「欧州旅レポ①:コペンバーゲン市内周遊」
★リバプールから英国鉄道に乗ってイギリスの原風景を楽しみロンドン市内へ戻る
いよいよ欧州旅レポートも4回目を迎え、今回で最終編となります!6日目早朝にリバプールのホテルを出発して「ライムストリート駅」から英国鉄道に乗車して再びロンドンへと戻りました。
.....前日リバプールでビートルズ聖地巡礼を終え「ライムストリート駅」からロンドンへ!.....



暫くするとリバプール商都風景から、車窓には英国の牧場風景が広がってきました。羊が草を食む緑豊かな丘陵地帯や牧草ロールある特徴的田園、素朴なカントリー風景に心が癒されました。
.....英国鉄道車窓から眺める牧場・田園風景、広大な放牧が電車で見られる幸福感.....




英国の農業労働人口は2%以下でカロリーベース食料自給率は7割で効率いい農業経営をしています。日本は中山間地域・米作主体で自給率4割弱、個々事情は違いますが日本農政はどんな未来になるのか?さて話題を戻し、電車はロンドン都会風景に入りユーストン駅に到着しました。
....(上)ロンドン「ユーストン駅」到着 (下)「パディントン駅」は動物キャラクターの街....






地下鉄パディントン駅(可愛いベアや動物食卓像が有名)を降り、ホテルに荷物を預けて昼食タイム。次はいよいよ憧れのビートルズ聖地「アビーロード」へと歩いて向かって行きましょう!
....ノーフォークタワーズホテルに荷物を預け、アビーロードに向かって歩いて行こう.....






★長年の憧れだったビートルズ聖地「アビーロードの横断歩道」を渡り、「リバティ百貨店」へ
アビーロード周辺は英国高級住宅街の整然とした街並み!さらに歩き進むと白い建物「アビーロード・スタジオ」が出現!1831年ジョージ王朝の建築物ですが、1931年EMI社が買収して録音スタジオとなり、ビートルズやピンクフロイド等の金字塔名盤を次々輩出する聖地となりました。
.....(上)ロンドン高級住宅街 (下)ビートルズ聖地「アビーロード・スタジオ」に到着.....






1969年の金字塔盤「アビーロード」ジャケットになったスタジオ前の有名な「横断歩道」に来ました!ビートルズ4人はいい写真を撮るために何度も往復し逆向き歩行SHOTも大きな話題になりました。「さあ一緒に来いよ」・・
「カム・トゥゲザー」のBGMに合わせ4人で渡ってみよう!
.....ビートルズの真似をして憧れの「アビーロード横断歩道」を4人で渡り夢を実現!.....




アルバム写真はポールが裸足で歩いており、当時は「ポールはもう死んでいる」という噂(ポール死亡説)が流布していました。ジョンは1980年40歳で暗殺、2001年ジョージは病死しましたが、ポールは今だにお元気!83歳になっても現役活動しているのだから大したもんだ~!4人のジャケットを見て自分にとって印象深い曲の一つはジョージ・ハリスンの
「サムシング」かな・・。
T君はYouTuberから突然インタビューを受けてカッコよく何かを答えていました。スタジオの内部は入れませんが、隣にある「アビーロードSHOP」でお土産を見学して見よう!いや~凄い、本場聖地ならではのグッズばかり・・!値段が高すぎるので写真だけ撮ってお届けします。(笑)
.....(上)有名スタジオでロック史に輝く名盤が生まれた (下)数多くのビートルズグッズ.....






長年の夢を果たせたので、ここに2度と来ることはないと思うので
「ハロー!グッドバイ」BGMに合わせて「セント・ジョージウッド駅」から地下鉄に乗ってロンドン中心部へ向かいました。
★ロンドンの老舗百貨店「リバティ」を訪問、有名な2公園を散策して夕方は英国PUBで乾杯
賑やかな商業施設と歴史的な建物がコラボするストリートに赤いバスが行き交うロンドンらしい風景! 快晴青空の中に太陽が燦燦と輝き
「ヒア・カム・ザ・サン」のメロディが脳裏の中で軽やかに聞こえてくるようです!次はカミさんが憧れていた老舗百貨店「リバティ」へ向かいました。
.....(上)ロンドン市街はヒア・カム・ザ・サン! (下)赤いバスを見て老舗百貨店へ.....




