【熊野古道・伊勢路】一気参拝旅②:熊野速玉大社(神武天皇東征)&勝浦温泉編


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                    【熊野古道・伊勢路】参拝旅①:レビュー&熊野本宮大社編より続く 


★熊野三山の2社目は「熊野速玉大社」(新宮市)を参拝


2018年GWに20数社のパワースポットを一気通貫で巡った2泊3日の巡礼旅(熊野三山~伊勢路~伊勢神宮・熱田神宮)の第2編を公開!1回目は熊野本宮大社でしたが、今回は熊野三山の熊野速玉大社、神武天皇の東征史蹟、勝浦温泉を紹介しましょう!


   .....(左)新宮市に鎮座する「熊野速玉大社」 (右)紀伊半島にある「熊野三山」を再確認....
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本宮・速玉・那智の熊野三山社は紀伊半島南東部にあり、互いに30㎞前後の距離を隔てた位置にあり熊野古道中辺路によって結ばれています。3大社は個別の自然崇拝起源でしたが、各社主祭神を相互勧請し「熊野三所権現」として信仰されるようになりました。


   .....現在の社殿は明治16年9月に炎上して再建、 神倉山と一緒に2004年世界遺産指定....
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熊野速玉大社の祭神は日本書紀に登場する「速玉之男」とされています。元々は神倉山の巨石がある地にアミニズム(自然信仰)の磐座神が祀られていましたが、その後現在の社地に移転鎮座、、神倉山神社を元宮・速玉大社を新宮と呼び分けています。


    .....熊野速玉大社の境内は開放感があり熊野三山の中では一番親しみ易さ感じる....
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熊野速玉大社は洗練されたスマートな明るさが印象的、朱塗りの本殿と背後にある新緑のコントラストが眩しく、突き抜けるような開放感に心が洗われます。境内には5棟の社殿が並び「神宝館」には1200点近い国宝が保管展示されています。


   .....(左)速玉大社の「神宝館」 (右)金製・ミニ仏像や神仏習合の神像が次々と登場....
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境内には、夫婦円満や恋愛成就のパワースポットとして有名な「梛(nagi)の御神木」が鎮座、マキ科常緑樹では国内最大で樹齢は千年!「ナギは凪」に通じ海の航路を守る神木として崇められ、熊野詣の旅人からは「災いをナギ払う」と巡礼無事祈願の対象にもなっています。


   .....社殿脇の「梛(nagi)の御神木」、平治元年(1159年)平重盛の手植えと伝えられる....
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次は「速玉大社」が当地に遷座前の古代より信仰地として自然崇拝されていた「神倉山」に登ってみましょう!この山の中腹には花崗岩巨石(ゴトビキ岩)と重なり合って鎮座する有名な「神倉神社」があります。二人旅の同行者O君はあまり登山経験がないのでかなり苦労して登っていました。





★巨石とともに鎮座する「神倉神社」、神武天皇が登り立った「天磐盾」


「神倉神社」の参拝道入口に立つと真っ赤な鳥居が現れ、そこから奥はいきなり急な石階段の登りとなっています。20分ほど急坂を登って行くとついに出現!「これがかの有名なゴドビキ岩か~!」と感動・・、長く憧れていたパワーストーン」についに対面することが叶いました!


   .....(左)「神倉神社」の赤い鳥居 (右)源頼朝寄進の自然石の階段(538段)を登っていく....
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    .....神倉神社の御神体「ゴトビキ岩」(ガマ蛙の意味)、アミニズム(自然崇拝の)磐座巨石....
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この磐座は神武天皇が九州から東征した際に登った「天磐盾」(amenotateiwa)と謂われます。「古事記」「日本書紀」にはカムヤマトイワレビコ(のちの神武天皇)が東征途上で天から遣わされたヤタガラスの道案内により熊野・吉野の山中を行軍したということが記されています。 


   .....天照大神の子孫・神武天皇は日向国から九州北上・瀬戸内経由で大和に侵攻)....
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神武天皇は日向(高千穂の宮)で国を構えましたが、東方に天下を治める都を造ろうと兄達と一緒に大和へ向かいました。瀬戸内海を渡り、難波から淀川経由で河内に攻め入りましたが、大和豪族・長髄彦の迎撃に合って敗戦してしまい一時撤退で再戦略の練り直しとなりました。 


   .....2015年日向旅で神武天皇史跡を訪問、高千穂「槵觸神社」&東征出発地「美々津」湊....
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                            高千穂・日向(最終編⑤):神武天皇・宮崎神宮編 

