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<2016年2月5日>デビッド・ボウイ回顧展・【DAVID BOWIE is】鑑賞・・・彼の心境によせて

                   <デビッド・ボウイ一周忌:特別レポート>

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★「デビッド・ボウイ」衝撃の死から1年経過・・、天王洲アイルで回顧展開催


昨年1月に亡くなった世界的なロックスター「デビッド・ボウイ」の生涯を振り返る回顧展「David Bowe is」が天王洲アイル・寺田倉庫で開催中!20世紀で最も影響力あるアーティストと評価されたボウイの音楽人生・アート・ファッションの真髄展を観に行ってきました。!リキを入れて思う存分に紹介します!


   .....2016年逝去のロックミュージシャン達、余りにも多過ぎて衝撃的な年でしたが今年も同様かも....
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昨年は往年のロック大物アーティストが次々とこの世を去りましたが、デビッド・ボウイの死がまさに皮切りであり衝撃的なニュースでした。その後もグレン・フライ、モーリス・ホワイト、ジョージ・マーチン、キース・エマーソン、プリンス、レオンラッセル、グレッグレイク、ジョージマイケル・・・、70~80年代の洋楽を一世風靡した至宝達も後期高齢者なので相次いで亡くなるのは致し方なきことかな・・(泣)

                   遺作となった名盤「ブラックスター」(2016年1月)の記事はコチラから


   .....2016年1月10日に逝去したデビッド・ボウイ、遺作「ブラックスター」は全米NO1に!....
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最期まで男の美学を貫いてカッコよく死を迎えたのがデビッドボウイ!癌闘病生活(18ケ月)に耐えながら天に召されましたが、2日前(彼の誕生日)に遺作「ブラックスター」を全世界にリリースした直後、宇宙へと旅立ったのです。精悍な声で「私は死に往く・・」と歌ったボウイの姿はまさに驚異的だ~!


  .....「私はもうすぐ死に往くのだ・・」と末期の心境を歌い上げた「ダラー・デイズ」(遺作ブラックスター)....
               

デビッドボウイ回顧展は品川区の「天王洲アイル」にある「寺田倉庫ビル」で開催されています。ここは江戸幕府が第4台場を置いた場所で、RWが若い頃は東京商船大や臨海工場があったエリア。今は豊洲に隣接する超高層ビル群が林立する未来都市。街全体が無機質過ぎるのが気になるけど・・


 ....(左)高層ビルが立ち並ぶ未来都市「天王洲アイル」 (右)寺田倉庫ビルで回顧展が4/9まで開催中.....
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回顧展は2013年にヴィクトリア博物館(ロンドン芸術殿堂)で開催された内容を世界109都市に巡回展示しており、観覧者数は170万人に迫り驚異的観客数となっています。さあ早速入場してみよう!
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                          天王洲アイルの記事(品川区探訪・前編)はコチラから





★幻想・前衛・美しき世界観、新技術を駆使した画期的な展示


ヘッドフォン装着の体験型展示方式は実にユニークで画期的!彼が歩んだ歴史別のミュージックビデオが随所に流されており、そこに立つと彼の名曲が自動的に耳に流れてくる仕組み!所有の楽器・手書の歌詞、奇抜なコスチューム・ファッション等、所蔵品厳選の300点の貴重な品々が展示されているゾ!


     .....幻想的な会場レイアウト(写真撮影禁止につき、以下はインターネット拝借写真を使用).....
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ボウイのデビューは1967年「David Bowie」。実質の音楽活動開始は1964年とは結構古いネ~!本名はデイビー・ジョーンズですが、当時大人気だったモンキーズのDジョーンズ(同性同名)と区別するためにボウイと名を変えた事を初めて知りました。若い頃から実にハンサムだったのだと再認識した次第


  .....(左)ボウイ若き日の姿 (下)直筆の作曲楽譜 (右)デビュー盤ジャケット、やはりハンサムだネ~.....
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★1970年前後は「宇宙人の申し子」を演じ続けたボウイ


彼が世界中で知られたのは1969年、映画『2001年宇宙の旅』モチーフで創られた「スペース・オデティ」!アポロ11号打上げに合わせて制作され、世界が注視する月面着陸のTV放送でBGMとして使われてことで一挙に大ブレイクしました。この曲はRWが洋楽カラオケで得意に歌いあげる名曲の一つ!

