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<2017年9月>「上州武尊山」(日本百名山)登山&奥利根・水上紀行


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★今年2つ目の日本百名山はまたも群馬県の名峰「上州武尊山」


この7月、4年ぶりに日本百名山へ挑戦し「皇海山」(sukaisan)を登りましたが、9月も「武尊山」(hotakayama)単独行にて連続で百名山の登頂、合計79座に積み上げました。2峰の共通点は一般には無名の存在、山名の読み方がよく解らない群馬の地味な山と言うところでしょうか・・(苦笑)


     .....夜明けの関越自動車道、空が赤く染まり始める!走行中撮影は危ないぞ!喝~.....
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「武尊山」を「ほたか」とは中々読み辛く、北アルプス穂高岳と間違えられるので「上州」の字を先に付けて呼ぶのです。早朝3時半に家を出発し、関越自動車道路から群馬県の最北部・水上ICを降り道の駅にて車内朝食。県道63号線で宝台樹キャンプ場を通過し、利根川源流部を目ざしました!


     .....関越道・水上ICを降りると明るくなってきた!宝台樹キャンプ場を通り藤原湖方面へ!.....            
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山道の途中では猿軍団を発見!いよいよ藤原湖(藤原ダムで造られた人工湖)が見えてきた!矢木沢ダム・須田貝ダムと並ぶ奥利根三湖、ここが干上がると関東は水不足に陥る重要な水瓶です。


     .....(左)モンキー軍団、車接近!崖攀じ登って逃げる (右)藤原ダムを通過し裏見の滝へ.....
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登山口手前には武尊神社が鎮座。山名は日本武尊(景行天皇時代の東征将軍)に由来します。この近くには高さ50mから勢いよく落ちる「裏見の滝」があるので足慣しに穴場名瀑を散策してみよう!


     .....(左) 武尊神社に参詣(無事登山を祈念) (右)神社前には「裏見の滝」遊歩道入口.....
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駐車場の近くにある滝見ルートの山道に入り歩いて10分程で水量の多い豪快な滝に出会えました。現在は滝の裏側が見られる遊歩道は崩壊しており裏見ができない「裏見の滝」でしたが、滝の最上部に登り真下を覗きこみスリルを味わいました。武尊山登頂前のいい準備運動の散策になったネ~!


       .....「裏見の滝」展望台から、武尊川から断崖絶壁を豪快に落ちる名瀑を望む.....
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     .....(左)滝の最上部まで登り、川が断崖下に落ちるアングルに張り付き名瀑を上から覗き込む.....
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★「上州武尊山」への往復登山、絶景パノラマを満喫!


裏見の滝から車で悪路を登り上がり登山口駐車場に7:30到着。手小屋沢避難小屋ルートでの6時間半ピストン登山をいざ開始~!明るくなってきたカラマツ林・ブナ樹林の中を歩き、尾根を西から東に巻くように住んでいくと手小屋沢避難小屋があります。トタンのカプセルシェルターみたいで面白いネ~!


     .....(左)駐車場に到着して出発準備 (右) 「上州武尊山」の登山ルート(鳥瞰図バージョン).....
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          .....カラマツ林・ブナ樹林の道を進み行く。手小屋沢避難小のユニークな外観.....
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手小屋沢を過ぎ暫く平な道が続きましたが次第に斜度が増してきました。木の根の段差が大きい箇所が多くあり慎重に登り行くとようやく視界が開けました。全体的に厚い雲に覆われ今日のパノラマは望み薄なのかな・・ちと不安。さらに登り詰めていくと鎖場登りの断崖が何度も出てきました!


     ....稜線の高台岩に立つとパノラマが開ける!ガスがかかっており頂上は雲の中なのかな?.....
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     .....鎖場は5箇所連続で登場しスリル満点!最後の詰めに向い緊張する登りが続く.....
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       .....(左)ハイマツ帯からは断崖の大岩が登場! (右)まだ厚い雲に覆われている.....
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森林限界を超えハイマツ帯の広い道に出ると名峰赤城山が見えてきた!目の前には目指す武尊山が緩やかなピラミダル姿を現した!期待していなかった眺望も雲が徐々に薄らぎ晴れ渡ってきたぞ!


