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<2018年8月28~30日>北アルプス上高地の名峰「霞沢岳」、2泊3日テント旅


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★上高地を見下ろすように聳える日本200名山「霞沢岳」


北アルプス登山のメイン基地・入口として本格的な登山者は必ず訪れる日本屈指の山岳リゾート「上高地」、登山をしない人にとっても憧れの場所で、年間150万人以上の観光客が押し寄せます。近年はインバウンドブームで外国人客も急増、今や世界に誇る有名観光地です。


  .....上高地を代表する光景 (左)河童橋から仰ぐ穂高連峰 (右)化粧柳と清流「梓川」.....
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登山に目覚めた大学生時代、まずは北アルプス「槍ケ岳・穂高連峰」に憧れるもので「上高地」は何度も訪れましたが、初体験の感動は今も忘れられません。学生時代の北アルプス縦走や新婚時代にカミサンと登った蝶ケ岳・槍ケ岳も含め、上高地訪問は10数回になるかなあ・・。


  .....(左)大学時代は北アルプス山行が圧倒多数 (右)久しぶりに上高地散策を楽しもう.....
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今回は遅い夏休み取得で、大正池や上高地を真上から睥睨するが如く聳える200名山「霞沢岳」(2646m)への挑戦!社会人以降の北アルプス登山は、北部の剣岳・立山、裏銀座・雲ノ平が中心だったので上高地は随分遠ざかっており、17年ぶりの訪問(2001焼岳・西穂高への登山以来)でした。


  .....「霞沢岳」は上高地や大正池を背後から見下ろすように鎮座する日本200名山.....      
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霞沢岳は上高地の背後にあり穂高連峰に対峙する山で、徳本(tokugo)峠からの道しか登山できません。メイン縦走路から外れるため登山者も少なくマイナーな存在。10年前の出向先同僚「T架橋」さん(今も洋楽カラオケを歌う仲)が「いつか霞沢岳に登りたい」と拘っており、彼の30数年来の夢を叶えようと今回ついに意を決した経緯にあります。






★久しぶりに特急「あずさ」に乗って松本駅から上高地へ!


初日早朝6:40、T架橋さんと新宿駅南口で待ち合せ7:00発特急「あずさ」で松本駅へ!学生時代はキスリング重装備で夜行列車に乗るために新宿駅アルプス広場に長い行列で並んだもんだなア・・。昭和時代の登山を象徴する懐かしい駅構内風景が蘇りました。


  .....(左)特急「あずさ」で 新宿駅出発 (右)大学時代は夜行列車、アルプス広場に並んだ.....    
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9:40松本駅到着、駅前のアルピコ交通に乗り換え直通バスで上高地へ向かいました。天気は前線が北陸停滞で長野県は不安定で微妙な状況かなア・・。沢渡・中ノ湯を過ぎると相当な雨になってきた~!晴れ男を自称するRWですが今回の山行は厳しいのかも・・


    .....(左)松本駅到着 (右)駅前広場前のビルに上高地行きバスターミナルがある.....
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    .....(左)上高地バスターミナル到着 (右)T架橋氏とザック準備を整えていざ出発.....
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12:00過ぎに上高地バスターミナル到着。雨は何とか上がっている。12:15に出発して5分程歩くと大正7年創業「五千尺ロッヂ」が見えてきました。名の由来は3千m級峰(アルプス1万尺)の半分・五千尺(1500m)が上高地の標高だからです。ロッジ目の前にある上高地のシンボル「河童橋」・・、新婚時代カミさんと槍ヶ岳登山して以来30年ぶりの対面だ~!


    .....(左) 100年の歴史を誇る「五千尺ロッヂ」 (右)上高地のシンボル「河童橋」.....
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    .....上高地でテントを張るならば「小梨平キャンプ場」が一番有な場所かな.....
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★「穂高神社奥宮」を参拝し「明神池」散策。テント泊基地の「徳本峠小屋」へ


小梨平キャンプ場を通過して暫く歩き進むと「明神館」に到着。荷物を降ろして一服休憩した後は、天候回復と安全祈願のため「穂高神社奥宮」を参拝していきましょう。裏手奥宮参道途中、「梓川」に架かる「明神橋」(2003年リニューアル)があり、橋を渡って「明神池」へと向かいます。


    .....(左) 「明神館」に到着 (右)T架橋さんと「穂高神社奥宮」の石碑前にて.....    
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  .....(左)リニューアル「明神橋」は初体験! (右)梓川を渡って30年ぶりに「明神池」へ.....
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明神池・奥宮が目前に迫ってくると左手に、北アルプス登山史を語るに欠かせない「嘉門次小屋」が現れました。地元猟師だった上條嘉門次は、日本近代登山の父「W・ウエストン」(著書「日本アルプスの登山と探検」)を槍ヶ岳に案内しました。ウエストンは彼の人柄と技術に敬服し20余年の親交を深め、小屋には友情記念として贈られたピッケルが現在も残っています。


 ....北アルプス山岳史に不可欠の「嘉門次小屋」、ウエストン&上條嘉門次の交流が記される.....
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    .....(左) 穂高神社奥宮に参拝するT架橋さん (右)海神が鎮座する「明神池」.....
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「明神池」(拝観料300円が必要)を久しぶりに散策してみよう!梓川の古い流路が、明神岳の崩落砂礫で堰き止められてできた大小2つの池(一之池・二之池)で、冬でも全面凍結しない透明感あふれる水面が空を映し静寂に広がります。まさに神が見守る鏡池という雰囲気!


    .....静けさと神々しさを感じる「一之池」の風景、北アに鎮座した神のオーラが!.....
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  .... 明神岳を見上げる「二之池」の池中に配された大岩石は大自然の造形美そのもの.....
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「穂高神社奥宮」が鎮座する神域には、遠く北九州に栄えた「安曇族の海神」が北アルプスの祭神・総鎮守として鎮座しています。上高地は古くから、神降地、神河内などとも呼ばれ、神々を祀るに最も神聖な場所とされてきました。毎年10月8日は明神池に龍頭鷁首の御船を浮かべ、一年の山の安全を祈願する平安朝の神事「御船祭り」が行われます。


    .....(左)「嘉門次小屋」から立ち上る煙 (右)「御船祭り」に登場する「龍頭鷁首」.....
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さていよいよ霞沢岳のベースキャンプ「徳本(tokugo)峠小屋」への登り!明神分岐から真っ直ぐ徳沢方面に進めば、涸沢カール経由で槍・穂高登山のメインルート、我々は右からのコース経由で峠を目指して上がります。2時間半の登りですがテント・食糧をフルで担ぐ急登道はやはり辛かった~!


