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 <2010年10月23-24日>上信越国境「佐武流山」からの大パノラマ&紅葉

★はじめに


10月下旬、まだ都会の木々は緑色なのに早くも木枯らし一番!1ケ月半前まで猛烈残暑で汗ダクダクだったたのに・・。秋は一挙に素通り・・、紅葉もジックリ味わえぬまま冬支度に困惑している方も多い。その後暖かくなったり寒くなったりで今年の季節はジェットコースターの様な気温変化に体調を崩しそう・・。

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秋いずこ?木枯し吹いてサブリューヤマ 』 (oyaji gyag・・、ウウブっ!)



   ......(左)奥深い上信越国境「佐武流山」(2191m)  (右)頂上から見た墨絵のような山々......
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2ケ月ぶりに山記事を公開UPします。新潟・長野の県境の200名山「佐武流山」に登ってきました。山麓はちょうど紅葉の見頃、短い秋だった今年の紅葉に少し触れることができて満足、山奥温泉もgoo





★上信越国境の秘境、豪雪の里 「秋山郷」

                .....上越新幹線「越後湯沢駅」に降り立つ、大快晴の秋空......
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10/23、日本列島は全国的快晴。マツ氏と新幹線で「越後湯沢駅」到着。越後交通バスに乗り、津南町経由で「秋山郷」に向かいます。もう一人の同行者Mz本氏は鳥甲山に登山、後程に合流予定。


    .......新潟県西南部の津南町から「中津川」沿いに秋山郷へと向かう。......
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バスで2時間揺られ、新潟県西南部の山奥の郷に向かっていきます。16時「秋山郷」に漸く到着。地名は新潟県から長野県栄村に変わっている。まさに上信越国境・・、ここを訪れるのは4年ぶりだなア


      .....「秋山郷」(長野県栄村)に到着、ここは山奥深~い秘境里......
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秋山郷」は江戸時代に「北越雪譜」(鈴木牧之)に豪雪地として紹介された秘境、平家落人が逃避の末、移り住んだといわれる伝説の地です。全国に幾つか平家部落がありますがいずれも峻嶮な場所


   .....(左)江戸時代著書「北越雪譜」(鈴木牧之) (右)秋山郷は「平家落人伝説」が残る。.....
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今夜の宿泊地はロッジ風「ヒュッテ・ひだまり」、結構いい感じ!Mz本氏は鳥甲山を下山し、もう宿に入っている。金曜深夜に車をブッ飛ばしあの峻嶮峰を一人で登山。いつもながらタフな超人ぶりに感心


        ......秋山郷(長野県栄村側)にある栃川高原温泉「ヒュッテ・ひだまり」......
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      ......ロッジは猫の天国!ストーブ・流し台等で好き勝手放題、わがもの顔の猫達......
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                               ↑ (イラスト猫クリックすると1回だけ目覚るヨ)

標高が高い山郷はもう冬支度モードでストーブが焚かれている。ここは猫数匹が我が物顔で振舞っています。我々が弄っても平気、堂々と寛ぎまくっている・・。家に飼われてる猫って奴はお気楽だネ~


   ...(左)豪華な夕食、感動的! (右)「ヒュッテ・ひだまり」オーナー夫妻、実に元気で明るい。.....
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食事は海・山の幸が満載で本当に豪華だった~!ロッジのオーナー夫妻(ご主人はナベ貞に似てる)は陽気で楽しい夫婦。馴染み客も多い。「5年前の豪雪は大変でしたね」と聞いたら意外な答えが・・
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  ......05-06大豪雪。新潟津南村・長野県栄村は4m豪雪に埋まり、交通遮断で陸の孤島に・・.....
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「イヤ~あの時ヤ~、全国注目でマスコミが取材にドンドン来て村は活気づいたヨ」「豪雪生活写真はマスコミが6万円で買ってくれた」「秋山郷は雪が降らんと駄目なんだヨ。除雪仕事は地元の大事な現金収入さ」「村の年寄りは長寿で元気だゾー、80後半の人も常に働いてるから皆ピンピンだ」、・・オソレイリマシタ~


     .....(左)朧なる光、晴天期待の秋の月   (右) くた~っと寛ぎまくる猫。お休み~!.....
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食堂は元気なオーナー夫婦の語らいで盛り上がっていますが、我々は明日4時起床なので皆とお別れして就寝へ。豪雪地の人の苦労を知らないノーテンキ猫はすでにストーブ前で一足先に寛ぎ中~(笑)






★長~い道のり「佐武流山」への登山


小生は4時前に起床し朝方温泉~!3人は4時半に宿の豪華朝食を頂き、山準備を整えてMz本氏の車で出発。5時(まだ真っ暗)、林道ゲートからヘッドランプを着けて夜明け前の道を歩き出しました・


   ....ヘッドランプで出発、漸く夜明け!紫・曙光に佐武流山シルエットが浮かび上がってきた.....
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長~い林道歩きは飽きる程ですが、だんだん明るくなってきた。やや曇り気味天候で期待した青空じゃないが全く問題ない。暫く行くと大岩山「カブト岩」が目前に立ちはだかってきた!迫力の絶景!


     .......本格的な朝到来!大岩山「カブト岩」大奇観、ススキ・紅葉の林道を歩いて行く.....
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      ......(左)超人Mz本氏の登山ペースはいつも驚異的  (右)「檜俣川・出合」、沢を渡るマツ氏.....
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7時前「檜俣川・出合」を通過し、いよいよ急登の尾根道へ。高度を上げて行くと先程見上げた奇岩「カブト岩」が足元に見えてきた。なるほど兜の形に似ている・・。その背後には鳥甲山も望める!鳥甲山左側(北西方向)には海に浮かぶような「妙高・火打山」!今日は曇りだが視界はよさそう・・


    ....(左)大岩山「カブト岩」の遥かは「鳥甲山」  (右)「妙高・火打山」のシルエットも幻想的.....
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        ..........奥深い山の稜線を進むRW。(Mz本氏から提供写真)......
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     ..........物思平付近から見る「佐武流山」、紅葉合間から突先峰を望む。......
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8時半、「ワルサ峰」なる小ピークに到着。周りを見ると結構立ち枯れた木々が目立ちます。白樺の様な雰囲気もあるけれどこの原因は何なんだろうなア・・。鹿食害?それとも中国大気汚染の影響?
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        .......「ワルサ峰」周辺は立ち枯れの木が意外と多い。ちょっと一服......
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「ワルサ峰」からは、素晴らしい展望が望めます。まず右の写真「苗場山」、この山は頂上全体が平で尾瀬の様な湿原をもつ独特なる百名山です。そして左側は先程紹介した「鳥甲山」&「妙高・火打山」


  ....(左)遥かに墨絵の「妙高・火打」、手前は「鳥甲山」 (右)「苗場山」頂上全体が台形....
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06年秋に秋山郷から鳥甲山(下記写真)に登りました。白嵓尾根(ナイフリッジ稜線)を登り、赤嵓コースへ下りましたが非常に面白い山だった!まさに名前通り、鶏冠のような形で秋山郷を見下ろす岩峰名山


  ......(左)鳥甲山ナイフリッジ稜線は険しかった・・ (右) 4年前に登った「鳥甲山」の頂上.....
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★ついに頂上へ!数々の名峰パノラマを大満喫!


    ......西赤沢山源頭を過ぎれば、頂上へ最後の登り(Mz本氏後ろ姿)......
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いよいよあと1時間半でゴール。西赤沢山源頭分岐(苗場山方面)を過ぎて10時過ぎに頂上到着!頂上からの展望は、西側がブッシュに覆われているものの北から東・南に至るパノラマは素晴らしい!


    ......(左)「佐武流山頂上」にて3人集合写真  (右)「越後三山」「巻機山」の雄姿遠望.....
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  ......(左)手前・「白砂山」、遠くは「志賀の山」 (右)手前・「谷川連峰」、遠くは「尾瀬名峰」.....
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                                 「白砂山」の記事はコチラから


北東側には越後の名峰群(八海山などの越後三山、手前に巻機山)が俯瞰できます。東側には谷川連峰や三国連山、その向こうに平ケ岳や尾瀬の名峰・「燧ケ岳」「至仏山」も形がよく分かる!南側には白砂山や志賀の山々、北には紅葉燃ゆる「苗場山」、西には「岩菅山」も望むことができました。


   ....(左)2年前登った志賀高原の雄・「岩菅山」  (右)「苗場山」、中腹紅葉は見事!.....
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                                 「岩菅山・志賀高原の山」の記事はコチラから

肝心の頂上部付近の紅葉は、針葉樹が中心で全くの期待外れ。もう一度下の方で見直そう。頂上で数々の写真を収め、「ヒュッテひだまり」手製・豪華おにぎりで腹をこしらえ10:45下山に向かう。


     ......「妙高・火打」のシルエット風景は、「八ヶ岳」裾野の広がりに似ている気がする...
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★2010年・紅葉と秋山郷の温泉

今回もピストン登山で帰りは同じ光景を辿ったのに、登り時は名峰パノラマばかりが気になり、紅葉の方は殆ど意識していませんでした。中腹まで降りてくると、あらためて紅葉が素晴らしいことに気付く!でも曇天なので今一つ光が足りず鮮やかな紅葉とは言い難い。やはり青空と日光が必要だ~!


