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【熊野古道・伊勢路】一気参拝旅②:熊野速玉大社(神武天皇東征)&勝浦温泉編


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                    【熊野古道・伊勢路】参拝旅①:レビュー&熊野本宮大社編より続く 


★熊野三山の2社目は「熊野速玉大社」(新宮市)を参拝


2018年GWに20数社のパワースポットを一気通貫で巡った2泊3日の巡礼旅(熊野三山~伊勢路~伊勢神宮・熱田神宮)の第2編を公開!1回目は熊野本宮大社でしたが、今回は熊野三山の熊野速玉大社、神武天皇の東征史蹟、勝浦温泉を紹介しましょう!


   .....(左)新宮市に鎮座する「熊野速玉大社」 (右)紀伊半島にある「熊野三山」を再確認....
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本宮・速玉・那智の熊野三山社は紀伊半島南東部にあり、互いに30㎞前後の距離を隔てた位置にあり熊野古道中辺路によって結ばれています。3大社は個別の自然崇拝起源でしたが、各社主祭神を相互勧請し「熊野三所権現」として信仰されるようになりました。


   .....現在の社殿は明治16年9月に炎上して再建、 神倉山と一緒に2004年世界遺産指定....
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熊野速玉大社の祭神は日本書紀に登場する「速玉之男」とされています。元々は神倉山の巨石がある地にアミニズム(自然信仰)の磐座神が祀られていましたが、その後現在の社地に移転鎮座、、神倉山神社を元宮・速玉大社を新宮と呼び分けています。


    .....熊野速玉大社の境内は開放感があり熊野三山の中では一番親しみ易さ感じる....
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熊野速玉大社は洗練されたスマートな明るさが印象的、朱塗りの本殿と背後にある新緑のコントラストが眩しく、突き抜けるような開放感に心が洗われます。境内には5棟の社殿が並び「神宝館」には1200点近い国宝が保管展示されています。


   .....(左)速玉大社の「神宝館」 (右)金製・ミニ仏像や神仏習合の神像が次々と登場....
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境内には、夫婦円満や恋愛成就のパワースポットとして有名な「梛(nagi)の御神木」が鎮座、マキ科常緑樹では国内最大で樹齢は千年!「ナギは凪」に通じ海の航路を守る神木として崇められ、熊野詣の旅人からは「災いをナギ払う」と巡礼無事祈願の対象にもなっています。


   .....社殿脇の「梛(nagi)の御神木」、平治元年(1159年)平重盛の手植えと伝えられる....
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次は「速玉大社」が当地に遷座前の古代より信仰地として自然崇拝されていた「神倉山」に登ってみましょう!この山の中腹には花崗岩巨石(ゴトビキ岩)と重なり合って鎮座する有名な「神倉神社」があります。二人旅の同行者O君はあまり登山経験がないのでかなり苦労して登っていました。





★巨石とともに鎮座する「神倉神社」、神武天皇が登り立った「天磐盾」


「神倉神社」の参拝道入口に立つと真っ赤な鳥居が現れ、そこから奥はいきなり急な石階段の登りとなっています。20分ほど急坂を登って行くとついに出現!「これがかの有名なゴドビキ岩か~!」と感動・・、長く憧れていたパワーストーン」についに対面することが叶いました!


   .....(左)「神倉神社」の赤い鳥居 (右)源頼朝寄進の自然石の階段(538段)を登っていく....
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    .....神倉神社の御神体「ゴトビキ岩」(ガマ蛙の意味)、アミニズム(自然崇拝の)磐座巨石....
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この磐座は神武天皇が九州から東征した際に登った「天磐盾」(amenotateiwa)と謂われます。「古事記」「日本書紀」にはカムヤマトイワレビコ(のちの神武天皇)が東征途上で天から遣わされたヤタガラスの道案内により熊野・吉野の山中を行軍したということが記されています。 


   .....天照大神の子孫・神武天皇は日向国から九州北上・瀬戸内経由で大和に侵攻)....
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神武天皇は日向(高千穂の宮)で国を構えましたが、東方に天下を治める都を造ろうと兄達と一緒に大和へ向かいました。瀬戸内海を渡り、難波から淀川経由で河内に攻め入りましたが、大和豪族・長髄彦の迎撃に合って敗戦してしまい一時撤退で再戦略の練り直しとなりました。 


   .....2015年日向旅で神武天皇史跡を訪問、高千穂「槵觸神社」&東征出発地「美々津」湊....
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                            高千穂・日向(最終編⑤):神武天皇・宮崎神宮編 