  .....明神から徳本峠小屋への急傾斜な山道、難儀な登りで最後の水場にて一服休憩.....
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かつて上高地への入山は、松本から島々谷経由で徳本峠越えする道が唯一のルートでした。T架橋さんは、古から続く歴史深い登山道を挑戦することが長年の夢でしたが、結構厳しいロングコースで彼自身が30年ぶりの登山なのです。RWは彼に「いきなり無理すると遭難事故が懸念されますよ。」と何とか説得し、整備された上高地経由コースを選択してもらいました。


    .....(左)古から上高地入口だった「徳本峠」の小屋 (右)雨の中でテントを張る....
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16:00過ぎ「徳本峠小屋」へ到着。久しぶりのテント泊だなあ・・。それも同じ場所に連泊とは初めての体験!しかしテントを張り始めると猛烈な雨になってきました。それぞれのテントで食事を済ませ明日に備えましたが、低い位置にテントを張ったT架橋さんは敷きマットに雨水が浸水して大変だったようです。明日は大丈夫かなあ・・。激しい雨音に不安感がよぎる・・。






★「霞沢岳」への挑戦(10時間半往復ロード)、北アルプス大絶景を堪能!


朝4時起床、テントから空を見上げると昨夜の雨は上がり青空が見えているぞ!今回も晴れ男RWの無敗連続記録(2012年11月の山行以来20勝4引分)を25に伸ばせそうな気がしてきた!5:45出発、サブザック軽装のピストンとはいえ霞沢岳へは10時間の長丁場往復です。


  .....(左)感激的な晴天の朝を迎える! (右)ジャンクションピーク通過、いい気持ち!.....
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徳本峠から森林帯を歩き、最初の節目「ジャンクションピーク」に到着!青空と雲の織り成す芸術的なパノラマを楽しみ、8:00小湿地を通過しました。この辺りまでは実に軽快な気分で登って行けた道中、8月下旬はまだ沢山の高山植物が豊富に咲き誇り、大いに癒されました!


    ....ジャンクションピークで眺望した青空・陽光・雲の芸術!暫し見とれましたネ~.....
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    .....美しい高山植物が続々と登場!8月下旬はまだ花は頑張って咲いている.....
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しかし8:30を過ぎると再び雨が降り出してきました!北陸に停滞する前線が長野に南下してきたのかな?不安定な天候が続いた今年の夏、やはりそう甘くはなく山頂パノラマは期待できない懸念が再び頭を擡げてきました。無敗連続記録は今回で終わりを告げてしまうのかも・・


  ..... 晴れと思いきや急に雨が降ってきた!不安定な天気、膨らんだ希望が一挙収縮.....
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  .....(左)憂鬱な気持ちで登っていく (右)雨で元気なのはキノコばかりかな・・(泣).....
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それからはずっと霧の中・・、霞沢岳が一体どんな姿をしているのか羨望しつつも状況は依然変わりません。11:15漸くT架橋さんが30数年憧れ続けてきた山頂に立ちました。昼食を摂って霧が晴れるのを待ち続けましたが望みはついに叶わず諦めて下山開始。しかし12時過ぎ、何と!霧が晴れてパノラマが開けてきた!天は我々を見放さなかった~!(感激)


  .....何も見えない霧中山行が続く。念願の「霞沢岳」山頂に立ったがホワイト世界、霞だけ(涙).....
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    .....諦めて下山開始・・、しかし数分後奇跡的に霧が晴れてきた!何たる天の配剤!.....
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復路でもう一度K1ピークに12:40立つと、先程は霧で包まれていた灰色光景とは一変!喘ぎながら歩いてきたナイフリッジ登山道がクッキリと浮かび上がってくる。左半分が霧、右半分が緑に覆われる稜線尾根!ついに「霞沢岳」も全貌を鮮やかに現してきた~!かくもボリュームある雄々しい山だったのか!「10年来の夢が報われた~!」と2人は喜び感激に浸りました。


  .....雲が一挙に晴れナイフリッジ稜線やワイルドな山容が徐々に露わになってきた!..... 
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  .....(左)上高地の目の前に聳える「六百山」 (右)「霞沢岳」の全貌山容がついに現る.....
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霧は完全に晴れ渡り上高地の全貌が識別できます。真下にはセレブも憧れる帝国ホテル(大正池の近く)の赤い屋根も見えるではないか!目の前には「六百山」が鎮座、奥穂高岳から急激に落ち込む「岳沢」の地形も睥睨できます。大学時代にこの厳しい急坂道を下山したなあ・・。


  .....(左)上高地のシンボル「帝国ホテル」 (右)穂高連峰から下る「岳沢」の長い雪渓.....
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  .....(左)穂高連峰の峻嶮な稜線風景は大迫力! (右)ピラミダルな「常念岳」の雄姿も!.....
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しかし戻り路はまだまだ長くあと3時間以上は歩かなければなりません。アップダウンを繰り返す下山、相当歩いても次の通過目標地が出てこない・・。(泣)疲れはどんどん増していきます。徳本峠小屋テントに16:00過ぎヘトヘト状態で到着。今日は10時間半も歩いてしまった。乾杯~!満足感に溢れたビール・焼酎で大いに報われました。


    .....(左)徳本峠のマイテントに戻る (右)乾杯~!ついに達成しましたね~!.....
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 .....(上)充実感の宴会を終え、夕暮れが深まる (下)疲れ果てて月夜のテントで爆睡・・.....
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★上高地から充実満足感のバス帰京!


最終日は4時過ぎに起床、朝食を摂りテントを撤収して6時に徳本峠小屋に別れを告げました。初日登った時は重い荷物の急坂で苦しかったけれど、帰り道は軽くなったザックなので快適でスイスイの下り道。梓川沿いに出て8:15明神館に到着しました。


  .....徳本峠小屋を出発し明神分岐へ下る。昔はこのルートで上高地へ入った歴史道.....
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「穂高神社奥宮」石碑に向かってお礼参拝・・「不安定天候で殆ど諦めていたのに、頂上付近で大逆転の天恵なる晴れ間とパノラマ絶景を与えて頂き感謝します!」今回は穂高神の配剤により土壇場で引分けに持ち込み、何とか連続無敗記録を25(20勝5分け)に伸ばすことができました。


   .....(左)穂高神社奥宮に御礼祈願 (右)神の山「明神岳」はいつ見ても大迫力の姿.....
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帰りは初日の復路、梓川沿いの道を歩き小梨平キャンプ場経由で8:30「河童橋」に到着。今日は曇りがちで穂高連峰は雲の中。上高地バスターミナルから9:20新島々行きバスに搭乗


   .....梓川の清流に見惚れ、瑞々しいケショウヤナギと河童橋をバックに!旅の終わり.....
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    .....(左)朝早い河童橋には観光客がまだ少ない (右)上高地バスターミナルを出発.....
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帰りのバスは松本電鉄「新島々駅」止まりなので乗り換えて松本駅へ!ちょうど昼時なので再びビールで乾杯!お疲れ様でした~!松本からはアルピコ交通バスで新宿バスタまで直通(お値段は3千円の割安!)、17時に帰宅して満足感で入浴後もう一杯!


