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<2011年11月>秩父探訪&観音三十四ケ所巡り(その1):名峰「武甲山」を仰ぐ秩父の里

                                                                                                                                                                         
★秩父の名峰「武甲山」に登る


埼玉秩父にピラミッド形の名峰「武甲山」(日本200名山:1295m)が堂々と鎮座しています。秩父を訪れた時に歴史深い武甲山に登ってみたいと思っていましたが、昨年11月ようやく念願を叶えました。

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    ......(左)雲上の「武甲山」、鉱山の山肌が露わに (右)06GW羊山公園、芝桜が美しかった.....
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日本武尊が東征時に登った由緒ある名峰ですが、山肌はセメント石灰岩の採掘で削り取られ実に無残な姿なのです。大した感慨は得られまいと思っていましたが、秩父の里と武甲山との関わり合いが実によかった。これを機に秩父三十四ケ所霊場巡りがしたくなり、今後何度も秩父を訪れるきっかけに・・


        ........(左)いざ秩父の里へ!いよいよ夜明け、川面に反射する暁光が眩しい.....
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昨年11月初め、好天時を狙い夜明け前に家を出発!関越道経由で秩父に入ります。秩父の川から見る朝日は実に美しかった!7:45橋立寺・鍾乳洞がある浦山口側から渓流に沿いの道を登山開始



                   .......登山開始!橋立川の渓流道を登っていく.....
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       ......(左)ススキ靡く急坂の登山道、秩父連山を望む (右)道端には野菊が咲いていた.....
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昨年秋の紅葉は色づきが遅く11月の山でもまだ鮮やかなる錦秋絵図とはなっていませんでしたが、ススキ揺れる秩父連山やカラマツの色彩、秋の風情を楽しみながらジグザグの急坂を登って行きます。


         .......(左) 美しいカラマツ林  (右)紅葉が色づき始めた2011年11月の山.....
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1時間半程歩くと長者屋敷の頭という所に出ました。セメント採掘の発破注意のお知らせ看板がある!山の北側斜面が石灰岩質であり、明治期よりセメント原料採掘場として操業開始された場所なのです。


      ........(左)「長者屋敷の頭」の指示標板  (右)発破の看板や避難所が随所にある......
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大規模な採掘が進められたのは昭和40年代後半(日本経済の高度成長)、道路・ビルの土木工事に大量のセメントが消費され、山の姿が変貌する程に山肌は削られてしまったのです。ウ~ン、当時は経済成長一辺倒の時代だったから致し方がなかったのか?今なら環境破壊の大合唱は間違いなし・・


         ........(左)近づいてみると実に無残な武甲山の山肌 (右)石灰石採掘の現場......
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             ........(左) 秩父の街を遠望 (右)カラマツ林から垣間見える秩父の山.....
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歩き始めて2時間弱、9:40山頂「御嶽神社」に到着。日本武尊伝説の山にしては社殿が地味だなあ・・、オ~狛犬は狼だ!数年前、両神山や大岳山を登った時も狼が神社の両脇を固めていました。


           .......頂上へ到着!(左)「御嶽神社」の社殿 (右)秩父の守り神は.....
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明治期に絶滅したニホンオオカミですが、秩父や奥多摩は狼が昔多くいたと云われます。秩父三峯山は関東一円における狼信仰の総本山・・、狼⇒オオカミ⇒大神として恐れられ崇敬されていたのでしょう。


   .......(左)秋の「両神山」(1723m) (右)小屋の屋根に登り、秩父連山のパノラマ展望を満喫.....
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数年前登った「両神山」(百名山)が遥かに堂々鎮座している!結構きつかった記憶があるギザギザの山姿は遠くから見ても実に威厳と貫禄ありました。下りは「橋立の滝」も楽しみながら10:40到着


           ........(左)下山時に「橋立の滝」を! (右)カラマツ林の急坂道.....
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         ........下山完了!「橋立堂」の裏に聳える垂直岩の壁、鍾乳洞も存在.....
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「橋立寺」は秩父三十四ケ所霊場・28番目の寺、背後に切り立った断崖絶壁には圧倒されます。岩の鍾乳洞巡りも実に興味深い!詳細レポートは今後1番~34番迄のシリーズ記事で紹介していきましょう。


           .......(左)第28番・橋立堂の本堂  (右)躍動感あふれる神馬像.....
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★秩父の街から仰ぐ「武甲山」


武甲山に抱かれた秩父は、いろいろな顔を持ち合わせています。歴史深い神社・お寺や観音霊場が山路や谷合い・民家の近くなど素朴で心癒される里風景の中に溶け込んでいます。セメント鉱山町の側面もあるし、「秩父夜祭り」(日本三大曳山祭り)の華やかな顔、秩父事件などの民衆運動の表情も・・


                  .......秩父鉄道「影森駅」からの仰いだ武甲山.....
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秩父のシンボル「武甲山」はどのような山なのだろう・・。石灰岩採掘で哀れなる姿に変貌してしまった山の歴史や背景などを知りたくなり、秩父の高台にある「武甲山史料館」を訪ねてみることにしました。


     ......(左)読書の秋、絵になりますネ~ (右)羊山公園脇にある高台から秩父の街を俯瞰.....
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資料館に入ると、秩父山地の生成や昔の山容(セメント採掘前)、地元に生息した動植物の展示、山名の由来が解説されていました。武蔵と甲斐の間に位置するために付いた名と思っていたが、違った・・


          ........(左)「武甲山史料館」 (右)館内に展示される地元の野生動物(剥製).....
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「日本武尊」(ヤマトタケルノミコト)が東征時(1世紀末)、武士の兜の様な山を見て感激し、勝利の祝いで武具を山の岩蔵に納めた伝説が由来でした。武具納蔵した場所なのでここから武蔵国の名前が発祥したのです。ナルホド!そうだったのか~!東京スカイツリー634mの動機・ムサシも武甲山がルーツだったのか!


     ......(左) 「三峯神社」の随身門、ここが狼狛犬の総本山 (右)「日本武尊」像が神々しい....
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武甲山はかつて1336mでした。今の標高は1295mですので、何と40m以上も石灰岩採掘で頂上が削られてしまったのか・・!こんな数奇な運命で形を変えられた名峰は日本ではここだけかも・・(涙)


     .......(左) 昭和35年頃の武甲山が写真パネル展示 (右)秩父セメント鉱業所と武甲山......
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確かに昔の武甲山は重量感・貫録があり、兜の様に見えるな~!日本武尊が感動した気持が理解できます。でも削られた現在も端午の節句で被る兜の形を維持していると思う。兜の意地で・・oyaji gyag


         ........現在の武甲山(削られても形はよいが、セメント石灰岩採掘で無残な山肌.....
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秩父神社は秩父市中心街に鎮座、三峯神社・宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つ。隣接・秩父まつり会館には華やかな夜祭の屋台が展示されています。京都・祇園祭、飛騨・高山祭と並ぶ日本三大曳山祭。何故こんな山里に祇園の祭が・・?古代ミステリーの推理が今、RWの脳裏には浮かんでいます。


        ........(左)「秩父神社」神門から本殿を望む (右)「秩父夜祭」の屋台モニュメント.....
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その後、幾つか秩父三十四ケ所観音霊場を巡ってみると実に歴史あるお寺が多いことに驚きました。由緒あるお寺が、素朴な田舎の中に溶け込むが如く随所に点在している。実に魅力的な風景・・


        ....(左)第25番・久昌寺の歴史深い素朴さ  (右)第4番・金昌寺の山門大わらじ.....
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     ........(左) 第23番・音楽寺本堂にお遍路さん (右)秩父公園橋から眺望、武甲山と荒川.....
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第23番音楽寺に行くと秩父公園橋を通り、荒川を渡ることになります。ここからの武甲山は秩父の街とコラボしての俯瞰風景、実に素晴らしかった!人工的に削られた山もピラミッド形なので格好いいネ~


              ........秩父公園橋・欄干から俯瞰する武甲山秩父の街......
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      ........(左)酒蔵「武甲正宗」の全景  (右)田植え前の武甲山、水田に映る逆さ武甲.....
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早朝から登山し、武甲山の歴史を知り、秩父の街を楽しみ、秩父三十四ケ所観音霊場の一端を知ることができた。もう夕暮れ・・、まだまだ訪ねたい場所は多いですが今日はこれ位にしておきましょう。


    ......西武秩父駅の脇には仲見世通り、駅前広場から見た夕暮れ武甲山....
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今後数年に亘り10回位の秩父シリーズを積み重ねて行きたいと思います。本来はお遍路姿で廻るべき秩父三十四ケ所観音霊場巡礼ですが、暇なしRWには悠長すぎて無理。車で勘弁させて頂きます。

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    .....(左) 第14番・今宮坊は秩父礼所で最古の歴史 (右)第13番・慈眼寺の十三賢者堂.....
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次回からは、秩父に纏わる様々な風景や歴史・街を紹介しながら観音霊場を5寺ごとに分け紹介していきたいと思います。人間様に傷つけられても、小生をかくなる心境に導いて頂いた武甲山に感謝・・


            .......「小鹿坂峠」から見る武甲山&秩父公園橋.....
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次回は、「都電・荒川線ぶらり旅」(その1):前編(飛鳥山、庚申塚・巣鴨)をお送りします。
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  by rollingwest | 2012-02-08 00:00 | 秩父探訪 | Comments(68)

<2011年10月8~10日>北アルプス難関峰「毛勝山」&北陸「魚津」探訪

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★(1日目):難関の200名山「毛勝山」へのアプローチ (無人小屋・前泊)


北アルプス「剱岳」の北部に聳える名峰「毛勝山」、嘗ては登山道がなく残雪期しか登れない秘境でした。10年前に尾根道が開かれましたが、厳しい難関峰に変わりはなし。9月3連休にマツ氏と挑戦企画したものの天候不順で、10月初旬に変更延期。結果的には快晴に恵まれた最高の山旅となりました。


