<2013年5月18日>Fツアー(甘利山・千頭星山):富士山絶景パノラマ縦走
★世界遺産・富士山の大展望台・「甘利山&千頭星山」
Fツアー5月例会は「甘利山&千頭星山」。南アルプスの前衛に位置し、素晴らしい富士山絶景が満喫できる展望台として非常に人気が高い山。世界遺産・大パノラマを見ながらの山旅は感動モノでした!
.....(左)Fツアーのパノラマ山行、甘利山での頂上集合写真 (右)雲海の上に素晴らしい富士の姿.......




.......甘利山・千頭星山は南アルプス・鳳凰山の前衛に位置しており手軽に登れる山........





前回の軽井沢山行と同様に新橋駅集合(6時半出発)、首都高から中央道経由で山梨へと向かいます。今日の天気予報は快晴予報!と心を躍らせていたのに笹子トンネルを抜けた辺りから濃厚ガスが立ち込めてきた・・。アレレ、予報は外れちまった~(泣) 今回はバス宴会がメインと最初から達観モード
......晴れていたのに笹子トンネルを越えると曇りに・・。霧に包まれ今日の山行は期待薄と落胆........




中央道・韮崎ICを降りて韮崎市内(中田英寿の故郷)から西側の山をバスはドンドン登っていきます。バス車窓からの山裾野には藤の花がアチコチ群生している!初めて見る自生の紫花群は実に圧巻!
........野生藤の群生が沢山見られた!甘利山駐車場(標高1640m)まで一挙に上がる........



★甘利山からの大眺望、感動のパノラマ・ウォーキング
9:40甘利山駐車場に到着すると光景は一変していました!一点の雲なき青空の雲海に奥秩父連峰が浮かび上っている・・!我々は単に朝靄の中にいただけで雲上はやはり快晴だったのか~、嬉!
......(左)甘利山駐車場到着、一転快晴の青空!(右)奥秩父が雲海上に浮かぶ!感嘆の声........




登山開始後すぐに東屋展望台へ到着・・Wonderful~、今度は雲海に浮かぶ富士山大展望が目に飛び込んできました。これは凄い!パノラマ登山を一時諦めたメンバーの心は一挙地獄から天国へ!
.......甘利山の東屋展望台へ!視界が一挙に開け富士山大展望!一同は感嘆の声!........




........(左)笹原の木道を行く (右)甘利山の準平原から仰ぐ雲海富士はまさに荘厳!.......




甘利山頂上(1730m)にはアッという間に到着!頂上で集合写真(冒頭)を撮り奥甘利山へと向かおう。今日は登山じゃなく大パノラマ満喫のお気楽な高原歩きだネ~、ナンテ、この時は舐めていたのかも・・・
.......(左)本日のコース予定(奥甘利山⇒千頭星山⇒御所山⇒青木鉱泉) (右)オオカメノキの可憐花.......




........雲海に浮かぶ世界遺産は絵画の如し!滅多にお目にかかれない絶景だ~!........

甘利山頂上からは明るい笹原やカラマツ林が交互に現れる広い平坦地の歩きが続きます。準平原と呼ばれる南アルプスでよく見られる地形。遥か向こうに浮かぶ雲海富士は壮大なキャンパスの絵の如し
......杉の木立を登りゆく、広い笹原に出て再び針葉樹林への道........




......縦走路からの大パノラマ!(クリックで拡大表示) 右手前の緩やかな山は櫛形山(アヤメで有名).......

★奥甘利山から千頭星山へ
気持ちいい新緑カラマツ林・笹原道を歩き抜けると今度は八ケ岳の勇姿が!何か欧州の様な山風景(行ったことないけど)!先日レポートした「出羽三山」の濃厚な修験の雰囲気とは対照的な明るさ!
........(左)新緑の針葉樹林 (右)八ケ岳連峰のパノラマも素晴らしかった!........




11時頃に奥甘利山頂上で再び集合写真、霊峰富士の絶景は一段と素晴らしい!雲海があるからこそ映えるパノラマ!右には毛無山塊、まるでオホーツク海に浮かぶ利尻富士と礼文島の様に見えた!
......奥甘利山頂上に立つ!世界遺産・富士山を背景に単独&集合写真(アキタカ様提供)......




.......霊峰富士のパノラマ歩きは続く、富士の右側には毛無山・雨ケ岳の山塊が鎮座........




11:30に大西峰(御所山への稜線分岐)に出たぞ。コースを左に向かえば千頭星山への頂上は近い!山頂到着は丁度お昼前でした。3度目の集合写真を撮った後、チョット下った笹原でランチタイム!
........(左)鳳凰山・地蔵岳(オベリスク)が目前に迫る (右)八ケ岳をバックに広い笹原を行く........




........千頭星山の頂上に立ち、Fツアー集合写真(3回目:アキタカ様よりご提供)........






