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<2008年12月20~21日>08年登り納め(冬富士と清流名水を楽しむ)

★今年最後の登り納め

今年は思い出に残る登山を多く経験できました。食山人氏とは数々の充実山旅(立山連峰・浅間山・会津朝日・北ア黒部源流・岩菅&白砂山)、マツさんとは南ア秘境(池口岳)でのテント泊。
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しかしまだ3人で一緒に山に行ったことがなく(今年4月、青梅昭和レトロ歩きで2人を初紹介)、一度登ろうということで、食山人氏から富士が楽しめる山で今年の登り納めを企画して頂きました。


          ....雨ケ岳登山道から、間近かに仰いだ「冬富士」の迫力ある勇姿....
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食山人氏は沼津の某会社社長として、単身赴任で静岡県清水町(三島・沼津の中間)のマンション(こちらが本宅のような感じ?)で暮らされていますが、下山後に駿河湾の幸をご馳走になり御宅に泊めてもらいました。まさに食と山への拘りの恩恵に預かり、お世話になりまして感謝至極です。




★富士山が眼前に迫る「雨ケ岳」からの眺望

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20日早朝にマツさんを宮前平駅(川崎)でピックアップ、東名川崎ICから富士宮(西富士道路経由)を北上し朝霧高原の「道の駅」で食山人氏と合流。登山口は高原西側にある「A沢貯水池」です。
当初は隣接「毛無山」から縦走予定でしたが、今年は雪が多く危険なので「雨ケ岳」ピストンに変更。

        ....「A沢貯水池」(飲料水源)の遥か向こうに冠雪した美しい富士が聳える。....
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「雨ケ岳」は静岡・山梨県境に鎮座し、ダケカンバと笹に覆われる静かな山(登山者も少ない)で隣は初日の出登山で賑わう「竜ケ岳」があります。「端足(はした)峠」経由コースを9時過ぎ登山開始~

   ....(左)登山口付近、乾田・冬枯れ木に富士背景 (右)これから登る「端足峠」を見上げる。....
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今年は例年になく富士山の冠雪量が多い気がします。2週連続で関東には氷雨が降りましたが、この周辺も雪が多く積もったようでまだ真新しい残雪状態でした。ザクザクと笹道を踏みしめて行くと、40分で「端足峠」(竜ケ岳の分岐)に到着。今日は風があるけど南風で暖かい絶好日だね~!


   ....(左)先週の新雪がまだ多く残る。(右)お札デザインに登場する「本栖湖」を見下ろす。....
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足元には富士五湖の一つ「本栖湖」が見えました。旧五千円札(1984年発行)や現在の千円札に描かれた「湖面の逆さ富士」は「本栖湖富士」がモデル。湖を見下ろすと金廻りがよくなるかな・・?

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「端足峠」からの富士山は木の間から顔を見せますが実に大きく感じます!(距離が近いから?) 富士山裾野も均整が取れており頂上のギザギザも平坦に近くて、実にいい形だなあと思えました。

   ....(左)端足峠からの富士は間近に迫りいい形。(右)雨ケ岳を登る2人に富士の背景....
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   ....木々の間から望む白雪の「南アルプス・白峰三山」(右から、北岳・間ノ岳・農鳥岳)....
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静岡・山梨の魅力はやはり富士山や南アルプスを美しく眺められること。意外にも冬が眺望絶好の季節、太平洋側は雪が殆ど降らず西高東低になるとクッキリと晴れ渡って見晴らしが利くからです。
でも今日は風が強いのに全然寒くない!南風なのに空気は澄み渡り富士山は鮮やかな姿です!

   ....再び、雨ケ岳登山コースからの富士。今日は結構風が強いのに暖かくて絶好日和....
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   .... 雄大な富士裾野、朝霧高原を見下ろす (左)裾野の遥か先に西伊豆が横たわる。....
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11時半前に雨ケ岳頂上に立つと、右手遠方には駿河湾に浮ぶ西伊豆半島が!雲の上に連なっていた半島はまるでアルプス連峰のよう・・。風のない笹陰に下り、昼のひとときを十分楽しみました。

   ....(左)ついに登頂!マツさんと食山人氏 (右)雨ケ岳頂上は強風、雲が次々流れ行く。....
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14時前には登山口に下山。年末近くとは思えないほど暖かったパノラマ登山を満喫した後は再び「道の駅朝霧」に戻って2台の車で沼津方面に向かいます。食山人氏お住まい清水町の御宅からは愛鷹山越しの富士が実に美しい!いいですねえ・・、こんな素晴らしい景色を毎日見れて(羨)


  ....(左)食山人氏マンションから見える風景。愛鷹山&富士山  (右)↓雨ケ岳は静岡・山梨県境....c0119160_14424381.jpgc0119160_14581358.gif
           ....清水町は三島・沼津市の間にあります。(地図クリックで拡大)↑....
  

★富士山の湧き水清流「柿田川」

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なんと、食山人氏のマンションは、富士湧水がつくるあの美しい「柿田川」の目の前にありました!
富士山の膨大な雪解け水は地下水として染みこんで伏流しており、富士山周辺には湧き水・清流が多く存在しています。私は柿田川が大好きで静岡在住時代も2回訪れており、今回三たび訪問

            ....... 柿田川公園の入口と名水讃歌の石碑....c0119160_1511461.jpg
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「柿田川」は「日本三大清流」(岐阜・長良川、高知・四万十川と並び称される)の一つであり、川底がクッキリ見えて透明な水が滔々と流れています。たまに美しいカワセミも見られるとのこと。こんな素晴らしい清流が国道1号線・大きな商業施設(シネコンもある)の目の前にあるんだからスゴイね~

           .... 「日本三大清流」に数えられる透明な「柿田川」の流れ....c0119160_1542560.jpgc0119160_1543633.jpg

          ....(左)公園内の柿田川を回遊する木道 (右)見詰め合う?2羽のサギ....c0119160_15105382.jpgc0119160_15111045.jpg

柿田川の成り立ちを調べてみると、「富士山に降った雨や雪が火山灰礫の地下に潜り貯留され、三島溶岩流の地下まで流れ下って、三島市や柿田川で地表に湧水となって現れる」とあります。
「白糸の滝」や「忍野八海」も同様・・、まさに富士山は「大自然の巨大な水瓶」なんですなあ・・。

            .......サギもくつろぐ夕刻、「柿田川」の静かな流れ....
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         .....川底にある湧水井戸。ボコボコと底砂が舞う、信じられないような水の蒼さ....c0119160_1517511.jpgc0119160_1518524.jpg

また、ちょうど夕暮れの時間帯だったので、黄昏の逆光に映える清流はまた一段と美しい!
いや~、10年ぶりにこの素晴らしい光景を堪能させていただきました!感謝・・感謝。

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「清水町」の地名はこの清流に由来するのでしょう。街風景の中には真っ白な富士山が大きな穴を見せて鎮座しています。この大穴は江戸時代の「宝永大噴火」火口跡!アバタも笑窪~(@<>@;)

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マンションから歩いて清流・絶景を味わえるとは実に羨ましい!でも食山人氏に伺うと公園に来たのは相当久しぶりとか・・。あまりにも近いといつでも見られると思ってなかなか来ないのかも(笑)




★駿河湾の「海の幸」
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食山人氏宅で風呂に入れてもらった後は、近くのうなぎ名店「うな繁」でご馳走になりました。
水が綺麗な三島・清水町は「うなぎの旨い地」で有名、そこで食通がオススメなのだから相当な店でしょう・・。最初は、深海・駿河湾の名物「桜海老」と「生シラス」、美味い!やはり産直は違うね。


      ......(左)「うな繁」の玄関風景 (右)駿河湾の幸:「桜海老の掻揚げ」と「生シラス」.... c0119160_1548554.jpgc0119160_15484999.jpg

新鮮料理に、飲み口のいい焼酎で酒量はアップ、最後の締めは当店のお薦め「鰻のヒツまぶし・石焼鍋」、これは旨い!鰻のタレがおこげと相まって絶品の味でした。さすが食山人氏のご推奨!


     ......「うな繁」独特メニュー、「鰻のヒツまぶし・石焼鍋」(静岡は食文化の東西分岐地)....c0119160_1550538.jpg
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再び戻って、食山人氏の屋久島土産・名焼酎「三岳」で飲み直し。これがまた旨くてつい飲み進んでしまう・・。山・趣味・人生観を語り合い盛り上がります。マツさんは200名山達成が再来年(現在180座前後)、食山人氏は100名山達成がリーチ寸前(現在98座)、皆さんツワモノですなあ・・・


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小生は21時半頃、睡魔に襲われ沈没・・、お二人はその後も酒量を上げて語らっていたようです。
翌朝は当然二日酔い。食山人氏は早起きして、鯵の開きを焼いて味噌汁を振舞ってくれました。


     ....... 雨ケ岳頂上で食山人氏と2ショット、今回は本当にクッキリした霊峰富士が満喫できた。....
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富士と名水風景、絶品料理に旨い酒。何から何までお世話になり、誠にありがとうございました。

                                                     おわり




◇年末最後のご挨拶


08年も残すところあと僅かとなりました。皆様には大変お世話になり、当ブログにもご来訪いただき楽しいコメントを頂戴して御礼申し上げます。また来年もよろしくお付き合い下さい。よいお年を!