  .....(左)08GW:常願寺川から仰いだ雪の毛勝 (右)今回、間近に見た「毛勝山」、大迫力~!......
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                  ↑  08年5月毛勝山:「残雪の立山大周遊」記事  はコチラから


初日は登山口へのアプローチのみ。東京駅を昼に新幹線出発、越後湯沢経由ほくほく線で富山の魚津駅に到着が15時40分。駅前でレンタカーを調達し北陸電力の社員宿泊施設「片貝山荘」(現在は無人施設)に向かいます。事前に登山口の確認を終えて、17時過ぎに到着し小屋の中に入りました。


     ......(左) レンタカーで片貝山荘(無人小屋)に向かう道 (右)片貝川の電力治水施設.......
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        ......(左) 夕暮れの片貝川堰堤風景 (右)第5水力発電所の放水ゲート.......
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小屋には我々2人の他は、横浜から自家用車で来られたN川さんという人だけでした。自炊食事・酒を飲みながらお互いに情報交換。難関200名山を中心に単独行で登っている方なので話も合いました。


   .....(左)無人の北陸電力の元・宿泊寮(水は使えない) (右)美しい月夜の晩、山荘で語らう.......
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★(2日目):「毛勝山」への挑戦、往復11時間近いハードな行程


翌朝4時に起床。N川氏と一緒に3人で登ることにしました。登山口まで車を乗り入れ5時40分登山開始。樹林帯からはいきなり猛烈な急坂が始まります。10年前に開かれた北西尾根は連続急登、切り開いた人達は大変な事業だったろうなあ・・。2時間程登って漸く三角点(1479m)に到着、大休止・・


  ......(左)尾根ルートは厳しい急坂 (中)三角点(1479m)  (右)朝の光に「越中駒ケ岳」が輝く......
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    ......(左)厳しい急傾斜を登りダケカンバを過ぎる (右)越中駒ケ岳、雄大な稜線ラインが広がる......
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幸い秋の素晴らしい快晴に恵まれましたが、夏場にこの急登道を登ったら汗が噴き出て相当辛い思いをするでしょう。途中に水場は一切なし。我々は2ℓ強の水でしたが、夏場では3ℓは必要かも・・


     ......(左) 遥かには日本海の海岸線が (右)標高1800m付近からは霜の草付き場へ.......
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8:40大岩(1730m)通過、9時過ぎに霜に覆われた草地帯に出ました。振返れば背後には魚津市街と日本海がウッスラ見える。左手には僧ケ岳・越中駒ケ岳、標高を稼ぐと白馬三山が眼前に現れてきたゾ!


            .....遥か彼方に冠雪の「白馬三山」が見え始めた!手前は滝倉山.......
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             .......朝日に照らし出せれる霜が被った草付き場を登っていく......
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幻想的な霜の草付き場を登り詰めると2千m付近(9:45)で池塘「モモアセ池」が出現!枯れたチングルマ、草モミジ、輝く苔、何とも幻想的な世界が・・。そして屹立する毛勝山の大迫力ある姿が間近に!


    .......(左)毛勝山が全貌を現し始めた!大迫力 (右)一番目の池塘モモアセ池に到着......
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左側に「後立山」の大連峰パノラマが雄大に広がっている!白馬・杓子・白馬鑓~不帰のキレット~唐松岳~五竜岳~鹿島槍ケ岳~爺ケ岳、35年前の学生時代に長大山脈を縦走した数日間がフラッシュバック


    ......(左)白馬三山クローズアップ(白馬・杓子・白馬鑓) (右)後立山連峰(五竜岳&鹿島槍)....... 
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10:45「クワガタ池」に到着。確かに池塘の形は完全にクワガタ!ウルトラ怪獣「アントラ」ーと実にソックリ!池を過ぎると草付き大斜面が出現!これを越えれば頂上だが、最後の登りは本当にきつかった~!


     .........「クワガタ池」に到着、名前の通りクワガタの角、↓正に「怪獣アントラー」だ!........
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    .....(左)頂上への最後の大急登(草尽き斜面) (右)大斜面をヘバリ苦しみ登るマツ氏.......
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11:40、歩き始めて丁度6時間。ヘロヘロになりながら漸く登頂!しかし苦行は頂上から仰ぐ北アルプスの大絶景で報われました。「剱岳」の迫力ある裏容姿、毛勝三山とコラボした連峰は初めて見る光景!


  ......(左) ついに登頂!3人で山頂記念写真 (右)「剱岳」の雄姿をユックリ満喫する岳人達.......
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  ......「剱岳」(左)&「毛勝三山」(右から毛勝2151峰・釜谷岳・猫又岳)、北ア最北部・レアな大絶景......
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剱岳・立山連峰の北に位置する毛勝三山(毛勝・釜谷・猫又)は魚津と黒部に跨る山岳群で片貝川源流。左には後立山連峰の全貌!昼食は素晴らしい快晴に恵まれ感動的な時間を過ごしました。


   .....長大な「後立山連峰」 (左から、雪倉岳・白馬三山・唐松岳・五竜岳・鹿島槍ケ岳)......
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          ......北側から見る「剱岳」の雄姿、大迫力!絶景を満喫し寛ぐ人達.......
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12:20出発、再び同じルートを下山。もう少し頂上で風景を味わっていたい気もしますが、まだ下山で5時間近くかかる長丁場。秋の日暮は早いので油断はできない。クワガタ・モモアセの池塘を過ぎて行く。


        ......(左)「モモアセ山」をバックに一本休憩 (右)気持ちいい草の下山道........
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     .......(左)ダケカンバ、やや色の悪い紅葉 (右)頂上の展望広場から仰ぐ白馬三山.......
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紅葉の色づきは鮮やかでなく期待外れでしたが、やはり青空と十分な光量がある時はそれなりに輝きを増してきます。頂上付近よりも中腹・紅葉樹林帯で夕暮れの日光に映えるいい紅葉に遭遇

           ......(左)青空に映える黄葉. (右)鳥の嘴の様にせり出す紅葉.......
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     ......(左) 紅葉道を下る登山者 (右)くすんだ紅葉も青空と日光があれば十分映える.......
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下りも急坂連続で本当に長い~!登りもラスト傾斜が胸突き八丁でしたが、下りも最後が辛かった・・。小生の下山到着は16:30、マツ氏は相当へばり17時過ぎ着、登山開始して11時間近いハード行程


       ...... 長く急な最後の傾斜道、11時間近くの長丁場山行も遂にフィナーレ!.......
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片貝山荘に戻り荷物を整理、レンタカーに積み込み魚津市内へと戻ります。駅前ホテルで宿泊手続を取り無事帰還し安心。2人は居酒屋でビールと地元の肴で乾杯・反省会予定が・・、マツ氏は完全にダウン




★(3日目):「魚津」の歴史探訪&三大奇観


       ......「魚津港」の歴史と自然奇観を探索、港に広がるテトラポット・砂浜風景.......
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富山県魚津市・・、4万5千人の北陸・小都市ですが、実は歴史と自然奇観が楽しめる穴場の街。まずは歴史探訪!富山湾漁港として栄えた魚津は歴史的史蹟が多い街、海岸線を歩いてみましょう。


     .....(左) 「万灯台」(魚津港最初の江戸時代灯台) (右)魚津水産(旧地方銀行の建物).......
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    .....「米騒動」発祥地は魚津、この米蔵から米が運び出された、可愛い米俵モニュメント.....
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江戸時代航路を見守った「万灯台」、大正時代に全国に広がった「米騒動」の発祥地、上杉謙信が柴田勝家率いる織田軍と戦った「魚津城跡」、那須与一にも所縁ある諏訪神社など確かに見所多し


       ......(左)「魚津城跡」の石碑     (右)「上杉謙信」の歌碑(魚津城の戦いにて).......
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          ......(左)魚津の諏訪神社    (右)拝殿内には那須与一の絵が!.......
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そして魚津には「三大奇観」と呼ばれる大自然(北アルプスと富山湾)の珍しい光景が見られる場所!3大奇観とは「蜃気楼」「埋没林」「ホタルイカ漁」、これらのルーツは全て北アルプスの山々なのだ。

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   ......(左)魚津海岸から見る「富山湾対岸」の風景  (右)蜃気楼写真はネットから拝借.......
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富山湾に広がる自然の映像「蜃気楼」の仕組み、海の中に沈んでいる「海底埋没林」を見るには「魚津埋没林博物館」を訪ねることをお薦めします。かくなる光景が見られるのは日本では富山湾のみ


     .....古の大地の浪漫「魚津埋没林博物館」、太古のマンモスやトナカイも展示されていた......
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    ......(左)乾燥埋没木の展示ホール (右)埋没林は片貝川上流に繁茂した北アの巨木群.......
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蜃気楼は、大気と海の温度差により光が屈折によって起きる自然が生み出すトリック映像。春の上位蜃気楼は遠方風景が上に伸びたり反転、冬の下位蜃気楼は実際風景の下に虚像が出るパターン

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    ......蜃気楼9変化(船泊)&富山湾地図、蜃気楼のメカニズムが紹介(目からウロコ).......
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この虚像が起きる原因は北アルプスの山々が海に迫っている急峻な富山湾の地形。春の冷たい雪解け水が海に急速に流れ込むために水と海水の温度差が生じ、海面に屈折レンズを作り出すからです。


      .......「5月の蜃気楼」写真パネル、海面に浮かぶコンビナート群はまさに幻の如し・・・......
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魚津「海底埋没林」は約2千前に片貝川(毛勝山源流)が氾濫し海に流れ出た北アルプス巨木群が海面上昇によって現在の幻想的な奇観が生み出されているのだそうです。確かにレアな光景!(驚)


           ......博物館の「埋没林プール」、幻想的な光景に遭遇して驚き!.......
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             ......プール底から眺める埋没林の神秘的な水中風景......
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「三大奇観」の3つ目は、神秘に青く光り輝く「ホタルイカ漁」。富山湾に珍しい生物が存在する不思議は富山湾地形に秘密の鍵が・・。フォッサマグナ最終到達の深海底に北アルプスから栄養ある急流水が豊富に注ぎ込んでおり、数々の神秘的プランクトンが繁栄できる珍しい生態系が成り立っている。


      ......「ホタルイカ漁」、水揚げ時の輝きはLED照明の様なブルーイルミネーション.......
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今回、富山の「毛勝山」&「魚津」を訪ね、当地が北アルプスを間近に臨む麓の街で「山と海のダイナミックなドラマ」が展開するレアSPOTだったことをあらためて認識。本当に貴重な見学体験をしたナ~!