神武天皇はアマテラス子孫なのに太陽に向かって戦ったことが敗戦原因と考え、ヤタガラスの導きを得て紀伊半島を南に迂回して熊野から北上して大和へ西進する侵入作戦に変更。太陽威光を背に受け神武軍は敵に圧勝し、ついに初代天皇として大和橿原に都を造営したのです。


   .....(左)日向から東征、大和で一時敗退 (右)熊野から回り込んで大和侵攻・リベンジ勝利....
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   .....(左&上)ゴトビキ岩は神武天皇「天磐盾」伝説 (下) 松明 「御燈祭」石段急坂を下る....
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ゴトビキ岩から新宮の街を眺望し、「神武天皇も岩に立って戦の勝利を祈願してこの光景を俯瞰したのか・・」と実に感慨深いものがありました。毎年2月に行われる「御燈祭」ではこの急峻な石階段を闇夜の中で松明片手に一気に駆け下りるという神事が行われます。





★新宮から南紀勝浦へ向かう(熊野古道・伊勢路を南下)


今日は南紀勝浦温泉に宿泊するので新宮から紀伊半島を南下して伊勢路ルート史跡を訪問してみました。まず初めは「佐野王子」にある「神武天皇聖績・狭野顕彰碑」とご対面~!日向佐野(宮崎県)が神武天皇の出生地と謂われており、地名の由来繋がりを感じます。


   .....(左)「神武天皇聖績・狭野顕彰碑」 (右) 佐野王子~浜王子の南紀伊勢路ルート....
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王子ヶ浜(阿須賀王子~高野坂の古道沿い)にある「浜王子」は神武天皇の兄2人を祭神としています。日本書紀によれば神武軍は途中で暴風雨に遭遇し船は遭難しました。兄達の命は奪われてしまいましたが、海中に沈む前に東征戦の守り神となるべく海に身を投げたのです。


     .....「浜王子」には神武天皇の二人の兄(稲飯命&三毛入野命)が祀られている....
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浜王子に隣接する「補陀洛山寺」も世界遺産に登録されているお寺です。補陀落(fudaraku)とは南方海上にある観音浄土のことで生きながらにして極楽往生を果たすため1ケ月分だけの食糧を積み込み、外から釘を打ちつけ航海に出た不思議な宗教儀式です。自殺行為の修行ですが、その目指す心境は山形・新潟に多く見られる即身仏ミイラと同様なものに思えます。


   .....(左)世界遺産「補陀洛山寺」 (右) 死を決した補陀洛渡海の朱色船が展示されている....
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    .....補陀洛山寺の裏には極楽往生を目指して渡海した僧たちの墓が沢山残されている....
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★南紀勝浦のアミューズメント温泉「ホテル浦島」、15年ぶりの宿泊


今日の宿泊は南紀勝浦温泉「ホテル浦島」、ここは2003年家族旅行で宿泊して以来15年ぶりの再訪で実に懐かしい!紀の松島と一体となったワンダーランド的なホテルです。


   .....南紀勝浦温泉「ホテル浦島」はアミューズメントに徹した豪華で楽しいホテル....           
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前回(家族旅行)では車で直接ホテルに乗り付けましたが、今回はホテル側で運行する送迎フェリーに乗船での上陸でチェックインしました。相変わらずこのホテルは独特で面白いな~!


   .....(左)対岸に渡るホテル送迎フェリーの乗り場 (右)船の航跡を見ながらまったり気分....
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    .....ホテル浦島がだんだん近づいてきた!山上の建物もエスカレーターで繋がっている....        
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フェリー桟橋に到着すると亀さんがお出迎え(なるほど浦島だもんね)!宿泊手続きを済ませ15年ぶりにホテル内を散策してみました。だいぶ老朽化した感は否めないけれど、複雑な迷路構造は15年前と全く同じだ!アミューズメントに徹している姿も変わってないね~!