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昨年同様、今年のラストカウントをユニクロック(美女ダンスのビジュアル時計)でお楽しみ下さい。

         ユニクロックの美女時計
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 ←ユニクロック昨年のダンス(YOU-TUBE)

  by rollingwest | 2008-12-23 13:15 | Comments(34)

<2008年10月18~19日>Fツアー・08秋の山旅「岩菅山&白砂山」:(その1)


                        「岩菅山」と「志賀高原」の山々


★Fツアー秋の1泊旅行


毎年恒例、Fツアー秋の1泊山旅!今年で5回目の参加ですが、この企画は毎年コストパフォーマンスが素晴らしく大いに満足しています。ちなみに過去4回は以下の通りでいずれも思い出深い!
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04年:岩木山&白神山地(青森・秋田)、05年:神室山&月山(秋田・山形)、06年:八海山&守門岳(新潟)、07年:和賀岳&姫神山(秋田・岩手)、バス長旅ですが車内での盛り上がりも最高! 以上が過去4年の内容でしたが、昨年秋の山旅はコチラから→07年Fツアー:和賀岳&姫神山

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今年の企画は、上信越国境の200名山・「岩菅山」(2295m、志賀高原の山)と「白砂山」(2140m、野反湖の近く)。雲一つない快晴に恵まれて、過去(毎回1日は雨)になく天気最高の山旅でした。

          ....志賀高原「横手山」とススキの原っぱ・・・、本格的な秋です。...
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★[1日目]: 日本200名山「岩菅山」と志賀高原の山々


金曜夜・三々五々14名の参加者が集り、22時半に集合場所を出発。バスは上信越道・信州中野IC~湯田中・志賀高原経由で夜明け前に登山口到着。秋も深まり、5時半の出発時はまだ真っ暗、ヘッドランプをつけての歩き出しとなりました。徐々に青く白んでいく黎明、今日は絶好の晴天だ~!

      .....夜明け前に登山口に到着、ヘッドランプを付け登山開始、徐々に暁光が増す。.....c0119160_20314150.jpgc0119160_20324272.jpg
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         .....ついに輝かしい朝日が登場~!今日は一点の雲もない絶好の晴天!.....
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高度を徐々に上げていくと視界は大いに開け、遥かなる山々のシルエットがよく見えてきました。
乾燥した空気、適度な涼風、雲一つない青空、こんな快適なパノラマウォークは滅多に味わえない。

     ....墨絵のような山並(新潟・長野県境)の稜線風景が、快晴の下で浮かび上がる。.....
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登山道を行くとノッキリという分岐点に到着。ここに荷物を置き、頂上へは空身ピストンで登ります。
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            ....真っ青な秋の空!日本200名山の「岩菅山」に登り詰めていく。....c0119160_20542667.jpg
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         ....岩菅山頂上からのパノラマ、南の方向には「浅間山」(左写真)が見える!.....c0119160_2164951.jpg
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朝8時頃、岩菅山頂上に到着。眼下には志賀高原スキー場(焼額、東・西館山、発哺)、昔よく来たなあ・・。ここからの眺望は一級もの、北には裏岩菅山、東に白砂から上越の山々、南に浅間山・四阿山・根子岳・横手山、西には黒姫・妙高連峰の山々と大パノラマを楽しむことができました。


  ....(左)「岩菅山頂上」で記念写真をパチリ (右)距離が離れるとさらに山の形が素晴らしい!....c0119160_2112821.jpgc0119160_21122412.jpg
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       ......「浅間山」クローズアップ!最近ミニ噴火があったので噴煙がほのかに見える。.....
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「岩菅山」は10数年前、長野冬期オリンピック誘致と環境保護活動で一悶着あったことが思い出されます。当時、堤義明JOC会長が五輪スキー会場に指定しましたが、反対派の声(天然記念物イヌワシ、ニホンカモシカ・ツキノワグマ等の棲息地)が上がり、最後は開発中止。その自然宝庫は守られました。

      ....ナナカマドの赤い実が真っ青な空に映える。これ以上望むべくもない大快晴!......c0119160_21221190.jpg
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頂上からの眺望を十分楽しんだ後、空身下山してノッキリに到着。再び荷物を装着して今度は寺子屋峰を経由して「赤石山」を目指します。日本200名山「岩菅山」は離れても離れても、山容は見応え十分!志賀奥に聳える美しいピラミッド状の勇姿をずっと我々に見せ続けてくれています。

    ....(左)依然と遥かに映える「岩菅山」の雄姿、青空視界が開けた気持ちのいい道を行く。....c0119160_21442319.jpg
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「赤石山」は断崖絶壁の岩峰、ここに立つと志賀高原全体が360度で見渡せます。高所恐怖症の人はちと厳しいかな・・(笑)眼下にはコバルトブルーに輝く志賀高原最大の「大沼池」が見えます。

          ....「赤石山」から俯瞰する「大沼池」。まるでコバルトブルーの貼り絵だ!.....c0119160_2148745.jpg



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       ....「赤石山」の頂上からは大パノラマを満喫、頂上岩で寛ぐマチ子さん......
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    ....(左)頂上で万歳するFリーダ― (右)赤石山と云うよりは緑石山だ。大沼池の青とコラボ.....c0119160_22204781.jpg


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ここから「大沼湖畔」に下る道がきつかった。急傾斜は相当なもので膝が悪い人には相当ハードな下りかもしれない。(馴れない若手組はちょっと苦戦した模様) いよいよ大沼池が見えてきた~!

             .... 「大沼池」の畔に到着、水が澄み切った素晴らしい場所.....
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「大沼池」は本日のハイライトの1つ!多くの人で賑わう志賀高原ですが、ここまで上がってくる人は少なく、実に静謐な雰囲気を感じます。間近の水は透明ですが遠くの水面は真っ青!まるで北欧の森林の中にいるようだ。(行ったことないけど・・) 湖畔で味わうビールと弁当は実に旨かった。

         .....「森と~、泉に囲~まれてエ~♪」・・、相当古いか・・ブルーシャトウ(笑).....
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                    .....湖畔で語らう仲睦まじい夫婦.....
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昼食後、ホロ酔い気分で午後の活動を開始。しばらく歩くと木道湿原が広がる休憩ポイントに着きました。ここは「四十八池」を巡る分岐点、志賀高原も尾瀬と同様に高層湿原なんだなあと再認識

   ....志賀高原の池塘群「四十八池」、木道には多くのハイカーが湿原歩きを楽しんでいた。...
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この四十八池分岐から、健脚組は志賀山を目指すルートを選択。登山道を進むと志賀山神社の
鳥居が入口ゲートの如く登場!急坂を上り、裏志賀・志賀山を極めていけば、大絶景が広がって
いました。四十八池はまさに高層湿原であることがよくわかります。大沼池も依然鮮やかな蒼色!
 
        ....(左)志賀山へ登る道には鳥居がお出迎え (右)裏志賀山頂には祠が鎮座.....c0119160_2029090.jpg

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志賀山からの下りルートからは美しい2池「お釜池」「元池」が目に飛び込んできます。「大沼池」も含めて、志賀山の噴火溶岩でせき止められたできた造詣です。幻想的な大自然の手鏡ですな~!

       ....志賀山の下山道から見えた「お釜池」(左)と「元池」(右)。鏡のように光っていた。....c0119160_20301572.jpg


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                    ....志賀山を下り、木漏れ日の道を行く。... c0119160_223225.jpgc0119160_2235656.jpg

志賀山を降り一般道に合流すると森林の木漏れ日溢れる道。いよいよ本日のゴールインは近い。
「渋池」脇を通過すると志賀高原の象徴「横手山」が見えてきました。昔スキーでよく滑ったなあ・・
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    ...光が溢れる「渋池」に到着、志賀高原スキーで有名な「横手山」が見えてきた。...
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赤石山付近から遠くに見える三角鋭鋒が目に付き非常に気になっていました。この山は志賀高原
のシンボル「笠ヶ岳」(2075m)、地元では「笠岳」と呼ばれているようです。名前にケの字が入ると、
どうしても北アルプスの名峰(7月に制覇)を連想してしまいますので、後者の方が呼びやすいね。              

...(左)終点のスキー場リフトに到~着!「笠岳」が素晴らしい!(右)リフトで紅葉を見て下る。...
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笠岳が眼前に迫るスキー場リフトで皆と合流。ここからリフトを使って楽チン下山、下で待つマイク
ロバスに向かいます。たまには歩かずに、スキー場設備を有効利用するのもいいですなあ・・。
紅葉を見ながらのリフトダウン、本日味わったパノラマの数々がフラッシュバック・・(楽しかった~)
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                                       ↓(その2)「白砂山」の記事に続く

 

  by rollingwest | 2008-10-26 20:02 | Comments(32)

<2008年10月18~19日>Fツアー・08秋の山旅「岩菅山&白砂山」:(その2)

(その1)岩菅・志賀高原の山から続く


                      「草津白根山」と「白砂山」


「岩菅山」と志賀高原の山々を十分満喫し、Fツアー一行は本日の宿「尻焼温泉」を目指します。
温泉へ向かう途中、志賀高原きっての観光地「草津白根山」の湯釜を訪ねてみることになりました。
ここは活火山・草津白根の火口が手軽に見渡せるビュースポット、私自身としては今回で3回目です。


      ....「草津白根火山」の「湯釜」、いつ見てもミルキーブルーで独特の雰囲気がある。.....
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日本には現在108の活火山があり、その危険度によりA~Cランクに3分類されているそうです。
浅間山・阿蘇山や伊豆大島などがAランク、草津白根山はBに分類されているとのこと。でもこの
ミルキーブルーの水を湛えた不気味で独特な雰囲気からはいつ爆発してもおかしくないような・・。
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湯釜登山はバス駐車場から往復15分でお手軽!観光客多数が写真を撮っています。でもここは懐かしい場所・・!30数年前、高校3年のクラス旅行会(湯田中温泉・志賀高原)で訪れ、10年前にも家族登山で来ています。同級生達と初めてこの光景を見た時の感動は今もなお忘れません。

       ....「草津白根山」の火山礫・登山道は、秋のパノラマ光景が気持ちよく広がる。.....c0119160_2363866.jpgc0119160_237482.jpg


「尻焼温泉」の名は余り聞き慣れないですが、草津町に近い群馬県の山奥にある温泉で川床から
湯が沸きあがっています。清流脇の露天風呂は風情ある掛流しの湯、皆の気分も大盛り上がり!

