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<2018年7月14~16日>朝日連峰の盟主「大朝日岳」(日本百名山)、猛暑の苦行登山


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★山形・新潟県境に鎮座する奥深き原生林の山「朝日連峰」


前回の越後名峰「巻機山」(日本百名山)レポートに続き、今回も登山記事にお付き合い下さい。日本200名山も登頂160座(うち百名山80座)となり、残すところあと40座となりましたが、ここ数年めっきり登山回数が落ちている自分の体たらくぶりを反省(昨年は2座しか進まず)・・。今年はちょっと気合を入れ直してみようと思い、珍しく連続の百名山レポートとなります。

                              「日本200名山登頂データ」(2018.1月時点) 


 .....山形県の「朝日連峰」は奥深い自然の山々!7月中旬、連峰盟主「大朝日岳」に挑戦!....
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今回挑戦したのは山形・新潟県境に連なる「朝日連峰」の主峰「大朝日岳」(1870m・山形県に帰属)、この山は百名山にも関わらず全国的知名度はかなり低い気がします。東京からの交通アクセスが悪くて兎に角行きづらい・・登山歩行距離が長いことが最大の理由と思います。


   ....7月中旬の東北はまさに梅雨明け!猛暑の中で、急坂登りが続く苦行の登山に!....          
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7月中旬なので「天気は大丈夫かな?」と心配しましたが、東北南部はまさに14日が梅雨明けとなり、超快晴に恵まれました。しかし今年は記録的な猛暑の年(8月は全国各地で41度を超える箇所続出)、我々が挑戦した7月3連休も梅雨明け直後の異常猛暑の中で長時間歩く羽目となりました。体力が衰えた還暦親父達のヘトヘト登山・苦行レポートをお伝えします。





★【初日】:朝日連峰山麓の「寒河江」に宿泊 (山形新幹線経由)


今回計画も巻機山と同様にマツ氏が立案し同行してくれました。1日目は大朝日岳登山口に近い最寄り街・山形県中央部の「寒河江市」(sagae)に入って前泊する計画、東京駅正午発の山形新幹線(マツ氏は大宮乗車)で山形駅にて在来線へ乗り換えて寒河江駅に夕方到着


   .....(左)山形新幹線「つばさ」は初体験  (下) 猛暑の山形駅で在来・左沢線へ乗り換え....
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  .....朝日連峰登山は寒河江市(山形県のほぼ中央にある西村山郡の中核都市)から入る....
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寒河江市は山形盆地の西側に位置し人口は約4万1千人。朝日連峰・出羽山地から流れる最上川と寒河江川(最大支流)が合流する扇状地の街で県内随一のサクランボの産地としても知られます。駅前から数分歩き予約済のビジネスホテル「サン・チェリー」に投宿しました。


   .....寒河江市内は源泉かけ流しの温泉が沢山!夕方に到着したが日はまだ高く明るい....
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7月中旬は夕方でも日が長く、夕食まで十分時間があるので、寒河江に鎮座する有名なお寺「慈恩寺」を見学してみよう!タクシーを呼んで10数分走った小高い丘から坂道を歩くと奈良時代の古刹(国指定重要文化財)が出現!「こんな凄いが寺があったのか~」と驚愕!


   .....寒河江川市には天平時代からの古刹「慈恩寺」(聖武天皇の勅命で建立)が鎮座....
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天平18年(746)、聖武天皇勅命によりインド僧・婆羅門僧正が開基したと伝わる鎮護国家の勅願寺で本堂・三重塔・山門など3院17坊を構成し、鳥羽上皇や摂関家藤原氏・奥州藤原氏・寒河江荘大江氏・山形城主最上氏らの崇敬を集めました。一大山岳寺院として開山されて以来約1,300年、東北随一の巨刹として栄え、江戸時代になっても幕府により篤く庇護されてきたとのことです。  


   .....朝廷や幕府の繁栄を願う祈願寺。修行のために全国各地から僧が集まった....
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重要な文化財平安末期から鎌倉中期にかけて作られた仏像など、国指定重要文化財も多数あります。周辺に築かれた中世城館祉群、修験場跡などを含む一帯エリアとなっており、日本仏教信仰の歴史を知ることができる極めて貴重な場所らしい。こんな素晴らしい名古刹が山形県にあったとは目から鱗でした!


