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<2010年5月>大和路・旅の思い出レビュー(その3):金剛・吉野・熊野・大峰奥駆道編

                            (その1):奈良・西ノ京・斑鳩編
                             (その2):「飛鳥・山の辺・宇陀曽爾」編から続く


★山岳修験の聖地、霊気溢れる奈良の山々
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奈良は和歌山と隣接する紀伊半島の深い山国でもあり、山岳修験の史蹟に至る所で出会えます。
山の自然・清流渓谷・霊気溢れる森林の中に、山岳修験の寺社・史跡が息づいている奈良の魅力

         .....(左)「葛城山」から望む「大峰連峰~果無山脈(hatenashi)」のパノラマ....
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関西在住時、吉野桜、金剛山・大峰の山々、熊野古道など(当時まだ世界遺産指定前のマイナーな頃)、数多くの名所を探訪したものです。(その3)では、奈良の深い歴史・大自然を紹介しましょう。
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★「役行者」(ennoogyoja)のルーツ・葛城・「金剛山」 (02年9月)

山岳宗教の開祖で有名な「役行者」は日本全国を飛び回り、修験道の足跡を各地に残しています。
「日本霊異記」によれば「雲に乗り仙人と遊び、孔雀王呪経法を修め鬼神を自在に操った」とのこと。この怪異なる伝説人物のルーツは「葛城・金剛山」です。02年秋、家族3人で金剛山を登りました。


      ....(左)「役小角」(ennoodunu=役行者)は修験道開祖 (右)「金剛山」に登山.....
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金剛山は大阪・奈良県境に位置し、秀麗なピラミダルな形をしています。ロープウェイも通じて大衆登山のメッカ。頂上から望む大阪平野は絶景、(その2)で紹介した奇抜な「PLの搭」(富田林)も見えました。
頂上には登山千回以上した人の名が続々と飾られておりビックリ!最高記録者は1万回だって~!


      ....金剛山麓・「千早赤坂村」、黄金稲穂と真っ赤な彼岸花の風景に感動....
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  ....後世で「大楠公」と尊敬される「楠木正成」は金剛山・千早赤坂で「後醍醐天皇」を守った。.....
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南北朝対立時代、後醍醐天皇「建武の新政」の立役者となったのが楠正成です。金剛山・千早城に居城を構え、攻め来る鎌倉幕府大軍に対して、楠木軍は僅か千人足らずの兵で百日間に及ぶ籠城で戦い抜き撃退したのです。ゲリラを駆使した千早城攻防戦が「太平記」に描かれています。


    ....(左)冬の金剛山は「樹氷」で有名 (右)登り損ねた奈良の名峰・高見山、憧れの樹氷!....
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金剛山は1度しか登っていませんが、冬の樹氷風景は素晴しいとのこと!樹氷美しい奈良名峰は「高見山」も有名。大峰山北部に位置しピラミダル円錐形の山容。この秀峰は登り損ねてしまった・・



★日本一の「吉野桜」、深い歴史が刻まれた「吉野山」 (03年4月)

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「吉野山」は、修験道の中心「金峯山寺」が所在する信仰の山、「大峰山」奥駆道への修行登山拠点、また日本史で重要なドラマが展開された歴史の舞台(義経追討の逃亡、後醍醐天皇の南朝皇居)となった大霊場です。古より桜の一大名所として有名で西行や秀吉などもこの山を訪れています。


         ....吉野山の入口に鎮座する修験道の大本山・「金峯山寺・蔵王堂」......
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「金峯山寺」(kinpusenji)は「蔵王権現」を本尊とする修験道信仰の総本山。当寺の開基者は誰かと調べてみたら、やはり「役小角」でした。それにしても「蔵王堂」は歴史の重みと威厳を感じるね~


      ......「金峯山寺」の秘仏「蔵王権現」は怒髪天の真っ青な顔!恐ろしかった~!......
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秘仏「金剛蔵王権現」は右手を頭上に右足も蹴り上げ、憤怒の相で睨み付けていました。ド迫力~!今年9月~12月には遷都1300年を記念して、秘仏ご開帳が特別に百日間行なわれるそうです。


    ....(左)吉野山「千本桜」遥かに金峯山寺 (右)「吉野山勝景絵図」、「上千本」を見上げる....
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吉野山は日本一の桜名所で知られ、ソメイヨシノやシロヤマザクラが山を一面覆い絶景の極み!「下千本・中千本・上千本・奥千本」と桜前線は山を徐々に登り詰めながら1ケ月をかけて山を染め上げます。