     ....奥上州の秘湯「尻焼温泉」光山荘で宿泊。川床からお湯が湧出している。.....
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     ....清流「長笹沢川」を見ながら、川に面した露天風呂で今日の疲れを癒す。.....c0119160_23124725.jpg


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「光山荘」は素材抜群で心のこもった料理、本当に美味しかった!宿の持て成しも実に丁寧で、しかも値段も安い。(本当にオススメ) 今日は快晴パノラマ・お湯・料理の三冠に輝き皆大満足でした。





★[2日目]:上信越国境の日本200名山「白砂山」


朝食を済ませ7時に「光山荘」を出発、マイクロバスは「野反湖」(のぞりこ)に向かいます。「聞いた事がない、野尻湖のこと?」って言われそうにマイナーな観光地のようですが、キャンプを張る人達には人気があるらしい。東電所有の人造湖で岩石を積み上げて造られたロックフィルダムです。

       ....2日目朝、「白砂山」に登る前に「野反湖」の湖畔風景を1SHOT、カシャ!....
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       .... 「白砂山]登山口(野反湖畔)、この辺の標高が紅葉の盛りとなっていた。...
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本日のコースは、地蔵山・堂岩山経由で「白砂山」の頂上を極め、八間山に下りて野反湖に戻ってくるルート。この山は女性的な山容で視界がきく気持ちのいいパノラマウォークが楽しめるらしい。

       ....地蔵峠コースを上がる。途中にある沢の水は実に美味しかった。.....
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堂岩山に来ると一挙に視界が開けて「白砂山」が姿を現しました。稜線沿いは低潅木やクマザザ道なので頂上まで辿るジグザグコースがはっきりと認識できます。明るい印象の素晴らしい景観!
これは評判通りの爽快感のあるいい山だ!(女性登山者に人気が高いとのこと)
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....「白砂山」は羽根を広げたような裾野を持つ山、低潅木で視界がいい。頂上目指す縦走路......
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   .....上信越国境(豪雪地帯)に聳える200名山・遥か2座:鳥甲山(左)と佐武流山(右).....c0119160_205055.jpgc0119160_2050524.jpg

北側には、200名山の「佐武流山」や3年前に制覇した「鳥甲山」(秋山郷の近く)、100名山「苗場山」(頂上が平地湿原)が見えて、世界有数の豪雪地帯を歩いていることをあらためて再認識。

    .... 「白砂山」(2139m)に登頂、絶景を見て昼食ビール!いい気持ちで下山開始......c0119160_20574982.jpgc0119160_20581544.jpgc0119160_1692993.jpg

昼前に頂上に到着、上信越国境の雄大な展望とビール(一部の方はさらにアルコール)を味わいながら摂る昼食は最高です。2日目も快晴状態が続き何も言うことなし!さ~てあとは下るだけ・・。

      ....女性的な山容が続く。明るい日差しの中で幸せ気分のパノラマウォーク!......c0119160_21173096.jpgc0119160_21175286.jpg

          ....クマザサが多い山、笹が風にそよぎ日の光りに煌く雄大な登山路......c0119160_2125148.gif
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風は爽やか、陽光に輝く気持ちいい笹道を余裕で下山~FINISH、と思っていたら、結構きつい!
アップダウンは何回も続き、タフなコース・・、頂上で調子に乗って飲んだバーボンも効いてきた。
女性的な「白砂山」様から、「なめたらアカンゼヨ!」と夏目雅子風に言われているような気が・・

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     ....(左)遠くに離れると「白砂山」は横長の山容に (右)ナナカマドと笹が鮮やかな道...... c0119160_2143760.jpgc0119160_2143305.jpg

しかし道はよく整備されており実に歩き易い。終始視界が開けた山を快晴の下で歩けるとは(それも2日連続で)、実に幸せなことですなあ・・。遅れ気味で心配した後続組も何とか元気に合流!
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いよいよ終点・野反湖が見えてきた~!15時には駐車場で待機のバスに皆が到着できて一安心。山上の紅葉は意外と今回少なかったものの、パノラマが十分溢れる縦走を十分堪能しました。

 .... (左)下山路の八間山に到着、再び「野反湖」が見えてきた。(右)紅葉は麓の方が綺麗.....c0119160_2156798.jpgc0119160_21563329.jpg


ラスト締めは定番の温泉、昨日宿泊した「尻焼温泉光山荘」に湯に再び浸かり疲れを癒しました。
マイクロバスではまたも定番・宴会モード、お酒が一番浸透してハイになった食山人氏のワンマンショーと化していきます。車内は爆笑の渦に包まれ、予想された大渋滞にもあわずに無事帰京!

....再び「尻焼温泉」へ、汗を流して一路帰京、バスの中では爆笑の大盛り上がり......c0119160_22153764.jpgc0119160_22155358.jpg








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それにしても今回の山旅は最高の快晴に恵まれた2日間でした。やはり脳裏に刻まれた美しいパノラマや写真は十分な光があってこそ・・! そして、Fツアー計画の深みと楽しさを与えてくれるバリエーションあるコース設計とバスの機動性はいつも素晴らしい!恩恵に頭が下がり、大感謝~!
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                                                      おわり



*最後に、今回辿ったバリエーション溢れる2日間の山旅コースの行程図を下記に示します。
          (クリックすると地図が拡大表示されます。)

....1日目:「岩菅山」~「赤石山」~「志賀山」......  ....2日目:「野反湖」~「白砂山」~「八間山」.....c0119160_22573278.jpgc0119160_22575017.jpg

  by rollingwest | 2008-10-25 22:54 | Comments(25)

<2008年10月4~5日>南アルプス深南部の秘峰「池口岳」

★はじめに

8月に「黒部源流」を踏破しましたが、今回は静岡・長野県境の「大井川源流」を訪ねてみました。「池口岳」(2,392m)、この山の名前を初めて聞いたという人が多いことでしょう。「日本200名山」ですが、交通の便が悪く登山条件が厳しい山(往復14時間・水場なし)で殆ど訪れる人がいません。


                 ....地図をクリックすると拡大表示されます。....c0119160_1630505.gifc0119160_1631649.gif

しかしそれだけに、南アルプス最南部の原生的な雰囲気と静寂が味わえます。今回は「マツさん」(200名山達成まで残り20数座)に計画立案してもらい2人での秘境山旅です。辛い登りでしたが、深南部名峰(光岳・聖岳)を更に南から望むレア体験、こんな秘峰に登頂ができて大満足でした。 


....天竜奥三河国定公園のシンボル「佐久間ダム」(左)と「天竜峡」(右)を見ながら飯田線で北上....c0119160_21123952.jpgc0119160_16333257.jpgc0119160_2113152.jpg

池口岳のアプローチは「天竜村」(現・飯田市)、長野県南部にある山深い天竜川沿いの街です。(静岡在住時代でも天竜「秋葉神社」までは来ましたが、この辺は便が悪く訪れるのは初めて・・)


                  
★第1日目 (18kg近い重荷を担ぎ上げる苦行登山)

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朝早く新幹線に乗り込み豊橋経由で、飯田線(豊橋と長野県辰野を結ぶ)・平岡駅に向かいます。
飯田線はまさに秘境山岳鉄道、佐久間ダムや天竜渓谷を見下ろす車窓風景は実に素晴らしい!
登山口・遠山郷までは駅からタクシーで入るしかありません。10:30登山開始!絶好の天気だ~
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         ....キノコのお出迎え、 右はヌメリスギタケモドキ(何と食用だって!)....c0119160_16474250.jpg
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さて今日の登山は荷物が超~厳しい!何しろ山中に宿泊施設はなく水場もない。生まれて初めてテントを購入して自炊道具に水4L、合計の荷物18kg近くになりました。(北ア黒部源流の時は山は深いが小屋が充実しているので10~12kg程度) 奥深い急峻山道を牛歩の如く進みます。