神武天皇はアマテラス子孫なのに太陽に向かって戦ったことが敗戦原因と考え、ヤタガラスの導きを得て紀伊半島を南に迂回して熊野から北上して大和へ西進する侵入作戦に変更。太陽威光を背に受け神武軍は敵に圧勝し、ついに初代天皇として大和橿原に都を造営したのです。


   .....(左)日向から東征、大和で一時敗退 (右)熊野から回り込んで大和侵攻・リベンジ勝利....
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   .....(左&上)ゴトビキ岩は神武天皇「天磐盾」伝説 (下) 松明 「御燈祭」石段急坂を下る....
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ゴトビキ岩から新宮の街を眺望し、「神武天皇も岩に立って戦の勝利を祈願してこの光景を俯瞰したのか・・」と実に感慨深いものがありました。毎年2月に行われる「御燈祭」ではこの急峻な石階段を闇夜の中で松明片手に一気に駆け下りるという神事が行われます。





★新宮から南紀勝浦へ向かう(熊野古道・伊勢路を南下)


今日は南紀勝浦温泉に宿泊するので新宮から紀伊半島を南下して伊勢路ルート史跡を訪問してみました。まず初めは「佐野王子」にある「神武天皇聖績・狭野顕彰碑」とご対面~!日向佐野(宮崎県)が神武天皇の出生地と謂われており、地名の由来繋がりを感じます。


   .....(左)「神武天皇聖績・狭野顕彰碑」 (右) 佐野王子~浜王子の南紀伊勢路ルート....
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王子ヶ浜(阿須賀王子~高野坂の古道沿い)にある「浜王子」は神武天皇の兄2人を祭神としています。日本書紀によれば神武軍は途中で暴風雨に遭遇し船は遭難しました。兄達の命は奪われてしまいましたが、海中に沈む前に東征戦の守り神となるべく海に身を投げたのです。


     .....「浜王子」には神武天皇の二人の兄(稲飯命&三毛入野命)が祀られている....
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浜王子に隣接する「補陀洛山寺」も世界遺産に登録されているお寺です。補陀落(fudaraku)とは南方海上にある観音浄土のことで生きながらにして極楽往生を果たすため1ケ月分だけの食糧を積み込み、外から釘を打ちつけ航海に出た不思議な宗教儀式です。自殺行為の修行ですが、その目指す心境は山形・新潟に多く見られる即身仏ミイラと同様なものに思えます。


   .....(左)世界遺産「補陀洛山寺」 (右) 死を決した補陀洛渡海の朱色船が展示されている....
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    .....補陀洛山寺の裏には極楽往生を目指して渡海した僧たちの墓が沢山残されている....
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★南紀勝浦のアミューズメント温泉「ホテル浦島」、15年ぶりの宿泊


今日の宿泊は南紀勝浦温泉「ホテル浦島」、ここは2003年家族旅行で宿泊して以来15年ぶりの再訪で実に懐かしい!紀の松島と一体となったワンダーランド的なホテルです。


   .....南紀勝浦温泉「ホテル浦島」はアミューズメントに徹した豪華で楽しいホテル....           
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前回(家族旅行)では車で直接ホテルに乗り付けましたが、今回はホテル側で運行する送迎フェリーに乗船での上陸でチェックインしました。相変わらずこのホテルは独特で面白いな~!


   .....(左)対岸に渡るホテル送迎フェリーの乗り場 (右)船の航跡を見ながらまったり気分....
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    .....ホテル浦島がだんだん近づいてきた!山上の建物もエスカレーターで繋がっている....        
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フェリー桟橋に到着すると亀さんがお出迎え(なるほど浦島だもんね)!宿泊手続きを済ませ15年ぶりにホテル内を散策してみました。だいぶ老朽化した感は否めないけれど、複雑な迷路構造は15年前と全く同じだ!アミューズメントに徹している姿も変わってないね~!


   .....乗船桟橋に到着~!浦島の名前にちなんで亀の置物もお出迎え、チェックイン手続き....
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   .....(左)ホテル浦島の建物構造図 (右)各建物はエスカレータ等で迷路の様に繋がっている....
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さあ久しぶりにホテル浦島が誇る数々の海に面した洞窟温泉に入ってみよう!「忘帰洞」など海と繋がった洞窟温泉に浸りながら望む日の出パノラマが楽しめて最高!大正時代に紀州藩徳川家が来訪し「帰ることを忘れるほど心地よい」と誉めた由来命名です。


   .....さあ温泉に行こう!お土産店が連続する長い廊下を歩いていくと洞窟風呂の入口へ!....
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    ..... 当ホテルの最大名物の洞窟温泉「忘帰洞」、天然洞窟を生かした大迫力の露天風呂....
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洞窟温泉は「玄武洞」もお勧め!細長いが太平洋に面しているので迫力ある波が打ち寄せるのを見ることができます。押し寄せる波を見ながら自然の岩の中で温泉を満喫できるとは・・!この温泉を作り上げた人は本当に凄いな~とあらためて感心しました。


   ....数々の洞窟温泉を渡り歩いて大満足!熊野に沈む夕日を楽しみながら大食堂へ....
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海夕日を楽しんだ後はお楽しみの夕食時間・バイキング形式の雑多雰囲気で宿泊客が犇めいています。料理はそんなに大したものではありませんが、食に拘らないRWにはこんなもんで十分!