                           彼の最高傑作「スペース・オデティ」の記事はコチラから


   .....米国のアポロ11号月面到着の年に大ブレイク!超名曲「スペース・オデティ」(1969) .....
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RWが彼の名前を初めて知ったのは1971年。異星から到来した架空ヒーロー「ジギー」がロック王者として成功する映画作品主題歌を歌い、ML誌でその存在が強烈に紹介された日でした。歴史的な名曲「ライフ・オン・マーズ」(1971)や「スターマン」(1972)など当時のボウイはまさに宇宙人そのものでした。


 .....(左)火星生活を歌いあげた「ライフ・オン・マーズ」 (右)世界に大ブレイクした名曲「スターマン」(1972)....







★妖艶なグラムロックの王者として君臨!その後もファッションの前衛を疾走!


RWがロックに嵌った1970年初頭、彼は「グラムロック」の旗手に変身してマークボラン(T-Rex)とともに大活躍しました。ド派手・奇抜な衣装とメイクでキワモノに見えましたが、その後の彼は音楽性・ファンションは時の流れに合わせてドンドン変化させていき、間違いなく最先端を疾走していたのです。


 .....夢中で聴いたグラムロック時代の名曲「スターマン」を歌う映像と当時の本物衣装が展示.....
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   .....妖しき華美なグラムロック王者として君臨していた頃の名曲「ジーン・ジニー」(1973).....
               
長年の薬物中毒に冒され精神疲労が限界に達した彼は1976年自分自身を建て直し復活しました。「白人の黒人音楽実現」というテーマを掲げ、自らを「プラスティックソウル」と呼び音楽の方向性を大転換させたのです。グラムロック時代の面影は完全に抹殺し、新たな変化を重ねカメレオンの如く生き抜きました。


  .....ボウイの着た数々の先進的衣装が飾られている!まさにトレンド最先端なものばかり.....
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ボウイは山本寛斎と交流し日本の最先端ファッションを次々と取り入れました。「アラジンセイン」の独特ズボン衣装!「出火吐暴威」の漢字が躍る白いマント、日本の侍や歌舞伎にインスパイアされた衣装は実に個性溢れ進歩的!そのデザインの斬新かつ彫刻的な造形で世界は彼に再注目をしたのです。


 ....山本寛斎がデザインした「アラジンセイン」衣装や「出火吐暴威」と漢字表現の白マントも出現!.....
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1977~1979年、ボウイは西独ベルリンに移住します。ブライアン・イーノとコラボして「ベルリン三部作」をリリースします。当時はニューウェーブ全盛期の中で、骨董品の様なシンセサイザーを用いて成功を収めました。


  .....本展クライマックスの「ショウモーメント」のセクションではライブ姿や前衛的な芸術的空間が炸裂.....
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ボウイの幅広い交流は数々の大物ロックアーティスト達とのコラボも実現しました。ジョンレノン、ブライアンイーノ、ルーリード、クイーンとの共演映像は貴重!先に紹介したミックジャガーとのMTVはやはり笑えますネ~。

                      Dボウイ&Mジャガー「ダンス・インザ・ストリート」の記事はコチラから

 
   .....1980~90年代に入ると往年のキワモノ感は全くなくなりお洒落でダンディーな雰囲気!.....
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ボウイは東西冷戦の終焉象徴「ベルリンの壁崩壊」に繋がる伝説コンサート(1987)を開きました。東西ベルリン壁の前で野外ライブを行い、壁の向こうにいる社会主義体制に抑圧された若者達にロックを聴かせたのです。自由に憧れる東独の若者達はついに立ちあがり断絶の壁を打ち崩したのです。


 ....1987年ベルリンの壁の前で行ったボウイライブが東独若者を奮い立たせ東欧社会主義崩壊.....
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先へ進むと、彼が尊敬した三島由紀夫肖像画が登場!ピカソの如く熱情と迫力を感じました。1983年映画「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)で共演者・北野武、坂本龍一がボウイの思い出を語るインタビュー映像のコーナーもありました。ボウイがいかに日本を愛してくれたのかと再認識した~