      ....鬱蒼とした原生林の道、やがて道中には御神木のような「山の神」が現る。....c0119160_1652368.jpg






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しかし道はよく整備され(こまめに伐採がされている)、落葉が堆積したフカフカ感もあって実に歩きやすい!登山開始後は暫く針葉樹林が続きましたが、栗やキノコもいくつか発見。(秋どすなあ)

   ....(左) スギヒラタケ(食用) (右)キツネノチャブクロ(ホコリタケの一種、幼菌は食用だって)....c0119160_1744373.jpg
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        ....原生林の雰囲気だが、伐採・手入が行き届いておりいい山道だった。....
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バサバサ、ドドドッ~、「何だ?」と思って林の奥を見ると体長2mはある大きなイノシシ(親子連れ)が逃げ去って行くではないか!ビックリ・・。よかった、出合い頭じゃなくて。子連れイノシシは気が荒く猪突猛進してくる事もあるらしい。夜はシカの声も聞こえ、やはり奥深い山にいるんだなと感じました。

  ....登山途中でイノシシ親子に遭遇!遠くでシカの鳴き声も・・。チョウは見かけなかったけど....c0119160_17221637.jpg
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18kg近い重荷は中年オヤジにはやはり辛い・・。(水・テントを持ち上げるのも学生山行以来だ・・)
整備された山道ですが急勾配なので結構苦戦・・。湿度の少ない爽やかな日で樹林帯歩きだったのでまだ助かりましたが、悪天候や蒸し暑い夏場で登っていたら確実にへばっていたことでしょう。

    ....鬱蒼とした森林道から「黒薙の頭・ヤセ尾根」に出ると、視界が一挙に開けてきた......c0119160_7283545.jpgc0119160_730225.jpg

「黒薙の頭」に差し掛かると、薄暗い樹林帯歩きは終わり遂にパノラマが開けます。ようやく見えた「池口岳」!双耳峰・雄姿で「樹木に覆われたミニ鹿島槍」って感じかな、でも頂上はまだ遥か先~
全体的には穏やかな山容ですが、南斜面は凄まじいガレ場が幾つかあり迫力の景観が迫ります。

      ....「池口岳」(2,392m)がついに全貌を現わす!双耳峰でなかなか格好いい山だ。....c0119160_824961.jpg
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16時過ぎ、今夜の野営地「ザラ薙平」に到着。林に囲まれた草地で天泊には持ってこいの場所。生まれて初めて購入した一人用ドームテントを張ってみます。実に簡単な設営、昔に比べると軽量で操作性・居住性が遥かに優れている!時代は確実に進歩しているなあ・・本当に助かりますわ。
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    ....山小屋がないので今回初めてマイテントを購入。秋の夕暮れは早い、夕食時は闇の中....c0119160_17395956.jpg







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テント設営を終え、ビールで乾杯!「秋の夕べはつるべ落とし」・・、夕食でマツさんと語らっている内にあっという間に闇夜に包まれた・・。早めに就寝、明け方はやはり寒かったけれどよく眠れました。



★第2日目 (南アルプス深南部の静寂なる雰囲気)

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翌朝5時に起床(まだ周囲は暗い)。テント・ザックはテン場に置いて5:45、空身ピストンで頂上を目指すぞ!苔に覆われた倒木が多く見られる深い森こそ南アルプスの雰囲気を象徴しています。

     ....南アルプスの森林道は苔の生えた倒木や切り株が多く、鬱蒼とした独特の雰囲気....
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  .....(左)猛禽が飛び立つ? (中)富士山?いやの化け物か? (右)アフロヘアの河童君?....c0119160_17554297.jpgc0119160_1756168.jpg
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空身でのピストン登山(サブザックに水筒程度の軽装)は本当に楽だね~!前日は18kgの重荷を背負って苦しんだ後だけに、身が軽く感じヒョイヒョイと登っていけます。いよいよ頂上は近いぞ!

  ....断崖の間から望む奥深い山絶景。ここはまさに静寂の原生林、寂寥感漂う秘境の雰囲気....c0119160_7382999.jpg




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    ....本格的な紅葉期にはまだ早かったが、頂上付近は色づきが始まっていた。....c0119160_740282.jpg




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朝7:30すぎに「池口岳頂上」(南峰)に到着、行程より40分も早く着いてしまった。(やはり空身はハイペース) 残念ながら眺望はきかない頂上でしたが、「光岳」より南の山に登ったことに感慨~!

  ....頂上(南峰)に到着、意外と早く着いた。視界は殆ど開けない。案内板↓(クリックで拡大).....c0119160_18125283.jpg
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当該の山域(南アルプス深南部)は手付かずの自然が広がり学術参考保護林環境保全地域に指定されています。ガイドブックの紹介も少なく、200名山でなかったら来ない山かもしれません。

    ....南ア・最南部の主峰群(聖岳・兎岳を南側から望む、左遥か向こうは赤石岳か?)......
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しかし岳人が憧れる奥深き「南アルプス・最南部の名峰」(聖岳・光岳等)を更に南から望める経験は滅多にできるものじゃない!稜線からのパノラマをしっかりと目に焼き付けることができました。

...(左)深南の「加加森山」と「光岳」 (右)クローズアップ「光岳」、右稜線手前に「光石」が見える。....c0119160_8415185.jpg

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南アルプス南部は「奥大井」とも呼ばれ、東海道五十三次の難所(越すに越されぬ・・)、「大井川」の源流です。広大な南ア山脈主峰は静岡在住時に殆ど踏破しましたが、このエリアだけは難関の未踏だったので今回の登頂達成は大満足!絶景を仰ぎながら再びテント場に向かって下山路へ。

       ....(左)南ア連峰をバックにオブジェのマツ (右)マツさん、断崖の道を下る。.....c0119160_74832.jpg
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                     ....テント撤収前に記念に1枚.....
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野営地「ザラナギ平」に戻り、テント撤収して再びザックを背負い遠山郷に下山。登りの時の重荷は水・食料が減って大分軽くなり、ハイピッチで降りて昼には到着。タクシーを呼び再び平岡駅へ。

    .....(左)JR平岡駅(風情ある建物)には温泉が併設 (右)天竜峡から豊橋経由で帰京....c0119160_18384953.jpgc0119160_1839298.gifc0119160_18391559.jpg

JR平岡駅構内には温泉が併設されており、汗を流してスッキリ!車中のビールでほろ酔い満足!
飯田線・新幹線を乗り継いで19:00前に無事帰宅。NHK「篤姫」も余裕で見ることができました。



★おわりに

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今回で「日本200名山」登頂も123座(ワンツースリー)となりましたが、あとの77座には結構難関の山(テントを使わないと踏破できない、登山道がなく残雪期のみ等の山)が幾つか残されています。
池口岳」もそんな難関でしたが、水場なしのテント山行を経験して少しは自信がついたかな・・・。


                                                       以上

  by rollingwest | 2008-10-10 16:07 | Comments(32)

<2008年8月20~24日>北アルプス「黒部源流」4泊5日の山旅(その1)

   ~北アルプス最深部の秘境「薬師岳」「雲ノ平」「高天原温泉」を訪ねて~


★はじめに

憧れだった北アルプス最深部の秘境「黒部源流の山々」を8月下旬、4泊5日で踏破してきました。
4泊以上の山旅は生涯で7回目(学生時代3回・社会人4回目)、2年前に食山人氏・Y木氏とで歩いた「北アルプス裏銀座・赤牛岳縦走」以来ですが、今回も3人同メンバーでの挑戦となりました。
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    山の絵クリックすると、過去の↑「北アルプス山行記」(ブログ掲載分)が全表示されます。


(富山から立山連峰南部の薬師岳経由で北ア最深部に入り、岐阜の新穂高温泉に抜けるコース)c0119160_1814625.jpgc0119160_102023100.jpg

人生初の「北アルプス体験」は大学2年(19歳)の時、まさに今回の「黒部源流・雲ノ平」から入り、「裏銀座コース」経由で「槍ケ岳」登頂、その後「大キレット」~「北穂高」~「涸沢」「上高地」に下るというルートでした。あの当時、30kg荷物を背負わされてこの長丁場は実に地獄だったなあ・・。



★長大な山容・名峰「薬師岳」:(1日目)

                        ↓クリックで拡大写真
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新宿発夜行高速バスに乗り富山経由で「有峰湖・折立峠」に20日朝に到着、いよいよ黒部源流の名峰「薬師岳」(2926m:日本百名山)をめざします。立山連峰の主峰の1つで悠然とした山容で特筆されるスケール、東側斜面には雄大な氷河地形の大圏谷群を擁していることでも有名な山です。


    ....(左)薬師岳への登山口(折立峠)にて (右)登山道・途中から有峰湖(人造湖)を望む.....c0119160_18132275.jpg
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週間天気予報は傘マークのオンパレード・・、「憧れの薬師岳登山は雨かよ・・(泣)」と半分諦めていましたが、初日は何とか「曇り」で大きく崩れる気配は今のところない感じ・・。長大稜線の分岐で「太郎小屋」を経由し「薬師岳頂上」と宿泊小屋「薬師岳山荘」を目指します。でも一面ガスの中~


   ....「太郎兵衛平」まで上がってくると、木道の先に「太郎平小屋」がやっと見えてきた。.....
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日本の圏谷(カール:氷河地形)は、日本アルプスや北海道・日高山脈等に幾つか見られますが、この薬師岳に見られる「圏谷群」は国指定の「天然記念物」であり、日本最大級の規模だそうです。
遠くから見ても横に長くドデカイ山!「GW:残雪の立山」を登った時の薬師・存在感は絶大でした。


    ....(左)薬師岳の東側斜面は日本有数の圏谷(カール)群 (右)最初の池塘現わる.....c0119160_10244873.jpg








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...冬の大荒れ・強風で長大稜線を歩いたら遭難危険性は高い。頂上近くに石室避難小屋が設置....c0119160_10263167.jpg


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宿泊の「薬師岳山荘」に一人遅れてようやく到着。明日は天気が崩れそうなので今日中に頂上を極めておこうと空身で岩場道を上がっていきます。稜線に出ると何と強烈な風!ここは日本海の季節風をまともに受ける吹き曝しの山、昭和38年には愛知大・遭難事故(13名)が起きています。
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何と「薬師岳頂上」に立つと一挙にガスが晴れて、有峰湖や稜線が見え始めパノラマが開けてきました。憧れの「薬師岳」で雄大眺望は見られないと諦めていただけに思わぬ幸運に大いに満足!


