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<2013年10月18-20日>「火打山」雪景色登山&糸魚川フォッサマグナ探訪(後編)

                        「火打山・雪景色登山&糸魚川・フォッサマグナ探訪」(前編)より続く



★日本列島の大断層「フォッサマグナ」の風景を訪ねる旅


    ........(左)妙高山をバックに火打山頂上へ (右) 北アルプス後立山連峰の大雲海......
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火打山登山後は天下の嶮として有名な「親不知」や日本列島を東西に分ける大断層「フォッサマグナ」が形成した糸魚川ジオサイト群(翡翠の渓谷等)を見学してきました。古事記・翡翠伝説でも有名な「奴奈川姫」(大国主の妻)の所縁地訪問も交えながら後編は地学的なお話と古代史の一端をご紹介


         ........糸魚川フォッサマグナの象徴的な光景(明星山と高浪池)......
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★日本海側のフォッサマグナ、北陸街道の最大難所「親不知」


火打山登山後は糸魚川(宿泊地)に入る前に「親不知」を訪ねました。ここは北アルプスが日本海まで迫る断崖絶壁海岸(北陸街道・最大難所で有名)。岩礁を通過しようとした旅人達は荒波に呑まれ多くの命を落としました。親子が生き別れた悲劇の海は「親不知・子不知」の地名で今に語り継がれます。


      .......最寄駅「親不知駅」は無人駅で人の姿は全くなし。電車本数も殆どなし.....
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「親不知」は過去何度か行きましたが、全て車による訪問で北陸自動車SAの記念碑を見学しただけだったので、今回初めてJR線で「親不知駅」(無人駅)に降り立ち海岸部まで歩いて訪ねてみました。


   ........(左)名勝「親不知」の案内板 (右)断崖絶壁と北陸自動車道が海岸部まで迫る......
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歩くこと20分、道の駅「ピアパーク」に行き当たり「親不知」地名が彫られた翡翠石や巨大な海亀像(自称世界一)が現れました。亀の目には小さなフクロウや奴奈川姫が顔を出していたので面白かった・・!


    ........親不知海岸に鎮座する世界一の海亀ブロンズ像(目からフクロウが顔を出している)......
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海岸沖には出雲の「大国主命」が地元の鬼と力比べをしたという伝説岩がありました。大国主命が投げた岩は鬼の投じた岩の遥か遠くへ飛び、負けた鬼は悔しがり岩を蹴って海中に身を投じたとのこと


      .......大国主伝説がある「投げ岩&鬼蹴り岩」、釣り人も沖に竿を投げる......
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海辺の「ピアパーク翡翠ふるさと館」には翡翠展示場や「奴奈川姫」像がありました。翡翠は古代の祭祀装飾品、奴奈川姫は翡翠産地の支配者でしたが出雲の大国主に求婚され妻となりました。出雲帝国は海洋民族でもあったことから日本海に沿って越の国にも頻繁に上陸し影響を及ぼしていたのです。


 .......ピアパーク翡翠ふるさと館の「奴奈川姫」(大国主に見染められ妻にはなったが入水自殺)......
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    .......(左)100tを超える巨大な翡翠原石 (右)縄文土器の破片や翡翠工芸品が展示......
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親不知も糸魚川ジオパーク(地学的観光地)の最大見所、まさに北アルプス山脈が海まで迫っている断崖絶壁!実際に「栂海新道」という登山ルート(1971全道開通)が存在し、親不知海岸から雪倉・白馬岳へと登山する頑強でマニアックな岳人もいます。ここには日本アルプスの名付け親「ウエストン」の坐像も・・。


  .......世界ジオパークに指定される親不知には「ウエストン」(日本山岳界の先駆者)の像が鎮座......
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    .......北アルプスから親不知海岸まで直結する登山ルート「栂海(tsugami)新道」の入口......
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親不知を越えた所には芭蕉が「奥の細道紀行」で句を残した「市振の関」があります。「一つ家に遊女も寝たり萩と月」・・、泊った宿では伊勢参りの遊女が隣り部屋にいたとの内容。この句は虚構ではないかと云われていますが、最大難所「親不知」を無事通過してホッとした芭蕉の実感が籠っています。


      ........(左)奥の細道で芭蕉は「市振」に宿泊し下記の句を詠んだ(芭蕉句碑あり)......
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★「糸魚川ジオパーク」:フォッサマグナの見所を探訪


親不知探訪後は糸魚川駅前でマツ氏と火打登頂達成の祝杯(⇒ビジネスホテル投宿)。翌日は各自別行動にして小生はレンタカーで糸魚川ジオパーク(地学的な自然・歴史・文化に纏わる見所)の数々を訪問


   ........翌朝は雨に濡れた奴奈川姫像(糸魚川駅前)に挨拶をして、フォッサマグナ探訪旅に出発......
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2009年、日本の3地域(糸魚川・島原半島・洞爺湖有珠山)が世界ジオパークに初指定されました。その後、山陰海岸・室戸・隠岐も追加され現在6地域。糸魚川はフォッサマグナに代表される日本列島形成のレアな地質、見事な景観、歴史の深さにも触れることができる世界的に価値の高いジオパークなのです。


       ........雨の姫川を遡り糸魚川の内陸部(フォッサマグナのジオパーク)へと向かう......
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糸魚川市街から姫川沿いに山間部へ遡上していくと「フォッサマグナパーク」の表示が出現。姫川支流の根知川沿いに歩くと糸魚川静岡構造線の露頭断層を見ることができます。断層破砕帯を挟み左がユーラシアプレート地層、右がフォッサマグナ構成岩。2億年を超える地球歴史が僅か2m間に凝縮されています。


   ........日本列島を東西分断するフォッサマグナの糸魚川・静岡構造線の断層(根知谷・露頭)......
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     .......根知川沿いにある地質露頭「根知谷フォッサマグナパーク」の銀ブロンズ看板......
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そして次はいよいよ糸魚川フォッサマグナのハイライト「明星山・高浪池・ヒスイ峡」へと向かいます。県道483号から小滝地区に入り絶景を眺望できる高台へ。当日は雨だったのでガスで見られないかと心配しましたが杞憂に終わり期待通りのロケーション。岩肌剥き出しの明星山の姿はまさにフォッサマグナの象徴だ!


    ........(左)「明星山&高浪池」の大絶壁 (右)新緑時の高浪池風景(ネット写真)......
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明星山と高浪池のコラボはまさに絶景!雨に煙る標高540mの高浪池のほとりを訪ねてみると岸辺には巨大岩魚のモニュメントが湖岸に鎮座しています!地元では「浪太郎」と呼ばれる幻の伝説魚らしい。


     .......雨の高浪池は誰もいなかったが「浪太郎」のモニュメントがひときわ目立つ.....
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明星山の断崖絶壁(ロッククライミング聖地)の最下部を訪ねると「小滝川ヒスイ峡」の激流轟音!明星山の大岩壁は3億年前の珊瑚礁が変化したもので多くの化石が眠っています。大岩壁の下は小滝川の清流に洗われた翡翠が観察できます。奴奈川姫が支配した翡翠産地はまさにこの源流の渓谷でした。


     .......「小滝川ヒスイ峡」(世界有数の翡翠生産地)を訪ねる。激しい渓谷の流れ......
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       ........フォサマグナの象徴「明星山」の大絶壁の下を流れるヒスイ峡の巨岩石......
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明星山・高浪池・ヒスイ峡の大迫力を十分満喫し再び糸魚川の平野部に戻ります。単線の大糸線踏切から見えるのはフォッサマグナの象徴「雨飾山」、2年前に食山人氏100名山達成を皆で祝った名峰だ・・


                              「雨飾山」登山 (2009年8月) の記事はコチラから 

  .......(左)大糸線踏切から雨の「雨飾山」を望む (右)糸魚川は鉱石・セメントのプラント工場が林立......
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糸魚川~信濃大町・松本に続く千国街道は「塩の道」と呼ばれる歴史街道で静かなブームの人気。フォッサマグナに沿った街道は塩・海産物が運ばれた道で上杉謙信が武田信玄に敵に塩を送った史実で有名。古事記では国譲りの戦いに敗れ出雲から諏訪に逃れた建御名方神が辿った道でもあります。


     ........(左)フォッサマグナと平行する「塩の道」ルート図 (右) 千国街道「塩の道祭り」......
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★糸魚川「フォッサマグナミュージアム」で地学勉強


     ........「糸魚川フォッサマグナミュージアム」には地質学的お宝物(ジオアイテム)が満載展示......
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「糸魚川フォッサマグナミュージアム」を訪ねてみよう。今まで見た景観や翡翠宝石がどんな経緯で形成されたのか地学的見地で頭の中を整理するいい機会だ!未来的展示場施設はビジュアルで非常に解り易い!見事に結晶した美しい石灰石、そして初めて見る魚群化石や巨大オウム貝に目を奪われた・・!