    .....(左)ボウイが描いた三島由紀夫の肖像画 (右)彼が使ったシンセサイザーも展示.....
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 .....大島渚監督の映画「戦場のメリークリマス」(1983)で共演した坂本龍一・ビートたけしも登場.....
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ボウイの栄光の歴史をビジュアル体験する素晴しい展示を大いに堪能し有料エリアを出ると右手にはボウイ三昧のお土産売り場やフードコート、ここにも彼のタペストリーやグッズが沢山あり圧倒されました。


      .....会場を出るとお土産コーナーの外設展示場にもボウイのタペストリーが次々登場.....
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さすが「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」にも選ばれただけの理由がよくわかりました。あれから1年、存命ならば古稀を迎えたこの時期に東京で回顧展が見られたとは貴重な体験でした。


   ....宇宙から来た男デビッドボウイ!最後まで男の美学を貫きカッコよく宇宙へ旅立って行った.....
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  .....彼の名曲は非常に多過ぎて一遍に紹介しきれない!彼の名曲TOP20でお楽しみ下さい!.....
             

ボウイは間違いなく地球に降りてきたスターマンでありジギー・スターダスト(宇宙から来た架空のロックスター&救世主)でした。そして予言するかのように別れを告げてblack★に帰っていくとは・・。地球の皆にラストメッセージを残した最期のお別れ曲「I Can't Give Everything Away」でラストを締めることとしましょう。


 ....辞世の歌「私は全てを与えられずに、この世を去るが・・」と直訳されるが真の意味は一体・・!?.....
               

デヴィッド・ボウイ50年間に渡る創作活動を振り返る回顧展「DAVID BOWIE is」はアジアでは唯一日本だけの公開!これは見逃せません!4月9日(日)まで開催なので興味ある方はまだ十分チャンスがあります。当日チケット販売もありますが、予約制なのでコンビニ窓口等で事前購入がお薦めです。

                                                        おわり

  by rollingwest | 2017-02-18 06:00 | 洋楽(ロック・POPS) | Comments(123)

<2012年11月(神在月)>「出雲展」鑑賞&「出雲大社」探訪旅へのプロローグ

★古事記1300年「出雲~聖地の至宝展」


    .......11月初旬、東京国立博物館(上野)の「出雲~聖地の至宝展」を鑑賞.......
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今年は古事記編纂1300年の節目、そして来年は60年に一度行なわれる出雲大社遷宮の大行事を迎えます。以前から出雲・古事記の謎に興味があるRWは、10月から開催されていた「出雲~聖地の至宝展」(11/初旬)を会社同僚を早速誘って東京国立博物館(上野)へ鑑賞に行ってきました。


  .......(左)出雲展ポスター (右)中国王朝至宝展チケットを購入して出雲展(併設)も同時に鑑賞.......
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出雲大社の創建は「日本書紀」に拠れば659年出雲国造に命じて神宮を造らせたとの記述がありますが、その起源は謎に包まれています。日本神話では、国を造った大国主が高天原の神々から国譲りを迫られ、その代償として出雲に大神殿を建立することを求めたと「古事記」に記されています。


    .......10世紀頃の「出雲大社」神殿復元想像図、日本最大の神殿伝承!これはスゴイ!.......
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現在の出雲大社も、「大社造り」と呼ばれる風格ある最古の神社建築様式ですが、10世紀の「出雲大社」は何と高さ48m壮大なる巨大社殿(上記復元図)だったとのこと!正に天に届くが如くの神殿!


      ...... 1984年に一度に358本の銅剣が出土、荒神谷遺跡が発見された!.......
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出雲展の展示場には、数々の銅鐸・銅矛・銅剣が陳列されていました。これらは荒神谷遺跡(1984)、加茂岩倉遺跡(1996)から発見されたもので、358本の銅剣が出土など1つの地域からこれ程大量な青銅器が出たことは前代未聞とのこと。当地域に一大勢力・文化圏があった確実なる証拠です。


        .....さらに1996年、加茂岩倉遺跡から出土したおびただしい数の銅鐸.......
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2000年には出雲大社境内から「宇豆柱」(uzubashira)という巨大な柱遺跡が発見されています。この出土は日本中を驚かせました。古事記に記述された大神殿や国譲り神話などは単なるつくりごとと思われていただけに日本古代史の事実と想定されるからです。こんな巨大建築があったとはネ~!


