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<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)

   ........................................... 【食山人氏・日本百名山達成記念】..........................................


10年来の山仲間・食山人氏がついに「日本百名山」を完登達成する日を迎えました。メモリアル100の登頂の山は本人希望により、信越国境・頚城の独立名峰「雨飾山」(1963m)が選ばれました。
新潟県糸魚川市に鎮座し、フォッサマグナが生んだ峻険な山。日本海は間近に迫っているのです。

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★大糸線の車窓から


今回の祝賀山行の参加者は合計10名。仙台から車で駆けつけるY氏を除いて、中央線・松本駅経由で「大糸線」(信濃大町と糸魚川を結ぶ)に乗り、「南小谷(オタリ)駅」をトコトコと目指しました。
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   .......(左)大糸線車窓風景、仁科三湖(静謐な木崎湖) (右)青木湖にはペンションが立ち並ぶ.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_20285630.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_20291737.jpg
新潟で生まれ育ちながら大糸線に乗るのは30年ぶり3回目のような気がする。白馬・鹿島槍ケ岳・五竜岳など「後立山連峰」の麓を走るローカル線。車窓から見る「仁科三湖」は実に風情あり・・。


          .......大糸線のローカル車両は北アルプスの険しい谷間路線をトコトコと走る。.....
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          ................車窓からは姫川渓谷、階段堰堤の清流風景............
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奥深い山の谷間を行く一両単線、赤とクリーム色が基調のレトロな車両。鉄男&鉄子が随喜の涙を流して嵌まり込みそうな風景です。ヒスイが多く産出する「姫川」の流れを見ながら北上しました。


          .......「南小谷(オタリ)駅」は素朴な駅舎。大糸線周辺の沿線地図(クリックで拡大).....
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16時過ぎに集合場所の「南小谷駅」に到着、三角屋根の可愛らしい駅舎だね・・。バスに乗り換え今日の宿泊地「小谷(オタリ)温泉」をめざします。ここは「日本秘湯を守る会」に指定される山奥名湯




★秘境の名湯「小谷温泉」&有形文化財「山田旅館」

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          .....450年の歴史をもつ湯治場「山田旅館」、国の登録有形文化財.....
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初日に泊まった「山田旅館」は「小谷温泉」の元湯で武田信玄の家臣によって発見されたと伝えられています。江戸期に建てられた木造建築は国の指定文化財であり、博物館に来たような錯覚!


        .......「スゴ~イ!」と国文化財の建築物にカメラを向けるエツ様 (隣は食山人様).....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_21077.jpg
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玄関横の居室には囲炉裏があり、家具・調度品は全部レトロ揃え。「小谷温泉」は明治26年にドイツで開催された「温泉博覧会」で別府温泉・登別温泉・草津温泉と並んで「日本を代表する4温泉」として紹介されたのだそうです。一緒に紹介された温泉は全て超ビッグネームではないか~!(驚)


          .......登頂祝いの前夜祭、山奥の温泉なのに海産物も新鮮で豪華!.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_2155861.jpg
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いつもは翌日登山であろうとも、前日にしこたま飲んでしまいその都度反省を重ねている食山人氏(でもまた懲りずについ繰り返してしまう)でありますが、さすがに今回は百名山達成のメモリアル、
体調不良で晴れの日を迎えてはならじ・・と自重。お酒は、抑え目に控えめに飲まれておりました。




★登山開始、鎌池から荒菅沢渓谷へ


          .......(左)雨飾山の勇姿に向かって林道を行く (右)鎌池を回遊する山道.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_21213553.jpg





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翌日早朝5時に山田旅館を出発、いよいよ雨飾山をめざします。登山口キャンプ場手前に「鎌池」という静謐な森の泉が出現!一点の揺らぎもない水面は鏡の如し。ブルーコメッツの歌を思い出すね~
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           ..........登山口の近くにある「鎌池」の水面はまさに明鏡止水........         
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池の先に高原キャンプ場があり本格的な登山道、2時間弱程登っていくと荒菅沢というガレ岩の水場に出会います。ここから見る雨飾山の峻険岩場の壮観は実に見事!布団菱と名付けられている。


       .........(左)雨飾山の峻険なる稜線 (右)荒菅沢渓谷にて(背景は布団菱の鋭峰群).....
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まさに地底から盛り上がった褶曲岩峰の芸術群だ~!ここは日本列島の造山運動によって造り上げられたフォッサマグナ(糸魚川~静岡構造線)の最北部にあたる場所。この先の北部には糸魚川・親不知海岸があり、北アルプス断崖絶壁が日本海深部まで落ち込んでいる大地形なのです。
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    ......荒菅沢渓谷の清流で疲れを癒す。布団菱の岩稜眺望が大迫力で味わえる場所!.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_64379.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_645136.jpg