      ....頂上からの大展望、長い「薬師岳」の稜線を目の当たりにすると実に雄大!....
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...初泊:「薬師岳山荘」の小屋ご主人は気立てのいい美人!(隣で超ご満悦の食山人氏・提供).....c0119160_18591928.jpgc0119160_18594039.jpg

「薬師岳山荘」の女性経営者は、小松みどり似の美人!(若い頃は、川島なおみ風だったかも・・)
気立てがよくて気さくに笑顔で話しかけてくれる。食山人氏を筆頭に、中年3人男の目尻は一挙に下がります。ウルメイワシを焼きアルコールに程よく酔いながら、初日は幸福気分でめでたく就寝。

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                          ↑クリックすると似顔絵が拡大



★大雨の「薬師沢」:(2日目)


翌日はやはり予想通り朝から激しい雨、これから下る「薬師沢」は増水が激しい場合は通れなくなるとのこと。幸いにも通過可能情報を得てホッと胸を撫で下ろし、雨中にいざ出陣!この日は谷や森林歩きだったので風には吹き晒されませんでしたが、薬師岳稜線だったら大変だったろうなあ・・
                         
     ....(左)2日目は雨、薬師沢を下る。(沢の出合)  (右)霧雨のガペッケケ原を進む。.....c0119160_22474424.jpg
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ようやく渓谷最下部にある「薬師沢小屋」に到着、ここは「黒部川源流」が交差する北アルプスの最も奥深い場所の一つです。降り続く雨で水嵩を増した沢は「ゴ~!」という音を轟かせ濁流となっていました。鉄梯子・鎖の岩場を過ぎ、今度は「雲ノ平」に上がる急登の道!実にきつかった~!
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....(左)薬師沢小屋を過ぎ、沢の吊橋を渡る。 (右)雨の中、鉄梯子で断崖を慎重に下りていく。....c0119160_22491237.jpgc0119160_10331143.jpg

         ....水量を増して濁流状態となった「薬師沢」は轟音を響かせていた。.....
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ヘトヘトになりながら漸く「雲ノ平」・西端部の「アラスカ庭園」に着きました。ここまで来ればあとは山岳庭園の平坦・木道歩きなので一安心、でももう体はびしょ濡れ。早く小屋で安息を得たいよ~

        
...(左)漸く「雲ノ平」に到着、「アラスカ庭園」は霧の中。(右)「雲ノ平山荘」ずぶ濡れ衣類を乾かす。...c0119160_20253714.jpg
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11時半、「雲ノ平山荘」に無事到着。ビショビショになった衣服を着替え、ストーブで乾かします。
昼食カップラーメンを啜りビールを喉に流し込めば嗚呼極楽・・。まだ山小屋に入って来る人は少なく、余裕・独占の団欒状態。何事も早起き・早めの行動が3文の得。でも夕食まで時間あり過ぎ~(笑)
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黒部源流・4泊5日の山旅(その2)

黒部源流・4泊5日の山旅(その3)へ続く
                                          

  by rollingwest | 2008-08-24 17:47 | Comments(12)

<2008年8月20~24日>北アルプス「黒部源流」4泊5日の山旅(その2)

                                  黒部源流・4泊5日の山旅(その1)から続く



★奥深き北アルプスの大展望・「雲ノ平」:(3日目)

さて本日はメインイベント!北アルプスの秘境最深部を訪ねる時が来ました。どんなに厳しい風雨の山行であっても、今日さえ晴れてくれればいいのです。その切望が通じたのか、朝目覚めたら(前日は飲みすぎ)外は雲一つない大快晴日!心躍るような気持ちで外に飛び出していきました。


   ...小屋の外を見れば雲一つない最高の日和!期待感に胸が膨らむ黎明の稜線(Y氏提供).....
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   ....前日豪雨の溜まり池は快晴青空に映えて鏡の如く美しい!丘の上は「雲ノ平山荘」.....
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雲ノ平」は周辺を数々の名峰に囲まれた天上の山岳庭園です。その名の通り雲中の高層平原で、4km四方に湿原が広がる瑞々しい台地です。その山の端からいよいよ朝日が出てきました!
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      ....(左)ついに日の出!真っ青な空に輝く朝日の強烈な光が眩しく嬉しい!.....
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前日まで降り続いた雨は、木道・花々の雫となって残り、ダイヤモンドのように輝いています。
あちらこちらに見える溜まり水や池塘は、真っ青な空を映す手鏡となって散りばめられていました。

....(左)花枯れ「チングルマ」雨露が光る。(右)透明度100%池塘に青空が映える(Y氏提供).....c0119160_5505376.jpgc0119160_5511480.jpg

チングルマ写真↑をクリックすると拡大で水滴がよく見えますよ。

....(左)雲ノ平の中心「スイス庭園」「祖父ケ岳」に向かう (右)「祖父ケ岳」上空を飛ぶヘリコプター.....
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今度は北アルプス名峰群が一挙に俯瞰できる大展望スポット「スイス庭園」と「祖父岳」をめざしていきます。長く続く木道を行けば、右に「黒部五郎岳」と「笠ケ岳」が見えてきた!「笠ケ岳」は先月に登ったばかり、編笠のような悠然な山でしたが、こちらから見ると突起が鋭い形をしているなあ・・。

....(左)雲ノ平の名峰「黒部五郎岳」(ここも巨大圏谷を擁す) (右)先月に登った名峰「笠ヶ岳」.....
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      ....「スイス庭園」の木道を行く。「水晶岳」(別名:黒岳)が朝日の中で雄大に鎮座.....
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おおっ!2年前に縦走した「水晶岳」「赤牛岳」の長大な稜線も間近かに迫ってきた。2名峰は日本で最もアプローチの長い踏破が困難な山、あの時の苦しい山行思い出も今となっては懐かしい。

....背後彼方には、2年前夏に踏破した「赤牛岳」(往復26時間かかる日本一遠い山)が遠望.....c0119160_61978.gif
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....(左)言葉に表せぬ程の究極ブルースカイ!(Y氏・提供) (右)庭園周辺を鎮護する遥か岩峰.....c0119160_635194.jpg






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「スイス庭園」へ来ると美しい池塘の数はさらに増え、目前に座する「赤牛・水晶」とのコントラストは実に見事~!さらに進むと今度は「薬師岳」が現れ、あらためてこの山体の大きさ圧倒されます。
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   ....美しい池塘が点在する「スイス庭園」からの大展望!(左:「赤牛岳」・右「水晶岳」).....c0119160_212598.jpg


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    ....「祖父岳」頂上に登り詰めていく展望木道!「水晶岳」の重厚な山容が実に雄大!.....
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「雲ノ平」の真ん中にある「祖父岳」山頂につい到着、「オオ~ッ!何も言えねエ・・」、雲ノ平を取り巻く黒部源流の山々が360度の大展望!鋭い穂先で天を突く名峰「槍ヶ岳」はやはり華がある!
2年前2回登った「鷲羽岳」はボリューム感溢れ貫禄を見せている。大満足のケルン群・頂上でした。

        ....「祖父岳」頂上に到着!食山人氏と2人で北アルプスの大パノラマを満喫.....
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     ...北アルプス名峰群の雄姿が一望、大感動!(左)ワリモ岳 (中)鷲羽岳 (右)槍ヶ岳.....


「祖父岳」をピストン登頂して満喫「した後は、雲ノ平山荘」に再び折り返します。途中、「祖父庭園」では「オコジョ」を発見!日本で一番高い所に棲家を持つイタチですが、その動きの素早いこと・・。
今まで何度か写真撮影を試みましたが毎回失敗。ピンボケながらやっとカメラに収められた。(笑)

....(左)「オコジョ」は超すばしっこい動きで撮影に苦労する。 (右)「雲ノ平山荘」よ、いざサラバ!.....c0119160_2130041.jpg









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「祖父岳」に対し「祖母岳」という展望丘もあり、ここを経由してもう一つのメインスポット「高天原温泉」に向かいます。ついに「雲ノ平」ともお別れ・・、19才の時ここを訪れましたが肩に食い込む重い荷物で息も絶え絶え、じっくりと絶景を味わう余裕はありませんでした。今回は本当によかったなア!

