集した本格的なZEP復活です。亡きジョンボーナムの後釜は息子ジェイソンボーナム。重厚炸裂ボンゾのドラミング遺伝子を受け継ぐ男が参加、まさに黄金の4人の再現だ!


            .....レッドツェッペリン復活コンサート(2007年12月・ロンドン)....
c0119160_20433240.jpg

2007年12月ロンドンアリーナで一夜限りの再結成ライブが敢行され、世界各国からファンが殺到、往年のZEPサウンドが見事に再現された素晴らしいコンサートだったようです。写真を見るとロバートプラント(61歳)は完全にジジーです。しかしあの美しいハイトーンボイスは冴え渡っていた!
c0119160_20462030.jpg     
2008年「北京オリンピック閉会式」に突然ジミーペイジ(64歳)が登場して「エ~ッ」とビックリ!「胸いっぱいの愛を」の力強いギター演奏!ペイジは髪こそ白いが結構若い雰囲気でスゴイ!


          ......北京オリンピック閉会式に突然登場したジミーペイジ(08年8月)........
c0119160_2048425.jpg
c0119160_20482036.jpg

そしてさらにビックリは先日のニュース!2月8日に開催された「第51回グラミー賞授賞式」の年間最優秀アルバム賞にロバート・プラントの名前が登場したのです。5部門受賞の大快挙なのだ~!ペイジ様、プラント様、歴史を刻んだロック爺さん達は元気だなあ・・と本当に感心ja~(◎皿◎)凄


   .....ロバートプラントがグラミー賞5部門受賞!アリソンクラウスとの共演「レイジグサンンド」......
c0119160_205699.jpg
                   グラミー賞受賞曲:「プリーズ・リード・ザ・レター」  (レイジングサンドより)



★おわりに

結成されて40年・解散して30年近く経った現在でも、その先進的な音楽性が評価されています。ZEP音楽は一般的に「ハードロック」ジャンルに括られますが、アコースティック曲も多く、フォーク・中東音楽にも渡る幅広さ、神秘性や芸術性も感じられ、英国ケルトにもルーツがあるような気がします。

c0119160_2173476.jpg
c0119160_218447.jpg


そんな雰囲気が十分溢れ出ている曲が彼らの最高佳曲「天国への階段」なのかもしれません。
彼らの数々の名曲やパワフルサウンドの凄さは古さを全く感じさせません。衝撃的なハードロックで世界席巻した「レッドツッペリン」。永遠に語り継がれる伝説グループであり続けることでしょう。


「ブラッグドッグ」


「レッドツェッペリンⅣ」を購入した時は、憧れの4CHステレオを買ってもらった頃・・。ハードロックの凄さに興奮した我ら愚兄弟は窓を開けっ放しの大音響でブラックドッグをかけていました。
c0119160_2154351.gif
c0119160_21135648.jpg

「俺達はこんな凄い音楽を聴いているんだぞ~、スゴイだろ~」と・・。 実にアホだったねえ・・。
ご近所の皆様、ご迷惑をおかけいたしました。ZEPに酔った我々愚兄弟をどうかお許し下さい。

「ブラッグドッグ」(非常に珍しいアコースティックバージョン)




★☆「レッドツェッペリン:公式ホームページ」☆★ ←彼らの全アルバム・歴代ライブ映像が見られます。

                                                 おわり(09.4.18)


        *次回はビートルズと双璧、ロック史の金字塔「ローリングストーンズ」を紹介します。c0119160_2137569.jpgc0119160_22405881.jpg

  by rollingwest | 2009-04-18 20:20 | 洋楽(ロック・POPS) | Comments(27)

「アーティスト別・名盤レビュー」(第2回):「エルトンジョン」(洋楽への誘い人)(2009.1.24公開)

★はじめに

アーティスト別:名盤レビューも第1回ビートルズ公開(08年10月)からすでに3ケ月も経ってしまい、ブランクが空いてしまいました。m(_"_)m    ようやく第2回「エルトンジョン」を紹介します。
c0119160_15545562.jpg
今回から名曲をユーチューブで視聴できる設定で公開します。(手順は以下の通り)
(1)画面真ん中(または左下)の△印クリックで、動画と音楽が視聴できます。
(2)音量は「スピーカー印」で調整、曲を停止したい時は左下の「∥印」を押して下さい。


                          「アーティスト別・名盤レビュー」:INDEX 



★洋楽興味の誘い人:「初期のエルトンジョン」 

c0119160_15552149.jpg
小生にとって「初期エルトンジョン」こそが入門の契機、「S&G」と並び「洋楽興味の誘い人」です。初めて聴いた「イエスイッツミー」と「僕の歌は君の歌」。ゾクゾク、背筋が震える波動を覚えました。
その後世界屈指のエンターティナーとなりますが、質素・清廉なイメージが漂う初期の頃が一番大好き・・。心に残る感動の名曲と、初期・黄金期(70年代)を中心に名盤をピックアップ゚して紹介致しましょう。



◆「エルトンジョンの肖像」:(名盤・デビューアルバム)