    .......紅葉は中腹部から下方が鮮やかでした。下山時に秋を楽しむ......
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  .....(左)ススキ原越しに「槍の塔」(苗場山の隣)が! (右)大岩山「カブト岩」に向かう下山道.....
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                                             ↑
最後のハイライトは「カブト岩」から切り立つ断崖谷の両脇に広がる紅葉でした!今年の残暑余波で紅葉を見るタイミングを逃している方も多いと思いますが、何とか2010年錦秋の一端に触れられた・・。今年の紅葉の色づきは全国的に悪いらしい。寒い春・異常猛暑・少雨・早い冬で植物の生態リズムが・・


       ..... 大岩山「カブト岩」の谷間紅葉も再び!やはりここが最高だった!......
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朝5時に歩き始めピストン往復で帰ってきたのは15時、昼食・途中休憩を含め10時間の歩きでした。通常12時間かかるコースですが健脚トリオで何とか暗くならない内に戻れました。下山完了後、雨に・・。


   ....秋山郷の名物温泉「小赤沢温泉」、湯の色はまっ赤だ~!(右は4年前・鳥甲山の時).....
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最後は定番温泉!鉄分で真っ赤な小赤沢温泉、4年前・鳥甲山を登った後に訪れて以来2度目。タオルに鉄錆がつく珍しい湯でチト温めな感じですが、10時間歩行の疲れを十分癒すことができました。


    ....「鳥甲山」を背景に「秋山郷」ススキ風景、この3本の樹もお気に入りなんだよね......
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温泉ベランダからは4年前見た素朴な「秋山郷」風景が広がっている。何度見ても見入ってしまう・・
3本針葉樹・峻嶮なる「鳥甲山」岩稜線・ススキ原の広がり・・、まさに名前の通り「秋の山の郷


     ...今年の冬の訪れは早そう・・。生活に支障をきたす大豪雪にならぬよう祈念......
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「ヒュッテ・ひだまり」のご夫婦のコメントが再び蘇ります。「この村は豪雪で不便かもしれんが、地縁・血縁が深いから犯罪もなく警察もいらん!皆お互いを心配し合って助けながら楽しく生きているよ。」今年は都会で生死不明の高齢者のニュースが話題に・・、無縁社会の中で「秋山郷」が輝いて見えます。


   .....(左)「佐武流山」西南部(長野県)地図 (右)「佐武流山」東北部(新潟・群馬)地図......
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                                                         おわり


次回は、久々にサッカーネタ記事「日本W杯・挑戦の苦闘史」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-11-05 00:00 | Comments(62)

<2010年8月7~8日>南アルプスの難関峰「鋸岳」のピークへ

★南アルプスで登り残していた難関峰・「鋸岳」

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200名山制覇を目的にする者にとって全国には難関峰がいくつかあります。アプローチが果てしなく長い山・残雪期にしか登れない山・北海道の奥深い山・沢や危険な岩壁ルートを辿る山・・。この中で「鋸岳」(2685m)の縦走はヘルメット・ザイルが必要で最も危険な部類の難関。登頂制覇は長らく悩みの種でした。


    ......(左)特異な山稜を見せる「鋸岳」の鋸歯     (右)「鋸岳」の頂上から見た仙丈岳......
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南アルプスの名峰は殆ど登りましたが、残す200名山は2峰、「鋸岳」&「農鳥岳」。今さらザイル技術習得してまで登る気持ちもないし・・と思っていたら、マツ氏から思いがけないルートの登山提案がありました。北沢峠から角兵衛沢にテントを張って往復登頂する計画、これならロッククライマーでなくても可能なコース!

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     リンク:南アルプスの名峰(北部編)             リンク:南アルプスの名峰(南部編)



今回のパートナーはマツ氏の他に、食山人氏と韋駄天のMiz本氏。危険な山への挑戦ですが、熟達者が同行なので心強い。8月7日朝から各自のルートで電車に乗って、中央線ダイヤの乱れでバスに乗り遅れたものの甲府駅で食山人氏とMiz本氏の3人は無事合流。1本遅れバスにて広河原経由で北沢峠へ・・


     .......「南アルプススーパー林道」(左)広河原でバス乗換え。 (右)深い峡谷道で北沢峠に向かう。......
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「南アルプススーパー林道」は峡谷が深く断崖の道をバスが行く。30年前のルート開通時は自然破壊の声もありましたが、この道がなかったら奥深い南アルプスへの登山は相当な難行が続いていたことでしょう。





★北沢峠から「角兵衛沢」のテント場へと向かう



              .......「北沢峠」の「長衛荘」で水を補給して、いざ出発.....
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北沢峠では前日から南アルプスの山に入っていたマツ氏とうまく合流できました。これでフルメンバー勢揃い、出発準備を整え、今日の宿泊テント場(角兵衛沢出合)に向かって気持ちいい林道を歩いていきます。


       .........気持ちのいい林道を下って行く (左上)カクミノシメジ (左下)ツチカブリ......
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北沢峠からの林道は、穏やかで苔生した雰囲気があり本当に素晴らしかった!猛暑坩堝の日本列島ですが、木陰道に爽やかな涼風が吹きぬける。キノコの姿も早や見られて南アルプスの秋はもう近し?


    .........苔やキノコが豊富で味わい深い雰囲気   (左) コガネテングダケ  (右)アンズダケ......
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赤河原分岐(丹渓山荘廃屋)で戸台川の河原に出合いました。熊ノ穴沢出合を通過し、水量ある沢を渡り対岸に出れば、今日の宿泊地「角兵衛沢」に到着~!見上げれば鋸岳の岩峰が目の前に迫る!



    ..........(左)沢の徒渉は足を濡らして苦戦・・、 (右)鋸岳の岩峰は予想通りに峻嶮だ!......
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★2年ぶりのテント泊・・、久しぶりの「焚き火」体験


角兵衛沢出合」の河原付近は平らに整地され、木陰もあってテント設営の適地です。一昨年の南アルプス「池口岳」以来、2年ぶりの野営だなあ・・。今夜の寝場所を設定し、明日の健闘を祈ってビールで乾杯!


       ..........河原沿いには素晴らしい幕営場がある。テントを張り終えて缶ビールで乾杯!......
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17時になると、空の色は夕暮れブルーから徐々に漆黒の闇に包まれてきました。ヘッドランプの光では物足りず、枯れ木を拾い焚き火をしようとの提案!キャンプファイアーは何年ぶりだろう・・。実に懐かしいねエ



       ..........焚き火を開始。テントの薄明かりもあいまって雰囲気いい野営となった。......
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久しぶりに直火と間近かに接した気がする!雰囲気ある闇夜でお酒を飲みながら「火を見ると人間の本能が刺激されるネエ・・、原始時代に洞窟で火を囲んだDNAが目覚める」・・とか、饒舌・ホロ酔い状態



     ......を見ながら、お酒が回ってホンワカ気分・・。そろそろ寝る時間だ~!明朝は早エ~ぞ~......
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★いざ出発!高山植物・キノコが多い樹林帯の急傾斜道

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4時半に起床、いよいよ鋸岳への登山の朝を迎えました。絶好の晴天とはならなかったが、まあまあの天候だ!往復ピストンなので荷物は最低限でOK、サブザックに水・食料などを詰めて5時20分に出発!


       ........巨岩が3つ並ぶ「角兵衛岩」を過ぎて、樹林帯の急傾斜道を登っていく。......
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              ..........(左) ドクベニタケ(傘開き)                 (右)ドクツルタケ......
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沢からすぐ樹林帯の道は急傾斜でドンドン高度を稼いでいく感じ、角兵衛岩(岩3つ)を過ぎると、キノコや高山植物が目に付き始めます。2時間程で巨大な「大岩」が垂直に立ちはだかっていました。大絶壁!



       ...........(左)巨大な岩壁「大岩」に到着  (右)「大岩下ノ岩小屋」で水を補給......
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この岩の下をトラバースしていくと、水がチョロチョロと滴る「大岩下ノ岩小屋」があります。ジメジメとして暗い雰囲気ですが、今回ルート唯一の水場なので水補給して体制を整えます。いよいよ本格的なガレ場登り!