  ........(左)古代魚・オウム貝の化石 (右)小魚大群の泳いでいた姿が残る化石はビックリ!......
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Oh!巨大な翡翠石がドカンと登場、さすが世界的な翡翠産地・糸魚川!「ヒスイ」とも「カワセミ」とも読む「翡翠」に関する詳細解説があり、ムム・・確かに渓流の青い宝石の意味では一緒だ~、目からウロコ!


   .......(左)ここにも巨大な翡翠石が! (右)フォッサマグナから採取された地球のお宝物の数々......
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   ......「翡翠」の文字は「ヒスイ」とも「カワセミ」とも読む。渓流に映える青・緑の結晶美は共通呼称......
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フォッサマグナの命名者は日本で化石象を初めて研究したナウマン博士(独・地質学者)、明治政府招聘によりハタチで来日(明治8年から10年間滞在)、地質調査所設立・人材育成、日本列島を徒歩や馬で移動して測量しながら日本初の本格的地質図を完成させた偉い方。まさに外国人版の伊能忠敬だ・・


  .......(左)新潟に油田・ガス田が多い理由を再度理解 (右)フォッサマグナを発見した地質学者ナウマン.....
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フォッサマグナとは「大きな溝」という意味で西断崖が糸魚川静岡線、東断崖が柏崎千葉構造線とのこと。えっ初めて聞いた!古代は深い海峡だったが、火山活動や土砂堆積で現在の地形になったらしい。その後伊豆半島が海から移動してきて列島に衝突し高い山脈を形成したとのこと。またも目から鱗!
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今まで糸魚川・静岡構造線が北米とユーラシアとのプレート境界断層線と思っていましたが大きな誤解だったことを認識・・!故郷柏崎が東側フォッサマグナだったとはビックリ!みたび目から鱗・・、剥がれっ放し





★奴奈川姫の神社から海のジオサイトへ


     .......古代から長い歴史が刻まれた由緒深い「天津神社&奴奈川神社」を訪ねる......
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LASTは最も格式高い「天津神社」「奴奈川神社」を参詣、海のジオサイトを再度訪ね糸魚川紀行の締め括りとします。出雲の国譲りの話は前回記事で紹介済みですが、高天原の神々に抵抗し力比べに負けて、諏訪敗走(糸魚川経由)した建御名方命(諏訪大社祭神)は大国主と奴奈川姫の間にできた息子

                              出雲国譲り伝説(稲佐の浜)の記事はコチラから


 .......(左)「天津神社」の茅葺外観も拝殿も実に風格あり! (右)隣には奴奈川姫を祀った神社.....
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翡翠産地をかつて支配していた奴奈川姫の生涯は相当に不運・・。大国主が求婚し(脅しをかけ服従させたと思われる)建御名方命が生まれ、大国主は奴奈川姫に出雲への通い婚を命じますが、姫は出雲行きを拒み最期は池に入水してしまいます。息子も諏訪に逃れて蟄居、悲劇的な親子の末路・・


  .......締めは海のジオサイト(能生海岸)を訪問。糸魚川海岸部にも奴奈川姫銅像があった。......
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国道8号線沿いの能生海岸に大岩礁の弁天岩が浮んでいます。弁天岩は300万年前フォッサマグナ海底で噴出した溶岩で形成されており糸魚川ジオパークの一つ「弁天岩ジオサイト」と呼ばれる観光地です。


     ........(左)能生海岸に鎮座する「弁天岩」、親不知と並ぶ有名な海側のジオサイト......
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岩の中央部には海の守り神である「市杵島姫命」を祭祀する厳島神社が鎮座しています。頂上部には白い灯台が聳えており能生漁港(ズワイガニなど豊富な海産物)に出入りする漁船の大切な道標となっています。弁天岩の海側に突き出ている岩礁群は松ケ崎岬と呼ばれ伝説では竜宮の入口らしい。


   .......弁天岩の最上部に登って見る。厳島神社が鎮座し、松ケ崎岬岩礁には竜宮入口の伝説......
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今回の旅は火打山の頂上からフォッサマグナが形成した大絶景を楽しみ、大地に降りては糸魚川フォッサマグナパーク見学、古事記・翡翠伝説を知ることができて大変お勉強になる充実の2泊3日でありました。


    ........雨に煙る能生海岸から親不知方面を望む(今日はフォッサマグナ三昧であった・・)......
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    .......糸魚川フォッサマグナの象徴の「雨飾山」が北アルプス後立山連峰の背後に従える.......
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                                                         おわり

  by rollingwest | 2013-11-15 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(82)

<2013年10月18-20日>「火打山」雪景色登山&糸魚川フォッサマグナ探訪(前編)

★越後・西南部に聳える名峰群と糸魚川フォッサマグナ


今年の秋は越後西南部と北信濃国境に聳える日本百名山「火打山」(2454m)に登ってきました。妙高山・焼山・雨飾山等の名峰が隣接し、頂上から北アルプス「後立山連峰」が遥かに眺望できて大感動!


    .......(左)妙高の隣に聳える火打山・焼山 (右)冠雪した北アルプス大連峰を俯瞰......
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台風26号(伊豆大島・大被害)が過ぎ去り西高東低気圧配置で寒気が入ったため山は一面の雪景色と化していました。当初計画は焼山縦走も含めたルートでしたが、無理をせず火打山だけの登頂に・・


      ........翌日は糸魚川フォッサマグナの絶景の数々(高浪池やヒスイ峡など)を楽しむ......
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下山後は糸魚川に泊まり、日本の地形を2分する大断層「フォッサマグナ」が造形した数々のジオサイト(地学的観光地)や翡翠・名産地を訪ねました。今回の越後の山レポートも前後編に分けて掲載します。




★笹ケ峰から高谷池ヒュッテへ


              .......長野新幹線経由で妙高高原駅に昼前に到着......
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今回同行者はマツ氏、昨年秋の飯豊・杁差岳以来1年ぶり。お互いに体力面の衰えや体の鍛え方が足らないのが難点かな・・(苦笑) しかし彼の立案は綿密に情報を調べてくれる計画で助かります。


  ......(左)タクシーで笹ヶ峰登山口へ(妙高山が正面!) (右)今回の登山ルート(クリックで拡大表示)......
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東京駅を8:30過ぎに出発、長野新幹線経由で11:30妙高高原駅に到着し、タクシーで笹ヶ峰牧場(登山口)へ。昼食を摂り登山計画書を記入して12:30歩行開始(前日飲み会の酒が残り二日酔い気味・・)


       ........(左)小学校時代によく来た笹ヶ峰牧場 (右)登山口には立派な門舎が......
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           ........(左)白樺林の道は気持ちいい (右)黒沢の出合に到着......
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黒沢の出合いからは「十二曲り」というジグザク急坂が連続・・、二日酔いの影響もあって全くペースが上がらない・・。期待した紅葉もパッとしない感じだね~。目を見張るような錦秋の光景が見られません。


   ......「十二曲り」の九十九折り急登を行く、紅葉は期待外れだった・・、今年の秋は短い?.......
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今年は遅い春・夏の豪雨・猛暑・秋の台風と厳しい気象が連続して木々も疲れ果てているのかな・・。しかし当日は台風一過の快晴で非常に気持のいい爽快日でした。青空は天高くひつじ雲の芸術光景が広がっている!徐々に高度を上げて行くと新雪が現れてきた!秋の山行ではよくあることですが・・


          ......秋空の,ひつじ雲や紅葉の爽やかな空気を感じながらの登山......
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    ........(左)木道にはだんだん雪が現れてきた (右)初冬の稜線紅葉は見事だった.......
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15:40富士見平に漸く到着(依然体調は冴えない)。先に進んで行くと雪の量が更に増えてきたことから、頂上付近は相当積もっていると予想され、明朝は多分アイゼンが必要なんだろうなあ・・と再認識


    .......富士見平(妙高山との分岐)からは初冬風景になってきた!((◎д◎))ゝヒョエ~......
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歩き進めば視界開けた平原(ナナカマドと雪風景が印象的)が現れ、漸く行くと高谷池に到着。そこには冬の高層湿原風景が広がっており、原則・冬山に行かないRWにとっては滅多に見られぬお宝風景!


        ........高谷池ヒュッテが近づくと平原状にナナカマドの赤い実と雪風景が現れる......
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        ........雪に覆われた高谷池が出現、10月中旬というのに完全に冬風景......
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高谷池ヒュッテは三角形のお洒落な洋風・山小屋。百名山2峰(妙高山・火打山)にアプローチし易いこともあり最近は超人気の小屋で完全予約制となっています。夕食もカレーとハヤシのW盛りで美味しかった!