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フォッサマグナは、地質的にも食文化的にも日本を東西に分ける境界線です。この褶曲運動が生んだ山岳地形構造や数多く湧き出でる温泉に、一番感謝しなければならないのは我々かも・・(笑)


          .........雨飾山稜線はまさに地球大地の彫刻!(ファッザマグナの象徴光景).....
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★雨飾山で出会った花々(その1)

    ..........(左)ミヤマトリカブト       (中)ガクアジサイ    (右)サラシナショウマ.....
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     ........(左)タムラソウ       (中)ミヤマトウキ      (右)エゾリンドウ......<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_6122610.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_6124131.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_613055.jpg





★ついに雨飾山の頂上に立つ!


荒菅沢からの登山道は急坂、ここを上がりきるとなだらかで広い笹原に出ました。ここは頂上稜線と、本日宿泊地「雨飾温泉」との分岐にもなっています。登頂まであと一歩の所までようやく来た~


        .........(左)笹平に向かう急登道 (右)笹平に出ると見晴し一望!最後の詰めは近い.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_004786.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_01549.jpg

笹平から山頂まで約20分、三角点がある南峰と、石仏・石祠のある北峰の双耳峰(2つ頂上を持つ山)になっている「雨飾山」。珍しい名ですがその名の由来はこの形にあるようです。越後の古文書では「両飾山」(両方の頂を飾る)だったとのこと。いつしか「両」の字が「雨」に変わったようです。
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        ..........ついに雨飾山に登頂!頂上は晴れ飾りとなった!Y木氏と2ショット.....
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眼前には北アルプス、火打・焼山・高妻山が一望!妙高は山陰に隠れますが、絶景に恵まれました。今日は雨予報だったので半分期待薄だったのですが、頂上では山名に反し晴れてきたぞ~!


  ........(左)雄大な北アルプス後立山連峰が遥かに連なる。 (右)焼山火打山の頭が覗く.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_06351.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_061963.jpg


そしてついに食山人氏の本願達成!「日本百名山」の完登、誠におめでとうございます。(パ~ン)
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    ........百名山達成パネルを掲げ喜びに浸る食山人氏、そして祝福する山仲間たち.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_611920.jpg

食山人氏のかつての会社先輩(マサオ様など)4名が笹ヶ峰方面から入って来られ頂上で合流!
達成記念パネルを掲げて皆で集合写真とあいなりました。皆で無事一緒にお祝いできてよかった!
小生の名峰登頂数は百名山が74座・200名山が54座で計128座となりましたがまだ遠いなあ

  .....雨飾山頂上から北峰ピークを望む。糸魚川市の平野も緑に輝く!そしてその背景は日本海.....
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★雨飾山で出会った花々(その2)&キノコ

     .........(左)タムラソウ       (中)ウメバチソウ       (右)エゾアジサイ........<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_6401735.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_6403124.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_6404858.jpg

  ......①シロハツモドキ     ②チチダケ     ③ヒイロガサ    ④カバイロツルタケ........
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       ......(左)ツリガネニンジン    (中)ヤマハハコ     (右)ハクサンフウロ.........<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0243846.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0245494.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_025111.jpg




★ハードなる地獄の下山道、苦行を果たして極楽温泉


さて頂上での祝賀宴を終えて12:00頃から「雨飾温泉」に下り始めました。笹平を過ぎた辺りで「アッ!大事なものが入っているサイドバッグを頂上に忘れた!」と気づき、一人で再び頂上へ取りに戻りました。(doji・・) でも相当下りた後に気づいていたらもっと悲惨だったのでチト助かりました。


  .....(左)下り急傾斜は相当に厳しく皆が苦戦!(右)鬼ケ面山鋸山、名の通りの激しい山稜.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_028435.jpg





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しかしこの山の下山道は実に厳しかった・・。樹林帯の中の3時間は苦行のような急傾斜下り。皆の足はガタガタになる程に後続はかなり苦労されたようです。辟易とした歩き、温泉だけが楽しみ・・
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15時、漸く今日の宿泊地「雨飾山荘」に着いた~!真っ赤に塗られ、洋風でお洒落な山小屋外観
目の前を見上げると、山頂から見た「鋸岳」の険しいシルエットが雲から覗き、水墨画の様でした・・!