 .....境内は本堂・三重塔・山門の名建築続々登場、周辺にも中世城館祉群、修験場跡がある....
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帰りは「寒河江八幡宮」にも立ち寄ってみました。平安時代からの古い神社で、祭神は誉田別命(応神天皇)、「出羽国風土記」には平安後期の「前九年の役」で源頼義・源義家親子が八幡神に戦勝祈願して勝利したことから現地に八幡神社を創建したことに始まると伝わります。


   .....「寒河江八幡宮」は平安時代からの古い神社、「出羽国風土記」にも記される....
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八幡宮本殿・拝殿は江戸時代の建物で、寒河江を代表する古建築、寒河江まつりの歴史は、鎌倉時代から始まりすでに800年を超えていると言われ、古来よりの流鏑馬神事も有名です。


   ....帰りは歩いて寒河江「ホテルサンチェリー」へ宿泊。かけ流し天然温泉なのに5千円....
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今日宿泊する「ホテルセンチュリー」に戻って入浴、何と源泉かけ流し温泉ではないか!これで素泊まり5千円は安い!夕食はホテル内居酒屋で前祝い!調子に乗り、美酒と新鮮な肴をバンバン追加、注文し過ぎてしまい飲み代はホテル代以上の6千円・・。ありゃ~やっちまった~!(苦笑)


 .....ホテル内・居酒屋も素晴らしい食事、ついつい料理・酒を頼みすぎて宿泊費より高くつく....
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★【2日目】中ツル尾根コース(前半):ブナ原生林・吊り橋、「朝日川渓谷」を快適に遡上


ホテルにタクシーを呼んで早朝出発、寒河江市内から国道287号・県道289号経由で1時間以上走り続け登山口の朝日鉱泉に到着!料金は何と片道1万3千円だ!新幹線や宿代よりタクシー代が一番高いなんて・・、それだけ交通が不便で山奥深い場所だと言うことだネ~!


   .....山形の山奥・木川ダムを走りぬけ、朝日鉱泉「ナチュラリストの家」脇の登山口へ....
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  .....梅雨明け快晴の青空、遥かに今日目指す「大朝日岳」の尖った頂上が見えている!....
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朝日鉱泉は朝日川渓谷に位置し、ここにはお洒落な建物があります。大朝日岳への登山基地として宿泊・休憩・食事を提供する「朝日鉱泉ナチュラリストの家」です。遥か先に我々が目指す大朝日岳が尖った雄姿を見せている!さあ、いざ出発!これから長丁場の歩きだ・・


   ....いきなり朝日川を渡る吊り橋が登場! 前半の川沿い4kmは標高稼がず、横の移動....
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朝日鉱泉から登山道に入り猿渡取水場経由で5分程歩くと吊り橋が出現、さらに行くと分岐から降りる小道があり開けた笹河原、その先に弘法大師の石像が佇んでいました。大師伝説は全国にありますが、こんな山奥の渓谷にも残っているとは・・!いや本当に驚いたネ~。


   ....弘法大師散歩道の分岐から左手に降りてみると開けた河原、奥の森に空海像が出現....
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   .....美しいブナの森の中を歩いていく。朝方は強烈な日差しが避けられてまだ快適状態....
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大朝日岳登山は、古寺鉱泉コースや朝日鉱泉からの鳥原山経由の稜線歩きが最もオーソドックスで人気あるルートですが、我々が選択したのは「中ツル尾根コース」。ややマイナーなコースで地図には7時間前後の最短路とありますが、最初の渓谷歩きから始まり途中から猛暑の中でひたすら急坂登りが続く苦行のロングコース(日本100急登の一つ)でした。


  .....(左)急坂が延々と続くく「中ツル尾根コース」  (右)吊り橋が次々に登場する渓流歩き....
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コース前半(4km)は朝日川の遡上で、途中何度か吊り橋を渡り、実に気持ちいい歩き道です。朝日川(大朝日岳が源流)は山形県内で最も美しい渓谷流でイワナ・ヤマメ・カジカが棲み渓流釣りファンには堪らない場所と聞いて納得!水流と光の美しさはまさにジブリ映画の如し!