   ......雰囲気タップリの冬景色を従えた洋風ロッジの山小屋「高谷池ヒュッテ」が本日の宿泊場所.......
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    .....宿泊者の寛ぎ時間 (左)夕食はワイワイ (右)その後は火打山の四季風景ビデオが披露......
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夕食後は、火打山や高谷池の四季風景を記録したビデオ(小屋で作成)を宿泊登山者に見せてくれるサービスタイムが催され、さすが人気の山小屋だなあ・・と感心。明日は早朝出発なので19時過ぎに就寝


     .......手作りビデオで紹介されていた火打山や高谷池は四季折々の色々な表情が!......
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         .......翌朝の火打山への無事頂上とパノラマ絶景を期待して・・、早めに就寝......
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★火打山の頂上へ!感動の雪山・大絶景パノラマを満喫!


    ........夜明け前の「高谷池」、荘厳な雰囲気が漂い、蒼い清晨絶景が広がっていた!.....
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2日目朝は4時前に起床、自炊朝食を済ませ出発準備を整え(アイゼン装着)、5時半過ぎに山小屋を出発。天気は曇りがちだが安定した様子。清冽な朝の空気・・、雪道をザクザクと音を立てて歩き出す。


      ..... 高谷池越しには雪に覆われた「火打山」が見える。アイゼンつけていざ出発!.......
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          ......「天狗の庭」から仰ぐ「火打山」、池塘も雪景色は実に感動的!........
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暫く歩くと「天狗の庭」と称される高層湿原に入ります。池塘は新雪に覆われていましたが水面に映る火打山の雄姿は間違いなく感動するアングル!百花繚乱のお花畑になる初夏に是非来てみたい場所


        ......「天狗の庭」の右を巻くように雪の木道を進み「火打山」への登山ルートへ........
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     ......冠雪の北アルプスは白馬・唐松・鹿島槍等の後立山連峰!ついに夜明けを迎える.......
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標高を稼いでいくと雪を被った北アルプスの長大連峰が目に入ってきました。何と素晴らしい絶景だ!そして夜明けは着実に進み、妙高山左手の雲間からは朧げなる暁光が照らし出されてきました。


        .......眼下には昨日宿泊した高谷池ヒュッテ周辺が・・、雪に覆われた池塘平原!......
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              .......朝日に輝く雲海の彼方には魚沼の山々が望める!......
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遥か彼方の雲海に浮かぶ山々は一体どこ?と調べたら今年の夏に登った越後三山や尾瀬方面の山と認識!ピラミダルな「尾瀬燧ケ岳」まで俯瞰できるとは!そして日本海側に故郷名峰「米山」も見える!

                              「越後三山」(駒ケ岳・中ノ岳」登山(2013年8月)の記事


  ........(左)今年夏の猛暑の中で登った「越後三山」 (左下)遥か遠くに「尾瀬燧ケ岳」も眺望......
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  .......(左)妙高山の姿をバックにスノー登山 (右)日本海側には我が故郷柏崎の米山のシルエット......
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朝8時、ついに火打山頂上に立ちました!目の前には今も噴煙を上げている「焼山」と日本海方面が見えている!焼山への縦走はUPDOWNが激しく今日の積雪条件では危険であり中止して正解・・


        ........(左)火打山頂上に到着 (右)目の前には焼山と背後に北アルプス......
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     .......今なお噴煙を上げ続けている活火山「焼山」、右には日本海の海岸線が広がる......
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焼山の左に目を移すと遥か彼方に北アルプス・後立山連峰、手前にはフォッサマグナの象徴名峰・雨飾山、妙高・黒姫・戸隠の北信名峰も素晴らしい姿を見せている。これ以上のパノラマを望めようかという絶景


    ........北アルプス「後立山連峰」と「雨飾山をバックに!雲海と雪山とがコラボした大絶景!......
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     ........東側には北信越国境の名峰 (妙高・黒姫・雨飾)の雄姿、実に素晴らしいネ~!......
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日本列島の地質構造を東西分断するフォッサマグナに沿って糸魚川から静岡富士川まで南北に連なる日本アルプス長大山脈の雄大さをあらためて目に焼き付けました。明日の糸魚川ジオサイト訪問が楽しみだ・・。頂上の大パノラマを十分満喫して雪道を下山し、高谷池ヒュッテへ9時に戻りました。


         .......ナナカマドの真っ赤な実と雪山絶景の鮮やかな対照美に目を奪われる!......
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             ........(左)サルノコシカケ (右)光が足らず、くすんだ紅葉の下山路......
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高谷池で荷物をパッキングし直して再出発、昨日と同じ下山路を辿り11時半に笹ヶ峰に到着しました。下山場所にある明星山荘は山菜蕎麦が名物と聞いたので入店してみたら美味しかった・・。その後は妙高高原駅からJR電車で糸魚川方面(上越市経由)へと向かいました。車窓からは妙高の雄姿・・


          ........(左) 黒沢の吊り橋に到着 (右)明星山荘の山菜蕎麦を味わう......
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          ........信越線車窓(高田駅付近)より妙高山を遥かに仰ぎ糸魚川へ ......
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帰りは親不知(天下の嶮)に寄ってフォッサマグナや翡翠の観光地を見学(後編で紹介)、糸魚川駅前の宿泊ホテルにチェックインし居酒屋でマツ氏と反省会。糸魚川駅前に古事記に記された翡翠・勾玉の姫「奴奈川姫」(大国主に求婚されたが最期は入水)の銅像が立っています。明日の探訪が楽しみだ!


              ........糸魚川駅前の居酒屋で反省会、ビールで乾杯 !......
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       .......(左) 糸魚川駅前の奴奈川姫 (右)明日は勾玉(翡翠)の名産地を訪ねよう......
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     .......フォッサマグナが造山した日本の屋根(雨飾山や北アルプス)の大絶景を再び御覧あれ!......
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                        「火打山」雪景色登山&糸魚川フォッサマグナ探訪(後編)へ続く


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  by rollingwest | 2013-11-03 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(84)

<2013年8月6~9日>越後の奥深き名峰(後編):「越後三山」(駒ケ岳・中ノ岳)

猛暑の夏も過ぎて完全に秋を迎えていますが、8月越後の山記事(後篇)を・・

                                 (前編):奥只見の峻嶮峰「荒沢岳」より続く 



★【3日目】:越後三山の盟主「越後駒ヶ岳」(日本百名山)に登頂


年に2~3回、車で故郷へ帰省しますがその時の楽しみは車窓から数々の名峰が眺められることです。上州では「榛名・妙義・赤城」の山々、上越国境を越える時は「谷川連峰」、そして関越トンネルを抜けると「巻機山」に続き、魚沼地方(コシヒカリ名産地)の象徴「越後三山」の雄姿が右手に見えてきます。


  .....「越後三山」(左から駒ヶ岳・中ノ岳・八海山)雄姿、毎回感動するネ~(2010年3月帰省時)......
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越後三山とは「越後駒ケ岳・中ノ岳・八海山」の総称、この中で断トツに知名度が高いのは日本酒で有名な「八海山」!他2峰の名前は馴染みが薄いですが、「越後駒ケ岳」こそが三山の盟主的な存在(重厚さと貫禄に溢れる)。「中ノ岳」は最も標高が高く、中央部奥に聳えてアプ゚ローチが長く制覇が困難な山


  .......夏の越後三山(2009年8月帰省時)、魚沼・小出周辺の魚野川からの山容は特に秀麗!.......
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奥只見3日目は、「枝折峠」から「越後駒ケ岳」を登り「駒ノ小屋」に宿泊(3日目行程タイムは5時間)、4日目が「中ノ岳」をピストン(ほぼ空身状態)して下山しますが、当日は12時間を超えるロングコース・・。行程平準化したいけれど、夏場の「駒ノ小屋」は管理人常駐で布団も用意されている。装備軽量化で歩けるメリットを考えればこれ以外の選択肢はない・・。「奥只見山荘」で豪華な朝食を頂き、いざ出発!


      .......(左) 越後駒・中ノ岳へのアプローチは長大コース. (右)「枝折峠」を出発......
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「枝折峠」を7:45出発(昼過ぎに山小屋へ着けばよいので余裕コイテマス・・)、今日も朝からガスが立ち込めて快晴とはあいならず。木道が随所に現れるダラダラとした緩やかな道を登っていき小倉山へ・・


      ......明神峠を経由して小倉山へと向かう。ガスに煙る山道・木道を延々と行く......
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下りは大得意ですが登りは苦手のRWは、60代半ばの超健脚コンビに初めからドンドン離されていき、ほぼ単独行みたいな状態。明神峠・道行山・小倉山を過ぎ、蒸し暑さと重装備で早くも息絶え絶えになってきた・・。出発から歩くこと3時間半、漸く「百草の池」なるミニ湿原に到着。休憩をコマメに取ろう・・


    .......(左)「百草ノ池」というミニ湿原が出現 (右)遠ざかるにつれて手鏡の様な光景に......
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12時頃、前駒を通過。日差しも強くなりこの辺りが一番辛かった~!左手に雄大な山稜・残雪沢、そして遥か彼方に「中ノ岳」手前の突兀峰が見える!あの峰よりさらに先にあるのか、遥かな山だ~!