    .....松本電鉄「新島々駅」、ここでバスから電車乗換え。カラフルな車両だネ~!.....
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 .....松本バスターミナル「王将」餃子でビール2杯、帰りは新宿まで直通バス、楽チン帰京.....
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久しぶりの北アルプス2泊3日テント山旅は、2人の10年来の霞沢岳への思いを実現し、自分自身も無事200名山161座を刻むことができました。次回も2人で北アルプス北部名峰に再挑戦しようと誓い合いました。


  .....(上)徳本峠から見た朝焼けの前穂高岳 (下)霞沢岳から撮影した焼岳~穂高山麓.....            
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                                             おわり

  by rollingwest | 2018-09-23 16:00 | Comments(34)

<2018年7月14~16日>朝日連峰の盟主「大朝日岳」(日本百名山)、猛暑の苦行登山


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★山形・新潟県境に鎮座する奥深き原生林の山「朝日連峰」


前回の越後名峰「巻機山」(日本百名山)レポートに続き、今回も登山記事にお付き合い下さい。日本200名山も登頂160座(うち百名山80座)となり、残すところあと40座となりましたが、ここ数年めっきり登山回数が落ちている自分の体たらくぶりを反省(昨年は2座しか進まず)・・。今年はちょっと気合を入れ直してみようと思い、珍しく連続の百名山レポートとなります。

                              「日本200名山登頂データ」(2018.1月時点) 


 .....山形県の「朝日連峰」は奥深い自然の山々!7月中旬、連峰盟主「大朝日岳」に挑戦!....
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今回挑戦したのは山形・新潟県境に連なる「朝日連峰」の主峰「大朝日岳」(1870m・山形県に帰属)、この山は百名山にも関わらず全国的知名度はかなり低い気がします。東京からの交通アクセスが悪くて兎に角行きづらい・・登山歩行距離が長いことが最大の理由と思います。


   ....7月中旬の東北はまさに梅雨明け!猛暑の中で、急坂登りが続く苦行の登山に!....          
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7月中旬なので「天気は大丈夫かな?」と心配しましたが、東北南部はまさに14日が梅雨明けとなり、超快晴に恵まれました。しかし今年は記録的な猛暑の年(8月は全国各地で41度を超える箇所続出)、我々が挑戦した7月3連休も梅雨明け直後の異常猛暑の中で長時間歩く羽目となりました。体力が衰えた還暦親父達のヘトヘト登山・苦行レポートをお伝えします。





★【初日】:朝日連峰山麓の「寒河江」に宿泊 (山形新幹線経由)


今回計画も巻機山と同様にマツ氏が立案し同行してくれました。1日目は大朝日岳登山口に近い最寄り街・山形県中央部の「寒河江市」(sagae)に入って前泊する計画、東京駅正午発の山形新幹線(マツ氏は大宮乗車)で山形駅にて在来線へ乗り換えて寒河江駅に夕方到着


   .....(左)山形新幹線「つばさ」は初体験  (下) 猛暑の山形駅で在来・左沢線へ乗り換え....
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  .....朝日連峰登山は寒河江市(山形県のほぼ中央にある西村山郡の中核都市)から入る....
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寒河江市は山形盆地の西側に位置し人口は約4万1千人。朝日連峰・出羽山地から流れる最上川と寒河江川(最大支流)が合流する扇状地の街で県内随一のサクランボの産地としても知られます。駅前から数分歩き予約済のビジネスホテル「サン・チェリー」に投宿しました。


   .....寒河江市内は源泉かけ流しの温泉が沢山!夕方に到着したが日はまだ高く明るい....
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7月中旬は夕方でも日が長く、夕食まで十分時間があるので、寒河江に鎮座する有名なお寺「慈恩寺」を見学してみよう!タクシーを呼んで10数分走った小高い丘から坂道を歩くと奈良時代の古刹(国指定重要文化財)が出現!「こんな凄いが寺があったのか~」と驚愕!


   .....寒河江川市には天平時代からの古刹「慈恩寺」(聖武天皇の勅命で建立)が鎮座....
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天平18年(746)、聖武天皇勅命によりインド僧・婆羅門僧正が開基したと伝わる鎮護国家の勅願寺で本堂・三重塔・山門など3院17坊を構成し、鳥羽上皇や摂関家藤原氏・奥州藤原氏・寒河江荘大江氏・山形城主最上氏らの崇敬を集めました。一大山岳寺院として開山されて以来約1,300年、東北随一の巨刹として栄え、江戸時代になっても幕府により篤く庇護されてきたとのことです。  


   .....朝廷や幕府の繁栄を願う祈願寺。修行のために全国各地から僧が集まった....
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重要な文化財平安末期から鎌倉中期にかけて作られた仏像など、国指定重要文化財も多数あります。周辺に築かれた中世城館祉群、修験場跡などを含む一帯エリアとなっており、日本仏教信仰の歴史を知ることができる極めて貴重な場所らしい。こんな素晴らしい名古刹が山形県にあったとは目から鱗でした!


 .....境内は本堂・三重塔・山門の名建築続々登場、周辺にも中世城館祉群、修験場跡がある....
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帰りは「寒河江八幡宮」にも立ち寄ってみました。平安時代からの古い神社で、祭神は誉田別命(応神天皇)、「出羽国風土記」には平安後期の「前九年の役」で源頼義・源義家親子が八幡神に戦勝祈願して勝利したことから現地に八幡神社を創建したことに始まると伝わります。


   .....「寒河江八幡宮」は平安時代からの古い神社、「出羽国風土記」にも記される....
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八幡宮本殿・拝殿は江戸時代の建物で、寒河江を代表する古建築、寒河江まつりの歴史は、鎌倉時代から始まりすでに800年を超えていると言われ、古来よりの流鏑馬神事も有名です。


   ....帰りは歩いて寒河江「ホテルサンチェリー」へ宿泊。かけ流し天然温泉なのに5千円....
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今日宿泊する「ホテルセンチュリー」に戻って入浴、何と源泉かけ流し温泉ではないか!これで素泊まり5千円は安い!夕食はホテル内居酒屋で前祝い!調子に乗り、美酒と新鮮な肴をバンバン追加、注文し過ぎてしまい飲み代はホテル代以上の6千円・・。ありゃ~やっちまった~!(苦笑)


 .....ホテル内・居酒屋も素晴らしい食事、ついつい料理・酒を頼みすぎて宿泊費より高くつく....
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★【2日目】中ツル尾根コース(前半):ブナ原生林・吊り橋、「朝日川渓谷」を快適に遡上


ホテルにタクシーを呼んで早朝出発、寒河江市内から国道287号・県道289号経由で1時間以上走り続け登山口の朝日鉱泉に到着!料金は何と片道1万3千円だ!新幹線や宿代よりタクシー代が一番高いなんて・・、それだけ交通が不便で山奥深い場所だと言うことだネ~!