   .....乗船桟橋に到着~!浦島の名前にちなんで亀の置物もお出迎え、チェックイン手続き....
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   .....(左)ホテル浦島の建物構造図 (右)各建物はエスカレータ等で迷路の様に繋がっている....
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さあ久しぶりにホテル浦島が誇る数々の海に面した洞窟温泉に入ってみよう!「忘帰洞」など海と繋がった洞窟温泉に浸りながら望む日の出パノラマが楽しめて最高!大正時代に紀州藩徳川家が来訪し「帰ることを忘れるほど心地よい」と誉めた由来命名です。


   .....さあ温泉に行こう!お土産店が連続する長い廊下を歩いていくと洞窟風呂の入口へ!....
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    ..... 当ホテルの最大名物の洞窟温泉「忘帰洞」、天然洞窟を生かした大迫力の露天風呂....
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洞窟温泉は「玄武洞」もお勧め!細長いが太平洋に面しているので迫力ある波が打ち寄せるのを見ることができます。押し寄せる波を見ながら自然の岩の中で温泉を満喫できるとは・・!この温泉を作り上げた人は本当に凄いな~とあらためて感心しました。


   ....数々の洞窟温泉を渡り歩いて大満足!熊野に沈む夕日を楽しみながら大食堂へ....
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海夕日を楽しんだ後はお楽しみの夕食時間・バイキング形式の雑多雰囲気で宿泊客が犇めいています。料理はそんなに大したものではありませんが、食に拘らないRWにはこんなもんで十分!


   .....バイキング形式大食堂、寿司・天ぷら・蕎麦・焼き物など各種料理やデザートが取り放題....
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メインイベントのマグロの解体ショーが始まりました!前回の家族旅行では見られなかったので初体験!さすがマグロ漁港で有名な南紀勝浦だけあってドでかい大物が小気味よく捌かれていきます!迫力のマグロ解体の包丁さばきとプロセスをとくとご覧あれ~!


   .....大人気のマグロ解体コーナー!メインの迫力ショーに人だかり、皆の目は釘づけ状態....
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さて夕食後にもう一度洞窟温泉に浸かり夕闇の勝浦港の夜景を楽しみました。明日はホテル浦島の屋上部にある山上稲荷に上がって朝日を楽しみ「紀の松島」絶景を俯瞰してみよう!


   .....ほろ酔い気分で夜風に当たってみよう。静謐な勝浦漁港の夜景湾光景を楽しむ....
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次回の第3編は熊野三山の最大クライマックス「熊野那智大社」&「那智の滝」、巨大花崗岩のパワースポット「花窟神社」などがいよいよ登場しますのでお楽しみに~!


    ....熊野伊勢路の旅は始まったばかり、熊野三山から伊勢神宮・熱田神宮まではまだまだ遠い....
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     .....次回は熊野三山で最大人気を誇る那智大社・青岸渡寺・那智の滝がまず登場!....
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          「熊野速玉大社」               「神倉神社ゴトビキ岩」      
        「神武天皇の東征ルート」             「補陀洛渡海」       





  by rollingwest | 2019-07-02 22:50 | 寺社・史跡・古道 | Comments(186)

<2019年GW>【熊野古道・伊勢路】一気参拝旅①:レビュー&熊野本宮大社編


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★「平成」から「令和」の時代へ!ブログ12周年の節目を迎えて


30年余り続いた元号「平成」がついに終わり、新たな「令和」時代を迎えます。自分自身も2007年5月のブログ開始から丁度12年の筋目(4/27に累計アクセス64万件)となり「干支が一巡したのだなあ・・」と感慨深いものがあります。「継続は力なり」・・、皆様方と楽しく交流を続けられたことに大感謝です!今後「令和」の時代もお付き合いよろしくお願いいたします!


   .....天皇・皇后両陛下伊勢神宮を参拝し退位報告三種の神器が一堂に揃うレア光景....
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天皇・皇后両陛下は4/18伊勢神宮に参拝し退位報告されました。その後は「上皇・上皇后」となり、象徴として行ってきた公務から離れ、皇太子徳仁親王(浩宮)が令和の新天皇として即位されます。最後の行幸・伊勢神宮では三種神器が揃い儀式は非常に厳かなものでした。

                             <2010年6月>伊勢路・奈良の旅①:「伊勢神宮」

                                出雲大社&伊勢神宮(日本神話に潜む謎の関係)

   .....歴代上皇が行幸を重ねた「熊野詣」、蟻行列にも比喩される程の平安時代で大ブーム....
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歴史的に有名な上皇行幸といえばやはり「熊野詣」。平安時代の宇多法皇(907)以来、法皇上皇の熊野御幸が始まり、後白河上皇・後鳥羽上皇・鳥羽上皇・白河上皇などが物凄い頻度で参詣しています。平安期に「蟻の熊野詣」と呼ばれる程ブームになった信仰の道は、江戸時代でも「伊勢へ七度、熊野へ三度」とお伊勢参り後に伊勢路を通って熊野詣が行われました。