   .....バイキング形式大食堂、寿司・天ぷら・蕎麦・焼き物など各種料理やデザートが取り放題....
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メインイベントのマグロの解体ショーが始まりました!前回の家族旅行では見られなかったので初体験!さすがマグロ漁港で有名な南紀勝浦だけあってドでかい大物が小気味よく捌かれていきます!迫力のマグロ解体の包丁さばきとプロセスをとくとご覧あれ~!


   .....大人気のマグロ解体コーナー!メインの迫力ショーに人だかり、皆の目は釘づけ状態....
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さて夕食後にもう一度洞窟温泉に浸かり夕闇の勝浦港の夜景を楽しみました。明日はホテル浦島の屋上部にある山上稲荷に上がって朝日を楽しみ「紀の松島」絶景を俯瞰してみよう!


   .....ほろ酔い気分で夜風に当たってみよう。静謐な勝浦漁港の夜景湾光景を楽しむ....
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次回の第3編は熊野三山の最大クライマックス「熊野那智大社」&「那智の滝」、巨大花崗岩のパワースポット「花窟神社」などがいよいよ登場しますのでお楽しみに~!


    ....熊野伊勢路の旅は始まったばかり、熊野三山から伊勢神宮・熱田神宮まではまだまだ遠い....
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     .....次回は熊野三山で最大人気を誇る那智大社・青岸渡寺・那智の滝がまず登場!....
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          「熊野速玉大社」               「神倉神社ゴトビキ岩」      
        「神武天皇の東征ルート」             「補陀洛渡海」       





  # by rollingwest | 2019-07-02 22:50 | 寺社・史跡・古道 | Comments(186)

<2019年6月>職場後輩達との秦野(神奈川)・新緑ハイキング


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★今年2回目の職場後輩達を連れてのハイキング(新緑の秦野エリア)


今年1月に職場後輩達を連れて「南房総ハイク」(富浦・岡本桟橋、鋸山、養老渓谷)に案内しましたが、今回企画は新緑の神奈川県秦野ハイキング。点在する名水&パワースポット探訪、弘法山登山後は鶴巻温泉で汗を流しました。当エリアも相当な穴場見所です!

                           <2019年1月>職場後輩達との南房総ハイキング


   .....(左)秦野市は神奈川西部にある大山・丹沢の麓街 (右)山好きの職場仲間が集合!....
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職場後輩とのハイキングは昨年6月「奥多摩鳩ノ巣渓谷&日原鍾乳洞」、今冬の「南房総ハイク」に続く3回目ですが参加者が徐々に増えて、今回は合計9名(男性6・女性3)となりました。6月2日(日)小田急線秦野駅南口に9:00待ち合わせ、皆で集合写真を撮っていざ出発~!


     ....秦野駅南口に朝9時集合。駅前広場に秦野の名水・湧水MAP板が掲示されている....
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今回のハイキング計画は午前中に駅南口から出発し秦野盆地湧水群とパワースット神社参拝の平地巡りから開始。駅前の湧水巡り名水MAP看板が掲示されており興味深く事前確認をしました。

                       <2018年6月>奥多摩ハイキング(鳩ノ巣渓谷・日原鍾乳洞)  





★名水巡りを楽しみながらの秦野ウォーキングがスタート


今日は曇り予報で太陽を望むのは無理かな・・と思いきや、晴れ男・晴れ女が在籍するわがグループは土壇場で天気も変えるパワーを今回も発揮!薄日が差し始め、晴れてきたぞ~!