           .....JR魚津駅プラットフォーム、右には富山地鉄のカラフルな電車が走る.......
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      ......魚津市から見える「冬の北アルプス連山」のパネル (博物館の屋上にて)......
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北アルプスも数々のルートを過去登りましたが、「フォッサマグナや海の視点」から新知識を得て、山への感慨が一層増した気が・・。毛勝山登山では、奥深い北アルプスの懐を感じ(日本屈指の難関峰・剱岳の険しい表情を北位置からジックリ味わえた)、リアルな体験と勉強ができて実に充実した3日間でした。


    .....(左)08GW残雪期の思い出(剱岳をバックに)(右)今回初めて見た北側(裏側)からの剱岳.......
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                                                        おわり




次回は、紅葉に彩られた「となりのトトロ」の故郷「狭山探訪」記事をお送りします。
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  by rollingwest | 2011-11-03 22:00 | Comments(48)

<2011年9月10日>越後の200名山「ニ王子岳」

今はもう完全に秋ですが、9月上旬は残暑で蒸し蒸しする夏の名残がありました。何か懐かしい気も・・


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★今年3回目の弾丸ツアー!「二王子岳」登山


「Fツアー9月定例会」は越後北東部・新発田市に鎮座する「ニ王子岳」でした。今回も夜行日帰りで完結・効率高い「弾丸ツアー」(朝登頂、PM・温泉・史蹟探訪、車中懇親・夕方帰宅)。5月諏訪守屋山⇒高遠、7月岐阜大日岳⇒郡上八幡に続き「山はお手軽、でも二次目的が充実」パターン。濃密なる一日だった・・


    ......(左)「ニ王子岳」は飯豊連峰(新潟・山形)の前衛峰 (右)早朝5時半出発、神社脇を通過.....
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21:30都内を出発、バス内でワイワイ一杯やりながら事前情報交換会、23時前には車内消灯。小生は今回も睡眠誘発剤を飲み熟睡状態でしたが、バスは未明3時頃には登山口に到着していたようです。
朝4時半、朝食(パン)を詰め込み、5:50に登山口を出発。朝からムワ~とした湿気で曇りがちの天気・・


            .......由緒ある「ニ王子神社」の正面の顔、風格と威厳が漂っていた........ 
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歩き始めると「ニ王子神社」が出現!山の由来になっている神社のようで立派な風格ある社殿でした。王子とはprinceの意味ではなく、神社世界では末社・摂社、氏神や路傍石祠のことを指すようです。


        ......(左)湿気が高くムシムシした中を登り出す (右)巨木の脇を通過する食山人氏........ 
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南に位置する台風の影響でジメジメした空気が日本列島全体に流れ込み、異常に蒸し暑い一日でした。ドンヨリしてムッとする湿気での登山は辛い・・。玉の様な汗が噴出し、水の消費量は半端じゃありません。


            .......水墨画の様な雲と山並み (でも終始こんな感じでした・・)........ 
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展望には当然恵まれず、登山道には高山植物は殆ど見られない・・(日高の時とは雲泥の差)、発見したのは大きなナメクジ・・と思ったら何と「ヤマビル」(12cm以上の化け物級)、こんなのが3匹も出現した!
コイツが木から落ちてきて襟首を咬まれていたら・・と思うとゾゾ~!越後の夏山はあまり心地よくない・・


    .....(左)ガスの中を行く (中)ダイモンジソウ:名前通り「大文字」 (右)巨大な山蛭!(食山人氏ヨリ).... 
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避難小屋・定高山を経由で歩き進めますが、途中には神子石という岩があるくらいで、山道は基本的に単調。山頂近くの「油こぼし」が急坂と聞きましたが実際に通過してみると大したことはありません。


    .....(左) 七合目急坂「油こぼし」を登る  (右)女人禁制を破った女性が石にされた「神子石」......
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8合目の三王子神社の祠を過ぎ、池塘「鴨池」(秋なのに何故かオタマが数匹泳ぐ)が現れます。池から最後の坂を登れば頂上はもう少し・・、赤い蒲鉾形の二王子小屋が見えた!9時半過ぎに頂上ゴールイン


          .......唯一出現した池塘「鴨池」、もう秋なのに池の中にはオタマジャクシが!........ 
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       ......(左)三王子神社は小さな石祠  (右)ニ王子小屋が見えてきた!ついに頂上!....... 
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山頂は予想通り一面ガスに覆われて視界は全く利きません。晴れていれば飯豊連峰の雄大なパノラマを目の前で大いに満喫できるはずだったのに・・。しかしこんな事はよくあること、マア・・気にはしません。


            .......「ニ王子岳頂上」での集合写真、何~にも見えまヘ~ン・・・(残念)........ 
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        .......こんな光景が見たかった!残雪の飯豊連峰を望むパノラマ写真(ネットより拝借)........ 
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頂上には「青春の鐘」(鳥居形)がありました。比較的若手と自称する中年オヤジ2人が颯爽と鐘を鳴らすも「青春」とは誰も言ってくれません。夫唱婦随登山を続けてきたN沢夫妻の写真の方が微笑ましい・・


      ......(左)自称若手が「青春の鐘」を鳴らしても・・・ (右)メオト登山を重ねてきたN沢ご夫婦...... 
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              .......新発田方面の里は、蒸したガスに煙る風景が続きました・・........ 
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頂上に到着したのは9時35分、4時間弱の登りでした。皆で集合写真を撮り、ちょっと早い昼食タイム。ビール乾杯後は各自が持ち寄った秘蔵食(焼きメザシ・モロキュウ等)を交換しあいワイワイと盛り上がりました。


          ......(左)杉木立を一歩一歩降りゆく (右)下山ルートも単調だが渓流は癒しの道....... 
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       .......(左)下扇沢を渡れば終点は近い (右)ニ王子神社境内にある炊事施設に到着........
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下山も同じ道の往復、単調で興味深い場所は殆どなく、途中の雰囲気ある杉木立と終盤の渓流がよかったくらいカナ・・。下山すると再び「ニ王子神社」出現!朝見た時より一層風格が増している感じだ!

 
           .......「ニ王子神社」の威厳にあらためて感銘し撮影する食山人氏........
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       .......(左)本殿の中も実に立派! (右)無事下山に感謝の祈願・Machi子様........
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朝は閉められていた本殿の中が伺えます。なかなか立派な神社だ!無事下山に感謝し、鈴を鳴らし「二礼二拍一礼」。その後暫く林道を歩くと駐車場にバスが待っていてくれました。やはりアリガタイデスネ~


        .......(左)待機していたバスにようやく到着  (右)秋を迎え黄金色となった水田風景........ 
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       ......ニ王子岳のピストンコースMAP、単純な往復で眺望なしの山行は印象に残らず・・・.........
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★「ニ王子温泉」&「新発田市内」史蹟見学


登山自体はあまり面白くなかったけれど、早速に付随目的(むしろメイン目的?)の温泉に向かいます。バス車窓からは広大な蒲原平野が一望、心配されたセシウムも検出されずホッと一安心、実りの秋風景・・


      .......福島に近い蒲原平野は原発汚染の脅威・7月豪雨水害で本当に大変な年だった。........
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バスは「ニ王子温泉」(まんだらの里)に到着。何やら宗教法人の経営施設(温泉病院も併設)のようですが露天風呂から稲穂風景が見渡せて感激!実りの秋・絵画を背景にした湯は満足度が高かった!


                .......「ニ王子温泉」まんだらの里の湯で山の疲れを癒す........
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       .......黄金色の稲穂「額縁・田園風景」・・を見ながらの露天風呂は初体験かも・・!........ 
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さて稲穂ビュー露天風呂を楽しんだ後は、新発田市内の史蹟見学をしてから帰京することにしました。
新発田(sibata)は新潟・東北部の中核都市、蒲原平野(加治川水源の水田)に広がるコシヒカリ産地です。


               ..........新発田公園から新発田城の天守閣に向かう。........ 
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かつて甲子園常連だった新発田農業が当地を有名にしたような気が・・。新発田藩城下町として栄えた市街地は歴史的建築物・城下町当時の道や水路が多くあり、風情ある街並みには雰囲気を感じます。


           ..........新発田公園の広い芝生には、立派な枝ぶり松が多くあった........ 
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      ......(左)新発田城の「旧二ノ丸隅櫓」 (右)堀部安兵衛(赤穂浪士・高田馬場)の記念碑...... 
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市内見学を終え15時前には関越高速に乗り東京へ。途中で若干渋滞はありましたが、バス内はいつもの如く、それぞれの持ち寄った銘酒や逸品肴を交換し合いながら楽しい話題に花を咲かせました。


          .......関越道「嵐山PA」、またも弾丸ツアーで登山・温泉・観光の濃厚な一日........
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最近のFツアーは、山が半分、残り半分が史蹟観光。そして今回も20時半には帰宅でき、効率的な弾丸ツアーでした。安い費用で着々と名山に足跡を残せているのは、この会のお陰と感謝するばかりです。


  ....(左)日本百名城「新発田城」の天主閣 (右)蒲原平野の屋敷林、稲穂の海に浮かぶ島の如し.....
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                                                          以上





次回は、「さようなら船の科学館」(東京ベイサイド風景)をお送りします。
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  by rollingwest | 2011-10-13 00:00 | Comments(38)