    ....渦巻く飛沫。滝の連続、マイナスイオン溢れる沢を遡上していく爽快感!....
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 ....(左)何という透明度、イワナが沢山いそう  (右)こんな幻想的水光景は見たことがない!....
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朝日川渓谷の道はブナ原生林に覆われ、広大な原始森は白神山地(世界遺産)に匹敵する規模と言われます。三階滝に対面して、マイナスイオンを浴びまくる爽快感・・!強烈な直射日光も森林の木陰で避けられて、ゆっくりマイペースで進み、ここまではよかったのですが・・。 


   .....(左)渓谷のハイライト「三階滝」  (右・下) 奥深い朝日川渓谷風景を楽しみながら進む....
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★【2日目】中ツル尾根コース(後半):急坂・猛暑の苦行登山、夕暮れの登頂・テント泊


前半終点の「二俣出合」は2つの沢が合流する地点、大朝日岳登山3ルートの分岐点でもあります。我々が選択した「中ツル尾根コース」後半部は標高差1200mを一気に頂上まで登る急坂が始まります。ここから、炎天下の中で牛歩状態、地獄の登り道となったのです。


   ....3ルートの分岐点から「中ツル尾根コース」が始まる。1合目・2合目表示が出てきた....
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この分岐からの2合目~4合目が胸突き八丁の急登、2人のペースは一挙に後退低迷。還暦過ぎて体力の衰えが著しい我々は息が上がって「ハーハ~、ゼーゼ~」‥。少し歩いてはすぐ立ち止まる完全に亀歩きの登山に陥りました。時が増すごと猛暑の日差しが強烈に照りつける。


   ....真夏の猛暑日差しが否応なく照り付け、体力が奪われ休み回数がドンドン増えてくる。....
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ここはひたすら我慢して登るしかありません。こんな超スローペースでは大朝日避難小屋に到着する予定時刻はかなり遅れそうだ・・。日が長くて高気圧が強烈で青空天気が安定していたので助かりましたが、午後から雷雨などに遭っていたら相当ヤバイ状況だったろうなあ・・。


   .....青空に映える美しいブナ森林歩き。太く立派な見応えあるブナ巨木が続々と登場!....
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4合目長命水岐に到着、余りの猛暑で2人はへたり込みました。水場も暑さで水が枯れ果てている!(水は十分な量を持っているので大丈夫だったものの・・) その時です。コース上部から女性の悲鳴が突然聞こえてきました。「誰か助けて~!」何度も助けを求める金切声が・・!


  ....長命水分岐にヘロヘロで到着。女性の助けを求める声、熱中症で動けずうずくまっている....
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その場に駆けつけると年配女性が熱中症(水もなくなり足が攣っている状況)で全く動けなくなっています。当方の水を半分与え、痙攣鎮静剤(コムレケア)を飲ませ介護していたら何とか収まってきました。その後遅れて下山してきたご主人が合流し無事引き渡すことができて何とか一安心でした。

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この介護でさらに1時間近いロスタイムが発生。再び急坂を歩き出しますが、依然ペースは上がらない。「女性が大怪我で動けない単独行ケースだったら我々は一体どんな行動を取っていたのだろう?こんな長丁場の途中で、疲労困憊の我々が人を助けることができたのだろうか・・?すぐに回復してくれてよかった」と思いながらも、足は重くまだまだ長い道のり・・(辛)


   .....(左)鳥原山コース稜線が見える!スケールでかい! (右)赤トンボ群団舞う道を行く....
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7合目で樹高が低くなり8合目からはハイマツ帯となってきました。素晴らしい展望が開け、右手には雄大な鳥原山の稜線が見えます!頂上まではあと1時間程かかりそうだ・・。9合目になると強い風が吹き付けており、火照った体がクールダウンされて快適環境での登りでした。