      ....(左) 西行が篭った奥千本の「西行庵」 (右)「太閤・秀吉」が愛用した金屏風....
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吉野をこよなく愛した西行は奥千本に庵を構え桜の歌を多く残しました。秀吉は当地で豪華な花見の宴を開いているし、源頼朝に追われた義経にとっては静御前と別れた悲劇の場所。吉野はまさに歴史の宝庫!そして南北朝時代、南朝の後醍醐天皇が皇居を構えたのもこの吉野の山です。


    .....(左)南朝・後醍醐天皇が皇居として構えた吉野分水神社 (右)後醍醐天皇の玉座..... 
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吉野の「金峯山寺」から、大峰山脈を経て「熊野本宮大社」に至る修験行者の道を「大峰奥駆道」と呼びます。神仏習合の修験道は明治政府・神仏分離令で解体され、今は吉野など一部に残るのみ
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吉野から大峰への登山道入口に、当地を訪れた歴史人物のレリーフを発見!先に紹介した源義経・静御前・後醍醐天皇・豊臣秀吉の他に、天智天皇・藤原道長・空海・西行・弁慶・円空・徳川歴代将軍・・etc、何たるメジャーな有名人物ばかり。まさに歴史深い所縁の地。皆様一度はお訪ねあれ!


            .....「吉野桜」に春霞が煙る。遠くに見えるは「金峯山寺」.....
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★女人禁制の修験連峰・「大峯山」 (03年5月)

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吉野~熊野の「大峰奥駆道」を一挙に全山踏破しようとすると10日近くかかる大縦走になります。
奈良・和歌山の山は関西在住のメリットを生かし、大峯山連山、釈迦ケ岳、伯母子・護摩壇、大台ケ原、熊野古道などを数回に分けてアプローチしました。まずは八剣山・山上ケ岳の「大峯山連山」をレポート


  .....(左)神武天皇・青銅像が威厳を誇る(右)宿泊する山小屋脇で修行山伏が読経を始めた!....
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03年春、食山人氏・Y木氏と天川という秘境村から「大峯山」(稲村ケ岳・山上ケ岳・八剣山・弥山)を縦走しました。さすが行者修行の山だけあり、奇岩・難所が次々と登場!山岳宗教の山名が多い。  
無人山小屋に宿泊準備の時、サラリーマンとおぼしき山伏行者が隣で読経していたことが印象深い。


  ....(左)女人結界門前で残念がる女性登山者 (中)山伏・ほら貝 (右)木々が芽吹く大峰ルート....
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修験道総本山の「山上ケ岳・大峯山寺」に登る途中で「女人結界門」が現れます。我国で今も唯一女性の入山が許されない山であり女人禁制のロープが張られています。禁欲の行者の妄想を断つために女性の立入りは御法度とされたのでしょう。大相撲土俵と並び、頑固なる信仰の重みだネ~


   .....(左)吉野~熊野、果て無く続く重畳山脈 (右)懺悔修行者の「覗岩」でポーズする俗世男....
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女人結界門を過ぎ、登り進むと行者修行のクライマックス・エリア「覗岩」に到着。この断崖絶壁は奥駈修行者には拷問のような場所です。崖から身を落とされるように吊るされ、俗世の罪を反省して懺悔も誓わされる修行地。小生はこの神聖な場に立ち、ミーハーポーズを取っちゃった・・。バチが当るかも。


          ....大峯山・中心峰「山上ケ岳」の上に鎮座する「大峯山寺」、山門と本堂.....
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そしてついに「大峯山寺」に到着!行者姿の人も沢山いるぞ。人生の晩節を迎えた人たちが山上ケ岳で奥駈修行に挑戦するケースが増えてきたと聞きます。 懺悔懺悔六根清浄」と唱えながら・・。


  .....(左)近畿最高峰「八剣山」頂上 (中)下山口「ミタライ渓谷」の清流 (右)大峰山脈・主峰群....
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平安時代、天皇・貴族の古え人は熊野大社をめざし、奈良京都から数十日をかけ歩き続けました。諸道は総称して「熊野古道」と呼ばれますが、その中の究極ルート「奥駈道」は満足な装備も登山靴もない時代に山中を100時間以上歩いたと思う。本当に感服!我々は余りにも安易過ぎるかも・・




★日本一の降雨量を誇る「大台ケ原山」 (02年8月)

奈良・三重の県境に位置する「大台ケ原山」は日本一雨の多い山です。登山ルートに「大杉谷」という黒部のような名峡谷があると食山人氏から教えてもらい02年夏に一緒に挑戦、感動の思い出!