                ......「エルトンジョンの肖像」:洋題=「エンプティスカイ」.....
c0119160_1603253.jpg
このアルバムこそ、記念すべきエルトンのデビューアルバム(1969年発表)。発売当時はあまり話題になりませんでしたが、小生が洋楽に嵌まる衝撃的な曲「イエスイッツミー」(下記参照)、ハープシコードの美しいバラード「スカイライン・ピジョン」、熱唱曲「レディサマンサ」が入った初期名盤です。



◇「イエスイッツミー」:(名曲)
c0119160_1623451.jpg
c0119160_1624761.gif

静寂・荘厳なイントロから歌い始め、そして波が押し寄せるが如くクライマックスを迎える感動曲!、「♪イエス・イッミー~・・」の繰り返されるサビ・フレーズは、生涯脳裏から消えることはないでしょう。
「ヨアソング」の美曲や写真こそ、小生に刻まれた初期エルトンのイメージ。(憂いを秘めた吟遊詩人) 後日、残念にも幻想は瓦解・・。小太りでファンキーな素顔を初めて知った時は大ショック・・(笑)

♪ユーチューブ視聴♪:「イエスイッツミー」 



◇「スカイラインピジョン」:(名曲)
c0119160_1654619.jpg
c0119160_16425917.jpg
この曲はシングルカットこそされていませんが、デビュー当時のエルトンの象徴曲。ハプシコードのバロック調音楽と澄み切った声が調和して清涼感に溢れます。ホント心が洗われるようですなあ。

♪ユーチューブ視聴♪:「スカイライン・ピジョン」




◇◆「僕の歌は君の歌」(ヨアソング):(名曲および名盤・セカンドアルバム)
c0119160_16541160.jpg
この曲は日本で1971年に発売されヒット・チャート1位に輝いた佳曲。最近CMにも使われ若者も知っている名曲でしょう。ポール・バックマスターの弦楽器アレンジが叙情性を際立たせています。私にとっては「イエスイッツミー」と並び、脳裏から永遠に消えない旋律とメロディ!マイカラオケの定番

♪ユーチューブ視聴♪:「ヨアソング」 (僕の歌は君の歌)

グラミー賞でアルバム最優秀と新人賞にノミネートされた名盤、彼は一挙に世界に羽ばたきました。
c0119160_16563269.jpg



◆「フレンズ」(青春映画のサントラ盤)

      ....(左)映画「フレンズ」のサントラ盤LP  (右)映画主役のポールとミシェル(あ~恥ずかし)....c0119160_1723575.jpg
c0119160_1725831.jpg

            ♪ユーチューブ視聴♪:「ミシェルズソング」 (映画「フレンズ」挿入歌&映像)

1971年「フレンズ」という純愛青春映画(50オヤジが言葉にするのも顔赤らむフレーズ)が中2当時に公開(小さな恋のメロディもこの年に公開)されました。BGMがエルトンジョンと聞いて、授業が終わり即一人で映画を見に行ったけど、純情チックにドキドキしながら見たような記憶が。(プッ笑・・・、誰?)




◆「マッドマン」:(名盤・1971年)
                 
このアルバムこそ、レコードが擦り切れるくらい何度も何度も聴いた私の最もお気に入り名盤かもしれません。「怒涛を渡り行く狂人」という表題で、若いエルトンが瑞々しい感覚かつ真摯な姿勢で完成させた傑作です。とにかくアルバム構成・一曲一曲の質の高さが素晴らしい。(オススメ必聴)


          ....私の中では彼の最高傑作と崇めている名盤「マッドマン・アクロスザ・ウォーター」....
c0119160_17151417.jpg
ヒット曲の「可愛いダンサー」「リーヴォンの生涯」、壮大な音楽叙事詩「インデイアン・サンセット」と「マッドマン」、これもポールバクマスターの管弦楽アレンジが重厚な展開を見せ神がかりのような冴えをみせます。ラスト短編曲「グッバイ」も素晴らしい。まさに感動のエルトン最高傑作ですね。

♪ユーチューブ視聴♪:「リーボン」              ♪ユーチューブ視聴♪:「マッドマン」
  

♪ユーチューブ視聴♪:「可愛いダンサー」





★最強のパートナー「バーニー・トーピン」
c0119160_17171485.jpg

エルトンの盟友は作詞家バーニー・トービン、彼とのコンビはロック界最高の作曲コンビとも言われ、初期の名バラードを数多く生みました。1970年前半の黄金期はこの2人で築き上げたようなものです。(ホモの間柄とも言われたけど・・) ちなみにエルトンは実際に同性愛者で2005年に男性と結婚しています。エルトンの出身地が英国「ミドルセックス州」というのも意味深ですな。(笑)c0119160_1722535.jpg
c0119160_17373341.jpg




◆「ホンキーシャトー」&「ピアニストを撃つな」(名盤・1972年)

        ....「ホンキーシャトー」↓(5枚目・1972年) 「ロケットマン」が大ヒット....c0119160_1742582.jpg
c0119160_17423914.jpg
             ....(右)「ダニエル」「クロコダイルロック」を輩出した名盤「ピアニストを撃つな」(1972年) ↑....