   ....(左)秦野駅南口から西側へ向かって歩行開始 (右)秦野の名水&神社周遊ルート....
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富士山の湧水群は過去何度も楽しんできましたが、神奈川県秦野にこんなも凄い名水スポットがあったのか~!と初めて知って目から鱗でした!丹沢・大山からの伏流水が秦野盆地の扇状地に湧き出ており、この地下水は箱根の芦ノ湖の水量を上回るとも言われています。


   ....一番最初に訪問したのは「太岳院」、隣接する「今泉湧水」は別名「太岳院池」ともいう....
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    .....「今泉名水桜公園」の池を周遊、日差しが差し込む新緑と池の休憩所で集合写真....
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隣接する「今泉名水桜公園」は全国名水百選「秦野盆地湧水群」の中でも最大級の水量を誇る湧水池公園で古くから「太岳院池」と呼ばれて地域の人々に親しまれてきました。18種類もの桜が植えられており満開時期の4月は地元の花見客で大いに賑わいます。


   ....2005年市制50周年で整備された秦野「今泉名水桜公園」、大山を仰ぎながら新緑歩き....
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★秦野の隠れたパワースポット「出雲大社相模分水祠」に参拝


出雲大社と言えば島根県ですが、その「分祠」が神奈川県秦野市にあります。出雲大社の関連社は全国にありますが、「分祠」が一番高い格付けで全国でも数えるほどしかありません。分霊も大社と同じご利益をもたらすとされ「関東のいづもさん」と呼ばれ崇敬を集めています。


   ....「出雲大社相模分祠」を参拝、秦野市にこんな凄いパワースポットがあったのか~!....
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    ....相模分祠は出雲大社・富士山の真東に位置、春分・秋分の日は「太陽レイライン」一直線....
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   ....(左)参拝前の手水舎お清め (右)広い境内で5人が「出」の字を表現(チョットこじつけ)....
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明治21年、出雲国造・千家尊福氏の要請により渋沢峠分院として創建されましたが、昭和50年に現在地へと移転され、その後分祠へと格上げされました。出雲大社は縁結び神様として有名ですが、「ニ礼四拍手一礼」の参拝方式は諏訪大社・弥彦神社・宇佐神宮など高い社格に限られたものです。


   ....(左)出雲大社と同じ風格ある拝殿、太い注連縄 (右)森林の摂社群、巫女さんの姿も....
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   ....注連縄の拝殿に向かってパンパンパンパン「ニ礼四拍手一礼」で良縁を願う福娘達....
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縁結びの神様とあって女性陣は薔薇色の未来を期待しておみくじをドキドキ感で引きましたが結果は「小吉」。皆さん、やや不満ながらも明るい笑顔、まだ全く焦ることもないような気もしますが・・(笑)


  ....良縁のおみくじが出てくるかな・・?「小吉」かア・・でもまあ、いっか!心の持ちようだネ!....
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当社も名水秦野の重要なスポットであり、境内の隣には「龍蛇神の社」が森の中に鎮座しています。龍蛇神とは出雲「神在祭」を迎える際、稲佐浜から八百万の神々を先導する蛇神様のことで、水に纏わる神が東京の近くにこんなにも素晴らしい名水を湧き上らせていたのです。


   ....境内脇の森に鎮座する「龍蛇神の社」を参拝、ここにも秦野名水が沢山湧いている!....
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★さらに穴場パワースポット発見!真っ赤な鳥居が連続出現する「白笹稲荷神社」


分祠近くには関東三大稲荷の一社に数えられる「白笹稲荷神社」が鎮座していました。巨大な赤鳥居が出迎え。正面の緩やかな坂を下ると左手に「笹の湧水」と「子守りキツネ」が登場。拝殿には油揚げが吊るされており、まさに狐ワールドの典型的なお稲荷さん神社だね~!


   .....秦野には関東三大稲荷「白笹稲荷神社」が鎮座(笠間稲荷・装束稲荷と並び称される)....
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       .....(左)ここにも秦野名水「笹の湧水」(右)拝殿には油揚げが吊るされていた....
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参拝を終え、裏手に回ってみると「伏見稲荷」の様な赤鳥居が連続する参拝道が登場!鳥居道をくぐり最終地点には沢山の狐達が祀られています。赤い鳥居エネルギーと白狐の商売繁昌パワースポット、地元七福神の寿老人を祀る神社でもあり、大いに元気を貰ったネ~!


       .....真っ赤な鳥居が連続する参拝道、まるで伏見稲荷のようなパワースポット!....
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秦野は古代大和豪族・秦氏の所縁地で、地元風土記によれば山城国秦公が当地に「伊奈里神」を祭祀したことがルーツ!稲荷信仰を広めた秦氏が秦野地名由来だったのか!日本人苗字にも沢山隠れる秦の字。波多野・畑山・羽田・畠中・服部・大畑・白幡・・、実に沢山あるな~







★秦野の名水風景・田園地帯を抜けて、弘法山への道


再び秦野駅に戻りました。今度は秦野駅北口側に出て弘法山を目指しますが、護摩屋敷の名水、弘法の清水、葛葉の泉、竜神の泉など、各湧水にはさまざまな名称が付けられています。


   .....(左)秦野市街には名水が続々登場 (右)地元で一番有名な名水「弘法の清水」....
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     .....秦野駅北口に出ると一挙に都会的、躑躅も咲き誇り開放的な空間が広がる....
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秦野駅から北上して歩いていくと一挙に田園風景(落花生の名産地としても有名)が広がってきたぞ・・。遥か先には大山・丹沢山塊がゆったりと横たわっています。嗚呼、癒しの風景・・!