   .....山形の山奥・木川ダムを走りぬけ、朝日鉱泉「ナチュラリストの家」脇の登山口へ....
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  .....梅雨明け快晴の青空、遥かに今日目指す「大朝日岳」の尖った頂上が見えている!....
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朝日鉱泉は朝日川渓谷に位置し、ここにはお洒落な建物があります。大朝日岳への登山基地として宿泊・休憩・食事を提供する「朝日鉱泉ナチュラリストの家」です。遥か先に我々が目指す大朝日岳が尖った雄姿を見せている!さあ、いざ出発!これから長丁場の歩きだ・・


   ....いきなり朝日川を渡る吊り橋が登場! 前半の川沿い4kmは標高稼がず、横の移動....
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朝日鉱泉から登山道に入り猿渡取水場経由で5分程歩くと吊り橋が出現、さらに行くと分岐から降りる小道があり開けた笹河原、その先に弘法大師の石像が佇んでいました。大師伝説は全国にありますが、こんな山奥の渓谷にも残っているとは・・!いや本当に驚いたネ~。


   ....弘法大師散歩道の分岐から左手に降りてみると開けた河原、奥の森に空海像が出現....
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   .....美しいブナの森の中を歩いていく。朝方は強烈な日差しが避けられてまだ快適状態....
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大朝日岳登山は、古寺鉱泉コースや朝日鉱泉からの鳥原山経由の稜線歩きが最もオーソドックスで人気あるルートですが、我々が選択したのは「中ツル尾根コース」。ややマイナーなコースで地図には7時間前後の最短路とありますが、最初の渓谷歩きから始まり途中から猛暑の中でひたすら急坂登りが続く苦行のロングコース(日本100急登の一つ)でした。


  .....(左)急坂が延々と続くく「中ツル尾根コース」  (右)吊り橋が次々に登場する渓流歩き....
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コース前半(4km)は朝日川の遡上で、途中何度か吊り橋を渡り、実に気持ちいい歩き道です。朝日川(大朝日岳が源流)は山形県内で最も美しい渓谷流でイワナ・ヤマメ・カジカが棲み渓流釣りファンには堪らない場所と聞いて納得!水流と光の美しさはまさにジブリ映画の如し!


    ....渦巻く飛沫。滝の連続、マイナスイオン溢れる沢を遡上していく爽快感!....
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 ....(左)何という透明度、イワナが沢山いそう  (右)こんな幻想的水光景は見たことがない!....
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朝日川渓谷の道はブナ原生林に覆われ、広大な原始森は白神山地(世界遺産)に匹敵する規模と言われます。三階滝に対面して、マイナスイオンを浴びまくる爽快感・・!強烈な直射日光も森林の木陰で避けられて、ゆっくりマイペースで進み、ここまではよかったのですが・・。 


   .....(左)渓谷のハイライト「三階滝」  (右・下) 奥深い朝日川渓谷風景を楽しみながら進む....
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★【2日目】中ツル尾根コース(後半):急坂・猛暑の苦行登山、夕暮れの登頂・テント泊


前半終点の「二俣出合」は2つの沢が合流する地点、大朝日岳登山3ルートの分岐点でもあります。我々が選択した「中ツル尾根コース」後半部は標高差1200mを一気に頂上まで登る急坂が始まります。ここから、炎天下の中で牛歩状態、地獄の登り道となったのです。


   ....3ルートの分岐点から「中ツル尾根コース」が始まる。1合目・2合目表示が出てきた....
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この分岐からの2合目~4合目が胸突き八丁の急登、2人のペースは一挙に後退低迷。還暦過ぎて体力の衰えが著しい我々は息が上がって「ハーハ~、ゼーゼ~」‥。少し歩いてはすぐ立ち止まる完全に亀歩きの登山に陥りました。時が増すごと猛暑の日差しが強烈に照りつける。


   ....真夏の猛暑日差しが否応なく照り付け、体力が奪われ休み回数がドンドン増えてくる。....
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ここはひたすら我慢して登るしかありません。こんな超スローペースでは大朝日避難小屋に到着する予定時刻はかなり遅れそうだ・・。日が長くて高気圧が強烈で青空天気が安定していたので助かりましたが、午後から雷雨などに遭っていたら相当ヤバイ状況だったろうなあ・・。


   .....青空に映える美しいブナ森林歩き。太く立派な見応えあるブナ巨木が続々と登場!....
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4合目長命水岐に到着、余りの猛暑で2人はへたり込みました。水場も暑さで水が枯れ果てている!(水は十分な量を持っているので大丈夫だったものの・・) その時です。コース上部から女性の悲鳴が突然聞こえてきました。「誰か助けて~!」何度も助けを求める金切声が・・!


  ....長命水分岐にヘロヘロで到着。女性の助けを求める声、熱中症で動けずうずくまっている....
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その場に駆けつけると年配女性が熱中症(水もなくなり足が攣っている状況)で全く動けなくなっています。当方の水を半分与え、痙攣鎮静剤(コムレケア)を飲ませ介護していたら何とか収まってきました。その後遅れて下山してきたご主人が合流し無事引き渡すことができて何とか一安心でした。

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この介護でさらに1時間近いロスタイムが発生。再び急坂を歩き出しますが、依然ペースは上がらない。「女性が大怪我で動けない単独行ケースだったら我々は一体どんな行動を取っていたのだろう?こんな長丁場の途中で、疲労困憊の我々が人を助けることができたのだろうか・・?すぐに回復してくれてよかった」と思いながらも、足は重くまだまだ長い道のり・・(辛)


   .....(左)鳥原山コース稜線が見える!スケールでかい! (右)赤トンボ群団舞う道を行く....
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7合目で樹高が低くなり8合目からはハイマツ帯となってきました。素晴らしい展望が開け、右手には雄大な鳥原山の稜線が見えます!頂上まではあと1時間程かかりそうだ・・。9合目になると強い風が吹き付けており、火照った体がクールダウンされて快適環境での登りでした。


   .....(左)雄大な山並風景の視界が徐々に開けてきた  (下)ハイ松地帯の道を上っていく...
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休憩時に振り返ってみると、日本有数のブナ原生林(21世紀に残したい自然100選)に映る「影・大朝日」のシルエットを背後に発見!過去に影富士・影鳥海は体験したが朝日光に映えた絶景、今回は行程遅れで偶然出会った夕日の山影のレア体験!でも「夕日の影朝日岳」とはチト洒落にならんネ・・(苦笑) 


 ....(左)夕日に映える朝日岳シルエット「影朝日」 (右)ついに頂上が見えてきた!最後の登り....
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疲労困憊状態で漸く大朝日岳の頂上に到着!計画予定時間より大幅に遅れましたが、日照時間が長い季節なのでまだ明るく、大感動の360度の大パノラマを体験できて至福の時間!