   .......(左)「中ノ岳」手前のピラミダルな峰が!(右)雄大な滝ハナ沢、雪渓やコバイケソウが美しい!......
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最後の辛い1時間を登り切り13時、今日の宿泊地「駒ノ小屋」に漸く到着。重荷を降ろし冷たい水で喉を潤して一息つきました。健脚2人は不在、多分今頃は「駒ヶ岳」の頂上にいるのでしょう・・。小生も遅れてはならじと駒ヶ岳頂上を空身で目指します。駒ノ小屋から山頂までは片道30分の至近距離


      .......(左)雄大な雪渓を背景に(結構お疲れ・・) (右)ようやく「駒ノ小屋」に到着......
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   .......(左) 駒ノ小屋から駒ケ岳頂上に向かう (右)小屋がもうあんなに遠くに離れてしまった......
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空身だと登りは軽快、小屋は足元景色となりドンドン小さくなっていく。午前中はガスに覆われる時間が多かったものの、今は青空も覗きが徐々に視界が開けてきた。13時半、越後駒ヶ岳の山頂に到着!


       ......(左) 駒ケ岳頂上に到着!(右)雄大な雪渓が頂上から小屋に広がる.......
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頂上から見る景色は実に雄大!夏の日差しを浴びて水蒸気が立つ雪渓と笹に覆われた山稜のコントラストが実に美しい。越後駒の標高は約2千mなのに真夏でこれだけの巨大な雪渓が残っているとは・・


         ......大雪渓のパノラマ写真、立ち上がるガスに青空が覗く幻想的な光景......
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頂上稜線付近で健脚の2名と再会、時刻はまだ14時過ぎ。小屋に戻って宿泊手続きを済ませ、広場で英気を養う前祝い(毎回こんなことを言っている・・)、ビールで乾杯!手持ちのつまみに焼酎で話を咲かせていると、今日の小屋宿泊客が続々登って来る。人の輪は徐々に広がり、皆で楽しくワイワイ・・


  ......(左)2人と合流し本日の宿泊「駒ノ小屋」へと戻る (右) さて夕食の前に一杯やりましょう......
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      .....夕刻の雪渓部にダイヤモンド駒ケ岳!夕餉を楽しむ小屋宿泊者も歓声を上げる......
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初めて知り合った山仲間との会話も弾み夕刻の宴は楽しく過ぎていきました。小屋から見る荒沢岳の景色や絶え間なく変化する入道雲の芸術を十分満喫、明日の起床は3時なので早めに就寝しよう。


      ......(左)入道雲が湧き上り獅子咆哮の如し (右)山稜のガスは次々に表情を変える......
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★【4日目】:奥深き名峰「中ノ岳」(日本200名山)に登頂 (12時間以上の踏破)


まだ真っ暗な夜中の3時に起床、熟睡中の宿泊客を尻目にヘッドランプを装着、ゴソゴソと道具を小屋の外に運び出して朝食の準備。今日は空身に近い中ノ岳ピストンだが小屋に戻るまでは9時間近い長丁場。3人は早朝4:15出発、夜明け前の稜線・雪渓はまるで墨絵のよう。空気はまだ涼しく身は軽い。



   ......早朝4時過ぎに出発、夜明け前の墨絵風景の様な稜線・雪渓を見ながら歩き出す......
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山の天候は午後からガスが発生して曇るケースが多いので、早朝出発ならば雲がない大パノラマを眺望できると期待したのに・・、今日もこんな感じかい。まあ全国的猛暑で不安定な天気が続いているのでしゃーないか・・。長丁場を炎天下の中で歩く辛さがないだけマシだな・・と、ブツブツ負け惜しみ(苦笑)


       ......遥かな山を目指し稜線を下り歩いて行く、だんだん明るくなってきた!......
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     ......(左)立ち込めたガスの中から薄日が差し始める(右) 檜廊下・四合目峰を目指す......
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駒ヶ岳雲・竜ノ峰稜線の分岐・天狗平を過ぎ、2時間程歩くと「檜廊下」と呼ばれるナイフブリッジな道が出現しアップダウンが繰り返されます。この辺りの稜線が駒ヶ岳と中ノ岳の縦走路では最大のハイライトかも!


     ......(左)「檜廊下」の岩峰稜線を渡り行く食山人氏 (右)越後の高山植物が咲き誇る......
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稜線から見る光景は巨大な垂直スラブが屹立、深き切れ込んだ谷と重厚たる山容!2千m級の山とは思えない程に、北アルプスの様な険しさが刻まれています。やはり世界的な豪雪の山であるだけに雪崩や膨大な雪解け水のエネルギーが山肌を荒々しく削り、深い谷が形成されてきたのですナ。豪快だネ~


       ......(左)垂直スラブが屹立する迫力の景色 (右)依然、霧中の稜線歩きは続く......
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7時に四合目峰を通過、8:15に中ノ岳避難小屋が見えてきた。ここまで来ればもう頂上近し、5分後に越後三山最高峰「中ノ岳」(2085m)に到着!ガスは依然立ち込めて期待した眺望は全く得られず・・


          ......(左)中ノ岳避難小屋に到着、頂上は近し (右)コバイケソウの大群落.......
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  ....(左)ついに中ノ岳頂上に到着(食山人氏写真) (右)山頂には真っ赤な鳥居・中ノ岳の標石......
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頂上で時間をかけて待ってもガスは晴れずと判断し集合写真撮影後にすぐ下山。今日はまだまだ続くロングコース、早速に同じ道をピストンで戻ります。中ノ岳にも多くの高山植物が美しく咲き誇っていました。


          ......(左) ツリガネニンジンの花が咲く (右)黄色鮮やか! ミヤマキオン.....
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      ......「越後駒ケ岳」の雄姿 (左)左肩は雲竜ノ峰 (右)「グシガハナの峰」越しに望む......
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しかし眺望は無理だな・・と諦めていたら、慈悲深い山の神様は帰路で素晴らしい絶景をプレゼントしてくれました。ガスは徐々に薄くなり夏の青空が見え始めた!そして目前に盟主「越後駒」の雄姿が出現


              ......(左)ノハラアザミ (中)コメツツジ (右)タカネマツムシソウ......
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       ......(左) 垂直の大スラブ絶壁を再び! (右)中ノ岳の前衛峰も素晴らしい姿!......
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さらに「八海山」(4日間で山容を一度も見ることができなかった)も遂に全貌を現してくれました。「八海山」は7年前(2006年10月)にFツアーメンバーと登頂しましたが、頂上部のギザギザ岩稜もよく見える。


     ......(左)八海山がついに姿を現した! (右)魚野川から見た八海山(2009年8月撮影)......
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当時登った2006年の「八海山」写真(紅葉絶景の時期で思い出深い!)をいくつか掲載しておきます。この山は魚沼側からロープウエイを経由して登ればアプローチは比較的簡単。しかし真骨頂は頂上部の八つ峰(迂回路もありますが・・)、鎖場が30数ケ所もある危険ルートで断崖岩稜が続き恐ろしかった~!


     ......「八海山」は標高1778mと三山で最も低いがスリル満点の奇岩が続く山(2006秋)......
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      ......(左)八海山の岩稜ルートは想像以上に危険な山だった!(右)奇岩背景の不動明王像......
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峻嶮峰は古より修験道の行者が入り、山岳宗教のメッカで歴史は深い。麓や山頂部には天照大神や八海大明神が祀られ、岩稜を背に不動明王像が物凄い形相で鎮座しています。大迫力の山でした。


   .....(左)垂直の鎖場岩を慎重に下る(2006年10月) (右)雪の越後三山(2013年1月撮影)......
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背後を振り返ると、越後三山・最高峰「中ノ岳」も雄大な姿が遠くから完全に俯瞰できるようになってきました。これで越後三山名峰の眺望が全て叶った!そして2日前に登った荒沢岳の突兀なる雄姿も見えるではないか!最初はガスで覆い、焦らしながらも最後はシッカリ見せてくれた山の神様に感謝・・


         ......(左)中ノ岳の重量感ある威容 (右)切れ込んだ奥深き谷が遥かに見える......
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    ......(左)2日前に登頂した「荒沢岳」の突兀峰 (右)駒ケ岳~中ノ岳間の「檜回廊」を下りゆく......
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空身なのに健脚組からはまたまた離されてしまい先の姿は完全に見えない。あのお二方は2週間前に9日間も北海道の山に入って相当ハードな山を数座登ってきているのに・・、何であんなにタフで元気なのかネ~?と呆れつつ、単独行の稜線旅はまだまだ続く。長丁場でかなりヘロヘロ状態になってきた。