  .....(左)高い崖から白布を枝垂れさせた様な「千尋滝」 (右)エメラルドグリーンに輝く清流溜り......
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三重「宮川」から入り渓谷の遡上開始、エメラルドグリーンで澄み渡る渓谷の色、深い原生林と峡谷道に次々と現れる名瀑の数々。切り立った絶壁にかかる吊橋や断崖の道に響き渡る水流の音を聞きながら、奥を詰めていく秘境谷遡行はまさに感動の連続!渓谷断崖に臨む「桃ノ木山の家」に宿泊


    ....(左)大台ケ原・最大滝「七つ釜」  (右)激しい水流で深く刻まれた「大杉谷」の断崖絶壁.....
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大峡谷の途中にある秘境宿であるにもかかわらず、意外や風呂もある近代的な設備で大満足!しかし数年前の台風による豪雨洪水で壊滅状態になり、今はこのルートが通行不能とか・・!惜しい


           ......「大杉谷」遡上ルートは次々に名瀑・断崖絶壁が現れスリルの連続.....
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翌日は大杉谷のハイライト「七つ釜」を仰ぎ見て、大台ケ原山への渓谷道を遡行しました。湿気が高く、汗の出る量は半端ではありません。それもその筈、台風通過ルートの「紀伊半島山脈」は降雨量が日本一!常に湿った海風が通り、大量の雨が吉野川・熊野川・宮川という急流を生んでいます。


       .....(左)「堂倉滝」は最後の大滝 (右)日本一の雨量が数々の滝や渓谷を生んだ。.....
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その膨大な流れは峻烈な断崖渓流をつくり出し、人を阻む秘境として存在していました。こんなにも深い北ア奥黒部のような秘境渓谷が関西にあったとは全く予想しておらず大変驚いたものです。
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     .....「大台ケ原頂上の立ち枯れ木々、殺伐荒涼たる平原風景は鹿が食い荒らした跡.....
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広い滝壷の「堂倉滝」を過ぎると、やがて渓谷音は薄れ、深緑の山道となりました。正木ケ原に出るとムード一変!トウヒ木の一面立ち枯れ、荒涼で幻想的な風景だ!でも鹿の食害と知り愕然・・ 


          ......「大台ケ原山」の名所、絶壁「大蛇嵓」からは大峰山系のパノラマが一望.....
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「大蛇嵓」(daijagura) は大台ヶ原一番の名所。目が眩む千mの大絶壁から大峯主峰群が眼前に広がっています。圧倒的な景観を目にして、暫く我を忘れ立ち竦むほどの感動を得られるでしょう。
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★大峰・奥駆道から熊野への道 (02年8月・10月)
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吉野~熊野「大峰奥駆道」の全山踏破は10日以上かかる大修行の道、小生には到底無理なので縦走路南部・主峰「釈迦ケ岳」は分割登頂しましたが、全山歩き通した人は過去何人いたのだろう・・


  .....(左)大峰奥駆道の200名山「釈迦ケ岳」の縦走路 (右)「釈迦ケ岳」の頂上(02年8月).....
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この一帯は1936年に「吉野熊野国立公園」に指定され、さらに2004年7月には吉野山・高野山~熊野に向かう諸霊場と海陸の参詣道が「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコ世界遺産に登録されました。今は大ブームとなっていますが、当時は話題にもなっておらず人は疎らだった・・。


     ......(上)熊野古道「中辺地」 (下)高野山南部、「叔母子岳」 (右)熊野古道の諸ルート.....
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「熊野古道」は5ルートが存在。熊野大社へのアプローチは、高野山からが「小辺路」、田辺から山間部経由が「中辺路」・海岸大回りが「大辺路」、三重から「伊勢路」、吉野から山岳修行道が「奥駆道」




★「那智大社」・「那智の滝」&「熊野本宮大社」 (03年11月)

いよいよ熊野古道・奥駆道の最終目的地「那智大社・那智の滝」と「熊野本宮大社」へのゴールイン!
熊野へ到達の夢は03年秋、家族3人で行った紀伊勝浦温泉の旅行で実現することができました。


   ....奈良の秘境「十津川渓谷」に掛かる谷瀬の大吊橋、渡ると足も竦む(03年11月).....
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奈良南部秘境「十津川渓谷」を経由し、和歌山の「那智大社」に入りました。大社は鮮やかな朱色を称える三重の搭!その隣に西国33ケ所霊場の筆頭のいぶし銀・「青岸渡寺」が鎮座している!