     .....大山・丹沢から流れ出る水無川沿いに広がる秦野の風景、弘法山へ向かう....            
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更に歩き進むと緩やか山容の「弘法山」が近づいてきました。午前中は結構歩いたので登山口手前の温泉施設「名水はだの富士見の湯」で一服休憩!足湯に浸ってから登って行こう!


   .....(左)弘法山の森が近づく (右)「富士見の湯」で足湯に浸って登山への英気を養う....
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★「弘法山公園」で楽しく過ごした昼食タイム


「弘法山公園」は浅間山・権現山・弘法山の3つの山を含む地域を総称し、神奈川県景勝50選、探鳥地50選、花の名所100選、関東の富士見百景に選ばれています。弘法山公園~吾妻山ハイキングコースは桜の名所でありお手軽なルート、一年を通じて多くの人が訪れます。


       .....(左)浅間山頂上にて集合写真 (右)弘法山公園への急な階段が始まる....
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   .....(左)ガンバレ!ガンバレ (中)弘法山公園広場に到着! (右)お待ちかねの昼食タイム.....
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計画通り12時過ぎ「弘法山公園」広場に到着!さあ、お待ちかねのランチタイム、冷蔵庫で少し凍らせた缶ビールをプシュ!皆がそれぞれ持ち寄ったつまみや惣菜を持ち寄り楽しい時間


   .....(左)広々とした芝生で寛ぐ男性陣 (右)各自好みの飲料を持ち寄りまったりタイム....
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          .....紫陽花があちこちに咲き始めている!花弁もよく見ると多彩だね!....
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お腹を満たした後は「権現山展望台」に登ってみよう!今日は曇りなので残念ながら富士山は見えませんが、快晴ならば大島や伊豆諸島が眺望できるパノラマが満喫できるのです。


   .....「弘法山公園」寛ぎタイムを満喫し、八角形屋根の「権現山展望台」に登ってみよう!....
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   .....当日は雲が多くて富士山や伊豆諸島は見えずも、新緑森林と秦野の街が一望!....
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★午後一番「弘法山」を登頂、吾妻山経由で無事下山


弘法山公園は桜の名所としても有名、2千を越える桜がある馬場道は春満開時には桜トンネルとなりピンク色に染まります。実はこのハイキングは桜開花時期の予定でしたがまだ早かったので6月にシフトした経緯にあります。でも新緑トンネルも実にいいね!さあ「弘法山」頂上へと向おう!


   .....さあ午後も頑張って歩きましょう!桜のトンネルを歩き弘法山コースを登って行く....
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階段を登ると弘法山の山頂に到着!頂上エリアは広場になっており弘法大師(空海)の釈迦堂がありました。空海は若い頃ここで修行していましたが地元に予言を残すなどのエピソードがあり、弘法山の名前由来になっています。お堂を参拝後は公園内の史跡を巡ってみよう!


   .....(左)「弘法山頂上」に到着 (右)前田夕暮の歌碑や鐘楼がある広場で一服休憩....
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        .....山の名前由来になっている弘法大師・空海が祀られる「釈迦堂」に参拝....
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弘法山には「乳の井戸」と呼ばれる井戸があり白く濁った乳の香りを漂わせた水が湧き出ていたそうです。赤子を持つ母親がこの水を飲むと乳の出がよくなると伝えられていました。山旅もそろそろ終盤を迎え、善波峠・吾妻山を通過して鶴巻温泉へと無事下山しました。


   .....(左)「弘法・乳の井戸」を覗きこむ (右)さあ最後の歩きを頑張っていきましょう!....
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    .....(左)大樹道を下り「善波峠」へ (右)最後のピーク「吾妻山」、もう下山のゴールは近い....
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    .....(左)東名高速が見えてきた (右)高速を横切るトンネルを抜ければいよいよ温泉だ!....
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★「鶴巻温泉」で癒しの時間、最後は町田で打ち上げ懇親会


鶴巻温泉は秦野市にある小規模な温泉郷ですが、豊かな自然と日本有数のカルシウム含有量(牛乳並)が湧き出る名湯。新宿から65分で来られる東京の奥座敷温泉で大山詣の客でも賑わっており、数件の老舗旅館の他に気軽に立ち寄れる日帰り温泉も充実しています。