名曲「ロケットマン」は初の全米NO1に輝き、その後「ダニエル」「クロコダイルロック」「土曜の夜は僕の生きがい」などのヒットを連発します。アルバムも「ホンキー・シャトー」から連続して全7作が全米NO1(1972~1975)、まさにこの頃が彼の黄金期であり、小生もロックに嵌まっていきます。

♪ユーチューブ視聴♪:「ロケットマン」 (アポロ11号・月面着陸賛歌)


♪ユーチューブ視聴♪:「ダニエル」              ♪ユーチューブ視聴♪:「クロコダイルロック」 
  



◇◆「黄昏のレンガ路」:(名曲および名盤・1973年)

       ....(左)「黄昏のレンガ路」(洋題:グッバイ・イエロー・ブリックロード)(1973年)....c0119160_17481232.jpg
c0119160_17482636.jpg

このアルバムは彼の才能全てが発揮された頂点傑作と云われます。LP2枚組のトータルアルバムになっており、「黄昏のレンガ路」は最高の名曲です。高校1年・クラスのクリスマス会で幹事がこの名作曲を流しており思い出深い・・。ダイアナ妃追悼曲の原曲「キャンドルインザウインド」も入っています。全ての曲が素晴らしく見事な作品集、あらためてエルトン・ジョンの偉大さを実感させられました。

♪ユーチューブ視聴♪:「グッバイ・イエロー・ブリックロード」 (黄金のレンガ路)





★崩れゆく「初期エルトンジョンのイメージ」c0119160_17555213.jpg
c0119160_1822194.jpg
しかしエルトンが世界的にメジャーになるにつれ、小生の感情移入はだんだんと醒めていきます。
最初に述べたように、「憂いを秘めた吟遊詩人」のイメージがどんどんと崩れていったからです。
そう・・・、「憂いを混めたギンギン奇人」となっていく彼の変貌ぶりに落胆していきました。(泣)

♪ユーチューブ視聴♪:「僕の瞳に小さな太陽」



c0119160_17504454.gif
c0119160_1834987.jpg
髪の毛はどんどん薄くなり、それに反比例するように肥満度・ギンギラ度はどんどん増して見たくないファンキーな姿になっていきます。日本公演ではアヒルの被り物を着ながらバラードを歌ったらしいですが・・。やめてくれ~!俺の憧憬・洋楽への誘い人はこんな奴じゃね~!(泣)曲は美しいけど

      ....「キャプテンファンタスティック」(1975)↓ビートルズ名曲「ルーシーインザスカイ」が初登場1位に...c0119160_1864026.jpg
c0119160_186556.jpg
        ....憂いを秘めた大作「蒼い肖像」(1976)、名曲「悲しみのバラード」「トゥナイト」↑...  


♪ユーチューブ視聴♪:「ルーシー・インザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイアモンド」 (ビートルズの名曲)


♪ユーチューブ視聴♪:「60イヤーズ・オン」       ♪ユーチューブ視聴♪:「悲しみのバラード」
 



★低迷の80~90年代、そして再び復活
c0119160_18113483.jpg

その後復活しますが80年代に入るとやや低迷・・この頃光る曲は「ブルーアイズ」「悲しみのニキタ」「ブルースはお好き?」「サクリファイス」。本来の彼の姿(美しいボーカル・メロディー)が滲み出ています。デュオンヌ・ワーウィックとのデュオ曲「愛のハーモニー」がグラミー賞に輝いたのもメモリアル・・。

♪ユーチューブ視聴♪:「ブルースはお好き?」        ♪ユーチューブ視聴♪:「サクリファイス」
 

80年後半からはドラッグやアルコール依存症・過食症が深刻化し、彼の心身を蝕んでいきます。しかし90年中盤から、ディズニー映画「ライオンキング」の主題歌「愛を感じて」(1994)再び彼は勢いを取り戻していきます。故ダイアナ妃葬儀で熱唱した「キャンドルインザ・ウィンド」(1997)はCD売上数が2千万枚超の世界的な大ヒットとなり「ナイト称号」も得ました。大復活してよかったね~!祝

♪ユーチューブ視聴♪:「愛を感じて」              ♪ユーチューブ視聴♪:「キャンドル・インザ・ウィンド」
 
(映画ライオンキング主題歌)              (ダイアナ妃・追悼歌)



★おわりに

清廉だと思った「初期エルトンジョン」、そのイメージを永遠に保ってほしかったというファンは多いと思います。しかし彼の溢れ出る才能はその領域にとどまることができなかったのでしょう。奇行・おふざけ姿には落胆した時期もありましたが、小生にとってはやはり洋楽のルーツ・恩人・・、感謝と尊敬!カラオケでは初期エルトンの姿を思い出し、彼の名曲を味わいながら歌ってしまいます。c0119160_18135568.gif
c0119160_1814696.jpg
                  


                               おわり(09.1.24)




                *次回は伝説のハードロックバンド「レッドツェッペリン」を紹介します。c0119160_18154017.jpg

  by rollingwest | 2009-01-24 16:07 | 洋楽(ロック・POPS) | Comments(52)