   .....(左)雄大な山並風景の視界が徐々に開けてきた  (下)ハイ松地帯の道を上っていく...
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休憩時に振り返ってみると、日本有数のブナ原生林(21世紀に残したい自然100選)に映る「影・大朝日」のシルエットを背後に発見!過去に影富士・影鳥海は体験したが朝日光に映えた絶景、今回は行程遅れで偶然出会った夕日の山影のレア体験!でも「夕日の影朝日岳」とはチト洒落にならんネ・・(苦笑) 


 ....(左)夕日に映える朝日岳シルエット「影朝日」 (右)ついに頂上が見えてきた!最後の登り....
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疲労困憊状態で漸く大朝日岳の頂上に到着!計画予定時間より大幅に遅れましたが、日照時間が長い季節なのでまだ明るく、大感動の360度の大パノラマを体験できて至福の時間!


   .....(左)「大朝日岳」頂上に到着!  (右)眼前には東北の巨大名峰「飯豊連峰」の雄姿....
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東北の山々(飯豊・吾妻・磐梯・蔵王・鳥海・月山)の全てが見渡せるぞ~!飯豊連峰の遥か先には日本海に浮かぶ佐渡ケ島・・、こんな棚ボタ大絶景が見られるとは想像もせず~!(嬉)


   .....(左)薄明りに重なり合う山稜、まるで水墨画の如し (右)山形・秋田県境の「鳥海山」...
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  .....(左)福島「磐梯山」の爆裂火口  (右)何と~日本海に浮かぶ佐渡ケ島まで見える!...
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頂上の真下に見える避難小屋に到着したら、梅雨明け3連休で小屋はもう満杯状態。手軽な古寺鉱泉コースからの登山客が沢山入っているようです。管理人から有料テントを借り幕営となりました。我々も古寺鉱泉側から登って中ツル尾根を下山コースにすべきだったのかも・・。


  .....(左)頂上の真下に見える「大朝日避難小屋」  (下)小屋はすでに満員、テントを設営....
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★【3日目】古寺鉱泉へ無事下山、寒河江から山形新幹線で帰京


朝4時起床(前日夜は風が強くてマツ氏は殆ど眠れず)、朝食・テント撤収作業を終えて5時半過ぎに出発しました。銀玉水で一服、小朝日岳はトラバースして小寺山には8時過ぎの到着。今日は朝霧がかかっていますが安定的天気で猛暑は収まり楽なコンディション。


   .....(左)早朝にテントを撤収し霧の中を出発 (右)「古寺鉱泉コース」を下山して行こう....
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道もよく整備されており歩き易い!快適条件でこの古寺鉱泉コースから登ってくれば昨日の厳しい苦行登山ではなかったかも・・(苦笑) でも素晴らしい渓流・広大なブナの森、影朝日、頂上の雄大な夕絶景が体験できた難関コースの方が深い思い出・脳裏に刻まれたから正解だったかな・・!


  .....(左)山形の名峰「鳥海山」&「月山」の揃い踏み  (右)朝雲がこまめに動く芸術風景....
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帰りは5時間弱の下りコース、昨日に比べたら何とも楽チン、下山口の古寺鉱泉に到着。待たせてあった予約タクシーに乗り込み再び寒河江駅に戻りました。(帰りも片道1万3千円) 山形駅ビルにてビールで乾杯!山形蕎麦を食して山形新幹線で夕方東京駅へ。東京も一段と厳しい猛暑でした。


   .....(左)古寺鉱泉「朝陽館」を通過  (右)無事下山、山形新幹線で帰京!お疲れ様...
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「大朝日朝日連峰」は飯豊連峰(山形・新潟・福島県境)に引けを取らない美しい雄大な稜線だと大感動!開発の手があまり入っておらず、奥深い山域の大自然が多く残され、原始林や渓谷の宝庫で山岳本来の真髄に触れることができました。


  ....「中ツル尾根コース」は苦労したが、原始的で雄大な「朝日連峰」の真髄を体感できた....
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朝日連峰のマイナーコースは辛かったけれど手つかずの自然真髄を十分味わえて大満足!次回は遥かに鎮座していた朝日連峰の第2盟主|「以東岳」(日本200名山:1870m)に挑戦して奥深い東北の山の魅力をさらに一層堪能してみたいと思います。