         ......(左)「越後駒ケ岳」の重量感ある雄姿 (右) コバイケソウとニッコウキスゲのお花畑.......
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越後駒稜線のLAST登り返しは辛かった・・。青空に映える巨大山稜絶景は素晴らしかったが、炎天下登山となり体力消耗は激しい・・。駒ノ小屋に着いたのは13時、お二方は1時間前に到着していたとのこと、恐れ入りました。でも最終ゴール「枝折峠」にはまだあと3時間半歩かなければならない・・。


          ......(左)駒ノ小屋から長い道のりを下りゆく (右)16時半、ようやく枝折峠に到着......
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駒ノ小屋から最後の歩き(小倉山~明神峠~枝折峠)もダラダラ続くアップダウンが続き苦行でした。16時半に漸く到着。真夏の12時間以上の登山は辛かった~!でも日中はガスが立ち込める時間が多く、昨年夏の飯豊「杁差岳」の様に直射日光に晒される時間が今回は少なかったので何とか助かった。


       .....越後三山の盟主「越後駒ケ岳」(日本百名山)の全容姿、重厚感に溢れていた!......
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異常高温が続いた今夏の超猛暑、8/6~9日はガスが多く比較的コンディションには恵まれた4日間だったかも・・。下山の翌日は全国で40度越えが続出。当日が炎天下の登山だったら熱中症になってさらに大変なことになっていたかもしれません。越後の山は夏に登るものではないナ~と再認識しました。
下山後は、食山人氏を浦佐駅(新幹線)まで送り、越後出身組(Miz本氏と小生)は各自車帰省でお別れ


    ...... (2009年4月)関越道を車で走りながら撮影してしまった<(_ _)>残雪の「越後三山」  ......
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思い出深い苦行の4日間・・、越後の奥深き山々を全て眺望することが叶い最高の山旅でした。今後も帰省時に何度も「越後三山」の雄姿を遠望すると思いますが、難関峰を苦労して登頂した経験後に仰ぐ山々は新たな感慨と共に蘇ることでしょう。 「苦しんで歩き通した越後峰 故郷の山に心深まる



                                                          おわり

  by rollingwest | 2013-09-17 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(83)

<2013年8月6~9日>越後の奥深き名峰(前編):奥只見の峻嶮峰「荒沢岳」

★難関峰「荒沢岳」、越後三山「駒ヶ岳」「中ノ岳」に挑戦


新潟県はまさに山の宝庫、北部は飯豊・朝日連峰、上越国境は谷川連峰、北信エリアは妙高・火打・志賀高原エリアの山、糸魚川フォッサマグナ周辺は北アルプス、長く広い県なので隣接する県境には数々の名峰が存在します。今年の夏休みは魚沼・奥只見に聳える奥深い越後の難関峰を踏破してきました。


   .......(左)今回挑戦した越後名峰の簡略地図 (右)越後三山の残雪姿(2009/4月撮影).......
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今夏の山旅は、厳しく危険な岩壁で恐れられる「荒沢岳」と、越後三山の2名峰「駒ヶ岳」「中ノ岳」に挑戦しました。ちなみに越後三山の残りは「八海山」(銘酒で有名)ですが2006年登頂済み、今回は奥只見を登山基地として「裏・越後三山」とも呼ばれる難関3峰を4日間かけて登ることにしました。


      .......「奥只見湖」(銀山湖とも呼ぶ)を包み込む越後名峰の数々(イラスト図).......
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「奥只見」は福島県境(尾瀬も近い)で世界有数の豪雪地帯、膨大な雪解け水を生み出す名峰は厳しい山稜であるが故に今まで夢が叶わず登り残していた山々。昨年夏に「杁差岳」を一緒に登った食山人氏・Miz本氏(200名山達成間近の超健脚コンビ)が登るという情報を聞きつけ相乗りする形で参加


  .......厳しい岩壁が立ちはだかる「荒沢岳」(左)と、越後三山の2名峰(駒ヶ岳・中ノ岳)に登る......
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                        2012年8月・飯豊連峰「杁差岳」の登山記事はコチラから 


奥只見トンネル」は日本の高度成長期に国家電源開発事業として完成した資源開発用隧道、道路全長は22km・各隧道部の合計は18km、他に類を見ない電源開発管理目的のトンネルが連続する道です。奥只見湖は何とあの黒部ダムも凌ぎ、国内最大の総貯水量(6億立方m)を誇ります。チト意外・・!


 ........「奥只見シルバーライン」は元々は電源開発用トンネル、18km隧道は本当に長い!(チト不気味)......
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道路開通は昭和32年、国営の電源開発(株)により施工、3年間で延180万人の労働力が投入されました。ダム完成後、電源開発から新潟県への管理譲渡を契機に、昭和46年に観光有料道路「奥只見シルバーライン」が盛大に開通したのです。中学生の頃、家族旅行で何度かダムを訪ねたことが良き思い出です。このトンネルを通るのは一体何年ぶりだろう・・!こんなに長かったっけ~?と再度驚いた次第





★【1日目】:銀山平温泉「奥只見山荘」に入る


初日は「奥只見山荘」(登山基地)に入るだけなので、川崎自宅を8時半前に車で出発。練馬自宅の食山人氏を環7で拾い関越道から魚沼方面へと向かいます。塩沢で「へぎ蕎麦」を食し、小出から奥只見シルバーライン経由で長い長~いトンネルを通り抜けて、奥只見山荘(銀山平温泉)へ15時過ぎに到着


     ........(左) 「奥只見山荘」に入る (右) 「銀山平温泉」はお洒落なコテージも沢山........
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もう一人の相方Miz本氏も我々とほぼ同時に宿へ到着。聞けば何と、昨日は「八海山」・今日は「守門岳」を単独で登ってきたとのこと・・。相変わらずこの方の超人ぶりには開いた口が塞がりません。宿チェックインを済ませ、夕食まで時間があるので銀山平温泉「白銀の湯」へ入り、事前の英気を養うことに・・


      .......銀山平温泉の公共温泉「白銀の湯」へ、湯船からの眺望がよい.......
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   .......(左)「白銀の湯」の露天風呂 (右)ついに雨も上がり明日からは晴れそうだ!........
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奥只見山荘は数年前にリニューアルオープンした家族経営の山荘、建物の造り・さり気ないお洒落な飾り物・料理の美味しさ、全て演出にセンスの良さが感じられ、温かい親孫家族の雰囲気もほのぼのとさせれらます。一番驚いたのは、床の間に飾られた山葡萄の蔓、こんな太い野性的な蔓は初めて見た~!


  .......(左) 「奥只見山荘」、玄関を俯瞰 (右)お洒落な囲炉裏端、欅の樹穴には可愛いフクロウ........
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  .......居間に飾ってある巨大な「山葡萄の蔓」、ブナ大木に絡まって実をつけていたそうナ (驚!)......
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夕食タイムにはまだ時間がある。お酒好きお二方に誘われて、高山植物図鑑で奥只見の花を調べながら寛ぎの時間。夕食料理は地元食材が美しく演出され、氷結日本酒のペースはドンドン上がって行く・・


  ......(左)囲炉裏端のテーブルで早くも乾杯!Miz本氏&食山人氏. (右)熊の敷物上で寛ぐRW......
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  ........夕食タイム、生ビールで乾杯~!山菜・岩魚塩焼き・サラダ、拘り逸品が続々!氷結酒も進む......
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夕食広間に最後まで残ってしまったのは我々3人のみ。部屋に移ってもワイワイと飲み直しましたが、今日はまだ前夜祭。明朝は4時出発なのでお酒は適度に切り上げ温めの湯に浸かり再び英気を養う。






★【2日目】:奥只見の峻嶮峰「荒沢岳」を制覇


朝3時過ぎに起床、朝湯に浸かり山支度を整えて4時出発。まだ真っ暗な中で4:20登山開始、ヘッドランプを装着して登山する山旅は久しぶりだなア・・。緊張しながら暗い道を歩き始めればいきなり急坂


  ........(左)翌朝4時過ぎヘッドランプ装着して登山開始、いざ難関「荒沢岳」(1969m)へ挑戦.......
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樹林帯を急登すること50分、徐々に明るさは増し、前山に達した頃(5時過ぎ)に朝日が雲間から顔を出し始めました。黎明の雲海、何と幻想的なパノラマ!早立ちの縦走は涼しくて景色も素晴らしい!


  .......夜明けを迎え、尾根から見た御来光と雲海は荘厳!黎明の雲海パノラマは美しいネ~.......
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行く途中には数々の高山植物が出現!最近は花博士と化したお二人に花の名を確認しながら、急な山道を着々と登っていくと、やがて青空が開け、遥か彼方に難関峰「荒沢岳」の全容が見えてきた!手前に大絶壁の「前嵓」(maegura)が立ちはだかっている・・!あれを攀じ登るのか・・大変だなあ!