★関西在住時代(2002~4)に駆け巡った各種の熊野古道ルート


「熊野古道」は紀伊半島南部の「熊野三山」(本宮、速玉、那智の各大社)に向かう5つのルート(紀伊路・小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路)&霊場吉野からの山岳道(大峰奥駈道)があります。

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   .....(左)「熊野古道」の全ルート (右)2003年11月熊野へ家族旅行(那智大社・橋杭岩等)....       
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世界遺産登録は2006年ですが、RWは関西勤務時代(2002~04)に中辺路・大辺路・大峰奥駈道へ、山仲間や家族と一緒に何度も足を運んで道の歴史深さを味わったものです。


   .....2002年10月、初めての熊野古道体験!「中辺路」の歴史深い石畳道を歩き抜く....
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熊野は神話時代から神々が宿る場所として特別地域と考えられていました。吉野「金峯山寺」(山岳修験の根本道場)から大峯山を縦走して熊野に至る「奥駈け道」は1000-1900m級の険しい峰々を踏破する修行古道、役行者(修験道開祖)が8世紀初頭に開いた聖地ルートです。


   .....2003年4月、吉野へ家族旅行、一大霊場「金峯山寺」から「吉野千本桜」を満喫....
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熊野の山中は、仏教では深い森林に覆われた山々を阿弥陀仏・観音浄土に見立て、超自然的な能力を習得するための修行の場だったのです。まさに神仏習合・山岳修験道の日本最大聖地かもしれません。「奥駈道」に鎮座する主な名峰(大峰山・八経ケ岳・釈迦ケ岳・伯母子岳等)は一通り制覇することができました。


   .....2003年5月、「大峰山・奥駈道」の名峰縦走、霊気に満ち溢れた山岳自然を体験....
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今も女人禁制「結界門」で仕切られる場所が幾つか残っているのが本当に凄いことだネ~!深い森に囲まれた奥駈山行をした時に独特な霊気を感じ驚くような体験をしました。我々山仲間3人 がテントを張っている近くで山伏たちが樹木に向かって呪文を唱え始めると、突然雷が鳴り出し稲光とともにそこに雷が落ちるという不思議な光景を目の当たりにしたのです!本当にビックリしたな~!


   .....(左)2003年4月後醍醐天皇の御所訪問 (右) 2003年5月、大峰・女人禁制「結界門」...
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熊野メイン見所(本宮大社・那智の滝・青岸渡寺・熊野那智大社・勝浦・太地・串本潮の岬等)も15年前の家族旅行で巡りましたが、まだ行きそびれたパワースポット(熊野速玉大社・花窟神社・伊勢路ルート)も残っていました。いつかリベンジ再訪問したいと強く思っていたのです。






★熊野三山~伊勢・熱田神宮へ駆け抜けた一気参拝旅(2018GW)回顧レポート!


そんな中、職場後輩OH君(柏崎出身・御朱印集め趣味・霊場巡礼好き)から「熊野に連れて行ってほしい」と要望があり「これはいい機会!」と思い立ち、熊野三山~那智勝浦~伊勢神宮~熱田神宮まで車で駆け抜ける旅を昨年GWに実現しました。1年目にようやく写真を蔵出しで記事を初公開します。


   .....昨年GWに熊野・伊勢路20数社巡る一気通貫の旅(2泊3日)をシリーズレポート開始....
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初日に熊野本宮大社・速玉大社を廻り勝浦温泉宿泊。翌日は熊野那智大社・那智の滝~伊勢路パワースポット経由で鳥羽に宿泊。最終日は伊勢神宮を含めたパワースポット&熱田神宮まで行き名古屋から帰京。20数社を2泊3日で巡るパワースポット一気通貫の旅計画です。


   .....(左)武蔵小杉駅から羽田空港直行バス (右)快晴の羽田空港、早朝に搭乗出発...
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今回も「3日間可能な限り神社を廻るぞ~!」と欲張りなテンコ盛り計画でしたが、綿密に準備を重ねました。羽田でOH君と待合わせ早朝出発、雄大な雲海風景を楽しみ南紀白浜空港へ



   .....(左)美しい雲海を飛行機から満喫 (右)いよいよ南紀白浜空港が見えてきたぞ!....        
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★中辺路起点の「滝尻王子・熊野古道館」


8:40南紀白浜空港に到着後、レンタカーを借りて9:00熊野古道の旅がいよいよスタートしました!紀伊田辺から南紀山岳部へと走り、まず初めは中辺路の出発点である「滝尻王子」を訪問!ここには熊野古道の観光案内や歴史紹介を兼ねた「熊野古道館」があります。