    .....大朝日岳の頂上から望む「朝日連峰・以東岳」、次回はあの山に挑戦しよう!....         
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                                             おわり

  by rollingwest | 2018-08-21 20:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(160)

<2018年6月16~17日>越後・南魚沼名峰「巻機山」、20年来のリベンジ登山


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★20年前敗退の日本百名山「巻機山」、南魚沼の民宿泊りで再挑戦


巻機山」(makihatayama)は新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町(利根郡)の境にある三国山脈に聳える日本百名山(標高1,967m)。この山は20年前に職場上司を案内する企画を立てたものの、夜明け前出発で登山口を間違えてしまい、情けなく登山を断念(米子沢に入り込み藪漕ぎの道迷い)した苦い思い出が残る山です。


  .....20年前に職場上司を巻機山に案内。米子沢に迷い込み登山断念、申し訳なし!....
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当時のトラウマが残り続け登山敬遠していた名峰もいつかリベンジしなければと思いつつ、あっという間に20年の歳月が経過していました。そんな葛藤・逡巡を振り払ってくれたのは、山仲間のマツ氏(本人は300名山達成間近)。彼の計画に従って6月16~17日、山麓民宿に前日泊りで翌早朝から井戸尾根コースを登り、念願の登頂を果たすことができました。


  .....安全な井戸尾根コースを登り、ついに巻機山登頂が実現!実に素晴らしい山でした....            
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16日は夕方に民宿へ入る余裕ある計画なのでマツ氏と14時に和光市駅前で待ち合せ。関越自動車道・練馬ICから北上して、新潟県側の塩沢石打ICへ。国道291号線に入りコンビニで食糧等を買い出し、今夜宿泊する越後・南魚沼の清水集落を目指しました。


    ....清水集落は巻機山の登山拠点、多くの民宿がある。「山の宿・雲天」に宿泊....
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今回宿泊する「山の宿・雲天」は、風情ある庄屋建築で山菜料理と銘酒・八海山が満喫できる知る人ぞ知る民宿(昭和30年創業)。明治15年に建てられた六日町の庄屋・廣田邸を移築し、太い欅の梁と高い天井、囲炉裏、20 畳の大広間・・、実に見事な雰囲気を醸し出しています。


   .....(左) 「山の宿・雲天」の大広間で夕食  (下)囲炉裏で炙ったイワナが振舞われる...   
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夕食は、まさに山菜料理尽くし(木の芽・ゼンマイ・コゴミ・ウド胡麻和え等)、囲炉裏で炙ったイワナ、地元銘酒「八海山」を堪能。夕食席で隣に座った30台後半の男性(HJ氏)に声を掛けると会話が弾み、意気投合して明日は一緒に登ろうという展開になりました。当日は雨模様でしたが、翌日は快晴予報なので今回もパノラマ登山が期待できそうだ・・!


   .....夕食は山菜料理三昧、新潟魚沼の銘酒「八海山」も出てきて豪華な前夜祭に!....
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                    【昨年(2017年)の山行記事】(八溝山・上州武尊山・皇海山)





★井戸尾根コースから「ニセ巻機山」へ向かう


4時過ぎに起床し準備を整え、5時過ぎにマツ氏・HJ氏と民宿「雲天」を出発し。登山口の桜坂駐車場へと向かいます。雨は上がり予想通りの快晴!桜坂駐車場は結構広大で、トイレや水場も充実しています。案内板の脇にある登山届箱に用紙を提出して5:45登山開始!