   .....(左)「大朝日岳」頂上に到着!  (右)眼前には東北の巨大名峰「飯豊連峰」の雄姿....
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東北の山々(飯豊・吾妻・磐梯・蔵王・鳥海・月山)の全てが見渡せるぞ~!飯豊連峰の遥か先には日本海に浮かぶ佐渡ケ島・・、こんな棚ボタ大絶景が見られるとは想像もせず~!(嬉)


   .....(左)薄明りに重なり合う山稜、まるで水墨画の如し (右)山形・秋田県境の「鳥海山」...
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  .....(左)福島「磐梯山」の爆裂火口  (右)何と~日本海に浮かぶ佐渡ケ島まで見える!...
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頂上の真下に見える避難小屋に到着したら、梅雨明け3連休で小屋はもう満杯状態。手軽な古寺鉱泉コースからの登山客が沢山入っているようです。管理人から有料テントを借り幕営となりました。我々も古寺鉱泉側から登って中ツル尾根を下山コースにすべきだったのかも・・。


  .....(左)頂上の真下に見える「大朝日避難小屋」  (下)小屋はすでに満員、テントを設営....
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★【3日目】古寺鉱泉へ無事下山、寒河江から山形新幹線で帰京


朝4時起床(前日夜は風が強くてマツ氏は殆ど眠れず)、朝食・テント撤収作業を終えて5時半過ぎに出発しました。銀玉水で一服、小朝日岳はトラバースして小寺山には8時過ぎの到着。今日は朝霧がかかっていますが安定的天気で猛暑は収まり楽なコンディション。


   .....(左)早朝にテントを撤収し霧の中を出発 (右)「古寺鉱泉コース」を下山して行こう....
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道もよく整備されており歩き易い!快適条件でこの古寺鉱泉コースから登ってくれば昨日の厳しい苦行登山ではなかったかも・・(苦笑) でも素晴らしい渓流・広大なブナの森、影朝日、頂上の雄大な夕絶景が体験できた難関コースの方が深い思い出・脳裏に刻まれたから正解だったかな・・!


  .....(左)山形の名峰「鳥海山」&「月山」の揃い踏み  (右)朝雲がこまめに動く芸術風景....
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帰りは5時間弱の下りコース、昨日に比べたら何とも楽チン、下山口の古寺鉱泉に到着。待たせてあった予約タクシーに乗り込み再び寒河江駅に戻りました。(帰りも片道1万3千円) 山形駅ビルにてビールで乾杯!山形蕎麦を食して山形新幹線で夕方東京駅へ。東京も一段と厳しい猛暑でした。


   .....(左)古寺鉱泉「朝陽館」を通過  (右)無事下山、山形新幹線で帰京!お疲れ様...
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「大朝日朝日連峰」は飯豊連峰(山形・新潟・福島県境)に引けを取らない美しい雄大な稜線だと大感動!開発の手があまり入っておらず、奥深い山域の大自然が多く残され、原始林や渓谷の宝庫で山岳本来の真髄に触れることができました。


  ....「中ツル尾根コース」は苦労したが、原始的で雄大な「朝日連峰」の真髄を体感できた....
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朝日連峰のマイナーコースは辛かったけれど手つかずの自然真髄を十分味わえて大満足!次回は遥かに鎮座していた朝日連峰の第2盟主|「以東岳」(日本200名山:1870m)に挑戦して奥深い東北の山の魅力をさらに一層堪能してみたいと思います。


    .....大朝日岳の頂上から望む「朝日連峰・以東岳」、次回はあの山に挑戦しよう!....         
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                                             おわり

  by rollingwest | 2018-08-21 20:00 | ローリングウエスト山紀行 | Comments(160)

<2018年6月16~17日>越後・南魚沼名峰「巻機山」、20年来のリベンジ登山


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★20年前敗退の日本百名山「巻機山」、南魚沼の民宿泊りで再挑戦


巻機山」(makihatayama)は新潟県南魚沼市と群馬県みなかみ町(利根郡)の境にある三国山脈に聳える日本百名山(標高1,967m)。この山は20年前に職場上司を案内する企画を立てたものの、夜明け前出発で登山口を間違えてしまい、情けなく登山を断念(米子沢に入り込み藪漕ぎの道迷い)した苦い思い出が残る山です。


  .....20年前に職場上司を巻機山に案内。米子沢に迷い込み登山断念、申し訳なし!....
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当時のトラウマが残り続け登山敬遠していた名峰もいつかリベンジしなければと思いつつ、あっという間に20年の歳月が経過していました。そんな葛藤・逡巡を振り払ってくれたのは、山仲間のマツ氏(本人は300名山達成間近)。彼の計画に従って6月16~17日、山麓民宿に前日泊りで翌早朝から井戸尾根コースを登り、念願の登頂を果たすことができました。


  .....安全な井戸尾根コースを登り、ついに巻機山登頂が実現!実に素晴らしい山でした....            
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16日は夕方に民宿へ入る余裕ある計画なのでマツ氏と14時に和光市駅前で待ち合せ。関越自動車道・練馬ICから北上して、新潟県側の塩沢石打ICへ。国道291号線に入りコンビニで食糧等を買い出し、今夜宿泊する越後・南魚沼の清水集落を目指しました。


    ....清水集落は巻機山の登山拠点、多くの民宿がある。「山の宿・雲天」に宿泊....
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今回宿泊する「山の宿・雲天」は、風情ある庄屋建築で山菜料理と銘酒・八海山が満喫できる知る人ぞ知る民宿(昭和30年創業)。明治15年に建てられた六日町の庄屋・廣田邸を移築し、太い欅の梁と高い天井、囲炉裏、20 畳の大広間・・、実に見事な雰囲気を醸し出しています。


   .....(左) 「山の宿・雲天」の大広間で夕食  (下)囲炉裏で炙ったイワナが振舞われる...   
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夕食は、まさに山菜料理尽くし(木の芽・ゼンマイ・コゴミ・ウド胡麻和え等)、囲炉裏で炙ったイワナ、地元銘酒「八海山」を堪能。夕食席で隣に座った30台後半の男性(HJ氏)に声を掛けると会話が弾み、意気投合して明日は一緒に登ろうという展開になりました。当日は雨模様でしたが、翌日は快晴予報なので今回もパノラマ登山が期待できそうだ・・!


   .....夕食は山菜料理三昧、新潟魚沼の銘酒「八海山」も出てきて豪華な前夜祭に!....
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                    【昨年(2017年)の山行記事】(八溝山・上州武尊山・皇海山)





★井戸尾根コースから「ニセ巻機山」へ向かう


4時過ぎに起床し準備を整え、5時過ぎにマツ氏・HJ氏と民宿「雲天」を出発し。登山口の桜坂駐車場へと向かいます。雨は上がり予想通りの快晴!桜坂駐車場は結構広大で、トイレや水場も充実しています。案内板の脇にある登山届箱に用紙を提出して5:45登山開始!