<2011年8月5~8日>「カムイエクウチカウシ山」(前編):原始秘境・日高山脈へのアプローチ

★日本最後の原始秘境「日高山脈」に再び挑む


日本200名山制覇に向け数々の難関峰が残っていましたが、最大級困難で危険な山は日高山脈の2峰「ペテガリ岳」(一昨年登頂)&「カムイエクウチカウシ山」。アプローチが長くルートファインディングが難しい羆(ヒグマ)の繁殖地、沢の増水危険・・、一人で登るには相当リスクが高い北海道の原始秘境なのです。

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    ......(左)2年前に登った「ペテガリ岳」 (右)今回挑戦した屈指難関「カムイエクウチカウシ山」.....
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                       ペテガリ岳登山(2009年9月)の記事はコチラから
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特に「カムイエクウチカウシ山」は、40年前に福岡大生がにつけ狙われ3名が殺された有名な遭難事件があった山・・。いつ挑戦するかここ数年の懸案事項でしたが、ペテガリ・鋸岳など幾つかの難関峰に同行して頂いたマツ氏・食山人氏に計画を立案してもらい、ようやくこの夏に3人でトライすることに・・

                    カウイエクチカウシ山:福岡大生の羆遭難事件(1970)の記事はコチラから



      ......8月5日の早朝便で羽田空港を出発、十勝帯広空港へ向かう......
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今回は沢歩き・野営2泊登山なので、テント装備や渓流靴・食料・水を詰め込みザックは18kg重量、長時間の本格的な沢遡行登山は初体験なのでチト不安感がありました。朝7時発のADO便で羽田空港から3人は北の大地へと向かいます。雲の合間から都会風景を見下ろし日本最大の原始秘境へ!


     ......(左)雨に濡れた羽田滑走路を出発! (右)上空から見る東京臨海部光景.......
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★<1日目>:十勝観光&山岳センターで日高山脈を学ぶ (8月5日)


朝9時半、十勝帯広空港に到着しレンタカーを借りて中札内(カムエク登山口)方面へ。当初は1日目から登山開始し「八の沢出合」まで歩きテント野営する計画でしたが、初日天気はやや不順。ここで急遽、相方2人は計画全体を1日遅らせて天候回復を待とういう判断。結果的に正解!さすがです・・


    ......十勝平野は何と広いこと!地平線も見える程に雄大すぎる穀物平原......
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日程変更の結果、初日は全く歩かず中札内ダム近くの「日高山脈登山センター」に宿泊。当日は時間が有り余ってしまい地元観光に切り替えたものの、十勝帯広は放牧・穀物畑風景が広がるだけで観光スポットも殆ど見当りません。そうだ!19歳の夏に訪ねた懐かしい幸福駅に立ち寄ってみよう!


    ......(左)かつて大ブームとなった国鉄・幸福駅 (右)34年ぶり再会の懐かしい駅舎.......
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昭和40年以降生まれの方は多分知らないと思いますが、昭和50年前後に十勝帯広エリアには多くの観光客が押しかけました。当時は帯広と日高を結ぶ「国鉄広尾線」が存在(現在廃線)しており、「幸福駅~愛国駅」間の切符を買うと縁起がよいと全国的な大ブームが起こっていました。


  ....(左)隙間なく切符や願い事が貼られた幸福駅舎内 (右)駅舎跡で写真撮りまくるオジサン.....
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愛の国から幸福へ」という芹洋子の歌も登場、全国から観光客が続々と押し寄せました。駅構内には当時と同様、観光客が買った切符や願い事の札が神社絵馬の如くビッシリ貼り付けられています。当時はJRでなく「日本国有鉄道」、その後民営化で不採算路線は次々と姿を消しました。


     ......北海道日高・十勝の開拓・発展を支えてきた旧国鉄広尾線の線路跡.......
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大学2年夏に国鉄周遊券を使って北海道を一人旅(テント担いだ貧乏旅行)に出かけ、帯広駅から広尾線路に乗ってこの駅に降り立ちました。あの頃は「ディスカバーJAPAN」という国鉄キャンペーンに煽られ、「蟹族」と言われる若者がテントやユースホステルを使って全国各地を旅で巡っていたものだなア・・


     .....この周辺は観光地が少なく、結果的に「中札内・道の駅」で時間を潰す......
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幸福駅の次は、地元に殆ど観光ネタがなく「中札内・道の駅」に寄ってみました。「開拓記念館」や「ビーンズ亭」(十勝平野は豆やトウモロコシの大生産地、地元の豆をPRする史料館)がありますが・・


    .....(左)大正末期の農家を改築した「開拓記念館」 (右)「ビーンズ亭」(洋館風・史料館)......
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   ......架空人物ビーンズ氏の書斎や応接室、実在した人が使ったような雰囲気さえ漂う.......
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観光ネタを探したところ、宿泊の「日高山脈山岳センター」近くに、「ピョウタンの滝」と「中札内ダム」が見所との案内あり。この2SPOTに立ち寄ってみてから「山岳センター」に投宿することにしました。

 
    .....「ピョウタンの滝」、迫力あるウォータースクリーンフォール!滝が生まれた背景には悲話が・・.......
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「ピョウタンの滝」は札内川園地にある滝、巨大岩の間を豪快な水飛沫を上げて流れ落ちる姿は迫力十分!実は地元開拓農民が自家電力確保の目的に力を合わせ手作りで建設したダム跡地らしい。昭和30年、完成したての水力発電用ダムが洪水により一夜で埋没し跡にできた滝らしい・・(泣)


    ....(左)中札内川の渓流風景 (右)大きな岩塊を抱え込む様に流れ落ちる滝の轟音!......
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北海道奥地開拓の夢を追い、苦難を強いられながらも自力でダム建設し電力を漸く獲得した農民は、あっという間に自然の猛威で全てを奪われてしまった落胆ぶりは察するに余りあるナア・・。面白い名前「ピョウタン」ですが、ピヨロ・コタン(小さな砂利多い場所)というアイヌ語に由来するものらしい。


  ......(左)「札内川ダム」の静かな午後 (右)猛暑で雪解けが進みダム水位も低かった......
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「札内川ダム」も見学し、宿泊の「日高山脈登山センター」で明日に備えゆっくり英気を養います。何と福岡大生3人を食い殺した有名な羆遭難事件の熊がセンター玄関脇に展示されているではないか!意外な程小柄だったので驚き!グリズリーの如く立ち上がれば2m以上の怪物と想像していた・・


    ....(左)「日高山脈登山センター」に到着 (右)福岡大生3人を食い殺した羆の剥製......
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登山センター内には日高山脈の全てを解説する立派な展示コーナー。1970羆事件を伝える記事、雪崩遭難で死を迎える若き登山者の無念遺書、個々をジックリ読むと心痛な気持に襲われました。


      .....登山者マネキンが屹立する展示コーナー、日高の山々を紹介のビデオもあり充実!......
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    .....(左)北海道地図&日高山脈ジオラマ (右)福岡大生ヒグマ遭難事件新聞記事(1970) ......
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明日の天気は予想通り回復に向かっており、計画を一日延期して正解!ザックの荷物整理を行ない畳にフトンを敷いて寛ぎ、明日の出発に備えます。気持ちも高ぶり、酒量はややハイペース?⇒就寝


   ......(左)酒・氷を買い込み、明日の計画に話が弾む (右)登山センターの夜は更けゆく......
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★<2日目>:キャンプ拠点「八の沢出合い」への渓流歩き (8月6日)



      ......(左)翌日は思惑通りの快晴の朝!「登山センター」を7時出発.....  
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本日は快晴なり!夏の真っ青な空に輝く緑!朝の爽やかな空気の中、7時より意気揚々と林道を歩き始めました。今日の行程は「七の沢出合」から渓流を歩き、「八の沢出合」に到着してテントで野営


        ......(左)まずは長い林道歩きから始まる  (右)夫恋隧道を過ぎて行く..... 
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日高横断道路は、中札内村~日高・静内町を結ぶ101キロの開発道路として1984年着工、しかし03年ついに開発中止決定。(総工費540億円投入し完成まであと40年・1000億円近くかかると判明、自然破壊の反対運動も活発化) アプローチ林道に無駄使いに終わった橋脚が出現し複雑な気持・・


  .....建設中断の「日高横断道路」の橋脚道や中札内・上流ダムを経由、長い林道を歩く.....
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            ......真夏の日差し、花に舞う鮮やかな蝶の姿が美しい.....
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長い林道を歩き終えると「七の沢出合」に到着(自転車やミニバイクで渓流釣りに入っている人も)
ここで我々は、渓流シューズ(靴裏はフェルト平形状、小生は生まれて初)に履きし直して沢歩きへ


  ....(左)「七の沢出合」で渓流シューズを履き、沢歩き発進 (右)渓流を慎重に歩き進む食山人氏....
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    ....まさに原始林!中を流れる札内川渓流 岩と澄み切った水には透明感....
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ピンクのリボンやケルンを目印に炎天下の札内川遡上、予想通りルートファインディングには苦労しました。基本的には頂上に向かって右側を歩くのがお勧めのようです。今年は猛暑で雪解けが早く進み、当日の水深は思った程ではありませんでした。増水し腰まで水に浸かるケースになったら相当危険です。


     .....(左)膝まで浸かる水流を渡るマツ氏  (右)透明な渓流に点在する石の合間を行く.....
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     .....5時間弱で「八の沢出合い」に到着、ここはカムエク登山や渓流釣りの野営拠点.....
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沢歩きに無知な小生は足サイズに合わない渓流シューズを購入してしまい足マメが出来そうな予感。ここで靴ズレを起こしたら悲劇と心配でしたが何とか昼前に野営地「八の沢出合」に到着できました。
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  .....(左)岩場の渓流溜まりでビール・焼酎を冷やす (右)涼しい渓流で焼酎を楽しむ食山人氏.....
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正午なので良いポジション地を確保しテントが張れました。その後続々と登山者は増え20張・・。テントで寝るのも昨年8月の鋸岳挑戦以来1年ぶりだネ~。あの時はこの3人に鉄人Miz本さんも参加し4人でした。本当は鉄人殿も当社参加予定だしたが、事情発生で急遽欠席になりチト残念・・


     .....(左)八の沢出合にテントを張る (右)夕食も食欲旺盛!夜も元気一杯の食山人氏.....
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テント脇に座を囲み焼酎を飲みながら明日の計画確認。鋸岳登山時に川原で燃やした焚き火は実に雰囲気を感じました。今回も枝や枯木を集め燃える火に接する独特のムードを再び味わうことに・・


     ......昨年8月(南アルプス鋸岳)同じメンバーで焚き火をしたあの日を再現.....
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        .....残り火を消して早めに就寝・・、テントで寝るのも鋸岳以来1年ぶり......
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明日は天気がよさそう!いよいよ憧れの「カムイエクウチカウシ山」に挑むことに・・。サブザック担いで往復で軽い荷物ですが、何せピストン行程でも11時間以上かかる難関峰。無事安全な帰還を願って19時過ぎには就寝いたしました。次回後編の記事は9月20日頃になりますがお楽しみに~!