    ........高山植物・艶やかな姿 (左)コオニユリ (中)アカハナシモツケソウ (右)ヨツバヒヨドリ.......
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  ......「花の陰 雲海うねる奥只見」・・、いよいよ「荒沢岳」と「前嵓」大岩壁が見えてきた!......
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6時を過ぎた辺りから長い梯子・鎖の連続で気が抜けない危険ルートとなってきました。本日は垂直登攀が繰り返す10時間近いピストン(途中、山小屋も水場もなし)、この難関コースは水を多めに持参すべし


   ........(左)ガスに包まれる稜線を行く (右)鎖やロープの断崖絶壁を登っていくMiz本氏.......
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    ........(左)エゾシオガマに止まる虫 (中)アカハナシモツケソウ (右)ウツボグサは鮮やかな花.......
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7時に前嵓の真下(取付部)に到着し一休み。ここからがいよいよ本日のメインイベント!断崖絶壁の登りが連続出現するデインジャラスルート。相互距離を一定に保ち、3点確保を心がけながら慎重に慎重に・・


  ........(左)荒沢岳に向かうMz本氏&食山人氏 (右)ロープ伝い、梯子を使い、危険な急登........
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 ........(左)上越国境の山に似た鋭い稜線道 (右)深い谷間の雪渓 風雪が刻んだ風景........
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○○は高い所が好きなRW、こういう登りは全く苦になりません。炎天下で熱中症登山が懸念されたものの、当日はガスの覆う時間が多かったことから直射日光を浴びずに済みました。絶好天気とはいかずとも、随所で視界は開け(それなりに展望も楽しめた)、順調なペースで高度を稼いでいきました。


    .......(左)屹立垂直する「前嵓の大岩壁」が立ちはだかる (右)いざトライ!......
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      ........芸術的なオブジェのような木がアチコチに見られ印象的だった・・!.......
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いよいよ前嵓の核心部へと入ります。鎖・梯子が連続する垂直に近い壁を何とか登り切って一安心。ガスが一瞬晴れ渡り、荒沢岳頂上部がついに姿を現した!まだ8時半前か・・、いいペースで来たなア・・


   ........垂直の岩壁「前嵓」をよじ登っていくとついに「荒沢岳」頂上が見えてきた!......
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    ........(左)オオバギボウシ (右)ガクアジサイ いずれも上品な色で爽やか系の花々........
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前嵓を過ぎると危険箇所は少なくなり、頂上を回り込む様に最後の登りを詰めて行きます。再びガスが覆い始め視界が利かなくなってきた。小生はややペースダウン、健脚2名はもう頂上に着いている筈・・


     ........(左)頂上をめざす最後の鎖場岩 (右)頂上間近で見たナイフブリッジ稜線........
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8:45頂上到着!ヘッドランプを着け早朝出発してから4時間半弱でピークに立ったのだから相当に早い。残念ながらガスに覆われ視界は依然利かず。(越後三山・守門岳の大パノラマが広がっているのに・・) 天気は晴れなので時間をかけて待ったものの状況はついに改善せず。眺望は諦めて9時下山開始


        ........(左)荒沢岳山頂に到着~! (右)ガスに煙る山と輝くハイマツ帯.......
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  .......(左)頂上下のお花畑から覗く雪渓谷 (中)ガス晴れ期待のMiz本氏 (右)舞い飛ぶ蜻蛉達......
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帰りも同じ断崖絶壁ルート、再び危険箇所が多く慎重に下っていきます。四苦八苦しつつ11時に前嵓の真下に漸く到着。振り返ってみると、垂直断崖は北アルプスの岩稜光景かと思わせる程に王者の風格(越後の山には珍しい)を漂わせています。よくもこんな岩を登ったなあ・・とあらためて自己満足・・


     ........急峻な断崖絶壁をいざ下山!鎖を掴み足元を確認しながら慎重に下りゆく.......
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     ........(左)遥かに奥只見湖が見えてきた!(右)下山途中で「中ノ岳」の雄姿を望む.......
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やがて奥只見湖や銀山平温泉が視界に入り、尾根途中ではガスが一瞬晴れて2日後に挑戦する中ノ岳(越後三山)の雄姿も垣間見えました。12:40 最終GOAL迄あと僅か、ルート唯一の水場に到着。美味い水で喉を潤し12:50無事に下山。全行程時間は8時間半、10時間覚悟だったので上出来!


    ........(左)最後の水場で疲れを癒す、10分後にGOAL到着  (右)扇状に弾ける水しぶき.....
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予想以上に早く下山、残り時間は超余裕なのでそのまま奥只見湖観光と洒落込むことにしました。先述の通り、国内最大の総貯水量(黒4ダムの3倍)と水力発電能力(56万KW)。やはり世界有数の豪雪地帯であるだけに膨大なる雪解け水は、山国日本が誇る大きな自然エネルギーなのであります。


      ........(左)奥只見観光を楽しむ (右) )黒部ダムの3倍の貯水量を誇る「奥只見湖」.......
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        ........(左)(中)奥只見ダムの巨堰と水源風景 (右)奥只見の大駐車場........
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14時半、奥只見山荘に到着、今夜もお世話になります。宿の温泉で難関峰を制覇した心地よい満足感に浸り疲れを癒しました。15時半過ぎから今日も反省会を開催、明日以降の英気を養いましょう!


         ........(左)素晴らしい大広間で寛ぐ夕食タイム (右)巨大イワナの剥製.......
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      ........(左)今日の夕食も豪華! (右)ちなみに翌朝の朝食も素晴らしかった.......
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今日の夕食メニューも実に豪華ですネ~(感激)。実は明日の行程(越後駒ケ岳)は余裕タップリなのです。朝食を宿で摂った後に5時間だけ歩いて「駒ノ小屋」に入るだけ・・。今夜はチト深酒してもいいかな・・


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*次回後編「越後三山」(駒ヶ岳・中ノ岳)の記事公開は9月中旬頃の予定です。お楽しみに~!



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  by rollingwest | 2013-08-24 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(88)

<2013年5月18日>Fツアー(甘利山・千頭星山):富士山絶景パノラマ縦走

祝!「富士山」 世界文化遺産登録指定!\(⌒∇⌒)/



★世界遺産・富士山の大展望台・「甘利山&千頭星山」


Fツアー5月例会は「甘利山&千頭星山」。南アルプスの前衛に位置し、素晴らしい富士山絶景が満喫できる展望台として非常に人気が高い山。世界遺産・大パノラマを見ながらの山旅は感動モノでした!


  .....(左)Fツアーのパノラマ山行、甘利山での頂上集合写真 (右)雲海の上に素晴らしい富士の姿.......
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     .......甘利山・千頭星山は南アルプス・鳳凰山の前衛に位置しており手軽に登れる山........
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前回の軽井沢山行と同様に新橋駅集合(6時半出発)、首都高から中央道経由で山梨へと向かいます。今日の天気予報は快晴予報!と心を躍らせていたのに笹子トンネルを抜けた辺りから濃厚ガスが立ち込めてきた・・。アレレ、予報は外れちまった~(泣) 今回はバス宴会がメインと最初から達観モード


  ......晴れていたのに笹子トンネルを越えると曇りに・・。霧に包まれ今日の山行は期待薄と落胆........
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中央道・韮崎ICを降りて韮崎市内(中田英寿の故郷)から西側の山をバスはドンドン登っていきます。バス車窓からの山裾野には藤の花がアチコチ群生している!初めて見る自生の紫花群は実に圧巻!


    ........野生藤の群生が沢山見られた!甘利山駐車場(標高1640m)まで一挙に上がる........
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★甘利山からの大眺望、感動のパノラマ・ウォーキング

9:40甘利山駐車場に到着すると光景は一変していました!一点の雲なき青空の雲海に奥秩父連峰が浮かび上っている・・!我々は単に朝靄の中にいただけで雲上はやはり快晴だったのか~、嬉!


  ......(左)甘利山駐車場到着、一転快晴の青空!(右)奥秩父が雲海上に浮かぶ!感嘆の声........
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登山開始後すぐに東屋展望台へ到着・・Wonderful~、今度は雲海に浮かぶ富士山大展望が目に飛び込んできました。これは凄い!パノラマ登山を一時諦めたメンバーの心は一挙地獄から天国へ!