       ......出雲大社境内から出土した「宇豆柱」、巨大なる神殿実在の歴史を証明.......
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       ......この階段規模と人間のサイズを比較してみてください!とてつもなくドデカイ!........
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平安時代の編纂書に「雲太・和ニ・京三」との記述があります。出雲大社が日本一、2番が大和の東大寺大仏殿、3番が京都御所・大極殿と言い表したもので、当時の出雲神殿がいかに巨大な建物だったかを物語っています。しかし出雲大社の栄華と国譲りの真実はミステリーに包まれているのです。


  .......平安時代の編纂書「口遊」(kuchizusami)伝承に「雲太・和ニ・京三」、真実と判明した!.......
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712年、太安万侶から元明天皇に奏上された「古事記」は今年1300年を迎えました。「日本書紀」(720年・舎人親王)にも神話は存在しますが、出雲の部分は古事記のみしか記載されていません。また「出雲風土記」には、大国主の宮を建てたのは高天原ではなく出雲の神々と記述されています。


      .......出雲には、天孫族(天皇家祖先)に屈服していった闇の歴史が隠されている.......
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記紀は天皇側(勝者の立場)から記載された歴史・神話書、その真実は作り変えられ闇に葬り去られた可能性が高いと云われます。6歳で観た東映映画「わんぱく王子の大蛇退治」は日本神話を物語った壮大なドラマだったナア・・。今も心に残る映画のルーツ出雲の旅に出てみることにしました。
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 ......映画「わんぱく王子の大蛇退治」(1963)、主人公スサノオノミコト、伊福部音楽が素晴らしかった.......
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11月中旬、有休休暇を取って憧れの「出雲」の地についに足を踏み入れ、古事記・日本神話の史蹟・神社を訪問しました。夜行バスで現地入り、レンタカーを使い早朝から夕方までひたすら走りまくり~
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★古事記・日本神話ゆかりの地「出雲」を訪ねた旅

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詳細なレポートは来年公開する予定ですが、今回廻った出雲大社や古事記に所縁深い史蹟の数々をダイジェスト速報版として紹介しておきたいと思います。まずは出雲神話が濃縮されている「八雲立つ風土記の丘」を訪問、その後出雲大社へと向かいました。「旧JR大社駅」は実に見応えあり


     ......(左)「八雲立つ風土記の丘」 (右)かつての出雲大社の玄関、「旧JR大社駅」.......
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そしていよいよ、伊勢神宮と並び古代より日本の歴史を見守り続けた出雲大社へ!まずは自称日本一の大鳥居がお出迎え・・、ここに祀られるは「大国主」(スサノオノミコトの息子)、国つ神の筆頭。銅鳥居手前にある「ムスビの御神像」は大国主大神が海神から「幸魂奇魂」の「おかげ」を授かる姿なのだ!


   ......日本最大級の大きさを誇る「出雲大社」大鳥居、ドでかい~!(1位は熊野大社).......
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     .......(左)「ムスビの御神像」、縁結びの御魂を現す海神 (右)御魂を授け受ける大国主.......
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出雲大社の拝礼方法は「二礼・四拍手・一礼」、通常は「二礼・二拍手・一礼」ですが格式高い出雲大社は別。今回拝礼は「御仮殿」に行いました。60年に一度の遷宮(2013年)に向け現在は「本殿」「拝殿」が修理中のため、大国主大神は今仮の神殿移り鎮まっているからです。来年は遷宮の大行事!


  .......(左)出雲大社「拝殿」(遷宮前の仮殿だった) (右)本殿は修復中、2013/5月遷宮実施.......
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出雲大社の西に広がる砂浜海岸は国譲り神話で知られる「稲佐の浜」。毎年陰暦10月10日(今年は11月23日)に神迎えの神事(神迎祭)が行なわれます。全国から集結する神々が当浜に上陸し出雲大社に集結します。オ~、遠く海上には国引き神話に由来深い「三瓶山」が望めるではないか!


    ......(左)国譲り神話の舞台「稲佐の浜」 (右)「三瓶山」(sanpeisan)は2003年に登頂した.....
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稲佐浜から北上すると、日御碕(島根半島、最西端)に行きつきます。ここに天照大神とスサノオを祀る日御碕神社が鎮座。ナルホド!太陽が命名される岬の神社だからアマテラスもおったか!ここに日本一の高さを誇る優美な灯台が屹立しています。素晴しい日本海サンセットを撮れて大満足でアリマシタ~!