      ......(左)「那智大社」と「那智の滝」 (右)西国33ケ所霊場1番札所「青岸渡寺」......
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「那智大社」の背景には日本三大名瀑「那智の滝」が神々しく白い飛沫を立てながら流れ落ちています。滝は真下で間近に見ることができ、滝壺に舞う水流イオンを吸うと気が満ちてくるような・・。


        ......(左)神秘的な「那智の滝」!垂直直下の瀑布の飛沫イオンを浴び・・......
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  .....(右)「熊野本宮大社」の威厳、サッカー日本代表のシンボル「ヤタガラス」は神武天皇を誘った。......
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★おわりに

奈良の山は実に懐が深い・・!日本一を誇る降雨量がもたらす水流が育んだ濃密な原生林と屈指の渓谷美を有し、そこには無数なる木の精や霊気が漂っている感じがします。山岳宗教と深い歴史が刻まれた霊山の中を歩いてきて、何か大きな気を受けてきたような印象を受けました。


       ......(左)金剛山・吉野・大峰山・大台ケ原・熊野の地図 (右)「大峰奥駆道」の全体図......
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3回に渡って紹介した「奈良シリーズ」もここで筆を置きたいと思います。まだ書き切れなかった所や、訪問できなかった寺社を多く残しており、「奈良県は見るべき所が実に多過ぎる!」と思います。
奈良県の面積は3691km2で全国40位、人口は141万人・全国28位。こんなに小さい県なのに・・

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この小さな県に濃密に歴史のドラマと自然が詰まっているからこそ数多くの見所がある訳ですが、また機会があったら行って見たい・・。次、訪れてみたい場所は、唐招提寺・秋篠寺・當麻寺・長谷寺・宇多分水神社・談山神社・朝護孫子寺・当尾・暗峠・葛城山・高見山・・、まだ々沢山残っている。


                                                     おわり



次回は「GW紀行①:残雪の北陸名峰「笈ケ岳」から霊峰「白山」を望む」をお送りします。
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  by rollingwest | 2010-05-13 00:00 | 寺社・史跡・古道 | Comments(39)

Commented by akiotakahashi at 2010-05-13 07:08
吉野/熊野/大峰/那智とすべて踏破されているのに驚き、充実している内容に感心ました。
3年前に山上ケ岳の覗岩で逆さ吊りになって懺悔しようと洞川温泉から出掛けましたが、道を間違え断念したのが悔やまれます。
大杉谷経由の大台ケ原は素晴らしいと聞いています。写真をよく見ると、皆さま黒髪で肌も艶々で、7年の歳月と苦労が偲ばれます。
(一番乗りさせてもらい光栄です)
Commented by masaok15 at 2010-05-13 11:13
大峰山系、大台ヶ原にはまだ足を踏み入れていませんが大変興味深く拝見しました。特に、熊野古道・大峯奥駈道は昨年6月に友人達と5泊6日で計画しましたものの所用と重なって実現せず、今年か来年にはぜひ踏破したいと思っています。大台ヶ原・大杉谷の「堂倉滝」の写真がいいですね。
Commented by m2-home at 2010-05-13 19:24
大杉谷の渓谷歩き、いいですねー。
北アルプスの「下の廊下」を今秋に歩く予定なんですが、ここも相当に惹かれます。
今回も食い入るように読まさせてもらいました。
奈良は素晴らしい!
Commented by setuojiji at 2010-05-13 19:47 x
大和路旅の思い出シリーズ大変興味深く見せて頂きました、内容の
充実には只ただ敬服しています、次の紀行を楽しみにしています。
Commented by rollingwest at 2010-05-14 06:43
アキタカ様、「覗岩」から逆さに吊り下げられて懺悔をされようとトライされたのですか?世俗に塗れている小生は、あの日懺悔どころか、ポーズを取ってしまい天誅がいつ下るのかと恐れおののいておりました。3年前のスキーで骨折したのは、やはりバチだったのかなあ・・・
でも無事に回復して健康の有難さを身にしみて感じているから、まあいいか・・(笑)
次回こそ、無事に山上ケ岳に登頂され大峯山の修行・懺悔の本懐が遂げられんことを祈念いたしております。
Commented by rollingwest at 2010-05-14 06:47
マサオ様、大峯奥駈道の5泊6日の計画はスゴイですね。吉野から釈迦ケ岳・前鬼あたりまでの縦走する予定だったのでしょうか?
いつの日か実現できることを祈念しております。
Commented by rollingwest at 2010-05-14 06:51
m2-home様、北アルプスの「下の廊下」ですか!?ここも憧れの場所で、いつか歩いてみたいですね~!大杉谷も本当に素晴しいので、ルートが修復されたら是非とも歩いてみてください。
Commented by rollingwest at 2010-05-14 06:59
setuojiji 様、毎回のハイテク掲載、こちらも感心しております。
メルアド入れましたのでよろしくお願いいたします。
Commented by hirospace at 2010-05-14 09:04
金剛山には関西の高校に通っていた頃、僕は野球をやっていたのですが、ワンゲル部の友人から樹氷を見に行くと誘われて、初めてキャラバンシューズを履いた思い出があります。
その当時は登山に感心がありませんでしたから、山の名前を知っているだけですが、信仰に縁のある山が多いですね。
関西の山には殆ど登っていないので、興味深く拝見しました。
熊野に旅をした時に、十津川の吊り橋にも寄りましたが、僕が渡れる橋ではありませんでした。