       ..........山小屋から見た鋸岳山稜を仰ぐ、やはり雲がかかると絵になるねエ・・!...........<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_044353.jpg

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外観は洋風な山小屋ですが実はここも「日本秘湯を守る会」に選ばれた「雨飾温泉」でもあります。「都忘れの湯」と名付けられた露天風呂は正に山奥秘湯。でもここまで来るのは結構大変かも・・


    ..........「雨飾温泉」は初日の「小谷温泉」と並び、「日本秘湯を守る会」の選定名湯.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0492633.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0494584.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0495728.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0501572.jpg


    .......神棚・熊手飾り・和箪笥・・・、この山荘には日本民家の原風景が残っていた。.....
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この地は世界有数の豪雪地帯。冬は8m以上の積雪で埋まってしまうそうです。百年以上も雪の重みに耐え続けてきた山小屋。雪国民家の座敷風景、太い柱と梁に支えられた家は実に逞しい!





★百名山達成祝賀会


さて本日のメインイベント!食山人氏が主役の祝賀会が開催。冒頭に本人のご挨拶を頂き乾杯~!改めておめでとうございます! 祝賀の場が盛り上がってきた頃に、雨飾山荘のご主人が登場!


      .......(左)今日の主役・食山人氏の喜びの挨拶 (右)祝賀会で美酒を味わう。.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_0593180.jpg







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ご主人は、今日の主役のためにお祝いの品を用意してくれていました。毛筆で書かれた祝辞色紙と暖簾(百名山が一覧記載)を受け取り、食山人氏は大感激!何とこの方、大工であり地元で有名な校長先生だとか・・。(何とマルチ人) お酒も大好きで饒舌、場はさらに盛り上がりを見せました。

  .....(左)山小屋のご主人から祝賀贈呈! (右)ご主人達筆の色紙百名山暖簾をご披露.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_135485.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_141051.jpg

一度山から離れていた食山人氏を10年前に再び火を付けてしまったのは小生なので、その責任は重いかも・・。寄書色紙には「これからは百懺悔して奥様を大切にして下さい。」と記入しました。




★フォッサマグナの糸魚川、帰路のへぎ蕎麦・越後湯沢


楽しき2日間を終えタクシー相乗りで姫川沿いに日本海側に向けて北上。糸魚川から「ほくほく線」で東京へ戻ります。08年GW・立山、09年GW・北陸旅行に続きこの路線利用は2年間で3回目だ。
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 ....(左)塩の道「千国街道」の田園風景(右)糸魚川郊外に聳える明星山(脇に流れる姫川).....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_19431.jpg<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_182834.jpg

糸魚川(イトイガワ)はひすいで有名なフォッサマグナの街。北アルプスから海までの距離があまりにも近く、「姫川」が雪解け時期や豪雨の時に暴れ川となって山の原石を流れ下ろしてくるからです。

         .........JR糸魚川駅、地元名産の「ひすい」を大いにPRしていた。.....
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「ほくほく線」始発駅は「越後湯沢駅」です。ここにエツ様が過去数え切れない程来たという「へぎ蕎麦」の推奨店があるというので立ち寄ってみました。天ぷらと銘酒「上撰水の如」とあわせて堪能~
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  ........越後湯沢の名店・へぎ蕎麦「新橋屋」、舞茸の天ぷらはデカくて歯ごたえがあり超美味!.....<2009年8月27~28日>フォッサマグナの名峰「雨飾山」(信越国境・頚城)_c0119160_119503.jpg
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北陸新幹線が将来開通したら「ほくほく線」はどうなってしまうのでしょう。利用者数は減ってしまうかもしれませんが、魚沼~北陸フォッサマグナ間のルートの風情と景観を味わうのはこの路線が一番!