     ......(左)日御碕神社、上宮がスサノオ、下宮がアマテラス (右)サンセットの光を浴びる鳥居.......
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    ......(左) 日御碕から望んだ日本海の夕日 (右)夕暮れに輝く日御碕灯台(東洋一の高さ).......
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出雲大社とはやや離れますが、伊弉冉尊(イザナミノミコト)を祀っている「神魂(kamosu)神社」にも訪問。本殿は日本最古の大社造り、初め出雲国造家はこの神社の祭主を代々勤めていましたが、杵築の地に出雲大社が創建され、祭主として移住したそうです。伊弉冉尊は女神、出雲大社の大国主命は男神


    ......(左)イザナミノミコトを祀る「神魂神社」 (右)「佐太神社」、神在月に全国八百万の神が集結.......
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アマテラスノミコトが治める高天原で大暴れしたスサノオノミコトは天から追放され、出雲の斐伊川上流(船通山)に降り立ちました。当地で国神アシナヅチ娘の稲田姫(クシナダヒメ)と出会い八岐大蛇の生贄になる事実を知ります。彼女を救うためスサノオは大蛇を酒に酔わせ退治し、目出度く2人は夫婦となりました。


    ......(左)スサノオノミコトが八岐大蛇と対決 (右)「八重垣神社」、スサノオとクシナダヒメの縁結び聖地.......
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「八重垣神社」はスサノオノミコトが稲田姫を愛しく詠んだ日本最初の和歌「八雲立つ出雲八重垣、妻籠みに八重垣作る。その八重垣を・・」に因んだ名前。出雲大社も縁結びの神、女性に人気の神社。


      .....多数の銅鐸・銅剣等が出土した(左)「荒神谷遺跡」と(右)「加茂岩倉遺跡」も訪問.......
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出雲展で鑑賞した.多数の銅鐸・銅剣等が出土した「荒神谷遺跡」と「加茂岩倉遺跡」にも行ってみました。出雲市から離れた山間部、当日は大雨でしたがレンタカーでないと不便な場所。奥出雲は見所が多いですが距離が離れており、朝~夕方まで精力的・効率的に廻らないと全ては見られません。





★2013年より、「山陰・山陽の旅」シリーズを開設いたします。


今回の旅は出雲を訪ねただけでなく、本当に欲張って山陰・山陽の名所をテンコモリに廻りましたので主な見所もダイジェストで掲載しておきます。夜行バスで米子到着でレンタカーを調達し、中海を右手に見ながら松江へと向かいました。松江城の天守閣・お堀、月照寺、小泉八雲の足跡なども巡りました。


      ......(左)松江城・天守閣の雄姿  (右)日本を深く愛した小泉八雲の旧居.......
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              .....(左)松江城の堀川めぐり  (右)宍道湖の癒される風景.......
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奥出雲を巡り、名画「砂の器」(野村芳太郎監督、原作・松本清張)の舞台となった「亀嵩駅」にも寄ってみました。ここはいつか訪れたいと願っていた場所。山陰の山奥は滅多に来られないので感激!


     ......(左)名画「砂の器」ロケ地・記念碑 (右)砂の器「亀嵩駅」で奥出雲の蕎麦を味わう.......
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奥出雲から西に向かい島根県部中央部にある世界遺産「石見銀山」も訪ねてみました。大航海時代の16世紀、世界で流通した銀の約3分の1近くが石見銀山で産出されたものと云われています。


  ......世界遺産「石見銀山」を訪問 (左)銀採掘坑道「竜源寺間歩」(右)「清水谷精錬所跡」.......
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    ......(左)石見銀山で栄えた街並、赤瓦で統一感 (右)世界遺産センターで銀山の歴史も.......
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石見からは瀬戸内方面に南下しもう一つの世界遺産「宮島」へ!広島で泊まったホテルを朝5時過ぎに出発、宮島口から始発フェリー(6:25)で渡り、干潮浜に佇む「厳島神社」の大鳥居を見ることができました。数々の史蹟や弥山に登って昼近くに戻ってみればもう大鳥居は海の中に浮かんでいました。


    ........世界遺産「宮島」の「厳島神社」 (左)朝の干潮風景 (右)昼には水上社殿となった.......
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宮島・弥山から俯瞰した瀬戸内海・大パノラマは本当に感動的でした!ここはロープウェイで上がれますが、頂上まで歩くのは相当距離あるハイキングですので甘く見てはいけません。弥山は登る価値あり!広島名物もみじ饅頭のルーツはここだったのかと思うほどに紅葉谷の錦秋は見応えあるものでした。