   .....(左)巻機山の登山口(桜坂駐車場)  (右)朝日が当たる「ニセ巻機山」の山頂....
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出発後すぐ分岐に出合い、右側が「井戸尾根コース」我々が登る一般登山道です。左が「ヌクビ沢コース」(上級者コースの危険な沢道)、近年ここで遭難するハイカーが後を絶たないとのこと。HJ氏は当初こちらを計画していましたが、マツ氏が昨夜「残雪期は特に危ない」と彼を説得し3人で安全なコースを一緒に登ることにしたのです。


   .....巻機山の長丁場な登山がスタート、東側の安全な「井戸尾根コース」を選択する....
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井戸尾根コースは解り易い一本道、鬱蒼と茂る原生林をゆっくり歩き出します。最初は緩やかでしたが、3合目を過ぎると井戸の壁と呼ばれる急坂!RWとマツ氏は最近すっかり登山体力が衰えたと自覚しますが、還暦過ぎからは一層実感。急坂登りで初めからペースダウン・牛歩状態。蒸し暑い日なら更に厳しいですが、新緑の爽やか空気で木陰道なので今回は何とか助かりました。


  ....4~5合目までは樹林帯、登山道は川・滝がなく避難小屋まで水場がなく水は多めに....
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6:50焼松(5合目)に到着し一服。我々二人は依然超スローペースの体たらくぶりですが、若いHJ氏は軽やかにヒョイヒョイ登っていきます。このまま一緒に登ると彼の快調リズムが狂ってしまうので、「頂上で落ち会うことにしましょう」と方針変更、先に行ってもらいこのポイントで別れました。


   .....(左) 5合目の小平地「焼松」に到着  (右)還暦組の2人は最初からペース上がらず....
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7:45漸く景色が良く見える6合目尾根展望台に到着しました。左手にヌクビ沢を挟んで突き出す天狗岩!その上方右には割引岳も見え、迫り来る岩壁峰の迫力に圧倒されました!


    .....6合目展望台からのパノラマ、ヌクビ沢・天狗尾根・割引岳の迫力絶景を俯瞰する....
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再び樹林帯で展望が効かない長い登りが続き、時たま右手に米子沢の風景が目に入ります。7合目付近から、森林限界を迎えザレ場っぽい道となってきました。樹林帯も残すところあと僅か!・・とはいえ還暦コンビの我々は依然苦戦、休憩しまくってのスローペースが続きます。

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7合目から上の道は整備されて歩きやすく展望良好!その反面、日差しを遮るものがないので暑い日は紫外線・日焼け対策は必須です。ついに視界が開ける「物見平」へ到着!目の前に見えているのは「ニセ巻機山」・・、巻機山の本峰山頂はあの裏手に隠れています。


  .....(左)7合目からは一挙に視界が開ける (右)遥か彼方には妙高・北ア絶景が見える....
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  .....ニセ巻機山(前巻機山)を目指して木道階段を一歩一歩踏み上げていく快晴登山!....
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★ついに念願の「巻機山」登頂達成! 頂上楽園から牛ヶ岳への大展望歩き


9合目「ニセ巻機山」に9時35分到着。何と素晴らしい大展望だ!北西方向には越後名峰「妙高山」、左手には真っ白な雪を被る北アルプス後立山連峰の大パラマが見えるではないか!


    ....「ニセ巻機山」の頂上に立つ!大絶景俯瞰、本当の頂上まではあと1時間弱だ・・....
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    ....左は残雪で白く輝く北アルプス北部(後立山連峰)、右は焼山・火打・妙高の山々....     

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眼下には雄大で残雪山肌・池塘風景が広がっており、心が癒されます!下り窪地に巻機山避難小屋が見えるぞ。小屋に向かい歩き始めると遥か先に尖った形の山が目に入ってきました。位置関係を確認すると、何とわが故郷・柏崎の名峰「米山」ではないか!目から鱗の大感動!


    .....眼下に雄大・寛容な残雪山肌・池塘が広がる。コーデュロイのような質感風景かな?....
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  .....避難小屋に向かって歩くと、目の前にわが故郷・柏崎の名峰「米山」↓が見えてビックリ!....
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                               わが故郷・柏崎名所&名峰「米山」の紹介記事


美しい池塘を通過して避難小屋に到着。小屋で一服後、さあいよいよ巻機山頂上に向けて最後の大詰めだ!爽やかな風を受け、雄大な残雪風景を見ながらの登りは気持ちがいい!


    .....青空に映える池塘を通過、カエルの卵が沢山!オタマジャクシの姿もありました....
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    .....(上)巻機山避難小屋で一服  (下)避難小屋を背にして残雪の雄大な道を進む....
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10:30ついに巻機山(1967m)の頂上に立ち20年前の無念なる思いのリベンジを果たしました。越後名峰の奥深い頂上部はこんなにも雄大で嫋やかな山容の名峰だったのか・・!厳密に言うと真の頂上はこの先数百m歩いた所に目立たないケルンが積み上がっているらしい。


    .....(左) 巻機山頂上に向けて大絶景を楽しむ最後の登り  (右)ついに到着~!(喜)....
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   .....(左)谷川連峰・仙ノ倉・平標山の雄姿! (右)北アルプス背景に高山植物が咲き誇る....
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頂上にHJ氏の姿はなく、牛ケ岳の方にいるのだろうか?ここで2人はザックを頂上に置いて空身での別行動へ!全国一等三角点制覇を目指しているマツ氏は左側の割引岳へ向かい、小生はH嶋氏の後を追って右側の頂上楽園コースから牛ケ岳へと向かいました。


    .....マツ氏は割引岳へ向かう。 後で聞くと残雪が危険で途中で引き返してきたとのこと....
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    .....(左)RWは牛ヶ岳に向かって頂上楽園コースへ  (右)このケルンが本当の頂上点...
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牛ヶ岳までの広大な稜線歩きは池塘・湿原が散りばめられた抜群のパノラマを楽しめて、まさに天上の楽園コース!何と谷川岳の左・遥か先には富士山も眺望できるではないか!故郷・柏崎の米山と富士山を一緒に見られるなんて想像もしていなかった!凄いね、この山は!
                                  
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    ....頂上部は広大平原、池塘・湿原が沢山!未踏の苗場山も同様光景なのだろうなア....
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広大な楽園コースを歩き、牛ヶ岳山頂が見えてきました。笹に覆われた最後の道をかき分けて辿り着くと頂上部には何人かの登山客がおり、一人絶景を見ながら昼食を摂っているHJ氏を発見し再会!小生は荷物・昼食は巻機山頂に置いてあるのでピストンでまた戻ります。


   ....まるで空を飛んでいるような開放感、右は尾瀬・平ケ岳方面。牛ヶ岳の山頂は近い!....
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   .....昼食タイムのHJ氏と漸く再会! 目の前には南魚沼田園風景と越後三山の雄姿....
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そのあとは3人は色々な行き違いがあって山頂部で全員揃うには時間がかかりましたが、漸く再会してお互いの無事を確認。帰路は3人一緒に下山し夕方、桜坂駐車場に到着しました。 


   .....(左)新潟県の山は奥深い味わいがあるなあ!  (右)下山は3人とも快調なペース....
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   .....(左) 桜坂駐車場に到着、お疲れさまでした~  (右)再び「山の宿・雲天」に立ち寄る....
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下山時刻が大幅に遅れ夕方都内で所用あるマツ氏は新幹線で帰京。越後湯沢駅まで送り、HJ氏と湯沢駅前の枌蕎麦を食べて2人で関越道経由にて帰りました。会話を深めるうちに彼は歴史・ロック・サッカー好き、さらに同じ大学の後輩だと分かりさらに意気投合!ライン友達になり、今度また3人で一緒に苗場山などの名峰を登ろうと約束した次第です。


    .....(左)越後湯沢の蕎麦名店「中野屋」 (右)関越道から見た谷川岳の雲海滝....
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20年ぶりにリベンジ登山が実現した越後名峰「巻機山」・・、新たな山仲間の縁繋がりもでき、北アルプス・妙高山・越後三山・谷川岳、故郷米山と日本海、さらに富士山までの大パノラマが一挙に満喫できた贅沢な山旅となり、自分自身に濃厚な思い出が刻まれました!