 
  ....「祖母岳・アルプス庭園」で再び「雲ノ平」の雄大さを実感!遠くには「槍ヶ岳」の穂先が!.....
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 ....「薬師岳」の全貌を眺めながら、「雲ノ平」を後にする。やはり薬師はドデカイ山だなあ・・!.....
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「高天原峠」への道は北ア奥秘境に北上するルートなので、「水晶」「赤牛」「薬師」の巨大3名峰が更に大きい圧倒感で徐々に迫ってくる。これらを下から見上げる縦走はこれが生涯最後かな・・。


                                  黒部源流・4泊5日の山旅(その3)                  
                                  黒部源流・4泊5日の山旅(その4)に続く

  by rollingwest | 2008-08-22 20:58 | Comments(23)

<2008年8月20~24日>北アルプス「黒部源流」4泊5日の山旅(その3)

                                    黒部源流・4泊5日の山旅(その1)

                                    黒部源流・4泊5日の山旅(その2)から続く



★秘境「竜晶池」と日本一遠い秘湯「高天原温泉」:(3日目)


今回の憧憬目的地は3ケ所、目指す最後のスポットは秘境「高天原温泉」です。ここを目指す道は
今まで歩いた北アルプスの中で一番懐の深い静かな雰囲気を味わうことができました。(大満足)

....「高天原峠」を目指す。日本一遠い山「赤牛岳」は、本当に臥牛の背に似た雄大な脊梁山.....
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....(左)「岩苔小谷」の出合、清流を渡る。(右) 「高天原湿原」から、遠く雄大な「薬師岳」を望む.....c0119160_917590.jpgc0119160_918256.jpg

「高天原峠」ルートは奥深い名峰を近くに仰ぎながら歩いた夢のような道でした。多分、こんなにもダイナミックで瑞々しく雰囲気のある自然は世界中でも指折り数える程なのではないでしょうか。
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日本の山は、険しい山稜や残雪・池塘・湿原に溢れた癒し景観、多彩な花々、豊富な温泉等、実にバリエーションに溢れており、これ程の自然を簡単・快適に味わえる国民は世界的に稀有なのです。
韓国登山者もいましたが、高山の少ない韓国にとって日本の山は本当に魅力的憧れのようです。


....秘境中の秘境「夢ノ平」に到着、まさに夢のような「竜晶池」、♪森と泉に~囲まれて~♪.....
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「高天原温泉」の更に奥には「夢ノ平」という所があり秘境中の秘池があるのです。ここまで足を踏み入れる人は殆どおらず、そこは正に深山・夢の「竜晶池」が存在していました。澄んだ湖面には昔どこでも見られた塩辛トンボや糸トンボの繁殖場所。実に懐かしい光景に出会うことができた~!


 ....(左)「竜晶池」の畔に立てば奥深い静けさを堪能できる。 (右)池には沢山のトンボが繁殖.....c0119160_22324437.jpgc0119160_5385090.jpg


さて秘境池探訪の後は本日のメインイベント~、「高天原温泉」に身を浸る瞬間がついに到来!
日本全国・秘湯ブームですが正真正銘の秘湯はこの場所、「日本一遠い秘境の温泉」なのです。
混浴・女性専用・岩場露天と揃っている!混浴湯はちょっと熱かったけれど白濁のいい湯でした。

....日本一遠い温泉「高天原温泉」、何せ片道で2日間も要する最奥秘湯だ!(岳人の憧れ).....c0119160_541258.gif
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....沢沿いの露天小屋、天然の露岩風呂もある!本望達成で喜びに溢れる食山人氏・Y氏.....c0119160_647015.jpg
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「高天原山荘」は天井も床も歪んでおり多くの鉄柱が屋根を支えていました。やはり豪雪の重みでこのような姿になったのでしょう。やや恐怖感はありしも実に風情ある素晴らしい山小屋ですな~
ランプに照らされた雰囲気ある食堂、品数多い豪華夕食。ここも日本山岳遺産に指定したいね~!

....今にも倒れそう!建物が歪んだ「高天原山荘」、豪雪の重みに耐え続けた歴史を感じる。.....c0119160_5485571.jpgc0119160_5491382.jpg

3日目は「雲ノ平・天上楽園」「祖父岳から北アルプス大絶景」「夢の平・竜晶池」「高天原温泉」、
「あ~何と充実した快晴日だったのだろう!この濃縮の満足・充実感は一生自分の脳裏に刻まれるなア~!」と自己満足に浸りながら心地よく深い眠りに落ちていくのでありました。コロン、グ~(鼾)
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★雨中行軍、「黒部川源流」を通過:(4日目)

4日目は「高天原温泉」から岩苔乗越経由で「三俣蓮華」(北アルプスの三叉路交差点)を通過し、「双六小屋」に向かうルート。多くの登山者で賑わう銀座の街並に戻っていくというイメージかな。
「禍福は糾える縄の如し」・・・、前日の青空は一転、再び朝から大荒れの天気です。5時半出発!
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日本一険しい「黒部峡谷」は「黒部川」の激流が彫刻したものであり、ダム堤の高さ日本一を誇る「黒部ダム」の豊富な水源もこの川から供給されているのです。その激流・最初の一滴が発せられる場所(黒部源流)を通過することくらいが本日コースのメイン行事でしょうか。(一日中雨だし・・)

...(左)「黒部源流」の全体鳥瞰写真(ウィキペディアより) (右)黒部源流の源頭部は増水状態.....c0119160_6182839.jpgc0119160_61844100.jpg

その場所は名峰「鷲羽岳」の西側斜面にありました。立派な石標が立てられており「黒部川水源地標」との銘が彫られています。最初の一滴の筈ですが、その水源上部からゴーゴーと水が流れてきている・・。本来の源流はチョロチョロとした水源なのに・・、シャ-ないねえ、今日は大雨なんだから(笑) 
                           
....「鷲羽岳」の斜面途中には「黒部川の源流」が存在する。「水源地」を表示する石標がある。.....c0119160_6224276.gifc0119160_623177.jpg
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「三俣蓮華」(富山・長野・岐阜の県境)を通過し雨中行軍は続きます。双六方面に向かう道は巻道ルートを選択しましたが登りがきつく異常に長い。途中で綺麗なお花畑にも遭遇しますが雨の中では花を楽しむ余裕もありません。最後は双六岳斜面での猛風吹き晒し、これには参った・・(泣)
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....再び風雨苦行登山、本来「鷲羽岳」勇姿を一望できた筈なのに・・(右は2年前撮影した鷲羽).....c0119160_6263135.jpgc0119160_9212816.jpg



★「双六小屋」での無料コンサート、そしてフィナーレ:(4~5日目)

双六小屋」に昼前に到着、強風雨に晒された全身は再びズブ濡れ状態。着替えを済ませ寝床も確保しやっとユックリ落ち着きました。カップヌードルを啜りながらビールで乾杯!この瞬間が堪らない~c0119160_6542132.jpgc0119160_6544955.gif
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最近の北アルプスの小屋は実に贅沢・豪華になりました。特にこの「双六小屋」はスゴイ!グラスの表面が凍った「生ビール」(ミニタンクサーバ)が飲めます。夕食後は無料コンサートもあるんだって!c0119160_659677.gif
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「焼肉バイキングで食べ放~題♪ヨーロレイ、レイレイヒ~♪」この唄を聴いたことはありませんか?「ヨーデル焼肉食べ放題」、関西出身「リピート山中」さん(桂米朝所属)の曲です。この方は山を愛するシンガーソングライター(サッポロ黒生CMも)で、色々な山小屋に出没し無料で宿泊客に歌を披露してくれます。

....「双六小屋」で楽しい無料コンサートを披露してくれたコメディシンガー「リピート山中」さん。.....
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基本はお笑い系なのでコミカルな持ち歌が多いようですが、「上を向いて歩こう」「神田川」等も登場。
感動的な「加藤文太郎のうた」は涙を誘う名曲だったなあ・・。伝説の昭和初期の単独行登山家(新田次郎著「孤高の人」)と同郷の山中さん、山でこの曲を歌うと加藤の魂を近くに感ずるとの事

     リンク:「リピート山中」HP
               
    「ヨーデル焼肉食べ放題」ユーチューブを押せば曲が聴けます。


 ....7月の笠ケ岳・下山道と同ルートで帰る。途中のロッジ・露天風呂に浸かり疲れを癒してフィナーレ.....c0119160_729087.jpgc0119160_7291649.jpgc0119160_7293627.jpg

最終日も雨中の下山。笠ケ岳と同様、「小池新道」「わさび平小屋」「左俣林道」経由。この道は本当に飽きるほど長~い。終点・新穂高温泉に向かう下山道途中の露天風呂5日間の疲れと汗を流し、「実に素晴らしい山旅だったなあ・・」と湯の中で数々の思い出を改めて噛み締め直しました。
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しかし「終りよければ全てよし・・」という締め括りになる筈が、またも運は一転。帰路は松本行きのバスが一時不通(交通事故の影響)で2時間遅れになってしまいました。食山人さんは更に不運、東京駅に着いたら東海道豪雨でJR不通、沼津自宅に帰れたのは夜中3時過ぎになったとのこと。c0119160_7341841.gifc0119160_7343234.gifc0119160_735159.gifc0119160_7353083.gif