       .....(左)雲がなくなり赤城山が見せてきた (右) 武尊山の頂上まであと40分!.....
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11:00ついに頂上へと立つとガスは完全に晴れ渡り360度のパノラマ!何たるラッキー!目の前には今朝通過した藤原ダム湖がブルーレイクに変貌している!その左は突がっている山は剣ケ峰山・・


     .....上州武尊山の山頂に立つ!青空が広がり絶好のタイミングに恵まれた!.....
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        .....(左)関東の水瓶「藤原ダム湖」 (右)剣ケ峰山は実に格好いい山だなア・・!.....
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山頂パノラマは実に素晴らしい!尾瀬の2名峰(至仏山・燧ケ岳)、日光白根山、そして7月に登った皇海山、谷川岳など日本百名山がズラリと並んでいる!パノラマを大満喫しユックリ昼食タイムを楽しみました。


     .....(左) 至仏山と燧ケ岳の中間が尾瀬ケ原 (右)日光白根山・皇海山も見える.....
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11:40下山開始、まだ緑が深い道には高山植物やキノコが随所に見られ秋の風情も感じられました。13:50駐車場に到着。軽装ザックの往復ピストンでしたが6時間半かかり歩き応えがあった・・。天気はドンドン回復し快晴度が増してきたぞ。次は奥利根の名湯「水上温泉」を散策してみよう!


     .....(上)樹の根が張り出した道を降りる (中)高山植物(下)キノコを発見し秋を感じる.....          
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★利根川水源「奥利根」の名湯「水上温泉」散策


日本一長い川は信濃川ですが、茨城・千葉県境沿いに太平洋へ流れ込む首都圏の大河「利根川」は日本一の流域面積を誇ります。その源流は三国山脈・大水上山(群馬県利根郡みなかみ町)。当山域は深い沢と多くの滝があり、日本有数の探検秘境地(沢登り最上級グレード)なのです。


  .....奥利根源流は一般登山者が入れない奥深い秘境。峡谷の沢登りは高い登山技術が必要.....
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昭和初期に谷川岳を貫き関東と越後を繋ぐ清水トンネルが開通するまで深山幽谷温泉だった「水上(minakami)温泉」。有名になったのは若山牧水「みなかみ紀行」であり、文壇作家や谷川岳登山者に愛され活況を呈していました。今は関越自動車であっという間に行けますがやや人気低調な印象・・?


     .....奥利根の川の流れが美し過ぎる!首都圏の奥座敷として有名な「水上温泉」.....
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2007年3月に水上温泉街の真ん中にオープンした「みなかみ町山岳資料館」には谷川岳の登山史を語る資料や写真の数々や山仲間から寄贈された懐かしい登山用品が多数展示されています。


   ....温泉街の雑貨屋2階にある小さな山岳資料館は見学無料(地元山岳有志で開業).....
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水上なのでやはりメインは谷川岳展示が中心で多くのパネルが飾られています。地元登山家の紹介、奥利根山岳エリアの立体模型・ビデオ案内があります。谷川岳は一ノ倉沢という穂高岳・剱岳と並ぶ日本三大岩場があり、関東から行き易いので昭和30年代は岩壁に挑戦する若者が多く殺到しました。


  .....(左)魔の山「谷川岳」の雄姿 (右)清水トンネル開通後、土合・土樽駅は登山者で賑った.....
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   .....(左)断崖絶壁の一ノ倉沢 (右)この山の遭難死者数は800人を越え世界一(ギネス認定)....
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しかしこれに伴い遭難も急増し「魔の山」として畏れられ、昭和41年には遭難死者が何と37名もの過去最悪事態が発生し「谷川岳遭難防止条例」が制定される程でした。今はロープウェイも開通し家族でも登れる山となりましたが、我々の世代では恐ろしい山としてのイメージが今も残っています。


  .....昔の登山道具も多く展示、学生時代は30kgの重荷で肩に食い込むキスリングが辛かった.....
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水上町歴史民俗資料館には、当地の祭事道具・農具・民具・古文書2千点が展示され水上の歴史を知る上で興味深い資料館。前庭には移築された国重要文化財「旧戸部家住宅」もあります。