   ........(左) ドクツルタケ                 (右)ドクベニタケ(球形)......
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       ..........(左) 雲間から顔を見せた仙丈岳  (右)タカネビランジが咲き誇る岩場の道......
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それにしても急傾斜で危険な岩ガレ場の道だ!大岩から稜線に登り詰めていくルートはわかりにくい・・。
登山道の確認は赤いリボンを頼りに見つけていくしかありません。我々は途中迷って、岩の沢を左にトラバースしてしまいましたが、右側の道をそのまま上がっていくルートが正解。皆様、お間違えなきように・・。



            ........急傾斜の岩ガレ場を登っていく。垂直に屹立する大岩......
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              ............(左) シナノオトギリ                 (右)オオバギボウシ......
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★危険な岩ガレ場の登りに苦戦


ガラガラ~、「ラ~ク!」(煙草の名ではありません。落石注意~!という意味・危険通知の掛け声です。)
この声が何度も響き渡る程、不安定で崩れ易いガレ岩だらけの道を登って行きます。危険極まりなし!



       .......ガスが漂い始め、やや不安な気持ち。岩は脆く.崩れやすい。危険な登りが続く。.......
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  .......(左) ハナビラニカワダケ             (右)チチタケ......
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足を踏み出すと脆い岩が擦り落ちるため、通常登山とは違う神経を使ってしまいます。恐怖感と神経消耗で気疲れしましたが、雲間から見える中央アルプスの景観と綺麗な花々が我々を癒してくれました。



     .........(左)遠くに中央アルプス連山が見え始めた!  (右)大きな岩塊があちこちに登場!......
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            ..........(左) トウヤクリンドウ                 (右)タカネビランジ......
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高度を上げて行くと徐々に視界が開けてきた。Oh~中央アルプス連峰全てが俯瞰できるようになった!
天気は今一つパッとしないが、基本的には視界は利いている。あとは頂上でガスがないことを祈るだけ


        ..........雲海に浮かぶ北アルプス大連峰!ついに全景が視界で捉えられた!......
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            ..........(左) ミネウスユキソウ                 (右)シナノオトギリ......
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もう4時間近く歩いて標高も2500m位まで上がってきた。相変わらず危険な岩ガレ道は続いているが、あと15分もすれば鋸岳稜線(角兵衛沢ノ頭)に出るのも近い。この苦行もあともう少しで終わりだ・・。



    ..........こんなにも急傾斜で巨大な岩ガレ沢を登り続けるのは初体験!崩壊岩で恐怖の連続......
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     .........(左) ミヤマシャジン           (右)ギンロウバイ......
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★念願の鋸岳のピークに立つ


9時40分、ようやく角兵衛沢ノ頭に出ました。やっと岩ガレの危険地帯を抜け、水を飲んでホッと一息・・。
鋸岳頂上に当たる「第一高点」(鋸歯の一番高いピーク)に立つのもあと15分程度。LAST一踏ん張り!



     ..........ついに「鋸岳」の「第一高点」に到着!背景は「甲斐駒ケ岳」、鋸の稜線も大迫力!......
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朝10時、とうとう畏怖・憧れの「鋸岳ピーク」に立つことができた~!最高ピークから見るギザギザ稜線はまさに鋸歯、遥か先には雲に隠れる「甲斐駒ケ岳」が聳え立つ!あの山こそが鋸・第一高点に見える・・
甲斐駒から鋸歯稜線を縦走して来る人も遠くに見えます。これらの人は岩登り技術のエキスパート達だ。


               ..........雲海の合間から「八ケ岳」と「清里」が見える!......
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頂上からのパノラマは感動的でした!我々がピークに立った時はガスに覆われ、殆ど視界が利かなかった
のですが、待つこと5分。雲が徐々に晴れ、南アルプス名峰群や八ケ岳連峰がチラリズムで姿を見せたぞ!



    .......南アルプス大絶景:日本第2高峰「北岳」(左)、第4高峰「間ノ岳」(奥)、南ア女王「仙丈岳」(右).....
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この位置・角度から、南アルプス名峰達(北岳・甲斐駒・仙丈)を俯瞰するのは初体験!不思議な気分・・
200名山の難関ピークに立った達成感と南アルプス大パノラマを満喫して、そろそろ下山の準備に入ろう。





★テント場に無事下山、そして長~い戸台河原の歩き


            ........切り立った岩壁を両脇に見ながら、再び危険なコースを下山......
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登ってきた危険ガレ岩場の道をピストン下山、直近経験のコースなので慣れた安心感はあるものの、先に下る人に岩を落さぬように、赤リボンを頼りに慎重な足運び・・。再び大岩を通過しテント場を目指します。



    ..........(左) シャクナゲの枯れ茎  (中)サルノコシカケ?  (右下)名前・判定不能のキノコ↓......
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樹林帯に入るとまた懐かしいキノコたちとも再会。空身で韋駄天の4人はリズムよく下山、頂上から3時間弱・12時50分にテント場に戻りました。それでも往復7時間半かかったなあ・・。腹減った~、遅い昼食・・


            ......7時間半の往復登山、無事完了!カップラーメン食べてひと休み......
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いよいよテントを撤収し帰路に就きこう。今度は広く長~い川原を延々と歩いて戸台部落(バス交通拠点)へと向かいます。この川原は今から30数年前、初めての甲斐・仙丈山行の時に下った懐かしい道だ。


            .........テントを撤収して戸台川の川原を歩き始める。......
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当時も感じましたが、とにかくこの川原の下山道は飽きる程に長い!最初は懐かしい気持ちで景観を楽しみましたが、3時間以上も歩き、もう後半は完全に嫌になりました。昔スーパー林道が未開通の頃、南アルプス縦走は戸台川原からがメインコースだったと聞きました。本当に大変な時代だったんだなア・・敬服
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   .......(左)花蜜を吸う美しい蝶 (右)岩にスズメ蜂の巣が・・!(右)「橋本山荘」到着.......
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ようやく戸台バス停がある「橋本山荘」に16時過ぎ到着。川の水で体を洗いスッキリ爽快、ビールで乾杯!
今日は朝4時半に起床し11時間近くも歩いたので、喉越しビールの美味さと達成感は何にも代え難し・・
ここからタクシーを呼び茅野駅に向かいます。飯田線はアクセス悪く列車ダイヤが少ないのでコチラが効率的



         ........中央線の車窓から見る名峰たち  (左)甲斐駒ケ岳  (右)八ケ岳.....
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      .......(左)鋸岳の位置地図(クリックで拡大表示)  (右)鋸岳を登山した今回のルート......
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中央線車窓から見る「甲斐駒」「八ケ岳」の雄姿を楽しみながら、今回の難関峰ピークに立てた喜びを噛みしめ直しました。今年は「笈ケ岳」「和名倉山」に続き「鋸岳」を制覇できた。次は「毛勝山」に挑戦だ・・


               ........ 鋸岳の険しい稜線をもう一度、御覧あれ.....
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                                                          おわり




次回は、伊勢路・奈良の旅(その2):「奈良公園」&「平城京遷都1300年祭」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-09-07 00:00 | Comments(59)

<10年7月24-25日>2010夏:雨に煙った東北の山旅(早池峰・船形山)


★はじめに


7月17日梅雨明け宣言以降、日本列島は毎日続く灼熱地獄!今年の夏はあまりにもスタートダッシュがよくて日本経済の景気回復には効果抜群と思われますが、それにしても本当に暑すぎる~!
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久しぶりにFツアーの山旅に参加(1月伊豆山行以来)、「今回は恒例の東北シリーズ。山深い登山口にスイスイと行ってくれるこの機動力あるツアーは実に重宝しております。「早池峰山」&「船形山」、梅雨明けで高気圧・青空のもとで東北の2名峰に登れると思っていましたが・・、何やら天候不安定・・



   .....7/23夜,都内出発、東北道の長い旅始まる。早速に酒盛り・・(名漫才コンビのI&Y氏).....
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金曜日夜に乗り合いバスで都内を出発・今回も気心知れているメンバー14名が参加。今年の夏は、気温が毎日高くなって天候不安定で局地的なゲリラ豪雨が襲うケースが多い気がします。栃木辺りでは雷鳴が轟き激しい雨の中、東北道を北上していきました。明日の天気は何かヤバそうだな・・


        .....雷鳴轟く夜の東北自動車道、明日の山行は大丈夫かなあ・・.....
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★(1日目):憧れの「早池峰山」へ、エーデルワイスに似たハヤチネウスユキソウと出逢う


早池峰(ハヤチネ)という響きのいい山名、日本のエーデルワイスも呼ばれる固有種「ハヤチネウスユキソウ」が自生すること、そして遠い東北の僻遠地で手軽に行けない百名山・・というイメージを持っており、長く憧れの存在でした。しかし近年は百名山ブームで車の入山規制もされるくらいに賑う山らしい・・


 ..... 日本百名山・「早池峰山」(1917m)の包容力ある全景、結果的には眺望が叶なわず・・.....
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バスは登山口・小田越に早朝4時過ぎに到着。まだ夜明け前、山の準備を始めるも周囲は一面の霧に覆われている。5時に出発しましたがとても晴れる予兆はなさそう・・。仕方がないねえ・・(諦)


   .......(左)屹立する岩の鉄梯子を登る (右)お花畑の木道を行くも、一日中霧の中.....
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おっ!早速にハヤチネウスユキソウが登場!先日マサオ様ブログで見たエーデルワイスと全く見分けがつかない!その名の如く、薄い新雪が花弁に付着したように見える。でも遠目では地味な花かも・・


          ........日本のエーデルワイス呼ばれるハヤチネウスユキソウ.....
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早池峰山の麓には遠野市があります。柳田國男の「遠野物語」(明治43年)で知られる民話の里で有名です。5年前家族旅行で岩手県を周遊し、遠野や花巻・陸中海岸を訪れたことも懐かしい。



        .......北上山地の名峰「早池峰山」の麓は民話の里で有名な遠野.....
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霧の中を歩くこと2時間で頂上に到着。早池峰山神社の奥宮が鎮座しており、立派な拝殿・祠・剣があり山岳修験の威厳を見せていました。十一面観音もあり日本の宗教は混合雑多ですね~!