日曜日は白山が中止になったので、山麓の取立山・こつぶり山を回ってくる予定を立てました。
Commented by 葛飾のオヤジ at 2010-05-14 23:15 x
那智大社の「おみくじ」が巨大だったんで、
強烈な印象です!

吉野は結局、一度も行けられズでした。
大宇陀からあとチョッと南下すれば行けたんですが、勤務時間の中では行ききれませんでしたねー(笑)
Commented by rollingwest at 2010-05-15 06:34
hirospace様、青春時代は関西で野球少年でしたか!
小生の周辺でも野球に関わった方が多くいます。でもそれらの方々はゴルフ好きは多いですが、登山を趣味としている人は殆ど少なく、珍しいパターンですねエ・・(笑)
でも山仲間の中でに、野球界で名声を得た方で山に嵌っている方が一いますよ。
やはりヒョンのキッカケで山の素晴しさを感じれば、誰でも可能性ありですね!
Commented by rollingwest at 2010-05-15 06:37
葛飾オヤジ様、好奇心溢れる貴殿が奈良県担当時代についに吉野を訪れられなかったとは実に意外・・、ちょっと残念でしたが、またいつか行ける日が得られますよ。思いたったら吉日!
でも見所が多いのでちょっとのついでに訪れるのでなく、十分時間を取って計画的にトライすることをお勧めします。
Commented by ハマジュリ at 2010-05-15 17:40 x
いつもの事ながら「へえ~」のボタン押しっぱなしでした!!

なかなか良い所を行かれていて流石ね~良い景色のショットは素晴らしいんだけど崖とか吊り橋とか・・・怖くなかった?(足震えるよね)

那智の瀧凄いわね~イオン浴びてみたいな~

 谷根に来るようになって来月で一年になります
早いものですっ・・・
明日は潮風マラソン・ウォーキング!参加される方が多いようですよ、ここはウォーキングの終点になるのでちょこっとお手伝いします~

えっ~参加しろって~無理無理・・絶対ムリ!!

でも今度、コミュニティセンターで何やらピンポンとやらに挑戦してみます^・^;
さすがにちょっと運動せねばと・・・・

健康第一ですよね。



Commented by rollingwest at 2010-05-16 06:32
ハマジュリ様、崖とか吊り橋とかは、お蔭様で得意なもので足震えずに済んでおります。
(誰?○○とRWは高い所が好き、とか言うておる奴は・・・!?)
那智の滝や熊野は、イオンや気が満ち溢れておりますので是非一度訪ねてみて下さい。