     .....(左)お疲れ様でした~ (右)「弘法の里湯」の足湯(無料)に浸かってホっと一息....
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無事下山して秦野市公営の温泉「弘法の里湯」に入りましょう。まずは駐車場横にある無料の足湯でいい気持!大型旅館の跡地に2001年にオープンした建物の中は明るくホテルのような雰囲気で大きな浴槽。カルシウム効果で疲れを癒し座敷休憩所でリラックスタイム~


   .....公設日帰り温泉施設「弘法の里湯」で汗を流しリフレッシュ!やはり最後は温泉だネ!....
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    .....(左)小田急線「鶴巻温泉」の駅前広場 (右)町田駅での懇親会が楽しみ!....
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最後は町田駅に移動して締めの反省会!今日は2万5千歩、よく歩きましたね~!心地いい疲れで気分よく酔いました。次の4回目企画は紅葉の那須連峰(山小屋温泉1泊2日)の周遊登山旅計画を皆さんに案内しました。また秋にこのメンバーで楽しい時間を過ごしましょう!


   .....最後は町田駅前で恒例の「打ち上げ反省会」、今日は2万5千歩、よく歩きました!....
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                                                       おわり

   秦野名水プロジェクションマッピング          弘法山ハイキング(花見時期)            

  # by rollingwest | 2019-06-16 07:42 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(184)

<2019年5月>【目黒区探訪】①:大円寺~雅叙園~五百羅漢~林試の森公園


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★「目黒区」の魅力を掘り起こすウォーキング・レポート(3編シリーズ開始)


久しぶりに都内探訪記事を公開したいと思います。東京23区の見所は9割方周遊してきましたが、目黒区は今までブログ探訪記で十分紹介できていなかった気がします。セレブ感が満載ながらも自然や歴史に満ち溢れている目黒の魅力を3編に渡ってじっくりレポートしましょう。


   .....目黒区探訪はJR目黒駅からスタート、目黒通りの南エリアをまず歩いてみよう!.....
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前編は目黒駅から行人坂を下って「大円寺・ホテル雅叙園」、太鼓橋を渡り「成就院・五百羅漢~林試の森公園」の散策レポート。中編は「目黒不動尊~目黒寄生虫館~目黒元競馬場跡~大鳥神社」その後「目黒川」を散策して中目黒駅へ。最終編は「祐天寺・駒場」「碑文谷・サレジオ教会」「自由が丘」の風景を紹介(来年公開予定)していきますのでお楽しみに~!






★まずはJR目黒駅から行人坂を下って「大円寺」「八百屋お七の井戸」へ


目黒駅からミニ旅がスタート!駅舎は昔のイメージとは違いお洒落な商業ビルになった・・!目黒駅の所在地は品川区(ちなみに品川駅は港区、嗚呼ややこしい)、駅名選定経緯は不明ですが、駅近くに目黒不動尊や目黒川など「目黒」を冠する名称が多いからなのでしょうね。


   .....目黒駅って本当に垢抜けてオシャレになったなア・・ (昔の猥雑イメージは消えた).....
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目黒駅改札口を出て駅前広場から左手に進むとすぐ下り急坂が現れます。「ホテル雅叙園」に向かう急勾配道(斜度16%)は「行人坂」と呼ばれます。目黒区探訪はまずこの坂を下り歩きから始まりましたが、ここが江戸時代歴史においてディープな場所だったと知り目から鱗!


   .....目黒駅から雅叙園方面に向かい「行人坂」を下っていくと坂途中に立派なお寺が・・.....
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坂途中の左側に「大円寺」という立派なお寺があります。この寺は湯殿山(出羽三山)の行者「大海法印」が江戸時代初期に開いた修行道場で、この坂道を修験道行者が往来したことが「行人坂」の名前由来となっています。


     .....江戸時代から篤い参詣を集めてきた「大円寺」、江戸城からの裏鬼門を鎮護.....
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大円寺の正面本堂には、徳川家康モデルの大黒天が祀られています。境内左側にある釈迦堂の本尊は鎌倉初期釈迦像(国重文)、阿弥陀堂には三尊像が祀られているとのこと。この寺は白金から目黒不動尊まで連なる「山手七福神」の一つで都民の崇敬を集めています。


     .....(左)大円寺の境内を散策 (右)三尊がある阿弥陀堂 (右)家康に似た大黒天.....
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境内斜面に並んだ石仏群は、全部で520尊の羅漢像が並んでいます。1781年以降に建立されたもので、「明和の大火」で亡くなった人々の慰霊で建立されました。江戸時代の三大火事といえば、①「明暦の大火」(1657)②「明和の大火」(1772)③「文化の大火」(1806)のことです。