   ......頂上には早池峰の奥宮がある。修験道・神仏習合で十一面観音や剣もあった。.....
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憧れの早池峰山でしたが、何も眺望が利かなかったことは残念でしたねえ・・。岩峰群の中に雄大なお花畑も広がる光景に逢えませんでしたが、ブログで拾った下記の写真でお慰みとしましょう・・


  .......本来はこのような雄大なる巨岩群の早池峰絶景が見られるはずだったのだが・・.....
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北上川を挟んで「岩手山」(男)と「姫神山」(女)が夫婦山として聳えていますが、当地の伝説によるとこの間に割り入ってきたのが「早池峰山」。姫神にチョッカイを出して不倫関係になったとのこと。
「岩手山」は激怒し、噴火爆発して大荒れしたとなったらしい。そういえば数年前も噴火したなあ・・


       .......名花.ハヤチネウスユキソウ、淡雪を纏ったような清楚な姿.....
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それ以来、姫神山」&岩手山が晴れれば早池峰山は曇り、姫神山&早池峰山が晴れると岩手山が曇るというビミョーな三角関係らしい。神様とは思えないあまりにも人間的な愛憎劇ですなあ・・。
でも今回気圧配置では、それはあり得ず3つの山が全て霧のベールに覆われていたことでしょう。


                   リンク:07年10月「秋田・岩手の名山を訪ねて」(和賀岳・姫神岳)


  ......(左)展望得られず霧の中を下山 (右)蛇紋岩は本当にツルツル滑りやすく苦労する!.....
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頂上小屋で暫く休憩し7時過ぎに下山。天候は全く回復せず最後まで霧中での歩きとなりました。
この山はツルツルと滑りやすい蛇紋岩に覆われて神経を使い非常に疲れます。尾瀬・至仏山もこの岩が多く、現在蛇紋岩の道は滑って危険なために下山禁止されています。苦労・滑りの山下り~


 .....北上山地は盛岡・遠野・陸中海岸のちょうど中間に位置する。(遠いノぉ・・oyaji-gag).....
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東北の名花に出逢った以外は、終始展望なき山を歩いただけで楽しみは殆どありませんでした。それでも酷暑に喘ぐ日本列島の中心部を脱出して、涼しい風でのウォーキングは結構快適だった!


         .......下山後はバスで早池峰ダムを通過、秋田県の田沢湖方面へと向かう。......
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今日の宿泊は秋田県田沢湖温泉壕にある「ホテル天空」。この温泉はかんぽの宿でリニューアルとなったようですが、本当に素晴らしいお湯と料理、そして従業員の方の気遣いでした!絶対お薦め!


  .....田沢湖温泉郷の「ホテル天空」に宿泊、硫黄臭の白濁かけ流し温泉は最高の湯!.....
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白濁名湯を満喫し、豪華料理にお酒!今日の楽しみはこの夜に凝縮されていたかもしれません。健啖家メンバーはワイワイと大いに盛り上がり笑いの渦。でも20時過ぎには殆ど皆ダウンの鼾~(笑)


   .....でも豪華な食事、ホテルの気遣い、霧の田沢湖の夕暮れ光景に報われました~!.....
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★(2日目):太陽と雨に弄ばれてしまった「船形山」

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2日目は早朝6時にホテルを出発。東北大陸は広いので秋田から宮城への移動時間を逆算すると必然。さて今日も朝から雨がジャンジャン降っています。前日の気圧配置を確認するとまさに岩手県の上に低気圧が移動中ではないか・・!こんな炎天下の全国的な夏なのに、よりによって・・(悔)


  ......当日の気圧配置は岩手に低気圧が通過していた。関東は依然猛暑が続いていた。.....
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でもこの低気圧移動を予想すれば、南にある船形山(仙台市近郊)は何とか天候回復が見込めそうな気がする。我々の期待を込めてバスは東北道を南下していきます。途中の東北田園風景は実に素晴らしかったなあ・・。古川ICを降り大野キャンプ場登山口へ。それにしても長い林道だった~

 
            ......早朝に東北道を南下、右手に見えた雄大な山々は神室山連峰か・・?....
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        .......長い林道を経て、船形山の登山口(大滝キャンプ場)に到着.....
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予定時時刻10時より50分遅れでバス駐車場に到着。途中で豪雨に遭遇したり晴れたり、今日は一体どうなっちゃうのかね~?空は依然、泣きの曇り空。でも薄日も覗いて晴れそうな気もする。


          ........予定より1時間近く遅れで、いよいよ船形山への登山開始.....
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     ........雨が降ったり止んだり・・、果たして今日こそは眺望が得られるのか・・?.....
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途中で空はかなり明るくなってきました。間違いなく天候は回復に向かっていると思われますが、やはり大気の状態が不安定なのでしょう。安定した青空に逢えることはついにありませんでした。


     .......船形山頂上に12時半到着、あ~ア、今回も眺望には恵まれなかった~!.....
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歩くこと2時間半、12時半前に船形山頂につきましたが、ついに期待叶わず今日もガスの中~!
過去Fツアーはどちらか1日は眺望に恵まれたのに・・。今回は連敗となりちょっとガッカリでしたなア~


   ......本来ならこんな眺望が・・(左)朝日連峰の大パノラマ (右)船底の様な船形山の外観.....
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下山道は皮肉にも木漏れ日が差し始めて一部青空も覗いてきた。でも最近は「人生は糾える縄の如し、塞翁が馬」と思っていますので、まあこんな日もあらア―な・・と諦めも早くなってきた。(笑)
仮にその時頂上にいたとしても夏の不安定天候だったので、確実に展望は利かなかったでしょう。


    ......(左)下山の途中で陽が差してきた。悔しいけど・・(右)河童の湯でリフレッシュ!.....
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「河童の湯」(田んぼの中の温泉)に身を浸かって疲れをいやします。汗を流した後の温泉上がりのビールはやはり旨い!空には入道雲が湧きあがり「盛夏本番」なるSummer Holidayでした。

 ....(左)不安定な天候が続いた。モクモク湧きあがる入道雲 (右)煙たなびく東北の田園風景.....
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もう午後2時近く、まだ我々は仙台・・、高速1000円の影響で日曜日の高速渋滞は最近全く予想ができない。果たして東京到着は一体何時になるのでしょうか?東京郊外の方は気が揉めます。


    ......延々と続く東北道の車窓から。福島・吾妻エリアの広大な水田が広がっている。.....
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「長い高速道路バスの旅・・」と腹をくくったメンバー達は、職場旅行さながらの体制に戻ります!酒とツマミと談笑・ダジャレの世界に再突入。寝ては覚め、、酒は醒めずの喧騒状態!バスは黙々と走る・・


   .......毎回のごとく、長い車窓時間は宴会状態。F氏からの薫陶を受ける食山人氏.....
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   .....(左)船形山は意外に仙台市と近い (右)盛り上がるバスの中でホロ酔い気分.....
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意外にも高速はスイスイ状態!先週の梅雨明け3連休は大渋滞だったので、もう国民の皆さんはお金も気力も体力も使い果たしていたのでしょう。ラッキーにも22時には東京に着くことができました。


        ......東北大陸はいつ訪ねても広大さを実感するなあ・・、懐が実に深い・・.....
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年に一度企画してもらえるFツアー東北の旅・・、広大で山の奥深い東北大陸の山行には誠にありがたい存在です。綿密な計画を立案して頂ける幹事様、機動力溢れるバスの移動、気心知れ大いに盛り上がる楽しい仲間・・、大いに感謝しております。また来年も皆で名峰を登りたいですね!