   .....(左)巻機山の登山口(桜坂駐車場)  (右)朝日が当たる「ニセ巻機山」の山頂....
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出発後すぐ分岐に出合い、右側が「井戸尾根コース」我々が登る一般登山道です。左が「ヌクビ沢コース」(上級者コースの危険な沢道)、近年ここで遭難するハイカーが後を絶たないとのこと。HJ氏は当初こちらを計画していましたが、マツ氏が昨夜「残雪期は特に危ない」と彼を説得し3人で安全なコースを一緒に登ることにしたのです。


   .....巻機山の長丁場な登山がスタート、東側の安全な「井戸尾根コース」を選択する....
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井戸尾根コースは解り易い一本道、鬱蒼と茂る原生林をゆっくり歩き出します。最初は緩やかでしたが、3合目を過ぎると井戸の壁と呼ばれる急坂!RWとマツ氏は最近すっかり登山体力が衰えたと自覚しますが、還暦過ぎからは一層実感。急坂登りで初めからペースダウン・牛歩状態。蒸し暑い日なら更に厳しいですが、新緑の爽やか空気で木陰道なので今回は何とか助かりました。


  ....4~5合目までは樹林帯、登山道は川・滝がなく避難小屋まで水場がなく水は多めに....
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6:50焼松(5合目)に到着し一服。我々二人は依然超スローペースの体たらくぶりですが、若いHJ氏は軽やかにヒョイヒョイ登っていきます。このまま一緒に登ると彼の快調リズムが狂ってしまうので、「頂上で落ち会うことにしましょう」と方針変更、先に行ってもらいこのポイントで別れました。


   .....(左) 5合目の小平地「焼松」に到着  (右)還暦組の2人は最初からペース上がらず....
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7:45漸く景色が良く見える6合目尾根展望台に到着しました。左手にヌクビ沢を挟んで突き出す天狗岩!その上方右には割引岳も見え、迫り来る岩壁峰の迫力に圧倒されました!


    .....6合目展望台からのパノラマ、ヌクビ沢・天狗尾根・割引岳の迫力絶景を俯瞰する....
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再び樹林帯で展望が効かない長い登りが続き、時たま右手に米子沢の風景が目に入ります。7合目付近から、森林限界を迎えザレ場っぽい道となってきました。樹林帯も残すところあと僅か!・・とはいえ還暦コンビの我々は依然苦戦、休憩しまくってのスローペースが続きます。

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7合目から上の道は整備されて歩きやすく展望良好!その反面、日差しを遮るものがないので暑い日は紫外線・日焼け対策は必須です。ついに視界が開ける「物見平」へ到着!目の前に見えているのは「ニセ巻機山」・・、巻機山の本峰山頂はあの裏手に隠れています。


  .....(左)7合目からは一挙に視界が開ける (右)遥か彼方には妙高・北ア絶景が見える....
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  .....ニセ巻機山(前巻機山)を目指して木道階段を一歩一歩踏み上げていく快晴登山!....
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★ついに念願の「巻機山」登頂達成! 頂上楽園から牛ヶ岳への大展望歩き


9合目「ニセ巻機山」に9時35分到着。何と素晴らしい大展望だ!北西方向には越後名峰「妙高山」、左手には真っ白な雪を被る北アルプス後立山連峰の大パラマが見えるではないか!


    ....「ニセ巻機山」の頂上に立つ!大絶景俯瞰、本当の頂上まではあと1時間弱だ・・....
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    ....左は残雪で白く輝く北アルプス北部(後立山連峰)、右は焼山・火打・妙高の山々....     

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眼下には雄大で残雪山肌・池塘風景が広がっており、心が癒されます!下り窪地に巻機山避難小屋が見えるぞ。小屋に向かい歩き始めると遥か先に尖った形の山が目に入ってきました。位置関係を確認すると、何とわが故郷・柏崎の名峰「米山」ではないか!目から鱗の大感動!


    .....眼下に雄大・寛容な残雪山肌・池塘が広がる。コーデュロイのような質感風景かな?....
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  .....避難小屋に向かって歩くと、目の前にわが故郷・柏崎の名峰「米山」↓が見えてビックリ!....
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                               わが故郷・柏崎名所&名峰「米山」の紹介記事


美しい池塘を通過して避難小屋に到着。小屋で一服後、さあいよいよ巻機山頂上に向けて最後の大詰めだ!爽やかな風を受け、雄大な残雪風景を見ながらの登りは気持ちがいい!