      .....(左)厳島神社の背後に聳える弥山 (右)弥山の頂上から展望した瀬戸内パノ゚ラマ.......
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        ......見事な紅葉日和に恵まれ大聖院(↓)や大願寺・五重塔・千畳間等を巡る.......
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最後は岩国(聖二殿故郷)に寄り「錦帯橋」「白蛇」「岩国城」を見て帰りました。天気のタイミングもあったと思いますが、やはり山陽はサンシャイン溢れた明るい雰囲気、山陰はやや翳あるミステリーな場所・・


                   .....日本三大名橋「岩国・錦帯橋」の勇壮・優美な姿.......
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      ......(左) 岩国城から望むパノラマ (右)岩国の名物「白蛇」、巳年の来年はブームかも.......
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大国主大神は、皇孫に国譲りをしましたが神世界(神事)は出雲が支配するという条件交換を行いました。旧暦10月に全国から八百万神を集結させ、死後世界や人の縁の決めごとをする「神在祭」。旧暦10月を神無月(出雲では神在月)と呼ぶのは全部の神様が出雲に出張で不在になるからです。


   .......(左)2012年11/23~30日「神在祭」が行なわれた (右)出雲大社のシンボル「大注連縄」.......
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来年は巳年、八岐大蛇や岩国シロヘビもブームになりそうな予感が!そして出雲大社60年ぶりの遷宮(修復)と伊勢神宮の21世紀初の遷宮(20年移転)が重なる凄い年!日本を代表する2大の社・神宮が同じ年に大祭を迎える訳で、ブームは頂点に達し日本国民は大いに盛り上がることでしょう。


   .......(左) 来年出雲は大社遷宮・大蛇でブームかも! (右)伊勢神宮の20年遷宮とも重なる!.......
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                                     「伊勢神宮」レポートはコチラから

今回の旅内容については、来年以降、「山陰・山陽の旅シリーズ」としてジャンル分けで詳細に公開していく予定です。下記内容となりますが、全てレポート完了するには2年くらいかかりそうダナア・・(笑) 


(1)米子・大山~出雲風土記の丘 ⇒ (2)松江城・小泉八雲・月照寺 ⇒ (3)出雲大社・日本神話 ⇒ (4)日本神話・古事記ゆかりの史蹟を巡る ⇒ (5)奥出雲風景(銅文化遺跡・たたら製鉄・砂の器ロケ地) ⇒ (6)世界遺産「石見銀山」 ⇒ (7)世界遺産「宮島・厳島神社」 ⇒ (8)「宮島・弥山」からの瀬戸内海パノラマ&岩国「錦帯橋」   「2012秋・山陰・山陽の旅」の全レポート記事」

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                                                         おわり

  by rollingwest | 2012-11-25 00:00 | 山陰・山陽の旅 | Comments(75)

<2016年11月6日>世界遺産「ラスコー展」(クロマニヨン人が残した洞窟壁画)

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上野の国立科学博物館で開催されている「世界遺産ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」(11月1日スタート)の展示を観賞してきました。中学校時代の教科書でしか見ていなかったラスコー洞窟を間近に体験できるとは・・これは滅多にない体験だと思い立ち早速行ってきました。

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フランス南西部に位置するこの世界遺産ラスコーの壁画は、今から2万年前にクロマニヨン人によって描かれた動物達の彩色画で、洞窟内部には600頭の動物が豊かな色彩で描かれています。

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展欄室においてラスコー洞窟の全貌がリアルに紹介されており、高精度で再現された実物大の壁画展示のスケールの大きさ、技法の素晴らしさからに感動しました!クロマニョン人が特徴的な技法を用いて描かれて残した実物の大壁画、彫刻物、絵画造形で使われた多彩な道具も公開。

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クロマニヨン人って類人猿のようなイメージを持っていましたが、実際観るとこんなにも現人類に近い存在で、日本の縄文時代に生きた人たちの祖先だったんだなあ・・と目から鱗でした。2017年2月19日(日)まで開催されていますので皆様も是非御覧になってみることをお薦めいたします。

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                                                        おわり

  by rollingwest | 2002-01-01 00:01 | エトセトラ | Comments(4)