                                                      おわり



次回は「初夏の伊勢路・奈良(遷都1300年祭)を訪ねる」(その1)をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-08-05 00:00 | Comments(47)

<2010年6月12日>奥秩父の遥かなる幽寂峰「和名倉山」 (リベンジ登山)



★はじめに (昨年は雨に敗退した和名倉山)


日本200名山「和名倉山」(別名:白石山)は奥秩父山脈から北へ、奥深く入り込んだ遥かな秘峰。殆ど人が入らない静謐な山だけあってアプローチが非常に長く、難関峰で残っていた一つです。

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昨年5~6月にかけて、マツ氏と一緒に何度か日程設定してトライの機会を窺っていたのですが、週末がことごとく雨で延期。昨年6月20日はもう意を決して出発、しかし天気は予報通りに翌日は崩れて雨天となり断念した経緯にあります。そして今年も5月からトライするも何度も延期・・・(悔)
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昨年は将監小屋に泊り2日目(日曜日)に登頂する計画でしたが、今回も日曜日が雨に見舞われてうまく行かない・・。よしこうなったら土曜日早朝に登り始めて日帰りで登ってしまおう!6月12日自宅を朝4時に車で出発し、中央線「塩山駅」に6時半にマツ氏と合流しました。今回こそリベンジ


     
                                リンク:奥秩父秘峰・断念、梅雨の合間に・・

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★絶好の日和!登山開始


塩山駅から秩父側に繋がる国道411号線を北上し、一の瀬高原へと向かいます。三の瀬駐車場に到着し、朝7時半から将監峠への林道を登り始めました。ついに快晴に恵まれた和名倉山だ~


   .....(左)仙波付近から見る和名倉山への登山道 (右) 三ノ瀬登山口からの堰堤滝......
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登りコースは七つ石尾根の東に並行する道を採り「将監峠」の分岐点に9時到着。下を覗けば昨年泊った将監小屋の青い屋根が見える。間もなく行くと傾斜が緩やかとなり熊笹に覆われた平原に。


       .....(左)昨年泊まった「将監小屋」を見下ろす  (右) 将監峠の分岐点にて......
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この平地は牛王院平と呼ばれ開放感に溢れた笹平。暫く進むと「山の神土」という稜線分岐点に出ました。この辺りから綺麗なシャクナゲが見られ始めてきた。初夏の和名倉山を象徴する花だ!


    .....「牛王院平」という熊笹の平地に出ると、ひときわ高く枝を張り出す一本木がある。......
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    .......「山の神土」は和名倉山と唐松尾・笠取山の分岐。この山の石楠花は実に見事!......
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★いよいよ主稜線への縦走


 .....稜線から富士山が見えた!霞みがかった当日は朧な姿だったが・・(写真はネット拝借)......
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主稜線に出ると右(南側)に富士山が望めました。大菩薩嶺越しの雄姿だ!6月は山の新緑時期。
快晴の日の光を浴びた緑は青空のもとで一段と輝きを見せています。静寂な雰囲気は全くない。

        .......新緑も今が最も美しい時期、日光が当たればさらに映える。......
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    ......西仙波周辺は石楠花群生地、花びらが大きい石楠花が次々に現れ目を奪われる!.....
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暫くすると、リンノ峰・仙波のタルという地点を経て西仙波・東仙波というミニピークを通過していきます。花びらが大きいシャクナゲが次々と現れてきました。噂に違わず見事な石楠花群生地だ~!感動


       ........東仙波~吹上の頭に向かう縦走路からは展望が大きく開ける。......
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藪こぎも覚悟していたのですが、道は意外と整備されそのような場面は一度もなかった。一昔前はルートが判別しづらい迷いやすい山と聞きましたが、200名山登山者が増えて改善されたのかも・・


    .......(左)渓流には苔蒸した木々が・・  (右)↓の怪物のような枯木オブジェだ~!......
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★最後の稜線を詰めてついに和名倉山に登頂


         ....縦走路の途中にはいくつか視界が大きく開ける場所が出現......
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東仙波(2003m)を過ぎると、いよいよラストの登りに入ります。丁度3時間歩いたが、頂上まであと2時間はかかるだろうなア・・。でも日帰り登山で荷物は軽いし爽やかな空気なのでまだ快調なペース


       ......樹林帯の道は藪こぎをするような道はなく、かなり整備が進んでいた。......
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焼小屋頭・吹上ノ頭を通過し12時過ぎ八百平という広場に出ました。あと30分、もう頂上は近い。
でも八尾平の右側にある赤テープに沿って進むと水場方面への下りとなり、紛らわしいので要注意


 .....(左)灌木帯の明るい平坦地・八百平に出る (右)途中でアンテナ機を首につけたが出現 ......
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二ノ瀬分岐で黒いドーベルマン犬が我々を迎えてくれました。首輪に無線機を付けている。何の犬?
そろそろ頂上も近いなあ、と思っていたら、樹林に囲まれた円形地にピーク標識がヒッソリ佇んでいる。


   .....(左) 樹林帯を抜ければもうゴールは近い。 (右)ついに頂上到着、視界は全く利かず......
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頂上到達は12時30分、出発から5時間。天気に恵まれ、比較的歩きやすい道だったような気が・・
ここからの視界は全く利かず、開放感の感動は味わえませんでしたが、かくも奥深い秘峰に無事到達できたことをジックリ噛みしめました。計画延期すること数回・・、ようやく重しが取れた感じです。


....(左)同じ道を下山。登り5時間、下り4時間  (右) 一ノ瀬川沿いに崖の山道を走り帰路へ....
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帰りは同じ道をピストンで戻りましたが、下山も快調。山ノ神土分岐点には下り2時間半で到着、その先の分岐からは右ルート(七ツ石尾根)を下山しました。樹林帯の気持ちのいい道。三の瀬駐車場には、16時30分に到着。快晴コンディションに恵まれて往復9時間の歩きで済み、意外と楽に終えた・・。


         .....和名倉山(別名:白石山)の地図 (クリックで拡大表示).....
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GWの笈ケ岳に続き、念願の和名倉山もリベンジ登山することができました。笈ケ岳も和名倉山もたまたま天候に恵まれラッキーでしたが、霧・雨に見舞われていたらどうなっていたかわかりません。
やはり無事が一番ですね。本来条件の厳しい難関峰を安全に登頂し下山できてホッとしています。


                                                       おわり




次回は、「W杯・歴史エピソード:マイレビュー」(その1) をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-07-04 00:00 | Comments(39)

<2010年5月3日>GW紀行③:高岡歴史探訪(続編)&35年ぶりの米山登山

                             
                   GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む                               
                   GW紀行②:万葉時代からの歴史街、高岡・伏木を訪ねてより続く



★高岡市内に鎮座する国宝名刹「瑞龍寺」を訪ねる


           ......加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」(国宝指定)の総門)......
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午後は高岡市内に入り探索。加賀藩はNHK大河「利家とまつ」でご存知、前田家が百万石に隆盛させた誇り高き藩。利家の長男「前田利長」は弟「前田利常」に譲位して高岡に城を築きました。
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           .....「瑞龍寺・山門」をくぐると、壮大・荘厳な大伽藍、中央に「仏殿」が配置......
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加賀藩主・前田利長の菩提寺「瑞龍寺」は利長死後に兄思いの利常が1663年建立、加賀藩が威信をかけた寺であり絶対必見!一大城郭の風格を持ち、北陸にかくなる国宝寺があるとは・・!

       
    .....(左)国宝「仏殿」の建築は実に見事! (右)国宝「法堂」に安置される利長の位牌......
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           ......(左)枯山水の白砂利を整備する僧 (右)曹洞宗なので禅寺様式の建築....
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★前田利長の墓所


「瑞龍寺」総門前から前田利長の墓所まで、長い石畳の参道がありました。その長さが八町(870m)もあることから「八丁道」と呼ばれ、両脇には全国の大名が寄進した石灯籠が配置されています。


         ......(左)八丁道に座る前田利長の像 (右)加賀藩主・利長の墓所......
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利長の墓は高さが11mもある堂々たるもので、これだけの規模・格式は全国の大名墓所の中でも最高峰らしい!霊園前には「五百羅漢像」が沢山飾られたお寺もある。加賀の寺は裕福だね~!


                     .....「繁久寺」のお堂と「五百羅漢像」......
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★日本三大仏「高岡大仏」~「土蔵造りの町並み」


日本の有名大仏は無論「奈良&鎌倉」ですが、「三大仏」という言われ方があるらしい。3つ目を調べてみると高岡・兵庫・岐阜に三大を主張する仏があるとのこと。そうか!高岡大仏を見てみよう。


      ......「高岡大仏は」の顔はハンサム!蓮座下は宝物回廊となっており「顔大仏」もある。......
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この仏は高岡「大佛寺」に鎮座する阿弥陀如来像。800年前の建立で歴史は深く、焼失を繰り返した末に、鋳造技術が高い高岡の技師達によって昭和7年に青銅大仏として再興されたとのこと。


  ....(左)仏・陀か?(hotoke takaoka?oyajigayagu) (右)回廊展示物は多彩で興味深い.....
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高岡の中心部には土蔵造りの旧家が40棟以上建ち並んでいます。明治後期に大火に襲われたため防火建築の粋が生かされています。高岡は鋳造発祥の地、旧・鋳造所やキューポラ煙突があり、産業で栄えた金町の格子造り町並みも見事らしい。しかしもう無理だ。夕方近くで時間がない~!