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                                                        つづく

                   「カムイエクウチカウシ山(後編):日高の奥深き難関峰に挑む」へ続く







次回は趣を変え、「空海と密教美術展&紀伊・高野山レビュー」をお送りします。後編は空海の次に・・
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  by rollingwest | 2011-08-26 02:42 | Comments(64)

<2011年8月5~8日>「カムイエクウチカウシ山」(後編):日高の奥深き難関峰に挑む

                    「カムイエクウチカウシ山」(前編):原始秘境・日高山脈へのアプローチより続く       


※暦の上ではもう完全に秋ですが、真夏の暑かった北海道・原始の山旅に再度お付き合い下さい。
                

★<3日目>:カムエク挑戦、往復12時間以上の苦闘登山


いよいよ登頂本番の日を迎えました。夜中3時半に目覚めヘッドランプを装着、テント内で朝食を済ませ出発準備を整えます。今日は往復ピストンなので最低限装備(水・食料・雨具・登山靴等)をサブザックに詰めスタンバイ。八ノ沢出合にテントを置き、渓流シューズを履き薄暮の中(4時40分)を歩き始めました。


      ......いよいよ難関峰に向けて早朝出発!八ノ沢出合から渓谷遡上開始..........
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薄暗い林道を暫く歩くと、早朝一番から徒渉ポントに直面!足を水に浸からせて渓流を横切って行きます。札内川渓谷は昨日に比べると川幅が狭まった分、水流は速くなっている感じがしました。


         ......出発して間もなく、徒渉ポイント出現!岩の激流を横切っていく食山人氏..........
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今日も間違いなく快晴!夏の太陽に晒され厳しい登りが予想されるが、沢や滝を遡上なので水飛沫マイナスイオンを貰いながら元気に行けそうな気もする。朝は涼しいので快調ペースで徒渉を繰り返し・・


    ...... (左)急峻な岩場に囲まれ、見事な滝が次々出現 (右)水流遡上する登りは心地よい......
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         ........ (左)ヨツバシオガマ    (中)コガネギク   (右)エゾアジサイ........
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歩き始めて2時間、3方向から滝が合流する難所「三股」に6時40分到着。標高千m、まだヒー゚クの半分・・。後ろを振り返ればV字谷から見事な突兀峰「十勝幌尻岳」が聳えている。サイズ合わない渓流シューズは足慣れしないが何とかマメができずに乗り切れそう・・。途中で登山靴に履き替えて再発進


   ....(左) 渓流道に並ぶ食山人氏とマツ氏 (右)突兀独立峰「十勝幌尻岳」、圧倒的存在感......
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     ...... (左) 豪快雪渓を背にして夏山の醍醐味! (右)V字の滝道を登り詰めて行く.......
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ルートファインディングは予想通り困難を極めました。ピンクリボンやケルンを目印に沢や巻道を遡上しますが、違う沢筋に迷い込んだり道標不明になったり、元のポイントに数回引き返し本来の道を探り直します。V字谷を詰めるとルートは狭まり本来の道と思ってもまたも見失う。北海道の山はやはり迷い易く怖い・・


      ...... (左) ハクサンチドリ  (中) ウメバチソウ (右)ユウバリリンドウ........
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   ......(左) 三股岩盤に到着、縦走の女性達が逞しい (右)炎天下の登山道行く食山人氏......
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視界開けた岩盤でエサオマントッタベツ岳からの縦走4人組とすれ違い、熊の親子を見かけたと聞きチト青ざめました。福岡大生・羆遭難の八ノ沢カールで幕営してきたらしい。女性が3人いるパーティでしたが逞しさにビックリ!天気はピーカン青空ですが直射日光下の登りは体力消耗する。マツ氏は相当バテ気味・・


    ......滝が連続する急道で一服のRW。(疲労の色) イヤ~、炎天下登山はクソ暑い~!.......
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     .......(左)カラマツソウ   (中)シナノキンバイ   (右)イワツメクサ........
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ここから先は豪快滝が連続して現れました。真っ青な空を見上げ、五月雨落ちる轟音の激流水、炎天猛暑の下で冷たい水が実に旨かった~!カールに向かう急傾斜を巻道で登り詰めて行きました。


       .......岩の各所に滝が次々出現!原始的で豪快な登りが延々と続く!......
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巻道を登り切ると、轟音渓流は徐々に小さくなり伏流水へと姿を変えてきます。視界も急速に開け、後ろを顧みれば「十勝幌尻岳」は遥かなる距離に・・。長いV字谷をよくぞ、゙詰めて来たものだ・・。そして歩き始めて4時間強、8:50漸く「八ノ沢カール」到着!でもまだ行程の半分以下・・、長い道だナア・・


        ...... (左)長く深いV字谷、遥かに「十勝幌尻岳」 (右)ついに「八ノ沢カール」到着!.......
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        ....... (左) ヤマハハコ   (中) ウサギギク   (右)トカチフウロ........
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「八ノ沢カール」は名の如く、氷河が刻んだ圏谷です。日本では珍しいスプーンで削り取ったような地形。北アルプス標高3千m級山岳地帯、高緯度・北海道では2千m級の山(特に日高山脈)においてカールを幾つか見ることができます。右上にカムエク、左にピラミッド峰、名峰に抱かれた圏谷風景は実に雄大!


     .......「八ノ沢カール」から仰ぐ「カムエクウチウシ山」、憧れの圏谷についに到達!........
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本カールこそ福岡大生・羆遭難事件で3人が襲われた因縁の地。当初は熊を見つけ楽しんでいた学生達ですが、翌日突然テントを破られ3日間も執拗に付きまとわれ遂に羆に食い殺されてしまいました。荼毘に臥された岩には慰霊プレートが埋め込まれている。彼らの恐怖・絶望感に思いを寄せ、合掌・・


c0119160_1421360.jpgプレート写真クリック⇒拡大=(遭難者名と慰霊の言葉)→
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   .....(左)↓慰霊プレートが埋め込まれた岩(遭難学生は盤上で荼毘) (右)ガス煙るピラミッド峰.......
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    ......(左) カール底から頂上稜線へ登山開始  (右))迫力ある三角垂の形「ピラミッド峰」........
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いよいよ日高山脈が見えるカムエク稜線を目指し八ノ沢カール底から急傾斜をジグザクと登山開始。渓流音は消え失せ、雰囲気は草の匂いが漂う夏山へと変化。高度を上げるにつれ、摺り鉢カール全景が徐々に俯瞰できます。迫力あるピラミッド峰が目の前に屹立、奥深い日高山容の味わいが増してきた・・


        ........ (左ミソガワソウ  (中) シナノオトギリ  (右)ウコンウツギ........
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       .......雲に煙るピラミッド峰の雄姿。漸く稜線に出て、いよいよカムエク頂上を目指す........
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羆が多く、道標が不明な原始林を彷徨う日高山脈の登山は、困難・危険・ハードなどマイナスイメージが先行しがちですが、高山植物の宝庫であることを認識!初めて知る北海道の固有種、鮮やかな花々が一面に咲き誇るお花畑が次々と出現!こんなにも素晴らしい花の山だったのかと目からウロコだ・・。


       ....... (左) オオバミゾホオズキ  (中) エゾツツジ   (右)エゾシオガマ.......
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10:10、カムエク稜線到達(出発から5時間半)。視界は完全に開け、漸く日高連峰の山々が認識できる程の標高まで登ってきた~。一昨年登頂した難関ペテガリ岳が迫力・重量感で鎮座している!八ノ沢カールも眼下に広がり全体俯瞰できます。でも頂上まで最後の登りがあと1時間半、長いなア・・。


   ......雄大な日高連峰(遥か左:神威岳、 貫禄の台形:ペテガリ岳、 手前右:コイカクシュサツナイ岳)......
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稜線での休憩時に、ハイマツ・岩陰から「チチチッ~」という鳴き声!間違いなく北海道だけに棲息するナキウサギ!この動物は250万年前・マンモス時代に誕生した哺乳類で、世界高山地に氷河期時代の姿を今も保っている「生きた化石」。姿は見えなかったものの、貴重な声を初めて聞いた!