でもこのお盆は各地で雷雨や山の事故多発だったので、無事に帰れたことに感謝しなきゃね(笑)



★おわりに

最後に、5日間縦走で今回辿ったルートを山岳地図であらためて紹介いたしましょう。(下記参照)
コース日程の6割が風雨に祟られて結構ハードな歩きでしたが、「薬師岳」「雲ノ平」「高天原温泉」の憧憬メインスポットは快晴に恵まれたので、味わう感動は大きく実に素晴らしい山旅でした。


 ...大縦走で辿った「北ア・黒部源流」のコース全体図(アルプス恋歌さんの了解を得て一部加工).....
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最後も雨や交通機関トラブルで「有終の美」ではなかったものの、運気の上下が激しいジェットコースターの如く実に面白い5日間でしたね。まさに「禍福は糾える縄の如し」「人生常に塞翁が馬」・・という感じかな(笑)無事帰還できたことが正に「有終の美」と言えましょう・・。(kamisan nimo kansya!)
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北アルプス初体験」から数えて31年、もう歳を重ねてしまい30kg荷物を背負って歩く体力・気力はありません。当時の1/3程度の荷物でこんな奥深い大自然を満喫できるのも交通手段の発達・山小屋の充実・装備食糧の進歩等のお蔭、便利な時代になって実にありがたいことです。そして北アルプスが真に秘境・未開地だった時代に命縣けで山を切り開いた先人達の御努力感謝

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                                                     (おわり)


                                 黒部源流・4泊5日の山旅(その4)へ続く

  by rollingwest | 2008-08-20 04:57 | Comments(24)

<2008年8月20~24日>「黒部源流の山」で出会った花々(黒部源流:その4)

黒部源流・4泊5日の山旅(その1)

黒部源流・4泊5日の山旅(その2)

黒部源流・4泊5日の山旅(その3)より続く
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最後に、「黒部源流の薬師・雲ノ平・高天原」縦走路で出会った数々の高山植物を紹介して、
このコーナーを閉じたいと思います。(長文へのお付き合い、ありがとうございました。)
毎回、花の名前特定にあたってご指南・ご協力いただける師匠には「感謝」の一言です!


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各写真をクリックすると、拡大写真で花の様子がよく見えます。
一番下には、スライドショーで見られるリンクを貼り付けましたのでクリックでお楽しみ下さい。

 

タカネヤハズハハコ(キク科)   ノアザミ(キク科)       シナノオトギリ(オトギリソウ科)c0119160_14274712.jpgc0119160_14304342.jpgc0119160_14314759.jpg
高嶺矢筈母子:雌雄異株の珍種  野薊:タンポポ状の形、棘あり  信濃弟切:雄シベが数本集合



 ハナビゼキショウ(イグサ科)   オヤマリンドウ(リンドウ科)      オンタデ(タデ科)
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花火石菖:山湿地に生える多年草 御山竜胆:日本固有高山種 御蓼:砂礫地に生え地下茎深い



    ウサギギク(キク科)        ヤマハハコ(キク科)     ベニバナイチゴ(バラ科)
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兎菊:葉形が兎の耳のよう 山母子:母子草に似た高山植物 紅花苺:渓流沿に生える落葉低木



  オオシラビソ(マツ科)     ハナビゼキショウ(イグサ科)     アキノキリンソウ(キク科)c0119160_14431847.jpgc0119160_1445448.jpgc0119160_1446778.jpg
大白檜曾:青黒い実が巨大 花火石菖:線香花火が燃える如く 秋の麒麟草:日当いい所に自生



エゾシオガマ(ゴマノハグサ科)   タテヤマリンドウ(リンドウ科)     オオバタケシマラン(ユリ科)
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蝦夷塩竈:雪田に生え40cmにも 立山竜胆:高層湿原に幾何学形 大葉竹縞蘭:赤い実が派手



  花枯チングルマ(バラ科)       クルマユリ(ユリ科)       ミヤママコナ(ゴマノハグサ科)c0119160_14563873.jpgc0119160_14572124.jpgc0119160_14581833.jpg
稚児車:枯れると正にこの形  車百合:葉が茎に輪生する  深山飯子菜:花冠下唇は横に拡張



  ツチアケビ(ラン科)         ゴマナ(キク科)          ハクサンフウロ(フクロソウ科) c0119160_14592862.jpg
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土木通:腐生ラン・寄生植物  胡麻菜:白い菊状の花が沢山  白山風露:5裂の花に毛がある



  ハクサンイチゲ(キンポウゲ科)      チシマギキョウ(キキョウ科)     ウサギギク (キク科)c0119160_154588.jpgc0119160_155092.jpgc0119160_1555911.jpg
白山一華:消雪後に一面群生 千島桔梗:岩礫地に生える 兎菊:向日葵状の花(ハーブの一種)



 ゴゼンタチバナ(ミズキ科)    オオレイジンソウ(キンポウゲ科)    カラマツソウ(キンポウゲ科)c0119160_1564622.jpgc0119160_1573523.jpgc0119160_1581538.jpg
御前橘:楕円形の葉が車輪状 大麗人草:雅楽人が被る冠が由来 唐松草:葉には鋭い鋸歯


最後にもう一回「花枯れのチングルマ」、雨上がりの雲ノ平、青空の下で輝く雨露が綺麗だった!
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     ※来年はどこの素晴らしい山の高山植物を紹介できるか、こちらも実に楽しみです。
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ここをクリックするとスライドショーが見れます⇒ 「黒部源流の山で出会った花々」スライドショー
  

  by rollingwest | 2008-08-19 18:11 | Comments(19)

<2008年7月26~27日>「笠ヶ岳」より「槍・穂高連峰」を望む(その1) 


★念願の笠ケ岳登山が実現

笠ヶ岳」(2897m)は北アルプスの中では、主峰群からやや外れた位置(岐阜県新穂高温泉近く)に鎮座しており、文字通り「編み笠」を伏せたような姿をしています。なだらかな稜線上にポッカリ突き出た丸いお椀型の隆起が特徴的で、北は立山連峰・南は御嶽山からでもよく目立つ名峰です。

     .....日本百名山「笠ケ岳」の全景パノラマ、笠の名にふさわしい形とゆったりとした山容....
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山の北側は槍ヶ岳西鎌尾根と双六岳を結ぶ東西稜線上の「樅沢岳」に至り、南側は岩峰の様相で「錫杖岳」(日本有数のロック・クライミングルートの山)に連なっています。蒲田川の源流を挟んで「槍穂高連峰」と対峙するこの山は、地味ながらも「俺も名峰だ!」と強く自己主張している感じ。

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槍穂高や裏銀座を歩いた時に常に眼前に迫る「笠ヶ岳」には憧れていましたが、独立的な場所にあるため縦走途中では気軽に立ち寄れず、登りも結構厳しそうなので何となく敬遠していました。
嬉しいことに今回7月26~27日でFツアーの案内が入り、やっと念願が叶うこととなりにけり。


    .....「笠新道」登山口にて。いよいよ登山開始、期待に胸を膨らますN松さんとN沢さん.....
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金曜日夜・出発の夜行バスは山好きメンバー13名を乗せ、岐阜県側の新穂高温泉に翌朝到着。約1時間程歩くと「笠新道」登山口の標識、ここから登り始めます。天候はやや不安定で曇り状態。
この山行は果たして天候に恵まれるのだろうか。期待薄な状態のまま1日目の苦難の始まり~。


      .....登山途中に何度も雷鳥親子の姿を見つける。人を恐れない生きた化石だね~.....c0119160_10261769.jpgc0119160_10255868.jpgc0119160_10264071.jpg



★日本三大急登:「笠新道」


笠ケ岳に直登する「笠新道」は「日本三大急登」(また三大かい・・!)に称される辛~い登山道。
「日本三大急登」とは、①ブナ立尾根(烏帽子岳)②黒戸尾根(甲斐駒ケ岳)③西黒尾根(谷川岳)と一般的に云われますが、「笠新道」が西黒尾根に替わって3つ目になる説も有力なようです。 

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     (いずれにしても、これでこの4つの尾根を全て登ることができて、自己満足~!)