    ....水上歴史民俗資料館を覗いてみる。展示で外人マネキン人形を使っているのはチト笑ロた.....
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旧戸部家住宅は江戸時代初期の川場村農家建築で当時の人々の暮らしぶりを垣間見ることができます。昭和48年、水上町が国の重要文化財を買い上げ、一般公開を始めたとのこと。中に一歩入れば150年前の奥利根村にタイムスリップした様な感覚になり、懐かしい気持ちに浸りました。


          .... 旧戸部家住宅は茅葺き家で昔の山間部農家の暮らしが伺える.....
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★谷川岳を間近に仰ぐ清流風景「諏訪峡」を散策


諏訪峡は水上温泉を代表する景勝地の一つで、春は新緑、夏は涼、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季それぞれに彩りを変えます。双耳峰の谷川岳が間近に仰げ、美しい清流で心が癒されます。渓谷の流れに沿って遊歩道が整備され「美しい日本の歩きたくなる道500選」にも選ばれている道


   ....道の駅「水紀行館」(水上温泉の近く)から「諏訪峡」巡りができる。コスモスの花が満開.....
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水上温泉の玄関口に水紀行館の隣には清流公園があり諏訪峡への入り口になっています。奇岩、怪石が連続する渓谷で、坊岩・夫婦岩・玉簾の滝、高所吊り橋の笹笛橋などの見所があります。


     .....奥利根からの清流を体感できる諏訪峡の散策周遊路は実に気持ちがいい.....
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公園内に「与謝野晶子歌碑公園」を発見!晶子は全国の温泉を巡っており各地に足跡を残しましたが、水上温泉は4回も訪問した縁で2009年、与謝野鉄幹も含めて9つ歌碑が建立されました。


       .....「与謝野晶子歌碑公園」有名な「君死にたまふことなかれ」の句碑が設置.....
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     .....(下)笹笛吊り橋の渓谷は絵画如し! (右)谷川岳の双耳峰がよく識別できた!.....
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今年9月は山仲間3人で谷川連峰周遊(平標山・仙ノ倉岳)を計画したのですが台風の接近で中止として、その代替として「上州武尊山」の単独登山をしました。今回は大して期待してなかったのですが、こんな素晴らしい山旅になるとは思わなかった!来年のリベンジ登山が大いに楽しみだ!


   .....谷川岳を眺め諏訪峡を巡り水上の湯に浸かって大自然を満喫するのもいいかも!.....
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今年6月に谷川岳や奥利根・水上はユネスコエコパークにめでたく登録されました。世界で認められる大自然風景をお手軽に日帰り登山を楽しめる日本人の幸せをまた一つ実感した次第です。


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  by rollingwest | 2017-10-11 21:40 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(120)

<2017年7月>「皇海山」(足尾山地の日本百名山)を登る


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★4年ぶりに日本百名山に挑戦!群馬県側・不動沢コースから「皇海山」へ


8月11日は「山の日」、今や中高年も若者も日本の山の魅力に目覚めて大ブームとなっています。RWは登山歴が今年で丁度40年の節目を迎えたものの、ここ最近は登山ペースが年3~4回とスッカリ落ちてきており、日本百名山は2013年夏に越後駒ケ岳を登った以降は御無沙汰状態でした。

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ここ数年200名山を中心に10座近くを一緒に登って来たマツ氏から、7月登山企画のお誘いを頂いて4年ぶりに百名山を登頂しました。今回は群馬・栃木県境の「皇海山」(sukaisan)を目指します。登山記録の他にも、皇海山周辺の足尾・渡良瀬川に関する過去旅記事もあわせてレポートします。


  ....「皇海山」は名前はカッコいいが眺望も外見も今一つで、百名山の中では最も地味な山かも・・....     
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朝4時過ぎに自宅出発、マツ氏を和光市駅で拾い関越道沼田IC経由で老神温泉方面へ!ここには「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる天然記念物「吹割の滝」があります。この滝は過去2回訪問しましたが一度は見ておくべき感動の名瀑!今回は時間がなく、見学はパスして登山口へ向いました。