   .......甘利山の東屋展望台へ!視界が一挙に開け富士山大展望!一同は感嘆の声!........
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    ........(左)笹原の木道を行く (右)甘利山の準平原から仰ぐ雲海富士はまさに荘厳!.......
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甘利山頂上(1730m)にはアッという間に到着!頂上で集合写真(冒頭)を撮り奥甘利山へと向かおう。今日は登山じゃなく大パノラマ満喫のお気楽な高原歩きだネ~、ナンテ、この時は舐めていたのかも・・・


  .......(左)本日のコース予定(奥甘利山⇒千頭星山⇒御所山⇒青木鉱泉) (右)オオカメノキの可憐花.......
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     ........雲海に浮かぶ世界遺産は絵画の如し!滅多にお目にかかれない絶景だ~!........
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甘利山頂上からは明るい笹原やカラマツ林が交互に現れる広い平坦地の歩きが続きます。準平原と呼ばれる南アルプスでよく見られる地形。遥か向こうに浮かぶ雲海富士は壮大なキャンパスの絵の如し


           ......杉の木立を登りゆく、広い笹原に出て再び針葉樹林への道........
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  ......縦走路からの大パノラマ!(クリックで拡大表示) 右手前の緩やかな山は櫛形山(アヤメで有名).......
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★奥甘利山から千頭星山へ


気持ちいい新緑カラマツ林・笹原道を歩き抜けると今度は八ケ岳の勇姿が!何か欧州の様な山風景(行ったことないけど)!先日レポートした「出羽三山」の濃厚な修験の雰囲気とは対照的な明るさ!


       ........(左)新緑の針葉樹林 (右)八ケ岳連峰のパノラマも素晴らしかった!........
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11時頃に奥甘利山頂上で再び集合写真、霊峰富士の絶景は一段と素晴らしい!雲海があるからこそ映えるパノラマ!右には毛無山塊、まるでオホーツク海に浮かぶ利尻富士と礼文島の様に見えた!


    ......奥甘利山頂上に立つ!世界遺産・富士山を背景に単独&集合写真(アキタカ様提供)......
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      .......霊峰富士のパノラマ歩きは続く、富士の右側には毛無山・雨ケ岳の山塊が鎮座........
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11:30に大西峰(御所山への稜線分岐)に出たぞ。コースを左に向かえば千頭星山への頂上は近い!山頂到着は丁度お昼前でした。3度目の集合写真を撮った後、チョット下った笹原でランチタイム!


    ........(左)鳳凰山・地蔵岳(オベリスク)が目前に迫る (右)八ケ岳をバックに広い笹原を行く........ 
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            ........千頭星山の頂上に立ち、Fツアー集合写真(3回目:アキタカ様よりご提供)........
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いつもの如くビールで乾杯!持ち寄ったツマミ・惣菜を交換しワイワイガヤガヤ!まあ、これが楽しみに山に来ているようなものですが今回は爽やかな初夏の風を感じながら素晴らしいパノラマでの贅沢な時間


       ........お楽しみの昼食タイム。ビールで乾杯、それぞれ持参の惣菜を交換し合う........
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★御所山経由で青木鉱泉へ・・、予想外の苦労下山


楽しいランチタイムもそこそこに12:40下山開始。千頭星山・大西峰(分岐)を経由し、カラマツ林稜線を進み御所山へと向かいます。午後初っ端は平原の木道歩き、視界開けた明るい雰囲気が依然続く。


         ........(左)延々と長く続く木道   (右)針葉樹から遥かに望む富士........
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先に進むと背丈の高い笹原や自然林が徐々に多くなり南アルプスらしい雰囲気へと徐々に変わってきた。道の道標も分かりにくくなってきたよう気がする。御所山の頂上は視界もなく平凡な雰囲気。
しかしその後の下山が予想外に大変でした。膝に堪える急勾配でわかりにくい道・・、苦労の連続へ


   .........御所山からの下りは予想外の悪路、道標は不明確、急激な下山路に四苦八苦........
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それもその筈、下山ゴール青木鉱泉の標高は1150m、千頭星山(2138m)からは一挙に千m近くも下る訳だから当然の急勾配!甘利(モトイ、余り)にも登りが楽チン過ぎただけに苦労の反動、甘くないネ~


     .......ブナの森に囲まれた下山路に新緑が輝く!」厳しい下り道もあともう少しだ!........
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       ........(左)堰堤の渓流にようやく到着~!  (右)渓流道を渡り青木鉱泉へ........
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その後も急坂の下山路は延々と続きました。皆さん相当にヘロヘロになりながら15時過ぎ青木鉱泉に到着。ア~苦行終了!その下山場所にバスが待ってくれているありがたさ!これぞFツアーの真骨頂


     ........(左)下山すればバスが待機、感謝の一言です (右)ニセアカシアの花が満開だった.......
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★甲斐武田氏の鎮護神社「武田八幡宮」


全員下山の無事を確認後、バスに乗り込んでリラックスタイム(ビールで乾杯)!温泉で疲れを癒す前に定番カリキュラムとなっっている歴史探訪タイム、今回は甲斐武田の守護「武田八幡神社」を訪ねてみました。


     ......「武田八幡宮」(武田氏ルーツの神社)を訪ねる。山門には威厳ある大木が聳える........
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武田八幡神社は武田王を祀っていた宮社に九州宇佐八幡神社を勧請(嵯峨天皇勅命)、八幡太郎義家(奥州征伐で有名)の弟・信義が武田郷に居館を構え「武田太郎」と名乗ったことが甲斐武田氏の氏神となった発祥由来。甲斐源氏を守る八幡神は尊崇を集め1541年信玄公が本殿を造営しました。

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         ........(左)武田八幡宮の階段から演舞殿へ (右)拝殿へと登っていく........
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八幡武神の霊験は戦国最強と呼ばれる軍隊を組織した武田信玄を輩出させました。「人は石垣・人は城」、信玄は野望をもち近隣諸国へ侵攻を企てますが、そこに越後の上杉謙信が立ちはだかります。川中島の戦いは八幡神と毘沙門天の2大武神が激突する神の代理戦争だったのかも・・。


    .......武田八幡宮の本殿建築は実に見事!源為朝(源頼朝の叔父・弓の名手)も祀る........
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信玄死後、勝頼が跡を継ぐものの長篠合戦(1575)で信長・家康連合軍に大敗を喫し、勝頼はその後天目山で自害、あっけなく武田家滅亡・・。守護神・武田八幡様は何か思う処があったのでしょうか・・?最後は毎回お決まりコース(温泉&バス宴会)、帰路バス車窓からは富士山・南アルプス絶景を再度満喫


     ........(左)武田乃湯・白山温泉にて汗を流す (右)その後はいつも通りのバス宴会に........
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       ........(左)南アルプス(鳳凰三山&甲斐駒)をクローズアッップ (右)一路都心に向かう........
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甘利山&千頭星山は霊峰富士の絶好展望台として有名だったなので楽しみにしていましたが、ここまで期待通りに富士山や名峰達の絶景を味わえるとは思いませんでした。Ah、満足の極みだった~


     .......(左)雲海に浮かぶ富士山をもう一度! (右)甘利山からの富士夜景(ネット写真)........
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世界文化遺産に目出度く登録された富士山に再度お祝い申し上げます。今回のような霊験あらたかなるお姿、何度も見せて下さいませ!やはり富士山は遠くから仰ぐ山ですネ~!\(⌒∇⌒)/


       ........世界遺産となった霊峰富士を大いに堪能♪「富士は日本一の山~」!........
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                              「富士山世界遺産登録」お祝いの記事はコチラから



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  by rollingwest | 2013-06-24 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(78)

<2013年4月20日>春のFツアー「鼻曲山」&軽井沢・碓氷峠の旅

                                                                                                                                    
★7ケ月ぶりの登山再開(Fツアー山仲間との再会)


昨年秋のFツアー「能郷白山」(岐阜)の山行以来、登山は長くご無沙汰(義母入院逝去の理由)でした。4月下旬のFツアー企画(鼻曲山)に参加し、7ケ月ぶりの登山復帰。GWが近いというのに雪もチラつき寒かったですが、軽井沢・碓氷峠の観光も交えながら常連の山仲間と楽しい時間を過ごせました。


  .........「鼻曲山」(hanamagariyama)とは、ひょうきんな名前だ!北軽井沢側からアプローチ.........
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鼻曲山」(1655m)は群馬・長野県境に鎮座する信州百名山。今も噴火活動が活発な浅間山が目の前に迫り、近くにはセレブ別荘が立ち並ぶ軽井沢、碓氷峠や霧積温泉もあり観光地としても魅力的


   ..........早朝、新橋駅前を出発し、バスは関越道~上信越道経由で碓氷峠方面へ.........
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Fツアーのチャーターバスは早朝6:30都内を出発。碓氷峠・北軽井沢経由で登山口(二度上峠)に10時到着。ここから浅間山や上州の山々がよく見える!戻り寒波の天気予報につき冬装備に近い格好で10:10登山開始しました。笹の山道を歩き始め、獅子岩・氷妻山の看板を通過し頂上が見えてきた。


     ........二度上峠(1390m)から登山開始、ここから浅間山や妙義山がよく見える.......
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  ..........(左)鹿に食い荒らされた木の幹 (中)オオキツネヤナギの葉 (右)笹道を登っていく.........
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変わった山名に違わず、人の横顔シルエットに突起した鼻がついている。でも「丸い団子鼻でありヒン曲がった鷲鼻曲りではないぞ、名づけた人はヘソ曲りかなア・・」と思いながら、頂上手前まで来ると最後は胸突き八丁の急登が・・。登山から半年以上も遠ざかっていた身なので結構きつかったネ~!