谷根生活はもう1年ですか!まさに継続は力なり。都会生活と棚田育成生活の両立は大したものです。今年の米山山麓や谷根周辺は、雪が多く残っているんではないですか?
実は今年のGWに米山さんを柿崎側から登ってきました。6合目あたりまで車で林道に登れるので往復2時間半ほどでしたが、尾根から頂上部は本当に雪が多かったですね。
35年ぶりに登りましたが、高校時代は大平登山口(海岸部)から約1000mを登ったんですから、辛かったけれど、中高生時代は頑張ったなあ・・とあらためて思いました。
Commented by しむけん at 2010-05-16 11:27 x
奈良はびっくりするくらいに奥深いですね。日本各地には生涯にまだまだ行くところが多く、休日にボーっとしている暇はありません。頑張らねば。(RWさんほどには、とてもとても凡人には無理なのでそこまでは頑張りませんが)
神楽坂どのとの論戦?バトル?泥仕合?、エスカレートするのを期待しています!?
Commented by rollingwest at 2010-05-16 20:51
しむけん様、毎回ありがたいコメントを頂戴して本当に感謝申し上げます。
名古屋周辺も、歴史・史蹟に満ちている場所ので実に羨ましい限りです。
折角の単身赴任。チャンスを生かし、大いに興味を持ち多くの見所を探訪周遊してみて下さい。
そうそう、そうなんですよ!神楽坂様のサドの突込みと鞭をドキドキ・ワクワクと待っているのですが、なかなか来ないのでMの身が悶え始めているこの週末なのでした~。(笑)
今度、いつ上京してくるの?また洋楽カラオケ歌いまくりに行きましょう!
Commented by Soul Mate at 2010-05-16 22:06 x
はぁ~、いまどき修行の山伏なんておるの?えらいもんじゃなあ。それにしてもジョン・ボーナムの亡霊がとり憑いとるうえに煩悩のかたまりのようなおぬしの入山が許されて心優しき女人方の入山が禁じられとるとはのう。ましてやこの悪魔のポーズ。。。
Commented by trial05 at 2010-05-16 22:39
こんばんは~。
やはり・・・奈良の山々をほぼ制覇していたんですね~!!
以前はかなり奈良県下を走り回っておりましたが・・・
近頃はチットも行かなくなり、記事を拝見して、
改めて、深い歴史が刻まれた霊山が多いなぁ~と思いました。
秋篠寺・當麻寺・長谷寺・談山神社は何度も訪れているんですが
長谷寺以外、写真が無い!(笑)
Commented by rollingwest at 2010-05-16 22:39
S聖二殿、ジョンボーナムの亡霊というより、最近はロバートプラントの生霊に憑り付かれていると云われておる。
確かに聖なる修行岩でポーズを取る世俗男のRWより、信心深い女性登山者を入れてあげる方が許されるべき姿かもしれん。
いつか、現世の懺悔をし贖罪登山でお主と一緒にでここに行こうか?(笑)
Commented by rollingwest at 2010-05-16 22:45
トラ様、関西ウォーカーが男装の麗人となって、大峯山に忍び込むって~のはいかがですか?
くの一忍者っていう手もありますぜ・・!早速に作戦を練りましょう・・。ムフフ

あァ~、ヤバイ!また天誅が下ってしまう!役行者様、お許しを~!懺悔懺悔六根清浄・・・
Commented by alkinist at 2010-05-18 09:36
大峰山、大杉谷からの大台ヶ原、何れもすばらしい山行でした。RWさんが関西勤務であったからこそ実行できたものと感謝しています。特に大杉谷の遡行は忘れられませんね。
Commented by 3式機龍 at 2010-05-18 13:38 x
片岡孝夫の御醍醐天皇はいいなと思いつつも武田鉄也の楠木正成はなんだかなぁとか思っていました、「太平記」で。赤坂村は今も村なんですね。。

いやそれよりも、那智とくればかつてショッカーの基地が在ったところではありませんか(今は無いのか、世界的な組織なのに)。
つい先週にここへ向かう途中の本郷剛一行と戦ったばかりなのに、週が変わると「こんなところでやつらに会うとは思わなかった。これは面白いことになったぞ」とか記憶のかけらも無いようなことを地獄大使が言ってしまう所ですね。効果音と共にドラム缶の後ろから立ち上がり、ひとしきりセリフをしゃべったあとまたドラム缶の後ろにしゃがむシーンは哀愁がありました。ほんとに世界的な組織なのか。