★おわりに


当初は悪天候も予想された「雨飾山」が食山人氏の百名山達成の「晴飾山」になってよかった!
またこうやって下山後に心に残るお祝いをしてもらえることも実に羨ましい・・!(K間・名幹事)
私も節目達成時はかくなる印象的な山行になればいいなあ・・と密かにに願っている次第です。


   ............ふたたび、「雨飾山」のフォッサマグナの象徴、峻険なる「布団菱」の鋭峰稜線......
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                                                      おわり



次回は「武蔵野・雑木林と灌漑池」:((新座・田無・武蔵関を訪ねて)、「玉川用水&野火止用水」シリーズ:(第2回)の記事をお送りいたします。
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  by rollingwest | 2009-08-31 18:16 | Comments(31)

Commented by 食山人 at 2009-09-11 09:18 x
初めて一番乗りできました。なんつったて今回ばかりは小生のための記事のようなものですから(^^)イヤ、それにしても雨飾山荘への下りの強烈さ、再発した腰痛がまだ完治しません。でもRWさま、YGさまのお陰で10年前に登山熱に再点火、おかげさまで健康を取り戻すこともでき(腰痛には再々悩まされていますが)感謝・感謝です。今後もよろしくお願いいたします。
Commented by shingo at 2009-09-11 20:40 x
食山人様、お会いしたことはありませんが、いつもお名前を拝見しているので、親しみを感じておるものですから、ついつい一言。
おめでとうございました!
ひとつ登るのもすごいと思いますが、百名山すべてですか・・・・・。
あの頂上の景観、実際に見たら滂沱の涙かもしれません。
RWさんも、お疲れ様でした。
Commented by rollingwest at 2009-09-11 22:56
食山人様、この記事にふさわしく一番乗りを頂き誠にありがとうございました。本当にお天気男(?)の名にふさわしく晴飾山になってよかったですね!この10年間は猪突猛進の如く登られておりましたが、これからはユルリとしたペースで、お酒も程々控えめで行きましょう。(笑)
Commented by rollingwest at 2009-09-11 23:00
H井殿、貴殿の朗読劇・百名山もまだまだ緒に入ったばかりで数合目かと思いますが、一歩一歩着実に・・!
Commented by ペガサス at 2009-09-12 08:57 x
先ずは・・・食山人様、100名山登頂、おめでとうございます!
素晴らしい景色・素晴らしい仲間・・・なんだか私も一緒に登ってお祝いしている気分。やはりブログの力って凄い!

フォッサマグマの本を見て、主人が娘にその説明をしている丁度その時、7月16日、中越沖地震が起きました。そんな意味で、この、“「雨飾山」のフォッサマグナの象徴、峻険なる「布団菱」の鋭峰稜線”のお写真は、とても印象的でした。

