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<2007年12月1日>日本200名山:奥多摩「大岳山」


日本200名山に付き合ってくれる方は主にFツアーの皆様ですが、弟の会社上司であり小生とは同い年で大学同級生である「マツさん」とこのたび知り合うことができました。      


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      ....日本200名山「大岳山」(1,267m)、別名「鍋冠山」。なるほどそういう形をしている。...


この方は200名山をすでに170座も制覇しているつわもの(小生まだ118座)で、日本民俗学・歴史・神社仏閣・史跡・お酒・麻雀・レトロ文化・怪獣等への造詣が深く、小生と趣味がバッチリ合います。
今回、彼に奥多摩の200名山「大岳山」を案内してもらい今年最後の山紅葉を満喫してきました。


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     .....紅葉樹と御岳ケーブルカー橋梁の鮮やかなコントラスト、絵画のような風情...



奥多摩へのアクセスはやはり電車が一番、朝9時前に青梅線「御嶽駅」で待ち合わせ。紅葉眩い山へのアプローチは「御岳ケーブルカー」で稼ぎます。市電のようなレトロ感が漂う車両が急傾斜を登っていく姿は実に絵になりますね。いよいよ楽しい旅の始まり、始まり~!\('∀'*)/ヤッホ~ 


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 .....紅葉の鮮やかさと、ゆっくり登山するケーブルカーの雰囲気が実にほのぼのとしている。...


ケーブル駅を降りて「御嶽神社」に向う道はよく整備されていて、まだ見頃ある黄金の錦秋が味わえます。ここは手軽なハイキングコースで通常は多くの人が賑わう場所ですが、初冬の早朝で人のない静かな雰囲気。光溢れる小春日和・紅葉のもと、贅沢な気分で逍遥歩きを楽しめました。


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    .....今回も光の多い紅葉に遭遇できた!美しい道を歩くさわやかな朝・いい時間...



奥多摩の街・坂道は実に風情があります。宿坊・古い旅館・雑貨屋などがあり、そこを通過すると、胴回りが巨大な「神代ケヤキ」(御嶽神社の神木)が現われました。実に貫禄があるねえ~。


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...レトロ雰囲気漂う茅葺家の脇を過ぎていくと、神代ケヤキ(御嶽神社の神木)が鎮座していた。....


いよいよ「武蔵御嶽神社」の入り口に到着。大きな杉と大灯篭があり、ここが由緒と歴史ある霊験あらたかな神社だということを感じさせます。紀元前90年(崇神天皇時代、なんと古墳時代じゃ~)、今から2千年前の創建、山岳信仰の隆盛とともに栄えた関東大霊場の1つなのです。



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  ....御岳神社入り口にある大杉と大灯篭。鳥居をくぐって神社への石段を上がっていく。...



驚いたのは狛犬が「狼」だったこと。そういえば2年半前に登った埼玉「両神山」の神社も同じ狛犬した。マツさんによると、秩父・奥多摩の山々は昔「ニホンオオカミ」の生息地で、明治時代まで存在していたとのこと。食害野生動物を食べるオオカミは農業面で神聖視されていたのだそうです。

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  .....真っ赤な紅葉と御嶽神社本殿。狛犬狼の形相は迫力満点。2対のウルフが神社を守護する。...c0119160_13522020.jpg
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     .....崇神天皇時代、紀元前に創建されたと伝えられる威厳と歴史ある社殿...




御嶽神社に別れを告げ、奥宮方向に足を進めていくとやがて分岐点に到達。そこには巨大な杉が聳えていました。「天狗の腰掛け杉」と呼ばれる銘木で何と60mもあるとのこと!まさに神の化身。

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    .....御嶽神社を守る大神木・「天狗の腰掛け杉」。日本有数の高さを誇っている...




標高を上げて行くにしたがい紅葉は殆ど見られなくなり、冬枯れ木立の山道に変わってきました。
もう12月の山歩きですから、この風景が本来の姿なのですが・・。この寂しさもまた一興。


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     .....冬枯れの杉木立の道を行く。これもまたなかなかの雰囲気があるものだ。...