   .....(上)南紀白浜空港に到着、レンタカー手続き (下)空港から熊野古道・中辺路へ向かう...
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   ....中辺路出発地にある「熊野古道館」、熊野古道の観光案内拠点で事前学習を完了....
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「滝尻王子」の鳥居前に来たのは16年ぶり!熊野古道歩きを初めて体験したのは関西勤務2002年10月、まだ世界遺産指定もされておらず静かなブームになり始めた頃でした。「熊野古道館」であらためて全体歴史や陳列を眺め頭の中を再整理して旅のスタートを切りました。


   .....中辺路ルート出発地「滝尻王子」の鳥居前。懐かしいね~、もう10数年が経ったか!....
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   .....(上)「熊野古道館」を十分満期して再出発 (下)変化ある風景、熊野川沿いドライブ....
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★熊野巡礼の目的地:「熊野本宮大社」&「大斎原」(旧社地跡)


さあいよいよ「熊野三山」の最初の参拝社は「熊野本宮大社」、上皇達一行が目指したのはまさにこのパワースポット。全国3千社ある熊野神社の総本宮であり、熊野三所権現とも言われます。2003家族旅行以来2回目ですが、再び荘厳な雰囲気と歴史の深さに圧倒されました。


   .....今回のメインスポット「熊野本宮大社」を参拝、「八咫烏」のマークが堂々聳える....
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   .....(左)OH君は熊野本宮の初体験 (右)拝殿祈りを捧げた後は御朱印スタンプ・行列待ち....
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左手から第一殿・夫須美大神、第二殿・速玉大神、第三殿・家津美御子大神、第四殿・天照大神が祀られており礼拝を済ませて境内を散策。歴代上皇・熊野御幸石碑があり、後白河上皇33回・後鳥羽上皇29回・鳥羽上皇23回・白河上皇12回・・、遠方遥々よく来られたものだ!


   .....(左)熊野本宮大社の4殿を遠方撮影 (右)神鏡に大接近、歴代上皇御幸の石碑....
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本宮大社のシンボルは「八咫烏」(ヤタガラス)、日本神話において神武東征の際、神に遣わされて神武天皇を熊野 に導いたのです。ご存知サッカー日本代表のシンボルマーク(1987から採用)ですが、今回調べてみると「明治時代に日本に初めてサッカーを紹介した中村覚之助氏の出身が和歌山県那智勝浦町」という経緯とのこと!次回W杯は神の力で、是非日本をベスト8に導いて下さい。

                    <2015年5月>神武天皇・東征出発(日向の国)訪問の記事

   .....(左)熊野本宮大社のシンボル「八咫烏」(三本足)  (中)サッカー日本代表の守り神....
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次は大社旧社地跡「大斎原」(ohyunohara)に向かおう!かつて熊野本宮は熊野川など3つの川が合流する中洲にあり、1万坪の境内に現在の数倍規模の社殿・楼門・神楽殿・能舞台等が犇めいていました。しかし1889年に大水害が起こり社殿の殆どが流されてしまったのです。


   .....熊野本宮から河原へ下り右手に「日本一の大鳥居」(本宮のルーツ)が見えてきた!....
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   .....熊野本宮大社旧社地「大斎原」、明治22年の大水害で社殿が流され現在位置に遷座....
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大斎原は現在の熊野本宮大社から500mほど離れており、道路を隔てて、大鳥居(高さ約34m、幅約42m)が見え、背後のこんもりとした森の中にあります。日本で高さ30mを超す大鳥居は3つしかありません。①熊野本宮大社(和歌山県田辺市) 34m、②大神神社 (奈良県桜井市)32m、③弥彦神社 (新潟県弥彦村)30m、まさに熊野の鳥居が日本一の高さなのです!


   .....(左下)流された8社を祀る石造小祠 (右)三角州に聳える大鳥居は古え歴史の長さ....
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水害を免れた4社を現在の熊野本宮大社がある場所に遷座しました。かつて多くの人々の祈りを受け止めた大斎原には、流失した中・下の8社を祀る石造の小祠が建てられており、巫女の舞が行われていました。まさに霊気エネルギーが満ちた場所だったんだなあ・・!



