<2008年8月3日> 哀悼・「赤塚不二夫」・・
今朝のニュースを聞いてビックリ・・・、漫画界の巨匠・赤塚不二夫がついに他界してしまいました。
自分にとって最大のノスタルジア(いや、高度成長時代を経験した国民殆どでしょう・・)であり、昭和30年代後半の象徴だった巨星が墜ちショックですが、感謝と共に心からご冥福をお祈りいたします。
.......(左)泉麻人著「シェーの時代」(文藝春秋・08年6月新刊) ....
先月、「おそ松くん」が生まれた「昭和こども社会」を見事に再現・フラッシュバックさせてくれた泉麻人の著書「シェーの時代」を購入(昭和レトロ研究家の「マツさん」の推薦)して読んだばかりです。
赤塚不二夫が描いたあの昭和30年代後半の光景・漫画シーンをジックリ噛締め直し堪能しました。
....(左)赤塚不二夫記念館(4月訪問)、(右)バカボンのパパ、ニャロメ、ケムンパス、ベシ....
この4月には青梅市昭和レトロ街道にある「赤塚不二夫会館」をマツさん・食山人さんと一緒に訪ね、あの当時の懐かしい街風景やレトログッズを楽しんだばかりなのに・・。子供の頃、漫画を書き弟に見せるのが大好きで殆どその主役は「チビ太・イヤミ」等おそ松くんキャラクターばかりでした。
⇒青梅:昭和レトロの歩き旅(赤塚不二夫記念館を訪ねた時のレポート)
.....(左)黄金のイヤミのシェ~!、(中)ダークダックスと一緒にシェーをする赤塚不二夫....
アルコール依存症・食道がん・脳内出血でもう20年近く闘病生活だと聞いていたので、いつかこの日が来ると思ってはいたものの、やはり実際に訃報を聞くとショックなことです。40年前に一時代を築いた人ですが、日本現代史に燦然と輝く時代の象徴はいつまでも永遠に心に残ることでしょう。
....(左)隣接・昭和レトロ博物館展示の怪獣映画ポスター(右)少年サンデー等・懐かしい週刊漫画誌....
「怪獣大戦争」(昭40)でゴジラがシェー、相当複雑な気持ちでした・・。(右)ひみつのアッコちゃん
前述した新刊「シェーの時代」は本当におもしろい!あの日あの時こんなものが流行っていた・・と「昭和こども社会」を見事に捉えています。青梅・昭和レトロ街道も皆さん是非歩いてみてはいかがですか。絶対にお薦めですよ。最後に少年時代お世話になった巨匠にあらためて哀悼と感謝・・。
<産経ニュース追悼対談>:赤塚不二夫を語る(みうらじゅん・泉麻人)
これでいいのだ・・・。
おわり
by rollingwest | 2008-08-03 11:55 | レトロな風景 | Comments(20)
こんな「GOLDENイヤミー」がいたとは!
(ゴージャスですね~♪すべて金歯じゃないですか!)
「レレレのおじさん」も何気に好きなキャラです。
(ゴージャスですね~♪すべて金歯じゃないですか!)
「レレレのおじさん」も何気に好きなキャラです。
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shingo
at 2008-08-04 20:55
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おそ松君といっても主役はおそ松君でなし、イヤミやチビ太たちのほうがよっぽどメインで、天才バカボンの主役はどうやらバカボンのパパだし、子供心になぜだろう?と不思議に思いながらも漫画やテレビにかじりついて笑っていました。
どうやら出身は新潟らしいですね・・・・・。
近所に外松さんという表札がありまして、わたしはいつも女房に話す時、「ほら、あそこのチョロ松さんが・・・」とか「トド松さんの家の前でさ・・・」とか、ちゃんと言ったためしがないが、どうやら十分伝わっているらしい。もちろん子供の前ではこのギャグは使えない・・・。
おそ松君大好きだったなあ。赤塚不二夫さんのご冥福を祈りたい。
どうやら出身は新潟らしいですね・・・・・。
近所に外松さんという表札がありまして、わたしはいつも女房に話す時、「ほら、あそこのチョロ松さんが・・・」とか「トド松さんの家の前でさ・・・」とか、ちゃんと言ったためしがないが、どうやら十分伝わっているらしい。もちろん子供の前ではこのギャグは使えない・・・。
おそ松君大好きだったなあ。赤塚不二夫さんのご冥福を祈りたい。
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Soul Mate
at 2008-08-04 21:49
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そういえばバカボンのパパもバカ田大学出身じゃったなあ。(しかも
首席卒業!!!) 名門出身の美人で賢いママがなんでバカボンパパと結婚してたのか子供心に不思議じゃった。ワシらも「これでいいのだ!!」と納得の人生にしたいのう。 ご冥福をお祈りします。
首席卒業!!!) 名門出身の美人で賢いママがなんでバカボンパパと結婚してたのか子供心に不思議じゃった。ワシらも「これでいいのだ!!」と納得の人生にしたいのう。 ご冥福をお祈りします。
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rollingwest at 2008-08-05 05:51
青梅は、オヤジさんの故郷の近くなら是非とも行ってみてチョー!