奥の院・鍋割山経由でようやく「大嶽神社奥宮」に到着~!結構きつかった。でもまだ頂上ではない・・。見上げるとかなり急峻な道、ここからの登りがまた厳しそう・・。もう一息だ~!\(≧O≦)g!


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.....「大岳山」から俯瞰するパノラマ。東京都の最西部に位置する。↑(クリックすると拡大表示)...



ついに「大岳山」(1,267m)登頂! 奥多摩・丹沢・奥秩父の山々が俯瞰、ここは唯一東京都に存在する日本200名山なのです。頂上では最大のお楽しみビールと弁当。調子に乗り焼酎までも・・。


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   ....登山道途中には「烏天狗」石仏があった。見晴らしいい所でマツさんと2ショット....



大岳山の山頂直下は露岩帯があり、谷側は切れ落ちているので通過には注意が必要です。
奥多摩氷川へ下る鋸山尾根コースは岩場アップダウンがあり、転落事故も多い危険なルートなのです。


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   ....山の途中は、殆ど紅葉は終わりに近かったが、鮮やかなものも見られた。....



標高を下げていくと再び美しい紅葉風景が現われてきました。その都度、デジカメで撮りまくり道草をしてしまう私。マツさんは、単独行が多く登山スピードが目茶苦茶に速い。多分小生とペースが合わなくて相当イライラされたのではないか、と後程反省・・・。でも、この方は表情も変えず黙って小生をじっと待っていてくれました。(スンマセン)  足が速くて単独行、「加藤文太郎」みたいな人だ。


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   ....(左)杉林の中で黄色いナラ葉群まるでお花畑のようだった。(右)奥多摩の町を望む....



奥多摩・氷川渓谷に下りてくると再びカラフルな世界。赤い橋や渓谷流の青さと紡ぎあう紅葉、色彩コラボは、歩き甲斐のあった「大岳山」の疲れを忘れさせてくれます。(でも実にいい山だった!)
流れる渓谷の心地よい水音を聞きながら、最後は定番の温泉で疲れを癒し、実に満足々々~。

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    ....橋梁の下は氷川渓谷。紅葉と清流が美しい。温泉に浸かって疲れを癒す。...


手軽に登山が楽しめるご当地は日頃多くのハイカーで賑わいますが、今日は比較的人出が少なく静かな奥多摩。今年最後の山は小春日和の紅葉に恵まれ、ラッキーで実に楽しい1日だった。
マツさん、初めて付き合っていただきありがとうございます。次回は迷惑かけぬよう気をつけます。


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      ...レトロな外観の.奥多摩駅。夕刻イルミネーション、雰囲気が実におしゃれ。...



今まで東京から離れた遠くの山ばかり目に向けていましたが、東京都の山も実にいいものだ!
今年最後の手仕舞い山行が想像以上に充実していたので、満足感に溢れて帰路に着けました。
来年もまたいい山との出会いがあることを楽しみにしています。


                                                      おわり

  by rollingwest | 2007-12-22 13:16 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(17)

<2007年11月25日>「秀麗富嶽十二景」(その2):百蔵山(紅葉リベンジ)

★秀麗富嶽十二景・第7番」(百蔵山)

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       ....↑両脇の写真・地図をクリックするとが拡大表示されます。↑......


     ....下記HPからは、↓富嶽十二景個々の山からの美しい富士が望めます。..
             リンク:HP「秀麗富嶽十二景写真デジタルミュージアム」



山に復帰して以来、天候に恵まれず、素晴らしい紅葉や山の展望を味わえなかったこの秋。
こうなったら、天候連敗続きジンクスとモヤモヤしていた気分を強制的に断ち切ってやろう!
前日の天気予報を確認したら、11月25日は快晴予報(^O^)!です。こりゃ~行くっきゃないね~!

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     ...当日は.雲ひとつない快晴!青空に映える素晴らしい紅葉と富士山だった!.....


「今回はビール飲まない・運転する」と誓って、またもカミサンを連れ出して家を5時30分に出発。
めざす山は「秀麗富嶽十二景」の第7番「百蔵山」(1,003m)。
10月「雁ゲ原摺山」に続き、今回も「美しい富士山のパノラマ」へのトライ。そして「紅葉のリベンジ」


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    ....「百蔵山」のシルエット、朝の光に輝く中央高速を越えると登山口は近い.....