   .....境内斜面に並んだ膨大な石仏群、「明和の大火」で亡くなった人々の慰霊のため建立.....
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当エリアは江戸時代大火に非常に縁が非常に深い場所でした。まず「明和大火」は別名「目黒行人坂大火」とも呼ばれており出火元はこの「大円寺」だったのです。行人坂をさらに下っていくと、江戸最大級の火事「明暦大火」を引き起こした「八百屋お七」の井戸も発見しました。


   .....(左)明暦の大火「八百屋お七」の井戸 (右)「明和の大火」(目黒行人坂大火).....
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「八百屋お七」とは井原西鶴の浮世草子「好色五人女」に描かれた歴史的に有名な女性。恋人・吉三に会いたいが一心で放火事件を引き起こし江戸の街は大火で焼け尽くされ、お七は鈴ヶ森刑場で火刑に処されました。恋人・吉三は出家して西運と名乗り大円寺の隣「明王院」に墓があるのです。


   .....(左) 井原西鶴の浮世草子「好色五人女」 (右)「明暦の大火」は江戸を焼き尽くした.....
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江戸の街は過去何度も大火に見舞われましたが、首都・東京となっても関東大震災・東京大空襲と火の海になりました。その都度復興してきた奇跡的な街ですが、最初の大火(明暦・明和)が目黒の地に深い所縁があったとは・・!何か大いに考えされられるものがありました。


   .....(左) 関東大震災 (右)東京大空襲でも焦土となった東京、今や世界に誇る大都市.....
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★日本国内最初の総合結婚式「ホテル雅叙園」


「八百屋お七」の井戸を過ぎていくと正面に巨大なホテルが現れます。ここは「ホテル雅叙園・東京」、日本初の総合結婚式場として昔から有名でしたが、旧館老朽化と、隣接する目黒川の水害対策拡張工事が重なったことで、総工費850億円の大規模リニューアが行われました。


     .....日本文化の贅を尽くした豪華絢爛な空間、結婚式場ホテル「目黒雅叙園」.....
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2004年ワタベウェディングが株式66%を取得してこのホテルを傘下に治め、創業時より受け継いできた膨大な美術工芸品の数々を修復、美術品と壮麗な建築がコラボした豪華絢爛な結婚式場を有する贅を尽くしたミュージアムホテルとなっています。


   .....(左)豪華な陶器、神輿などが随所に展示 (右)着物美人が舞う和の究極装飾画.....
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都の指定有形文化財である百段階段ではミニ生け花展も開催されています。格式ある豪華絢爛な建築、日本文化の贅を尽くした展示内容には大いに感動しました。入口から長い回廊があり、壁の色彩も見事、羽子板のような立体的な彩色木彫板がズラリ並んでいます。(驚)


   .....こんな豪華な結婚式場で挙式したら一体どれ程の費用がかかるんでしょうネ~.....
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「招きの大門」は旧雅叙園の玄関を移築、レストランやカフェ(両側には陶器・神輿などが展示)と滝や庭園が絶妙に配置され、中二階にある開放的なカフェ。上階は目黒駅に通じていました。何気なく偶然入った「目黒雅叙園」でしたがこんな素晴らしい空間があったのですね~。


   .....吹き抜けガラスのラウンジ・中庭・中二階テラスも実に素晴らしい建築内容!.....
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ちなみにRWは「雅叙園」と目黒駅を挟んで白金方面にある「目黒・八芳園」で結婚式を挙げました。こちらも素晴らしい庭園(かつて大久保彦左衛門の屋敷)があり、見応えがありますよ。たまには都内の有名結婚式場(明治記念館・椿山荘など)の庭園巡りをしてみるのもお勧めです!


   .....(左)ラウンジ中庭には鯉の泳ぐ池 (右)緑の木々から流れ落ちる滝の数々.....
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                            目黒駅近くにある「八芳園」「国立自然教育園」の記事






★「太鼓橋」を渡り、「五百羅漢寺」&「成就院」(蛸薬師)を参拝


雅叙園を出て道を戻り、目黒川にかかる「太鼓橋」を渡りました。現在の橋は平成3年に完成したものですが、建設された当時は太鼓の胴形だったことが名前の由来となっています。江戸で最初に架橋された唐式・石造アーチ橋でありその珍しい形から目黒の名物となりました。


      .....(左)目黒川に架かる「太鼓橋」 (右)江戸時代は太鼓の胴形アーチ橋.....
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「太鼓橋」はお七の恋人で出家した西運が、目黒不動に毎日参詣し、江戸市民から寄進を集め造営されたとも謂われます。当時、明王院、大円寺一帯は「夕日の岡」といわれ紅葉・桜の名所でした。往時の景観は、広重の錦絵「名所江戸百景・目黒太鼓橋」として残されています。