     ....「吹割の滝」は片品川の水流で浸食されたV字谷に流れ落ちるナイアガラのような絶景....
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片品渓谷・吹割の滝から栗原川林道に入り皇海橋へと向いますが、これがまたトンデモナイ悪路!車の腹を擦らないようガタガタ道を慎重に攀じ登っていき9時半過ぎに登山口へ到着しました。


     .....(上)栗原川林道の悪路をを延々40km以上登る (下)皇海橋(登山口)の駐車場....           
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かつて「皇海山」の登山は栃木県・足尾方面からの庚申山経由コース(後述紹介)が主流でしたが相当な難関路であり、近年はよく整備された群馬県側からの「不動沢コース」が人気となっています。


     ....皇海橋からの「不動沢コース」が現在は主流ルート(5時間程度で往復可能)....
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緑深まる季節、曇り予報ですが天気は何とか晴れている。道標(ピンクリボン)がよく整備されており迷うことはありません。穏やかな山道が続き、暫くすると不動沢が現れてここで一服休憩を取りました。


     .....(左)シラビソ林の道を行く (右)不動沢出合で休憩を済ませ再び登山開始....
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        .....不動沢コ-スは素晴らしい滝や渓流が次々に現れ爽快な登り道が続く....
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沢筋ルートなので水は豊富で涼風感があり実に気持ちがいい! 登るにつれて勾配は急に増していき、ロープを使いながら木の根・倒木をかわしながら展望の効かない道を進んでいきます。
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     ....オオシラビソ、コメツガ、ダケカンバといった高山針葉樹が多くなり、視界開ける道へ....
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稜線を目指し急傾斜の登りを詰めていき11:50不動沢コル(皇海山と鋸山の分岐点)に出ました。右手を見上げれば、鋸山の突先峰が聳える。昼食タイムでしばし休憩を取りました。さあ、山頂まではあと30分だ!最後の登りを詰めると何と青銅剣が出現!13時過ぎに展望がきかない頂に到着しました。


        .....不動沢のコルで昼食休憩(最近はコンビニのとろろ蕎麦がお気に入り)....
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     .....(左)山頂手前には青銅剣 (右) 2144m山頂は樹林に覆われてパノラマは今一つ....
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山頂には「渡良瀬川水源碑」と書かれた道標もある。そうかここは栃木県・渡良瀬川のルーツなのか!昨年、足尾銅山や渡良瀬川・遊水地等を周遊訪問したので一層感慨深い心境となりました。






★栃木県側から見た「皇海山」、渡良瀬川の風景


皇海山は群馬・栃木県境の山ですが、渡良瀬渓谷の水源、足尾山地に属していることや文化・歴史的に見ても栃木県の山と呼ぶ方が由緒正しいのかもしれません。昔は栃木側の庚申山経由で登られ、日光男体山を開山した勝道上人の弟子達が山岳修験修行をした聖地の山なのです。


         .....栃木県ルート(庚申山コース)は往復12時間近くかかる難関の道....
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     .....危険なスリルな登りが連続する難関ロンクコース (My Roadshowさんのブログ記事より)....
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昨年の「毛の国探訪」レポート第3編で足尾銅山の旅を紹介しましたが、皇海山は足尾山系の盟主です。頂上から発せられた水源は渡良瀬川となり、その渓谷沿いに走る「わたらせ渓谷鐵道」は美しい渡良瀬渓谷川の流れに沿って走る観光列車ですが、元々は足尾銅山の銅鉱山輸送鉄道でした。


   ....2016年春・桐生・足尾銅山の旅、「わたらせ渓谷鐵道」列車はレトロな姿で実に風情があった....
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現在、足尾銅山は閉山しましたが、当時の施設は取り壊されず廃墟化し独特の雰囲気が漂っています。周囲が皆禿げ山なのは、製錬所から排出された亜硫酸ガスが長年に渡って足尾の山々を汚染したことが原因です。製錬所北部は現在も不毛の地で公害の爪痕を強く再認識しました。