「リバティ百貨店」は1875年に創業した老舗百貨店、お洒落なロンドン街の中でも一際目につく独特な建物は「ハーフティンバー」と呼ばれる建築様式(木材柱が外に張り出した枠組みのデザイン)で特長ある内部構造です。古風な木造階段もギシギシと音を立て威厳風格を感じます!
.....歴史深い「リバティ百貨店」!木材が組まれた各階に店舗が犇めき、中は吹き抜け.....







次はロンドンの有名な2公園「ハイドパーク」&「ケンジントン公園」!池や森が広がっている中で野鳥・水鳥や動物が生息しており都会のオアシスの様存在です。散策して行くと、ケンジントン公園の一角に「ピーターパン像」を見つけ、カミさんと
「トゥ・オブ・アス」な写真を撮影!
.....(上)「ハイドパーク」 (下)「ケンジントン公園」(ピーターパン像&水鳥が並ぶ池).....








夕食はパブに入店、英国人はワイワイ賑やかに夜を過ごすのが好きだな~。パブ文化は「パブリック・ハウス」が語源、地域の人々が集まる社交場でコミュニティの中心的な存在です。帰路のコンビニでスーパードライを買いホテルで飲みましたが、やはり日本のビールが一番旨いね~!
.....騒がしい「ロンドンPUB」に入って乾杯!もう日本料理が恋しくなってきた頃だよ.....



★ロンドン2階建てバスに乗車、英国の象徴王宮「バッキンガム宮殿」に対面(衛兵交代式も)
いよいよロンドン最終日を迎えました。ホテル朝食を摂り荷物を預けて、赤いロンドンバスに乗車しました。初体験ですが高所から眺めがいいですな~!今日はメイン観光名所を巡ります!
.....赤い公衆電話のバス停、ロンドン市街の象徴風景!赤い2階建てバスに初乗車体験.....





まずはロンドンの象徴的な存在「バッキンガム宮殿」を訪問しましょう。現在も使用されている現役王宮の敷地面積は1万坪、 総部屋数は775部屋を誇ります。宮殿内部には普段入ることができませんが、夏の一時期限定で一般公開されており、華やかな王宮の内装風景を見学できます。
.....(上)バス停下車後、「グリーンパーク」の中を進む (下)「バッキンガム宮殿」に到着.....




1703年バッキンガム公の私邸として建てられた「バッキンガム・ハウス」を起源に、1837年「ヴィクトリア女王」が移り住んだことでイギリス王室の公式宮殿となりました。その後、ヴィクトリア女王時代に増築や改修が重ねられ、現在のネオクラシック様式の壮麗な建物となりました。
....英国の王宮「バッキンガム宮殿」は威厳溢れる「ネオクラシック建築」の美を誇る!.....





バッキンガム宮殿の正門前には「ヴィクトリア女王の記念碑」があります。そしてお目当ては赤い制服と黒い帽子が特徴の近衛兵が行進する「衛兵交代式」!世界的な有名行事は各国から観光客が見学に訪れます。大混雑の中で遠くからチラリと撮影した写真を拡大したのでご覧下さい。
.....(上)「ヴィクトリア記念碑」 (下)白馬・赤い制服・黒帽子隊、圧巻の「衛兵交代式」.....




.....(左)通過する馬上の衛兵 (中)当日は仏マクロン大統領が訪英・国旗掲揚.....



★「トラファルガー広場」から「大英博物館」へ!貴重な至宝を堪能して世界文明史を勉強!
「トラファルガー広場」は1805年「トラファルガー海戦」での勝利を記念して造られました。戦いを率いた英雄「ネルソン提督」の銅像や高い記念塔が聳え立っています。多くの人が集まる公共広場はギャラリーや歴史的建物も多くあり、年間を通じて様々なイベントが開催されます。
...「トラファルガー広場」は海戦勝利を讃えた「ネルソン提督」の像と記念塔が聳え立つ.....