懐かしいザンスよ!
懐かしいザンスよ!
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rollingwest at 2008-08-05 05:58
H井殿、確かにおそ松くんもバカボンも脇役が殆ど主役的キャラでした。
でも「シェーの時代」を読んであらためて気づいたこともあって、おそ松くんの両親は松野松造・松代だったという殆ど皆忘れていた事実を発見して思わずニンマリ~
でも「シェーの時代」を読んであらためて気づいたこともあって、おそ松くんの両親は松野松造・松代だったという殆ど皆忘れていた事実を発見して思わずニンマリ~
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rollingwest at 2008-08-05 05:59
S聖二殿、そういえば「はじめくん」という天才の弟もいたなあ。
聡明な美人ママの血は確実に受け継がれていたのだ!
聡明な美人ママの血は確実に受け継がれていたのだ!
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食山人
at 2008-08-08 08:25
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すばやいブログへのアップ、赤塚不二夫へのRWさんの思いいれの程が感じられますね。タモリの弔辞を読んで「これでいいのだ」には単なるギャグ以上の一種人生観のようなものが含まれていることを知りました。
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matsu
at 2008-08-08 13:50
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今朝、テレビでタモリが赤塚不二夫の通夜で、白紙?の弔辞を読み上げる場面を見ていて、タモリが出てきた当初の奇怪なハナモゲラ語や4ケ国語マージャン等のギャグを久しぶりに思い出し、おかしくなると共に胸がじぃんときました。赤塚不二夫の素晴らしさは、残した作品もさることながら、タモリのような異才を発掘したことと北見けんいち、古谷三敏、高井研一郎等の良い弟子を育て上げたことだと思います。彼らは、赤塚とは描いている作品世界は多少異なるものの、いずれも師匠の絵柄と根底に流れるあたたかさを受け継いでいると思います。
改めて、合掌。
改めて、合掌。
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rollingwest at 2008-08-08 19:52
食山人殿、いつかはこんな日が来るとは思っていましたが、少年時代の思い出の象徴巨匠の逝去は青梅のゆかりの地を一緒に訪ねただけに思い入れの気持ちが一層募ります。
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rollingwest at 2008-08-08 19:53
この4月、マツさんに「赤塚不二夫会館」に連れて行ってもらったり、
「シェーの時代」新刊を先々月教えてもらって、久しぶりに赤塚ワールドに堪能していたところに今回の逝去のニュース・・・。
赤塚大研究家のマツさんに「虫の報せ」があって、私もそのご相伴に預かったというところでしょうか。
この数ケ月に供養になる貴重な機会を与えて頂いたものと感謝いたしております。
「シェーの時代」新刊を先々月教えてもらって、久しぶりに赤塚ワールドに堪能していたところに今回の逝去のニュース・・・。
赤塚大研究家のマツさんに「虫の報せ」があって、私もそのご相伴に預かったというところでしょうか。
この数ケ月に供養になる貴重な機会を与えて頂いたものと感謝いたしております。
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おっチョコ
at 2008-08-08 22:56
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柔らかい世界ですな~!柔らかい・・・実に柔らかい~!
私も、さんざん見たました。
自由自在・・・それでいいのだ・・ありがたや~
私も、さんざん見たました。
自由自在・・・それでいいのだ・・ありがたや~
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rollingwest at 2008-08-09 12:38
赤塚ワールドは、哀愁や皮肉も交えたペーソスギャグが持ち味でもあります。
当初は「シェー」だけで売っていたイヤミも、後半時代には性格俳優に変化した感があります。
また当時の世相や流行に関する情報も多く散りばめられていて、子供心にもいち早く最先端を知る頃ができる貴重な漫画でした。
当初は「シェー」だけで売っていたイヤミも、後半時代には性格俳優に変化した感があります。
また当時の世相や流行に関する情報も多く散りばめられていて、子供心にもいち早く最先端を知る頃ができる貴重な漫画でした。
「おそ松くん」で、イヤミ扮する浪人が我が身を捨ててまで盲目の町娘トト子ちゃんを助ける話があったじゃないですか。
トト子ちゃんは、目は見えるようになるんだけど、恩人であるイヤミとは会えずに終わります。
あれって、元になったチャップリンの映画のラストシーン、少女の複雑な笑顔を赤塚さんは決してハッピーエンドとは受け止めなかったからなんでしょうね。
それならむしろ会わないほうがいい・・・そう考えてイヤミのラストをああしたんじゃないのでしょうか。
あれは赤塚さんの優しさであったのだろうと私は思います。
ところで、真ん中のゴジラはお菓子のおまけですね(笑)。
トト子ちゃんは、目は見えるようになるんだけど、恩人であるイヤミとは会えずに終わります。
あれって、元になったチャップリンの映画のラストシーン、少女の複雑な笑顔を赤塚さんは決してハッピーエンドとは受け止めなかったからなんでしょうね。