    ......(左) ハイマツ帯から頂上へLAST登り (中)八ノ沢カールを見下ろす (右)これがナキウサギ!.......
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いよいよ最後の登り。ピーク到着と思えば・・まだ次のピークが出現。何度も騙されてドッと疲れが増す・・。11時半にやっと真の頂上(1979m)に到着!標高2千m未満なのに出発から何と7時間もかかり、本当に奥深い山だ・・と改めて痛感しました。キャンプ地に戻れるのは何時になるのか・・?と不安感


   ....ついに念願頂上に立つ!頂上は虫の大群&ガスに覆われ山頂眺望には恵まれず・・........
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カムイエクウチカウシ山」・・」、この聞き慣れないカタカナ名は、アイヌ語「神(=熊)が転げ落ちるほど急峻な山」という意味、12文字は日本一長い山名です。ちなみに12文字の山がこの両脇にもあるのだ。エサオマントッタベツ岳とコイカクシュサツナイ岳、3座並んで36文字!まさに長大な日高山脈稜線にピッタリかも・・


   ......下山時は八ノ沢カールでガス発生、再び滝・渓流を下り行く。ついに雨が降り出してきた.....
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11:45下山開始。午前中は炎天下の快晴だったのに、稜線から八ノ沢カールに下山時からガスに覆われ視界が利かない状態となりました。何度かルートを間違え元のポイントに戻るなどロスタイムが数度発生。テント場に向かう八ノ沢渓流を下る場面は、大雨に見舞われ稲妻が光り雷鳴轟く中での彷徨状態・・・


    .....雨足はどんどん強くなり、雷も鳴り出してきた!稲妻光る中で沢を下って行く......
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「天よ!俺に雷落とさないでね~」と祈念し、ヘロヘロになって八ノ沢出合キャンプサイトに到着したのは何と17時、12時間半近くの歩行。辛く厳しい登山で食欲もない・・。しかし無事帰還できてよかった・・。


     .......最後は雷雨に見舞われたが、何とか無事に八ノ沢出合テント場に戻って来れた!........
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雨も止み晴れ上がったので、一人元気な食山人氏は「盃を汲み交わして反省会をしよう」と意気揚々、でも若手?組は「もうご勘弁・・疲れました・・」と早々テントに籠りダウン、疲労困憊・熟睡の世界へ・・


    .......最後のテント泊で疲れを癒す。雨も上がり再び星空の夜、明日も確実に快晴!.......
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★<4日目>:七ノ沢渓流を下り、無事下界へ


いよいよ最終日、下界へ戻る日が到来。早朝4時前起床、熟睡したせいか疲れも漸く取れてきたような気がする。朝食を済ませテントを撤収し5:45八ノ沢出合キャンプサイトを出発!今日も快晴ダ~!


    .....ついに最終日を迎えた。早朝に準備を整え5時45分出発、渓流下りがスタート!........
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足に慣れない渓流シューズを再び履き黎明の沢を歩き始めると、渓流を覆う朝霧の景色が広がっている。そして朝日が樹木の緑に差込んでくると、益々と雰囲気は深まり実に気持ちいい歩きでした。


         .....朝霧に煙る沢風景、光に反射する黄緑が幻想的だった・・........
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しかし復路でも、再び日高の怖さをまた垣間見せられました。往路を同じ渓流ルートで戻るので道を見失うはずはないと思っていても、道標リボンをなかなか見つけられない場面に出くわします。何度か笹薮道に迷い込んで、元に戻って再確認。もし日が暮れて夕闇迫る時間だったら・・と思うとゾッとする。


     ......透明感溢れる七ノ沢付近の風景、ついに長い山旅もフィニュッシュ・・........
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七ノ沢出合いからの最後の林道歩きはとにかく長く感じられました。復路は2時間程度だったのに炎天下の往路は3時間・・。初日に投宿した日高登山山脈センターに漸く11時に到着、長かった~!


        .....日高登山山脈センターに到着、シャワーを浴びてリフレッシュ!........
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シャワーを浴びて山の疲れを癒しました。レンタカーでまた地平線風景を走りぬけ、十勝帯広空港へ・・。当日気温は32度!避暑地・北海道とは思えぬ暑さでした。しかし十勝帯広や旭川・名寄などの内陸部は気温寒暖差が60数度(夏30度以上、冬▲30度以下)となる厳しい気候の土地なのです。


    ......とにかく広大な十勝平原(サイロと畑)、北海道の象徴・地平線風景........
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空港食堂でビールで乾杯、「六花亭」バタークッキーを買い込んで飛行機に搭乗。離陸し窓から眺めた広大なる畑(十勝平野)は、地平線風景から幾何学模様キャンバスに変化していました。Good bye十勝!


         ......「十勝帯広空港」を離陸、北海道に別れを告げる........
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       ....十勝平原を飛行機から俯瞰、幾何学の長方形パズルの如し......
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日本最後の広大な原始秘境「日高山脈」はやはり厳しいものでした。昭和初期は大学山岳部が日高挑戦を競い合い、慶応大学が初登頂。北大隊は厳冬期に挑戦、犠牲者8人を出し苦難の栄冠を成し遂げたとのこと。昔の人達は本当にスゴイ・・!こんな便利な時代で、ヒ~ヒ~言ってる自分が実に恥かしい。


        ...... コバイケソウも仰ぐ、雄大な「カムイエクウチカウシ山」の長大山稜........
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北海道の山は標高2千m級ですが高緯度なので本州3千m級と実質的に変わらぬ厳しい条件です。山・沢の地形が険しくルートがわかりにくく、交通アプローチも不便で山小屋も殆ど整備されていません。(数年前はトムラウシ大量遭難の悲劇も発生)やはり余裕ある日程・準備万端で臨む必要があります。



             .......ルートファインディングに苦労した原始林ルート「札内川渓流」........
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まだ幌尻岳(日高・最高峰)や道北・東大雪・道東の山々を登り残している。あと数回、北海道に挑戦!今回も相方2人に助けられ最大難関カムイエクチカウシ山を何とか無事に登頂でき感謝する次第



c0119160_1819141.gif(tyoubun ni otukiai itadaki otukaresamadesita! arigatougozaimasita~)


                                                        おわり





次回は久々に都内徘徊記事、「大田区探訪」(その2)羽田空港・東京ベイサイド編の予定
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  by rollingwest | 2011-08-26 00:00 | Comments(48)

<2011年7月23日>岐阜の名山「大日ケ岳」と「郡上八幡」を訪ねる

★長良川の源流「大日ケ岳」

今年2回目の山行、岐阜にある200名山「大日ケ岳」を登ってきました。7月下旬までまだ2回しか山に行っていないとは、嘗てない程のスローペースだナア・・。しかしこの夏からは本格的に登山を復活させます。本番への足馴らしも兼ねてFツアー企画に参加しましたが、またお手軽ハイキングの域だったかも・・(笑)

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今回は金曜夜出発で「大日ケ岳」登山&「郡上八幡」(歴史深い山合いの城下町)、夜行日帰りで岐阜を訪ねるという弾丸ツアー。決して無理なく行程をこなせるこのツアーの機動力にあらためて驚きと感謝!

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       ........(左)「大日ケ岳」の全貌山容(ひるがのSA)(右)アレ、思惑違い・・霧雨の中を出発.....
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都内を21時半に出発し、翌日早朝4時に岐阜「ひるがの高原」へ到着。5時から早速に登山を開始。
台風一過の晴天を期待したのに朝はまだ雨が残り、登山中はずっと霧に覆われてやや予想外の出発


              ........(左) ダイナランドスキー場のゲレンデ沿いの道を出発 (右)オオバギボウシ.....
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       .......夜明けまで降った雨が水玉状に滴る高山植物 (左)オオマツヨイグサ (右)タムラソウ.....
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ダイナランドスキー場から前大日経由で頂上を極め、高鷲コースを下山するルート。依然ガス中の歩きでしたが前大日で後を振り返ると徐々に霧が晴れ始めてきたぞ゙・・!墨絵の様な幻想的な眺望が望めました。


               ........(左) ガスの山道を登っていく (中)ガクアジサイ (右)ギンリョウソウ.....
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              ........後ろを振り返ると幻想的な風景が・・!まるで水墨画の如し.....
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スキー場ゲレンデを登るので高山植物は期待していなかったのに結構多くの花に出逢うことができました。水の滴をたたえた花たちの色は鮮やか!2時間ほど歩くと視界が開け穏やかな道、頂上はもう近い。


            ........(左) ミヤマウツボグサ (右)ノアザミが実に生き生きとしていた。.....
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       .......(左) いよいよ大日岳の頂上へ、最後の登り (右)頂上が遠方に見えてきた!.....
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頂上に立ったのは7時30分、当然こんな早い時刻に誰もいるはずもなく我々の独占状態。青空も出始めましたが、ガスが完全に晴れなかったので眺望は今一つ。でも200名山をまた一つ制覇できました。


   ......(左) 大日ケ岳での頂上集合写真 (右)青空が出て晴れてきたが頂上展望は朧げな風景.....
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       .......頂上で寛ぐメンバー。方位盤(渋い色合いだネ~) で周辺の名峰位置を確かめる。.....
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白山の雄姿は見られませんでしたが、秋にまた北陸の山に来るのでその時に期待しよう!大日ケ岳は「長良川」の源流の山。稜線から北側の源流は日本海に流れ出しており、この山は分水嶺となっています。鵜飼で有名な「長良川」は、柿田川(静岡)・四万十川(高知)と並んで「日本三大清流」の一つ


         .......鵜飼で有名な「長良川」は「日本三大清流」、演歌でも有名ですね~!........
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さて下山は高鷲コースの穏やかな稜線を下っていきます。こちらのコースは豊富な森林に覆われた味わいある道。7月でキノコを見たのは驚きでしたが、昨冬の豪雪やここ数日の雨が多かったことが理由か?