   .....(左)目黒川両脇に高級マンション (右)目黒通りに向かうと昭和レトロなお店も発見.....
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目黒川から山手通りを横断し目黒不動尊方面に向かう途中に「五百羅漢寺」があります。黄檗宗(日本の三禅宗の一つ)より独立し、鉄眼道光禅師により1695年目黒の地に開山されました。本尊は金色に輝く釈迦牟尼仏ですが、一堂に揃う150体近くの羅漢像に圧倒されました。


      .....(左)目黒の古刹「五百羅漢寺」 (右)参拝は入場料が必要なのでご留意を!.....
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   .....本堂は金色本尊に圧倒的な数の羅漢群が鎮座(堂内は撮影禁止につきネット写真拝借).....
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堂内には日本が誇る仏教学者「河口慧海」(五百羅漢寺禅師に従事していた僧)の展示もありました。従来の漢訳仏典の正確さに疑問を抱き、チベット語原典研究を志し1897年インドからチベットに入国探検し首都ラサから一切経等の貴重な原点資料を持ち帰った僧です。


   .....(左)五百羅漢の各表情は実に豊か (右)明治時代にチベットへ探検した僧「河口慧海」.....
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境内に「さくら隊原爆殉難碑」という追悼碑を発見。「桜隊」とは昭和17年に誕生した移動演劇座で日本が空襲に遭う中で地方への慰問巡演活動をしていました。昭和20年8月6日広島公演で滞在していたところ原爆投下に遭遇し被爆した団員は次々と息を引き取っていきました。


   .....(左) 「さくら隊原爆殉難碑」、被爆資料も展示 (右)徳川夢声が提唱して慰霊碑建立.....
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戦後、徳川夢声の呼びかけで、この寺に原爆殉難碑が建立されました。原爆記念日には今も多くの人々が来訪し追悼の祈りを捧げるとのこと。この悲劇の物語は、井上ひさしの小説「紙屋町さくらホテル」や新藤兼人監督で映画化された「さくら隊散る」でも伝えられています。


      ....慈覚大師円仁が開山した「成就院」(福を吸い取る蛸の看板が面白い!).....
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この近くには「蛸幸薬師」と親しまれている「成就院」もあります。858年、慈覚大師円仁が開山したと伝えられ、本尊も慈覚大師の自作とのこと。3匹の蛸に支えられる蓮華座に乗る薬師如来像で「蛸薬師」(多幸薬師)と呼ばれ、千年以上も前から「疾病除の仏」として崇められているそうな・・。






★緑の木々が溢れる都会のオアシス「林試の森公園」


「目黒不動尊」に参拝する前に、武蔵小山方面にトラバースして、久しぶりに「林試の森公園」を散策してみよう!目黒区と品川区にまたがる起伏に富んだ台地の上にあり緩やかな起伏に富んだ緑濃い公園はかつて国の「林業試験場」だった場所です。


   .....目黒区にある最大の樹林オアシス「林試の森公園」(林業試験場跡地が名前由来).....
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背の高い樹木、珍しい樹木など往時のまま活かされた緑濃い公園で、多種多様な木々の姿を直接肌で感じることができるのが当公園の特長です。周遊すると池が現れ、橋の上から眺めた水に映る新緑の木々が美しい!樹林遊歩道を歩いていると実に清々しい気持ちになります。


   .....公園中央部にある池を周遊。水面に森の木々が映り込み、開放感に浸れる光景.....
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1905年林野庁「林業試験所」が置かれた当地周辺は明治~戦後期にかけて多くの研究所(北里研究所目黒支所、津村研究所、石炭綜合研究所、国立予防衛生研究所など)が置かれたとのこと。近代の科学・医学・産業発展の起点となった由緒あるエリアだったんだね~!


   .....輝く木々の緑の中で樹木観察会が開催されており多くの家族連れで賑わう.....
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まさに目に青葉の最高の季節!「林試の森フェスタ」というイベントが開催され、子供連れ家族達樹木観察会を楽しんでいます。目黒区民って都心の中で豊かな自然に気軽に触れられて羨ましいネ~


   .....5月の爽やかな時期、鯉のぼり&森林浴を楽しみながらゆっくり泳いでいる.....
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「林試の森公園」で新緑を満喫した後に「目黒不動尊」へと向かいました。次回<中編>は「目黒不動尊」~「不動坂公園」~「目黒通り」沿線の見所(目黒寄生虫館、目黒競馬場跡、大鳥神社)~「目黒川沿いの散策道」~「中目黒駅」といったコース歩きを紹介する予定です。



                                                       おわり



      ノスタルジー散歩〜目黒編          歴史ミステリー「八百屋お七」     
         「目黒雅叙園」                     「林試の森公園」        

  # by rollingwest | 2019-05-31 07:00 | 都会の風景 | Comments(180)