それならむしろ会わないほうがいい・・・そう考えてイヤミのラストをああしたんじゃないのでしょうか。
あれは赤塚さんの優しさであったのだろうと私は思います。
ところで、真ん中のゴジラはお菓子のおまけですね(笑)。
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rollingwest at 2008-08-10 08:49
さすが、機龍殿ですなあ・・・。赤塚漫画にも造詣が深い・・。
まさにこの話は「シェーの時代」に記載されておりますが、「イヤミはひとり風の中」という表題でイヤミの時代劇巨編の最高峰なのだそうです。
この解説を見ると、数年後に目の見えるようになったトト子(美人に成長)とイヤミは再会できたのだそうです。しかし少女盲目時代のトト子にとって、助けてもらった恩人のイメージ(脳裏に描いていたイヤミの顔)は鼻筋の通った2枚目男(イヤミが目の見えないことをいいことにハンサムと自称していたツケ)だったのです。
実際に再会しても、まさかこの出っ歯の男が自分の恩人とは気づいてもらえず寂しく街を去っていく・・・というラストシーンだったのだそうです。
まさに哀愁ペーソスの究極物語をイヤミに演じさせていたんですなあ・・。
まさにこの話は「シェーの時代」に記載されておりますが、「イヤミはひとり風の中」という表題でイヤミの時代劇巨編の最高峰なのだそうです。
この解説を見ると、数年後に目の見えるようになったトト子(美人に成長)とイヤミは再会できたのだそうです。しかし少女盲目時代のトト子にとって、助けてもらった恩人のイメージ(脳裏に描いていたイヤミの顔)は鼻筋の通った2枚目男(イヤミが目の見えないことをいいことにハンサムと自称していたツケ)だったのです。
実際に再会しても、まさかこの出っ歯の男が自分の恩人とは気づいてもらえず寂しく街を去っていく・・・というラストシーンだったのだそうです。
まさに哀愁ペーソスの究極物語をイヤミに演じさせていたんですなあ・・。
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shingo
at 2008-08-10 13:59
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イヤミはひとり風の中ですか・・・・。そのストーリーはマンガで読んだのかテレビで観たのか定かではありませんが、小生も突然思い出しました。ハハー、チャップリンの「街の灯」がモチーフだったんですね・・・・。40年以上思い出しもしなかった記憶がなぜか蘇りました。「そうそう、イヤミがとってもかわいそうで、おかしくて・・・」
改めて、赤塚不二夫偉大なり!
改めて、赤塚不二夫偉大なり!
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rollingwest at 2008-08-10 14:35
この4月に青梅・赤塚不二夫会館を訪れたときに、館内には名画のポスター(特に洋画)が多く飾られていました。(禁じられた遊び、駅馬車、チャップリン等)
赤塚不二夫は相当の映画好きであり、巨匠の数々のギャグセンスや哀愁ストーリーはこの中から生まれてきたのではないでしょうか。
青梅市に何で赤塚不二夫なのだろうと不思議に思っていたのですが、「無類の映画好き漫画家」と「映画レトロの街興し」のコラボだったようですね。
赤塚不二夫は相当の映画好きであり、巨匠の数々のギャグセンスや哀愁ストーリーはこの中から生まれてきたのではないでしょうか。
青梅市に何で赤塚不二夫なのだろうと不思議に思っていたのですが、「無類の映画好き漫画家」と「映画レトロの街興し」のコラボだったようですね。
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trial05 at 2008-08-12 00:04
こんばんは。
過去記事も拝見致しました。
「これでいいのだ・・・。」 自分に言い聞かせるコトバとして、いつも使わせていただいてたのに・・・
寂しいなぁ~~。
過去記事も拝見致しました。
「これでいいのだ・・・。」 自分に言い聞かせるコトバとして、いつも使わせていただいてたのに・・・
寂しいなぁ~~。
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リトルセサミ
at 2008-08-12 00:56
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この時代の漫画って、みんな優しい考えが背景にあったのですね。毎週必ず読んでいたものです。先日TVで阿久悠の番組を放送していて、それを見て作詞家と漫画家の違いが有るが、どちらが社会に影響を残すか、妻と議論になりましたが、比べることが間違えどちらもすごい、ということになりました。創造することはやはり素晴らしいことですね。
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rollingwest at 2008-08-12 05:47
トライアル様、いつも素晴らしいショットを楽しませてもらい感謝です!
皆さん、この方の写真を是非ともご覧あれ!うなってしまいます(笑) trial05 の青文字をクリックどうぞ!
皆さん、この方の写真を是非ともご覧あれ!うなってしまいます(笑) trial05 の青文字をクリックどうぞ!
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rollingwest at 2008-08-12 05:50
リトルセサミ様、久々にご来訪いただきありがとうございます。
こういうテーマで議論を闘わせられる夫婦って実に羨ましいですね! 現実的な些細ごとでもめてる我が家とは段違いです。(笑)
こういうテーマで議論を闘わせられる夫婦って実に羨ましいですね! 現実的な些細ごとでもめてる我が家とは段違いです。(笑)