<2018年1月>中高同級生との南房総・インスタ映えハイキング




★中高同級生との南房総ハイキング(充実の日帰り旅)
アウトドア活動2018事始めは1/27中高同級との「南房総ハイキング」(チバニアン、亀岩洞窟・濃溝滝、日本寺・鋸山、岡本桟橋)でした。絶好の冬型快晴に恵まれ、東京湾越しの冠雪富士山、最近インスタで話題になっている新たな名所・絶景を濃厚にレポートします。
.....鋸山から俯瞰した東京湾越しの富士、手前は浜金谷港、遥かに横須賀が見える....



今回も定番メンバー(T鳥氏、N-minto様・ハマジュリ様・ryoko様)が元気に参加してくれました。昨年11月「都内紅葉ウォーキング(杉並)」以来2ケ月ぶりの再会ですが、この5人でのハイキングとなると2016年秋の「山梨白州」(尾白川渓谷・日向山)なので結構久しぶりかな・・。
<2017年11月>中高同級との杉並ウォーキング記事
.....南房総の大人気SPOT鋸山・日本寺大仏は今回で3回目だがいつ来ても素晴らしい!....



<2016年10月>中高同級・山梨白州ハイキング一泊旅
鋸山・日本寺大仏は過去2度訪問していますが、昨今話題沸騰のチバニアン(77万年前の地軸逆転痕跡が残る地層露頭、国際登録が間近!)やインスタ映えでブームになっている新名所(亀岩洞窟・濃溝滝、富浦岡本桟橋)を初体験できることもあり、幹事としても大いにリキが入りました。
★川崎からアクアライン経由で「チバニアン」「亀岩洞窟・濃溝滝」へ初訪問
川崎駅に朝7:20集合してもらいRW車5人で乗り込んでいざ出発!東京湾アクアライン浮島ITに入る前にまずは川崎大師へ皆を案内して旅の安全祈願を済ませました。
.....(左)川崎大師へ参詣、本堂前で集合写真 (右)シンボルの赤五重塔が青空に映える....






メンバー2~3人が川崎大師は初めてとのことで、本堂参拝後は朝の静かな境内の見所を案内。五重塔脇には弘法大師像があり囲むように四国八十八箇所霊場の寺名・詠歌が記された標柱があります。これに触って一周すると同じご利益に預かれるとのこと
.....(左)目を引く赤い橋と白いインド仏塔 (右)八十八箇所霊場石標を巡るハマジュリ様....



今回は千葉県最南端を巡り多くの見所訪問を折込みましたが、日帰り旅(夜は川崎で懇親会)で行けるのはアクアラインがあるからこそ!バブル時代に巨額投資した東京湾横断道路は開所直後は超高額通行料でしたが、森田健作知事が就任後800円に設定してくれたおかげで実に利用しやすくなりました。今話題の地軸逆転チバニアン地層へ川崎から1時間半で行けるのです。いざ、出発~!
.....川崎浮島ITからアクアラインを通りチバニアンには1時間半で到着できる便利さ....



千葉県市原市にある養老渓谷地層は世界に認められた「チバニアン」と命名登録される予定です。
77万年前の地軸逆転の痕跡が残る地球歴史の一時代を代表するに「国際標準地」に登録され、千葉時代と呼ぶことになるのです。「山が少ない千葉県でなぜ?」と思うでしょう。
....田淵会館駐車場から15分歩くと養老渓谷に到着。ハイシーズンは駐車場確保がポイント....


実は千葉は地質学的に我が故郷柏崎と断層線で繋がっている最東端。日本列島を東西に分ける「フォッサマグナ」とは糸魚川・静岡構造線(西断崖)と柏崎・千葉構造線(東断崖)の2大断層線に囲まれた地溝帯という意味なのです。確かに新潟も茨城・千葉も地震が多い訳だ!
.....これが70万年前に地軸(NS極)が一挙逆転したチバニアン地層!氷柱が凄い!....



当日の露頭地層周辺は巨大な氷柱が沢山!養老渓谷の川水面も氷が張っていました。27日の朝は東京都心も氷点下2度、1月下旬は6日連続氷点下という記録的な寒さ(34年ぶり)が続いていました。今冬は全国的に厳しい冷え込みが続いていますね~!
.....養老渓谷は一面「氷の世界」、氷柱に覆われたチバニアン地層を見て地学勉強....