  ...........(左)鼻曲山の頂上(人間の横顔ソックリ)が見えてきた (右)最後の急坂を登り切る........
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息を切らしながら昼前に頂上到着、最高ピーク大天狗で集合写真を撮影。木々に視界が妨げられ大天狗の眺望は今一つなので、視界開けた小天狗(三角点)に移動。ここからのパノラマは素晴らしい!浅間山・浅間隠山が目の前に鎮座、遠くには上州の山々(妙義山・赤城山)も見ることができます。


..........(左)大天狗頂上にて、全員で集合写真(食山人氏提供)  (右)浅間隠山が目の前に鎮座........
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     ...........(左)浅間山の姿が雄大に迫る  (右)妙義山の怪異な山容シルエットも遠望........
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                       Fツアー「浅間山」登山(2008年)の記事はコチラから


山の東側には霧積温泉や碓氷峠があります。森村誠一「人間の証明」(1977・角川映画)でのフレーズが懐かしい・・。「母さん、僕のあの帽子どうしたでしょうね。ええ、夏、碓氷から霧積へ行く道で谷底へ落としたあの麦藁帽子ですよ。♪ママ~、ドゥユ・リメンバ~♪」そういやジョー山中も死んじまったなア・・。


  .......視界開ける小天狗からのパノラマ、霧積高原は映画「人間の証明」の舞台地でもありました.......
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さてさてお待ちかねの昼食タイム。風がない小天狗にて各自が持参した弁当やラーメン・ツマミを広げ、ビールで乾杯!W氏が毎回持参頂く「鰊あえ味噌キュウリ」がやはり一番人気。ワイワイガヤガヤ、楽しい時間


    .......昼食タイムは笑い声が絶えず。M本氏・食山人氏はカメラ目線、熱燗ふるまうN松氏.........
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お湯を沸かし焼酎・日本酒熱燗も酌み交わされてワイワイ続く盛り上がり。しかし結構冷えるなと思えば・・、何と雪・風花が舞い始めてきた!コリャ~早めに下山して次の思惑は「観光&温泉」しかない。


      ...........4月下旬なのに何とが・・、風花が舞い出した!早めに下山の準備へ.........
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  ...........(左)乙女コースの下山口へと向かう  (右)山の春は遠く木々の芽吹きはまだ早かった.........
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カラマツ林の笹道を下り14時前には下山。そこにバスが待機してくれるありがたさ(これぞFツアーの真骨頂)。時間が早いので温泉の前に「軽井沢・白糸の滝」「碓氷峠・メガネ橋」観光のご提案(賛成~!)


      ...........(左)お洒落な別荘が数々現れてきた  (右)下山ポイントにバスがお出迎え........
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★軽井沢・碓氷峠の観光SPOT探訪

帰路の途中(白糸ハイランドウェイ沿い)にある「白糸の滝」を最初に訪問。同名の滝では富士山麓(富士宮)が最も有名ですが、軽井沢と熊本・阿蘇にも存在します。この辺もまだ木々の芽吹きは遅い。


      ...........(左)軽井沢・白糸の滝の前のお土産屋通り  (右)渓流道を登っていく.........
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富士山麓の雄大な滝を過去経験しているだけに、軽井沢の白糸滝(落差3m余り、幅70m)は富士宮の滝と比べるとチト・しょぼかったものの、幾条もの清水が流れ落ちる姿はまさに白糸。地下水を源流とする潜流瀑であるため、晴雨に左右されることなく常に流水量は一定で濁らないのだそうだ。


    ........(左)軽井沢の「白糸の滝」 (右)滝に至る途中渓流の方が立派だったかもネ・・(笑)........
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滝観光の後、中年オジサン達は軽井沢の高級感溢れるストリートをバスで通過して行きます。軽井沢駅~三笠通り・旧中山道沿いは「旧軽銀座」と呼ばれ道の両脇にお洒落なカフェやレストラン・雑貨店等が立ち並んでいます。ジョンレノンもお忍び旅行した国際的な避暑別荘地、RWには全く縁がゴザイマセン・・


      ...........やはり旧・軽井沢はお洒落な雰囲気、GWには大いに賑わうことでしょう.........
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そして最後は碓氷峠に聳える旧国鉄・信越線の第三橋梁「めがね橋」を訪ねました。この煉瓦アーチ橋は小生が予てから憧れていたSPOT、まさに今回観光でのハイライト。アプト式鉄道時代(明治26年~昭和38年)に使用された煉瓦造り4連アーチ橋梁(長さ91m、川底からの高さは31m)は迫力・圧巻!


    ..........旧国鉄信越線の碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」、アプト式列車がかつて往来........
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    ...........(左)今は廃止線路が遊歩道に変わっている (右)トンネルに入ると幻想的な光景.......
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技術と芸術が融合した美しいアーチ橋は、第2~第6橋梁までの5基が残っており、全てが煉瓦造りで、国重要文化財に指定されています。平成14年廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」が整備され、橋上の散策やトンネル内の歩行も可能です。トンネルの中から写真を撮れば幻想的光景が浮き上がる。


  .........(左)橋の上から見下ろすと新緑が萌え出づる (右)見上げてみると感動的な光景.........
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当地名物「峠の釜飯」は横川駅で販売され全国的に有名になりました。アプト式列車の碓氷峠越えでは横川駅にて客車と機関車を連結しましたが、連結・切離し作業を行なう合間に釜飯がよく売れたとのこと。アプト橋梁の廃止後、元祖「おぎのや」は一時苦境に立ちましたが上信越道開通後は大復活


      ...........(左)「峠の釜めし」の発祥老舗「おぎのや」 (右)碓井関所跡(ネットより拝借).........
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今回訪ねることができなかった碓氷関所と丸山変電所もいつか行ってみたいネ~。「碓氷関所」は江戸幕府が入鉄砲と出女を厳しく監視した関東入国の中山道の関門。煉瓦造りの「丸山変電所」は群馬県松井田町にあった明治時代の発電所(峠を通過する列車の電力供給)で重要文化財に指定。


   ........碓氷峠周辺には近代産業遺産が結構残っており、丸山変電所跡にもいつか訪ねたい.........
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     ..........ヨーロッパ遺跡のようなアーチ橋散策は楽しかった!煉瓦建築はやはり趣があるネ~.........
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そして本締めは定番の温泉!東軽井沢温泉「峠の湯.」で疲れを癒しましょう。(特に疲れはないがバス飲み会に向けての前哨・儀式かも・・笑) 目の前には奇岩で有名な妙義山(群馬県に鎮座する日本三大奇勝、赤城・榛名山と並ぶ上毛三山)のシルエットが広がっています。本当に迫力ある山だ~


   ...........(左)東軽井沢温泉・峠の湯 (右)奇異な岩峰群の「妙義山」、いつ見ても感動的.........
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 ........桜・新緑が萌え始めた里から仰ぐ妙義山の雄姿。温泉窓やエントランスゲートから額縁写真........
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イヤ~、今日は本当に冷えるネ~!温泉でホカホカと体を温めて帰京の途につきましょう。バスは上信越自動車道に入る前に中山道「坂本宿」(碓氷峠の麓)を通過していきます。冷蔵庫からビールを取り出してプシュッ!途中のコンビニで酒やツマミの買出し。さ~て・・今回待ち焦がれたメインベントがスタートします。


        ...........(左)坂本宿(浮世絵) (右)妙義山を背にした中山道の宿場町.........
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    .......帰京バスの車中は毎度定番の宴会状態、いつもながら団塊の世代パワーは凄い.........
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各自が持ち寄った秘蔵の酒やオツマミも次々と回され、時間経過とともにアルコール度も笑いの渦もハイテンションへ・・、バスは毎回の事ながら職場旅行状態に・・。イヤ~このメンバーでの山行は楽しいですネ~。


    ........途中で寄った上信越道「藤岡SA」はまるでテーマパークの如し!「肉の駅」も大人気.........
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バスは池袋駅に19時到着し3月相互乗り入れした副都心線・東横線の恩恵で20時に帰宅。翌日のニュース(GW前の寒の戻りで積雪)にはビックリ!我々はグッドタイミングで下山できたネとニンマリでしたが、ジェットコースターの様な今春の激しい寒暖差には驚くナア!でもまた次回このメンバーでの登山が楽しみ!


    ...........帰京後、翌日(4/21)の軽井沢は雪風景(冬に逆戻り)とのニュースにビックリ!.........
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      ...........今回は登山よりも碓氷峠周辺の歴史探訪の方が面白かったかな・・(笑).........
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                                                              おわり

  by rollingwest | 2013-05-04 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(64)