   .....大斎原の広場で「巫女の舞」が繰り広げられる。昔は天空の神との語らいが行われた....
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帰りは熊野古道観光の情報提供施設「世界遺産熊野本宮館」(2009年完成、総工費8億円)を覗いてみました。「大斎原は理想的な風水地形」との解説から、古代から当地は癒しのエネルギーが沸き渦巻いた場所であり、人々が祈った超パワースポットなのでしょう。


   .....熊野本宮大社前の「世界遺産熊野本宮館」、紀伊山地の霊場と参詣道」の案内拠点....
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★【熊野・伊勢路】一気参拝旅:シリーズ全編の概要紹介


<熊野伊勢路参拝旅シリーズ>第1編は、熊野古道の歴史・関西時代の懐かしい写真レビュー、昨年GW周遊旅の熊野本宮大社でスタートしましたがこの辺で筆を置きたいと思います。さて今回スタートした熊野・伊勢路参拝シリーズは全5編で纏めることにしました。


   ....第1~3編熊野三山を中心にレポート!その後4~5編は伊勢路を北上していく....
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次回第2編は「熊野速玉大社」、巨岩ゴトビキ岩鎮座の「神倉神社」、神武天皇東遷した上陸史跡、「補陀落渡海」出発点の寺、宿泊した那智勝浦の「ホテル浦島」等のレポートをお届けします。


   ....(左)三山の一つ「熊野速玉大社」 (右) ゴトビキ岩が鎮座する新宮「神倉神社」....
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   .....(左)上空から見る新宮市内・神倉神社 (右)海の浄土拠点となった「補陀落寺」....       
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   .....(左)宿泊した那智勝浦温泉「ホテル浦島」 (右)勝浦湾から見た夕陽光景....
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第3編は、那智勝浦の朝日&「紀の松島」、「熊野那智大社」「青岸渡寺」「那智の滝」、伊勢路ルートを北上して「産田神社」「花窟神社」などのパワースポット紹介を予定しています。


   .....(左)那智勝浦の高台から仰いだサンライズ (右)「紀の松島」の絶景を眺望....
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   .....(上)「熊野那智大社」&「那智の滝」 (下) 「青岸渡寺」(右下)「花窟神社」....
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第4編は、秦の始皇帝が不老不死薬を求めて日本に遣わせた「徐福」の伝説が伝えられる「阿須賀神社」、徐福上陸の地「波多須」、世界遺産「獅子岩」、ゼロ地場のパワースポット「滝原宮」、伊勢神宮の起源とも謂われる「伊雑宮」、夫婦岩「二見浦」を紹介。そして宿泊・鳥羽ホテルからのレポート


   .....(左)「獅子岩」「楯ケ崎」、熊野地形の秘密 (右)「徐福伝説」の「阿須賀神社」(新宮)....
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   .....(左)ゼロ地場のパワースポット「滝原宮」 (右)伊勢神宮とは謎の関係「伊雑宮」....
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   .....(左)伊勢志摩へ向かい鳥羽宿泊 (右)翌朝は夫婦岩の「二見ケ浦」を訪問....
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最終第5編は「伊勢神宮」(外宮・内宮)・「猿田彦神社」、そして名古屋まで移動して「熱田神宮」(草薙剣が奉納)を参拝して帰京。そして熊野三山・伊勢路の旅全体を総纏めして振り返ってみます。
続編のレポートは、気が向いた時にだらだらと公開していきますので完結編は2020東京五輪が終わった後かもしれません。気を長~くしてお待ちください。


   .....最終日は天皇家の皇祖神「伊勢神宮」を参拝 (左)「」 (右)「内宮」....
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   .....伊勢の「おかげ横丁」は大賑わい!この通りは何度歩いても活気が満ちています....
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   .....最後は「熱田神宮」を参拝して長旅の無事安全に感謝、名古屋から新幹線で帰京....
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平成最後の4月末公開の熊野&伊勢路記事ですが、コメントが沢山入ってくるのは改元後の新時代になってからかな・・?令和・新時代になっても皆様との交流を大いに楽しみにしており、あらためてお付き合いよろしくお願いいたします!GW10連休を大いに楽しまれて下さい。


  .....今回巡った熊野・伊勢路ルート。当初計画した神社参拝をほぼ完璧に実現でき満足....
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                                                       おわり


  [美しき日本] 吉野高野熊野の国 熊野古道        「熊野古道伊勢路」           
  大社旧社跡地「大斎原」の日本一大鳥居   サッカー日本代表の守り神「八咫烏」伝説           

  by rollingwest | 2019-04-28 16:00 | 寺社・史跡・古道 | Comments(194)