そしていよいよ「大英博物館」へ入館!最古の石器・人類発祥の地から、エジプト・ギリシャ・メキシコ・中国等の古代文明、全世界の人類史を網羅する貴重なコレクション(全8部門、数十万点)が無料公開されています。でも大混雑で並ぶため、事前予約をしておいた方がいいですよ。
....(上)「ロンドン中心部」の観光名所地図 (下)人類文明の数々が展示「大英博物館」.....




最大の目玉は「エジプト」エリアで、まず登場したのは「ロゼッタ・ストーン」!古代エジプトの象形文字を解読する鍵になった重要な遺産ですが発見はナポレオン軍なのです。一度はフランスに運ばれましたが、ナポレオン敗北により英国の財産となり当該博物館で公開されています。
....「エジプト・ゾーン」が最大見所、古代象形文字「ロゼッタ・ストーン」や壁画・石造が登場....








そして6千体のミイラの展示は圧巻でした!生々しく巻かれている布が不気味ですが、CTスキャンで性別・死亡時年齢・健康状態、墓に建てた壁画や埋葬品で地位や家柄が分かるとのこと!
....「ミイラ」が6千体展示、古代エジプト人の死後世界の概念や装飾技術に息を飲む.....






次は「ギリシャ」エリアの見学!実はパルテノン神殿にあった彫刻群が19世紀初頭に英国大使(エルギン伯爵)が略奪して持ち帰り大英博物館に展示されているのです。本物の古代遺跡から持ち去った大理石彫刻群は本当に圧巻ですが、ギリシャから強く返還を求められているらしい!
.....(上)「パルテノン神殿」から運んだ「古代ギリシア彫刻群」 (下)1時間駆け足で見学.....








大英博物館は世界初の国立博物館として全世界の人々に歴史や文化を伝える場所として設立されました。しかし帝国主義的な時代に略奪した成り立ちから傲慢さを感じるという意見もある様です。しかし我々庶民はこれ程凄い古代のお宝物をタダで見せて頂きタダタダ恐縮の限り・・(笑)
★ロンドンの水辺公園で寛ぎ、欧州旅もこれにて終了!ヒースロー空港から日本へ帰国!
さて最後は「セントジェームス・パーク」の紹介!バッキンガム宮殿近くの緑豊かな公園は大きな池があり、様々な種類の鳥や魚、リス等が生息しており、芝生も丁寧に手入れされています。
.....(上)水辺風景が美しい「セントジェームス・パーク」 (下)人慣れした鴨が寄って来る.....








季節ごとに花が咲き、池には水鳥が生息してロンドンっ子の憩いの場所です。芝生では家族連れがシートを敷いてよき時間を過ごしており、人に慣れた鴨たちが寄ってきて心が癒されました。
....ロンドン市民が愛する憩いの公園に別れを告げて、地下鉄パディントン駅に向かう.....


さて楽しかった1週間の欧州観光旅はこれで全て終わりました。ホテルに戻り手荷物を受け取り、パディントン駅から地下鉄に乗ってヒースロー空港へ向かいました。途中の駅乗り換えや空港手続き等、英語がおぼつかないわが夫婦は不安だらけで娘とT君に全面頼りっぱなしでした。
....(上)「ヒースロー空港」から英国を飛び立つ (下)「香港空港」で中継乗り換え.....






15時ヒースロー空港で2人に見送られ18:20発香港行便に乗り、羽田空港に到着したのは翌日22時。空港バス最終便に乗り帰宅したのは23時でした。観光・移動も含めると欧州8日間の長旅・・何とか無事に終えてホッとしましたが、その後1週間以上も時差ボケ疲労が続きました。
.....「羽田空港・第3ターミナル」に到着、初めての「欧州旅(8日間)」は濃厚内容だった.....


海外旅行は新婚旅行以来40年ぶり、不安だらけで初の欧州旅は疲れ果てたのが本音ですが、娘とT君のフォローで「ビートルズ聖地」を巡ることができて感無量!これからご縁ができたデンマークはあと何度か行くと思いますが、英国はもう
「ゲット・バック」することはないでしょう。しかし再訪機会があるかもね?心はあるがままに任せて
「レット・イット・ビー!」の心境かな?(笑)
おわり