天気予報はバッチリと当り、雲ひとつない一面の青空!ついに待ちに待ったシチュエーション。
中央高速大月ICを降りて朝7時過ぎに登山口に到着。気持ちのいい山道をゆっくり登り始めます。


              ....↓クリックすると写真が拡大表示されます。....
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  ...(左)真赤なクサギの実と広葉樹... (右)マムシソウ、鮮かだけどやや毒々しく不気味な実...



心地いい風がそよぐ山道には、秋の美しい紅葉や真赤な実が目に飛び込んできます。
その色の鮮やかさは、日光と青空のコントラストがあってこそ一層映えます。
錦秋の美しさ」を楽しむためには、「光」・・・これこそが絶対不可欠な必要条件といえましょう。


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  ....青空と光があればこそ、紅葉の美しさが一段と浮き上がりその感動は増す。....


晩秋の陽だまりの中をゆっくり登っていきますが、早朝なので誰とも交錯せず静かな山歩きの路。
1時間半、頂上に余裕でゴールイン。なだらかな山容を象徴するように頂上も広々とした公園のよう。


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    ...(左)気持ちいい登山道、誰にも合わない.... (右)頂上に到着、見晴らしのいい広場だ。....


頂上からの眺望は実に素晴らしい!やはり「秀麗富嶽十二景」のにふさわしい見晴らしです。
まさに小春日和♪**(^,^)。 まだ朝の9時すぎ・・・。頂上ではのんびりといい時間を過ごしました。

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       ...「百蔵山」からの「富士眺望」。杓子・御正体の山々が前衛として横たわる。.....



青空に映える紅葉はまさに「錦秋」、実に鮮やか!絵画の中にいるような感動的な光景でした。
天候連敗続きで紅葉感動を味わえなかった今年の悔しさを一挙に取り戻し、ついにリベンジ実現!


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          ....青空の中で、鮮やかな楓はまるで千代紙の模様のようだった。.....

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    ....「.これ以上ない!」と言っていい位、深紅の楓が覆い被さる山道のモミジ風景.....


11月末近くの山は枯葉ばかりになるのが通常ですが、今年の紅葉は実に遅く、こんな素晴らしい光景を初冬に近い山道で見られるとは・・・。  やはり地球温暖化の影響でしょうか。


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 .....(左)サルスベリのような大木を傍らに見て下山..... (右)秋の象徴、光るススキは風流がある。.....


陽だまりに輝くススキなど「晩秋の風情」を味わいながら、下山を終えたのはまだ11時前でした。
お弁当も広げることなく、昼前に下山した余裕のハイキング。まだまだ時間は十分残っています。




★錦秋深まる「桂川渓谷」と「猿橋」


9月2日に初めて訪ねた「猿橋」「桂川渓谷」。今回はカミサンを連れて再びおとずれてみました。
当時は木々の緑が青々と輝いていましたが、今日は錦秋モミジとの色彩コラボレーション。


              ....クリックすると写真が拡大表示されます。↓....
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      ...3ケ月ぶりに訪れた猿橋と桂川渓谷、深まる秋の渓谷は風情が漂う。....

           
渓谷でお弁当を食べた後は、またも「大月郷土資料館」を訪問し「白旗史朗」常設写真展を見学。
白旗史朗氏が初めて撮影したときの「秀麗富嶽十二景」の拡大パネル写真が飾られています。
一般の方が競い合った第14回の「秀麗富嶽十二景」コンテスト優秀作品もまだ残っていました。

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            ....再び「大月郷土資料館」を訪問して白幡写真展を鑑賞.....


帰りに大月ICに乗ったのは13時半、中央高速は渋滞なく快適スイスイ。昼間に帰宅できました。


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    ...「猿橋」から見る「桂川渓谷」↑。水路橋をおおう紅葉とコバルトブルーの対照.....