いつもの如くビールで乾杯!持ち寄ったツマミ・惣菜を交換しワイワイガヤガヤ!まあ、これが楽しみに山に来ているようなものですが今回は爽やかな初夏の風を感じながら素晴らしいパノラマでの贅沢な時間
........お楽しみの昼食タイム。ビールで乾杯、それぞれ持参の惣菜を交換し合う........



★御所山経由で青木鉱泉へ・・、予想外の苦労下山
楽しいランチタイムもそこそこに12:40下山開始。千頭星山・大西峰(分岐)を経由し、カラマツ林稜線を進み御所山へと向かいます。午後初っ端は平原の木道歩き、視界開けた明るい雰囲気が依然続く。
........(左)延々と長く続く木道 (右)針葉樹から遥かに望む富士........



先に進むと背丈の高い笹原や自然林が徐々に多くなり南アルプスらしい雰囲気へと徐々に変わってきた。道の道標も分かりにくくなってきたよう気がする。御所山の頂上は視界もなく平凡な雰囲気。
しかしその後の下山が予想外に大変でした。膝に堪える急勾配でわかりにくい道・・、苦労の連続へ
.........御所山からの下りは予想外の悪路、道標は不明確、急激な下山路に四苦八苦........







それもその筈、下山ゴール青木鉱泉の標高は1150m、千頭星山(2138m)からは一挙に千m近くも下る訳だから当然の急勾配!甘利(モトイ、余り)にも登りが楽チン過ぎただけに苦労の反動、甘くないネ~
.......ブナの森に囲まれた下山路に新緑が輝く!」厳しい下り道もあともう少しだ!........



........(左)堰堤の渓流にようやく到着~! (右)渓流道を渡り青木鉱泉へ........



その後も急坂の下山路は延々と続きました。皆さん相当にヘロヘロになりながら15時過ぎ青木鉱泉に到着。ア~苦行終了!その下山場所にバスが待ってくれているありがたさ!これぞFツアーの真骨頂
........(左)下山すればバスが待機、感謝の一言です (右)ニセアカシアの花が満開だった.......




★甲斐武田氏の鎮護神社「武田八幡宮」
全員下山の無事を確認後、バスに乗り込んでリラックスタイム(ビールで乾杯)!温泉で疲れを癒す前に定番カリキュラムとなっっている歴史探訪タイム、今回は甲斐武田の守護「武田八幡神社」を訪ねてみました。
......「武田八幡宮」(武田氏ルーツの神社)を訪ねる。山門には威厳ある大木が聳える........



武田八幡神社は武田王を祀っていた宮社に九州宇佐八幡神社を勧請(嵯峨天皇勅命)、八幡太郎義家(奥州征伐で有名)の弟・信義が武田郷に居館を構え「武田太郎」と名乗ったことが甲斐武田氏の氏神となった発祥由来。甲斐源氏を守る八幡神は尊崇を集め1541年信玄公が本殿を造営しました。

........(左)武田八幡宮の階段から演舞殿へ (右)拝殿へと登っていく........




八幡武神の霊験は戦国最強と呼ばれる軍隊を組織した武田信玄を輩出させました。「人は石垣・人は城」、信玄は野望をもち近隣諸国へ侵攻を企てますが、そこに越後の上杉謙信が立ちはだかります。川中島の戦いは八幡神と毘沙門天の2大武神が激突する神の代理戦争だったのかも・・。
.......武田八幡宮の本殿建築は実に見事!源為朝(源頼朝の叔父・弓の名手)も祀る........



信玄死後、勝頼が跡を継ぐものの長篠合戦(1575)で信長・家康連合軍に大敗を喫し、勝頼はその後天目山で自害、あっけなく武田家滅亡・・。守護神・武田八幡様は何か思う処があったのでしょうか・・?最後は毎回お決まりコース(温泉&バス宴会)、帰路バス車窓からは富士山・南アルプス絶景を再度満喫
........(左)武田乃湯・白山温泉にて汗を流す (右)その後はいつも通りのバス宴会に........







........(左)南アルプス(鳳凰三山&甲斐駒)をクローズアッップ (右)一路都心に向かう........





甘利山&千頭星山は霊峰富士の絶好展望台として有名だったなので楽しみにしていましたが、ここまで期待通りに富士山や名峰達の絶景を味わえるとは思いませんでした。Ah、満足の極みだった~
.......(左)雲海に浮かぶ富士山をもう一度! (右)甘利山からの富士夜景(ネット写真)........




世界文化遺産に目出度く登録された富士山に再度お祝い申し上げます。今回のような霊験あらたかなるお姿、何度も見せて下さいませ!やはり富士山は遠くから仰ぐ山ですネ~!\(⌒∇⌒)/
........世界遺産となった霊峰富士を大いに堪能♪「富士は日本一の山~」!........




「富士山世界遺産登録」お祝いの記事はコチラから
おわり
▲ by rollingwest | 2013-06-24 00:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(78)