     ....渡良瀬川の対岸から、昔栄華を誇った銅鉱山&製錬所全体を眺めることができる....
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     .....銅山は閉山し本山駅線路は廃線。昭和時代にタイムスリップしたような廃墟風景.....
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足尾観光のメインは銅鉱山坑道を探訪ができるトロッコ電車。通洞坑は銅山の基幹坑道として使用され、圧搾空気動力鑿岩機やダイナマイト発破工法(当時の最先端技術)を駆使して開鑿された遺構で保存状態も良好。ここ数年で佐渡金山・石見銀山・足尾銅山を訪ねて金銀銅のメダル独占状態となった。(笑)


     ..... 江戸から昭和まで400年間掘り進めた足尾銅山坑道、長さは1,234kmに及ぶ....
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明治期の足尾の山は煙害と炭鉱による伐採で丸坊主となり、自然の恵みをもたらしていた渡良瀬川は鉱毒が垂れ流し状態となりました。これに立ち向かったのが天皇に直訴した田中正造です。その運動は政府を動かし昭和5年に渡良瀬遊水地として完成し今は野鳥の聖地になっています。

                             「毛野国」探訪③:(足尾銅山&田中正造)編

     .....国家弾圧に怒った田中正造はついに天皇直訴を決行!警察に制止され未遂に終わる....
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  ....2016年に渡良瀬遊水地を訪問、鉱毒の面影はなくラムサール条約登録地となる環境改善ぶり....
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渡良瀬川は足尾の山々に水源をもち、桐生・足利・佐野を経由して利根川に合流します。水上交通で経済の発展にも寄与しました。森高千里が歌いあげた「渡良瀬橋」がやはり印象に残ります。


     ....森高千里の美しい叙情的な詩が印象的な「渡良瀬橋」は栃木県足利市にある....
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                                       「毛の国」探訪②:(足利・桐生)編




★皇海山を下山、林道では熊・鹿に遭遇!


あっ、話がかなり横道にそれてしまいました。13:30に下山開始、復路は同じ道を辿り約2時間。途中でゴロゴロと雷鳴が聞こえる場面もあり懸念されましたが大した雨にも見舞われずラッキーでした。


         ..... 皇海山の下山は同じ道を戻る。何人かのパーティともすれ違う....
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       ....渓流堰堤の水風景が見えてくればもう下山口は近い!15時過ぎに駐車場到着!....
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行きの悪路に懲りて、帰りは桐生側林道を下って帰ろう。しかしこちらも山奥深い道、何と途中で合計5頭の鹿と熊に遭遇したのです。車の中なので安心でしたが、車窓からとはいえ野性の熊とニアミスしたのは初体験、本当に驚きましたネ~!それにしても全国で鹿や熊の出没ニュースが増えている!


       .....車の前を熊や鹿が次々に出現しビックリ!!日本全国で出没回数が上昇中....
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山道を脱して漸く人里に出て桐生市内を通過。北関東道・伊勢崎IC→関越道高崎経由で練馬ICへ、300名山達成間近のマツさんを石神井公園駅まで送り20時過ぎ川崎の自宅へと帰りました。昔は確実に2日以上の行程を要した難関峰を手軽に日帰り登山とは・・、実に便利な時代になったものだ。

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今回の山旅で日本百名山78座、他の200名山が80座、合計158座となり日本200名山も8割まで来ましたが最近は完全にペースが落ちています。あと42座ですが全山制覇達は10年後の70歳頃でしょうか?まあ、あまり焦らずに健康・安全を保ちながらユックリ登っていきたいと思います。


      .....日本200名山の全山制覇は人生の目標だが、ユックリ人生を楽しみながら登っていこう....        
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                             最近15年の山行記事(2016年まで)はコチラから

                             「200名山登頂記録」(2017年1月時点) 

                                                         おわり






【PS】皇海山登山を紹介したユーチューブ


(左)今回、我々が登ったお手軽な「不動沢コース」群馬県吹割滝側から)のユーチューブを紹介(ジグゾーのスカイハイの曲に乗って・・)、なる程!「皇海」スカイ・「高」ハイか!  (右)超難関の「庚申山コース」栃木県・足尾側から)のユーチューブ(ロックビートに乗って危険絶景連続が素晴らしい~!)↓




  by rollingwest | 2017-08-10 00:00 | 山紀行・名峰レビュー | Comments(146)