.....チバニアン正式登録後の渓谷はさらに人気となり大混雑が予想されるなあ・・....





次に訪問したのは近年SNSで発信され君津市を代表する観光名所に大ブレイクした「濃溝の滝」「亀岩の洞窟」でした。季節によっては陽が差し込みむとハート型の光が現れジブリ世界の様な絶景が見られると話題になり、ハイシーズンは観光バスが押し寄せる人気SPOT!
.....インスタ映えで大人気になっている「濃溝の滝」「亀岩の洞窟」を初訪問....





....ハートの光は今回残念ながら見られなかったが、ジブリ的な幻想的景観で話題沸騰....


清水渓流広場の駐車場から、幸運の鐘・濃溝滝・洞窟を見学、さらに進むと湿原ハイキング木道コースが現れました。ハイシーズンには多くの若いカップルが訪れるロマンチックコースですが還暦男女にとっては「何だ、こんなもんか・・」とやや期待外れ。まあ、ハートの光が見られたら感動したのかも・・
.....残雪の木道コースを進み、清水渓流広場の駐車場に到着、お洒落なお土産店あり....


★南房総最大の観光名所「鋸山」で絶景ハイキング
さて次は皆が大いに期待する鋸山ハイク!鋸山は千葉県内房に聳える低山(329m)で海越しの富士山が見られる絶景の山。ロープウェイでも行ける手軽さですが、やはりこの山は大仏・羅漢像・巨大観音像を見ながら周遊歩きをしてこそ歴史的な雰囲気が深く味わえます。
.....鋸山に上がっていく浜辺から眺めた海越し富士山、伊豆半島・伊豆大島も見えた....




鋸山・東口管理所の駐車場(ここは無料)に車を置き、拝観料600円を支払い、まずは日本寺の大仏との対面を目指します。こんなに寒い1月下旬だというのに梅が咲き始めている!
.....(左)鋸山ウォークは多様なコース歩きを楽しめる (右)もう梅が咲いている!さすが南房総....


日本寺は約1300年前、聖武天皇の勅詔を受けて行基菩薩が開いた関東最古の勅願所です。鋸山の南側斜面10万坪余りの境内に、日本寺大仏(薬師瑠璃光如来)、百尺観音像、千五百羅漢石像群など鎮座しており実にバラエティな歩きが楽しめます。
.....奈良東大寺大仏の1.8倍の高さを誇る「日本寺大仏」(高さ31m)、ヒャ~でかい!....




鋸山南斜面に広がるコースには千五百羅漢と呼ばれる1553体の石像群があります。石仏は1780年に日本寺禅師の発願により、上総国の石工達が21年をかけて彫ったもので一つとして同じ顔がなく見応えある羅漢群が鎮座する圧巻の散策道です。
.....「千五百羅漢道」を登りゆく。凄い数の羅漢たち、結構首がない石仏も多かった....








羅漢道コースは急坂、もっと簡単に上がれると思い込んでいた女性陣はヒーヒー喘いでいる。二天門・西国観音を過ぎて漸く山頂展望台へと出ると、壮観なる大絶景が目に入ってきました!
....「鋸山展望台」大絶景!東京湾・三浦半島を従えた冠雪富士の雄姿にみたび会えた!....




.....高さ100mの断崖絶壁(地獄のぞき)真下を覗けば地獄ではなく観音様が鎮座....


ここからの絶景を満喫するのはやはり西高東低の冬型快晴日に訪れるのがお薦め、です。名物ライオン岩(獅子咆哮)の最先端に上がり、東京湾大絶景を俯瞰できて皆さんは大喜び!
.....海越しの冠雪富士が実に素晴らしい!右はまさに獅子が咆哮する「ライオン岩」....




鋸岩展望台から降りて、地獄のぞき直下へと向かい石切り場を過ぎると高さ30mの「百尺観音」が現れます。戦死病没殉難者と交通犠牲者供養のために年の歳月をかけて昭和41年に昔の石切場跡に彫刻されました。鋸山観音とは3回目の対面ですが、九州国東半島の磨崖仏群を思い出しました。
.....石切り場には巨大な磨崖仏「百尺観音」、いつ見ても圧倒されるありがたきお姿!....