          ......(左)土蔵造りの街並み(菅野家) (右)赤レンガの富山銀行......
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        ......(左)高岡市内を走る懐かしい路面電車 (右)駅前では獅子舞イベント......
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もう夕方17時近い。今日は朝から雨晴海岸を訪問し昼過ぎには帰省するつもりだったが、高岡がこれ程までに見所多き場所だとは思わなかった!何か物凄~く得をした気分で列車に乗りました。


                 ......高岡駅周辺の散策MAP(クリックで拡大)......
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★柏崎帰省途中で日本海に沈む夕日を満喫


金沢から柏崎経由のJRダイヤは、「ほくほく線」開通以降は柏崎がバイパスされ停車回数が減り、不便になりました。しかし金沢駅にナイスタイミングで直通便が来た!ラッキ~!19時頃に帰れそうだ。


    ......5月の太陽は夕方になっても高く昼が長い。水田や日本海に眩しく反射する光......
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今日は充実したミニ旅廻りで天気も快晴に恵まれ最高の日だった。車窓に目をやれば田植え前の水田に映える太陽が眩しい!日本海水平線と距離が縮まると黄昏のオレンジ色に輝き始めてきた~


           .........日本海に沈み行く夕日(信越線の電車車窓より)......
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そういえば小6の修学旅行は富山だったが、帰りの車窓から日本海に沈む夕日を見て皆が歓声を上げた光景が記憶に蘇ってきた。40年前のシチュエーションと全く一緒だ・・。何か感動的だナア・・(懐)





★35年ぶりに故郷の名峰「米山さん」に登る


「♪米山さんから雲が出たぁ~♪」 柏崎の夏祭りやお盆の民謡流しで踊られる「三階節」に登場する米山は標高993m、容姿優れた鋭峰です。生れた時から仰ぎ続けてきた故郷の誇れる名峰!
中高時代に学校行事で数度登りましたが、今回35年ぶりに秀麗峰の頂上に再トライすることに・・。

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柏崎実家に19時到着。一人暮らしとなったお袋とは3月家族旅行以来の再会。「昨年GWは親父の容態が急変し北陸から急遽帰って来たなあ・・、一周忌はどうする?」等々、四方山話に花が咲く。
翌朝は米山登山で、食山人氏・マツ氏と上越市柿崎駅で再合流するので、早めに就寝しました。


   ......(左)米山は水野林道コースから登山 (右)柏崎・米山周辺の地図(クリックで拡大).......
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中高時代は、日本海に近い米山駅から登る昔からのメインルート「大平登山コース」でした。海抜ゼロから千m近く登るので本当にきつかった・・。今は柿崎側から6合目まで車で上がり、手軽に登れる「水野林道コース」が主流のようです。残雪多い春山だし、オジサン3人は一番楽チンコースを選択します。


          .....6合目駐車場から、カタクリが群生する水野林道コースを歩き出す。......
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米山の残雪は例年なく多い!春先に繰り返した寒波で、「笈ケ岳」も然り全国的に同じ状況だったことでしょう。6合目駐車場までの林道は雪壁が迫り、車1台がやっと通過できる狭さ、ヒヤヒヤ・ドキドキ
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        .....米山さんも例年以上に残雪量が多い。木々も芽吹きが始まったばかり....
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朝9時20分に登山開始。快晴青空とはならず霞んだ感じの一日でしたが、天候は安定し空気も涼しい。遅い春で新緑はまだ早い・・、自分にとって生れて初となる残雪期の米山登山が始まる・・。


      .....桜は満開!残雪の峪筋に芽吹いた淡緑とのコラボが美しい!右はショウジョウバカマ....
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6合目から頂上までは1時間半程ですが、日本海から聳え立つ柏崎のシンボル米山の最後の登りはやはり急峻だったぁ~。11時前に登頂!頂上の三角点とは高校時代以来、35年目の再会だ~


      ....(左)頂上にある米山薬師堂をバックに (右)米山薬師本尊(日本三大薬師の一つ)....
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山頂には「日本三大薬師」の一つである「米山薬師堂」があります。米山は712年(奈良時代)に白山の先達「泰澄」により開山され、農業神・病気平癒の神として、農民の信仰を篤く集めました。


        .....(左)頂上付近の張出し雪崖で戯れる食山人氏 (右)頂上小屋・薬師堂の遠景....
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天気は晴れですが暖かい日が続いたため、靄っぽく視界はいまひとつで残念・・。しかしネットで拾った画像から頂上パノラマをお楽しみ下さい。本来は目の前に日本海に浮かぶ佐渡ケ島、左側には妙高・火打山、右側には柏崎市街と原子力発電所、その向こうには椎谷岬、弥彦山が見えたはず


   .....快晴ならば頂上からこんなパノラマが・・ (左)妙高・火打山(右)柏崎市街・原発&弥彦山....
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         .........頂上からは1時間弱で下山、6合目駐車場へ到着....
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帰りは雪道をグリセードも入れて滑るように下山、1時間もかからず駐車場・登山口に到着しました。
食山人氏・マツ氏を柿崎へ送り駅でお別れ、GW「笈ケ岳」「米山」登山の計画立案・実行に感謝!
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★故郷より・・あらためて米山さんを望む



       .......頚城平野・柿崎側から仰ぐ米山、水仙とのコラボが結構素晴らしかった!....
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柿崎駅へ2人を送ったあとは、米山の姿をあらためて諸々の角度から仰いでみようと車でドライブ。頚城平野(柏崎市と反対側)からの雄姿をカメラでパチリ。柏崎側光景とはやはり形が違う。今年1月、謙信・春日山城から見た米山、上越市谷浜から望んだ海に浮かぶ米山も素晴らしかったなあ・・。


    ......今年の正月帰省で上越市側から見た米山、海に浮かぶ米山を見たのも35年ぶり.....
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国道8号線を北東に上り、米山トンネルをくぐり抜けると柏崎市に出ます。米山大橋周辺は柏崎屈指の景勝地。ここは帰省時に毎回の如く訪れる癒しの場所、故郷・米山を一番身近に感じる所かも・・
大橋下の青海川駅は海に日本一近い駅で、93年TVドラマ「高校教師」最終回の舞台になった場所


  ....(左)米山大橋(柏崎)側から仰ぐ米山(右)青海川駅「高校教師」真田・桜井のラストシーン駅....
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   ......米山大橋・橋脚部からレストハウスを望む、左はインターネットより拝借した星空のお宝写真....
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         ........福浦八景は柏崎の名所、海岸洞窟には蝙蝠が多く住みついている。....
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                   「夏の柏崎花火&復興する故郷米山の光景」はコチラからどうぞ  
                   「冬の米山雄姿や荒海怒涛の日本海風景」はコチラからどうぞ  



柏崎市街に入り実家に戻る前に親父の墓参り。霊園近くは田植え間近の水田風景が見渡せます。ここからの米山もお気に入り。霊園前公園は菜の花が咲き、家族連れがGWを楽しんでいた。


         ........田植作業が目前となり水が張られ始めた水田と米山....
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         ........柏崎夢の森公園には菜の花が咲き誇り、池には親子連れが遊ぶ。....
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柏崎実家に連泊し、お袋ともう一日過ごし、GW最終5月5日に東京へと戻りました。電車はスイスイ
今年のGWは素晴らしい天気に恵まれ、登山道なき北陸の難関秘峰、雨晴海岸・高岡の歴史探訪、35年ぶりの故郷の名峰の登山・・。充実したGWを過ごすことができて大いに満足いたしました。


        .......実家前にある噴水公園から仰ぐ残雪の米山藤棚が萌え始めていた。....
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米山さんご無沙汰でした~!故郷の山はありがたきかな、35年ぶりに米山さんを登りしみじみ・・



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次回は川崎市探訪「生田緑地岡本太郎美術館を訪ねて」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-06-12 00:00 | 故郷の風景 | Comments(37)

<2010年5月1-2日>GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む


★北陸の秘峰へ、リベンジ登山


現在、日本200名山登頂は通算130座(内・百名山は74座)となりましたが、今年は難関峰を幾つか制覇したいと考えています。GWは登山道が存在しない北陸の秘峰「笈ケ岳」(oiduru:1841m)に挑戦しました。ここは残雪期の雪道ルートでしか登れない憧れの名山、アプローチが実に長いのです。


   .....昨年GWに登山口まで来たが、積雪が少なく登山断念(一里野温泉付近からの山容).....
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「笈ケ岳」は昨年GWにマツさんと2人で挑戦したのですが、暖冬で積雪量が少なくて登頂を断念し、急遽北陸の名所巡りに切り替えた経緯にあります。今回は食山人氏が参加切望され3人でトライすることにしました。今年は3~4月、寒波ぶり返しが何度もあり、積雪量は十分豊富で問題なし!