                                     
9月に「大月郷土資料館」を訪れた時に初めて知った「秀麗富嶽十二景」。2つ終えてあと10座。
山は逃げるわけではありません。これから天気が確実にいい快晴日を狙って「思い立ったら吉日」「早起き・早立ち・早帰り」で行くことにいたしましょう。 気楽に気長に楽しみを待ち続けましょう。

             リンク:山中湖快気祝い・大月探訪

             リンク:復活登山:「秀麗富嶽第十二景」(その1):前編

             リンク:復活登山:「秀麗富嶽第十二景」(その1):後編


             
                                               (おわり)

  by rollingwest | 2007-11-25 15:17 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(16)

<2007年10月20-21日>秋田・岩手の名山を訪ねて(Fツアー復帰登山) 


★東北の山

東北大陸には実に多くの名山があります。

東北6県に存在する200名山をカウントしてみると31座(うち百名山が16座)にもなりました。
標高が高い山は意外と少なくて2千m以上の山は7座しかありませんが、豊かな植生・野生動物、湿原・池塘、大らかなパノラマ風景・温泉に恵まれ、これらの山々は実に飽きることがありません。

ネックといえば、やはり東北大陸はドデカくて遠くてアクセスが不便、なかなか手軽には行けない場所だということでしょうか。


 ...朝もや、秋田の田園風景(大曲IC付近)、東北の山を象徴する田んぼ旅情....
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東北北部(青森・秋田・岩手)はまだまだ手付かずの自然が多く残っており、ブナ大木などが多い原生林を有する深山が多い(世界遺産で有名な「白神山地」は青森・秋田県境)ことが特徴です。



★第1日目:「風雨の苦行登山」
<日本200名山・「和賀岳」(1.440m)>

東北地方を東西に分ける巨大な脊梁・「奥羽山脈」において火山に関係ない山は少数派ですが、今回訪れた2つの200名山はそれに該当し古い地層が隆起・侵食によって形成された山地です。
1日目に訪ねた「和賀岳」は秋田・岩手県境の壮年期山地で、「ブナ原生林がたくさん残る奥深いマタギの聖地」なのです。

 ...「和賀岳」甘露水コース登山口。真木渓谷全体を俯瞰するセンスいい看板.....
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金曜夜に東京を出発した夜行バスは雨の中。天気予報も雨天確実で半分あきらめムードで北進。しかし翌朝、登山口到着時は晴れ間が覗いています。
「何とラッキー!やはり我々は日頃の行いがよいのだ・・・。」と一瞬錯覚させてくれました。


しかし登り始め徐々に標高を上げていくとともにその願いは虚しくやはり雨が降り出してきました。すでに晩秋。緯度・標高が高い東北山地の雨は冷たく、いよいよ修行登山のスタートです。


 ...晴れてこんな風景↓が見えると期待したが残念!雨にたたられてしまった。...
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今年は8月が史上最高猛暑、9月も残暑も厳しかったため全国的に紅葉は大幅に遅れています。
通常この時期の東北北部はモミジも終わり枯葉が目立っているはずですが、今回丁度色付きのいい見ごろを迎えていました。しかし紅葉の美は光と青空がないとその彩りは全く映えないのです。


      ......紅葉の色づきも申し分なかったが・・・、実に惜しい。「もっと光を!」.....c0119160_2112052.jpgc0119160_21121878.jpg
薬師岳を過ぎると広々とした草原が出現。ここは夏に高山植物が咲き誇る「お花畑」なのですが、今の状況は極楽浄土と対極。冷たく厳しい風雨に向う我々はまさに「野晒し修行僧」状態でした。
さらにクマザサが生え放題の登山道では、覆い被さる葉の雨露がさらに身をグッショリと濡らして体を冷やしてくれます。  (T_T)「たまには地獄もいいもんだ~!」ヤケクソ・・(笑)


          .....稜線に出ると強い風と冷たい雨に悩まされた。(苦行の行進)...
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      .....風雨に晒される広い枯草高原にもあちらこちらに秋の風情が見られる。.....c0119160_2159582.jpgc0119160_21594282.jpg



秋田・岩手の山奥は世界に名だたる豪雪地帯。「和賀岳」周辺もブナやミズナラ等の巨木が沢山生えています。この母なる森が豊富な生命を育み、熊が多いマタギの里となっているのでしょう。