   .....快晴の巻機山からの大パノラマ!北アルプス・日本海・富士山が一挙満喫とは・・!....
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  by rollingwest | 2018-08-06 05:00 | Comments(164)

<2018年6月9日>奥多摩ハイキング(鳩ノ巣渓谷・日原鍾乳洞)


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★職場同僚達との奥多摩で新緑ハイキングを楽しむ


最近登山に興味を持ち始めた職場後輩達からアウトドア企画のリクエストを受けていたので、6月9日に「奥多摩ハイキング」を提案し、新緑の多摩川源流渓谷歩き(古里駅~ 雲仙橋~玉川水神社~鳩ノ巣渓谷~白丸ダム~数馬峡)と東京都の人気SPOT「日原鍾乳洞探検」を5名で楽しんできました。


      .....(左)奥多摩トレイルコース  (右)青梅線経由で多摩川源流の大自然を満喫....
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同行者はアウトドア好きの職場同僚・男性2名(Y氏・K氏)女性2名(S嬢・T嬢)。うち数人は昨年富士山を登頂しましたが、まだ皆さんビギナーなので都心に近い「鳩ノ巣渓谷」「日原鍾乳洞」をチョイスして新緑のウォーキングを計画して案内をしました。 


      .....白丸湖ハイキングコースから見る神秘的なエネラルドグリーンの湖水風景....  
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    .....東京都の隠れた穴場「日原鍾乳洞」、イルミネーション洞窟探検で近年人気上昇中....
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「ここが東京都!?」と思う程の素晴らしい大自然の中を気軽に散策できる奥多摩町はウォーキングコースが沢山、魅惑の鍾乳洞も今や大人気SPOT。電車で東京・横浜方面から約70分で行ける近さ!皆様も多摩川源流エリアの大自然を楽しんでみてはいかがでしょうか?




★「大多摩ウォーキングトレイル」を歩いて「鳩ノ巣渓谷」へ!


当日3日前が関東の梅雨入り宣言でしたが、今回も晴れ男RWの面目躍如・・(笑)朝から目の覚めるような大快晴となりました! JR青梅線の「古里(kori)駅」に9:40現地集合。改札前で集合写真を撮り正面先のコンビニ買出し後に出発、青梅街道を右方面へと向かいます。


      .....(左) 青梅線「古里駅」からスタート  (右)立派な民家の脇を歩いて行くと下り道....
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暫く歩くと木製工芸品「木の家」があり、その先の「ウォーキングトレイル入口」看板から多摩川に向かって30分ほど下って歩いて行きます。橋脚の高い「寸庭橋」に到着、真下には多摩川源流の河原が見渡せます。橋の脇から山道へ入り、川沿いコースを進んでみよう。 


        .....「寸庭橋」から本格的なハイキング道へと入る!輝く新緑が眩しいネ~!....
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コース脇道をそれて河原に出てみると何と素晴らしい光景が広がっている!滝があり開放感ある空間に身を置きラフティングを楽しむ人もいる!再び沢沿いの道に戻り、道標に沿って森の中へ。アップダウンの歩きを繰り返すと、蛍の沢・滝も現れマイナスイオン浴を満喫! 


    .....奥多摩源流の河原に出てみると清流風景、ラフティングの練習に励む人もいた....
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     ....滝の音を楽しみながら再びトレイルコースを登っていく。マイナスイオン一杯!....
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滝を過ぎると静かな森林コース、ここからは結構急な登りが20分ほど続きます。松の木尾根に出て暫くして東屋に到着。奥多摩の山々・集落を見渡せる展望台で疲れを癒す一服休憩。その先の分岐を右側に下り坂下集落を経て前半のポイント「雲仙橋」に到着しました。


    .....(左) 松の木尾根の東屋展望台一服休憩  (右)雲仙橋から見降ろした多摩川源流風景....
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雲仙橋で多摩川を渡り返して、道標分岐点を確認。真直ぐ行くと鳩ノ巣駅前に出ますが、トレイル案内版に従って左手の道を下り進んで行くと手打ちそば屋が見えてきた。そこに玉川水神社の水場があり、「鳩ノ巣」の地名由来を刻んだ石碑パネルがありました。


      .....(左)「雲仙橋に到着  (右)巨大岩が連なり轟音が響く渓谷風景を楽しむ....
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1657年明暦の大火(お七の振袖火事)で江戸の街は焼け落ち、幕府は材木商に奥多摩の木々を切り出して復興資材の調達を命じました。木材伐採や運搬人夫の飯場小屋ができましたが、近くの森に2羽の鳩が子育ての巣を作りました。その様子が実に仲睦まじく、心を和ませたことから「鳩ノ巣飯場」と呼ばれようになりやがて渓谷全体の名前となったのです。


    .....(左)「玉川水神社」は岩の上に鎮座  (右)神社の滝・水場に「鳩ノ巣」の命名由来碑....
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渓流の脇で聳え立つ巨大岩の上に「玉川水神社」の祠があり、渓谷全体を見渡す様に祀られています。創建は相当古いらしく主祭神は罔象女神(多摩川の守護神)とのこと。ここから見渡した渓流景色は素晴らしくこれからの期待感を大いに膨らませてくれました。


   .....「鳩ノ巣小橋」を渡れば、本日お目当ての「鳩ノ巣渓谷」絶景が目の前に広がる....
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ここからが「鳩ノ巣渓谷」のハイライト!「鳩ノ巣小橋」という名の吊り橋から素晴らしい渓谷絶景が一望!美しい渓谷の両脇には芸術的な巨大岩が連なり自然彫刻の圧巻パノラマを見せています。いや~実に見事、ここが東京都だなんて何か信じられない気持ちです!


    .....(左) 鳩ノ巣小橋と渓谷風景!絵になります  (右)吊り橋でポーズを取る女性陣と一緒に....
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多摩川の源流は巨岩に行く手を遮られ、谷の狭い岩間を流れる水は激流となり轟轟と音を響き渡せています。自然の力強さに圧倒されながら周囲を散策して写真撮影。その先の渓流岩場で昼食タイム、マイナスイオンを十分吸いながら喉に流し込むビールの味は最高でした!