実はショッカーの残党・神楽博士につかまり、怪人ローリング男に改造されてしまったあとでしょうか。改造前と改造後があまり変わらないとか・・・。

Commented by matsu at 2010-05-18 18:32 x
今回取り上げられている大峰・紀伊山地の霊場、参詣道は、私の中では、山岳宗教・修験道のメッカ、そして大好きな楳図かずおのルーツの地として認識づけられています。奥高野で生まれ、小学校の教師だったという父親の転勤で、奈良県内の山間部を転々とした楳図は、夜な夜な父親から、寝物語で奈良の山奥に伝わる民話や伝説、怪異譚を聞かされて育ったそうです。猫目小僧が生まれたのは大峰の山中ですし、へび女等の怪奇漫画でも奈良の山奥が再三舞台となっています。標高は決して高くありませんが、神秘的な強い霊性と深山幽谷の趣が、あの独自の楳図ワールドに見事にマッチしています。そのうち、へび女や今も生存伝説がある幻のニホンオオカミを求めて、周辺エリアをじっくり歩いてみたいと思っています。
Commented by そよかぜ at 2010-05-18 21:55 x
金剛山に登られたんですね。近々登る予定なんですよ。
どんなところか楽しみです。
奈良の山にはまだまだ行きたいところが一杯あります。
でも、いつのまにか通り越してアルプスに行っていることが多くて。
いつかたっぷり歩きたい場所です。
Commented by ペガサス at 2010-05-19 10:21 x
拝見させて頂いての感想は、正にRWさんの「終わりに」の部分に込められていました。数々の山々の「気」が、さりげなくRWさんの体にしみ込んで、周りの方々にも、このブログからも放っている事でしょう。
「エメラルドグリーンで澄み渡る渓谷」、素晴らしいですね。
日本は、本当に恵まれた国ですね。
でも、一番可愛かったのは、やっぱり「金剛山麓・「千早赤坂村」、黄金稲穂と真っ赤な彼岸花の中に咲く、素敵な2輪の奥様とお嬢様のお写真ですね。御馳走様~!
Commented by rollingwest at 2010-05-19 20:08
食山人様、大峰山・大台ヶ原山など、奈良の山旅は本当に印象深かったですね。特に大杉谷の遡行は、食山人様が提案してくれた賜物lコースとして大変感謝しております。今は台風被害でルートが荒れてしまい、桃の木山小屋も閉鎖中と聞きましたが、あの時に遡上ルートを登っておいてよかったと思います。
Commented by rollingwest at 2010-05-19 20:11
3式機龍様、千早赤坂村は今も大阪府に唯一残る村で独特な風情(日本の原風景)が味わえる場所です。是非とも、楠木正成コスチュームで訪れてみて下さいませ!