     .....さすが秋田の深山・豪雪地帯、ブナの巨木があちこちに聳えていた。.....c0119160_2142277.jpgc0119160_21425156.jpg
 ...広葉樹林はいい紅葉だったが紺碧の空があればもっと感動できたのに!....c0119160_2144879.jpgc0119160_21442227.jpg
「食山人さん」の生まれはこの近く「和賀仙人」という場所なのだそうです。なるほど、毎週のように幾多の山をハンティングするその姿を見れば「狩人マタギ」の血が流れているのかもしれません。
それとも「お酒の仙人」の方でしょうか?どちらにしても私には違和感がありません。


和賀岳山行はかなりの時間を要し下山時はもう闇が迫っており、まさに「秋の夕日は釣瓶落とし」。



★海の幸満載!男鹿半島の民宿「夕なぎ」

男鹿の民宿「夕なぎ」はFツアー東北遠征時の御用達宿。絶品料理が大人気、今回で3回目です。
念願の宿湯に浸かって、氷雨に濡れた体はようやくポカポカと生き返りました。
これからは本日のメインイベント「豪華な海の幸三昧」の時を迎えます。

.....男鹿半島.民宿「夕なぎ」での新鮮な海の幸、ヒラマサの刺身は今にも動き出しそう!.....c0119160_21515410.jpgc0119160_2152125.jpg

タイやヒラマサの舞踊り、しょっつる汁に秋田の美酒。瑞々しい「あきたこまち」の新米御飯。
地獄を経験した後の極楽境地は余計に素晴らしい~!心地よい酒悦は瞬く間に体中を駆け巡り、自分の記憶は遠のいてあっという間にコロンと昇天してしまいました。

     ....鯛の船盛りは実に豪華で感動的! 右は秋田名物の「しょっつる」.....c0119160_21534020.jpgc0119160_21535243.jpg




★第2日目:「焦らされ続けても、最後は女神の慈悲」
<日本200名山・「姫神山」(1.124m)>

  *2日目はカメラを一時的に紛失してしまい、以下の写真は食山人さんに提供頂きました。


荒れ狂う怒涛の日本海。バスは秋田男鹿から東北大陸を横断し一路岩手に向かうものの、今日もずっと天候不安定状態が続きます。(空には何度も綺麗な虹が見えるのですが・・・)
「冷たい雨での行軍・二の舞はもう勘弁」、「姫神山」を中止して温泉極楽コースを選択するのか、登るのか、皆は最後の最後まで悩みまくります。


....「夕なぎ」さん↓大変お世話になりました。日本海・男鹿半島の磯に押し寄せる荒波怒涛.....c0119160_2233920.jpgc0119160_223528.jpg


強風・曇り・局地的な雨、でも時折青空と太陽が覗き、「姫神山」はさんざんと迷わせてくれました。
我々の男心は弄ばれ、焦らし続けられ、その名の通り最後まで気をもたせてくれる罪な女性です。
登山口に着き決断!曇りだが頂上は見えている。ここまで来た以上、行くっきゃない。いざ頂上へ!


    ....↓登り道で遭遇した「一本杉」、さすが貫禄ある名木だ!....c0119160_6103562.jpgc0119160_221253.jpg

   ....「姫神山」の登り道は快適。天候は不安定だったが虹が1日で10回近くも見えた。....c0119160_2212298.jpgc0119160_6141454.jpg


ようやく頂上!そこは素晴らしいパノラマ!さすが女神様・・・、最後は優しく受け容れてくれました。風は強かったのですが、最後にいい景色に恵まれた喜びに浸ります。最後まで「姫神山」の登山に拘り続けたM子様・・、ありがとう!女神は実は貴方だ~!


      ....「姫神山」の山頂は花崗岩の露岩群、頂上風景は名前とは逆に男性的.....
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北上川を挟んで眼前には、日本百名山「岩手山」(2,038m)の男性的な勇姿が迫っていました。
均整優雅な「姫神山」と男神「岩手山」は、昔は夫婦だったそうです。昔は・・。(つまりバツイチ)

          ...目の前には、冠雪の「岩手山」の雄大な風景.....
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当地の伝説によると夫婦の間に割り入ってきたのがもう一つの日本百名山「早池峰山」(1,917m)、
この浮気に対して「岩手山」はついに激怒、噴火爆発して大荒れとなったとのことです。