    ....鳩ノ巣渓谷の水流音を楽しみながら昼食タイム!ビールで乾杯~!(ご満悦Y氏)....
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   .....昼食・エネルギー補給を終えて、白丸ダムに向かってトレイルのウォーキングを再び開始....
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実はRWは「鳩ノ巣渓谷」が初体験でしたが「さすが奥多摩随一の渓谷美と言われるだけあるなあ!」と感動しました。昼食休憩後、次は白丸ダムに向かって再び歩きを進めていこう!






★白丸ダム湖から数馬峡経由で奥多摩駅へ


遊歩道を歩いて行くと次の目的地「白丸ダム」に到着しました。 東京都が 白丸狭窄地帯と呼ばれる多摩川断崖谷に建設した水力発電用ダム(昭和38年)は1万7,500kWの発電能力を持っており、都民のエネルギー供給の一翼を担っています。


    ......(左)奥多摩源流「白丸ダム」周辺地図、烏天狗がご案内  (右)ダムからの放流水....
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白丸ダムの上から川を眺めると、階段状になっている変わった水路を発見!解説によると魚がダムで遮られている反対側の川へ移動するための導水路らしい!遡上する魚がダムで行き止まりにならず生態系維持するため、自然環境に優しい配慮がされているのですネエ・・!


    .....(左) 「白丸ダム」を見下ろす  (右) 階段状になっている「魚道」(遡上環境を整備)....
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          .....人造ダム湖(白丸湖)はエメラルドグリーンの神秘的な水を湛える....
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次はダム人造「白丸湖」沿いのハイキングコースを歩いて行きました。新緑が美しい鳩ノ巣渓谷からエメラルドグリーンの水を湛える神秘的な光景!インスタ映えする静寂・幻想の湖畔散策道、あらためて「ここは東京都だよな・・?」とそのギャップに感動、目から鱗~!


    .....東京都にいるとは思えない程の神秘幻想的な風景が目の前に広がっている....
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ウォーキングトレイルはいよいよ終盤、数馬峡橋に漸く到着!峡谷独特の景色、エメラルドグリーンの湖にカヌー・カヤックを楽しむ人たちの姿が実に絵になっていました。    


    .....「数馬峡橋」に到着 カヌー・カヤックが優雅に浮かぶ。水風景とはここでお別れ....
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幻想的なトンネルを抜け、数馬鏡峡遊歩道(緩やかなアップダウン)を進み、海沢橋で多摩川を渡って青梅街道を左折。日差しが厳しいので自動車道トンネルを抜けて14:00前に奥多摩駅に漸く到着!皆さん割とケロリとしており余力ある元気な姿、中々の健脚だと感心した次第


        ....トンネルを抜けると道祖神 、奥多摩のトレイルコースの終着も近い....
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     .....終着点の「奥多摩駅」(JR青梅線)、タクシーを待つ迄まったり癒しタイム....
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奥多摩駅はクラシックホテルのような駅舎でお洒落な姿で実にいい雰囲気です。日原鍾乳洞へ向かうタクシーの待合所には鳥のオブジェ塔もあり、興味深く見上げました。


    .....(左)奥多摩駅はレトロな建築駅舎  (右)重なり合う鳥のオブジェが興味深い....
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★東京都の隠れた人気SPOT「日原鍾乳洞」に潜入探検


最後は「日原鍾乳洞」にご案内。RWはこれで3回目ですが、30年ぶり訪問なので実に懐かしい!ここは東京のイルミネーション鍾乳洞としてかなり人気が高まっています。奥多摩駅からタクシーを呼び鍾乳洞へ!運転手さんは我々が戻るまでここで待ってくれるという有難さ!


  .....関東随一とも言われる「日原鍾乳洞」、近年人気が高まっている話題の奥多摩スポット....
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さあいざ探検開始!洞窟の中は年間を通じて気温約11度に保たれており、夏は涼しく冬は暖かいという環境。関東随一という規模の洞窟は、全行程を歩くと45分程の周遊時間です。


    ..... いざ出発!鍾乳洞探検が初めての方はワクワクの入洞、案内図を見て奥へ進む...
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              .....(左)岩窟修行の「弘法大師学問所」 (右)水琴窟の音色に聞き入るS嬢....
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急な階段で手すりなしに登るのが怖い程、急な下りもあり、まさにジグザクの岩窟迷宮。恐る恐る真っ暗な洞窟内を進み行くと弘法大師が洞窟に籠り修行した「弘法大師学問所」洞窟で聞く水琴窟の美しい音色の「水琴窟」「三途の川」などが登場します。


        .....(左)いつかは渡らねばならぬ「三途の川」  (右)十二薬師が祀られる....
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日原鍾乳洞は古く山岳信仰のメッカとして栄えた洞窟で、岩間各所の命名にその名残を見ることができます。自分がどこにいるかを忘れてしまうほど神秘的な空間の中に身を置くことが、瞑想修行するには最適の場所だったのかも・・。


        ....「日原鍾乳洞」の全体図、複雑な形状で縦横無尽の空間が広がっている....
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    .....(左)幻想的な広い空間に向かう (右)華やかイルミにハイな高揚気分(S嬢)....
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三途の川を抜けると巨大空間が開け感動的なイルミネーション世界が出現します。最近リニューアルされたらしく最新のカラフルなライトアップで舞台作りに工夫がされていました。30年前はこんな華やかじゃなかったなあ!インスタ映え意識の時代ですね。


      ....カラフルなライトアップ、この幻想的な広い空間は「死出の山」と呼ばれる....
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カラフル世界の岩場最奥部には「死出の山」、そこには「縁結び観音」鎮座しています。日原鍾乳洞を象徴する広大空間にいると不思議な異世界に迷い込んだ感覚に陥ります。


    .....(左)死後の世界入口は神仏石像が沢山  (右) 鍾乳石や石筍には苔が蒸す....
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    ....石灰岩が水によって浸食されてできた鍾乳洞窟が幻想的な色で浮かび上がる....
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日原鍾乳洞の探検を終えて15:30待機してくれたタクシーに戻ります。今日の歩行数は2万3千歩近くとなりましたが、まだまだ皆さんお元気です。奥多摩駅からは青梅線で立川駅へ!


    .....(左)鍾乳洞出口で集合写真  (右)2万3千歩を歩いてご満悦のT嬢、まだまだ元気...
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       .....(左)夜の立川駅、都会ですね~  (右)本日の反省会!お疲れ様でした~!...
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立川駅前の居酒屋に入り18時から打ち上げ会開催!今日のレビューや日頃聞けない社内裏話等も聞かせてもらい2次会も含めて大いに楽しい時間を過ごしました。21:30お開き、南武線で武蔵小杉・横浜方面へ。自宅帰宅は23時近くでしたが実に内容の濃い一日だった~!


          .....2次会も大いに楽しみ、立川駅から南武線で帰宅の途に就く....
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このメンバーとは、次回冬の快晴日を狙って南房総ウォーキング(鋸山や鴨川棚田・富浦原岡桟橋)の予定。滅多に見られない千葉県の絶景名所を案内してあげようと思っています。


                                                          おわり


  

  by rollingwest | 2018-07-08 00:00 | 近郊歩きのミニ旅 | Comments(160)