また、糸魚川・姫川といえば 歌劇“奴奈川姫”というのが糸魚川市で2回目の上演が昨年ありました。日本書紀の神話のお話で、巫女の奴奈姫主役で、翡翠のまが玉の里として糸魚川が舞台になっています。
Commented by 名古屋の風来坊 at 2009-09-12 12:39 x
雨飾山で100名山を完登した食山人さんを含めて、今回の登山に参加したブログ仲間4人の中で一番最後のリリースですが、さすがに充実した内容ですね。
今朝のTVを見ていると、大雪山では早くも初雪が降ったようですが、9月のペテガリ岳登山をはじめとする北海道遠征はお気を付けてお出掛け下さい。RWさんが200名山達成の折は、今回の企画と同様に、皆で是非ご一緒に完登をお祝いできればと思います。
Commented by rollingwest at 2009-09-12 14:55
ペガサス様、中越沖地震はまさにフォッサマグナが日本海(柏崎・刈羽沖)に伸びている断層のズレによって起きたものであり、それに関する本を読んでいたときに地震が発生したなんて本当に偶然ですね。ナマズ並みの予知能力を持ち合わせていたのかも・・。
ひすいは古代日本の時代から重宝に採取されていたので、糸魚川・姫川周辺は古事記・日本書紀にもよく登場する場所ですよ。
Commented by rollingwest at 2009-09-12 14:59
マサオ様、ブログではいつも会話させて頂いておりましたが、雨飾山頂上で初対面させていただき光栄でした。
忘れ物を取りに戻り、再び頂上でお会いしたことはチト気恥ずかしかったですが・・(苦笑)
定年後も昔のお仲間で山に登ったり別荘ライフを楽しまれたりで、実に羨ましい限りです。
Commented by akiotakahashi at 2009-09-13 21:07
流石RWさん、Blogの内容が充実しているのに感心しました。また、2泊とも温泉宿でこれも充実して何よりでした。最近「へぎ蕎麦」なるものを知りましたが、本場の越後湯沢「へぎ蕎麦」は美味しそうで羨ましいです。
Commented by Soul Mate at 2009-09-13 21:49 x
山のことはさっぱりですが、食山人様、100名山ご登頂誠におめでとうございます。これからもRWをよろしくご指導お願いいたします。ビートルズが話題になっとるのう。Y成はリマスター盤買うたかの?
Commented by わかこ at 2009-09-14 05:36 x
「ブルーコメッツの歌を思い出すね~」だって・・・
ふっ、古いぞ。RW!(=^ェ^;=)森トンカツ、泉ニンニク、囲まれ天丼♪山田旅館は、雰囲気があっていいですね。
食山人さん、日本100名山、達成おめでとうございます。RW君と登ったらしき時は、御ブログもこっそり見に行ってます((=^ェ^=)
山より団子、おいしそうな料理の写真が目的なのですが、いつも山登りの日程、時系列がとっても分かりやすいです。
Commented by rollingwest at 2009-09-14 05:53
アキタカ様、山も温泉も充実で何よりでした。
その後、皆と別れてお一人でフォッサマグナの博物館に行かれており、いつもながらの好奇心・行動力には寒心いたしました。
これから、新潟のへぎ蕎麦をどんどん食べてみてください。
Commented by rollingwest at 2009-09-14 05:57
聖二殿、ビートルズのリマスター版はY成のことだから発売日に徹夜で並んだかもしれん。小生は買っていないけれど、14枚目のブラックジャケットのアルバムが気になる。未発表曲となどんな内容なんじゃろ?もし購入したら、貸してちょうだい。
Commented by rollingwest at 2009-09-14 06:02
猫わか様、32歳?の割には古い歌をやはりご存知ですなあ・・(笑)
小生が口ずさんだのは、♪森トンカツ、泉ニンニク、囲まれ天プラ♪だったので、3つ目がビミョーに違いますな。
山よりダンゴで、食山人氏のブログの隠れファンだったとは・・。
登山行程を時系列で追っているところなんて素晴らしい!尾瀬の悪夢を忘れてもう一度復活してみたら?(笑)
Commented by alkinist at 2009-09-14 09:43
ある時は食山人を名乗るalkinistでございます。RWさん、そのお仲間の皆様、いつも、このブログでの楽しいコメントの応酬を楽しませてもらっています。RWさんのブログのコメント欄でお祝いの言葉を頂けるという、1回転半ひねり?のコミュニケーションは今の時代だからこその不思議なつながりを実感させてくれ、嬉しく感じております。ぜひとも今後はRWさん経由でなく直接おこしいただき、ひとこと言葉のお土産など置いて言っていただけたらと・・・・
Commented by trial05 at 2009-09-15 00:13
こんばんは~。
食山人さんの本願達成!「日本百名山」の完登」 おめでとうございました~!\(^o^)/
そして、仙台から車で駆けつけた方もいらしたの?!
(今度の連休に仙台へ車で行きます)^^v
それにしても、前夜祭の食事の豪華なこと!(*^m^*)
越後湯沢の・へぎ蕎麦、食べたぁ~ぃ!舞茸天麩羅。食べたぁ~ぃ!
越後に途中下車しようかな・・・ ^^;
Commented by matsu at 2009-09-15 08:40 x
食山人さん、百名山完登おめでとうございます。私の百名山完登は2000年9月の屋久島・宮ノ浦岳でしたが、平日ということもあってか、山中1人の登山者とも会わず、祝ってくれたのは猿と鹿のみという静かな山行でした。これだけ、大勢の人が、百名山完登を祝ってくれて、しかも、「晴れ飾り山」にして有終の美を飾るなんて、食山人さんは、山男としては稀代の果報者と言うしかありませんな。これからも、RWさん共々、未知の頂きを共に踏みしめたいものですね。「二百(三百、千・・・)の頂きに、二百(三百、千・・・)の喜びあり!」
Commented by まき子 at 2009-09-15 21:43 x
小谷温泉の山田旅館は、それなりに有名なのですね!
一度行ってみたいです~。

日本のフォッサマグナにせよ何にせよ、
アメリカのような巨大な国に行っても、ペルーのような小さな国に行っても、ドイツのような普通の大きさの国に行っても・・・
本当にどこに行っても「地球を感じる自然」ってありますね。。。
そんな各地の「自然」を見るたびに、人間の小ささを感じてしまいます。
Commented by 葛飾のオヤジ at 2009-09-15 23:09 x
食山人さま、百名山登頂、おめでとうございます!!
毎月に1山登ったとしても、100ヶ月
・・ってことは、・・・ほぼ10年かかるのに!!

すごい記録だ!!
イチローもすごいけど、食山人さまもスゴイ記録ダナァ!!!

しかも、頂上で仲間と合流!・・・なんて、いかにも登山家で、鳥肌です!!