それ以来「姫神山」と「岩手山」が晴れれば「早池峰山」は曇ってしまい、「姫神山」「早池峰山」が晴れると「岩手山」は曇るというビミョーな三角関係になってしまいました。
   (神様とは思えないあまりにも人間的な愛憎劇・・)
なるほど「岩手山」が見えた当日は「早池峰山」の方はガスに覆われて全く見えませんでした。

           ...一本杉キャンプ場へ下る時の岩手山パノラマ.....
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帰りの高速道路も懸念したほどの大渋滞にはならず22時過ぎに帰宅できましたが、バスの乗車時間は9時間近く。やはり東北大陸は本当にデカイ・・!
  (特に岩手県が広くて長い。宮城・福島両県は後半戦という感じです。)

でもその車中は腹がよじれる程に爆笑しながらの9時間、そんな長丁場を全く退屈せずに本当に楽しいバスの旅でした。
(山を歩いている時間より、酒飲んで大笑いした時間の方が断然長くて濃密だったなのですから)


...「酒仙」と化した「喜悦の和賀仙人」:食山人さん。姫神山をあとにして楽しい爆笑帰京バス....c0119160_22184093.jpgc0119160_22185426.jpg


皆さんの酒量、食と趣味へのこだわり・辛らつジョークの突っ込みと大ボケ、長い人生経験で培った人間の深み、さらに新しいことに挑戦していこうとする意欲、本当にスゴイ!全くかないません。
団塊世代の先輩皆様方の「中高年パワー」には最後まで圧倒され続け改めて敬服した次第です。

                                                    おわり

  by rollingwest | 2007-10-21 21:04 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(12)

<2007年10月7日> 復活登山:「秀麗富嶽十二景」(その1)「雁ケ原摺山」「姥子山」:(前編)

★旧:五百円札の富士風景で有名な山を訪ねて(第1番「雁ケ原摺山」「姥子山」

ようやく9ヶ月ぶりに登山復帰いたしました。
今年1月の富士山パノラマ登山(Fツアー:御坂十二ケ岳)以来のこと。
腰骨破砕事故遭遇にもかかわらず、またこのように健康体で山に登れるとは実に幸せなことです。

今回復活登山に選んだのは「秀麗富嶽十二景」の「雁ヶ原摺山」(がんがはらすりやま:1,857m)、
ここは懐かしき旧五百円札(岩倉具視)裏デザインに採用された富士風景で有名な山なのです。
そしてそこに連なる「姥子山」(うばこやま:1,503m)、この2つが「秀麗富嶽」第1番であります。


         ......↓クリックすると拡大地図を見ることができます。........
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...「秀麗富嶽十二景」の山々を紹介。「大月郷土資料館」HP(掲載許可済)....
               リンク:「秀麗富嶽十二景写真デジタルミュージアム」


先日の「大月探訪」で「秀麗富嶽十二景」の存在を知り、これから毎年2~3座ペースでこれらの山々を少しずつ登り、四季おりおり富士山の秀麗美を楽しんでいこうと思います。(⌒∇⌒)ノ"


★雁ケ原摺山

折りしも昨日(10月6日)は富士山が平年より5日遅い初冠雪の姿を見せました。
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...史上最高の猛暑も今は懐かしい。「富士初冠雪」の便りが入りいよいよ本格的な秋...


「綺麗な富士が見えるぞ!駐車場登山口から1時間の歩きだから、楽勝々々、大丈夫!」とあまり気乗りしていなかったカミサンを言いくるめて強制連行。
朝7時過ぎ「大峠」駐車場(大月ICから510号線を北上)に到着してゆっくりと登山開始しました。

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.....今年の紅葉は非常に遅い・・・。まだ緑色のブナ道は何か初夏の季節かと錯覚してしまう。....c0119160_2131766.jpgc0119160_21313592.jpg
.....風情ある山道を登っていく。苔がびっしり生えている岩(右の上下)が出現!実にいい山.....
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足慣らし・腰慣らしのトレーニングでしたが、歩きは実に快調。9ヶ月のブランクは全く感じません。
1時間程登れば早くも頂上近くのビューポイントに到着、何人かのカメラマンが待機していました。
しかし富士山は見えるものの、立ち込めた雲の上に頭がチョコンと見えるだけ・・・。

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.......晴天で富士山は見えたもののガスに覆われ「五百円札デザイン」のパノラマは見えず....