      ........(左) ガスの中で映える笹の葉、草の水滴  (右)気持ちのいい森林道を下山.....
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        .......7月なのに森林にはもうサルノコシカケが生えている!今年の山は湿潤?.....
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天候はどんどん回復し日光の量も相当豊富となってきました。炎天下での登山で喉の渇きを懸念したものの、登りの時は霧の中で下山時は森の中、意外と水分は摂らずに済んだ楽チンなコンディションでした。

     ........(左) 90度に曲がった珍しい木を突くアキタカ様 (右)いっぷく平で一服の皆様.....
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        ......光り輝く緑の木々の中を行くN松氏 (結構味わいある絵になりました~)......
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「いっぷく平」で一服休憩を入れ10時には「ひるがの高原」駐車場に到着、11時に「湯の平温泉」へ。温泉はツルツルして素晴らしい湯だ!まだ午前中なのに山を制覇して温泉で身を癒しているとは驚き・・


         ........ 午前中から湯の平温泉に、露天風呂で心地よい汗を流しました。.....
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★水に恵まれた歴史ある城下町・「郡上八幡」


「郡上八幡」は大日ケ岳から20数km南下した山合いに位置する名水の城下町。この街を訪れるのは3回目ですが、長良川の清流に沿った風景、爽やかな空気と水、いつ来ても風情があり素晴らしい~


         ........「郡上八幡」の街並風景、山に囲まれ清流とともに暮らす歴史ある街.....
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       ........郡上八幡には歴史ある寺社が多くある。 (左) 岸剱神社  (右)秋葉神社.....
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まだ時間があるので郡上八幡城を訪ねて見ようということに・・。お城はまだ未訪問だったので非常に嬉しい提案でした。駐車場にNHK大河「功名が辻」で有名になった山内一豊と妻・千代(郡上八幡の出身という説あり)の銅像があるではないか!二人の間には出世の駿馬、その遥か先には城が見える!


  ........(左) 吉田川と郡上八幡の風景 (中)山内一豊と千代の像 (右)円空仏の癒しの水......
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遠藤氏が八幡山頂に「郡上八幡城」を築いたのは16世紀半ば、その後、関ヶ原の合戦時に家康側に勝利に貢献。 その後、明治の廃藩置県で廃城となりましたが、昭和の初めに城跡に再建されました。
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                 .....「郡上八幡城」は本当に端正!優美なる姿をしていた!.....
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    .......(左)山内一豊の妻「千代」の掛軸 (右)城主遠藤氏と甲冑3体 (右)豪華なる金屏風.....
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城の姿は真に優美!昭和の建築物とは思えぬ程に風格があります。中に入ると千代の掛軸や甲冑など数々のお宝物が・・。天守閣から見る郡上八幡の街は山に囲まれ長良川がユックリと流れていました。


                ........ 天守閣から望んだ「郡上八幡」の街風景.....
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        ........(左) 「やなか水の小路」 (右)雰囲気ある蕎麦屋の建物、店には長蛇の列......
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郡上八幡の人達は清流とともに暮らし、名水は生活の一部、川にも親しんでします。長良川の支流「吉田川」に橋から飛び込む元気な子供達の姿は、今や郡上八幡を象徴する光景の一つとなっています。


       .......水が美しい「吉田川」、川飛び込みのイベントを見学する地元の人達.....
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     .......元気が有り余る子供達、何て勇敢!こんな高さから怖くないのかな?いざ挑戦!.....
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そしてこの街が全国的に有名なのは、やはり「郡上おどり」。400年に渡り郡上八幡で歌い踊り続けられてきた盆踊りです。藩内の村々で踊られていたものを、城主が士農工商の融和を図るため、城下に集め「盆4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るべし。」と奨励したため年ごとに盛んになったものです。


       ......街の随所に「郡上踊り」の提灯や燈籠が・・、7~9月で33夜も!日本一長い盆踊り.....
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郡上踊りも「見る踊り」ではなく「踊る踊り」といわれる理由はこの歴史背景にあります。お囃子と下駄の音、川のせせらぎが重り、山あいにこだまする短い夏の夜風情、実際には見ていませんが素晴らしそうですネ~。徹夜踊りの盂蘭盆会の夜明け近く、東の空が白々と明けゆく頃が最大の
圧巻風情らしい。


   ........8月中旬は徹夜で踊る「郡上踊り」、今や富山八尾「おわら風の盆」と並ぶ有名な盆踊り.....
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城と歴史ある街並を堪能し、13時頃となりました。高速渋滞を考えるとそろそろ帰る方が賢明と判断し、バスに乗り込み帰京の途へ。車窓から見る長良川には鮎釣り太公望達がよき時間を過ごしています。


       ........清流なる長良川、おとり鮎を仕掛けながら釣り人達が竿をたむける。.....
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     .......さらば郡上八幡!今回3度目の訪問でしたが何度来ても風情あるいい街だ!.....
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バスは東海北陸道から一宮経由で東名高速に入り一路東京へ。大きな渋滞には殆ど巻き込まれずに順調の極み。19時には帰宅することが」できました。前日家を出たのは20時ですから何と23時間で岐阜の山を登り温泉と城下町を味わって戻ってこれた・・。Fツアーの機動性に切に感謝でございます。


      .....帰りの高速も順調、.東名高速・富士川SAからの夏富士、やはり秀峰だネ~!......
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次回は「カムイエクウチカウシ山」(前編:原始秘境・日高山脈へのアプローチ)をお送りします。
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  by rollingwest | 2011-08-16 00:00 | Comments(40)

<2011年5月14日>諏訪探訪①:「古代ミステリー・守屋山」&「南信濃・高遠」

6月30日、ブログ開設(07年5月)以来、10万件アクセスを超えることができました。日頃の皆様のご来訪・コメントに感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。 (2011.7.1)


★今年初の山レポート

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「最近、山記事が全くないネ、一体どうしちゃったの?」と複数の方から指摘を受けてしまいました。(笑) 確かに・・、昨年10月下旬の佐武流山(松之山温泉に近い長野栄村から登山)以来、半年以上も経ってしまった・・。夏以降、200名山を幾つか登る予定ですが、今年初の足馴らし登山で復活


                                2010年10月「佐武流山」登山の記事はコチラから


       ....10ケ月ぶりにFツアー山行に参加、いつもお酒好きで賑やかな方々.......
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今年の山デビューに背中を後押し頂いたのはやはりFツアー仲間、今旅は諏訪背後に聳える「守屋山」。この山は全く有名でないですが、比較的お手軽に登れ素晴らしいアルプス絶景が楽しめる人気ある眺望の山です。しかし小生が今回絶対に行きたいと思ったのはそれだけの理由ではありません。


    ...... (左)守屋山頂上からのパノラマは抜群! (右)謎多い「諏訪大社」、本宮&神鏡.......
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守屋山には日本のパワースポット・諏訪に纏わる古代ミステリーが多く隠されているからです。日本先駆の縄文狩猟文化に関わる信仰、出雲大社・国譲り伝説(天照大神が遣わせた鹿島神宮・武神との闘い)との関係、諏訪奇祭「御柱祭」のルーツ・・。この山周辺には日本古代の謎が満載なのです。


    ...... (左) 高遠「南勝間薬師堂」の枝垂れ桜 (右)高遠城址公園の満開桜と中央アルプス.......
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そして今回のFツアーは「高遠」の地も訪ねる計画になったのも大きな理由。中央アルプス絶景と「高遠桜」が有名な憧れの地。武田家滅亡の契機となった場所でもあり、漸く訪れることができた!今回の守屋山レポートを契機に、予てより掲載宣言していた「諏訪探訪」シリーズを開始したいと思います。





★日本展望の山・100選の「守屋山」


Fツアーは早朝6:30に集合、新橋駅前からバスで出発~、諏訪登山口(杖突峠)には10時に到着。今年は全国的に山の春が遅く5月中旬の登山口はまだ桜が満開。身支度を整えて、いざ発進!


     ......(左)杖突峠に到着、登山出発準備 (右)5月中旬の遅い桜が満開.......
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座禅草が生えるコースを行き進むと縄文風の茅葺屋根の東屋が出現、注連縄に白い紙垂がたなびいている。やはり縄文文化の香りが残ってるのか?カラマツ林登山道が続くが軽いハイキング程度・・


     .....(左)いざ出発!座禅草が見られるコース通過 (右)神が祀られる山の雰囲気.......
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登山道は急登になるもののそれもすぐに終わり緩やかに尾根を巻く道に変わります。1時間も歩くと2つのピークを持つ守屋山の山頂(東峰)に到着。何ともあっけない~!


     .....「守屋神社奥宮」が頂上付近に存在、ついに守屋山頂に到着!.......
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    ....東峰頂上で寛ぐK泉氏。背景には八ケ岳連峰、左下には諏訪湖も見える!.......
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Oh~、山頂は360度大展望!北・南・中の日本アルプス、蓼科山~八ヶ岳がグルリと眺望できる!全山が守屋山を取り囲んでいるようだ!さすが「日本展望100山」に選ばれただけはあるナ~


      ......守屋山の山頂にて、南アルプス3名峰や中央アルプスが一望!.......
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特に南アルプスの名峰3山(北岳・甲斐駒・仙丈岳)が並び立っている!かくなるアングルで見たのは初体験!左側に八ケ岳と諏訪湖が満面水を湛え、右側に中央アルプスが横たわっている・・


     ......南アルプス名峰クローズアップ!(左・北岳、中央・甲斐駒、右・仙丈岳).......
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                                南アルプス名峰レビュー(北部編)はコチラから

晴天でしたが気温が高くやや霞がかった眺望、空気が澄んでいれば日本百名山33座が全て見渡せるそうです。日本地図を広げると、確かに諏訪湖エリアは日本アルプスのド真ん中に位置している!


     .....空気が澄んでいればかくなる絶景が! (左)中央アルプス、(右)北アルプス&諏訪湖.......
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今回の登山は好眺望でしたが余りにもお手軽過ぎ・・・。期待した古代神話痕跡にも出会えずチト期待外れ、物足らず・・。こうなりゃ自分で調べた範囲で諏訪の古代ミステリーをジックリ紹介したいと思います。




★「諏訪大社」と「守屋山」に纏わる日本古代史のミステリー

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諏訪には奇祭「御柱祭」で有名な諏訪大社が鎮座します。大社は4つの宮(上社の前宮・本宮、下社の春宮・秋宮)が存在。6年に一度行われる「御柱祭」は、切り出した樅の大木を山から落とし川を渡り、各宮四方に御柱を立ち上げる祭です。昨年5月に下社里曳を見に行きましたが熱気あったナ~!