糸魚川線の景色も、もう何十年振りに見させていただきました!!
Commented by rollingwest at 2009-09-16 06:12
トラさん、また北陸経由でロングドライブ帰省ですか?衆院選惨敗の麻生の落とし子「ETC1000円政策」を有効活用しておりますなあ・・!
その分、ガソリン代が大変そうですが・・(笑)
今度はどちらに寄られるのでしょうか?福井白山麓の平泉寺や越後魚沼の風景とへぎ蕎麦を堪能してみてはいかがでしょうか?

Commented by rollingwest at 2009-09-16 06:12
マツ様の百名山達成は一人静かに屋久島でその時を迎えたのですな。
200名山の全山制覇のゴールも来年か再来年ですね。一歩一歩着実に・・
大型連休の北海道ペテガリ・石狩岳、お引き回しのほどよろしくお願いいたします。
是非とも晴れてほしいものだ!(祈願)
Commented by rollingwest at 2009-09-16 06:14
まき子様は、もっとすごいアメリカ大陸の大自然を体験してるから、羨ましい~!一度見てみたい。
Commented by rollingwest at 2009-09-16 06:15
葛飾オヤジ様、やはり積み重ねって大事ですね。
貴殿の地元貢献も百名山に近づいております。
Commented by rollingwest at 2009-09-16 06:15
食山人様、わがブログ仲間が全員完登達成の祝辞を入れてくれるのは実に嬉しいことです。
腰の具合はいかがでしょうか?次なる大遠征のために一刻も早く治してください。

Commented by しむけん at 2009-10-03 18:08 x
大変遅まきながら、
食山人様、日本百名山のご登頂おめでとうございます。
お会いした事はありませんが、心よりお祝い申し上げます。
小生、学生時代に深田久弥の日本百名山を読んで以来、一体どういう方が達成されるのかと思っておりましたが、まさしく偉業であります。
お身体に留意され、これからも素晴らしい山行を続けて頂きたいと思います。
Commented by nature21-plus at 2009-10-04 05:46
懐かしい風景を楽しまさせていただきました。そこで、お礼のご提案です。
次回、この山域に入られるときは是非、海谷の732高地に…。海老クラという壁ちかくまで入れば川の中に温泉が沸いてます。豪雪期にも湯気がたつ程です。
では。
Commented by rollingwest at 2009-10-04 07:11
しむけん様、お祝いの言葉、本人にとりかわり返礼・・。

この記事の下にTARA帰国の記事(スットンキョーーなTARAとしむけん様の写真あり)が掲載されておりますので、あの日のオバカな雰囲気を思い出してみてください。それにしても毎回、デジカメ動画のユーチューブUPはおもしろい。今度操作技術を是非教えてください。
Commented by rollingwest at 2009-10-04 07:40
nature21-plus様、海谷高地という所が鬼面山と鋸岳周辺にあるんですね。初めて知りました。バットレス岩壁があるとのことですが、外見の峻険さから見て実に納得です。秘湯の山中に、さらに秘密の湯があるのか・・!
Commented by nature21-plus at 2009-10-05 20:43
>秘湯の山中に、さらに秘密の湯があるのか・・!
あくまでスコップ持参レベルですよ~!。(笑)
しかし、海谷&732高地は、「ものすごい!」です。ちなみに仙丈岳は「テーブルマウンテン」しょう!。旗振山南壁からしか登れませんが、上は平らで、植生なども岸壁の下とまったく違います。
水芭蕉のころが、個人的にはお勧めです。また、732高地へのアプローチには、高度が100メートルぐらいある籠の渡しなどもあるはずです。
Commented by hirospace at 2010-03-03 22:02
はじめまして!

こぼれ花のブナオ山にコメントを頂まして、ありがとうございました。
すごいボリュームのあるブログで、いろんなページを拝見しながら、どちらにコメントをすればいいのか?迷った挙句、こちらにたどり着きました。
山野草の写真を撮りに歩いているうちに、登山の真似事のようなことをして楽しんでおります。
経験も浅く、まった登山技術もないので、無難な?山を選んで楽しんでおります。
白馬方面にはよく出向くので、小谷温泉にもよく立ち寄っています。
また、寄らせていただきます。
Commented by rollingwest at 2010-03-03 23:39
hirospace様、早速にご来訪いただき誠にありがとうございました。昨年GWの北陸旅行記事につきましては09年6月をご参照戴ければ御覧になれます。
お互いに素晴しい見所の情報交換していきたいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

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