快晴予報は結局ガスの多い日になってしまいチョビハズレ~、クッキリ乾いた紺碧の空でなかったため待望の「五百円札富士風景」↓を残念ながら味わうことができませんでした。→(T_T)
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..... 「秀麗富嶽」写真コンテスト2006優秀作品、本当はこんな風景が見えるはずだったのに~(涙).......


★姥子山

「ここでもう駐車場にすぐ帰ってしまうのはあまりにも惜しい・・。」
「ここまで来たんだから、素晴らしい富士がまだ見えるかもしれないし、姥子山まで行こう!」
・・と長い歩きに気乗りしないカミサンを説得します。(実は初めから計画的犯行)→(`∇´ )


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.....まだ高山植物が綺麗!(左)ミヤマトリカブト、(中)ミヤマママコナ、(右)ヤマホタルブクロ.......


しかし「姥子山」への往復は結構きつかった・・・。→゜゜(´□`。)°
(厳密には姥子山へは下り、ピストンで戻るときが登り。とにかく登り戻りの道が長く感じました。)

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....似ているが全く花が違う。(左)フジアザミ、(右)タムラソウ(菊の仲間)、虫が気持ちよさげ......
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          .....ミヤマトリカブトの花をクロ~ズアップ!.......


姥子山頂上からもついに「富士山」のお姿は拝めず、下山してみたら結果的に5時間半の行程になってしまっていました。「こんなに歩かされて、騙された・・。」とブーイングのカミサン。→(`×´)
でも登った時の開放感は、尖突なピークがある「姥子山」の方が断然よかったですね。→ヽ(゜◇゜ ) 
そして花とキノコ発見に夢中だったのは彼女の方でしたので、むしろ感謝してもらいたいもんです。


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...「姥子山」頂上見晴しは開放感あり。快晴だったらこんな絶景が見えるはずだったのに。....


今回の「復活登山」は期待した程のパ゚ノラマには恵まれずちょっと残念でしたが、道のり途中での「みちくさ」が実に楽しかった!  季節は過ぎているのに綺麗な高山植物が結構残っていました。
そして何となんとキノコが30種類以上見つけられたのです。「キノコ狩りしながら逍遥」~これこそ、秋の山の醍醐味ですね。 →傘\(@^▽^@)ノ傘   キノコの詳細は後半で写真紹介しましょう。



帰りは藤野ICの近く「東尾垂の湯」(藤野温泉病院の隣)で汗を流しました。
温泉治療「リハビリ施設の100%かけ流しの湯」でお肌ツルツル・本物感!効能がありそう。
ちょっと入場料が高く感じたけれど、実にいいお湯でした。
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温泉から上がったあとは勝手にビール飲んでいい気持ちになり、私は後部座席でホロ酔い爆睡。
急遽運転させられることになったカミサンからはまたブーイングをいただきました。(笑) スマソ  
でも連休にもかかわらず帰りの中央高速はスイスイ、やはり早立ち・早帰りが鉄則ですね。


「秀麗富嶽十二景」、今回初めて第1座を踏破したことを契機にこれから順番に登っていこう。
また新たな楽しみが増えました。

                                               (後半に続く)

  by rollingwest | 2007-10-07 17:36 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(13)

<2007年10月7日> 復活登山:「秀麗富嶽十二景」(その1)「雁ケ原摺山」「姥子山」:(後編)

(前半より続く)

★キノコ満載の山

いや~、びっくりしました。さすが10月の山、キノコのオンパレードでした。
木々の紅葉は全く早かったのですが、地面では色とりどりのカラフルな傘が沢山開いています。

とりあえず図鑑を開いて名前を調べてみましたが、聞いたことのないものが殆どです。
どれが毒キノコか、食べられるものなのかさっぱりわかりません。
 
(専門家の方にも名前を確認してもらい、なんとか種別判明ができました。)