    .....青空に映える池塘を通過、カエルの卵が沢山!オタマジャクシの姿もありました....
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    .....(上)巻機山避難小屋で一服  (下)避難小屋を背にして残雪の雄大な道を進む....
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10:30ついに巻機山(1967m)の頂上に立ち20年前の無念なる思いのリベンジを果たしました。越後名峰の奥深い頂上部はこんなにも雄大で嫋やかな山容の名峰だったのか・・!厳密に言うと真の頂上はこの先数百m歩いた所に目立たないケルンが積み上がっているらしい。


    .....(左) 巻機山頂上に向けて大絶景を楽しむ最後の登り  (右)ついに到着~!(喜)....
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   .....(左)谷川連峰・仙ノ倉・平標山の雄姿! (右)北アルプス背景に高山植物が咲き誇る....
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頂上にHJ氏の姿はなく、牛ケ岳の方にいるのだろうか?ここで2人はザックを頂上に置いて空身での別行動へ!全国一等三角点制覇を目指しているマツ氏は左側の割引岳へ向かい、小生はH嶋氏の後を追って右側の頂上楽園コースから牛ケ岳へと向かいました。


    .....マツ氏は割引岳へ向かう。 後で聞くと残雪が危険で途中で引き返してきたとのこと....
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    .....(左)RWは牛ヶ岳に向かって頂上楽園コースへ  (右)このケルンが本当の頂上点...
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牛ヶ岳までの広大な稜線歩きは池塘・湿原が散りばめられた抜群のパノラマを楽しめて、まさに天上の楽園コース!何と谷川岳の左・遥か先には富士山も眺望できるではないか!故郷・柏崎の米山と富士山を一緒に見られるなんて想像もしていなかった!凄いね、この山は!
                                  
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    ....頂上部は広大平原、池塘・湿原が沢山!未踏の苗場山も同様光景なのだろうなア....
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広大な楽園コースを歩き、牛ヶ岳山頂が見えてきました。笹に覆われた最後の道をかき分けて辿り着くと頂上部には何人かの登山客がおり、一人絶景を見ながら昼食を摂っているHJ氏を発見し再会!小生は荷物・昼食は巻機山頂に置いてあるのでピストンでまた戻ります。


   ....まるで空を飛んでいるような開放感、右は尾瀬・平ケ岳方面。牛ヶ岳の山頂は近い!....
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   .....昼食タイムのHJ氏と漸く再会! 目の前には南魚沼田園風景と越後三山の雄姿....
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そのあとは3人は色々な行き違いがあって山頂部で全員揃うには時間がかかりましたが、漸く再会してお互いの無事を確認。帰路は3人一緒に下山し夕方、桜坂駐車場に到着しました。 


   .....(左)新潟県の山は奥深い味わいがあるなあ!  (右)下山は3人とも快調なペース....
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   .....(左) 桜坂駐車場に到着、お疲れさまでした~  (右)再び「山の宿・雲天」に立ち寄る....
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下山時刻が大幅に遅れ夕方都内で所用あるマツ氏は新幹線で帰京。越後湯沢駅まで送り、HJ氏と湯沢駅前の枌蕎麦を食べて2人で関越道経由にて帰りました。会話を深めるうちに彼は歴史・ロック・サッカー好き、さらに同じ大学の後輩だと分かりさらに意気投合!ライン友達になり、今度また3人で一緒に苗場山などの名峰を登ろうと約束した次第です。


    .....(左)越後湯沢の蕎麦名店「中野屋」 (右)関越道から見た谷川岳の雲海滝....
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20年ぶりにリベンジ登山が実現した越後名峰「巻機山」・・、新たな山仲間の縁繋がりもでき、北アルプス・妙高山・越後三山・谷川岳、故郷米山と日本海、さらに富士山までの大パノラマが一挙に満喫できた贅沢な山旅となり、自分自身に濃厚な思い出が刻まれました!


   .....快晴の巻機山からの大パノラマ!北アルプス・日本海・富士山が一挙満喫とは・・!....
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                                                        おわり


  by rollingwest | 2018-08-06 05:00 | Comments(164)