                      リンク:「ちょっと渋めの玄人旅」09GW:北陸紀行(その1)
                       リンク:「ちょっと渋めの玄人旅」09GW:北陸紀行(その2)


        .....「ほくほく線」(越後湯沢経由)で金沢駅へと向かう。(クリックで拡大)......
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今回も金沢へのアプローチは、「ほくほく線」経由で向かいました。このルートは越後三山・巻機山、米山、妙高・戸隠、雨飾山、立山連峰などの名峰群が次々に眺められるので本当に大好きな車窓だ。

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越後湯沢では谷川岳、魚沼平野からは巻機山・越後駒ケ岳・八海山、名峰達は白い雪を被り、満開の桜とのコラボが見事!頚城平野に出ると、我が故郷の米山さんを裏側から見ることができました。


       ......(左)越後三山と魚沼平野 (右)頚城平野(上越市側)から見る米山の勇姿......
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    ......(左)日本海に出ると桜並木と青海黒姫山 (右)富山では水田に立山連峰を望む......
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直江津から日本海沿線を走れば、妙高・戸隠、雨飾山・青海黒姫など上越・糸魚川の名峰が鎮座。富山に入れば、毛勝山・立山連峰が目を楽しませてくれました。やはり今年はどの山も雪が多い!




★白山中宮温泉に入り、登山道の事前下見


金沢駅13時到着、3人は北陸鉄道に乗換え「鶴来駅」(tsurugi)で下車。ここは昨年マツ氏と訪ねた加賀一宮「白山比咩(hime)神社」の最寄り駅。構内には昔、参詣駅として賑わった面影が残る。


    ......(左)北陸鉄道「鶴来駅」    (右) 鶴来駅の構内はSLマニアの宝庫......
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タクシーで白山麓から手取川の大渓谷を経由して、宿泊地「白山中宮温泉」に入りました。昨年は一里野温泉からテントを担ぎ冬瓜平(kamouridaira)に雪上宿泊して登頂する計画でしたが、近年はジライ谷日帰りコースがメインになってきたので今回はそのルートを取り、事前下見を行いました。


   .....(左) 登山口・ジライ谷へ向う途中のトンネル (右) ジライ谷休憩小屋の前の渡渉沢.....
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白山自然保護センターから2つのトンネルを経由して、野猿公園休憩小屋に到着。休憩小屋の前には沢が増水しており中々渡りにくい・・、ジライ沢への登りは沢を渡って左側・・等、諸項目を事前確認


     ......(左)蛇谷川の流れ (右)登山口付近には大きなカタクリの群生が幾つも見られた......
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         .....「白山中宮温泉・にしやま旅館」に宿泊、初日の夕食御膳!豪華贅沢!.....
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★ジライ谷の急登!冬瓜山経由で、名峰頂上を目指す


5月2日、いよいよ登山本番の日を迎えました。朝3時半に起床し、5時過ぎに登山開始。昨日の下見したのでコースは認識済み。休憩小屋の沢の水量は朝なので比較的少なく容易に渡れました。


            .....登山出発の朝、一点の雲もなき快晴日、空には明け方の満月.....
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           ......(左)花が開ききったフキノトウ (右)ブルーが美しいキクザキイチゲ......
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いよいよジライ谷の胸を突くような急な登り(傾斜が50~60度あるのでは・・)が早速始まりました。
延々と続く急坂を40分ほど登ると一枚岩のような大岩が出現!さらに40分で尾根道に出ます。


         ......(左) ジライ谷の急登、大岩に到着  (右下)華麗な花舞いイワウチワ......
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尾根道から後ろを振り返ると真っ白で雄大な山容が早速に見え始めました。あの山こそ、富士山・立山などと並び古から白い霊峰として崇められてきた「白山」(2702m)!(03年に家族3人で登頂)
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        ......(左) 日本三大霊峰「白山」の白い雄姿! (右) 食山人氏、雪道を振り返る.....
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「白山」自体の山容は緩やかで雄大な形ですが、谷筋は深く、傾斜・標高差は激しく半端ではありません。やはり世界一の豪雪地帯であるだけに豊富すぎる雪解け水が岩を削り、険しい谷をつくりあげたのでしょう。踏跡が判り易い冬瓜山の尾根道コースを延々と歩き「笈ケ岳」頂上を目指します。


    ......(左)圧倒的な迫力で迫る深い谷の連続. (右)冬瓜山(kamouriyama)への登山雪道......
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         ......(左)雪の斜面を登る(背景は白山)  (右)食山人氏・雪原ルートの後ろ姿.......
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冬瓜山のゴツゴツした岩場ルートを過ぎると、いよいよ本格的な雪原歩き。ジライ谷に比べれば傾斜は緩やか、簡易アイゼンで十分。今春に何度も来た寒波のおかげで積雪が非常に多くむしろ歩き易い。
 
                       
                 .....シリタカ山に向う雪原ルートですれ違う登山者......
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この時期の雪山歩きは、紫外線が強く雪の反射で目をやられるのでサングラスは必携!当日は爽やかな空気で汗をかくことも少なかったですが、蒸し暑い日でしたら水は2.5ℓ以上必要と思います。


              .....某氏の「日本百名山登頂記」の地図よりお借りしました。......
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★ついに、憧れの「笈ケ岳」に登頂!


               .....ドーム形をした雪渓の背景には雄大な白山が!.......
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シリタカ山を過ぎれば、三方岩岳の稜線ルートと合流(帰りは道標がなく分岐点がわかりづらい)し、視界は益々開け、いよいよ頂上が間近に迫ってきました!最後の登りは辛いけどもう一頑張り。


        ........「笈ケ岳」がついに近付いて来た!雪目防止のためサングラスは必携......
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歩き始めて6時間半、ついに「笈ケ岳」の頂上に到着!目の前には「白山」「大笠山」の大パノラマが広がります。頂上付近はブッシュが多く狭いスペースなので、昼食は下部の広い雪稜線の上で休憩


       ........(左下)「笈ケ岳」頂上にて3人集合写真  (右)通ってきた長い雪道稜線......
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               .....白山連峰のワイドパノラマが眼前に広がる。......
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            .....2003年8月に白山に家族登山したことが懐かしい。......
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                ......笈ケ岳頂上から「大笠山」(300名山)を望む夫婦......
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    .....下山へ、後ろ姿2景 (左)食山人氏&(右)RW。  哀愁漂う・・(プッ)誰?、笑うのは!.....
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同じルートをピストンで戻りましたが、やはり危険な道に変わりありません。歩くこと11時間、休憩小屋の沢に到着。気温が相当高い日で雪解けが進み、増水した沢の渡渉は皆が大苦戦していました。


             .....休憩小屋の沢は大増水、横断渡渉を皆が悪戦苦闘!......
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   ......(左)湯谷の轟音水流(暖かく雪解けが進み水嵩が増す)  (右)白山中宮温泉の全景.....
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最後はお二人にご迷惑をおかけしましたが、何とか無事に宿に辿り付くことができました。今夜も前日と同じ「白山中宮温泉・にしやま旅館」に宿泊、ここは「日本秘湯を守る会」にも指定されている名湯、食事も美味しく、そして宿の方々の心遣いが実に素晴しい~!本当にお世話になりました。
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            ......(左)「日本秘湯を守る会」の提灯 (右) にしやま温泉の2日目夕食.......
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★白山連峰が彫刻した大渓谷を見て帰路へ


翌日はタクシーで帰り、途中で「綿ケ滝」と「手取川渓谷」(北陸のグランドキャニオンと呼ばれる)を見学。
「綿ケ滝」は殆ど無名の滝ですが小生のお気に入りで今回3回目の訪問。「手取川渓谷」は水田の村下に広がる隠れた大峡谷。世界一の豪雪地帯の膨大な水量が刻みこんだ自然の大彫刻です。


              .....大轟音の「綿ケ滝」にカメラを向ける食山人氏......
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                                      リンク:「07年夏・北陸夏紀行」

             ......「手取川渓谷」の断崖絶壁は北陸のグランドキャニオンと呼ばれる。......
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鶴来の街はなかなか風情があります。豊富な水に恵まれた地域であるだけに、造り酒屋も多い!
この辺りは「菊姫」「手取川」など隠れた銘酒が多く、日本酒好きな方は実にお薦めの場所です。