(左)↓カワリハツ(食用:辛味やクセがなく煮こむとダシがでるのでおでんや煮物に適す)c0119160_1730179.jpgc0119160_1730367.jpg
(右)ツバフウセンタケ(食用:白樺林によく生える。ひだは淡い薄茶色からのちに褐色に変化)↑ 



シロハツ(左・右)↓(食用:スライスで胡椒かける。しかし肉はボソボソしていて口あたりは悪い。)c0119160_17373698.jpgc0119160_17375855.jpg

             
  
(左)アミタケ↓(食用:ぬめりが味噌汁に合う)  (右)キンチャヤマイグチ(↓食用:炒め物が美味)c0119160_17414873.jpgc0119160_17421112.jpg

 
          
ベニヤマタケ(左・右)↓(食用:完全に毒キノコかと思ったら、なんと食える!酢の物・すまし汁用)c0119160_17434954.jpgc0119160_17441111.jpg


         
↓(左)クチベニタケ(不食:胞子排口がちょこんとした口紅に見える、世界的には稀種らしい)c0119160_17462240.jpgc0119160_17464815.jpgc0119160_1747370.jpg
  (中・右)ホコリタケ(食用:別名キツネノチャブクロ↑、老菌はつぶすと胞子が煙のように出る) 



 ↓(左)カバイロツルタケ(食用:中華風に炒めてアンカケにすると美味しい)c0119160_17514287.jpgc0119160_17515926.jpgc0119160_17525163.jpg 
             ドクツルタケ(左:成菌、右:幼菌)↑(猛毒:食べたら間違いなく死ぬ) 

  
          
↓(左)ヤマイグチ(食用:白樺林に多い。炒めて食す)、シメジモドキ(右)↓(食用:別名ハルシメジ)c0119160_17583578.jpgc0119160_1758547.jpg

         
     
↓(左)ドクベニタケ(毒:強烈な苦味)   (中)↓アカチシオダケ(不食:傷付けると赤い液が出る)c0119160_1805069.jpgc0119160_1814970.jpgc0119160_182778.jpg
    (右)コテングタケモドキ(毒:柄にツバがあり、根元に袋状のつぼがあるのが特徴)↑



↓(左)ヌメリイグチ(食用:ぬめりあり・ナメコ汁に似て人気あり) (右上)ニガクリタケ↓(猛毒)c0119160_1812855.jpgc0119160_18214963.jpgc0119160_18221647.jpg
     エセオリミキ(中)(食用:味噌汁用)↑  クヌギタケ(右下)↑(食用:エノキダケと同じ調理)



クリタケ(全部)↓(食用:切株・木の根元に重なり合い群生。コクのあるダシが出て鍋物に合う)c0119160_18362842.jpgc0119160_18364143.jpgc0119160_1836558.jpg 
 
   
      
ベッコウダケ(左)↓(サルノコシカケの一種、根株に寄生して腐朽させてしまう。果樹園被害も)c0119160_18414768.jpgc0119160_18421682.jpgc0119160_18434855.jpg
(中) ヤマイグチ(食用:饅頭の傘が特徴)↑、(右)ベニハナイグチ↑(食用:肉締り歯切れ良く美味)



カニノツメ(左)↓(不食:まさに地面に生えた蟹爪みたい。粘液があり糞のような臭い)c0119160_18481821.jpgc0119160_18485948.jpgc0119160_18491432.jpg
  タマゴタケ(左:成菌、右:幼菌)↑(食用:派手な色・毒キノコと思ったが食べられるとは意外!)

      

(左)↓ヒイロベニヒダダケ、(中)チシオタケ↓(いずれも不食:広葉樹腐朽木に生える)c0119160_18545519.jpgc0119160_18551180.jpgc0119160_18552585.jpg
            (右) イタチタケ(食用:頼りなげ繊細な美しさがある。炒め物に適する)↑



さすがキノコは奥が深そう。シロウトが勝手に判断するとロクな目に遭わないでしょう。
でも9ケ月ぶりの復活登山は、秋の風情を十分に味合わせてもらいました。

「ローリングウエスト山紀行2007」も長い間ブランクでしたが、ようやく記事が埋まりました。
今年中にあと2~3の登山レポートを載せたいと思っております。
                                                   (おわり)

  by rollingwest | 2007-10-07 16:25 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(6)