    ......(左)「諏訪上社・本宮」本殿門 (右) 諏訪大社(4宮)の奇祭「御柱祭」、里曳き風景.......
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そして諏訪大社の「上社前宮」(茅野市)の御神体は何と「守屋山」なのです!山自体が御神体のケースは大和・大神神社「三輪山」(山ノ辺の道)が有名、三輪山も日本最大級のパワースポットと呼ばれます。昨年夏に「諏訪上社・前宮」を訪ねましたが他3宮に比べると原始的な風情を残しています。


    .....「諏訪上社・前宮」の御神体は守屋山、周辺には確かに4つ御柱が立っていた。......
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諏訪上社には毎年4/15に行われる「御頭祭」という祭もあり、75頭の鹿が生贄として奉納されるのです。鹿首が捧げられる儀式は日本の神社では珍しい!やはり縄文狩猟の儀式の名残り・・?


  .....「御頭祭」で献上された動物の頭 (右)諏訪の縄文・狩猟文化が解説「尖石与助尾根遺跡」.....
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実は諏訪地方は縄文遺跡が存在する日本有数の地。守屋山の麓には、縄文時代から伝わる謎の「ミシャグジ神」なる神を祭る「守屋神社」があります。この太古の自然神を千数百年以上も守ってきた守屋神社には「神長官」なる職が受継がれるらしい。この職を代々授かってきたのが「守矢家」です。


  ..... 古代信濃の自然神「ミシャグジ神」(ユダヤのモリヤ神がルーツ)を明かす「守矢史料館」.....
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「御柱祭」は実に熱気ある激しい奇祭。縄文時代から伝わる狩猟民族のDNA ・荒々しい血が騒ぐ祭なのかも・・。自然崇拝の土着神「ミシャグジ神」と「御柱祭」はルーツで繋がっているのかもしれない。一説によると古代ユダヤ移民が当地に移り住み狩猟生活を営み自然崇拝してきたとも云われます。


    ......御柱祭のクライマックス「木落とし」、縄文時代の狩猟神の祭の名残とも言われる。.......
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諏訪大社は「古事記」に伝わる「国譲り伝説」と深い関わりを持っています。大社に祀られる神は「建御名方神」(タケミナカタ)ですが、天照大神・出雲大社・鹿島神宮の神達が続々と登場してくるのです。


    ......天照大神は出雲に国譲りを迫ったがタケミナカタが抵抗、鹿島神タケミカヅチ軍を派遣......
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天照大神に敗れた出雲神(タケミナカタ)は諏訪に移住しました。その際、縄文時代から住んでいた狩猟先住民は出雲勢力によって諏訪から追われました。(この話は次回諏訪探訪シリーズで紹介予定)


    ......(左)出雲大社は国譲り後に建立 (右)出雲退治に出かけた鹿島の神.......
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先住民が崇拝していた神は「洩矢(モリヤ)神」(ミシャグジ)でした。ここで「モリヤ」(守屋・守矢・洩矢)というキーワードが続々と登場。イスラエルには「モリヤ山」というソロモン王の神殿丘があり、ここで行なわれる祭は75頭の羊が生贄にされていたそうです。先に紹介した「御頭祭」とソックリではないか・・!?

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古代ユダヤ教と日本の神社には共通点があると云われます。日本の神社に前座する狛犬は、犬というより獅子ですが、古代ソロモン神殿の前にもライオン像があったそうです。守矢家の五葉紋とユダヤ五芒星も何となく似ている・・。古ユダヤ人と日本の習慣・習俗ともに数々類似点が多いとのこと


       .....(左)諏訪湖との位置関係  (右)杖突峠から守屋山への登山コース.......
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守屋山とユダヤ・モリヤ山との繋がり、古事記から伝わる日本神話の数々、やはりミステリーな場所だ!
諏訪湖付近は、フォッサマグナ断層(糸魚川・静岡構造線)と中央構造線が縦横に交差する日本のヘソ!

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中央構造線上には、石鎚山・高野山・伊勢神宮・諏訪大社・鹿島神宮、日本のパワースポットが多く存在。地形学上で「諏訪」は、日本を分断するフォッサマグナと中央構造線がクロスする中心点。大断層がぶつかる深い磁場・地層の底から湧き上がってくる「気のパワー」が集積する所なのかも・・




★中央アルプスの絶景・歴史・桜に彩られる「南信濃・高遠」


守屋山を下山した後、Fツアーは小生が憧れていた「高遠城址公園」に連れて行ってくれました。「日本三大桜名所」(奈良・吉野山、青森・弘前公園と並ぶ)の一つなのです。桜満開時期は大混雑で当地への訪問は大変だろうなア・・と、ほぼ諦めていた感もあったので今回計画は実にありがたい・・!


          ......桜樹木の新緑が眩しい「高遠城址公園」、桜雲橋を渡り行く......
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高遠城址公園には当地しか咲かない1500本のコヒガンザクラがあります。昭和35年に県天然記念物指定を受けており、桜は赤みを帯びた独特な鮮やかな桃色をしています。我々の訪問は5月中旬、ピンクの面影は全て消え失せ、爽やかな空気の中で輝く様な新緑に包まれていました。


      ........(左)城内随所に配備される曲輪     (右)タンポポ種も飛び始めた新緑広場......
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この独特なる桃色桜を篤とご覧あれ!「日本さくら名所百選」にも選定されており、ハイシーズン(4月~5月上旬)には全国から観光バスが多数乗り付けて花見客で溢れかえります。街は大渋滞~


      ...... 高遠城址公園の桜は輝く新緑、満開時の「コヒカンザクラ」は独特なピンク色に染まる。......
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城址公園の外には町立歴史博物館が山城の如く聳えている。「絵島囲み屋敷」も興味深い。絵島という江戸時代の大奥筆頭が当時評判の美男役者(生島新五郎)と茶屋での密通を疑われ、この高遠の地に幽閉されたのです。並みいる大奥のライバル達が仕組んだ嫉妬深い罠だったのかもしれない。(怖)


   ......(左 )山城のような高遠町立歴史博物館 (中右)大奥・絵島が幽閉された囲み屋敷......
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城址公園内には高遠城の石垣土塁跡が残されます。武田信玄が築いた城で高遠氏(諏訪一族)を破り伊那谷支配を実現しました。しかし信玄没後、勝頼が高遠城の戦いで織田信長に敗れ、甲斐に退き天目山で自害、お家の滅亡へと繋がりました。高遠は武田氏にとってはキーポイント・意味深な場所です。 


      ...... 「高遠城の戦い」の史蹟、結果的にこの戦いが武田氏滅亡に繋がった。.......
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    ...... (左)独特な明るい色が印象的な高遠焼 (右)高遠の風情ある街並を後にする。.......
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Fツアー御一行様は定番通り、高遠の温泉で疲れ(2時間程度の登山じゃネーカという声も・・)を癒し、バスで帰路に就きます。南信濃からの中央アルプス絶景や天竜川支流の素朴な風景を楽しみながら・・

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★帰路バス車窓から・・日本に刻まれた山岳地層芸術を楽しむ


バスは三峰川(mibugawa天竜川支流)沿いに・・、イヤァ、何とも表現しがたい心癒される景色だね~!
oh~中央アルプス(宝剣/木曽駒)が間近に迫ってきた!過去、千畳式カールは2回登ったが絶景でした!


    ......(左)高遠から伊那へ、バスは三峰川堰堤道を行く(右)一昨年、伊那から撮った中央アルプス......
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     ......(左)三峰川の流れは天竜川に合流する。 (右) 伊那・天竜川の本流に沿って......
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各山から流れ集める支流の水はやがて天竜川に集結され、川で形成された伊那の田園風景が目の前に広がってきた。オォッ!何とここからは、南アルプス仙丈岳・鋸岳が見えるではないか!この奥深い2名峰が平地から見えるとは思わなかった!難関の鋸岳は昨年漸く制覇することができた・・・


                             2010年8月:南アルプス難関「鋸岳」の記事はコチラから 

     ......バス車窓から見る伊那の田園風景、左のギザギザが鋸岳、右の雄大なる仙丈岳.....
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伊那ICから中央高速道(岡谷JCT経由)で東京方面へ・・。その折に諏訪湖SAで歴史深い湖をユックリ眺めました。何度も見なれた風景ですが、守屋山登山で諏訪大社由来や縄文文化の刻まれた歴史を認識した後では同じ光景でも感慨の湧き方が違う。古代ユダヤ・古事記の人達に思いを馳せて・・


     ......中央高速に入り、バスは一路東京へ。 諏訪湖SAで雄大な湖を眺める。.......
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中央高速道は予想通り八王子周辺が大渋滞、東名高速経由の方がすいており早く帰れると判断したFツアーバスは大月から南下、東富士五湖道路経由で帰ることにしました。富士山の絶景にも出逢えた!


      ...... (左)東富士の裾野平原をバスは行く。 (右)富士宮市から見た夕焼け富士......
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富士山も日本列島の太古火山が何度も大噴火を繰り返しながら成形されたコニーデ造形美。日本アルプスの峻嶮な彫刻美も素晴らしいけれど、均整のとれた八面玲瓏なる姿を味わえたことも有終の美!


      ......中央道の混雑を避け、東名高速経由で帰京、足柄SAからの夕暮れ富士.......
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それにしても「日本はつくづく自然に恵まれた美しい国だ・・」と帰路の山風景を見ながら再認識。国内2大断層がクロスする諏訪の山に立ち、大パノラマを満喫!古代ミステリーも垣間見ることができました。日本のヘソ・諏訪については、諏訪大社の詳細レポートを次回シリーズで紹介いたします。お楽しみに~!

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                                                          おわり                      



次回は「常陸・房総の旅」(その4):「潮来・佐原の水郷風景」をお送りします。
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  by rollingwest | 2011-06-27 00:00 | 諏訪探訪 | Comments(41)