             ......鶴来のレトロ街並みは風情あり、右は武久商店、下は菊姫酒造......
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念願の「笈ケ岳」登頂を実現し、3人は大いに満足!3-4月に三寒四温を何度も繰り返した今年の春は雪を多く残してくれました。そしてGW本番では素晴しい好天を与えてくれて幸運の一言です。


              .....「笈ケ岳」の残雪勇姿、実に貫禄に富んでいる。......
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金沢に到着し、食山人氏・マツ氏とは一旦別れます。(小生は柏崎に帰省、2人は医王山を目指すため)。柏崎の米山登山で再度3人合流しますが、次回記事は帰省途中で訪ねた北陸旅をご紹介


                                                     おわり



次回は、GW紀行②「万葉時代からの歴史街、高岡・伏木を訪ねて」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-05-23 00:00 | Comments(44)

<2010年1月16日>伊豆大仁・駿河湾パノラマの新春ハイキング


★久しぶりの登山復帰

                
昨年10月の親父逝去で久しく封印していた登山ですが、北海道日高ペテガリ岳(09/9月)以来、4ケ月ぶりに復帰して山の空気を吸いました。新春初山行は昨年同様に伊豆の山から開始です。

                          昨年1年間の山記録⇒ローリングウエスト山紀行:(2009年)



      ......朝の東名高速、この時はまだバス車窓から素晴しい冠雪富士が見えた!.......
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静岡在住時(3年間)は専ら南アルプスの難関峰制覇に挑むことが多く、沼津・伊豆の低山には殆ど目が向かなかったのは事実かな・・。しかしこのエリアは実に素晴らしい眺望を満喫できる山だなと後程に気付きました。今回は伊豆大仁で存在感を見せる城山葛城山発端丈山の3山に挑戦!

               
         ........今年初の登山は伊豆大仁の低山縦走(車窓から望む城山の威容).......
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Fツアー諸氏とは9月「御神楽岳」以来の再会!新橋駅に早朝集合し12名はいざ沼津へと向かいます。今回、地元の主・食山人氏は家庭サービス(今後の身の振り方に重要なポイント加算)で不参加


      ........昨年1月:Fツアー「金冠山」頂上でFリーダーと(後方には駿河湾越しの富士)......
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                          09年1月Fツアー「達磨山・金冠山」の記事

昨年新春の初山行は伊豆半島「金冠・達磨山」でしたが、富士山を駿河湾越しに望む感動的なパノラマを味わえましたね~。今年も同様角度で富士眺望ができる沼津南部の山旅に心が躍る!




★ロッククライマーが訓練に励む大岩壁・「城山」


沼津IC~下田街道経由で伊豆大仁(現・伊豆の国市)に入り狩野川沿いに走って行くと拳を握りしめたような迫力ある「城山」岩峰が目に飛び込んで来た。まるでミニ甲斐駒ケ岳のような感じだ・・!


            .......狩野川越しに見る「城山」はまるで拳のような威容を誇っていた!........
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          .........(左)城山登山口、いざ出発!  (右)歩き始めてすぐに竹林がお出迎え........
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登山口を8:30出発、まずは城山をめざします。暫く進むとあの垂直に屹立する大岸壁が眼前に迫ってきた。お~!ザイルを使って攀じ登るロッククライマーが数人いるぞ!怖くないのかね~?


      ........(左)直立する城山の大岩壁  (右)数人のロッククライマーが登攀に挑戦.......
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登頂コース分岐に荷物を置き、空身で登頂をめざします。頂上付近には夥しい地蔵群がありました。
そこから程なく登れば、伊豆の国市と狩野川を俯瞰する頂上絶景パノラマが我々を迎えてくれた~


               ........城山頂上付近にある地蔵群 (圧倒される数だねエ・・).......
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             ........城山頂上からの眺望:伊豆の国市街と蛇行する狩野川の流れ.......
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狩野川というと昔台風で大氾濫したことで有名な川ですが堤防に固めれらた風景ではありません。人工的ではなく自然な雰囲気がいい感じ・・、嘗て大災害に襲われた場所とは想像もできないね。





★絶景を望むならば・・「葛城山」


葛城山はロープウェイがあり、一般客が簡単に登れる観光で賑わう山です。しかし当日はハイシーズンとは程遠い冬の土曜日、我々以外は殆ど人が少ない状態だった。登山とは場違いなBGMが流れていたけれど・・(笑) さて昼食を広げビールをプシュ!最大人気はW辺さん定番の鰊漬けでした~!


     ......(左)雪がチラつく「葛城山」の山頂で昼食 (右)「沼津アルプス」全景がよくわかる!....... 
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M島女史は幹事N松さんの「駿河湾越しに素晴らしい富士が見えるよ!」という殺し文句に誘われ急遽参加されたものの、当日は暖かい日となり名峰富山はガスにお隠れになってしまいました~
「富士山いつ見れるんですか~?話が違う~!」時間を追うごと強まるプレッシャーにN松さん苦境・・・
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  .....葛城山からは駿河湾越しに富士絶景が本来見られる筈なのに~!(某HPより拝借掲載).....
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昨年は上記の如く絶景パノラマを満喫できましたが、今年は残念ながら富士の勇姿を味わえませんでした。「見えたはず~」の上記拝借写真でお許しください。でもここは何度来ても素晴らしい!


       .......葛城山頂上広場には、伊豆に流された少年時代の源頼朝の銅像が鎮座.........
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          .....内浦湾にポッカリと浮かぶ「淡島」(あわしま) ミニ富士みたいだ!.......
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城山・葛城山は、標高500m未満の小粒な山ですが、かつて戦国時代に北條氏の狼煙台があり、武田勢の進軍を小田原城に知らせたとのこと。北条・武田・今川は対立したり同盟を組んだり・・。
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★美しい虹と海上の南アルプスを満喫できた「発端丈山」


    
今度は駿河湾に入り組んだ伊豆・西北部(=沼津南部)の海岸風景を楽しみにして、本日LASTの発端丈山に向おう!元気な12名一行は腹ごしらえをして韋駄天・M本氏を先頭にしていざ出発!
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             .......「内浦湾」沿岸にはヤマハのマリーナが完備されている。.......
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葛城山から発端丈への登りは結構な急坂、頂上到着すると内浦湾の地形がより大きく見えてきました。驚くことに波は一切なく穏やかな海面は三浦半島油壺のような光景だ。まさに天然の良港!


       .......(左)大瀬崎からの富士山   (右)ここはダイビングで賑わう有名なSPOT.......
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マリーナの遥か奥にはチョコッと飛び出た松原砂洲があります。この辺りは大瀬崎と呼ばれダイビングSPOTとして有名、伊豆の海は深くプランクトンに溢れているため多様多種の魚が生息しています。


           .......雪もチラつく天候の中で、が突然現れた!.......
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発端丈山からも富士勇姿はついに拝めずでしたが、その替り2つの光景が楽しませてくれました。一つは綺麗な虹!雨上がりでもないのに出現したのはチラついた雪がスクリーンになったのかな?


     ........(左)淡島と三津の湊風景 (右下)駿河湾上に広がる白い帯は南アルプス!........
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もう一つは駿河湾上に浮かぶ南アルプスの大連峰!富士市街の上部には光・聖・赤石・荒川など名峰群が白帯の如く光り輝いています!虹と南アの光景、Mchi子様が特に感激しておりました。

                              リンク:「南アルプス」の特集記事はコチラから




★ミカン畑を下って、三津シーパラダイスへ


下山道は急傾斜!ツルツル滑り転げそうな場所も・・。さすが伊豆の山、蜜柑畑が沢山広がっています。でもこんな傾斜での作業は大変そう・・。高齢化で後継不足に悩む農業社会が垣間見えます。


                   ........登山道の傾斜地にはミカン畑がたくさん!.......
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        ........(左)ミカンの輸送用モノレールが寂しそうに (右)うわッ!ミカンが鈴なりだ~!.......
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下山場所には淡島が目の前に見える「三津シーパラダイス」があります。アシカショーをやっておりフェンス越しにタダで見えちゃった。最後は昨年同様にかんなみ温泉「湯~トピア」で心地よい汗を流して帰京


    ......(左)アシカ・イルカのショーで賑わう「三津シーパラダイス」   (右)かんなみ温泉・湯~トピア.......
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              .......今回、縦走した伊豆大仁の3名峰のルートMAP.......
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M島女史に、「富士山が見えなったのは残念だったけど、海越しに南アルプスが望めてよかったですね。」と慰めたら、「アシカショーがタダで見られて大満足!」だって・・。  shinpai site son sita (笑)
さ~て、今年は幾つの200名山を制覇できるかな・・。数ケ月ぶりに復帰し快適な足慣らしでした。

                                                     おわり





次回は、波乱の通常国会前の議事堂内部を探索!「永田町・霞ヶ関探訪」記事をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-01-23 13:41 | Comments(28)