.....ライオン咆哮する地獄のぞき直下は地獄ではなく、慈愛観音様が鎮座(極楽じゃ~)....


百尺観音から散策道を進み西口管理所分岐から右手に登る展望台があります。ここは浅間神社も鎮座する「十州一覧台」。十州とは、安房・下総・上総・常陸・上野・下野・武蔵・相模・伊豆・駿河、つまり関東圏の旧10ヶ国が全て俯瞰できる絶景パノラマが味わえます。東京湾フェリー(横須賀・久里浜~浜金谷)も見えるぞ!丁度12時になってきたのでここで昼食
.....「十州一覧台」パノラマを見ながら昼食。東京湾・冠雪富士や横須賀・浜金谷を俯瞰....






昼食を済ませて今度は西口管理所の麓に鎮座する数々の史跡を訪問しながらの下山コースへ!不動滝・弘法大師護摩窟・通天窟・源頼朝蘇鉄・源氏不動・乾坤稲荷・薬師本殿・大黒堂と歴史深い見所が続々と登場します。全く飽きない楽しいウォーキングコースですね~!
.....(上) 不動滝 (下)通天窟と修験道・密教史跡を訪問し明るい参道へと出た....





鋸山は円仁(慈覚大師)や空海(弘法大師)などの名僧が修行に訪れた山全体が霊域となっているパワースポット!東京湾の冠雪富士の絶景とあわせて大いなる力を頂きました。
.... 薬師本殿・源氏不動・大黒堂を見て再び、日本寺大仏の駐車場へと戻る....







★締めもインスタ映えSPOT!旅の終わりはモトスミ居酒屋で打ち上げ会
次も今話題の穴場SPOT!インスタ映えで掘り起こされた富浦原岡海岸の「岡本桟橋」を訪ねてみました!富士山が見える千葉県海岸はどこにでもありますが、「海富士に向かって伸びるレトロな木桟橋は唯一の場所!」と写真家の間では絵になる絶景が大人気になっています。
.....知る人ぞ知る話題の「岡本桟橋」(富浦原岡海岸、海富士に向かって伸びる木桟橋....





.....(左)木桟橋最先端で富士山をバックに集合写真 (右)夕暮れ絶景(ネット写真より)....



15時過ぎ富浦海岸から富津立山道路(コチラは高速料金4千円)~アクアライン(800円)に乗り「海ほたる」で夕暮れの東京湾絶景を楽しみました。東京湾横断道路を掘削したシールドマシンノカッターモニュメントが印象的!2016年11月大学サークル還暦同級会の帰りに寄って以来の再会だネ。
<2016年11月>大学サークル同期アラ還合宿(南房総の旅)
....アクアライン「海ほたる」、東京湾のド真ん中に浮かぶ絶景満喫のオアシス休憩所....




夕暮れ迫る「海ほたる」の最前線展望台からは東京湾に浮かぶ大都会の摩天楼群やスカイツリーの幻想的シルエットが実に素晴らしい!今日の充実した南房総旅の余韻に浸り大満足気分
.....(左)ヨットの帆みたいな「風の塔」 (右)横浜ランドマークタワーと霞んだ夕暮富士がコラボ....


.....夕暮れ東京湾の絶景を見ながら楽しい一日を噛み締め直す。さあ川崎へ戻ろう!...


川崎浮島ITを降り、RW自宅(川崎・元住吉)に到着したのは17:30過ぎ。その後は超ボリュームで有名な地元の居酒屋に繰り出して打上げ会を開催。20:00頃に解散、お疲れ様でした~!
....地元の名店居酒屋「オリエンタル」、注文しすぎてしまい食い切れないボリューム....





今回企画もRW晴男幹事の面目躍如で天に感謝!インスタ映えする絶景見所を十二分に満喫して日帰りで無事帰宅できて実によかったなあ・・。翌日は二日酔い気味でしたが・・(苦笑)
.....再び、鋸山・展望岩から東京湾の冠雪富士山を噛み締め直してみて下さい!....

.....(左) 菱川師宣記念館前で見返り美人ポーズ (中)東京湾ビル群絶景 (右)ライオン岩咆哮....



おわり
▲ by rollingwest | 2018-02-16 20:45 | Comments(140)