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北アルプス三大急登」というのもあって、「笠新道」は他4つの有名尾根道⇒ブナ立尾根(烏帽子岳)・合戦尾根(燕岳)・早月尾根(剣岳)・赤岩尾根(鹿島槍)と、その座を争っているらしい・・・。
常に次点候補ですが、やはりその名に違わず最初から登りがず~っと続くハードな山道でした。


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杓子平」高原が途中の第1ポイント、第2ポイントは稜線に出て「抜戸岳」(昼食)、ここに来るまで皆はヘトヘトに近い状態。さすが三大急登・タフなコースです。1日目の天候はガスがかかってパノラマには恵まれませんでしたが、この道を炎天下の中で登っていたらもっと辛かったのに違いない。

 .....雷鳥はガスが出るとハイ松から出て活発に活動する。右写真はT橋氏よりお借りしました。.....
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14時前に「笠ケ岳山荘」に到着して宿泊手続きをして、空身ピストンで頂上に立ち、集合写真!
山小屋前の休憩所で座になってミニ宴会。焼いたエイヒレやウルメイワシが旨かった。ゴチソウサマ。
翌日の天気は雨予報でしたが、夕方には槍・穂高連峰のガスも晴れて期待を持って早めに就寝。

   ...(左)笠ケ岳山荘から望む笠の頂上 (右)笠ケ岳の頂上で皆揃って集合写真(K山氏提供).....
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★槍・穂高連峰からの御来光

      ...夜明け前の槍・穂高連峰、実に雄大なシルエット(中心の窪んだ所は大キレット).....
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翌朝は期待通り、素晴らしい御来光を迎えました!目の前に広がる雄大な槍ケ岳~穂高連峰の大パノラマが一望!「槍ケ岳」左側に落ち込んでいる北鎌尾根の尖鋭な岩峰群から、御来光が徐々に輝き出す神々しい光景。今回の山旅のクライマックス!皆が暫く呆然と見とれていました。

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槍ケ岳」の天を突き上げる鋭鋒姿はどの方向から見ても力強さと美しさに溢れます。北アルプス初体験は19歳でしたが、生まれて初めて「槍」(雲の平~三又蓮華からの裏シルエット)を見た時の感動は忘れられません。表側涸沢から見る槍頂上景色と比べると「裏槍」は少し太めの印象。
大きな槍頂上の左側に見えるのが「小槍」です。「♪アルプス1万尺~、小槍の上で~♪」・・。

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  ....(上)「槍ヶ岳」上空からの暁光シャワー (下)岩の殿堂「穂高連峰」、右には「ジャンダルム」も屹立...
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小生ブログ左上には、裏銀座・鷲羽岳からの「槍ヶ岳」写真を象徴的に常時表示していますが、「鷲羽池越しに見た槍ヶ岳姿」は生涯最高の景観です!この静謐池に降りるのもオススメですよ。

            .....(06年8月に鷲羽岳から望んだ秘塘・鷲羽池越しの槍ヶ岳).... 
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「笠ヶ岳」より「槍・穂高連峰」を望む(その2)
に続く

  by rollingwest | 2008-07-31 10:15 | Comments(16)

<2008年7月26~27日>「笠ヶ岳」より「槍・穂高連峰」を望む(その2) 

↓(その1)より続く   (⇒今回、新規に完成した記事です。)


★笠ケ岳・再興、槍ケ岳・開山の「播隆上人」


日本で最も有名な山の一つ「槍ヶ岳」・・「あの天を突く尖鋭峰に初登攀したのは誰か?」と問えば大抵の人は「ウォルター・ウェストン」(日本アルプスの命名者)と答えるかもしれません。正解は「播隆上人」という江戸時代後期の浄土宗僧侶であり1828年頂上に登って祠を建立しています。


  ....(左)日本アルプスを探検したウエストンのレリーフ(上高地) (右)「播隆上人像」(JR松本駅前)....c0119160_11324784.jpg
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有名な山岳小説家「新田次郎」の著書に「槍ヶ岳開山」がありますが、「播隆上人」の物語が描かれています。今から30年程前、この小説を読みましたが名作「孤高の人」に匹敵する面白さです。
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笠ヶ岳」は飛騨・美濃に多く残される木彫りの円空仏で有名な「円空上人」が開山したのですが、「播隆上人」がこの麓に住んでいた頃は久しく荒廃状態だったそうです。この山を再興させるため登山道完成・一里毎の石仏設置・頂上への阿弥陀仏安置など「播隆」は多くの功績を残しました。


    ....(右)「槍ヶ岳」の登山道脇にある「播隆窟」、53日間も篭って修行した岩窟....c0119160_932725.jpg
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「播隆」が初めて「笠ヶ岳頂上」に立った時、天空を裂くが如く遠方にそそり立つ三角鋭鋒が目に入り、彼の心は大きく揺さぶられます。その鋭峰こそが「槍ケ岳」。この憧憬の山に何度も挑戦して、53日間も岩窟に篭って修行、遂に頂上の祠を設置して開山本願を成就することができたのです。


   ....(左)「槍ヶ岳・黎明」北鎌尾根からの日の出   (右)穂高連峰上空に輝く朝雲....c0119160_1129916.jpg




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小説では、「播隆」が笠ヶ岳頂上で「如来の御来迎」という奇跡に遭遇する場面が描かれています。これは「ブロッケン」が現れたもので、太陽光が背後からさしこみ影側にある雲・霧がスクリーンとなり遠方にある自分の影が虹色光輪の中に映る自然現象。(普段滅多に見ることはできません)

    .....ブロッケン現象(インターネットで公開されているものをお借りしました。) ....
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「ブロッケン現象」の遭遇は過去2~3回経験ありますが、やはり不思議な気持ちになったもの・・。
単独で頂上へ阿弥陀仏を担ぎ上げた「播隆」は、この体験をして「笠ヶ岳」や「槍ヶ岳」がますます神々しい特別な山に見えたことでしょう。まさに本小説におけるクライマックスシーンでありました。


                      
★笠ヶ岳を後にしてパノラマ下山


雨予報の不安も吹っ飛び、2日目は絶好のパノラマウォークとなりました。遠方俯瞰からの笠ヶ岳・山容もやっと目にすることができ、改めて名山であることを実感!まさに名は体を表わすなあ・・。

   ....(左)「笠ヶ岳」の雄姿!なだらかな美しい稜線はまさに「編み笠」の姿にそっくり....
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今日の縦走は笠ケ岳・北稜線を北上し、抜戸岳・弓折岳を経て鏡平に降りていくコース。絶景を楽しみながら高度を徐々に下げていく歩きで、急登に苦しんだ前日に比べると何と天国の様な日か!
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    ....翌日は迫力ある稜線が目の前に広がる!「秩父岩」を通過して「弓折岳」へ向かう。....
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秩父岩を降りる雪渓は急激に谷底へ落ち込んでいくようなスリル感があり、実におもしろかった!
奇岩に囲まれた谷間は大きな雪渓が残り、あちらこちらにお花畑も点在して天国のような場所。

         ....「秩父平」に降りていく急雪渓。遠方には尖鋭な奇岩が迫る。....c0119160_11325359.jpgc0119160_20282798.jpg
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気持ちいい稜線を歩き切るとやがて「弓折岳」に到着。双六岳へ向かう北稜線と、鏡平へ降りていく分岐ポイントです。ここで一服休憩、稜線パノラマを名残惜しく眺望すると遥かに鷲羽岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳など、裏銀座・雲ノ平方面の山々が望まれます。そして真下には鏡池が光る・・。


         ....「弓折岳」に到着して一服休憩、さ~てあとは下るだけだ~(笑)....
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      ....(左)「鏡平」に到着、    (右)2年前にここで見た「鏡池」に映る「槍・穂高」の絶景....c0119160_20344180.jpgc0119160_203622.jpg

今日はガスっており「槍・穂高」の池の雄姿を見られませんでしたが、2年前に撮った上記写真で雰囲気を味わって下さい。「鏡池に映る穂高」・・、あまりの美しさに暫し呆然と佇んだ過日の光景↑
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鏡平~弓折尾根を下る「小池新道」は花崗岩が平らに敷かれ、実に歩き易い道。テンポよく降りていくと「秩父沢」という開けた渓谷に出ます。雪渓の爽快風が山から吹き抜けて来て実に涼しい!
プシュッ!と缶を開けビールを喉に流し込む爽快感!今までの苦労はこの極楽瞬間を味わうためだ。

  ....(左)「秩父沢」で昼食、ひんやりした風が実に気持ちいい(右)最後はダラダラと長~い林道....c0119160_20383026.jpg















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新穂高温泉に至る「左俣林道」は飽きるほど長~い道のり。「わさび平小屋」を過ぎたあたりから雲行きが怪しくなり、雷鳴も聞こえてついに大雨が降り出してきました。全国各地で集中豪雨被害が発生したこの週末、山縦走ではパノラマに恵まれ、雨が下山後とは実にラッキーなことでした。

...(左)「わさび平小屋」脇で、大木に咲く「ツル紫陽花」に遭遇 (右)長い山道もいよいよ終点へ...c0119160_203956100.jpgc0119160_20403297.jpg


ついに終点・新穂高温泉に到着。奥飛騨・栃尾温泉へバスで移動し、公共露天風呂で汗を流しました。この時は雷鳴が轟くシャワー雨中での露天!なかなか味わえない楽しい経験だったなあ・・
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     ....奥飛騨の栃尾温泉には、寸志200円で入れる露天風呂「荒神の湯」が。(実に広い)....
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日本百名山「笠ケ岳」・・・、アプローチはきつかったけれど実に歩き甲斐があるいい山でした。目前に槍穂高連峰を望む絶好の展望台。自身の姿も美しく、周辺光景も爽やかで花の種類も豊富!
次回、北アルプスの山から「笠」の姿を見つけた時、今迄とは違う感慨をもって眺めることでしょう。
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                                                    おわり

<今回登山ルートの概念図>  

    ①赤い印が笠新道登山口で、抜戸岳への稜線が急登ルートです。
    ②稜線から頂上を極めて笠ケ岳山荘へ宿泊、翌朝ご来光を見て弓折岳までの縦走
    ③下山は、鏡平山荘~ワサビ平小屋~新穂高温泉のルートでした。
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                       ↑(詳細を見るにはクリックして拡大図でご覧下さい)

  by rollingwest | 2008-07-30 06:28 | Comments(14)