那智勝浦がショッカーにゆかりがある地だったとは初めて知りました。
先日NHK-BSで佐々木剛(一文字隼人役)が出演しており久しぶりに見ましたが異形の僧兵みたいでした。それに比べ、藤岡弘(本郷猛役)は昔の若々しいイメージを残したままです。
Commented by rollingwest at 2010-05-19 20:12
マツ殿、大峰といえば修験行者がらみのコメントかと思いましたが、梅図かずおの濃厚な話題でしたか?
恐怖漫画のルーツが、奈良の山奥に伝わる民話・伝説、怪異譚だったとjは・・・。
我々世代にとっては、梅図ワールドは「まことちゃん」のギャグ路線には脱線せずに、いつまでもあの世界を維持してほしかったですね。
Commented by rollingwest at 2010-05-19 20:13
そよかぜ様、金剛山に登山ですか?楽しみですね!
登山コースは数多くあり、20コース程のバリエーションがあります。
参道階段のルートはあまり面白みがないので、谷筋や緑の多いコースがお勧めです。
頂上に登ったら、何百・何千回も登った人がこんなにも多くいるのかと驚きますよ。
Commented by rollingwest at 2010-05-19 20:13
ペガサス様、確かに奈良の山は何かを感じますね。
まさに行者修行のうってつけの霊気漂う聖地です。
こんな神聖な場所でお茶らけたポーズをとってしまう俗人男はまさに修行が全く足りません~(苦笑)
Commented by 静御前の生まれ変わり at 2010-05-20 10:13 x
吉野とは、なつかしいのう。わらわにとっては義経様とお別れした悲しいところじゃ。昭和の時代に、藤純子と菊助がその役を電気紙芝居で演じたとか。わらわに生き写しであったことよ。もっとも義経様はもっと小男であったがの。おお、そういえば吉野に隠棲しておりましたときに、ハチローとか申す奴隷がいたが・・・。なに、20世紀に生まれ変わって海綿頭と呼ばれておるのか。字が読めなんだが、今でもそうか。実は、ショッカーに改造してしんぜようと思ったが、本部から字を間違えるようなやつはいらぬと断られたのでありまする。ハチローには重い荷を背負っての肉体労働がお似合いのようじゃ、はっはっは!(^0^)
Commented by 九朗判官の生まれ変わり at 2010-05-20 16:51 x
これ静、あまりたわむれを申すでない。ハチローが困っておるではないか。はっはっ。かの者は結局蝦夷までついて来たものであったな。兄上の側に寝返った藤原との一戦のおりに死んだと聞いておったが、そうか、20世紀の世に転生し石油の利権を手にしておるのか。いや、不思議な定めよのう。はっはっ。ショッカーとやら申す組織も要らぬと言ったか。さてこそハチローよの。かつて後白川法皇も語っておったではないか、意のままにならぬものは鴨川の水の流れと双六の賽とRWとな。重畳重畳、はっはっ。
静よ、体をいとえよ。犬の大軍が討ち入りをするにはまだ月日がかかりそうじゃからの。
Commented by 再び、静御前の生まれ変わり at 2010-05-20 23:51 x
おお、鞍馬より牛若丸が出でまして、その名を九朗判官殿ではありませぬか!そうであった、討ち入りのロック様をお助けせねば。ロック様が「わんわん」つながりで、少年ジェットの愛犬シェーン様のお世話係にハチローをお雇いくださるとか。ありがたいことよの。法皇様はこうも言っておられますぞ。ローリンの才とと鴨ネギの泣き言は常人の知るところにあらず。ぐふふ。
Commented by rollingwest at 2010-05-21 05:59
(亀井)静香午前様・・・、アッまた字を間違えてしもうた!
「煩さ(urusa)御前」様は、義経と恋人の生まれ変わりでございましたか~!hehe~!それは知らなんだ、失礼~
てっきり大峰山の破戒修行僧を相手とする「白拍子」か「傀儡女」の生まれ変わりかと思っておった。吉野の華やかな満開桜に似合う「大和猫撫子」(yamato・nadeneko)は、「煩さ御前」様か、奈良神楽坂霊異記に出てくる「梅図化け舞妓」様しかないぞ。前世で健気に尽くした純朴なる奴婢「ハチロー」を現世の生まれ変わりでは、是非とも優しく接して労わらねばなりませぬぞ。現世でもまた「ハチロー」を下僕のように扱うようでは、「煩さ御前」様は「永遠の煩悩」から抜け出すことは出来ますまい。「六道輪廻」で、悪行なる業が続けば「因果応報」、来世では立場逆転することであろう。来世では、名君「ハチロー」に仕える草履取りとして「神楽坂太夫」を召し抱えてやるので、慈悲・温情を受けとれい!それがいやなら、女人禁制の大峰山に男装して忍び入り「覗岩」から逆さに吊り下げられ「懺悔懺悔八根清浄~」と唱えい!しからば悪行なる六根は八の字となり、末広がりの入定を果たすことができるであろう・・。 渇~!
Commented by rollingwest at 2010-05-21 06:09
九朗判官の生まれ変わり殿、私は八郎判官の生まれ変わりじゃ。名前から判るとおり、貴殿の兄上じゃ。頼朝と仕組んで奥州まで追い詰めたのはワシと疑っておるようだが、実はその裏で神楽坂白拍子が暗躍しておったのだ。あの妖女は吉野で役行者に化け術を授かり人をたぶらかす物書きだから警戒すべきじゃ。
ハチロー判官は何度かこの世に生まれ変わったが、またこうやって九郎機龍や神楽坂・煩さ(urusa)御前と現世で関わりをもつとは、呪われた輪廻転生じゃ・・。  オンバラショッカーソワカ~、オンバラギマイコソワカ~!
Commented by 煩さ御前 at 2010-05-21 18:35 x
「渇」は「喝」じゃ!わしは喉など渇いておらぬわッ!このところの日経急落持ち株轟沈には喉カラカラじゃがの!
Commented by rollingwest at 2010-05-22 08:03
ワハハハ、やはり引っ掛かったか!「煩さ御前」殿
このような誤字ごときで重箱の隅を突いているようでは未だに狭量な心のままのようじゃ、弥勒菩薩の如く広き心に成長しているかと試してみたが、まだまだ修行が足らん。株下落で物欲煩悩から抜け出せず喉や心が渇ききっているようでは、やはり解脱の道は遠いようじゃな。
大峯山寺もやはり女人禁制は死守したいとのことなので「覗岩」の逆さ修行は勘弁してやる。そのかわり「煩さ御前」殿の帰省先の近くの女人高野「室生寺」の祠に入って修行をせい!
八郎判官への回向も欠かせてはならぬ。生まれ変わりのRWへの慈悲も尽くすことじゃ。
されば、入定の道も開けよう・・。喝~!
Commented by desire_san at 2010-05-22 15:19
記事と写真を楽しく拝見しました。時々訪問させて頂いています。色々な場所をご紹介いただきありがとうございます。大台ケ原は行ったのがだいぶ昔なので懐かしく拝見しました。
私もブログに九州の名山・大崩山の写真を載せましたので是非見てください。
http://desireart.exblog.jp/10664952/
よろしかったらブログの中に書き込みして下さい。
何でも気軽に書き込んでください。
Commented by rollingwest at 2010-05-23 06:48
desire_san様、大台ケ原は大杉谷から登られましたか?日本には我々の知らない秘境がまだいくつか残っているような気がします。奥が深い・・、日本の国は!
九州の山をまだ一つも登っていない小生は、九州に憧れていますが、まだ長い人生・・。
いつの日かゆっくり楽しんで周遊してみたいと思っています。
比較的登りやすい九州の山の中では、ハードな山旅となる大崩山は一番の難関でしょうね。

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